6895.2026年3月30日(月) 新年度に採用される法改正

 このところ毎日ぽかぽか陽気が続いていて、桜も満開となり今が最盛期である。花見をしようと妻と午前中自宅近くの呑川緑道に咲き誇る桜並木の下を通って桜の美しさを充分味わってきた。Uターンした東横線都立大学駅周辺で今までまったく知らなかった日本料理「ひのや」という和風レストランが目の前にあったので、偶にはこういうところでお昼も好いなと久しぶりに美味しい和食を堪能した。駅前から自宅近くまでずっと続く桜並木ではあるが、樹齢の関係もあり大分剪定して見かけのあまり良くない桜も大分ある。概して地上から高い枝では桜の花はまだらである。並木には夜間照明も用意されているので、近い内に夜間に訪れて桜の夜景を楽しみたいとも思っている。

 さて、明後日から新年度が始まる。それに伴い、いくつか法律が導入、改正、適用拡大等が行われる。中でも大きく取り上げられているのが、民法の改正による夫婦離婚時の子どもへの共同親権制度である。1898年明治民法で婚姻制度が定められてから初めてである。離婚後の子どもの養育に関するルールの大きな転換である。現行法では離婚後は、両親の一方だけしか親権を持てなかった。改正法では、結婚が続いているかどうかに関わらず、両親は子どもの「利益」のために協力しなければならないと定められる。新たに導入される共同親権では、転居や進学先の決定など子どもにとって重大な影響を与える事柄は、両親が話し合って決める。

 離婚時に親権を巡って両親の意見が割れた場合は、家庭裁判所が子どもの利益の観点から共同親権か、従来通りの単独親権かを定める。子どもや配偶者の心身に害悪を及ぼす恐れがある場合、両親が共同で親権を行使するのが困難な場合は、必ず単独親権としなければならない。

 この他、離婚時に取り決めをしていなくとも別居の親に子どもひとりにつき月2万円を請求できる「法定養育費」が取り決められる。

 このように従来では、見向きもされなかった事態に法律が介入し多少なりとも親の離婚によって不幸な生活を強いられる子どもを救おうとの制度がスタートしたことになる。

 他にも交通、労働・雇用、社会保険・年金面での改正が行われるが、少々異質な法改正では、自転車の交通違反者に道路交通法を適用することがある。これは自転車関連の交通事故が増加して、交通事故に占める自転車事故と歩行者の事故件数が増加し、交通ルールを守らない一部の自転車利用者への苦情が増えていることに警告を発する法改正である。中身の一部に、信号無視(6,000円)、一時不停止(5,000円)、右側通行(6,000円)、携帯電話使用(12,000円)他があるが、中でも運転中に携帯電話を使用した場合の罰則が最も重い。特に最近顰蹙を買っているのは、「ながらスマホ」と言われる自転車に乗りながら片手でスマホを操っている危険な運転である。今日も花見の途中でそのような人を数件見たが、彼らはこの法改正を意識しているのかどうか、あまりピンと来ていないのではないだろうか。

 新年度も間もなくスタートする。心の中を選択するのに良い機会であると思う。

2026年3月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6894.2026年3月29日(日) 派手な企画に金をかける小池知事

 昨夜小池東京都知事出席の下に、お台場海浜公園の世界最大級と目される「東京アクアシンフォニー」の噴水ショーが始まった。レインボー―ブリッジなどを背景に青や金色の光に照らされて水が高く噴き上がり、観客を喜ばせていたという。噴水ショーは、ソメイヨシノをモチーフに噴水を含む高射噴水を組み合わせた演出で、横幅250m、高さ150mもの巨大な水の芸術だという。テレビ画像で観る限り、確かに見栄えの良いショーで観客の受けは良いと思う。噴水ショーは1日10回程度上演の予定である。

 ただ、このプロジェクトはいつか都議会で問題になった企画で、あまりにも経費がかかり過ぎることが問題となった。このための整備費として実に総額約26億4千万円が投資され、更に年間運営費が約2億円かかると言われている。東京都民の税金を使って、ほんの一部の人につかの間にしか楽しめないような企画は、地方行政が行う事業としてどうなのだろう。

 これと同じような試みは過去にも計画され実現している。それは、2023年度に行われた新宿都庁舎壁面へのプロジェクションマッピングで「TOKYO Night & Light」と称されたパフォーマンスで、この予算額は7億円だったが、経済波及効果として小池知事はどういう計算か分からない約18兆円分もあったと述べている。

 小池知事は、新プロジェクトについても巨額費用への批判はあるが、年間の観覧者が約3千万人と推計し、経済波及効果は約98億円を見込んでいるそうである。小池知事はいつも経済波及効果を重視するような発言をするが、果たしてこのような派手な瞬間的に楽しめるような企画を多額の税金を投入してまでやる必要があるのだろうか。我々都民には全くと言っても良いほど事前に知らされることはないし、納得する説明会を開くようなこともない。

 それにしても小池知事という人はこういう珍しく、派手なものが好きで関心を抱く人である。すぐ口に出す経済波及効果というものは、直接手に入る金額ではない。従って苦しい財政であるなら、普通はこれほどの出費には相当ブレーキがかかる筈である。それでも小池知事は、敢えて派手で観光客を呼び込む政策を行おうとする。

 もうひとつ、気を付けなければならないことは、今東京都は財政的に比較的裕福であると言われている。それは東京都の努力だけではなく、多額の法人税収入が東京都に入るからである。このため他の自治体がその幾分かを振り分けるよう税制の改正を提案している状態である。確かに東京都の財政的ゆとりは、その政策にはっきり表れている。それだけにあまり目立つような企画を立案するのは如何かと思う。あの豊かな神奈川県川崎市にしても東京都との財政格差があり過ぎるために、川崎市民の中には東京都への移転を考えている人が結構いると言われている。

 元々派手好みの小池知事には、庶民の生活実態がよく分かっていないのではないか。

2026年3月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6893.2026年3月28日(土) 高市首相の国民を騙す悪徳行為

 各地に櫻が満開になってきたところが増えてきた。今日も恒例のウォーキングで近所を歩いて櫻並木へ来ると正に満開だった。やはり櫻は良いなぁと感動しながらしばらく見入っていた。

 情緒ある櫻と一緒に語るには些か場違いな感じだが、政府は2026年度予算案の年度内成立に拘り、強大な勢力を背に暫定予算案を閣議決定する強引な手法を押し通している。高市人気がその大きな原動力となっている、カリスマ的な高市人気がどうしてこれほど国民から高く評価されるのかどうもよく分からない。そこには、潤沢な資金があるからではないかと気になっている。

 例えば、あまり騒がれないが、早くから高市首相は政治資金パーティを度々開催して資金を集めていた。そしてパーティ券購入者には、必ず「世界平和連合奈良県連合会」の名があった。これは明らかに旧統一教会、「世界平和統一家庭連合」である。その購入者の名前には、「早世会」と書かれていた。「早世会」とは、高市早苗の「早」と世界平和連合の「世」から名付けられたというから、関係の底深さが分かる。旧統一教会が発行する月刊誌「世界日報」に高市首相は1994年にインタビューに応じてから関係が続き、その後25年間に12回もの接触がある。霊感商法対策に関わっている山口広・弁護士は、「旧統一教会は招待を隠して違法な勧誘や霊感商法などの反社会的行為で人材と資金を獲得し、韓国本部への献金を行ってきた団体であり、政治家が関係を持つことで旧統一教会の活動にお墨付きを与え、利用されてきた。高市首相は教団との接点を指摘されてきた。それについて明確に説明し、今後は関係を絶つことが最低限の責任」と厳しく批判している。

 そこへまた、新たな疑惑が明らかになった。高市事務所が過去にパーティ券の購入者から受け取った代金を寄付金として確定申告し、寄付金控除申告をしていたという疑惑である。つまり所得税の「寄付金控除」の対象とならない政治資金パーティ券購入者に、控除のための書類を不正に発行していたということが浮上してきた。高市事務所は、脱税に協力した脱税ほう助の疑いがあることが分かった。

 総理大臣ともあろう責任ある人物がどうしてこうも意地汚い国民でもあまりやらないような悪行を冒すのだろうか。首相をはやし立てている国民にもその責任の一端はあると言わざるを得ない。高市首相は、トランプ大統領に愛嬌を振りまくような行動を慎むと同時に、自分自身の身近な経理処理などにも厳しく対処し監視の目を光らせ、悪事を行わないよう身を正すべきである。

 実は、高市首相には自分自身過去において同じような脱税を冒したことがある。その点を考えると確信犯と言える行為である。それは、2017年3月の参議院総務委員会のことである。首相自身が代表を務める選挙区支部に1千万円を寄付し、寄付金控除で所得税の還付金約3百万円を受け取った件である。総務相だった高市氏は、その事実を認め違法行為ではないが、還付の申請をすることはやめると答えたようだが、そのような認識がおかしい。実際に同じ脱税行為を冒したのは、高市首相自身である。

 どこまでも金に汚く襟を正さない「人気ある」首相である。この悪行をそう簡単にやめるとも思えない。手を変え品を変えていつまで続くのだろうか?

2026年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6892.2026年3月27日(金) アメリカ、イランお互いの言い分はバラバラ

 泥沼化したイラン戦争が、停戦に向けたアメリカ及びイスラエルとイランの双方が、自分たちの言い分だけを言っている間は、その言い分は誰が見てもまとまるような公平さがないように思える。しかも、トランプ大統領は自分の主張に確たる自信がないのか変わったり日延べしたりで、思うように同じ舞台に立てない。国家同士の話し合いがその国の首脳が相手を信じることが出来なくて、どうやって話をまとめられるのか。あまりにも交渉の基本が成っていないと思う。これではまた戦闘が始まり、いつまとまるのか見当もつかない。

 トランプ大統領の身勝手さと強引さにはほとほと呆れるばかりであるが、これまでの傲慢な語り口を聴いているとこれでは当分まとまる話もまとまらないだろう。

 ついては、今朝の朝日新聞「天声人語」に映画でも度々登場した「赤ひげ先生」が語った言葉がそのまま載っている。「人間ほど尊く美しく、清らかでたのもしいものはない」、そして「人間ほど卑しく汚らわしく、愚鈍で邪悪で貪欲でいやらしいものもない」である。後者の「人間」を「トランプ大統領」に置き換えれば、そのものズバリである。因みに置き換えてみれば、「トランプ大統領ほど卑しく汚らわしく、愚鈍で邪悪で貪欲でいやらしいものもない」となる。イラン戦争を仕かけて紛糾させ、周囲の国々に悪影響を与えるような行為は止め、もうしばらく新聞のトップ記事に載るような行動は止めて欲しいものである。

 しばらくはトランプのニュースから離れていたい。

 さて、昨日アメリカでは、メジャーリーグ(MLB)が開幕した。昨日は、アメリカン・リーグが、今日はナショナル・リーグが開幕した。ナ・リーグでは、ワールド・シリーズ2連覇のドジャースの人気が益々高まり、今日の対ダイヤモンドバックス戦では、大谷選手が1安打、山本投手が2年連続開幕投手を務めて8-2で快勝し、アメリカでも日本選手の人気は高まっている。NBCの野球中継ではアナウンサーや開設者までドジャースへの肩入れが話題になるほど、実況中継もドジャース溺愛祭りと噂されるほどで、この分だと今期も大谷、山本選手ら日本選手への人気、応援は大変なことになりそうだ。

 一方、日本でもプロ野球が今日から開幕した。選抜高校野球大会は今日9日目を迎えて準々決勝戦が行われ、ベスト4が決まった。明日は休んで3日後に優勝校が来ます。いよいよ待望の野球シーズン到来である。野球に熱中すれば、一時でもトランプのことは忘れられるかな?

2026年3月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6891.2026年3月26日(木) 昔の海外ひとり旅について書いた雑誌

 今日は2か月ぶりに東京医療センターで変形性膝関節症の検査を受けたが、ヘモグロビン(HbA1c)の数値は6.1 でまずまずだったが、血液中のたんぱく質(CRP)の数値が何と2.82という高さだった。この1週間ほど風邪か、花粉症かが分からない風邪症状に悩まされ、くしゃみ、鼻づまり等に往生している。これは近所の内科医で診てもらい薬の服用で様子を見ている。体温も血圧も問題ないが、時折原因不明の症状に苦しめられる。当分医師のアドバイスの下に薬を服用して回復を待つより仕方がないと思っている。

 ついては、先月雑誌「男の隠れ家」から依頼され、5月号に海外へのひとり旅というテーマで、まだ若かったころ初めて訪れたインドネシアでの体験記を書いて寄稿したところ、明日の発行日に先立ち今日完成した雑誌を出版社から送ってくれた。「さすらい、ひとり旅のすすめ」のテーマの下に、「珠玉の旅エッセイ20」として椎名誠氏以下私を含めて20人の旅に詳しい作家、エッセイストらが、筆を揮っている。私はこの中で「ジャカルタ郊外ボゴールへのひとり旅」と題して、初めて海外武者修行へ飛び出した今から60年前の体験記を書いた。その当時は、まだ若かったし、見るもの聞くものすべて初めてでボゴールへ行ってみようと考えたのは、単なる好奇心からだった。ボゴールには東洋一の植物園があり、噂の大きな蓮の花に乗ってみたかったからで、その目的は達した。もうひとつボゴールに関心を抱いたのは、当時のスカルノ大統領が平素からプライバシーにとかくの芳しくない噂が飛び交い、お妾さんを大勢抱えていた。その内のひとりで日本人のデヴィ夫人が豪勢なボゴール宮殿で暮らしていた。現在も都内に住みしばしばテレビにも登場するデヴィ夫人の風評に興味を抱いたからである。そんなスキャンダラスな話はともかく、ボゴールからの帰路道路上でジープが燃え盛る火災事故を目撃した。その様子をじっと見ていた時、そのジープを運転していた軍人が近づいて来て警察まで私のハイヤーで連れてって欲しいと頼まれ、仕方なく警察へ連れて行った。それが発端となりその後警察署長さん家族と親しくなり、署長さんのお宅前の広場に集落の子どもたちが集まり、一種のお祭り騒ぎになったことである。ジープの事故が思いがけない集落の盆踊り的なお祭りとなって、私自身も日が暮れるまで彼らと一緒に楽しんだことである。60年も昔のこととは言え、今も懐かしく想い出すことがある。

 ひとり旅の楽しさや思いがけないハプニングなど、読者には少しはひとり旅に興味を抱いてくれるのではないかと期待している。

 4月には、大分関わっている雑誌「イコール」第3号が発行される。これにも意外な世界遺産の訪れ方について綴った。その土地で感じたことや、感銘をうけたことをアユタヤ(タイ)、自由の女神像(アメリカ)、プラハ(チェコ)、チチェイン・イッツァ(メキシコ)、クレムリンと赤の広場(ロシア)など5つの世界遺産を訪れた訪問記として書いてみた。この雑誌も読者の反応を楽しみにしている。

2026年3月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6890.2026年3月25日(水) 震災の地・輪島市で小中学校が閉校、再編

 一昨年元旦に起きた能登半島地震は、今も半島全域に荒れ果てた影響を残している。卒業シーズンに当たり、校舎の崩壊など甚大な被害を受け取り壊し作業も行われたが、その間に輪島市内では小中学校制度が大幅に再編された。中でも昨日仮設されていた6つの小学校で寂しいことに閉校式が行われたが、これには地震の影響ばかりではなく、少子化で児童が減少したこともあり、学校の区割りが変更された。

 地震前には輪島市内にあった12校の小中学校が、震災後それぞれひとつずつの2校になり、小中一貫の9年制義務教育校が2校生まれて計4校となった。実質的には半減の計4校となった。閉校となる6校では、昨日在校生が参加して閉校式が行われたが、生徒の気持ちを想うと気の毒でならない。生徒ばかりでなく、教職員や保護者にとっても辛いことだと思う。

 会社勤めをしていたころ、若者の1人が卒業した母校が閉校に決まったと寂しそうに言っていたことがある。彼は高校を卒業するまで北海道の夕張炭鉱の町に住み通学していたので、東京に居住しても消えゆく母校への郷愁が湧いてくるのだろう。その点では、私にとって在籍した小中学校がともに長い歴史を誇る伝統校として、地域の中でその存在感を示しつつ現在も残っているのは、嬉しいことである。

 今や日本各地で過疎の土地が話題になることが増えた。全般的に人口が自然減少する傾向の中で、地方都市から都会へ移り住む人が増えているからである。その意味では輪島市のケースは、過疎化もあるが、地震という大きな災害によって市全体が寂れていく。それでも地震被災地の輪島市としては、精一杯子どもたちに教育環境を整え、育てて行こうとの意気込みを示したものだと思う。

 さて、しばしばミスを犯しながらも、相変わらず高市人気が根強いようだが、あのトランプ大統領への媚びへつらいぶりがどうして良いのだろうか、理解に苦しむ。その高市人気に肖って自民党では、2026年度の運動方針と同時に、どうやら党の指針原案が決まったようで4月に開催される党大会で公表される。この中で最も気がかりなのは、憲法改正である。これまでの自民党政権も憲法改正については、いろいろ検討していたようだが、あまり目立って話題に取り上げられるようなことはなかった。ところが、今や衆議院で単独過半数を獲得した勢いで、憲法改正へ向かって突き進もうとしている。本運動方針案では、憲法改正について「必ずや実現する」と改正へ前のめりである。国会における憲法審査会を積極的に開催し、憲法改正原案の作成、国会提出を目指すとの方針を掲げた。次の国会で憲法論争が始まるのではないかと憂慮している。果たして憲法改正案が国会に提出された時、メディアはどのように報道するだろうか。国民の受け止め方はどうだろうか。学生ら若者たちはどう思うだろうか。安保闘争に参加した60年以上も昔の学生だった我々には、とても理解出来ないことであるが。イラン攻撃こそ耳目で入って来るが、臨場感としては戦争を意識したことのなり彼らが、戦争に賛成するような行動を起こすのだろうか。自民党のこれからの動きが心配であり、不安でもある。

2026年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6889.2026年3月24日(火) 嘘つきトランプがイランと交渉?

 日本時間21日午後8時ごろアメリカのトランプ大統領は、48時間以内にホルムズ海峡封鎖を解除することをイランに要求し、これが実現しない場合は、アメリカがイランの発電所を攻撃し、完全に破壊すると述べた。これに対してイラン軍司令部報道官は、敵がイランの燃料・エネルギー施設を攻撃した場合、中東地域にあるアメリカのすべてのエネルギー施設等を標的にすると警告した。売り言葉に買い言葉でどっちもどっちである。トランプ大統領はそのための猶予期間を2日間与えると語った。それでもイランとの協議がまとまらなければ即攻撃を実行すると述べた。ところが、このところ思惑が外れることが多く、しばしば発言を変更しているトランプ大統領としては、今度こそ本当に目的を達成するとの意気込みである。しかし、イランの交渉相手を明かさない。一方で、イラン側は交渉をしていないと否定し、アメリカとはまったく意見が食い違っている。

 そして、公言した2日間が経過する直前の昨23日になって、トランプ大統領は突然石油施設攻撃の予定を5日間延期すると述べた。どうもチグハグであるが、トランプ氏は、「敵対関係の完全かつ全面的解決に向け、過去2日間非常に良好で生産的な協議をおこなった」と表明し、その成果を条件としてイランの軍事施設への攻撃を5日間延期するよう国防総省に指示したと語った。引き続きイランとの停戦に向けて両政府が協議を続けると表明した。ところが、トランプ氏の交渉相手がイラン政府の如何なる責任者なのか、相変わらず名前を語らなかった。どこまで本気で現状打開の努力をしているのか、実際に交渉しているのか、交渉経緯は極めて複雑で分からない。果たして5日後にアメリカ軍は、イランの石油施設への攻撃を実施するのだろうか。このトランプ大統領の発言を受け、アメリカの株価は急反発し、原油価格は急落したのである。イランの交渉相手が誰だか分からない停戦交渉に、経済界は振り回されていると言える。多くの点でアメリカ経済に影響されがちの日本でも、直ちに反応して株価が急騰した。

 いま別の意味で懸念されるのは、トランプ大統領の発言が、しばしば変わることである。その発言の重みが減じて軽々に感じ取られるようになった。はたして、5日後の日本時間28日にアメリカ軍は、イランの石油施設を攻撃し得るだろうか。或いは、イランの不明な交渉相手と交渉をまとめることが出来ようか。

 遥かに日本から遠く離れた国々の諍いであるが、日本にも石油の問題で大きな影響があり右往左往させられている。トランプ大統領への期待はあまり当てにならないが、せめて我々一般国民は、ひたすら戦争が停戦となることを期待するしかない。

2026年3月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6888.2026年3月23日(月) 政治の力に押しつぶされる真面な声

 日米首脳会談を終えた高市首相に対する評価は、読売新聞の世論調査によると国民の評価は69%だったそうだから、自民党としてはホッとしていることだろう。

 ところが、昨日の東京新聞「本音のコラム」欄に前川喜平・元文部科学事務次官が、厳しく批判している。前川氏は、通常日本人がどんなことをやっても日本人として恥ずかしいと思うことはないと言いながらも、日米首脳会談の高市首相の言動には久し振りに「日本人として恥ずかしいと思った」と書いている。そして、何より恥ずかしく思ったのは、戦争を始めた張本人に向かって「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」とお追従を言ったことに対してである。その挙句に愚鈍で下品で卑屈な首相を何とか早く辞めさせなければいけないと述べている。

 確かにこのお追従的発言は、一部では顰蹙を買っているが、日本のみならず海外でも好意的に受け取られていない。何故にトランプ氏にここまで気遣いをしなければならないのか分からない。

 ついてはどうしても気になっている政治評論の問題がある。政治評論は中々気難しい点があり、あまり政府自民党に楯突くと干されやすいということである。例えば、かつて毎週のようにテレビのレギュラー・コメンテーターとして報道番組TBS系「サンデーモーニング」に出演していた元共同通信社記者でフリージャーナリストの青木理氏の姿が、このところ見られなくなった。青木氏の場合は、2024年9月よりテレビ出演を自粛していることが理由である。しかし、そもそもその前に「自民党支持者は劣等民族」と語ったことが、物議を醸して自粛するようになったということである。日本のメディアには、残念ながら言論の自由が充分許されているように思えない。尤もそれは政治家が彼らから批判されるのを恐れ、言いたいことを抑えたり、誇大な発言を控えるようになった腹いせもあるだろう。ジャーナリストらは政権に物申すと安倍首相時代に官邸から敵視され、「政治的公平?」を求められてうやむやにTV局が政権に折れ、物申すジャーナリストは排除されるようになった。同様に、佐高信氏についても言える。青山葬祭場で行われた小田実の葬儀の折に、目にしただけで直接話し合ったことはないが、論客佐高氏も残念ながら、近年ほとんど政治番組には出演することはなくなった。佐高氏は、「反骨の評論家」として経済、憲法、社会問題等々幅広い分野で活動を続けてきた。格調高い解説を何とか聴いてみたいものである。

 前記の前川氏のケースは、自由に活動できる総務省からの権限の及ばない立場にいるので、いかに首相の排除をけしかけようとも公筋から排除される心配はない。

 それにしても民主的、言論の自由を謳いながらも権力者は権力を握るとそれに歯止めを掛けようとし勝ちである。今や自民党が単独過半数を獲得して、報道管制をし得る立場にはある。だが、反対意見を一方的に抑圧するやり方では、民主主義とは言えない。民主的眼力でこの動きを監視し続けなければ、権力者の思いのままだろう。

2026年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6887.2026年3月22日(日) 大相撲、霧島3度目の優勝に大関復帰か?

 一昨日20日は、春分の日だった。水温む季節とも言われる春であるが、その日東京都内の気温は予想に反して随分寒かった。最高気温8.6℃だったが、昨日になって16℃と上がり、3連休の最終日、今日もまた暖かい1日となり、都心の最高気温は17.1℃だった。

 さて、大阪で開かれている大相撲春場所も今日千秋楽を迎え、関脇霧島が昨日に続き今日も敗れて12勝3敗となったが、昨日すでに3度目の優勝が決まっていた。霧島は、元大関で実力は充分であるが、2年半ほど優勝から遠ざかり、その間に大関から平幕まで落ちてしまった。過去2場所はそれぞれ11勝を挙げていたので、今場所12勝の優勝で大関へのカムバックが期待されている。霧島はモンゴル出身力士であるが、横綱豊昇龍も同じであり、今では日本人力士よりモンゴル人力士の方が力は上ではないかと思えるような状態である。

 実は、今場所の6つの階級の優勝力士には、霧島をはじめとしてモンゴル人出身力士が、幕内、十両、幕下、序二段の4人もいる。日本人力士は僅かに三段目と序の口の2人だけである。将来このまま推移すると日本人力士の数がどんどん減るのではないかと懸念される。この他に2場所連続優勝を飾り、大関まで昇進した安青錦は、入門してからこれまで1度も負け越したことがなく、順調に現在の地位まで上がって来た。今場所は横綱昇進のための足固めの場所と見られていたが、今日負けたことによって7勝8敗と負け越してしまった。こうなると横綱どころか、来場所連続負け越したら大関の地位からも陥落してしまう。この安青錦も戦乱の地ウクライナの出身であり、土俵上も国際的になり日本人力士の存在感が薄れてきた。

 昨日終わった日米首脳会談については、アメリカのトランプ大統領の発言が益々過激化して、NATO諸国に対して一向に協力しないと厳しく非難している。ことイラン戦争に関してはとても停戦となる気配がない。世界中がトランプ大統領の言行に振り回されているばかりである。このほど元FBI長官で、ロシア疑惑を指揮した元特別検察官でもあったロバート・マラー氏が亡くなった。当時の報告書には、ロシア政府とトランプ陣営の繋がりが確認されたと記載され、トランプ氏がロシアと密約を交わした可能性があるとして疑惑に包まれていた。その恨みがあるのか、マラー氏の死を知って、「彼が死んでうれしい。彼はもう無実の人々を傷つけることは出来ない」とコメントしたが、疑われたことを根に思い、このようによくぞ死人を鞭打つものである。世界の人びとは、トランプこそ早く死ね!と願っているのではないだろうか。

2026年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6886.2026年3月21日(土) AIが就職戦線から遠ざけられる。

 昨日行われた高市首相とトランプ大統領による日米首脳会談で、一応表面的には対立点もなく平穏に収まったかのように見えるが、国際社会においてはアメリカの横暴ぶりと首相のトランプ大統領への媚びへつらいぶりが、皮肉っぽく受け取られている。日本国内でもトランプ大統領への追従で短期的にはうまく立ち振舞っているように見えても、中長期的には日本の国益にかなうのかは疑問だと考えられている。

 そして、高市首相がここまで言うかと思えるようなトランプ大統領へのお世辞「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」には、ニューヨーク・タイムズ紙は、首相がトランプ氏に対して一貫して取って来た作戦である「愛嬌」を頼りにしたと論評した。AP通信は、平和の構築者とみなされたいトランプ氏の願望に訴えたと評した。フランスのル・モンド紙は首相がトランプ氏にお世辞の一種である「ごますり」を巧みに使い、アメリカの取り組みを支援する用意があると表明した。

 いずれも首相の言動を露骨には批判しないが、皮肉を交えた論評である。トランプ氏の3男の誕生日に当たり祝意を表するなど、トランプ氏をヨイショする印象ばかりが強く印象に残った。これから国家の暴力が罷り通るような世相になり、世は平穏とは程遠い時代になるのではないか。高市首相の訪米はその予感を抱かせるものである。

 さて、今話題となっている生成AIの利用について、17日の本ブログでちょっと取り上げたが、大学や研究機関などでは問題になりつつあるという。特に日本の大学に異常事態が起きていると伝えられている。大学4年生にとって最後の関門である卒業論文の質が劇的に向上し、未提出で留年というケースが減少した。論文構成や、文章力では非の打ちどころがないという卒論が沢山書かれているという。論文の文章が優秀なら大いに結構なことだと思う。ある大学の定年を控えた教授が、これほど高い水準の卒論ばかりを読んだのは初めてと驚いていたそうである。卒論の構成が良くなり文章力も向上し、そのレベルが上がったのなら喜ぶべきことである。

 しかし、そこには大きな問題がある。彼らの優秀な卒論はほとんどAIに依存している。その結果として文章がほとんど似たような文章になる。明らかに学生が自分で考えて書いた文章ではないように思える。ある卒業生に良く書けたと教授が褒めたところ、彼は「チャッピー様々です」と応えたそうである。これは日本ばかりではなく、世界的な傾向だそうである。

 この結果、就職戦線に問題を投げかけている。学生が企業に送るエントリー・シートを昨年辺りからその提出を求めない企業が増えてきたという。学生が提出するエントリー・シートがAIに書かせたことが明かだということが分かるくらい内容が似ているからである。これではエントリー・シートを提出させても意味がない。企業の立場も理解できる。AIが文章を書く人にとって役立つなら良いが、その人の文章力を向上させるものでなく、下手をすると能力を低下させる危惧もある。文章は、自分がペンを持って紙に直接書き留めることである。その過程で文章を構成する力を身に着ける。それらの地道な努力をせずして、優れた文章を他人(AI)に作ってもらうというのは、虫が良すぎるかも知れない。AIも思わぬところでAI自体が無駄だということを教えてくれたようなものである。

2026年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com