923.2009年11月22日(日) 脱税の無脳科学者・茂木健一郎

 茂木健一郎という売れっ子の脳科学者がいる。マス・メディアでは引っ張りだこで大忙しの様子だが、先日東京国税局から税金の申告漏れを指摘されたのは反社会的行為であるし、著名人としてはあまりにもお粗末である。真面目な納税者を舐めている。まったく話にならない。いくら何でも忙しくて申告する時間がなかったなんて誰が信用するだろうか。しかも、過去に税務署から税務申告がなされていないと警告まで受けていた。在籍するソニーコンピュータサイエンス研究所からも税理士を雇うようアドバイスも受けていた。それでも過去2~3年間にソニーからの所得の源泉徴収以外すべての所得について所得税をビタ一文支払っていなかったというから、このあくどい鉄面皮ぶりには驚くより呆れるというしかない。その所得額は4億円近いという。これを個人事務所に任せるということもなく、自分ひとりで処理していた。誤魔化せるとでも思っていたのだろうか。やることがうっかりなんてものではなく、計画的で意図的なのである。

 昨年初めて個人事業主として税務申告を行った経験から言えば、確かに私のような過少申告者ですら、税理士の手を借りずにひとりで関係書類を作り、税務申告書を作り上げるのは大変な作業であり、かなりの負担である。ましてやあれだけの高額所得者が自分ひとりで書類を書き上げる時間と余裕があるとはとても思えない。それでも税理士に相談することもなかった。

 大体普段「脳」について偉そうなことを言っているこの人の脳はどうなっているのか? 普通の人が当たり前と考えることが、この人には分からないようだし、当然と思えるアドバイスを無視するような感覚は、われわれ凡人にはとても理解出来ない。それでいてテレビでは尤もらしく、学者の論理を振りかざす。こういう人を学者バカというのではないか。

 もうひとつ分からないのは、自局番組キャスターの不祥事が明らかになった際本人に反省させて、番組からせめて一時降板させるよう自粛を促してもおかしくないと思えるのに、NHKは申し訳程度にHPでお詫びを伝えて、引き続き番組を放送し続けていることである。この不誠実な対応は公共放送として理不尽ではないだろうか。

 こういう脱税者をちやほやさせながら出演させている他のテレビ局もテレビ局である。いま経営状態が低迷しているテレビ局は、その原因の解明に真剣になるべき時であるにも拘わらず、相変わらず視聴者が喜べばそれで善しとしている。今もって懲りないのである。

 今朝テレビ朝日の人気番組「題名のない音楽会」にこの茂木氏がゲストとして現れ、シャーシャーとして特異な「恋」の持論までぶっていた。怖い者知らずで益々図に乗っている。反省の色など微塵も感じられない。NHKもテレビ朝日もこの学者バカをヨイショして、ご機嫌を取っているだけである。

 はっきり言って、今回の茂木氏の脱税行為は犯罪ではないのか。国民の義務である税金を意図的に納めないのだ。明らかに確信犯である。脱法行為をしようとしている科学者が、真面目に納税している視聴者にお説教なんかする資格があるのかと問いたい。まったくこの程度の「脳所有者」を脳科学者なんて、誰が言ったのか知らないが、無脳(無能)科学者ではないのか。

2009年11月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com