6877.2026年3月12日(木) 嫌なことと想像外の意外なこと

 東日本大震災が発生して15年という節目の日に当たり、昨日メディアではいくつもの特集を組んで報道していた。原子力規制委員会の山中伸介委員長は、「あのとき何を誓ったのか、問い直すのがこの日だ」と職員への訓示で話したそうだが、その通りだと思う。震災後14年の昨年10月になって、愛する娘の遺骨が両親の元へ帰って来たニュースには、胸を締め付けられるような沈痛な思いがしてならない。

 一方、アメリカ・イスラエルとイランとの戦闘は、中東周辺国や海上を含めて広範囲な戦いになって来た。日本も昨日タンカーが損壊するなど実質的な影響を受けたことで分かるように、イラン側の警告により原油タンカーがホルムズ海峡を事実上通れない状況が続いている。この現状を考えると今月下旬以降日本への原油輸入は大幅に減少する見通しであると指摘して、高石首相は近々石油備蓄を放出すると表明した。トランプ大統領の戦略が、今後どうなるかはまったく予断できないが、イランを始め中東周辺諸国には、私自身しばしば訪れているので、イスラム風で独特だが、あの穏やかな空気が流れていた地域が1日も早く元の平穏な環境を取り戻せるようになって欲しいと願っている。

 そんな気持ちの晴れない最近の事象に合わせるかのように、昨日スポーツの世界でも例外的なことが起きた。

 ひとつは、今開かれている大相撲春場所で、初日から3連敗を喫していた横綱大の里が昨日遂に休場して今場所は4連敗という横綱としては情けない成績に終わった。これに歩調を合わせるように、もうひとりの横綱豊昇龍も4日目の昨日初対面の幕内最年少・21歳の藤の川に敗れ、初黒星を喫してしまった。大の里は横綱に昇進してまだ1年も経っていない。昨年は3度の優勝を果たし、年間最多勝賞を獲得しているが、秋場所では10勝5敗、今年初場所は11勝4敗で、左肩を負傷して体調は万全ではなかった。相撲ぶりを観ていると、どうも相撲自体が雑になり踏ん張りが効かなかったような気がしている。まだ、25歳で体力もあり、精神面を克服して何とか体調の回復を期し立ち直って欲しいものである。夏場所こそ捲土重来を期待している。

 もうひとつの思いがけない意外なこととは、今朝知ったばかりだが、アメリカ・マイアミで開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)予選で、最高のメジャーリーガーが集結した優勝最有力候補と目されるアメリカ・チームが、中米の強豪国ならともかく、野球が充分普及しているとも思えないヨーロッパのイタリア・チームに8-6で敗れたことである。予想外の結果はアメリカのファンを失望させ、現地では大きな話題になっているようだ。幸い予選は3勝1敗で2位となり、敗れた相手1位のイタリアとともに、準々決勝に進出が決まった。

 まあ何が起こるか分からないのが、スポーツの世界の世俗的なところでもあるが、日本のプロ球団が、高校チームに破れたようなショックである。まだまだいろいろな予想外のハプニングが起きることがあると思う。全力を尽くしてそうなったなら仕方がないが、手抜きだけは絶対止めて欲しいものである。

2026年3月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6876.2026年3月11日(水) 東日本大震災から15年、世界はトランプ次第

 あれは、午後2時45分ごろだった。書斎で原稿を書いていた時のことである。突然グラグラッと家屋全体が激しく揺れ、ハッと外を見ると道路上の電線が上下に大きく揺れていた。スワッ!地震だ!と階段を降り外へ出ようとしたら、振動がぴたりと止まった。あれから今日で15年になる。東日本大震災によって全国で災害関連死を含む死者・行方不明者は22,230人になった。震災による直接の死者は全国で15,901人である。だが、災害関連死者は今も増え続けている。

 この大震災は多くの難問と課題を残した。まず、津波により自宅から避難した人が、今もって自宅へ帰れず、中には諦めて避難の地で復興を志す人たちがかなりいることである。単なる自然災害だけではなく、この災害が大きな課題を残したのは、福島原子力発電所が破壊されて原子炉内の核燃料が溶解したことにより、大量の放射能物質が放出され、その処理に手間取っていることと、汚れた核残土の処分にかなりの手間と時間がかかっていることである。

 東日本大震災のケースは、自然災害のため事前に防ぎようがなかったこともあるが、問題を残したのは原発である。原発さえなければ、復興は遥かに早く進んでいたことだろう。政府もこれまで復興のための関連予算として15年間に約33兆円を計上した。原発関連問題が解決するまでは、まだ経費と相当の時間が必要である。

 一方自然災害に対して、人災として人の命と経費を止めどもなく消費するのは、人間同士の殺戮合戦である。それは今最も世界中の関心を集めているアメリカとイスラエルによる、イラン攻撃とイランの反撃で明らかである。これは明らかにトランプ大統領が引き起こしている人災だと決めつけざるを得ない。連日中東地域における目に見える戦闘の外に、世界中の経済に大きな影響をもたらしている問題がある。特に戦闘が原油の埋蔵量が多い中東地域のため、石油価格の変動が激しいことである。それは戦争のために自由に運搬、輸出が出来なくなったことによるものである。今日も日本の商船三井のコンテナ船がホルムズ海峡で損壊し、現地で動きが取れない。特に車社会の進んだアメリカでは、自業自得とも言える石油価格の値上がりで消費者が音を上げているのだ。石油情報と関連して世界の株式も大きく左右され、連日ウォール街では株価の上下が甚だしい。それに連れて日経平均株価も連日千円を超える変動幅で上下が繰り返されている有様である。原油価格は我々が意識していた1980年代は、1パレル=35㌦程度だったが、今や110㌦前後である。これも気持ちの変わり易いトランプ氏のせいである。

 今年11月に中間選挙を控えるアメリカでは、国内に向けトランプ大統領が物価の安定をアピールしてきた。ところが、1月にベネズエラを攻撃してから1バレル=60㌦近くにまで少しずつ原油価格が上昇し始めた。その後先月末にイラン攻撃を開始するや70㌦に上がり、遂には120㌦まで跳ね上がり、一昨日トランプ大統領がイランとの戦闘は終結が近いとの見通しを公言するや、1バレル=90㌦にまで下がった。正に一喜一憂である。原油価格とそれに連動する物価は、トランプ氏の胸三寸である。こういう世界中の人びとを傷つけ、惑わすような人物から早く権限を剥奪することができないものだろうか。考えると頭が痛い。

2026年3月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6875.2026年3月10日(火) 東京大空襲米司令官に勲一等旭日大綬章

 昨日までは比較的暖かかった陽気も今日は朝から小雨模様で、薄寒さを感じたが、10時過ぎに大粒のみぞれが降って来た。テレビを観ていたら、渋谷区、杉並区、港区、世田谷区に大分雪が降っていた。それでも午後には一転して青空が顔を覘かせた。

 さて、終戦を5か月後に控えた81年前の今日、アメリカの陸軍航空隊・B29爆撃機300機編隊による東京大空襲があった。大量の焼夷弾投下により多くの犠牲者を生み、死者は約10万5千人に上った。罹災者は百万人を超えたと言われている。当時藤沢市鵠沼に住んでいた我が家で、祖父や両親が夜半に東京方面が明るくなったと言っていた。祖父らが言っていた明るくなった夜空は大空襲の影響だったのではないかと想像している。そして間もなく藤沢から千葉県勝山町へ引っ越して、同地で勝山町国民学校(現小学校)へ入学した。間もなく終戦となった。終戦直後の食料、物資の乏しかった時代に懐かしい想い出や、想い出すだけでも嫌なメモリーがある。それでも今にして思えば、無邪気な子ども時代を大きなトラブルもなく過ごせていたのかも知れない。

 実は、昨晩NHKでドキュメンタリー「『映像の世紀』悪魔と呼ばれた将軍ルメイ~」が放映され、東京大空襲を指揮したカーティス・ルメイ爆撃集団司令官のストーリーを紹介していた。ルメイは気の強い根っからの好戦的軍用機乗りだった。東京大空襲で多くの女や子どもを殺したことを知っていたが、やらなければならないし、道徳性について憂慮する必要はないと血も涙もない発言をしている。「当時日本人を殺すことについて大して悩みはしなかった。私が頭を悩ませていたのは戦争を終わらせることだった」とも述べていた。彼は、京都は爆撃する必要がなく、むしろ軍隊と軍需工場がある広島市への爆弾投下に賛成した。後年になって。原爆投下は日本の降伏を早めたので、多くのアメリカ兵の命を救ったと政府の決定を支持しているような冷血鬼である。

 このドキュメンタリーを観ていて、意外にもアメリカが陸海軍から空軍を独立組織としたのは、かなり遅く終戦後2年を経た1947年だったことに、旧日本軍と同じだなあと思ったものである。旧日本軍も独立した空軍という組織はなかった。陸軍航空隊と海軍航空隊のどちらかだった。戦闘機部隊としてよく知られている「隼」戦闘隊は、陸軍に所属した「陸軍航空飛行第64戦隊」だったし、「神風」戦闘隊は海軍航空隊に所属していた。

 このルメイ司令官は、力で徹底的に叩くような強行手段で爆撃隊を指揮していた。1962年の核戦争一歩手前で回避されたキューバ危機の際も、当時回避の決定を下したケネディ大統領に食い下がり、あくまで核施設を搬送したロシア船を攻撃すべきだとアドバイスしたそうである。その点から考えれば、東京大空襲も反撃があったら下手をすると、一層手荒な攻撃を仕掛けてもっと多数の犠牲者を生んだかも知れなかった。

 ルメイ司令官は東京大空襲で指揮を取ったが、同時に広島へ原爆投下を行った部隊の指揮官でもあった。にも拘らず、第1次佐藤栄作内閣は、彼が日本の航空自衛隊育成に貢献したとの理由で、畏れ多くも勲一等旭日大綬章を贈った。勲一等授与は、天皇が直接本人に手渡すものだが、こればかりは行われなかった。その大綬章授与については、当時国内でも相当強い反対の声があったが、佐藤首相お得意の説得術で押し切った。

 東京大空襲には、こんな裏話もあったとは初めて知ることになった。

2026年3月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6874.2026年3月9日(月) 自民党推薦の現職石川県知事敗北

 衆議院選の余波も少し収まって来たところで、このところ各地で自治体首長選が行われている。その中で、昨日石川県知事選の投開票が行われ、前金沢市長山野之義氏が、現職の馳浩知事を破り、4年前のリベンジを果たした。2024年元旦に思いも寄らず襲った能登半島地震により大災害を被った石川県にとって、最大の争点は震災復興であり、馳前知事が復興に向けて精力的に活動しているのは知っていた。今回の選挙でも地震で甚大な被害が出た輪島、珠洲、七尾各市と能登、穴水、志賀では、馳氏が制した。加えて、今波に乗っている自民党と日本維新の会の推薦を受けた馳知事は、厳しい戦いを強いられたが、4年前に勝っている相手だけに行けそうな感じだった。県内19市町で馳氏は16勝3敗で圧倒していたが、最後の金沢市が鬼門だった。実際最後の金沢市の開票を前に、馳氏は山野氏に僅かだが、差をつけていた。だが、4年前まで金沢市長だった山野氏は、有権者の4割が住む票田の金沢市で馳氏に3万4千票もの大差をつけ逆転することができた。

 しかし、自民党としては現職の知事であり、高市首相が現地へ応援に出かけ支援して党を挙げて応援したにも拘らず、功を奏さなかった。流石に自民党内ではショックを隠せないようだ。馳前知事も能登の復興に力を注ぎ、まだ達成するまでは道半ばだった。これからは山野新知事の力量が問われる。

 一方、戦闘中のイランでは、最高指導者ハメネイ師を殺害されて昨日専門家会議で後継者選びにより、ハメネイ師の次男であるモジタバ・ハメネイ師が新たな最高指導者に選出された。憲法により最高指導者は、国軍最高司令官を含むほぼすべてに亘って最終決定権をもっている。モジタバ師は、イスラム革命防衛隊でも力を持っている。ただ、イランはイスラム教の下で必ずしも一枚岩ではない。近年反政府デモが頻発し、特に今年初めには、アメリカの制裁強化により通貨急落などの影響で国民の間に生活苦が嵩じて、反政府抗議デモが発生し、当時の指導者ハメネイ師の退陣を求める反体制運動に発展した。治安部隊の出動により鎮圧して数千人規模の死者が出たと報じられたほどである。新最高指導者のモジタバ師が、こういう空気の中でどうイランを立て直すのか、手腕が問われる。

 この選出について、アメリカのトランプ大統領は好い顔はしない。「アメリカの承認がなければ長続きしない」などと述べ、イランが貯蔵する高濃縮ウランを押収するために特殊部隊を派遣することも排除しないなどと相変わらず身勝手な言葉を繰り返している。

 さて、トランプ大統領のことを考えると目の前が真っ暗になる。それを晴らしてくれるひとつは、今開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)である。相変わらずテレビ中継が行われず、昨日日本チームの結果を知ったのは、午後11時ごろだった。結果は、日本が4-3でオーストラリアを破り、グループCの1位が確定し、アメリカのヒューストンとマイアミで行われる準々決勝戦以降への出場が決まった。

 昨日東京ドームで行われたオーストラリア戦には、天皇ご一家が観戦にお見えになったが、愛子さまにとっては初めてである。

 日本チームは、明日チェコ戦を終えてからアメリカへ旅立ち、2連覇へ挑戦するが、今大会はアメリカ以外にもベネズエラ、ドミニカ共和国、キューバなど強豪国が相手になるので、厳しい優勝争いになるだろう。しかし、昨日までの日本チームの試合ぶりからすれば、優勝の可能性もかなりあると見ている。普段通りの実力さえ発揮してくれれば、勝てるものと期待している。

2026年3月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6873.2026年3月8日(日) 人気作家・山崎豊子さんの二面性

 毎月定例的に送ってくれる‘Google Search Console’が数日前に送られて来て、先月までの私のブログの内アクセス数の多いブログを知らせてくれた。この数年毎月一番多いのは、2013年9月30日に取り上げた「評価の分かれる盗作作家・山崎豊子さん」である。これは毎月着実に増えているから意外である。当の山崎さんは、私がそのブログを書いた前日に89歳でこの世を去った。「大地の子」「沈まぬ太陽」「白い巨塔」「不毛地帯」等々数多くのベストセラー作品を書き、それらは映画化もされ多くの人に広く知られた人気の作家だった。私も何冊かを読んだが、中々そのストーリー性と登場人物の特異な行動の魅力に惹き込まれた。

 読者は私が彼女を悪質な盗作作家と決めつけたことに驚き、その発生原因と疑問と意外感を持たれたのではないかと思う。やってはいけないことを、残念ながら山崎さんは、数回に亘ってやって盗作作品を書いたとされている。最初は「婦人公論」に連載中だった「花宴」に芹沢光治良の作品を流用し、本人も盗作を認めた。「花宴」は当然連載中止となり、日本文芸家協会からも会員除名処分を受けた。そのほぼ10年後に、「不毛地帯」が、シベリア抑留者の手記を流用したと朝日新聞に暴かれ、裁判沙汰にまでなっている。手記を流用された抑留者は、山崎さんの言い分に納得しておらず、山崎さんはあまり良く思われていない。しかも似たような盗用事件は他にも何件かあり、その無反省ぶりを松本清張氏に厳しく問われた。山崎さんは、盗用事件は今後引き起こさないことを約束したが、その後も盗作を行い、その後松本清張氏とは疎遠になり、絶交を突き付けられ、しばし筆を置いて鳴りを潜め、反省の気持ちを表した。だが、その松本氏が亡くなると松本氏の悪口を公言して非難し始めた。厳しく批判した人に対して理論的に抗弁もできず、相手がいなくなると反発するような対応が山崎さんの本意がどうかは不明だが、状況から推して好意的には受け取られず、人間的にもその行為は責められるのではないかと思う。

 私のブログの内容が、果たしてどれほど読まれた方に真意を読み取っていただけたかは分からないが、山崎さんの盗作と行動は、とても許しがたいと思っており、同時に大先輩である松本清張氏に対して大変礼を欠いた対応をされたように思っている。

 それにしても拙稿がこれほど多くの人の目に留まっていたとは、いかに山崎さんの盗作自体が、一般的には信じられず、初めてその事実を知って驚かれたのだと思う。それと同時に拙稿を多くの人に読んでいただいたことは、嬉しいことでもある。ブログを毎日書き続けることに大きな力を与えてもらった気がする。

2026年3月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6872.2026年3月7日(土) テレビ中継されない人気スポーツ

 日本勢の活躍に日本中が盛りあがっていたミラノ・コルティナ冬季オリンピックも終わった。今その残り香の中でトーン・ダウンしながらもパラ・オリンピックが開催されている。しかし、冬季五輪の興奮をそのまま伝えるスポーツ・イベントは、今開催中のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で、開催前から熱気を帯びた報道がされている。特に日本代表チームは2023年の前大会で優勝し、連覇がかかっていることと、大リーグで活躍中の選手らのほとんどが、その一員となっており、彼らの活躍を見たいとの期待もあり開催前から派手に報道されている。そして昨日日本で開催のCグループ緒戦で、日本は主軸の大谷翔平選手が先制満塁本塁打を放つなど打線がさく裂して13点を挙げ、台湾に7回コールド勝ちした。ドジャースのエース山本投手も投げ、大谷選手が期待に違わず活躍してメジャーリーガーの実力を披露した。連戦となった今日は韓国戦が行われ、激しい逆転劇の末、日本が8対6で韓国を下した。この試合でも大谷、鈴木誠也、吉田正尚らメジャーリーガーが本塁打を放った活躍ぶりが光った。

 誰しも不審に思っているのは、なぜこの人気のWBCをテレビで実況中継されないのかという疑問である。3年前の前回は日本の試合全7試合の平均視聴率が40%を超えたというから、ほとんどのファンがテレビ観戦をしたことになる。ところが、今回は不思議なことにそれができない。実際昨日の日本の試合は、地上波テレビの中継がなく、昨日だけではなく、これから優勝が懸かった試合すら観戦できない。それには100億円以上と言われる破格の放映権料に民放テレビ局が対抗できないために、泣く泣く中継を諦めたというのが真相である。

 地上波テレビでは放映されなかったが、その放映権を契約したのが、動画配信サービスのNetflixである。Netflixの会員なら自由にテレビ観戦することができる。今まで考えられなかったケースであり、これから世界的に関心を強めるスポーツ・イベントなどは、同じようなケースが考えられる。

 一方で、あまり気にしていない間に、近年になってメディアの中でもテレビ会社と大手新聞社に営業上大きな難題が表れている。その発端となったのは、昨年1月あるタレントがフジTVとの間で起こした性的スキャンダル問題である。フジはその後そのタレントを排除した。だが、そのせいもありフジの視聴率は落ち込み、以降フジTVへのCMを提供する会社が急減し、それは全社的番組にまで及び、視聴率上位にはフジの番組がまったく顔を見せなくなったことである。その余得でもあろうか、CMに捉われないNHK番組の視聴率が大分上位を占めている。

 一方のメディア、新聞社の分野では、大手新聞の毎日新聞社が、苦しい経営を強いられているらしい。デジタル化を押し付けて来る三菱UFJ銀行のプレッシャーで、記者がデジタル部門へ回され、紙面の劣化が酷くなり現場では無力感が漂っているという。経営上の利益が生み出せず、全国の取材網を縮小させ、大阪、西部本社には編集局長もいないという。所有する大阪の本社ビル、その他の不動産を売却することも視野に入って来た。かつての毎日は、私にとっても憧れだった。ゼミの仲間でも毎日記者になった友人が何人かいる。なんだか夕景を眺めているようで寂しい。

2026年3月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6871.2026年3月6日(金) 中国、実質経済成長率引き下げ

 作り上げた税務の資料を持って今日玉川青色申告会へ出かけて、2025年分の税務申告書を作成してもらい、すぐ裏にある玉川税務署にそれを提出して一段落となった。昨年暮れから面倒な資料の作成に取り組んだが、漸く今日の状態にまで仕上げたのは2月の半ばだった。ところが、今日作成してもらった作業のための予約がいっぱいで、今日まで気持ちが晴れないまま伸び伸びとなってしまった。今日漸く成すべきことが完結し、面倒な税務署への書類提出を済ませ、ホッとしているところである。

 さて、中国では昨日から全国人民代表大会(全人代)が開かれ、李強首相が実質経済成長率の目標を4.5~5%として、25年の目標5%前後から引き下げた。流石に経済発展著しかった中国も近年不動産不況により内需が伸びず、成長率の減速を認めざるを得ない。そんな苦しい経済事情にあるが、相変わらず軍事費の支出だけは増えるばかりで、前年比7%増で約45兆円である。

 昨日朝日朝刊の「天声人語」を読んでいて、中国共産党が生まれてから今日の中国の政治体制が構築された期間の強権的体制が誕生した過程にあったエピソードを知り、驚くとともになるほど中国らしいと納得した。エピソードとは、文化大革命の最中に罪もない青年が捕らえられ、公開裁判で死刑の判決を下され、27歳で処刑された事実である。逮捕された理由は、「親が英雄なら子は好人物、親が反動なら子もろくでなし」という血統主義を青年が批判したことによる。「造反有理」というこの言葉が文化大革命の最中には、紅衛兵らがしきりに叫んでいた言葉であるが、これは「体制や指導部、上の者に反逆、反抗することには正しい道理がある」という意味であり、青年の行動と決して矛盾するものではない。青年は論文で血統主義を批判して罪に問われた。青年が紅衛兵に何らの罪も犯していないのに何故拘束するのかと尋ねた時、紅衛兵は、「出身がお前の罪だ」と青年の両親が右派に所属していたことを理由に挙げたという。

 とにかく現在の中国は、正式名称「中華人民共和国」とはまったくかけ離れた人民のための国家というイメージは感じられない。国名こそ人民を打ち出しているが、国内で権限を握り、支配しているのは、中国共産党1党独裁であり、単なる政党の枠を超え、国家、軍など社会のすべてを指導、支配する唯一の絶対的支配者である。1949年の建国以来、中国の特異な社会主義の下で一党支配体制を確立している。

 元々中国が言う共産主義は、本来の共産主義とは全くかけ離れたものである。はっきり言って中国の国家体制の中で、「共産主義」はその影すら見られず、共産主義という言葉を使ってもらいたくないと思っている。この言葉の使い方と受け取り方の違いが日本共産党とまったく正反対のようで、そのために今日では中国共産党と日本共産党は対立したままである。

 さて、アメリカとイスラエルがグルになってイランを攻撃したことに、各国独自の主張と他人任せの論調がある。アメリカに対して、攻撃当初から強硬に戦争反対とアメリカを批判していたスペインのサンチェス首相は、イラン側の対応も批判しつつ一方的な軍事行動は断固拒絶すると述べた。これに対してトランプ大統領は、スペインとのすべての貿易を止めると怒った。ところが、他のヨーロッパ各国はトランプ氏への配慮から批判を避けている。これはわが高市首相も同じである。国会では発言を差し控えていたが、ドイツのメルツ首相との電話会談でイランが周辺国の民間施設などと攻撃したことを挙げ、イランの行動を非難するとの立場を述べた。完全にトランプ・ファミリーの一員である。かつての親分安倍元首相がイランまで出かけてハメネイ師とも会い、友好関係を築いたことはもう忘れてしまったのだろう。

2026年3月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6870.2026年3月5日(木) 旧統一教会、高裁でも解散命令下る。

 中東エリアでは、今アメリカ・イスラエル軍のイラン攻撃に伴う復讐戦が世界的に注目を集めている。個人的に残念だと思っていることに首都テヘランにあるペルシャ時代の歴史的宮殿の世界遺産ゴレスタン宮殿が、かなり破壊されたことである。テレビ画像で観ると宮殿内部の豪華な装飾や置物が大分やられていた。歴史のないアメリカ人の感覚では、あまり史跡の価値が分からないのだろう。実にもったいない。アメリカ軍はイラン各地を空爆したようだが、かつての首都だったイスファハンも攻撃したと伝えられた。その破壊ぶりは分からないが、あの街のイマーム広場の青のアラベスク模様のタイルで作られたモスクや、宮殿が何とも言えず印象的だった。損傷していなければ、好いがなぁと願う。

 一方、日本国内では、昨日東京高裁が世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に対して、東京地裁に続いて解散命令を下したことが話題となっている。

 旧統一教会の母体は韓国にあるが、その韓国で巨額資産を所有する韓鶴子総裁が、政界への贈賄容疑で逮捕され取り調べが進んでいる。日本の旧統一教会は信者が多額の資産を教団へ寄付したことにより、多くの信者の家庭が崩壊させられたことから一部の信者が教団を訴え、それが安倍晋三元首相殺害事件へ繋がった。文部科学省が昨年旧統一教会に対して解散命令を出して以来、教団が上訴し、地裁の判決を経て、昨日高裁が改めて解散を決定した。この判決を受けて、昨日高裁は早速旧統一教会の清算手続きを開始した。この高裁の決定に対して、教団は国ぐるみで教団を解散させようとしていると反発し、司法判断に納得せず、信教の自由を守るとの決意の下に戦うと述べ、最高裁への特別抗告を行う行動を選ぶようだ。

 教団は、安倍元首相が殺害されたことで大きく報道されるようになったが、全国に340カ所ほどの関係施設があり、職員も1,200名いて資産も約1千億円あると推察されている。

 安倍元首相が暗殺されるに至った経緯には、自民党と教団との政治協力を含む金銭問題などがあり、金銭感覚の鈍い自民党員の中には、教団にどっぷり浸かった党員も多いようだ。

 共産党の調査によれば、旧統一教会と安倍派に属していた高市首相との関係もかなり根深いものがあるようで、過去25年間もの長期に亘り両者は12回もの接点があるという。教団の創始者であった文鮮明氏が創刊した「世界日報」紙には、高市首相はこれまで何度も登場し、同紙社長とも面談しているそうだから、両者の関係はかなり昵懇だったと思われる。。高市首相ももう逃げ出すわけには行かないだろう。その闇の関係が、裏金問題を追及せずに、ウヤムヤにしてしまう自民党の体質となっているのではないかと思う。

 今後旧統一教会の裁判、或いは清算の過程で保有財産の処分などについて、旧統一教会はもちろん、自民党、また高市首相がどういう対応をするのか、注視したいと思っている。

2026年3月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6869.2026年3月4日(水) トランプ大統領の狂気の沙汰

 昨日から今朝まで雨が降っていたが、今朝10時前ごろから雨は上がり、空は急に晴れて明るくなった。書斎から庭を見るとしばらく目を楽しませてもらった白梅が大分花を散らせて、これから紅梅の出番を待つところである。去り行く白梅を眺めていると、何と白梅との別れを惜しむかのように待ちに待っていたウグイスが、1羽飛んで来て梅の実を抓んでいた。ウグイスに会えたのは、もう3年前くらいである。ほんの1分ばかり枝の周囲にいたが、まもなく飛び去って行った。もう少し留まって欲しかったが、それでもほんの顔見世程度でも姿を見せてくれたことは嬉しいことである。

 さて、ここ数日アメリカとイスラエルによるイラン攻撃にメディア報道が熱中している。トランプ大統領は国際法無視などの批判には一切耳を傾けず、今後もイランの核施設を破壊し、ミサイル開発能力を失わせ、イランの政治体制を変えさせるまで攻撃を続けるような発言をしている。トランプ大統領がイランを徹底的に攻撃しようとしているのは、4つの点からである。①ミサイル施設の破壊、②イラン海軍の崩壊、③核兵器の粉砕、④テロ組織の壊滅、である。首を傾げたくなるのは、これまでならアメリカのこのような暴挙に対して徹底的に非難し、止めさせるよう厳しく批判するのが常套だった中国や、ロシアが話し合いを行うべきだとトーンダウンしたように、トランプ体制に正面切って文句を言う国はなくなった。政権内部にもトランプ大統領に反対意見や、粗相を注意する人物もいない。こんなことまである。イラン攻撃直後に開かれた緊急国連安保理事会で議長役を務めたのが、何とメラニア夫人だった。その前にアメリカ代表団3人のひとりとしてイラン側と交渉していたのは、大統領の側近となった娘婿クシュナー氏だった。公に認められたわけでもなく、トランプ一族が国家の政治の中枢に入り込み政治を引っ掻き回している現状をアメリカ国民は止めることも出来ない。権限がないのに議会に相談することもなく冒した国連憲章違反行為など最早民主主義国家のリーダーとしては、あまりにも我が儘であり独裁的行動である。このほどトランプ氏のイラン攻撃に対して、アメリカ法学会のキャサリン・アミールファー会長が、国際法や国際社会のルールを無視した可能性を示唆し、軍事行動の正当性に漸く懸念を表明したが、アメリカ社会ではこのような発言をする法学会長は「井の中の蛙」と見做されるのではないだろうか。とにかく今アメリカは、大統領を筆頭に国民社会が、法を守れず、アメリカだけのために世界中に迷惑をかけながらやりたい放題である。すべて狂ってしまったようである。

 困るのは、アメリカはこの攻撃をまだ充分でないと考え、長期的にイランをアメリカの思うような政治体制に変えようと考えているようだ。この危険な状態がこのまま続くようだと、世界の経済にも、また日本経済にも大きな影響が表れる。実際高市自民党が総選挙で圧勝してから株式市場は上り調子だった。それが、アメリカのイラン攻撃が始まった途端に日経平均株価は連日大幅な値下がりである。

2026年3月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6868.2026年3月3日(火) 今日は楽しい「雛祭り」、桃の節句で~す。

 ♪あかりをつけましょ ぼんぼりに~きょうはたのしい ひなまつり♪ 

 今日は祭日ではないが、伝統的に行われている女の子の健やかな成長と健康を願う「雛祭り」である。五節句のひとつ「桃の節句」でもある。

 私は4男1女の次男だったので、女の子のためのお雛様は家にはなかった。今では兄妹が少ない家庭が多くなり、家族構成も小さくなり女の子のいる家庭では、ひな人形を飾っているところが多いのではないかと思う。最近目立つようになったのは、神社などの石段に多くのひな人形を陳列して奇を衒うような趣向を競うような傾向まで表れてきた。

 中でもよく知られているのは千葉県勝浦市の「かつうらビッグひな祭り」で遠見岬神社の階段に飾られる、いくつあるかわからないほど多数のお雛さまが下から上まで見事な展示である。残念なことに昨日から雨模様となり、今日も都内では朝から1日中雨が降っていた。これではお雛さまもずぶぬれになるだろうから、展示を控えるのではないかと思う。それにしても最近は比較的雨が降るようになった。少しでも水不足を補ってくれれば言うことなしである。今日は寒いということもあり、関東地区一帯にも積雪があると予報が出て、都内の平地では1cmの積雪と予想されていたが、結局雪は降らなかった。

 ところで、コロナ渦が去って日本への観光客も大分戻って来たようだ。昨年2025年の訪日外国人の数は、約4千2百万人だった。その国別ベスト5は、1位韓国、2位中国、3位台湾、4位アメリカ、5位香港だった。最も減少したのは、コロナ真っ最中の21年で総数にして僅か24万5千人にしか過ぎなかった。それが22年383万人、23年2千5百万人、24年3千7百万人とものすごい回復力でコロナ以前の最盛期19年の3千2百万人を追い越した。この勢いが続くなら日本国内に外国人を見ない日がなくなるだろうと思われる。外国人観光客が増えれば、外貨を落としてくれるので、国家財政にとっても大きな助けとなる。だが、ホクホクとばかりしてもいられない。巷間言われるように、特定の地域に集中するオーバーツーリズム現象が問題となっている。特に狭い土地に多くの外国人観光客が集中的に押し寄せ、普通の市民がバスなどの交通機関を利用しにくくしていることである。京都などはその典型である。日本人と外国人の宿泊税に差をつけるなどとしているが、国としてもう少し他の都市へ観光客を広める戦略を練った方が、全体としてプラスとなるだろう。

 また、外国人を対象とする場合は、その国との対日関係に影響される側面がある。最近になって中国人観光客の数が減少し始めたが、これは高市首相の台湾有事の対応発言が中国政府を怒らせ、今では日中間関係は安泰とは言えない。中国政府が日本への渡航を自粛するよう警告したことと、同時に両国間の航空路線を収縮させたことが大きく影響している。中国人は、25年12月前年同期比45.3%減少、26年1月は前年同期比60.7%減少となり、2か月連続で超大幅減少を示した。幸い中国人観光客の落ち込みをカバーする、韓国、アメリカ、東南アジアからの観光客がこれを補った。外交がひとつ間違えれば、国にとっては大きなマイナスになることがはっきりした。政府はそのことを充分認識しなければいけない。

2026年3月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com