928.2009年11月27日(金) 非核3原則はウソ、核は持ち込まれていた。

 昨日初めて三田で会った慶応の同級生に今日松本整形外科から帰る途上の目黒通りで声をかけられた。相手も医院の近くのスポーツクラブでひと泳ぎした帰りだという。お互いにびっくりである。大学へ入って50年経つが、初めて会ったのが昨日で、その翌日に再び会うというのは、いかに近所に住んでいるとは言え、ハプニングのようである。

 松本医師からは先日の血液検査の結果を教えてもらった。期待していたほどの数値ではないが、CRPは確実に下がって0.54となった。もう一息である。昨年8月の8.01から何とかここまで落ちてきた。これを早く平準値の0.3以下に持って行きたいと願っている。

 駒沢大学の清田義昭講師の講義は、NHKが昨年制作したドキュメンタリー番組「こうして核は持ち込まれた-空母オリスカニの‘秘密’」を鑑賞しながら、日本国内への核の持ち込みについて話し合った。日本ジャーナリスト大賞を受賞した意欲作で、ここまでよく核の持ち込みをアメリカ側へ取材し追及して、白日の下に曝け出してくれた。

 過日核の持ち込みについて本欄でも書いたが、来月1日外交文書の核密約について公聴会が開かれ、吉野文六・外務省元アメリカ局長らの証言がなされるという。このビデオでは、アメリカ軍の司令官、空母オリスカニ乗組員、夏目防衛庁元事務次官らも核の日本への持ち込みがあったと明言している。日本の夏目元事務次官なぞは、「『持ち込まず』は有名無実」とまで話しているのは、密約や機密保持があったことはもはや疑いようがない。

 初めて知ったが、空母オリスカニは朝鮮戦争中に造られ、仮想敵国としてベトナム、中国、ソ連を照準に、日本列島を盾として考えていたとラロック第7艦隊司令長官が述べている。

 日米の関係者が口を揃えて核は持ち込まれたと述べている以上、非核3原則が守られていなかったことは、今や疑いようがない。今後はほかに隠された機密がないかどうかを検証し、国民への説明をきちんと行うべきであろう。

 今日の世界的な円高・ドル安は、ドバイの金融筋の信用不安から始まり、ユーロ安、ポンド安も引きずり円だけが高くなる独歩高となり、14年4ヶ月ぶりに84円台となった。東証日経平均株価は301円も下がり9,000円台割れが目前となった。一向に景気回復の兆しが見えず、相変わらず暗い話ばかりである。

2009年11月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com