7117.2026年11月7日(土) 昨今の学生たちの就職人気企業

 来年3月に卒業する大学生の就職戦線も概ね収束したようだ。経済界がやや不況と言われようが、全般的に各業界では人材不足であるようだ。ある就活あっせん企業が、再来年3月に卒業予定者の全国大学3年生の就職人気企業の一覧表を掲出した。我々が就職活動をした60年以上も昔に比べると、当然ながら大分様子が変わった。昔は企業として業績が安定していた名門大手企業が上位にランクされていた。商社、銀行、保険会社、電機、鉄鋼等で、例えば文系では毎年のように人気トップ企業に挙げられていたのは東京海上で、続いて三菱商事、三井物産、日立、東芝、松下電器などだった。ところが、その東京海上が、その後日動火災などを吸収合併し、社名も東京海上日動火災保険㈱となって、今では100位以内にも入らず、生保としては、97位に明治安田生命が微かに顔を出している程度の凋落ぶりである。全体でベスト10は、1位伊藤忠商事、2位味の素、3位東宝、4位に東京ディズニーランドを経営しているオリエンタルランド、5位に今流行りの家庭用ゲーム機製造の先駆けとなった任天堂、6位は大日本印刷、7位KADOKAWA、8位アイリスオーヤマ、9位観光ブームを反映してJTBグループ、10位に全日空が挙がっている。

 我々世代に人気企業だった商社では、伊藤忠商事の他には三菱商事が64位、住友商事71位、丸紅106位、三井物産109位、豊田通商121位、双日189位である。私が勤務した安定経営の鉄道会社も昨今の観光ブームに乗って人気が高いのかと思いきや、30位にJR東日本、126位JR西日本、153位JR東海など旧国鉄系列のJRだけが顔を出し、私鉄は1社たりとも200社の中に名が見られない。堅実な銀行(42位三菱UFJ)、証券(83位野村證券)などの金融大手もほとんど200位から姿を消した。

 それらに引き換え、意外に思うのは、出版不況と言われ、読者が漸減しつつある書籍を世に出している出版社が、7位のKADOKAWAをはじめ、12位に講談社、13位に集英社と老舗出版社が上位にいることである。出版社入社希望の学生らにその辺りの理由を伺いたいものである。

 最も意外だと感じたのは、公務員志望の学生が多いことである。確かに不確実性の高い世相で、最も安定している職場とも言える官公庁への希望者が多いことに、出版社希望の学生とは異なる期待があると思う。その人気も200企業以内に、41位東京都、77位神奈川県、92位大阪府、122位愛知県、136位京都府がランクアップされている。

 毎年人気企業に挙げられていたパナソニック(旧松下電器)は50位に挙げられているが、他の日立、東芝、ソニーなどの電機会社同様にかつてのように華やかに騒がれることは減った。テレビのCMが減ったこともあるのではないかと思っている。パナソニックは経営的に大きな問題があるわけではないが、期待通りの数字を挙げられず、会社が日本を代表する運動部の活動を若干見直すことになった。野球部、バレー部、ラグビー部などを抱えているが、その中で野球部は今年度を最後に休部することに決定した。野球部はかつてプロ野球界でも活躍した盗塁王の福本豊や、快速球投手山口高志らを輩出し、日本選手権に43回も出場し、2回優勝を飾った名門チームだった。

 こういう若者の企業に対する考えを見ると、現代の変動しやすい経済界における企業の景気や若者らの好みが何となく察知出来る。

2026年11月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7116.2026年11月6日(金) 日本サッカー協会内部の対立

 日本サッカー界に唐突に起きた日本サッカー協会内の首脳陣の対立には、少々驚いた。日本サッカーは今や上り調子であり、その最中の先月日本サッカー協会(JFA)副会長だった元日本代表チーム監督の岡田武史氏が、突然副会長を辞任した。そして田嶋幸三・JFA名誉会長が、来年3月に行われる国際サッカー連盟(FIFA)会長選挙へ電撃的に立候補を表明したのである。この2つの行動には、深い関連性がある。前者の岡田氏の辞任は、先般アジアサッカー連盟(AFC)がインファンティーノ現FIFA会長を次期会長に推薦すると決定したことに、宮本恒靖JFA会長がAFCに協調するとの立場を示したことに納得が行かない岡田副会長が、ただちに宮本会長に辞表を提出した。これと連動して、田嶋名誉会長が次期FIFA会長選に立候補を表明した。岡田副会長と田嶋名誉会長はいずれもインファンティーノFIFA会長の今夏行われた北中米ワールドカップにおけるFIFA会長の行動や、取りやめにはなったがWC運営子会社の設立計画を許し難いものだと考えていた。

 田嶋名誉会長は、FIFAの現体制がピッチ外の介入や独断的な運営に強い危機感を示していた。その最たるものは、FIFA会長が、今年7月に開催されたワールド・カップ(WC)でアメリカ人選手がレッドカードを受けて出場停止処分を受けたが、トランプ大統領の介入によりその選手の処分が1年間の執行猶予とされるような異例の措置が下されたことである。また、アメリカと対立するイランのチームに対して、アメリカがホスト国の義務を怠り、試合の1日前まで入国を許可しなかった不条理な対応、更には会長がノーベル平和賞を渇望していたトランプ大統領に忖度してWC前にFIFA平和賞を贈ったり、会長のグランド内外の異常な行動が度々見られたことである。

 これに対してFIFA理事でもある田嶋氏が、FIFA理事会でこれらの問題を厳しく質問した際、インファンティーノ会長は「係争中」を理由に回答を拒否する不誠実な対応だった。

 岡田副会長が辞表を提出すると同時に、田嶋名誉会長もFIFA会長へ立候補を公表したのである。

 実は、現在まで次期FIFA会長選挙には、現会長以外に立候補者は田嶋氏だけである。しかし、ヨーロッパ・サッカー連盟(UEFA)は、4度目となる現会長の継続は、これらのモラル面からも同意出来ず、このまま現会長が引き続き無競争で会長職を継続する雰囲気の中で、田嶋氏が立候補したことは、案外評価されるかも知れない。ただ、会長選に出るには、5つ以上のサッカー協会の推薦が必要であり、これから田嶋氏はその方面で動かなければならない。

 別の問題として、このJFA内の一連の騒ぎの中で、宮本会長がAFCに同調してインファンティーノ会長の再選に手を貸すのか、さすればJFA内における実力者同士の内紛が大きくなり、それこそJFAはもとより、サッカー界関係者やJリーグの関係者にとっても猶予ならない問題である。私の知る限り宮本会長は日本代表チームの主将だった名選手で、父親は大学教授を務めた教育者で、選手時代の日ごろの行動や発言はしっかりしたものだった。そして確か選手時代に監督が岡田副会長だった時もあった。宮本氏、岡田氏、田嶋氏それぞれにJFA首脳であり、JFAを支えている人たちである。その3人が立ち場を異にするとは決して日本サッカー界にとって好ましいことではない。何とか3人が話し合って1日も早く円満な解決策を見出して欲しいものである。

 さて、今日午後外出したが、外は暑かった。11月であるのに、都内の最高気温は25.3℃という11月にしては珍しい夏日となった。昨日の最高気温が16.5℃だったことを考えると陽気が不順である。来週末には厳しい寒さが訪れるという。冬が近いことを痛感する。

2026年11月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7115.2026年11月5日(木) 敗北したトランプ大統領と今後の日米関係

 アメリカの中間選挙も終わり、アメリカ国内にも落ち着いた空気が流れるだろう。国が広く、国内に時差があるためにすべての開票、集計結果は未だ得られていないが、上下両院ともに民主党が過半数を得たので、民主党の勝利、そしてトランプ共和党の敗北が決定したと言える。今朝の朝日新聞第一面の見出しを見ると「トランプ共和国歴史的敗北―民主、上下両院を奪還(米中間選挙・物価高政権へ不満)」と書かれている。トランプ大統領も一応負けたことを認めて、「民主党へ拍手」などといつも選挙で負けると不正があったと騒ぎ立てるが、今回は負けたことを本心から認めたのだろう。

 ただ、早くも「VETO(拒否権)」と書かれた赤帽子を見せて、連邦議会で議案が成立しても自らにとって認めがたい時には、大統領権限で拒否することを露骨に示す意欲を示すところを見ると、これからの議会運営の先行きが思いやられる。そして、大統領にのみ許された権限を独善的に行使することが心配である。しかし、「1対1」の個人的な意向に頼る個人外交は、レームダック化の危険があり、対処し切れない恐れもある。その辺りを「超賢明」な大統領はどう考えるだろうか。

 日本政府は、昨日早速トランプ政権の敗北を知ったうえで、木原官房長官が「選挙の結果いかんにかかわらず、日米同盟は外交・安全保障政策の基軸だ」と強調した。この言葉を都合よく利用してトランプ大統領は、これまでと同様に日本に過分な要求を突き付けてくるのではないかと憂慮する。年末に行われる在日米軍駐留経費交渉において、アメリカは日本に対して更なる負担増を求めて来る可能性が高い。もう一点は、トランプ関税と称される日本製品の対米輸出に対して過大な要求を押し付けられることである。

 外交にあまり積極的とも思えない高市首相は、トランプ大統領におべんちゃらを言ったところで敬遠されているような印象を受ける。これからトランプ大統領の残り2年間の任期中にトランプ外交の言いなりではなく、日本として当然の言い分を主張して対等の外交をやらなくてはいけない。そうでなければ、官房長官が言っている「日米同盟の基軸」なんて信じることが出来なくなる。

 ところで、中間選挙の特別企画?として、こんなこともやるのかと新聞社のイラスト報道に驚いた。ニューヨーク・ポスト紙が4日付の一面に公表した共和党敗北の選挙デザインである。原画は葛飾北斎の有名な「富嶽三十六景」で、青い大波の遥か後方に見える筈の富士山を隠してトランプ大統領が姿を見せ「BLUE TSUNAMI」に襲われる「浮世絵引用模倣図」である。大分好反応だったそうだが、この「富嶽三十六景」は日本では複雑な事情もあり、国宝でも重要文化財でもないが、これは所有者の許可を得たのだろうか。他人の作品を(無断)借用した盗作ではないかと思う。まあ、それほどこの北斎の浮世絵は、アメリカでも高い評価を受けている証拠であるのかも知れない。

2026年11月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7114.2026年11月4日(水) 中間選挙でトランプ共和党敗北

 アメリカ中間選挙の結果、上下院ともに野党の民主党が共和党を圧倒した。アメリカの現地時間3日の今日、中間選挙の投票が行われ同日開票された。昨日からテレビ各社でも現地駐在員の直近の情報をかなり詳細に伝えている。開票途中で、上院は民主党53に対して共和党41議席で、民主党は過半数51議席を上回り、残り6議席が未定だった。他方、下院は435議席すべて改選で過半数は218議席であるが、民主党はすでに214議席を獲得して、残り96議席もあり、あと4議席で過半数ということだ。過半数獲得は間違いないだろう。

 この中間選挙はアメリカ国内ばかりでなく、世界的に大きなイベントで世界の隅々から注目を集めている。共和党にとって牙城だったテキサス州が、広く関心を持たれている中で、ここを民主党のタラレコ氏に敗れたことが大きい。トランプ大統領は、途中の選挙結果を知って「私は候補者名簿に載っていなかった。もし、載っていたならば我々は圧勝していた筈だ」とSNSに投稿したようだ。確かにトランプ氏は大統領職という行政の長であり、立法の連邦議会の議員ではないが、いつもながら相変わらず皮肉と負け惜しみばかり言っている。

 同時に実施されたジョージア州知事選でも民主党の勢いは衰えず、民主党のボトムズ氏が当選確実となった。ボトムズ氏は黒人女性で、州知事に黒人女性が成るのはアメリカで初めてのことである。

 テキサス州でも民主党のタラレコ氏が勝利を収めたが、ここでは知事選でも民主党州議員イノボサ氏が現ショックの共和党アボット知事を破り、テキサス州で初めてのラテン・アメリカ系の州知事になることが決まった。

 上下院ともに民主党が過半数をほぼ確保して、世界中でその結果に大きな関心を持たれているが、気がかりなのは、異質な性格のトランプ大統領だけに、国内外の政策で反対、嫌がらせが増えるのではないかという懸念である。

 まず、内政では減税、移民政策、財政支出など重要政策の法案が極めて難しくなることである。得意の嫌がらせでは、民主党が起草する法案に対して拒否権を行使するとすでに述べている。大統領の拒否権を覆すには、上下両院で2/3以上の賛成が必要なため、民主党も新たな政策を立案出来ない。

 心配なのは、外交である。その第一は「アメリカ第一主義」による関税がリスクとして残る。また、これまでの強気の言動や外交姿勢が、益々過激化するのではないかと警戒されることである。他にも専門家が指摘するだろうが、これらの点は日本に対しても同じであろう。アメリカ国内で思い切った政策が実行出来ないとするなら、議会の制約を受けない日本へ外交、通商面で圧力が強まる逆風となる心配がある。外交面では、防衛費の増額、駐日米軍帆経費負担増などと、日本の頭越しの外交で中国、ロシアなどと突発的に安保上の取引を行うことである。髙市首相ら日本政府の外交手腕が問われることにもなりかねないので、首相らはトランプ大統領にご機嫌取りばかりでなく、言うべきことははっきり言わなければならない。

 今日は朝から晩までトランプ一色だった。今晩放映のNHK・BS「アナザー・ストーリー」では、「トランプタワーの誕生」とのタイトルの下に、ニューヨーク5番街に聳え立つ豪華なトランプタワーの建設にまつわる建設当時の裏話や、青少年時代のトランプ氏を紹介していた。これからトランプ大統領の言動と、政策実行に絡む話題が多く報道されることだろう。

 それでも他に対して迷惑と嫌がらせばかりしている大統領が、窮地に陥る共和党敗戦は小気味良い。共和党の敗戦を喜びたいと思う。

2026年11月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7113.2026年11月3日(火) 米寿の誕生日・文化の日・憲法公布の日

 今日「文化の日」は私にとって88歳の誕生日である。よくぞ健康に今日まで生きてこられたものだと自分でも嬉しく思っている。弟妹や息子たちからもいつまでも健康に留意して元気でと励ましのメールをもらったが、そう努力したいと思っている。戦時中の小学校入学時から高校卒業するまでの12年間を無遅刻・無欠席だったように、高校でラグビー、大学で登山の部活に励み肉体を鍛えるのに懸命だったお陰でもある。いろいろ医師のお世話になりながら、普通の健康体は何とか維持している。9月末の人間ドックの検査でも格別心配するような症状はないという結果だった。

 昭和13年の今日近藤家の次男として東京・中野に生まれた。その3年後兵庫県芦屋市に住んでいた時、太平洋戦争が始まった。幼かったが怖かった戦争の記憶は今でも心にいくつか残っている。芦屋市で夜遅く近所を警戒し回っていた隣組のおじさんから、「近藤さん!電気の明かりが漏れてるよ」と警告され、母が慌てて電灯を風呂敷で覆っていたことを覚えている。空襲警報のサイレンの音とともに防空壕へ逃げ込んだ記憶は生々しく想い出す。千葉県南房州に引っ越して国民学校に入学して間もなく、先生に引率されて同級生とともに校外の田圃道を歩いていた時、突然米空軍戦闘機編隊に襲われそうになったことがある。あの時先生が「皆さん!伏せなさい!」と言って両手を上下に大きく振りながら全員一緒に地べたに伏せた。戦闘機は我々目掛けて低空を飛来してきたが、不意に先頭の戦隊長機が機首を持ち上げ上空へ去って行った。他の戦闘機も戦隊長機に続いて上空へ消え去った。恐らく戦隊長にも幼い子どもがいて、我々小学生が逃げ惑うのを見て自分の息子を想い出したのではないかと今でも思っている。あの怖い経験をして間もなく戦争は終わった。日本国憲法が公布されたのは、翌年の今日である。戦争にはこりごりである。新憲法は第9条に戦争放棄を謳った、今に残る平和憲法である。このまま永久に堅持されることを願っている。

 その後60年安保反対闘争に参加し、ベトナム戦争反対運動にも参加した。その影響もあり改めて戦争の現場を臨場感で知りたいと、1967年1月テト攻勢の2週間前の厳しい戦時下にサイゴン(現ホーチーミン)を訪れ、サイレンの鳴り響く一夜を過ごし米兵に脅され怖い思いをして、戦争反対を信念として強く抱くようになった。 

 先月出版社から昭和人のひとりとして、現代の若者への個人的アドバイスを尋ねられ、その時3つ挙げた。①若い内にひとりで海外武者修行に出かけること、②多くの本を読むこと、特に大河小説を、③戦争に絶対反対すること、の3つを今の若者に注文した。書籍は来年の後半に出版される。

 今や戦後世代が絶対多数となり、戦争の怖さを臨場感で知っている人が大分少なくなってしまった。自衛隊は軍備を強化し、敵基地攻撃能力を持つまでになり、毎年の防衛費予算はうなぎ上りに増えている。同時に憲法改正の動きも目立つようになった。時代も明治に復古調となり、今日「文化の日」を「明治の日」に表記変えをしようという動きまである。それらの中心人物は、皆戦争を知らない世代の人々である。うっかりしていると何年後かに、再び戦争へ突入するという事態も考えられないこともない。

 先の戦争の反省から軍備を放棄した新憲法を公布して80年が経過した今日、何故今更明治時代を顕彰する「明治の日」に戻そうというのだろうか。髙市首相、小泉防衛大臣以下皆戦争の実体験がなく、戦争の本当の怖さというものを知らないからである。彼らが戦争が始まったら兵士として戦場へ向かうならまだしも、自らは安全な場所にいて戦争を仕かけるような行動は絶対許すことが出来ない。憲法を改正し彼らが望む戦争が始まるころには、私は暗い気持ちで冥界からこの世を眺めていることだろう。

2026年11月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7112.2026年11月2日(月) 気になるアメリカ中間選挙の行方

 日本で日本の政治は忘れられ、蚊帳の外にある。今最も関心を集めているのは、明日行われるアメリカの上下院の中間選挙である。このところトランプ大統領に対する支持が大分下がり気味だというのが一般的な空気である。大統領支持率は、昨年1月の就任時には50%を超えていた。それが最近の調査では、38.4%にまで落ちている。不支持率に至っては、当初45%を下回っていたが、今では60%になっている。各テレビ局のアメリカ駐在員の伝える情報もほぼ似たような内容で、接戦ではあるが、イラン戦争開始後の物価高騰、特にガソリン代の値上げが、国民生活を圧迫していることからトランプ氏への批判が強い。イラン戦争停戦の見通しが立たないトランプ大統領に失望しているとのコメントがよく聞かれる。

 恥ずかしいことに、明日の中間選挙の上下院の議員の任期を、両院ともに同じ4年と思い込んでいた未熟さには、我ながら些か自己嫌悪に陥りかねない。定員100人の上院は6年任期で、議員のほぼ1/3が中間選挙で改選される。定員435人の下院は任期が2年で全議席が改選されるそうである。現有勢力は、上院は共和党が100議席のうち53議席、下院でも219議席の過半数である218議席を辛うじて得ている。これまでの流れでは、上院選ではぎりぎりで民主党が上回り、下院選でも共和党が議席を減らし、民主党が過半数を奪還する可能性が高いようだ。

 明日の投開票の結果を待ち望んでいるが、予想通りトランプ派はやや劣勢である。仮に上下院ともに民主党が勝った場合は、これからトランプ大統領はこれまでの政策遂行のように思い切って腕を揮えないのではないだろうか。それこそ各国が待ち望んでいることだと思う。今日手に取った「選択」誌11月号の特集記事のひとつに「『選挙敗北』トランプの狂乱」とある。新聞広告には「あの男が急進左派に負けたと認めるはずがない。再び内戦を危惧する声も。議会無視が常態化し、同盟国もお構いなしで異常な対外政策を乱発。残り任期で秩序を破壊し尽くす。暴君の感情が支配する世界だ」と添え書きがある。我々直接トランプ大統領とは無関係の人間でも、この大統領は世界で最も影響力のあるアメリカ大統領としては、極めて粗雑で不誠実で不適格な人だと考えるので、明日の中間選挙ではトランプ氏派が大敗することを強く願っている。そしてイラン戦争が止み、石油を主とした物価が高騰するのが止まることを希望している。

 トランプ氏は並の人間とは異なるだけに、仮に選挙で敗れても、まずその選挙に不正があったと訴えるだろう。大統領にのみ与えられた権限を手当たり次第に行使するのだ。民主党が勝利を収めれば、下院で大統領への弾劾が動くだろう。だが、仮に弾劾が可決しても大統領を罷免することは難しい。それは上院で行われる弾劾裁判で、出席議員の2/3以上の賛成が必要であり、共和党議員からかなりの造反者が出ない限り罷免は成立しない。とにかくとても真っ当な中間選挙にはならないだろう。

 この際アメリカ国民にも言いたい。もう2度のこのような暴君政治家を国の代表者に選出しないよう思慮ある行動を取って欲しいという願いである。世界の平和を壊すのは、アメリカ国民であると証明するようなものだ。

2026年11月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7111.2026年11月1日(日) 「サンデー毎日」も来年4月休刊

 今日から11月である。昨日のハローウィンは、6年ぶりの土曜日ということもあり、渋谷のスクランブル交差点周辺には大勢の人が押しかけた。幸い警備が万全だったせいもあり、区条例違反の路上喫煙が400件ほどあったようでその場で過料を徴収されたが、それ以外に大きなトラブルはなかったようだ。

 ついては、今日は正月の関東大学箱根駅伝の前哨戦である秩父宮賜杯・全日本大学駅伝が伊勢で行われ、先日出雲駅伝で優勝した早稲田大が大会記録で16年ぶり6回目の優勝を果たした。優勝候補の青山学院大は4位、駒沢大は6位だった。今年2冠を果たした早大は、1、2年生に優れた選手がいるので、来年以降も楽しみであるとともに、正月に行われる箱根駅伝の活躍も大いに期待出来る。

 さて、大阪・関西万博が幕を閉じて1年が経過したが、その跡地利用についてはかねてより自治体と地元住民の間でもめている。それでも大阪は、統合型リゾートIRと称して日本初のカジノの2030年開業を目標に建設工事を強硬に進めている。

 先日国会で可決された副首都構想が、大阪のみならず、他の自治体・北海道、愛知県、福岡県でも考えられている。早くも愛知県が大阪に肖ってカジノ誘致を始めているらしい。中部国際空港のある常滑市の空港島内を計画しているようで、近くにはかなりホテルも建っている。早くも近くの住民の間ではギャンブル依存症が心配されている。確かに行政側としては、カジノにより巨額の税収が入るだろう。しかし、ギャンブルによって生じる地域住民のマイナス面を些か過小評価しているようだ。その点で行政側には倫理観が欠ける点があることが苛立たしい。北海道はともかく、福岡県も県議会で、今スキャンダルやトラブルが噴出している。恐らくほとぼりが覚めたころには、カジノ建設問題が持ち上がることだろう。このように大都市になればなるほどあぶく銭を得て、財政を安定させようとするが、もう少し真面な手段が嵩じられないものだろうか。

 一昨日またひとつ、マスコミ界を失望させるニュースが入って来た。2年前に休刊となった「週刊朝日」と並んで、日本で一番早く発行された週刊誌「サンデー毎日」が、来年4月の発行を最後に休刊すると発表したのである。書籍や、新聞同様に印刷物は近年のインターネットやSNSの普及に押されて雑誌市場が急速に縮小し、更に紙や印刷などの材料費、輸送コストの高騰が続いていることも「サンデー毎日」休刊の大きな原因である。「サンデー毎日」は総合雑誌で政治から娯楽、スポーツに至るまで幅広く取材し記事を掲載している。「週刊朝日」とともに時折購読していたが、じっくり読ませてくれる良識的な週刊誌だった。

 因みに現在最も販売数の多い週刊誌は、政界に向けた文春砲として政界の暴露記事を書く「週刊文春」で、月平均40.5万部を販売しているが、「サンデー毎日」は、僅か3.5万部程度にしか過ぎない。その「サンデー毎日」が最高販売数を誇ったのは、1959年の上皇ご夫妻のご成婚を扱った「皇太子ご成婚特集」で、実に156万7千部を売り上げたそうだから驚くばかりである。

 それにしてもこうして良識的な雑誌が消えていくのは何と言っても寂しい。

2026年11月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7110.2026年10月31日(土) ハローウィンの想い出

 今日10月31日は、ハローウィンである。近年子どもたちに人気が出ている一種のお祭りのようなものだが、ただ騒ぐだけのフェスティバルなどとは異なる。歴史のあるもので、2千年以上も昔にアイルランドに住んでいた古代ケルト人の夏の終わりと秋の収穫を祝い、1年の終わりとする宗教的な儀式が、そもそもの起源と言われている。

 日本では、1970年代に雑貨店の販促に採り入れ、90年代以降に東京ディズニーランドのテーマパークに使われたことから広く普及するようになったとされている。わが家の近所にも玄関の前にたくさんのお面や骸骨を並べている家があるほど一般的となった。実は私がまだ日本でこのハロウィンを知らない今から半世紀前の1976年、文部省教員海外視察団にお供して欧米を訪れ、アメリカ東海岸のニュー・ベッドフォードの教育施設を見学することになった。小学校を訪れた時、校内のあちこちにハローウィンの飾りが置いてあり、それまで見たこともないカボチャを使った異様なお面などに度肝を抜かれた。同行の先生方も皆これは何だと興味を抱き学校側へ尋ねて、初めてハロウィンというお祭りを知るようになった。その時、子どもたちと一緒に家庭を訪問して子どもが口々に、‘Trick or Treat!’と口走ると訪れた家庭から、子どもたちにお菓子をあげていたのをよく記憶している。幼い子どもをダシにした微笑ましい習慣だと思う。

 近年日本では、渋谷駅前のスクランブル交差点を中心に、大勢の若者たちが集まり、毎年のように騒ぎを繰り返している。この数年「ハチ公像」の周囲を板塀で囲んで見えないようにしてハチ公像が汚されたり、壊されるのを防止している。板塀には‘GOODBYE BAD  HALLOWEEN’などと渋谷区役所が表示していた。夕方から大勢の人々が寄ってくるだろうが、ゴミの処理などで地元に迷惑をかけないようにして欲しい。

 さて、高市政権が発足してから1年余が経過したが、当初「働いて働いて働いて~働いて参ります」と断言していた高市首相の言葉には、偽りがないのだろうか。このほどG7首脳会談に欠席したり、政権内の重要閣僚と会談することも少なく、一方的にSNSの発信で語りたいことを発信している状態である。茂木外相にしても、昨日G20外相会合の際訪れたアメリカのアトランタでロシアのラブロフ外相と会談した。実に2022年のロシアのウクライナ侵略以降初めてである。タフ・ニゴシエーターの異名を取る茂木外相にして、たった30分の短時間会談だった。先日ロシアに身柄拘束された日本人記者の解放を求めたようだが、その確約は得られなかった。その後外相はアメリカのルビオ国務長官とも会談した。トランプ政権が国際刑事裁判所(ICC)を制裁対象にしたことに抗議し、発言を取り消すよう求める筈であったが、それには一切触れず、「意思疎通を継続していく」ことで意見の一致をみたというお粗末な談話だった。結局タフ・ニゴシエーターである外相にして、アメリカや、ロシアのような大国にはこの程度の対応しかできないことを情けないと思い、現政府では今後アメリカの言うままに話をまとめられてしまうとの危機感を抱いた次第である。

 3日後の11月3日は、私の誕生日に当たり、88歳米寿になる。今日息子たち家族が米寿祝の食事会を横浜プリンスホテルで開いてくれた。9人が揃ったが、皆明るく元気で嬉しい限りである。

2026年10月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7109.2026年10月30日(金) 岩石崩落、列車事故、政治の動きいろいろ

 今日富士山に初冠雪があった。今年から気象庁は、従来の目視観測を取り止め、科学的にアメダスや気象レーダー、気象衛星ひまわりの最新の観測技術を活用した「解析積雪深」により初冠雪を記録することに決めたのである。

 今夕のニュースで知ったのだが、日本時間の今日トルコの世界遺産カッパドキアで岩石が崩落し、観光客ら3人が亡くなったという。私も2度訪れたことがあるが、奇妙な岩石の集まりで、岩の中で生活したり、また古代ギリシャ教徒が同じく岩に教会を建設したり、世界中の人々に興味と関心を抱かれ、多くの観光客が訪れている。あんな珍しい岩石の集まりは世界のどこにも見られない。これ以上犠牲者が増えることと岩石が崩落しないことを願っている。 

 ところで、一昨日スペインで起きた列車衝突事故の凄まじい現場の映像を観て、どうしてこのようなお粗末な鉄道事故が起きたのか、まったく理解に苦しむ。日本の新幹線なとではとても想像出来ない。私自身ほんの1年半ばかりの短期間だったが、鉄道現場の駅に勤務していた経験もあり、普段から鉄道関係の事故や事象には、関心が向くものだ。

 この事故原因は現在調査中であるが、追突された列車に猛スピードで後続列車が追突するなんてことは、普通ではあり得ない。コンピューターの通信障害により、列車が自動停止していたところへ通常時速40㎞以下での目視運転を指示すべきだったところを通常速度の運行を指示したことが追突の原因のようである。初歩的ミスである。2両の列車には2人の日本人を合わせて540人以上の乗客が乗っていて、現時点で死者は69人も出た。負傷者は2百人を超えると見られている。ドローンによる空からの現場写真を見ても、こんな見通しの良いところでこのような大事故が発生するとは想像も出来ない。スペインでは高速鉄道が広く設置され、今では日本より路線距離が長い。このような杜撰な運転を行っているようでは、近日再び同様な事故が起きる可能性がある。事実今年1月にもコルドバ近辺で脱線事故を引き起こし46人もの死者を出したばかりである。鉄道はひとたび事故を起こせば、多くの犠牲者を生み国民の日常生活にも影響を与えかねない。よほど安全に配慮したシステムを堅持してもらいたいものである。

 ついては、焦点となっていた27日実施のイスラエルの総選挙で、与党「リクード」の現職ネタニヤフ首相も危ういかと予想されていた。実際戦前のメディアの世論調査では、ほとんどが僅差ながらもライバルのアイゼンコット元軍参謀総長が上回っていると伝えられた。

 しかし、僅差で「リクード」が首位を占めたようだ。ネタニヤフ派がアイゼンコット派を上回り、そのうえ右派、極右、ユダヤ教正統派の各党でまとまってネタニヤフ派と合わせて、アイゼンコット派を上回ることがほぼ確実となった。これでイランやガザへの攻撃が止むことはないことがはっきりした。

 もう1件、気がかりな問題にハンガリーとロシアの外交関係がある。今年5月に親ロ派のオルバン首相から、ロシアとの友好関係から距離を置くマジャル首相へ政権交代をしたハンガリーが、9月に安全保障上容認出来ない活動に関与したとして、駐在するロシア外交官10人に国外退去を命じた。これに対してロシア外務省は、今月1日モスクワのハンガリー大使館職員に退去を命じたと公表した。元々ロシアは「国際秩序への脅威」と外交方針に表明していたように、マジャル首相になってロシアとの外交関係は一歩遠ざかった。ただ、この亀裂によってロシア産の原油に頼っていたハンガリーは、経済面に与える影響が大きいと考えられる。近いようで遠いのが両国の外交関係である。1956年ソ連軍がハンガリーの民主化運動を武力弾圧したハンガリー動乱の直後に開かれた、メルボルン・オリンピックの水球球技準決勝の両国対抗戦でソ連選手が、ハンガリー選手に殴りかかって流血騒ぎとなった事件が生々しく想い出される。

 今後ハンガリーのマジャル政権の対ロ関係への対応が注目される。

 以上のように大小合わせれば、地球上では数えきれないほどのトラブル、紛争、事故、事件が絶え間なく起きている。国民が気を付けねばならないことであるが、それよりその国民を統治している政治家たちが、いかに自分らの言動が自国民のみならず、他の国のひとびとに不安を与えているかという点を弁え、反省しなければいけないことである。

2026年10月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

7108.2026年10月29日(木) 日米ともに野球シーズン終了 

 昨日、今日の2日間妻がコーラス仲間とともに熱海へ1泊旅行を楽しんでいた。私は3カ月に1度のペースであるが、慶應病院で心臓の不整脈の診察のためにホルター心電図を撮ってもらった。今日の検査では、大分落ち着いているとのことであるが、次回来年1月にはいつもの心電図の他に、久しぶりにエコー検査をするということになった。あっちこっちクリニック通いをしているが、特別大きな問題はないようなので、それほど心配はしていない。それぞれ医師の指示に従っている。

 今日は寒かったが、東京、大阪では今シーズン一番の冷え込みだったそうである。東京の最高気温は17℃、最低気温は8.6℃だった。昨日から天気予報士が、しきりに今日寒くなるとの予想で外出着についても警戒するよう話していたので、今季初めてダウンジャケットを身に着けて出かけた。外を歩いている人を見ても、確かに厚着を身にまとっていた。これから日一日と寒さが厳しくなるだろう。

 さて、昨日プロ野球は日本シリーズで福岡ソフトバンク・ホークスが、横浜ベイスターズに4連勝して2年連続日本一になった。流石にセ・リーグ3位の横浜が、クライマックス・シリーズのファースト・ステージ、ファイナル・ステージをいずれも全勝で日本一へ挑戦したが、残念ながら結果としてパ・リーグの王者には4戦全敗で、一昨年と同じように下剋上優勝とは成らなかった。これで良かったと思う。これで今年のプロ野球はノーサイドとなった。

 アメリカでもワールド・シリーズが真っ只中だったが、これも日本時間の今朝ミルウォーキー・ブルーワーズがタンパ・レイズに4勝1敗で勝ち、ワールド・チャンピオンとなった。この結果日本同様にアメリカでも野球シーズンはオフに入る。

 昨年ワールド・シリーズ2連覇を遂げた名門ドジャースなど名門チームに比べて、今年のワールド・シリーズへ出場した2チームには過去にワールド・シリーズ優勝経験がない。それだけに優勝渇望意欲は並々ならぬものがあったことだろう。ミルウォーキーは、今日のブルーワーズとは異なり、かつてはブレーブスが本拠地としていた。1957年には、優勝している。その後ブレーブスがアトランタに去って、58年前にブルーワーズがビール生産の地ミルウォーキーのフランチャイズ・チームとなり、栄冠をもたらしたのである。

 今年のMLBは、ドジャースが3連覇を逸したことや、大谷翔平選手への期待が大き過ぎたせいもあり、充分期待に応えるほどの活躍が出来なかったせいもあり、ファンの熱気はやや冷え込んだ。しかし、新たにMLB入りした村上宗隆(ホワイトソックス)や、岡本和真(ブルージェイズ)選手らが活躍し、日本人選手の評価も高く、今後MLB入りする選手が増えそうだ。実際今年3冠王を獲得した阪神の佐藤輝明選手や、横浜高の剛腕織田投手も来年度大リーグ入りを希望している。これからは日本のプロ野球だけではなく、MLBもともに同じような視点で見てみることも大事ではないかと思う。

2026年10月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com