929.2009年11月28日(土) 事業仕分けの効果はどう表れるか。

 遅ればせながら7歳の孫の七五三のお祝いに出かけた。どの神社にお参りしようかと長男も散々悩んでいたが、幸運にも妻の短大時代の親友の実家が近くの多摩川浅間神社なので、急遽お願いして長男一家と神社で待ち合わせした。鳩山首相の自宅に近く、首相就任後幸夫人とともに最初に参拝したところでもあり、川沿いで景色もよくロケーションは抜群である。有難いことに妻の友人と後を継いでいる妹さんのご家族に親切にケアしてもらい、祝詞も上げてもらい滞りなく儀式を済ませることができた。

 昨日で各省庁の来年度予算申請額の事業仕分けが一応終了ということになった。初めての作業でもあり、開始前から広く注目を集めていた。平たく言えば民主党国会議員が省庁の予算担当者を相手に申請予算の廃止、見直し、見送り等についてその是非を査定することである。来年度の税収見込みが大幅に落ち込んでいる時でもあり、政府の行政刷新会議としては全体で計上額のうち3兆円程度を削減したいと考えていた。

 しかし、昨日までの作業では仕分け効果と云われる削減額は、目標のほぼ半分の1.6兆円だそうだから予算削減というのは思うようには行かない。元々必要だとして計上した予算であり、そう簡単に切れるものでもない。100%の効果はなかったにせよ、過去に予算の中身を公に曝け出し、その必要性を議論するなんてことはこれまであり得なかった。その意味では、今回初めて予算についてどうして必要なのかという点をガラス張りにした成果は数字だけのものではない。

 実際政権を手放した谷川秀善・自民党参議院幹事長なぞは、良いことだ、なぜ今まで自民党はこういうことをやらなかったのかと反省しているとまで言っている。従来の自民党政権は、唯一の保守政党と主張してきただけに、前例に倣うということを金科玉条のごとく守り続けてきた。そして、年功序列制を踏襲し、若手の提言や卓見は無視されてきた。仕分け事業なんてことは、少し頭を捻れば考え出せることであり、前例に倣うという後ろ向きの発想さえなければ、自民党政権でも考え出すことは可能だったと思う。

 特に数年前から私も会員であるシンクタンク「構想日本」が、地方自治体を対象に、事業仕分けを行っていた。そのことを自民党議員が知らないわけがない。自民党議員の最近の憔悴した姿と発言を聞いていると、むべなるかなとも思う。選挙に負けるべくして負けたのだと思わざるを得ない。

 事業仕分けの中で一番難しいのは、現在予算を執行中であるにも関わらず、これを取り止めるかどうか、の問題である。典型的なのは、ダムや道路などの大工事の中止である。中止するか、或いは建設を続行するか、どちらが国民にとって利が多いか、であり、大臣が代わってすぐ「中止」と言うべき筋合いのものでもないと思う。

 もうひとつは、科学研究費を申請通り認めるか、或いは却下、または予算削減か、の議論である。仕分け人が世界一のスーパーコンピューターを見直しと下した結論に対して、学者側から猛烈な反対の声が上がったことである。一概に経費査定できる案件とは異なり、科学は進歩しても形のある成果として表れないケースが多い。だからと言ってこの経済低迷の時代に科学研究費だけが聖域であって良い筈もない。この辺りの精査、議論、分析について充分検討されたのだろうか。やはり時間が不足していると考えざるを得ない。

 しかし、すっきり分かり易い予算の仕組みになりつつあると思うし、役人の一方的な判断による無駄遣いが少しは見直されるのではないかと今後に期待したいと思う。

2009年11月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

928.2009年11月27日(金) 非核3原則はウソ、核は持ち込まれていた。

 昨日初めて三田で会った慶応の同級生に今日松本整形外科から帰る途上の目黒通りで声をかけられた。相手も医院の近くのスポーツクラブでひと泳ぎした帰りだという。お互いにびっくりである。大学へ入って50年経つが、初めて会ったのが昨日で、その翌日に再び会うというのは、いかに近所に住んでいるとは言え、ハプニングのようである。

 松本医師からは先日の血液検査の結果を教えてもらった。期待していたほどの数値ではないが、CRPは確実に下がって0.54となった。もう一息である。昨年8月の8.01から何とかここまで落ちてきた。これを早く平準値の0.3以下に持って行きたいと願っている。

 駒沢大学の清田義昭講師の講義は、NHKが昨年制作したドキュメンタリー番組「こうして核は持ち込まれた-空母オリスカニの‘秘密’」を鑑賞しながら、日本国内への核の持ち込みについて話し合った。日本ジャーナリスト大賞を受賞した意欲作で、ここまでよく核の持ち込みをアメリカ側へ取材し追及して、白日の下に曝け出してくれた。

 過日核の持ち込みについて本欄でも書いたが、来月1日外交文書の核密約について公聴会が開かれ、吉野文六・外務省元アメリカ局長らの証言がなされるという。このビデオでは、アメリカ軍の司令官、空母オリスカニ乗組員、夏目防衛庁元事務次官らも核の日本への持ち込みがあったと明言している。日本の夏目元事務次官なぞは、「『持ち込まず』は有名無実」とまで話しているのは、密約や機密保持があったことはもはや疑いようがない。

 初めて知ったが、空母オリスカニは朝鮮戦争中に造られ、仮想敵国としてベトナム、中国、ソ連を照準に、日本列島を盾として考えていたとラロック第7艦隊司令長官が述べている。

 日米の関係者が口を揃えて核は持ち込まれたと述べている以上、非核3原則が守られていなかったことは、今や疑いようがない。今後はほかに隠された機密がないかどうかを検証し、国民への説明をきちんと行うべきであろう。

 今日の世界的な円高・ドル安は、ドバイの金融筋の信用不安から始まり、ユーロ安、ポンド安も引きずり円だけが高くなる独歩高となり、14年4ヶ月ぶりに84円台となった。東証日経平均株価は301円も下がり9,000円台割れが目前となった。一向に景気回復の兆しが見えず、相変わらず暗い話ばかりである。

2009年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

927.2009年11月26日(水) 「慶」発行記念懇親会を楽しむ。

 今日は日本ペンクラブが結成された「ペンの日」で、毎年恒例により東京會舘で大パーティが開かれる。小中さんからも今日お会いしましょうと言われていたが、生憎慶応同期生雑誌「慶」の反省会兼懇親会が慶応三田キャンパスで開かれるので、こちらに行くことを大分前に決めていた。

 三田の「山食」も久しぶりだったが、以前の場所から西校舎へ移動していた。三田は、2年前恩師・飯田鼎先生の著作集全8巻が完成した時のお祝いのパーティ以来である。全体的な配置はそう変っているわけではないが、やはりわれわれの学生時代とは雰囲気が違う。でも母校というのはその雰囲気に浸るだけでもいいものだと思う。

 「山食」の壁には、各体育会クラブの写真や色紙も飾りつけられていたが、やはりラグビー部(慶応では蹴球部という)が気になった。日本選手権者とラグビー部創部100年の優勝チームのサインに誇らしい気分になり、なるほどと頷く。

 反省会は15名が集まった。西宮から参加された人や、慶応出身でない女性もおられた。女性が3名も参加されたのは意外だった。幹事の杉田さんが細かい手配をしてくれてほとんど問題なかった。いろいろな人生経験を持ったかつての慶応ボーイが、「慶」に書いた自作について自己紹介を兼ねて簡単に説明した。海外駐在の経験がある人が、かなりおられた。この辺りは慶応らしいところだ。10年前の第1号以来、これまでに「慶」は3号が発行されているが、私は3号それぞれに、①友人関係のネットワーク、②文化財保護のための発掘調査に関すること、③飯田ゼミの仲間、について書いたので、それらについてさらっと説明した。序にラグビー早慶戦で登場した栗原大介くんのPRをしておいた。皆さん真面目な話ばかりだったが、話を伺っていると中々ご苦労されたようだ。文学博士号を取られた女性、英仏語の通訳資格を持っている人、フランス滞在の長かった女性、大学教授、ら多士済々である。

 杉田さんのお声を受け、専門でもなかった文を書いて雑誌にまとめるというから壮大な作業だったわけだが、その苦労話を聞いていると、苦難を乗り越えひとつの成果として、雑誌を創り出したというのは凄いことだと思う。杉田さんの努力には、敬服する。まだまだ第4号も計画するというから、その意欲たるや衰えを知らない。改めて脱帽するのみである。

 今日は妻がコーラスの仲間と箱根へ1泊旅行に出かけた。宿泊旅館が宮の下の大和屋ホテルだという。ここは、道路と建物の間に高低差があり旅館内にロープウェイの施設があるという珍しい宿である。この近くには、もう一軒同じような設備のある対星館という旅館もある。ここはかつて松本清張の「蒼い描点」で逸話が紹介されたケーブルカーがある。

 いずれにせよ、妻は今を盛りと色模様の紅葉を見ることが出来たのではないかと思う。

2009年11月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

926.2009年11月25日(水) 鳩山首相偽装献金と大学生就職内定率の低下

 朝食を終えて「チボリ会」は来年の再会を約束して解散となり、小雨の中をJR「スーパーひたち」で帰ってきた。これまでに何度も通った水戸駅東口周辺を改めてブリッジから一瞥してみたが、駅前周辺が狭くてイマイチ垢抜けず、県庁所在地でありながらどうもイメージがぱっとしない。藤原正彦教授が慨嘆したように、水戸がつまらない街になったというのは、私も同様に感じる。

 都市計画というのは、余程国家百年の計のつもりで知恵を絞って考えないと碌なものにならないことが、この駅前の無秩序な都市計画の様子を見て何となく分かった。大きなお世話かも知れないが、このご時勢に茨城空港を開港(2010年3月予定)するくらいなら、茨城県の県庁所在地である水戸の都市計画を整備した方がよほど県民のために役立つし、ムダがなくなると思う。

 今日のニュースの中で大きな話題が2つある。ひとつは鳩山首相の偽装献金問題であり、もうひとつは来春卒業する大学生の就職問題である。

 前者は、春から故人らの献金が報告されて疑惑が燻っていたが、今日の夕刊やテレビ・ニュースで報道されたところによると、首相の資金管理団体への献金が違法になされていたようだ。すでに東京地検特捜部は、政治資金規正法違反容疑で元公設第一秘書を在宅で起訴する方針らしい。

 そもそも一般個人への資金管理団体への寄付の上限額は年間150万円である。ところが、首相サイドには、毎月1,500万円の現金が5年間に亘って実母から流れていた。トータルで9億円に上がる巨額である。この点については、母親から借り入れていたと信じられないような回答をしている。これが本当なら生前贈与に対する、一種の相続税の脱税ではないか。しかも、以前に鳩山首相はメルマガで、秘書の罪は政治家の罪であるような発言をしていた。今になって、自分は偽装献金には関知しない、すべて秘書が勝手にやっていたという言い訳は、天に向かって唾するような言葉ではないだろうか。まだまだ、不明な点が多く、残る原資も解明されていない。首相は、検察の調査を待ってなどと他人事のような発言をするのではなく、自ら真実を語るべきである。当分この献金疑惑から目を離せない。

 後者は、大学生の就職内定率が就職氷河期以来の低さであると、自治体、大学、企業間で懸念されている。平成15年、16年の氷河期は11月時点で60.2%、61.3%だったが、今年も現時点で62.5%と、昨年同期より7.4%も下がっている。高校生に至っては、9月末時点で37.6%の内定率で、流石に厚労省と各自治体でも憂慮している。企業にとっても昨年内定取り消しをやって世間から総スカンを食った例もあるので、採用を控え目に考えているらしい。

 もし、このまま就職浪人を出すとなると彼らの意欲、モチベーション、ビジョンが萎んでしまうし、社会的にも失業者を生むことは、社会の不安を増幅し、未来の展望も暗いものとなる。これらの失業者が、ニートや非正規社員、派遣社員になっていくと現在の労働市場の質を更に悪化させることにつながる恐れがある。

 今のところ国として抜本的な戦略や対策が講じられている様子は見られない。就職希望の大学4年生と高校3年生は、これからどう就活をすすめていくのか大いに気になるところである。

2009年11月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

925.2009年11月24日(火) 茨城県教員海外派遣団の同窓会

 久しぶりに水戸へ来た。今から29年前文部省教員海外派遣団でご一緒した茨城県の先生方との同窓懇親会「チボリ会」出席のためである。車で来ようかとも思ったが、気楽に往復した方が良いと考え直し、特急「スーパーひたち」に乗ってやって来た。車窓から冬枯れの田園風景を見るのはしばらくぶりである。

 水戸は昨年妻と梅の季節に偕楽園へ来た時以来であるが、駅西口前には大型ホテルが3軒、予備校ビル、高層マンションが建設されて大分様子が変った。それでも教員海外派遣団をお世話していたころは、毎年のように水戸駅東口の県教育庁へ足繁く通ったので、何となく懐かしい感じがする。

 しかし、チボリ会会長・海野千秀先生によると、藤原正彦・御茶ノ水女子大教授は水戸駅前の様子を見て「水戸も随分つまらない街になりましたね」と仰ったとか。

 あれから随分時が経った。あの時マルセイユとローマで教育施設を視察したが、偶々マルセイユ滞在中にビートルズのジョン・レノンが暗殺されて当地でも号外が出たほどの騒がれようだった。その後レノンが殺された高級マンション「ダコタハウス」前を他県の教育視察団とともに通過してレノン暗殺時の様子について話したことも懐かしい思い出である。

 来年国際ペン大会が東京で開催されるが、それを記念して今新著を出そうと考えている。もうすでに書き出しているが、旅行会社の実態と添乗員について自分なりに考え感じたことを思い切って書いてみようと思っている。その点で、文部省教員海外派遣団で体験したいくつかのエピソードや、ハプニングは格好のネタになる。その意味では普通の観光団とは一味も二味も異なる、国が主催し、支援するテクニカル・ビジットを数多く手がけたことは私の添乗員人生において血(知)となり、肉となったと考えている。

 今日は私を含めて参加者は僅か8名だった。海野先生は今年83歳であるが、顔艶もよくお元気なのが何よりも嬉しい。18名の団員の内、昨年亡くなられた山田先生を含めて物故者は3名になった。残る会員は15名である。会食の最後に来年30周年をひとつの区切りとして、「チボリ会」の今後の方向性を来年の30周年記念会で決めようという結論に達した。参加者が少なくなろうとも、会長が元気に参加してみんなが集まって楽しい懇親会を持とうとの気持ちさえあれば、いつまでも続ければよいと思うが、会員ではない私が口幅ったいことも言えず、黙って聞いていた。こういう仲間内の会で年数を重ねた場合の存続というのは、退け時が難しい。これまでにも終止符を打った戦友会を見ていると、戦地で生死を共にしただけにその矛の収め方は特に難しい。全国各地から集まる戦友とは別れ難く、その気持ちをどうすべての戦友に分かってもらえるのか、解散式では涙が止まらなかった。

 来年も参加して皆さんの気持ちがどんなものか知りたい。懇親会が終ってから、会長の趣味でもあるカラオケを楽しもうと、ホテル前のカラオケ店へ全員で出かけて気持ちを発散した。

2009年11月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

924.2009年11月23日(月) 熱戦の早慶ラグビーに興奮

 毎年今日11月23日にラグビー伝統の定期戦・早慶戦が秩父宮ラグビー場で行われる。今年もテレビ観戦となってしまったが、2つの点で注目していた。

 ひとつは、早慶ともに今日まで関東大学リーグ戦対抗戦で全勝街道を突っ走り、今日の試合は優勝を賭けた一戦ということである。

 もうひとつの注目点は、慶応ラグビー部で久しぶりに母校湘南高校ラグビー部OBの栗原大介くんが出場したことである。彼は私がラグビー部OB会長を務めていた最終年、2007年に母校ラグビー部主将だった。圧倒的な突破力があり、母校メンバーをぐいぐいリードして県大会で母校をベスト8へ進めた。国体優勝の神奈川チームにも選ばれ、期待出来る選手だった。慶応に進学し、これからどのように成長していくか楽しみにしていた。入学早々大きな怪我をして、1年間を棒に振ってしまいラグビー人生にも黄信号が灯ったが、今年はそのハンデを克服し2年生ながらレギュラーポジションを獲得した。中々の努力家である。最近の試合でも活躍していると聞いていたが、優勝を争う慶応でレギュラー争いに勝って試合に出場するというのは、立派なものだ。今日は特に目立つような派手なプレイは見られなかったが、その中でひとつだけ目立ったプレイがあった。ラック状態の中で早稲田ボールを奪ったプレイは、良かった。解説の元日本代表・坂田正彰氏も誉めていた。

 今日の試合を実況放送していたNHKの豊原謙二郎アナも母校ラグビー部OBである。彼は早稲田OBだが、やはり同じラグビー部の後輩が活躍するのを実況中継するのは、きっと嬉しいに違いない。

 栗原くんもこれから一層厳しいトレーニングを積んで逞しく成長し、日本代表選手を目指して頑張って欲しいと願っている。

 今日の試合結果は、追いつ追われつの末慶応が早稲田に追いつかれ、20-20の同点引き分けとなり、優勝は最終戦に持ち越された。後半は慶応が押されていたが、トライ数では上回っていた。結果的に相手ゴール前のフルバックの落球とペナルティ・キックの差が勝敗を分けたが、勝てない試合ではなかっただけに、少々悔いが残る。

 ラグビーに倣ったわけでもあるまいが、甲子園では今日オール早慶戦の野球が行われた。これは慶応が10-5で早稲田を破った。

2009年11月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

923.2009年11月22日(日) 脱税の無脳科学者・茂木健一郎

 茂木健一郎という売れっ子の脳科学者がいる。マス・メディアでは引っ張りだこで大忙しの様子だが、先日東京国税局から税金の申告漏れを指摘されたのは反社会的行為であるし、著名人としてはあまりにもお粗末である。真面目な納税者を舐めている。まったく話にならない。いくら何でも忙しくて申告する時間がなかったなんて誰が信用するだろうか。しかも、過去に税務署から税務申告がなされていないと警告まで受けていた。在籍するソニーコンピュータサイエンス研究所からも税理士を雇うようアドバイスも受けていた。それでも過去2~3年間にソニーからの所得の源泉徴収以外すべての所得について所得税をビタ一文支払っていなかったというから、このあくどい鉄面皮ぶりには驚くより呆れるというしかない。その所得額は4億円近いという。これを個人事務所に任せるということもなく、自分ひとりで処理していた。誤魔化せるとでも思っていたのだろうか。やることがうっかりなんてものではなく、計画的で意図的なのである。

 昨年初めて個人事業主として税務申告を行った経験から言えば、確かに私のような過少申告者ですら、税理士の手を借りずにひとりで関係書類を作り、税務申告書を作り上げるのは大変な作業であり、かなりの負担である。ましてやあれだけの高額所得者が自分ひとりで書類を書き上げる時間と余裕があるとはとても思えない。それでも税理士に相談することもなかった。

 大体普段「脳」について偉そうなことを言っているこの人の脳はどうなっているのか? 普通の人が当たり前と考えることが、この人には分からないようだし、当然と思えるアドバイスを無視するような感覚は、われわれ凡人にはとても理解出来ない。それでいてテレビでは尤もらしく、学者の論理を振りかざす。こういう人を学者バカというのではないか。

 もうひとつ分からないのは、自局番組キャスターの不祥事が明らかになった際本人に反省させて、番組からせめて一時降板させるよう自粛を促してもおかしくないと思えるのに、NHKは申し訳程度にHPでお詫びを伝えて、引き続き番組を放送し続けていることである。この不誠実な対応は公共放送として理不尽ではないだろうか。

 こういう脱税者をちやほやさせながら出演させている他のテレビ局もテレビ局である。いま経営状態が低迷しているテレビ局は、その原因の解明に真剣になるべき時であるにも拘わらず、相変わらず視聴者が喜べばそれで善しとしている。今もって懲りないのである。

 今朝テレビ朝日の人気番組「題名のない音楽会」にこの茂木氏がゲストとして現れ、シャーシャーとして特異な「恋」の持論までぶっていた。怖い者知らずで益々図に乗っている。反省の色など微塵も感じられない。NHKもテレビ朝日もこの学者バカをヨイショして、ご機嫌を取っているだけである。

 はっきり言って、今回の茂木氏の脱税行為は犯罪ではないのか。国民の義務である税金を意図的に納めないのだ。明らかに確信犯である。脱法行為をしようとしている科学者が、真面目に納税している視聴者にお説教なんかする資格があるのかと問いたい。まったくこの程度の「脳所有者」を脳科学者なんて、誰が言ったのか知らないが、無脳(無能)科学者ではないのか。

2009年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

922.2009年11月21日(土) 核密約文書発見! 政府は国民を騙していた。

 やはりと言うべきか、日本政府がひた隠しに隠していた日米外交文書の核疑惑に関する秘密書類が外務省の調査により発見された。岡田外相が今月末をメドに書類の存在確認作業を行うよう外務省に命じていたものである。

 すでに秘密文書があることは、ライシャワー元駐日米大使や吉野文六・元外務省アメリカ局長の証言があったうえに、米公文書などでその存在が明らかになっており、いかに日本政府が否定しようとも核疑惑の関係書類の存在は隠しようもなく、ウソが白日の下に晒されるのは時間の問題と見られていた。そして、実際に密約文書が見つかったのである。これまでの自民党政府関係者は、証拠隠滅、虚偽証言の点でこれにどう抗弁し、どのように責任を取ろうとするのか。

 政府はその他の密約文書とともに来年1月に調査内容を公表することを約束した。鳩山内閣としても従来の「密約は存在しない」とする政府見解の変更を検討するらしいが、しっかり注視したい。

 今回公表した核疑惑は、1960年1月安保条約改定時に締結されたとされる「核兵器搭載の艦船や航空機の寄港、飛来は日米安保条約に定める『事前協議』の対象外とする」という密約に関するものである。これを政府はいくら国会で追及されようとも、断じて認めず国民に対して大ウソをつき通していたのである。これ以外にも日米密約問題は、3つもある。

 ひとつは、朝鮮半島有事の際の米軍の戦闘作戦行動であり、2つ目は72年の沖縄返還時の有事の際の核持ち込みであり、3つ目は沖縄返還時の米軍基地跡地の原状回復補償費の肩代わりに関する密約である。このようにわが国にとって重要で、莫大な経費もかかる案件を、国民の目から逸らし、これまで徹底してその存在を否定し続けた政府の責任は重い。

 来年1月にどういう形でこれまでの経緯を説明するつもりなのか、マス・メディアは徹底してこれまでの政府の対応を究明すべきである。

 それでなければ、最近も官房機密費と称して使い道が公開されていないまま、どこかで使い切っていたように、国家同士の密約を結び、それへ官房機密費をどんどん使われたのでは、日本は秘密国家となり、国民が知らない間に勝手な国家間の取り決めで条約が結ばれ、官房機密費が使われるというケースが堂々まかり通るということになる。これでは「国家は国民のために非ず、ごく一部の政治家のためにある」ということになりはしないか。

2009年11月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

921.2009 年11月20日(金) EU初代大統領を選出

 国際赤十字社会長に、日本赤十字社会長近衛忠煇氏が選任された。これは政治的なポジションではないが、国際原子力機構議長就任に次いで、日本人が国際的に注目される職責を担う要職に就いたことは、日本人の存在感と立場に一層光を当てるものだ。

 今日ヨーロッパではEU初代大統領にベルギーのファンロンパイ首相の就任が決まった。この決定の舞台裏では諸々のかけひきがあり、EU27加盟国の間で思惑や利害が絡み合う中で比較的調整能力のある同首相が選ばれたようである。但し、知名度が乏しく交渉能力に黄信号の点く同首相には、米中ソの大国を相手にEUの存在感を示せるかどうかの点で疑問符が付けられている。

 イギリスはブレア前首相を推していたが、イラク戦争に派兵したことが、ヨーロッパ諸国のトラウマとなり独仏から強い反発を買い、またEUの共通通貨であるユーロをイギリス国内で通用させていないことが嫌われ、要職は少数派・ベルギー首相の手へ渡った。

 近年EUの政治的、外交的立場はやや影が薄い。他方で米中2国の存在感が高まっている。これからEUが国際社会にあってどのような存在感を築けるのか。高みの見物であってはならないと思うので、私自身今後もう少し注目してみてみたい。

 1年の終わりが近づいてくると、喪中の挨拶状が送られてくる。ここ数日だけでも、会社関係で割合お付き合いをしていた原田弘造さん、加藤陽一さん、沢崎精一さん、清水金蔵さん、このほかにも友人や知人からご親族のご逝去のお知らせをいただく。ご当人の場合は、つい思い出して悲しい気持ちに捉われる。もう会うことも、話すことも出来ないのだと考えると人生の儚さと哀れさを感じてしまう。   

 最近著名人が何人か亡くなった。その中で俳優の森繁久弥さんと元ニュースキャスターだった田英夫氏の印象が特に強い。今日葬儀が行われた森繁については、学生時代に東京宝塚劇場へ「屋根の上のバイオリン弾き」をアルペンクラブの仲間と観にいって、観客席から主役の森繁の所作に対して「うまい!」の掛け声がかかった時、間髪を入れずに舞台から森繁が「目が高い!」と応じたのには呆気にとられたが、スムーズに客との掛けあいをやるのにはほとほと感心した思い出がある。

 田氏は、TBSのニュースキャスターとして一世を風靡したが、ベトナム戦争中にベトナムを訪れ、アメリカのベトナム介入を強く非難してキャスターを降ろされた。その後参議院選挙でトップ当選を果たして政治家に転身した信念の強い人だった。しかし、村山連立内閣組閣の際には同調せず、社会党を離党して社民連を結党した。海軍特攻隊の生き残り組と言われていたが、頑固で所信を貫く良識派のひとりとして、一目置いている人は多かったと思う。現在の社会党と民主党との連立政権をどう捉え考えていたのだろうか。気持ちを伺ってみたいと思っていた。惜しい人を失ったものである。

2009年11月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

920.2009年11月19日(木) 空席が気になる。大相撲は果たして大丈夫か。

 大相撲九州場所が開催されているが、昨日、今日とテレビで観ていて、観客席があまりにも寂しい気がしたのは私だけではあるまい。かつて大相撲と言えば、毎場所15日間満席というのが定番だった。時代は移り、新しいスポーツが親しまれるようになったが、大相撲は堅実な人気を保ち1年を通じて毎場所空席を見ることはほとんどなかった。それが、近年様子が変ってきた。その最大の原因に、外国人力士の増加がある。その中でも横綱朝青龍の我儘三昧の行儀作法とそれを注意出来ない愚かな高砂親方の存在がある。他のスポーツならともかく日本伝統の国技で、外国人がただ強いというだけの理由でわがままを許してしまうというのは、伝統芸を否定するものだ。このわがまま横綱を指導出来ないアホな親方も指導者としての職責を果たしていない。親方が弟子である横綱のわがまま三昧をただ指を銜えて黙って見ているていたらくなのである。

 この顰蹙ものの横綱が勝負のついた後にダメを押すパフォーマンスは、以前から非難されている。昨日もやってしまった。だが、師匠の高砂親方は、勝負の流れの一環と見ている。何のことはない。弟子にお説教も出来ない親方の情けない姿を曝け出しているに過ぎない。

 それにしても閑古鳥の鳴くような観覧席はあまりにも寂しい。ところが、相撲協会からは一向に心配の声が聞かれない。最大の収入源が入場料だとすると、これだけ空席があるということは経営上の危険水域にあると認識しなければいけない。にも拘わらず、まったくノーテンキなのである。それは、資産がたっぷりあるうえに、税金が軽減されているからだ。大体営業活動でがっぽり儲けて、税金の特例を受ける財団法人ということ自体おかしい。しかも経営陣は相撲界OBだけで固めて外部からのチェックを入れず、資産の公開もしない。役員は全員相撲取り上がりで、他の公益団体のように気の利いたインテリがひとりもいないのである。はっきり言って相撲協会は、相変わらず親方日の丸感覚が染み付いている。

 これまでも度々相撲協会の改革が話題になったが、いつも一時しのぎでお茶を濁し、抜本的な組織改革は行われてこなかった。民主党政権となり、現在しきりに事業仕分けを行っている際でもあり、相撲協会の財政的な面での事業仕分けを行い、民営であるならそれなりの指導をして、おねだりを突っぱねた方が良いのではないか。相撲界では当たり前の‘ごっつぁん’体質に振り回されてはいつまで経っても、相撲界の発展はないのではないかと勝手なことを考えてしまう。

 しかし、それにしても観覧席が空いているなぁ。

2009年11月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com