今日から11月である。昨日のハローウィンは、6年ぶりの土曜日ということもあり、渋谷のスクランブル交差点周辺には大勢の人が押しかけた。幸い警備が万全だったせいもあり、区条例違反の路上喫煙が400件ほどあったようでその場で過料を徴収されたが、それ以外に大きなトラブルはなかったようだ。
ついては、今日は正月の関東大学箱根駅伝の前哨戦である秩父宮賜杯・全日本大学駅伝が伊勢で行われ、先日出雲駅伝で優勝した早稲田大が大会記録で16年ぶり6回目の優勝を果たした。優勝候補の青山学院大は4位、駒沢大は6位だった。今年2冠を果たした早大は、1、2年生に優れた選手がいるので、来年以降も楽しみであるとともに、正月に行われる箱根駅伝の活躍も大いに期待出来る。
さて、大阪・関西万博が幕を閉じて1年が経過したが、その跡地利用についてはかねてより自治体と地元住民の間でもめている。それでも大阪は、統合型リゾートIRと称して日本初のカジノの2030年開業を目標に建設工事を強硬に進めている。
先日国会で可決された副首都構想が、大阪のみならず、他の自治体・北海道、愛知県、福岡県でも考えられている。早くも愛知県が大阪に肖ってカジノ誘致を始めているらしい。中部国際空港のある常滑市の空港島内を計画しているようで、近くにはかなりホテルも建っている。早くも近くの住民の間ではギャンブル依存症が心配されている。確かに行政側としては、カジノにより巨額の税収が入るだろう。しかし、ギャンブルによって生じる地域住民のマイナス面を些か過小評価しているようだ。その点で行政側には倫理観が欠ける点があることが苛立たしい。北海道はともかく、福岡県も県議会で、今スキャンダルやトラブルが噴出している。恐らくほとぼりが覚めたころには、カジノ建設問題が持ち上がることだろう。このように大都市になればなるほどあぶく銭を得て、財政を安定させようとするが、もう少し真面な手段が嵩じられないものだろうか。
一昨日またひとつ、マスコミ界を失望させるニュースが入って来た。2年前に休刊となった「週刊朝日」と並んで、日本で一番早く発行された週刊誌「サンデー毎日」が、来年4月の発行を最後に休刊すると発表したのである。書籍や、新聞同様に印刷物は近年のインターネットやSNSの普及に押されて雑誌市場が急速に縮小し、更に紙や印刷などの材料費、輸送コストの高騰が続いていることも「サンデー毎日」休刊の大きな原因である。「サンデー毎日」は総合雑誌で政治から娯楽、スポーツに至るまで幅広く取材し記事を掲載している。「週刊朝日」とともに時折購読していたが、じっくり読ませてくれる良識的な週刊誌だった。
因みに現在最も販売数の多い週刊誌は、政界に向けた文春砲として政界の暴露記事を書く「週刊文春」で、月平均40.5万部を販売しているが、「サンデー毎日」は、僅か3.5万部程度にしか過ぎない。その「サンデー毎日」が最高販売数を誇ったのは、1959年の上皇ご夫妻のご成婚を扱った「皇太子ご成婚特集」で、実に156万7千部を売り上げたそうだから驚くばかりである。
それにしてもこうして良識的な雑誌が消えていくのは何と言っても寂しい。