7096.2026年10月17日(土) 日本シリーズでまた下剋上か?

 今では日本のプロ野球以上に人気の高いメジャー・リーグが、昨日ナショナル・リーグ優勝決定シリーズで2連覇中のドジャースが4連敗して、今年のMLBは日本人選手がすべて消えてしまった。昨年はワールド・シリーズで優勝したドジャースでは、日本人3選手が活躍したことを想うとちょっと寂しい気がする。特に、昨年大谷翔平選手がペナント・レースでMVP、山本由伸投手がワールド・シリーズでMVPとなり、オフ・シーズンに入ってもロス市内で優勝パレードが行われ、賑わっていたが、今年はそれがない。

 残念なのは、シーズン後半から大谷選手は体調が優れず、打者としての成績が大分下がったことである。それでも、30本の本塁打はチームで一番である。二刀流としても投手としての出場数は14試合と少なかったが、8勝2敗、防御率は1.79という抜群の成績だった。山本投手は自己最多の14勝9敗、防御率2.53、奪三振182でいずれもチーム1位だった。佐々木投手は、5勝5敗、防御率4.49だった。

 他のチームでも村上宗隆選手(ホワイトソックス)の35本塁打、岡本和真選手(ブルージェイス)の33本塁打、92打点、鈴木誠也選手(カブス)は打率0.270、147安打、26本塁打は中々の好成績であると思う。日本人選手の活躍が目立ち出し、現地でも評価が高まるにつれ、日本の高校生も、横浜高の織田投手のようにアメリカの野球界に挑戦する選手らが少しずつ現れてきた。いずれにせよ日本人ファンにとっては今年のMLBは終わったようなものである。

 一方で、日本のプロ野球界は残念ながらMLBの生中継が放映されるようになってから、MLBの試合に人気を奪われ、いつもMLBの後塵を拝しているようだった。その日本のプロ野球も、今クライマックス・シリーズ(CS)の最中にあるが、パ・リーグではペナント・レースで優勝したソフトバンク・ホークスが、3位だった日本ハム・ファイターズに3連勝していち早く日本シリーズへの出場を決めた。セ・リーグでは昨日まで3位のDeNAがセの覇者阪神に3連勝して、今日も逆転勝ちして4連勝して、日本シリーズへ出場することが決まった。今年の優勝チームが、3位のチームに4連敗して、また下剋上の舞台が整ったようだ。

 これからソフトバンク対DeNA戦の日本シリーズが行われることになるが、ひところに比べて興味が薄れてきたことは間違いない。再三本ブログに書いているように、今日まで実施されたCSはDeNA が勝って、また下剋上となりかねない。CSは行う必要がないと思う。ペナント・レースが終了したら、CSなんか止めて早く日本シリーズを行うべきだと考えている。それなら今年はパの優勝チームのソフトバンク対セの優勝チームの阪神戦だった筈である。

 さて、野球はこのくらいにして、経済に力を注力すると語っている高市政権の経済について、やや不安な情報がある。それはこのほど国際通貨基金(IMF)が発表した日本の名目国内総生産(GDP)が、2027年に世界4位から6位に落ちるという。現状はアメリカ、中国、ドイツに次いで、日本は4位であるが、27年にはインドとイギリスに追い抜かれる。そのひとつの理由として、成長率の伸び悩みに加えて円安が大分効いているようだ。こんな時に生産性の低い防衛産業に力を注ぎ、防衛予算をアメリカの要望により増額しても良いのか。現状の防衛費も多すぎるにも拘わらず、アメリカの言いなりになって更に増額している。こんなことで日本は、大きな顔をして独立国として他国から指図は受けないと言い切れるものだろうか。

2026年10月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7095.2026年10月16日(金) ロシア政府、日本人記者を身柄拘束

 ロシアは、ウクライナを自国領に取り戻せると楽観視してウクライナへ侵攻した。しかし、戦局が思うように行かず、戦争は長引き戦費が嵩み戦死者も増え、各国から制裁を受けて原油の輸出も出来ず、苦しい経済のかじ取りをさせられてプーチン大統領ももがいている。対ロ制裁を課した日本に対しても恨み、先日はプーチン大統領が北方四島を初めて訪れ、四島返還を求める日本政府に露骨な反日的態度を示した。そして、13日には北海道新聞記者を理由もなくスパイ容疑で身柄を拘束し、モスクワへ移送した。裁判所は2カ月間の拘留を決定したが、裁判で有罪となれば、最長で20年の禁固刑を言い渡される可能性がある。

 昨夕ロシアの国営放送が国内へ流した映像は、あまりにも国家としての良識を疑いたくなるような画像だった。ロシア国民に日本への抗議、非難を向けさせるための仕掛け画像である。

 ロシア外務省のザハロワ報道官の言いぐさが奮っている。「日本には改心と対ロ敵対路線の放棄を求める」と言い、ウクライナ侵略をめぐる経済制裁や、北方領土の帰属問題で対日批判を強めている。だが、これは日本側がロシアに言いたいことで、「ロシアには改心と対日敵対路線の放棄を求める」と言葉を差し替えてロシア側に付き返してやりたいところである。

 ロシア当局は、北海道新聞社ユジノサハリンスク支局駐在の記者が、日本の情報機関の指示で動き、ジャーナリストの範囲を逸脱した情報収集を行っていたと主張していた。これに対して高市首相は、政府によるスパイ活動を行っている事実を否定し、ロシア政府に速やかな情報提供と公平な扱いを求めるとして強く抗議した。この行動に対してアメリカの民間団体「ジャーナリスト保護委員会」も、その翌日ロシア当局に対して記者の即時釈放を求めた。

 今日午前中日本ペンクラブから「日本人記者の釈放を求める」との桐野夏生会長名の緊急声明メールを受け取った。その声明内容は「ロシア連邦保安局(FSB)は10月13日、極東サハリン州において北海道新聞記者をスパイ容疑で拘束したと発表しました。日本ペンクラブは、いかなる国・地域であっても、ジャーナリストの取材・報道の自由と身の安全は保障されなければならないと考えます。拘束された記者の安全と健康が確保され、ただちに釈放されることを強く求めます」とある。

 今後日本政府はどういう対ロ作戦で記者の解放を要求していくのか。

 さて、今日午後驚いたのは、気象庁が緊急地震速報を発表したことである。テレビ各局の画面にも大きなテロップで伝えられた。何とその範囲は北海道から東海地方まで日本国土の北半分を占める広い地域に跨っていた。ところが、自宅はまったく揺れることがなく、スマホにも警告ベルが鳴ることもなかった。警報は午後1時36分頃だったが、48分頃にはその速報は取り消された。午後2時に気象庁は記者会見を開き、過大な内容の緊急地震速報の警報を発表したことによって、大変な迷惑をかけたと謝罪した。千島列島付近で観測したM6.9を過大にもM9.9と予測した過ちによるそうだが、画面にM9.9と表示された時、過去に聞いたこともないマグニチュードMのあまりにも大きい数字にえっと驚いたくらいである。私が1999年8月にトルコで遭遇した1万7千人の犠牲者を出したイズミット大地震でもM7.6だった。これまでに起きた世界最大級の地震は、1960年のチリ地震のM9.5 である。いずれにせよ瞬時日本中を驚かせた警報、そして誤報には、誰しも驚いたと思う。気象庁にはよほど慎重に予測を精査して騒ぎとなるような事態は絶対に避けて欲しいものである。

2026年10月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7094.2026年10月15日(木) 現代の若者観を取材され、本の一部に収録

 来年になるが、ある出版社が「昭和100年史」のいくつかのテーマごとに昭和生まれの人を選び、インタビューしてその結果をまとめて1冊の書にして出版する計画がある。そのプロジェクトの「若者たちに訴えること」(仮題)テーマの被取材者20人のひとりに私も選出され、今日港区三田にある出版社の事務所で1時間余りインタビューを受けてきた。オンライン通話により、取材者と私が離れたところでPC画像を観ながら会話をやり取りする、私にとっては初めての経験である。社員がひとり立ち会ってPCを調整してくれ、直接の取材者は、聞けば出版社広報部に努める若い女性で、今日は熊本市からだという。書籍掲載スペースは1人10頁分という話だった。すでに私自身についてはレジュメにして概要を送ってあり、取材者は拙著を何冊か読まれているということで、私の考え方、特に私が若者に望むことをある程度把握されている。若者には「若い内に極力ひとりで未知の海外へ出かけなさい、つまり海外武者修行をしなさい」、「戦争には絶対反対しなさい」、「読書をしなさい」などと要望した。とりわけ、若い内に大河小説を読むことを期待した。私の経験上、大河小説と武者修行は関係深い。例えば、トルストイの「復活」を薦めた。私自身これを読んでロシアの広大な大陸に憧れ、シベリア鉄道で大陸を横断して、ロシア人の特異な性格も知った。また、「風と共に去りぬ」もアメリカの南北戦争史を知り、その後アトランタにある作者マーガレット・ミッチェル記念館を訪れた。「若者は躊躇してはいけない」、「進むべきか、退くべきかと迷ったら進め」、など僭越な要望も話した。これから取材者が、文章化した原稿を私が校正、推敲して、それが1冊の書の1/20 のスペースにまとめられ掲載されることになる。他に取材された19名の方々の原稿も興味があるが、私は、自身の戦争体験、特に戦時中の怖かった体験、実際に参加した60年安保反対デモ、ベトナム反戦運動、加藤隼戦闘隊慰霊団をはじめとする戦友会による戦跡慰霊団、厚生省主宰の太平洋戦争戦没者遺骨収集事業などの体験の他に、その延長戦上で戦時下のベトナムや、第3次中東戦争直後の危機一髪の体験、N.Y.9.11テロを予感したカイバル峠への旅などについてありのままに話をした。

 自分だけが書いた作品とは異なり、他の人の作品も交じり、それはそれなりに第三者が見れば、楽しいのかも知れないが、やはり1/20の色合いしか表せない点では、物足りない気もしている。とにかく書が完成して見なければ何ともいえないが、期待感もあるので、完成を待ちたいと思う。

 ところで、今日は地図で目的地が直ぐには分からず、久しぶりに母校の大学の周辺を歩き回ってしまったが、幾分街の雰囲気は変わったように感じた。変わらなく懐かしかったのは「慶應仲通り商店街」で、ここをゆっくり歩いた。JR田町駅前には国道1号線が走っているが、当時は高速道路がなく、学生時代にここで長く信号待ちをしていたら、パトカーに先導されてオープン・カーに乗ったソ連の宇宙飛行士第1号のユーリイ・ガガーリンが通り過ぎて行った。それが今では跨道橋も出来て、すぐ傍には都営地下鉄三田駅がある。懐かしさが蘇って来たりもした。

 さて、昨日辞任された簗和生・農林水産大臣の後任に、武部新・元農水副大臣が決まった。元自民党幹事長で、農水相も経験した武部勤氏の子息で、世襲議員である。これから高市内閣は落ち着くだろうか。

2026年10月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7093.2026年10月14日(水) 自らの愚行により簗農水大臣辞任

 昨日の衆議院予算委員会は、簗和生・農林水産大臣の地元自治体の道路予算をカットしたとの発言問題にほとんど終始し、無駄な時間を取られスムーズに国会運営が進まない有様である。髙市首相が簗大臣の任命責任を問われる中で、首相は大臣に職務をきちんと遂行したうえで説明責任を果たすよう求め、とにかく働いて仕事で返せと言ったと述べた。簗大臣が国土交通省に道路予算の削減を求めたことに関して、その事実はないと釈明した。こんなやり取りが続いていたが、新たに出陣式の際聴衆に無料シャトルバスの斡旋を行った行為が、公職選挙法に触れると指摘され新たに物議を醸している。この予算委員会では、これらの問題に審議が束縛され、一向に予定された議論に取り組むことも出来ない。

 昨日首相は、シャトルバス問題の全容が見えない、予算を削ったとの発言は自分を大きく見せようとした軽はずみでやってはいけないと語った。そして大臣を今後どうするか今は答えられないとしたうえで、遂には「違法性があれば躊躇しない」と簗大臣の更迭も辞さない含みのある考えを示した。

 農水大臣就任以来、簗大臣は本業の農林水産省職務に身を入れることも出来ない。千葉豪雨で被災した農地の視察を予定していたが、それもキャンセルする始末で被災地からも苦情が上がっている。今国会では現在までに本来討論すべき課題を後回しにして、簗農水相問題について野党からの厳しい質問に応えているだけである。

 事前に経済問題が最重要と語っていた高市首相は、今国会で消費減税の効果を強調したかったが、発表直後から野党が2年間で約9兆円にも達する財源を追求していた。しかし、現在まで首相からは財源については明かされていない。赤字国債には頼らないと述べただけである。

 高市政権は、政策立案は良しとしても、法案実行の要件が欠けている。こんなことで国を大過なくリードして行けるのだろうか。メディアも簗問題ばかりを追求するのではなく、最重要課題へのフォローを忘れてはなるまい。

 そして、今夕テレビが緊急ニュースを流した。何と簗和生・農水大臣は首相官邸を訪れ首相に直接辞表を提出した。髙市首相は辞表を受け取り、明日後任について話をするということである。結局軽率な言動が、国民の耳目を愚行に傾けさせ、挙句に自らの身を退く結果となった。

 さて、サウジアラビアの首都リヤドの国際空港にイエメンの武装組織フーシ派によるミサイル攻撃により、多数の死傷者が出た。テレビでもその残酷な画像が伝えられ、現場における「衝撃」に衝撃を受けた。3カ月前からサウジによるフーシ派支配地域への攻撃が激化して5週間に91人のイエメン市民が犠牲になった。その仕返しである。アメリカ人が1人亡くなったことから、アメリカが復讐する可能性もあるが、戦争好きのトランプ大統領から復讐についてコメントはなく、この攻撃はイランが中間選挙を前に意図的に原油価格つり上げを行ったものだと主張している。アメリカとイスラエルによるイランへの攻撃以降この地域一帯が戦場と化している。イエメン情勢を鎮静化しないと戦火は、益々拡大することだろう。

2026年10月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7092.2026年10月13日(火) ソウルは東京より魅力的か?

 近年海外から日本を訪れる観光客の数が増えている。昨年高市首相が問題の台湾有事発言で中国を怒らせ、中国人に日本への渡航自粛を周知させたため最も多かった中国人訪日客が激減した。日本では東京以外に、京都、奈良他多くの都市へ観光客が訪れているが、それでもこのほどアメリカの旅行専門誌「Conde Nast Traveler」から発表された「世界最高の都市」では、意外にも2年連続で1位だった東京を抑えてソウルが1位になった。

 ソウルが1位になった理由は、若者に人気のK-POPやドラマの韓流コンテンツの他に、路地、歴史と現代が共存するソウルならではの魅力が、世界の旅行者を引きつけたとの評価である。

 一方、CNNによるとロンドンの国際市場調査企業「Euromonitor International」が、観光客数や観光インフラなどを総合的に評価して発表した「世界100大都市」ランキングで、ソウルは10位に入った。これまでトップ10近くまでランクされながらも、トップ10入りは叶わなかった。1位は5年連続のパリ、2位はマドリード、3位に東京が入り、4位ローマ、5位ミラノである。

 それぞれ各都市ともに魅力的な要素を有していると思うが、3度ほどソウルを訪れた経験から率直に言って、ソウルには世界でトップの都市と思えるほどの魅力はどうも見い出せない。私にはK-POPやドラマの韓流コンテンツに興味がないせいもあり、若者が集まる観光場所にそれほどの魅力を感じないせいでもある。それに引き比べて、ヨーロッパや中東の歴史的都市により魅力を感じるからである。人それぞれに好みが異なるし、視点も別であるので、止むを得ないと思う。ただ、ソウル・ファンには顰蹙を買うかも知れないが、個人的には韓国、ソウルよりアジアの他の国インド、ミヤンマー、タイの方に魅力を感じる。

 さて、以上の様な観光問題から少々脱線した話になるが、観光客が増えるのは結構であるにせよ、外国人も多く訪れる東京のメッカ・銀座では最近地べたに座り込む観光客が増えて、マナーが問題になっているようだ。外国ではあまり問題にならないことであり外国人観光客には、日本文化は異質と感じている人が多いようだ。警察としても違反ではないので、取り締まるわけにもいかないが、店舗の営業妨害とか、車の運行に支障があれば、違反とされる可能性はあるようだ。ただ、座り込んだ人たちが、そこで弁当などを広げて食べている姿は、見苦しいし問題だと思う。銀座にベンチがないことも彼らには物足りないのかも知れない。鉄道駅なども最近はあまりホームにベンチが見つからない。60年以上も昔のことだが、鉄道会社へ入社して2年近く見習い駅員として駅に勤務したことがあるが、勤務最初の日に、駅構内にどうしてベンチを置かないのかと助役に質問したことがある。その時助役から、ベンチを置くとそこで寝る人ばかり増えて、あまりベンチを必要とするお客の役にはたたないようなことを言われたことがある。

 観光客が増えるのは大変結構なことであるが、それに伴いマナーやいろいろな問題が生じるものである。

2026年10月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7091.2026年10月12日(日) クライマックス・シリーズは必要か?

 今日は祭日「スポーツの日」で3連休の最後の1日である。このところ秋晴れが続き、紅葉の季節でもあり多くの観光客が行楽へ出かけている。一方スポーツも花盛りで、プロ野球は日本シリーズへの出場権を争うクライマックス・シリーズ(CS)も始まり、佳境に入っている。今年もセ・リーグで3位の横浜が2位の巨人軍を破り、パ・リーグでも3位の日本ハムが2位の西武を破ったために波乱のポスト・シーズンになりそうである。

 個人的にはこのCSの実施自体に疑問を抱いている。日本野球機構(NPB)が、優勝したチームの意義を失わせるような考え方は、ペナントレースで優勝した栄誉を理解していない点で問題であり、こういう折角勝ち取った優勝に難癖をつけるようなCSは実施しない方が良いと考えている。

 1リーグの試合数はリーグ各6球団がそれぞれ年間143試合をこなしている。それで優勝したチームがリーグ№1の実力を備えたチャンピオンである。ところが、これだけに満足していないのが、主催者のNPBである。金儲けのために、年間ペナントレースと日本シリーズの間に、このCSを強引に組み込んだ。しかし、この試みは、確かにファンを喜ばせるであろうが、折角1年間戦い勝ち取った権威あるリーグ優勝の価値を損なうものになりかねない。実際過去において、リーグ3位だったチームが日本シリーズに勝ち上がり、これに勝って「下剋上」日本一と呼ばれた例が2つもある。今年もそうなる可能性がある。

 例えば、2010年の日本シリーズは、パ3位の千葉ロッテ・マリーンズが、セ優勝の中日ドラゴンズに勝った。パ・リーグ3位のチームが日本選手権を獲得したのである。セ・リーグの覇者ドラゴンズの権威はガタ落ちである。

 つい数日前に中日ドラゴンズの来季監督に決まった工藤公康氏のこれまでの監督としての実績が紹介されている。リーグ優勝3度、日本一5度と書かれていたが、実に不自然である。一般的には、リーグで優勝して日本一を争う日本シリーズに出場の機会が得られる。それが工藤監督のケースは、リーグ優勝3度であるから日本シリーズ優勝は最大で3度というのが常識的である。それが何と5度も日本一に輝いたというから理解に苦しむ。そこには、CSが入り込んだ仕かけがあったからである。常識を覆すCSと言える。

 NPBにはプロ野球の運営上肝心な点で配慮が足りない浅薄さが見られる。今年からそのCSの決定方法も、セ・リーグとパ・リーグは異なる試合決定方式を選んだ。今年は昨年までとは違って、先に2勝してファースト・ステージを勝ち上がってリーグ優勝チームに挑むファイナル・ステージの試合数が、突破に必要な勝利数がセは6試合、パは7試合に変更された。これは、パの優勝チーム・福岡ソフトバンク・ホークスが2位と10ゲーム差以上あったからだそうである。余程下剋上批判が気になったのだろう。それにしても一般のファンはほとんど知らないシステムを今年になって、急遽新たに実施されるという点でも事前のPRが不十分である。 

 この下克上は、日本シリーズの価値を下げ、下剋上なら優勝したチームにとっても何か面映ゆく心から喜べないのではないだろうか。CSは必要だろうか。どうもすっきりしないところがある。

2026年10月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7090.2026年10月11日(日) 「愛子天皇」実現の可能性は?

 このところ外国の王室で国王の進退や行動が話題になるケースが多くなっているようだ。第2次世界大戦後、ベルギーでは復位、退位を巡って長らく国家的問題となっていた。大戦中にドイツ軍に降伏したレオポルド3世が復位したことによって、国内では暴動が起こるほどの大事となり、しばらくもめた末に国王は退位した。リヒテンシュタインでは、つい2か月前の今年8月に王位継承権を女性にも認める規約に改正した。

 今何かと問題が起きるのは、イギリスである。現在チャールズ国王の健康問題が囁かれている。国王がガンの診断を受けたことがその背景にあり、生前退位の議論が交わされている。イギリスは、ウイリアム皇太子が国王の地位を継ぐことは決まっているが、皇室離脱を宣言した弟のヘンリー王子の言動がしばしば物議を醸すなど、難しい問題を抱えている。

 それに引き比べ日本では、言動が問題視されるような騒ぎはないが、現状は女系天皇を認めるか否かが話題となっている。それが認められないなら、天皇の後継者はすでに決まっている。その秋篠宮様が、天皇を継ぐことを辞退されると述べておられるので、ご令息の悠仁様にほぼ決定したと言えるようだ。

 実は、昨日「小中陽太郎さんを偲ぶ会」を終えて帰宅しようとビルの外へ出たところ、目の前を大勢の人たちがプラカードや、日の丸を掲げて東京駅八重洲口前方面から行進して来るのを見た。帰路を急いでいたので、興味を抱いたが、彼らの目的と訴えを探ろうとは考えなかった。プラカードには「愛子天皇」と書かれていた。デモ隊は皇室典範の改正により女系天皇を訴えているようだ。夜のニュース番組で何らかの報道があるかと思っていたが、テレビではまったく触れられなかった。あれほど車両が混みあう車道をデモして「愛子天皇」アピール団体はどこへ行こうとしていたのだろうか。皇室では天皇の後継者は、決まっている。しかし、天皇のご息女である愛子様の評判が高く、皇室典範の規制はあるが、愛子様を次の天皇に推す国民は結構多い。それを支援するデモ行進であろうが、これからどういうことになるだろうか。いずれにせよ「愛子天皇」の可能性は、現状ではほとんどないように思う。

 さて、もういい加減にして欲しいと思っている連日のトランプ言行録であるが、またズドンと一発やった。11月3日、その日は偶々私の米寿の誕生日になるが、アメリカでは中間選挙が実施される。やや低調なトランプ人気に活を入れる意味合いから中間選挙の応援演説で、トランプ大統領は、また好い加減なことを喋ったようだ。何を言ったのかと言えば、太平洋、または大西洋を「トランプ洋、或いはアメリカ洋」に改称すると言い出した。すでにメキシコ湾、オンタリオ湖や、ホルムズ海峡を「アメリカ湾」、「アメリカ湖」、「トランプ海峡」に変更すると言い出して、世界中から厳しい批判を浴びているにも関わらず、一向に懲りないようだ。残り2年余の在任期間中に、世界中の地名を「トランプ~」に変えようと考えているのではあるまいか。

2026年10月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7089.2026年10月10日(土) 元ベ平連・小中陽太郎氏を偲ぶ会

 今日は土曜日であるが、明日の日曜日、明後日の「スポーツの日」と3連休となっている。1964年の今日は東京オリンピック開会式が開催され、青空の下で世界中のスポーツマンが、古関裕而作曲の「東京五輪行進曲」演奏に乗って入場行進した光景が今でも懐かしく思い出される。爾来この日は「体育の日」として祭日になったが、その後祝祭日が変わり、「体育の日」は「スポーツの日」と呼ばれて10月第2月曜日が祭日となった。

 今日は生前親しくお付き合いさせていただきお世話になった、敬愛する小中陽太郎氏を偲ぶ会を東京八重洲のビル会議室で行った。簡単に会場は見つかるだろうと高を括っていたところ、なかなか見つからず東京駅八重洲口周辺を50分近くも捜し歩いた。こんなに場所探しに苦戦したのは初めてである。その間3人の土地に詳しそうな人に道を尋ね、3人目の仏具屋の女性はわざわざ地図をコピーまでしてくれた。この地図で漸く目的地へ開会10分遅れで到着するという不手際をやってしまった。

 その集まりでは、小中さんのお人柄が滲み出るような温かい話を随分聞かされた。小中さんは、ベトナム戦争に反対する組織「べ平連」を起ち上げ、その中心となって活躍されたことがよく知られている。一昨年12月3日に卒寿90歳で永眠されたが、母校都立大付属高校の同窓生や、ペンクラブ関係者を含めて30名近くが出席した。誰からも愛されたことがよく分かった。奥様と2人の娘さんもとても喜んでおられ、誇りに思えるお父様であると尊敬の念を一層強められたのではないかと思う。出席者のほぼ全員が、来年もぜひやりましょうという希望だった。次回の開催を楽しみにしている。

 さて、今年のノーベル平和賞受賞者が決まった。南アフリカのナビ・ピレイ国際刑事裁判所(ICC)元裁判官に授けられる。ピレイ氏は「法の支配や独立した裁判所、国際法の秩序を守るため、ともに立たなければならないという信念がさらに強まった」と受賞決定について感想を述べた。ところが、この数時間後にトランプ政権はICCを制裁対象に指定したと発表した。国務省は「我々は無法な裁判所との取引を禁止し、資金源を断ち切り、運営能力を麻痺させる」、とか「トランプ大統領はICCがアメリカ人を訴追することを決して許さない」と声明を出した。このアメリカのICC制裁に対して、直ちに日本と英独仏など8カ国の外相は、共同声明を発表した。ただ、先日来アメリカに抗議しないのかと批判されているように高市首相が、どの程度この共同声明に関与したのかはっきり分からない。ともかく8カ国は継続的かつ揺るぎない支持を強調し、「遺憾で、強く反対する」と表明した。これら8カ国の他にカナダ、デンマーク、イタリア、オランダ外相も声明に名を連ねた。赤根ICC所長もICCを設立した加盟国の主権、より広くは国際法による秩序に対する攻撃だと制裁を非難した。こうしてトランプ大統領の圧力に対して、賢明な国々は結束してトランプ氏に抵抗する意思を強めた。

 そのトランプ氏は、今もノーベル平和賞をもらえなかったことを妬んで、昨日「私は8つの戦争を解決した。8個のノーベル平和賞を授賞すべきだったが、受賞しなかった」と不満を示した。そのうえで、「ノーベル平和賞は一握りの急進的なイデオロギーを持つ人々によって、信頼を永遠に失った」などと嫌味たっぷりのコメントまで述べる始末である。これでトランプ大統領に対して世界中から益々非難が強まったと思う。これではトランプ氏は理性の点において小中さんにはとても及ばない。

2026年10月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7088.2026年10月9日(金) 米ロ両国大統領の無軌道ぶり

 簗和生・農水大臣の言動が、この数日メディアの大きな話題となっているが、あまりにも栃木県民や国民を愚ろうするが如き言動には、これが政治家の知的レベルだと改めて知らされ情けなく思っている。国会でも野党から辞任を求められているが、高市首相は言葉遣いに気を付けるよう注意を促したと語ったが、大臣を更迭する気はまったくないようだ。

 同じように大国アメリカやロシアなどは、自国にとって不都合とみるや、国際法を無視するような言動を堂々と行う。

 トランプ大統領は昨日中間選挙まではイランを攻撃することはないなどと、他国を襲撃するのは自国の選挙の都合次第のようなことを語っている。自国と同盟国イスラエルのためだけを考え、イランを急襲しイランを戦禍に巻き込んだ。トランプ攻撃によりイラン国民の7千人以上が亡くなっている。結果的に世界中で石油の輸送にも支障が生じて石油の国際価格が高騰し、それは他の物価にも影響を与えた。世界中を引っ掻きまわして迷惑をかけている。それが大国と自称するアメリカの大統領の我が儘で身勝手な行動である。

 一方プーチン大統領は、旧自国領だったウクライナの領土を取り戻すために、一方的にウクライナを襲撃し、早や4年半以上が経過した。その行為に対して国際刑事裁判所(ICC)が、国際法に違反しているとプーチン大統領に逮捕状を発令した。これに対して、ロシアは昨年12月ロシアの最高検がプーチン大統領への逮捕状は不当だとして、その報復として赤根ICC所長をはじめ8人の主任検察官の身柄引き渡しをオランダ政府などに要請した。

 トランプ大統領もICC、及び赤根所長にも制裁を課したように、プーチン大統領もトランプ大統領も一度権力を手に入れるや、世論はもちろん、国際法であろうと歯牙にもかけず、同じようにやりたい放題である。民主政治が多くの人々に定着するまで苦難の歴史を積み重ねてきたが、今やアメリカ式民主主義は、力の政治と権力の乱用の制度となってしまった。これもアメリカ国民に民主主義精神が失われたからであろう。

 さて、今日は久しぶりの気晴らしに、知人から案内状をもらって、彼が出展した写真展へ足を運んでみた。昨日から1週間新宿で開催されている。知人は新聞社のカメラマンだったので、いわゆるプロである。「写真の早慶戦」と称して、早慶両校のカメラ部OB・OG並びに学生が、「令和の都市空間」とのテーマで出展した。両校ともそれぞれ60作品を展示していた。知人も流石にプロの名に恥じない魅力的な作品で、馬に乗った女性が海の中にいるという構図で、アジアを思わせる作品である。全体のその2/3は自由作品部門として海外で撮影した写真もあり、彼から紹介された早大OBのプロ写真家が、南太平洋のバヌアツ共和国で複雑なヘアスタイルの現地人を被写体にしていたのが、印象的だった。

2026年10月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7087.2026年10月8日(木) 学生よ 若者よ! もっと積極的に行動しよう!

 アメリカ・ニューヨーク州の名門コーネル大学で、女子学生が集団で性的暴行を受けたと訴えた事件で、学生らが大学当局の対応をめぐり抗議デモを行って全米中の注目を集めている。2年前に起きた事件であるが、先月女子学生らが大学の対応に納得が行かず、民事訴訟を起こした。それがきっかけで、大学の対応に疑問の声が上がり検察が捜査を再開したという。去る5日には、男子学生たち加害者の処分や学長の辞任を求めて、千人を超える学生たちがキャンパスに集まり気勢を上げた。

 最近の大学生のデモでは2024年に、多発したイスラエルのガザ地区侵攻に抗議したコロンビア大学やUCLAらが、イスラエル関連企業からの投資を引き上げることを求めてデモが行われたことがある。

 実は、フランスでは先月から教育環境の改善を求めて、高校生らが大規模な抗議デモを行いフランス全土に拡大している。6日にはデモは全国で25万~26万人へ発展し、一部は暴徒化して治安部隊と衝突して、多くの身柄拘束者が出る事態となっている。高校生らが訴えているのは、①慢性的な教員不足により授業へ支障が出ている、②老朽化が激しく劣悪な校舎で空調設備がなく、雨漏りがする、③教室の過密化により、生徒数に比例した椅子や机の設備が不十分で、生徒が立ったまま授業を受けるケースもあり、④国家財政の厳しさから文教予算削減が行われ、教育への財政支援や大学進学制度の改善を要求している。このような教育事情は、当事者である高校生だけではなく、保護者や学校関係者がその不整備に疑問を感じている筈であり、それを放っておいた教育関係者らの無関心、無責任も問われなければいけないと思う。

 このフランスの高校生の積極的な活動に比べて、現在の日本の高校生は、どう思っているかは不明だが、日本の場合はまったく鳴りを潜めていると言える。これは大学生についても言えることで、不十分な社会機構は学生たちばかりでなく、社会の責任とも言える。だが、昨今は若者たちが、社会に対して合理的で新鮮な意見を言おうとしないように感じる。これが、社会にエネルギーが表れない原因ではないかと考えている。我々も参加した60年安保闘争時の全学連のような異常なまでの活気のある行動を求めるわけではないが、あのような積極的で、自らばかりでなく社会のために良かれと思う行動を期待したい。

 今日の社会には、自らの生活圏から一歩でも出て行動しようとする積極的な人が大分少なくなったような気がする。他所から言われる通りにことを成すという空気が強い。それが結局物言わぬ社会となり、保守派の人々が力を増し、多くの人々が黙って従う世の中になっているような気がしてならない。この傾向が、政治の世界でも今年2月に実施された衆議院総選挙で、保守派の自民党、日本維新の会、参政党のような政党が支持を増やし、保守安定政権の地盤を固めたように思っている。

 若者よ! 学生諸君よ! 社会のために、また自分自身のためにももっと積極的に行動しよう!

2026年10月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com