6888.2026年3月23日(月) 政治の力に押しつぶされる真面な声

 日米首脳会談を終えた高市首相に対する評価は、読売新聞の世論調査によると国民の評価は69%だったそうだから、自民党としてはホッとしていることだろう。

 ところが、昨日の東京新聞「本音のコラム」欄に前川喜平・元文部科学事務次官が、厳しく批判している。前川氏は、通常日本人がどんなことをやっても日本人として恥ずかしいと思うことはないと言いながらも、日米首脳会談の高市首相の言動には久し振りに「日本人として恥ずかしいと思った」と書いている。そして、何より恥ずかしく思ったのは、戦争を始めた張本人に向かって「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」とお追従を言ったことに対してである。その挙句に愚鈍で下品で卑屈な首相を何とか早く辞めさせなければいけないと述べている。

 確かにこのお追従的発言は、一部では顰蹙を買っているが、日本のみならず海外でも好意的に受け取られていない。何故にトランプ氏にここまで気遣いをしなければならないのか分からない。

 ついてはどうしても気になっている政治評論の問題がある。政治評論は中々気難しい点があり、あまり政府自民党に楯突くと干されやすいということである。例えば、かつて毎週のようにテレビのレギュラー・コメンテーターとして報道番組TBS系「サンデーモーニング」に出演していた元共同通信社記者でフリージャーナリストの青木理氏の姿が、このところ見られなくなった。青木氏の場合は、2024年9月よりテレビ出演を自粛していることが理由である。しかし、そもそもその前に「自民党支持者は劣等民族」と語ったことが、物議を醸して自粛するようになったということである。日本のメディアには、残念ながら言論の自由が充分許されているように思えない。尤もそれは政治家が彼らから批判されるのを恐れ、言いたいことを抑えたり、誇大な発言を控えるようになった腹いせもあるだろう。ジャーナリストらは政権に物申すと安倍首相時代に官邸から敵視され、「政治的公平?」を求められてうやむやにTV局が政権に折れ、物申すジャーナリストは排除されるようになった。同様に、佐高信氏についても言える。青山葬祭場で行われた小田実の葬儀の折に、目にしただけで直接話し合ったことはないが、論客佐高氏も残念ながら、近年ほとんど政治番組には出演することはなくなった。佐高氏は、「反骨の評論家」として経済、憲法、社会問題等々幅広い分野で活動を続けてきた。格調高い解説を何とか聴いてみたいものである。

 前記の前川氏のケースは、自由に活動できる総務省からの権限の及ばない立場にいるので、いかに首相の排除をけしかけようとも公筋から排除される心配はない。

 それにしても民主的、言論の自由を謳いながらも権力者は権力を握るとそれに歯止めを掛けようとし勝ちである。今や自民党が単独過半数を獲得して、報道管制をし得る立場にはある。だが、反対意見を一方的に抑圧するやり方では、民主主義とは言えない。民主的眼力でこの動きを監視し続けなければ、権力者の思いのままだろう。

2026年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6887.2026年3月22日(日) 大相撲、霧島3度目の優勝に大関復帰か?

 一昨日20日は、春分の日だった。水温む季節とも言われる春であるが、その日東京都内の気温は予想に反して随分寒かった。最高気温8.6℃だったが、昨日になって16℃と上がり、3連休の最終日、今日もまた暖かい1日となり、都心の最高気温は17.1℃だった。

 さて、大阪で開かれている大相撲春場所も今日千秋楽を迎え、関脇霧島が昨日に続き今日も敗れて12勝3敗となったが、昨日すでに3度目の優勝が決まっていた。霧島は、元大関で実力は充分であるが、2年半ほど優勝から遠ざかり、その間に大関から平幕まで落ちてしまった。過去2場所はそれぞれ11勝を挙げていたので、今場所12勝の優勝で大関へのカムバックが期待されている。霧島はモンゴル出身力士であるが、横綱豊昇龍も同じであり、今では日本人力士よりモンゴル人力士の方が力は上ではないかと思えるような状態である。

 実は、今場所の6つの階級の優勝力士には、霧島をはじめとしてモンゴル人出身力士が、幕内、十両、幕下、序二段の4人もいる。日本人力士は僅かに三段目と序の口の2人だけである。将来このまま推移すると日本人力士の数がどんどん減るのではないかと懸念される。この他に2場所連続優勝を飾り、大関まで昇進した安青錦は、入門してからこれまで1度も負け越したことがなく、順調に現在の地位まで上がって来た。今場所は横綱昇進のための足固めの場所と見られていたが、今日負けたことによって7勝8敗と負け越してしまった。こうなると横綱どころか、来場所連続負け越したら大関の地位からも陥落してしまう。この安青錦も戦乱の地ウクライナの出身であり、土俵上も国際的になり日本人力士の存在感が薄れてきた。

 昨日終わった日米首脳会談については、アメリカのトランプ大統領の発言が益々過激化して、NATO諸国に対して一向に協力しないと厳しく非難している。ことイラン戦争に関してはとても停戦となる気配がない。世界中がトランプ大統領の言行に振り回されているばかりである。このほど元FBI長官で、ロシア疑惑を指揮した元特別検察官でもあったロバート・マラー氏が亡くなった。当時の報告書には、ロシア政府とトランプ陣営の繋がりが確認されたと記載され、トランプ氏がロシアと密約を交わした可能性があるとして疑惑に包まれていた。その恨みがあるのか、マラー氏の死を知って、「彼が死んでうれしい。彼はもう無実の人々を傷つけることは出来ない」とコメントしたが、疑われたことを根に思い、このようによくぞ死人を鞭打つものである。世界の人びとは、トランプこそ早く死ね!と願っているのではないだろうか。

2026年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6886.2026年3月21日(土) AIが就職戦線から遠ざけられる。

 昨日行われた高市首相とトランプ大統領による日米首脳会談で、一応表面的には対立点もなく平穏に収まったかのように見えるが、国際社会においてはアメリカの横暴ぶりと首相のトランプ大統領への媚びへつらいぶりが、皮肉っぽく受け取られている。日本国内でもトランプ大統領への追従で短期的にはうまく立ち振舞っているように見えても、中長期的には日本の国益にかなうのかは疑問だと考えられている。

 そして、高市首相がここまで言うかと思えるようなトランプ大統領へのお世辞「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」には、ニューヨーク・タイムズ紙は、首相がトランプ氏に対して一貫して取って来た作戦である「愛嬌」を頼りにしたと論評した。AP通信は、平和の構築者とみなされたいトランプ氏の願望に訴えたと評した。フランスのル・モンド紙は首相がトランプ氏にお世辞の一種である「ごますり」を巧みに使い、アメリカの取り組みを支援する用意があると表明した。

 いずれも首相の言動を露骨には批判しないが、皮肉を交えた論評である。トランプ氏の3男の誕生日に当たり祝意を表するなど、トランプ氏をヨイショする印象ばかりが強く印象に残った。これから国家の暴力が罷り通るような世相になり、世は平穏とは程遠い時代になるのではないか。高市首相の訪米はその予感を抱かせるものである。

 さて、今話題となっている生成AIの利用について、17日の本ブログでちょっと取り上げたが、大学や研究機関などでは問題になりつつあるという。特に日本の大学に異常事態が起きていると伝えられている。大学4年生にとって最後の関門である卒業論文の質が劇的に向上し、未提出で留年というケースが減少した。論文構成や、文章力では非の打ちどころがないという卒論が沢山書かれているという。論文の文章が優秀なら大いに結構なことだと思う。ある大学の定年を控えた教授が、これほど高い水準の卒論ばかりを読んだのは初めてと驚いていたそうである。卒論の構成が良くなり文章力も向上し、そのレベルが上がったのなら喜ぶべきことである。

 しかし、そこには大きな問題がある。彼らの優秀な卒論はほとんどAIに依存している。その結果として文章がほとんど似たような文章になる。明らかに学生が自分で考えて書いた文章ではないように思える。ある卒業生に良く書けたと教授が褒めたところ、彼は「チャッピー様々です」と応えたそうである。これは日本ばかりではなく、世界的な傾向だそうである。

 この結果、就職戦線に問題を投げかけている。学生が企業に送るエントリー・シートを昨年辺りからその提出を求めない企業が増えてきたという。学生が提出するエントリー・シートがAIに書かせたことが明かだということが分かるくらい内容が似ているからである。これではエントリー・シートを提出させても意味がない。企業の立場も理解できる。AIが文章を書く人にとって役立つなら良いが、その人の文章力を向上させるものでなく、下手をすると能力を低下させる危惧もある。文章は、自分がペンを持って紙に直接書き留めることである。その過程で文章を構成する力を身に着ける。それらの地道な努力をせずして、優れた文章を他人(AI)に作ってもらうというのは、虫が良すぎるかも知れない。AIも思わぬところでAI自体が無駄だということを教えてくれたようなものである。

2026年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6885.2026年3月20日(金) 日米首脳会談は、日本に成果はあったか。

 世界中から注目されていた日米首脳会談が、今日真夜中に高市首相とトランプ大統領の間で行われた。事前にイラン攻撃や、ホルムズ海峡の原油輸送船の安全航行などで、NATOや中国から厳しい声が伝えられて、自らの言い分を撤回したトランプ大統領だったが、高市首相を与しやすしと見たのか、終始頗るご機嫌が良かったようだ。冒頭に首相が大統領を持ち上げるような発言「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っている。私は諸外国に働きかけて、しっかり応援をしたいと思っている。今日はそれを伝えに来た」とのヨイショに気分を良くしたようだが、NATO首脳陣はこのパフォーマンスをどう見ただろうか。大統領は、「日本の対応について非常に素晴らしい支援を受けている。NATOとは全く違う」と納得したようだ。

 会談の大きな課題は2つあった。ひとつは、大統領が求めたホルムズ海峡の安全確保のための貢献に対して、首相は、戦闘が続く中での自衛隊の艦船派遣は、法的制約が多い日本の実情を説明し、可能な貢献を行う意向を伝え、大統領は艦船派遣に関する要求を重ねなかった。

 もうひとつは、日米関税合意に基づく対米投融資額は約87兆円で、アメリカ産エネルギーの生産拡大にともに取り組むことを確認した。

 首相にとって不満が残ったのは、対中政策について大統領がどう考えているのかを知りたかったが、対中関係で中国を誤解させたくないと考えたのか、あまり対応してくれなかったことぐらいだろうか。

 訪米前には、時期的にも、中東情勢の流れからも難しい時期であったが、首相としてはまずまずの成果だったと納得しているのではないかと推察される。ただ、事態は動いており極めて流動的であるだけに、首相としては安閑としてはいられないだろう。

 各国メディアが興味を抱いたのは、日本人記者がトランプ大統領へイランへの攻撃をなぜ同盟国に事前に知らせなかったのかと質問したことに対して、秘密事項は事前に他へ伝えない、対米戦争開始時に日本軍が秘密裏に真珠湾攻撃を行ったのも同じだろうとの大統領の説明に、イギリスやドイツのメディアはとりわけ関心を持って伝えていたようだ。

 さて、昨日開幕した選抜高校野球大会で開会式直後の最初の試合で、昨年夏の全国高校野球大会優勝校の沖縄尚学高が、東京代表の帝京高に3-4で敗れた。そして2日目の今日は、昨年の選抜大会の優勝校・横浜高が鹿児島県代表の神村学園に0-2で負けてしまった。最終回に二死満塁の逆転のチャンスが訪れたが、打者三振で呆気なく敗れた。プロ野球とは異なり、高校野球は正確な情報が入手し切れず、勝敗の予想は難しいが、それにしても昨年の春夏の優勝校が緒戦で早々に姿を消すとは意外だった。

 終盤戦に入った大相撲春場所も今日は13日目であるが、元大関の関脇霧島が12勝1敗で優勝争いのトップに立っている。霧島に続く力士は、横綱豊昇龍と前頭5枚目の琴勝峰であるが、今日時点で勝ち星2つの差をつけているので、明日にも優勝が決まるかも分からない。

 プロ野球も日米とも間もなく公式戦が始まる。もともとスポーツ好きだったので毎日文を綴りながら折を見てテレビ観戦するのも悪くない。

2026年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6884.2026年3月19日(木) 小学生の孫の推理小説熱中ぶりに驚く。

 野球ファンが楽しんだWBCは、昨日ベネズエラとアメリカの間で決勝戦が行われ、3-2で準々決勝に日本を破ったベネズエラが勝ち初の栄冠を勝ち取った。ベネズエラの応援団を始め、ベネズエラ現地では盛り上がって国中が大興奮ぶりである。1月にアメリカがベネズエラのマドゥラ大統領夫妻を強引に首都カラカスから、国際法違反の身柄拘束をしてアメリカへ連れ去った事件があっただけに、ベネズエラ国民としては、アメリカを破ったことで少しは溜飲が下がったのかも知れない。メジャーリーグ機構(MLB)はWBC開催の1主宰者でもあるが、当初MLBはあまり力を入れていなかった。その一方、日本チームは最初から最強チームを派遣して2006年以来6度目の開催とされたWBCで、実に3度の優勝を飾った。しかし、その後WBCの人気が高まるにつれ、MLBもチームの強化に乗り出し、アメリカは第4回大会で初優勝を遂げた。今大会は各チームとも最強と見做されるチーム作りに乗り出し、各国とも現在メジャーリーグで活躍している選手らでチームを結成し、戦った。日本は善戦したが、初めてベスト8に終わった。これからは優勝するには、今以上の力を付けなければならず、一層の努力が望まれる。

 高市首相は今日アメリカの土を踏んだが、元駐日大使のハガティ上院議員ら与野党議員は、高市首相を歓迎する決議案をまとめたそうである。その決議案には、強固で持続的な日米同盟を再確認すると明記されている。決議案には、日本が防衛費増額や、安全保障関連法の整備に取り組んだことを評価している。同時に中国を念頭に東・南シナ海での力による現状変更の試みに、アメリカは反対の立場であることを強調した。また、アメリカの対日防衛義務を定めた日米安保条約第5条の沖縄県・尖閣諸島への適用を再確認することも盛り込んでいる。

 トランプ大統領は、ホルムズ海峡への艦船派遣の要請は取り下げたが、まだ未練たっぷりで同盟国に対して消極的だとして不満をぶちまけており、これが現地19日に行われる日米首脳会談にも影響するのではないかと心配されている。トランプ・ペースに巻き込まれないよう充分注意して欲しい。

 さて、東京都内でも靖国神社の桜が花をほころばせ、今日櫻の開花宣言が行われた。偶然にも今日から春の選抜高校野球が始まった。

 ところで、私には孫が5人いるが、一番年下の孫は、今日小学校の卒業式を迎えた性格の明るい女の子である。卒業のお祝いをしようと妻と横浜市内の次男の自宅を訪ねた。お祝いに読書好きの彼女に読書券をプレゼントした。近くのレストランで昼食をして、いろいろ話をしている内に、彼女が手にしている文庫本が目に入り、そのタイトルにびっくりした。こんな本が面白いのかと聞いてみた。タイトルは、「時計館の殺人」という長編推理小説で推理作家の綾辻行人が30年ほど前に日本推理作家協会賞を授賞した作品である。ヒット・シリーズ物だが、小学生にとってそんなに興味が湧く書とも思えない。ところが、彼女の面白いという返事に驚いた。私には読んでみようと言う意欲はあまり湧かない作品だが、たかが小学生が、よくぞこのような推理小説に入れ込むものだとある面で感心している。

2026年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6883.2026年3月18日(火) 日米首脳会談は、米の朝令暮改でどうなる?

 改めて思うことだが、トランプというアメリカ大統領ほど自分勝手に世界中を引っ掻き回している首脳はいるだろうか。自分の言ったことがよく分かっていないのではないか。朝令暮改なんて言葉が吹っ飛んでしまうほど、彼の発言は毎日慌ただしく変わっている。あれほどホルムズ海峡の安全航行のために信頼し得る国々へ艦船派遣を強要しておきながら、今朝になって突然NATO加盟国や日本の支援は必要ないと、要請を土壇場でひっくり返すような大転換ぶりを示した。EUでは、ドイツ、スペイン、イタリアに続き、フランスも昨日断った。中国も控え目に断った。こうなると常に強気のトランプ氏も立場がない。癪に触って簡単にひっくりかえしたのだろう。

 一方、今夜羽田を発った高市首相は明日トランプ氏との首脳会談を控えて、恐る恐る対策を検討中だったが、どう対応するのか結論は出ていない。しかし、日本サイドは、中東から原油が輸入されなくなった場合を懸念し、アラスカからアメリカ産の原油を輸入すれば、代替えできるとのアメリカへ気を遣った苦し紛れの案も出ている。トランプ氏は、中国と日本を例に挙げて日中韓はアメリカに感謝するだけではなく、助けに来るべきだとあてつけのようなことまで口走っている。そんな時に、同時に、イランでの軍事作戦について近く撤退すると発言した。

 そして今日アメリカのテロ対策のトップである国家テロ対策センターのジョー・ケント所長が、イランへの攻撃に抗議して辞任しトランプ大統領に方針の転換を求めた。政権の要職者が公然と批判したことになり、トランプ氏への批判がさらに高まることだろう。

 今やイランと言わず中東諸国では、戦闘が日常となっている。何とイランの国家安全保障最高評議会トップのラリジャニ事務局長が、イスラエル空軍の攻撃により殺害されたとイスラエル政府が公表した。ラリジャニ氏は、故ハメネイ師の最側近と言われ、今も指導力と権威において抜きん出た存在だった。イランが報復に出ることは間違いないだろう。それにしてもイスラエルはどうして戦いを仕かけてばかりいるのだろう。レバノン南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点へ、陸路侵攻し地上作戦を始めたとイスラエル軍が発表した。この作戦についてもNATOは、共同声明を発表し、緊張緩和に向けた取り組みを促した。

 中東ではないが、中東の空気が伝染したのか、パキスタンとアフガニスタンの間でも戦火が激しくなった。先月下旬パキスタン空軍による空爆が始まって以来、一昨日夜パキスタン空軍による首都カブール市内の病院へ国際法違反の空爆があり、400人が死亡した。

 戦争に明け暮れる人間。仏教では人間は愚かな凡夫と認め、それを懺悔することで慈悲や知恵を育む道が開かれるとされているが、現状はいつまで経っても凡夫のままではないだろうか。今のトランプ大統領や、イスラエル人の言動を知ると、彼らの愚かさは未来永劫に修正されず、凡夫のままで終わりそうである。

 私は現地をひとりで訪れた体験から自分なりの考えを持っている。ベトナム戦争中にアメリカ兵によりベトナムで怖い目に遭わされた。14年前に訪れたイスラエルでは、周りを警戒しながら生活しているイスラエル人の気持ちと、9年前に訪れたアウシュビッツ収容所の残虐な事実を知ってユダヤ人の苦衷を想った。だが、近況を知るととてもユダヤ人というか、イスラエル人の言動は許せないと思う。

2026年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6882.2026年3月17日(火) トランプ大統領の要請に各国の反応は?

 明日高市首相は訪米し、明後日トランプ大統領と会談する予定である。当初日米首脳会談が決まったころは、まだイラン攻撃前だったので、現在のような深刻な状況ではなかったが、今やイスラエルとの共同作戦でアメリカがイランを激しく空爆したことにより、日米関係も難しい事態に追い込まれている。トランプ大統領は、高市首相との会談を視野にホルムズ海峡の石油輸送船の安全航行のために、日本を始め中国と同盟国へ艦隊派遣を要請するような身勝手な要求をした。要請したのは7か国に対してであるが、いずれの国もアメリカが国際法違反で仕掛けた戦争との解釈の下に、どう対応すべきか思案中である。トランプ氏は昨日支援を要請したのは、彼らがどう反応をするか知りたいためだと無責任なことを仄めかしていた。この7か国の中で、率先して最も強硬に反対しているのはドイツである。ピストリウス国防相は、「強力な米海軍が単独では成し遂げられないことを我々に期待している。これは我々の戦争ではなく、我々が始めた戦争でもない」と距離を置く姿勢を示した。メルツ首相もこの戦争のリスクは大きい。軍事的な解決はなく、政治的な解決しかないと断っている。

 一方、アメリカの非同盟国である中国は、軍事行動の中断を述べ、事実上拒否の意思を示唆した。これに対して、国としての回答を保留したままの日本は、「法律に触れないかどうかを検討中」のような生ぬるい考えを漏らしていた。政府としては、トランプ大統領の要求を拒否すれば、日米関係の冷え込みが懸念される一方、艦隊を派遣すればイランとの関係悪化や中東情勢の緊張に巻き込まれるリスクがあるため、苦悩している。政府内には、日米同盟の重視に傾く一方で、多くのエネルギー源を中東からの輸入に頼る板挟みの状況である。それでも紛争の最中の中東に自衛隊艦船を送ることは現状では難しいとの認識が強いようで、明日までに何とか決めようとしている。いつもアメリカの言うなりの日本としては、イランとの関係が悪化したとしても高市流にアメリカの要求に従う道を選ぶのではないかと懸念している。

 さて、いま流行りというか、あらゆる分野で利用が拡大している生成AIであるが、これが最近急速に大学生活の間に入り込んでいて、従来の堅実な勉学にマイナス面で現れてきているという。言うまでもなく、多くの学生が論文執筆にAIを利用しているからである。思いも寄らなかったことであるが、学生の書く文体がお互いに大分似ているとの指摘がある。卒業論文などにAIを活用していることは近年話題になっていた。それがそれ以外の分野にもAIが進出して普通の文章を書く場合でも形式的にどことなく似た文章になっているというから、それを読む側からすれば、不思議な感覚がするのではないだろうか。これには、ペンを使って文を書く習慣が薄れている現代にあり得ることで、子どものころからあまりAIに頼らず考えながら紙に書く習慣が失われたことにより、現代病が蔓延ったようだ。気になることである。

2026年3月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6881.2026年3月16日(月) 日本代表敗れ、WBC連覇成らず

 生憎テレビで生中継されなかったが、WBCでは1次ラウンドを勝ち抜いた国で争う決勝トーナメントが始まり、昨日準々決勝で日本は、ベネズエラに8-6で逆転負けして、日本のWBCはあっけなく終わってしまった。過去5回の大会で3度の最多優勝を誇る日本は、今回も3年前の前回に続く連覇を狙って、かつて見られないほど脂の乗り切った選手が選ばれ選手層が厚かったが、投手陣に少々期待外れがあり、敵地の緒戦で期待を裏切ってしまった。そして敗退が決まった10時間後には機上にいて、今日午後には羽田空港へ帰って来た。まるで試合の余韻なんて感じられない、寂しい敗戦となってしまった。

 過去にないくらい盛り上がっていたWBCもテレビ中継が行われないいらいらもあったが、人気はこれまでで一番すごかった。これも中心選手であるメジャーリーガーの大谷、山本、鈴木、吉田らが期待通りの活躍をしてくれるとのファンの期待が表れたものである。ネットフリックスだけに放映権があり、地上波テレビで中継されない不文律に対する不満や苦情が蟠っているので、それも今日で終焉となった。ただ、テレビ中継が行われなかったことについては、今後課題を残すことになった。日本プロ野球機構でも、一般の方々がテレビ観戦出来なかったことに関して、問題ありと捉えているようだ。

 実は、一昨日の朝日「天声人語」によると、ユニバーサル・アクセス権というものがあるようだ。国民的イベントはだれもが無料で見られるべきだという考えがあるらしい。イギリスでは、オリンピックなど特別に指定された大会の生放送の独占契約を禁じているという。これには複雑な問題が絡んでいるようだ。30年も前に賛成派の議員が、特別なスポーツは娯楽ではなく、国民的な文化財との主張の一方で、反対派が政府介入は放送の独立性や、自由競争をゆがめると危惧し、そう単純にはいかないようである。

 WBCはこれから決勝戦へ向けて最高潮になるだろうが、日本人ファンとしては少々拍子抜けである。テレビが観られない問題は、このまま不問にされるか、今後のことも考えて放映権問題についてテレビ局として、はっきりとした結論を出すのだろうか。

 一方、冬季オリンピックに引き続いて、同じミラノ・コルティナで開催されていたパラリンピックも、昨日15日に閉会式を迎えた。今大会はこれまで国際大会に出場を認められなかったロシアとベラルーシが、開会式に続いて閉会式にも参加したが、これに反発したウクライナ選手団はいずれの式にも欠席した。残念なことである。パラリンピックがこれほど派手に伝えられるとは思っていなかった。やはり障碍者に対する気持ちが国際的に広がっていることを痛感する。

 今年は、サッカー・ワールドカップが開かれるが、アメリカ大陸を会場にした大会のため、イランが不参加を表明している。どうしても政治がスポーツの世界まで入り込んでくるのが、寂しいことである。

2026年3月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6880.2026年3月15日(日) 「古事記」のピアノ演奏会を鑑賞

 世界の疫病神であるアメリカのトランプ大統領が、今朝とんでもないことをSNSで語った。イスラエルとともに自らがイランへ攻撃を仕掛けておきながら、石油輸送の回路ホルムズ海峡の安全確保のためと称し、多くの国に軍艦を派遣することを求め、身勝手にも中国、フランス、イギリス、韓国、日本などに艦隊を派遣することを期待していると述べたのである。図々しくも他国の軍隊の派遣にまで口を出すとは、あまりにも出過ぎた発言であり、とんでもないことである。

 況や日本では、日本国憲法を無視するような発言は当然許されるべきことではない。日本は、憲法第9条2項の「戦力」の解釈から違憲の疑いのある自衛隊が、9条の改正を経ないまま、国連軍、多国籍軍、PKO等に対して参加することは国際貢献の目的があろうとも法的には認めがたい。

 石油の安全な搬送のために、そもそもアメリカ艦隊を派遣すると言いながら、アメリカ自身が起こした戦争で、自らの手に負えない事態になれば、すぐに同盟国に助けを求めるとは、何と無責任で情けないことだろうか。日本の場合は、トランプべったりの高市首相が、来る19日にトランプ大統領と会談する予定であり、その際大統領から首相へ軍艦派遣を依頼された場合、高市首相が協力出来ないとは言えないのではないだろうか。しかし、ここでトランプの横暴を引き受けでもしたら日本国内で高市批判に火が点き、収拾がつかなくなり首相の座から去らざるを得なくなるだろう。それより高市首相がトランプ氏から強要されても、毅然として要求を断るべきであると思う。

 さて、今日は先日招待状を送っていただいたピアニスト神武夏子さんの、「音楽と朗読で知る古事記~ヤマトタケルノ命」の演奏会が渋谷の金王八幡宮で開催され鑑賞した。神武さんとは日本ペンクラブを通じて知り合ったが、音大を出てフランスへ留学され、作曲や、音楽の企画をプロデュースされるなど広範に活躍しておられる。去る1月小中陽太郎さんを偲ぶ会に出席した際にお隣の席におられて、招待状を送るのでぜひ鑑賞にお出で下さいとお声をかけていただいたものである。普通のピアノ・リサイタルとは少々異なり、「古事記」を音楽と朗読で紹介する試みで、一風変わっていると思っていたが、彼女がピアノを演奏しながら朗読し、間に自作の歌を歌って古事記の中でも倭建命(ヤマトタケルノ命)の父の景行天皇に命じられて西征東征の有様をドラマチックに朗読してくれた。古事記のような日本古来の文学を紹介するなら、普通はピアノではなく、お箏や三味線を弾いた方がイメージとしては合うように思っていたが、神武さんはご自分で電子ピアノの演奏を始め、朗読、歌唱、楽曲を作曲されたというから敬服している。しかも今日の舞台は、音楽堂やホールのような場所ではなく、金王八幡宮の和室だったから雰囲気としてはぴったりだったのではないだろうか。

 お陰で倭建命の生涯と、古事記自体に興味が湧いて来た。古事記の内容は詳しく知らなかったので、原典を通読することは難しいと思うが、ダイジェスト版を紐解いてみようかと考えている。とにかく珍しく感動的な体験をすることができた。

2026年3月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6879.2026年3月14日(土) 2026年度一般会計予算案衆議院を通過

 2026年度の国の予算案が昨日夜、衆議院を通過した。1月に強気の高市首相が衆議院解散に踏み切ったことにより、2月に総選挙を実施して時間的に厳しくなり、昨日までに審議に関わった時間が過去20年間で最短の59時間だった。当然野党から反発があったが、総選挙で圧倒的な勝利をおさめ、自民党だけで衆議院議席の過半数を獲得した余勢を駆って、自民党は強硬姿勢を貫いた。16日に予算案は自民党が少数与党である参議院で審議されるが、参議院では否決され、衆議院通過の法案がそのまま優先されることだろう。

 一般会計予算案の総額は122兆円と過去最大となった。恐らく防衛費の増額を始め、多額の出費が予想され、年度末には赤字を計上してこれまでの赤字額に積み増しされ、将来世代に残されることだろう。

 今特別国会は、26年度一般予算を成立させるために、自民党が数の力を発揮して思うがままに振舞ったが、これに対して野党はもとより、メディアからも批判が強い。今朝の朝日新聞にも、「強気の首相 強引な審議」「『高市1強』に自民沈黙 唯々諾々と」「数のおごり 国会議論スキップの危うさ」等々、の批判的な言葉が躍っている。それでも国民の支持が絶対的だと過信している高市首相は、思い通りに突き進むことだろう。

 まもなく高市首相は訪米して19日にトランプ大統領と会談する予定であるが、トランプ氏に追従する言動をするだろう。トランプ氏の身勝手な要求により、防衛費増額や、アメリカ製武器類購入などに協力させられ、挙句にはイランとの闘いには、日本はアメリカの言動には理解を示すような態度を示すのではないかと心配である。

 さて、そのアメリカのイラン攻撃であるが、トランプ大統領の発言が揺れている。今話題になっているホルムズ海峡のタンカー通行が出来るか、出来ないかによって原油価格が左右される。アメリカ軍が護衛するから心配要らないと話したが、昨日アメリカでは原油が一時98㌦を超えた。円安も進み、1㌦=160円に迫っている。アメリカはロシア産原油輸入を一時的に許可することになった。

 イランの最高指導者に就いたモジタバ・ハメネイ師が、昨日初めて声明を発表し、イラン国民の団結を呼びかけると同時に、アメリカとイスラエルに対する徹底抗戦を呼びかけた。ホルムズ海峡の封鎖を続けるとし、アメリカとイスラエルに対して、世界経済を巻き込む戦いで対抗することを宣言した。イランも強硬である。

 トランプ大統領の発言が、変わりやすく、現実を正確に表明していない。一昨日には、遂にアメリカの給油機がイラクで墜落し、6人が死亡した。アメリカ人の犠牲者が発生する度にトランプ氏の言葉がトーン・ダウンする。当初言っていた4,5週間内に勝負はつくだろうと言っていたが、少なくとも今夏8月ごろまで長引きそうである。それまで世界中が、物価の高騰に悩まされることだろう。

2026年3月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com