総選挙も佳境に入り、メディアでもかなり具体的に各政党と候補者の戦況を伝えている。現状では何とも言えないが、一部のメディアによれば、自民党が高市人気に乗って議席を増やすのではないかと予想している。右翼志向の高市氏がなぜそんなに人気があるのか、特に戦争準備に前向きの考えは、私にはどうも分からない。
大阪全19小選挙区を独占している日本維新の会に対して、自民党は連携相手だけに対立候補を立てるのが難しい。しかし、それでも自民党は18選挙区に候補者を立てた。尤もほとんど比例区にも出るようなので、小選挙区で落選しても比例区で救おうとの作戦であるが、党、本人ともに悩ましいところである。
一方立憲民主党と公明党が合体した中道改革連合では、これまでは与党対野党という構図で精一杯戦った相手であるが、今回は手を結んだので双方に遠慮や気遣いする一面が表れ、その過程で公明党の政務官以上の要職経験者の議員4人は、小選挙区には立候補せずに中道の比例代表4位までにランクされているので、恐らく当選は間違いないだろう。
受験時期と厳寒期に選挙運動を行うことになって、それぞれ大変な苦労をしているようだ。今朝も北海道では雪と寒さのために街宣車の周囲に選挙民が集まってくれそうもないと候補者が雪の中で震えながらこぼしていた。有権者も雪の中とはいえ、とにかく身近に街宣を聴いてみたいところだろう。残りは残り1週間となった。その前に5日からイタリアでミラノ・コルティナ冬季五輪が始まる。世界のあちこちからニュースが飛び込んで来ることだろう。
自民党はそれほど在日外国人を締め出そうとの強硬案は示していないが、参政党の如きは、神谷党首自身が「基本方針は反グローバリズム。移民の受け入れには猛反対。国内に入って来る数を制限しないとダメだ」とまで外国人に規制をかけようとしている。日本保守党の百田代表も同じような考えのようだ。
ところが、今朝の新聞によると人口は減少の反面、労動力人口は大きく伸びている。昨年には労働力は過去最高の7千万人を超える有様である。その労働力が増えた要因は、高齢者、女性の他に外国人が増加したことである。外国人は257万人もいる。彼らのような労働力が増えたことが、日本経済を押し上げる大きな原動力となっている。参政党は、その辺りも分からず、ただ外国人を排斥しようとのプロパガンダを振り回しているだけである。今度の総選挙では、これまでとは少々様子が変わった。その辺りもよくよく注視する必要がある。
このところトランプ大統領によるグリーンランド領有問題が主にヨーロッパ諸国などから強い非難が高まっているので、一時的に大人しくしていたトランプ氏が今日約5万7千人いるグリーンランド住民に対して、ひとり当たり1千5百万円を配布すると公言した。これには、住民の85%が反対しており、別の意味で物議を醸すことになる。「グリーンランドは売り物ではない」との住民の声が聞こえるようだ。金で住民の気持ちを買い取ろうとのトランプ氏の腹具合が好意的に受け取られるはずがない。