6892.2026年3月27日(金) アメリカ、イランお互いの言い分はバラバラ

 泥沼化したイラン戦争が、停戦に向けたアメリカ及びイスラエルとイランの双方が、自分たちの言い分だけを言っている間は、その言い分は誰が見てもまとまるような公平さがないように思える。しかも、トランプ大統領は自分の主張に確たる自信がないのか変わったり日延べしたりで、思うように同じ舞台に立てない。国家同士の話し合いがその国の首脳が相手を信じることが出来なくて、どうやって話をまとめられるのか。あまりにも交渉の基本が成っていないと思う。これではまた戦闘が始まり、いつまとまるのか見当もつかない。

 トランプ大統領の身勝手さと強引さにはほとほと呆れるばかりであるが、これまでの傲慢な語り口を聴いているとこれでは当分まとまる話もまとまらないだろう。

 ついては、今朝の朝日新聞「天声人語」に映画でも度々登場した「赤ひげ先生」が語った言葉がそのまま載っている。「人間ほど尊く美しく、清らかでたのもしいものはない」、そして「人間ほど卑しく汚らわしく、愚鈍で邪悪で貪欲でいやらしいものもない」である。後者の「人間」を「トランプ大統領」に置き換えれば、そのものズバリである。因みに置き換えてみれば、「トランプ大統領ほど卑しく汚らわしく、愚鈍で邪悪で貪欲でいやらしいものもない」となる。イラン戦争を仕かけて紛糾させ、周囲の国々に悪影響を与えるような行為は止め、もうしばらく新聞のトップ記事に載るような行動は止めて欲しいものである。

 しばらくはトランプのニュースから離れていたい。

 さて、昨日アメリカでは、メジャーリーグ(MLB)が開幕した。昨日は、アメリカン・リーグが、今日はナショナル・リーグが開幕した。ナ・リーグでは、ワールド・シリーズ2連覇のドジャースの人気が益々高まり、今日の対ダイヤモンドバックス戦では、大谷選手が1安打、山本投手が2年連続開幕投手を務めて8-2で快勝し、アメリカでも日本選手の人気は高まっている。NBCの野球中継ではアナウンサーや開設者までドジャースへの肩入れが話題になるほど、実況中継もドジャース溺愛祭りと噂されるほどで、この分だと今期も大谷、山本選手ら日本選手への人気、応援は大変なことになりそうだ。

 一方、日本でもプロ野球が今日から開幕した。選抜高校野球大会は今日9日目を迎えて準々決勝戦が行われ、ベスト4が決まった。明日は休んで3日後に優勝校が来ます。いよいよ待望の野球シーズン到来である。野球に熱中すれば、一時でもトランプのことは忘れられるかな?

2026年3月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6891.2026年3月26日(木) 昔の海外ひとり旅について書いた雑誌

 今日は2か月ぶりに東京医療センターで変形性膝関節症の検査を受けたが、ヘモグロビン(HbA1c)の数値は6.1 でまずまずだったが、血液中のたんぱく質(CRP)の数値が何と2.82という高さだった。この1週間ほど風邪か、花粉症かが分からない風邪症状に悩まされ、くしゃみ、鼻づまり等に往生している。これは近所の内科医で診てもらい薬の服用で様子を見ている。体温も血圧も問題ないが、時折原因不明の症状に苦しめられる。当分医師のアドバイスの下に薬を服用して回復を待つより仕方がないと思っている。

 ついては、先月雑誌「男の隠れ家」から依頼され、5月号に海外へのひとり旅というテーマで、まだ若かったころ初めて訪れたインドネシアでの体験記を書いて寄稿したところ、明日の発行日に先立ち今日完成した雑誌を出版社から送ってくれた。「さすらい、ひとり旅のすすめ」のテーマの下に、「珠玉の旅エッセイ20」として椎名誠氏以下私を含めて20人の旅に詳しい作家、エッセイストらが、筆を揮っている。私はこの中で「ジャカルタ郊外ボゴールへのひとり旅」と題して、初めて海外武者修行へ飛び出した今から60年前の体験記を書いた。その当時は、まだ若かったし、見るもの聞くものすべて初めてでボゴールへ行ってみようと考えたのは、単なる好奇心からだった。ボゴールには東洋一の植物園があり、噂の大きな蓮の花に乗ってみたかったからで、その目的は達した。もうひとつボゴールに関心を抱いたのは、当時のスカルノ大統領が平素からプライバシーにとかくの芳しくない噂が飛び交い、お妾さんを大勢抱えていた。その内のひとりで日本人のデヴィ夫人が豪勢なボゴール宮殿で暮らしていた。現在も都内に住みしばしばテレビにも登場するデヴィ夫人の風評に興味を抱いたからである。そんなスキャンダラスな話はともかく、ボゴールからの帰路道路上でジープが燃え盛る火災事故を目撃した。その様子をじっと見ていた時、そのジープを運転していた軍人が近づいて来て警察まで私のハイヤーで連れてって欲しいと頼まれ、仕方なく警察へ連れて行った。それが発端となりその後警察署長さん家族と親しくなり、署長さんのお宅前の広場に集落の子どもたちが集まり、一種のお祭り騒ぎになったことである。ジープの事故が思いがけない集落の盆踊り的なお祭りとなって、私自身も日が暮れるまで彼らと一緒に楽しんだことである。60年も昔のこととは言え、今も懐かしく想い出すことがある。

 ひとり旅の楽しさや思いがけないハプニングなど、読者には少しはひとり旅に興味を抱いてくれるのではないかと期待している。

 4月には、大分関わっている雑誌「イコール」第3号が発行される。これにも意外な世界遺産の訪れ方について綴った。その土地で感じたことや、感銘をうけたことをアユタヤ(タイ)、自由の女神像(アメリカ)、プラハ(チェコ)、チチェイン・イッツァ(メキシコ)、クレムリンと赤の広場(ロシア)など5つの世界遺産を訪れた訪問記として書いてみた。この雑誌も読者の反応を楽しみにしている。

2026年3月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6890.2026年3月25日(水) 震災の地・輪島市で小中学校が閉校、再編

 一昨年元旦に起きた能登半島地震は、今も半島全域に荒れ果てた影響を残している。卒業シーズンに当たり、校舎の崩壊など甚大な被害を受け取り壊し作業も行われたが、その間に輪島市内では小中学校制度が大幅に再編された。中でも昨日仮設されていた6つの小学校で寂しいことに閉校式が行われたが、これには地震の影響ばかりではなく、少子化で児童が減少したこともあり、学校の区割りが変更された。

 地震前には輪島市内にあった12校の小中学校が、震災後それぞれひとつずつの2校になり、小中一貫の9年制義務教育校が2校生まれて計4校となった。実質的には半減の計4校となった。閉校となる6校では、昨日在校生が参加して閉校式が行われたが、生徒の気持ちを想うと気の毒でならない。生徒ばかりでなく、教職員や保護者にとっても辛いことだと思う。

 会社勤めをしていたころ、若者の1人が卒業した母校が閉校に決まったと寂しそうに言っていたことがある。彼は高校を卒業するまで北海道の夕張炭鉱の町に住み通学していたので、東京に居住しても消えゆく母校への郷愁が湧いてくるのだろう。その点では、私にとって在籍した小中学校がともに長い歴史を誇る伝統校として、地域の中でその存在感を示しつつ現在も残っているのは、嬉しいことである。

 今や日本各地で過疎の土地が話題になることが増えた。全般的に人口が自然減少する傾向の中で、地方都市から都会へ移り住む人が増えているからである。その意味では輪島市のケースは、過疎化もあるが、地震という大きな災害によって市全体が寂れていく。それでも地震被災地の輪島市としては、精一杯子どもたちに教育環境を整え、育てて行こうとの意気込みを示したものだと思う。

 さて、しばしばミスを犯しながらも、相変わらず高市人気が根強いようだが、あのトランプ大統領への媚びへつらいぶりがどうして良いのだろうか、理解に苦しむ。その高市人気に肖って自民党では、2026年度の運動方針と同時に、どうやら党の指針原案が決まったようで4月に開催される党大会で公表される。この中で最も気がかりなのは、憲法改正である。これまでの自民党政権も憲法改正については、いろいろ検討していたようだが、あまり目立って話題に取り上げられるようなことはなかった。ところが、今や衆議院で単独過半数を獲得した勢いで、憲法改正へ向かって突き進もうとしている。本運動方針案では、憲法改正について「必ずや実現する」と改正へ前のめりである。国会における憲法審査会を積極的に開催し、憲法改正原案の作成、国会提出を目指すとの方針を掲げた。次の国会で憲法論争が始まるのではないかと憂慮している。果たして憲法改正案が国会に提出された時、メディアはどのように報道するだろうか。国民の受け止め方はどうだろうか。学生ら若者たちはどう思うだろうか。安保闘争に参加した60年以上も昔の学生だった我々には、とても理解出来ないことであるが。イラン攻撃こそ耳目で入って来るが、臨場感としては戦争を意識したことのなり彼らが、戦争に賛成するような行動を起こすのだろうか。自民党のこれからの動きが心配であり、不安でもある。

2026年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6889.2026年3月24日(火) 嘘つきトランプがイランと交渉?

 日本時間21日午後8時ごろアメリカのトランプ大統領は、48時間以内にホルムズ海峡封鎖を解除することをイランに要求し、これが実現しない場合は、アメリカがイランの発電所を攻撃し、完全に破壊すると述べた。これに対してイラン軍司令部報道官は、敵がイランの燃料・エネルギー施設を攻撃した場合、中東地域にあるアメリカのすべてのエネルギー施設等を標的にすると警告した。売り言葉に買い言葉でどっちもどっちである。トランプ大統領はそのための猶予期間を2日間与えると語った。それでもイランとの協議がまとまらなければ即攻撃を実行すると述べた。ところが、このところ思惑が外れることが多く、しばしば発言を変更しているトランプ大統領としては、今度こそ本当に目的を達成するとの意気込みである。しかし、イランの交渉相手を明かさない。一方で、イラン側は交渉をしていないと否定し、アメリカとはまったく意見が食い違っている。

 そして、公言した2日間が経過する直前の昨23日になって、トランプ大統領は突然石油施設攻撃の予定を5日間延期すると述べた。どうもチグハグであるが、トランプ氏は、「敵対関係の完全かつ全面的解決に向け、過去2日間非常に良好で生産的な協議をおこなった」と表明し、その成果を条件としてイランの軍事施設への攻撃を5日間延期するよう国防総省に指示したと語った。引き続きイランとの停戦に向けて両政府が協議を続けると表明した。ところが、トランプ氏の交渉相手がイラン政府の如何なる責任者なのか、相変わらず名前を語らなかった。どこまで本気で現状打開の努力をしているのか、実際に交渉しているのか、交渉経緯は極めて複雑で分からない。果たして5日後にアメリカ軍は、イランの石油施設への攻撃を実施するのだろうか。このトランプ大統領の発言を受け、アメリカの株価は急反発し、原油価格は急落したのである。イランの交渉相手が誰だか分からない停戦交渉に、経済界は振り回されていると言える。多くの点でアメリカ経済に影響されがちの日本でも、直ちに反応して株価が急騰した。

 いま別の意味で懸念されるのは、トランプ大統領の発言が、しばしば変わることである。その発言の重みが減じて軽々に感じ取られるようになった。はたして、5日後の日本時間28日にアメリカ軍は、イランの石油施設を攻撃し得るだろうか。或いは、イランの不明な交渉相手と交渉をまとめることが出来ようか。

 遥かに日本から遠く離れた国々の諍いであるが、日本にも石油の問題で大きな影響があり右往左往させられている。トランプ大統領への期待はあまり当てにならないが、せめて我々一般国民は、ひたすら戦争が停戦となることを期待するしかない。

2026年3月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6888.2026年3月23日(月) 政治の力に押しつぶされる真面な声

 日米首脳会談を終えた高市首相に対する評価は、読売新聞の世論調査によると国民の評価は69%だったそうだから、自民党としてはホッとしていることだろう。

 ところが、昨日の東京新聞「本音のコラム」欄に前川喜平・元文部科学事務次官が、厳しく批判している。前川氏は、通常日本人がどんなことをやっても日本人として恥ずかしいと思うことはないと言いながらも、日米首脳会談の高市首相の言動には久し振りに「日本人として恥ずかしいと思った」と書いている。そして、何より恥ずかしく思ったのは、戦争を始めた張本人に向かって「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだ」とお追従を言ったことに対してである。その挙句に愚鈍で下品で卑屈な首相を何とか早く辞めさせなければいけないと述べている。

 確かにこのお追従的発言は、一部では顰蹙を買っているが、日本のみならず海外でも好意的に受け取られていない。何故にトランプ氏にここまで気遣いをしなければならないのか分からない。

 ついてはどうしても気になっている政治評論の問題がある。政治評論は中々気難しい点があり、あまり政府自民党に楯突くと干されやすいということである。例えば、かつて毎週のようにテレビのレギュラー・コメンテーターとして報道番組TBS系「サンデーモーニング」に出演していた元共同通信社記者でフリージャーナリストの青木理氏の姿が、このところ見られなくなった。青木氏の場合は、2024年9月よりテレビ出演を自粛していることが理由である。しかし、そもそもその前に「自民党支持者は劣等民族」と語ったことが、物議を醸して自粛するようになったということである。日本のメディアには、残念ながら言論の自由が充分許されているように思えない。尤もそれは政治家が彼らから批判されるのを恐れ、言いたいことを抑えたり、誇大な発言を控えるようになった腹いせもあるだろう。ジャーナリストらは政権に物申すと安倍首相時代に官邸から敵視され、「政治的公平?」を求められてうやむやにTV局が政権に折れ、物申すジャーナリストは排除されるようになった。同様に、佐高信氏についても言える。青山葬祭場で行われた小田実の葬儀の折に、目にしただけで直接話し合ったことはないが、論客佐高氏も残念ながら、近年ほとんど政治番組には出演することはなくなった。佐高氏は、「反骨の評論家」として経済、憲法、社会問題等々幅広い分野で活動を続けてきた。格調高い解説を何とか聴いてみたいものである。

 前記の前川氏のケースは、自由に活動できる総務省からの権限の及ばない立場にいるので、いかに首相の排除をけしかけようとも公筋から排除される心配はない。

 それにしても民主的、言論の自由を謳いながらも権力者は権力を握るとそれに歯止めを掛けようとし勝ちである。今や自民党が単独過半数を獲得して、報道管制をし得る立場にはある。だが、反対意見を一方的に抑圧するやり方では、民主主義とは言えない。民主的眼力でこの動きを監視し続けなければ、権力者の思いのままだろう。

2026年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6887.2026年3月22日(日) 大相撲、霧島3度目の優勝に大関復帰か?

 一昨日20日は、春分の日だった。水温む季節とも言われる春であるが、その日東京都内の気温は予想に反して随分寒かった。最高気温8.6℃だったが、昨日になって16℃と上がり、3連休の最終日、今日もまた暖かい1日となり、都心の最高気温は17.1℃だった。

 さて、大阪で開かれている大相撲春場所も今日千秋楽を迎え、関脇霧島が昨日に続き今日も敗れて12勝3敗となったが、昨日すでに3度目の優勝が決まっていた。霧島は、元大関で実力は充分であるが、2年半ほど優勝から遠ざかり、その間に大関から平幕まで落ちてしまった。過去2場所はそれぞれ11勝を挙げていたので、今場所12勝の優勝で大関へのカムバックが期待されている。霧島はモンゴル出身力士であるが、横綱豊昇龍も同じであり、今では日本人力士よりモンゴル人力士の方が力は上ではないかと思えるような状態である。

 実は、今場所の6つの階級の優勝力士には、霧島をはじめとしてモンゴル人出身力士が、幕内、十両、幕下、序二段の4人もいる。日本人力士は僅かに三段目と序の口の2人だけである。将来このまま推移すると日本人力士の数がどんどん減るのではないかと懸念される。この他に2場所連続優勝を飾り、大関まで昇進した安青錦は、入門してからこれまで1度も負け越したことがなく、順調に現在の地位まで上がって来た。今場所は横綱昇進のための足固めの場所と見られていたが、今日負けたことによって7勝8敗と負け越してしまった。こうなると横綱どころか、来場所連続負け越したら大関の地位からも陥落してしまう。この安青錦も戦乱の地ウクライナの出身であり、土俵上も国際的になり日本人力士の存在感が薄れてきた。

 昨日終わった日米首脳会談については、アメリカのトランプ大統領の発言が益々過激化して、NATO諸国に対して一向に協力しないと厳しく非難している。ことイラン戦争に関してはとても停戦となる気配がない。世界中がトランプ大統領の言行に振り回されているばかりである。このほど元FBI長官で、ロシア疑惑を指揮した元特別検察官でもあったロバート・マラー氏が亡くなった。当時の報告書には、ロシア政府とトランプ陣営の繋がりが確認されたと記載され、トランプ氏がロシアと密約を交わした可能性があるとして疑惑に包まれていた。その恨みがあるのか、マラー氏の死を知って、「彼が死んでうれしい。彼はもう無実の人々を傷つけることは出来ない」とコメントしたが、疑われたことを根に思い、このようによくぞ死人を鞭打つものである。世界の人びとは、トランプこそ早く死ね!と願っているのではないだろうか。

2026年3月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6886.2026年3月21日(土) AIが就職戦線から遠ざけられる。

 昨日行われた高市首相とトランプ大統領による日米首脳会談で、一応表面的には対立点もなく平穏に収まったかのように見えるが、国際社会においてはアメリカの横暴ぶりと首相のトランプ大統領への媚びへつらいぶりが、皮肉っぽく受け取られている。日本国内でもトランプ大統領への追従で短期的にはうまく立ち振舞っているように見えても、中長期的には日本の国益にかなうのかは疑問だと考えられている。

 そして、高市首相がここまで言うかと思えるようなトランプ大統領へのお世辞「世界に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけ」には、ニューヨーク・タイムズ紙は、首相がトランプ氏に対して一貫して取って来た作戦である「愛嬌」を頼りにしたと論評した。AP通信は、平和の構築者とみなされたいトランプ氏の願望に訴えたと評した。フランスのル・モンド紙は首相がトランプ氏にお世辞の一種である「ごますり」を巧みに使い、アメリカの取り組みを支援する用意があると表明した。

 いずれも首相の言動を露骨には批判しないが、皮肉を交えた論評である。トランプ氏の3男の誕生日に当たり祝意を表するなど、トランプ氏をヨイショする印象ばかりが強く印象に残った。これから国家の暴力が罷り通るような世相になり、世は平穏とは程遠い時代になるのではないか。高市首相の訪米はその予感を抱かせるものである。

 さて、今話題となっている生成AIの利用について、17日の本ブログでちょっと取り上げたが、大学や研究機関などでは問題になりつつあるという。特に日本の大学に異常事態が起きていると伝えられている。大学4年生にとって最後の関門である卒業論文の質が劇的に向上し、未提出で留年というケースが減少した。論文構成や、文章力では非の打ちどころがないという卒論が沢山書かれているという。論文の文章が優秀なら大いに結構なことだと思う。ある大学の定年を控えた教授が、これほど高い水準の卒論ばかりを読んだのは初めてと驚いていたそうである。卒論の構成が良くなり文章力も向上し、そのレベルが上がったのなら喜ぶべきことである。

 しかし、そこには大きな問題がある。彼らの優秀な卒論はほとんどAIに依存している。その結果として文章がほとんど似たような文章になる。明らかに学生が自分で考えて書いた文章ではないように思える。ある卒業生に良く書けたと教授が褒めたところ、彼は「チャッピー様々です」と応えたそうである。これは日本ばかりではなく、世界的な傾向だそうである。

 この結果、就職戦線に問題を投げかけている。学生が企業に送るエントリー・シートを昨年辺りからその提出を求めない企業が増えてきたという。学生が提出するエントリー・シートがAIに書かせたことが明かだということが分かるくらい内容が似ているからである。これではエントリー・シートを提出させても意味がない。企業の立場も理解できる。AIが文章を書く人にとって役立つなら良いが、その人の文章力を向上させるものでなく、下手をすると能力を低下させる危惧もある。文章は、自分がペンを持って紙に直接書き留めることである。その過程で文章を構成する力を身に着ける。それらの地道な努力をせずして、優れた文章を他人(AI)に作ってもらうというのは、虫が良すぎるかも知れない。AIも思わぬところでAI自体が無駄だということを教えてくれたようなものである。

2026年3月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6885.2026年3月20日(金) 日米首脳会談は、日本に成果はあったか。

 世界中から注目されていた日米首脳会談が、今日真夜中に高市首相とトランプ大統領の間で行われた。事前にイラン攻撃や、ホルムズ海峡の原油輸送船の安全航行などで、NATOや中国から厳しい声が伝えられて、自らの言い分を撤回したトランプ大統領だったが、高市首相を与しやすしと見たのか、終始頗るご機嫌が良かったようだ。冒頭に首相が大統領を持ち上げるような発言「世界中に平和と繁栄をもたらせるのはドナルドだけだと思っている。私は諸外国に働きかけて、しっかり応援をしたいと思っている。今日はそれを伝えに来た」とのヨイショに気分を良くしたようだが、NATO首脳陣はこのパフォーマンスをどう見ただろうか。大統領は、「日本の対応について非常に素晴らしい支援を受けている。NATOとは全く違う」と納得したようだ。

 会談の大きな課題は2つあった。ひとつは、大統領が求めたホルムズ海峡の安全確保のための貢献に対して、首相は、戦闘が続く中での自衛隊の艦船派遣は、法的制約が多い日本の実情を説明し、可能な貢献を行う意向を伝え、大統領は艦船派遣に関する要求を重ねなかった。

 もうひとつは、日米関税合意に基づく対米投融資額は約87兆円で、アメリカ産エネルギーの生産拡大にともに取り組むことを確認した。

 首相にとって不満が残ったのは、対中政策について大統領がどう考えているのかを知りたかったが、対中関係で中国を誤解させたくないと考えたのか、あまり対応してくれなかったことぐらいだろうか。

 訪米前には、時期的にも、中東情勢の流れからも難しい時期であったが、首相としてはまずまずの成果だったと納得しているのではないかと推察される。ただ、事態は動いており極めて流動的であるだけに、首相としては安閑としてはいられないだろう。

 各国メディアが興味を抱いたのは、日本人記者がトランプ大統領へイランへの攻撃をなぜ同盟国に事前に知らせなかったのかと質問したことに対して、秘密事項は事前に他へ伝えない、対米戦争開始時に日本軍が秘密裏に真珠湾攻撃を行ったのも同じだろうとの大統領の説明に、イギリスやドイツのメディアはとりわけ関心を持って伝えていたようだ。

 さて、昨日開幕した選抜高校野球大会で開会式直後の最初の試合で、昨年夏の全国高校野球大会優勝校の沖縄尚学高が、東京代表の帝京高に3-4で敗れた。そして2日目の今日は、昨年の選抜大会の優勝校・横浜高が鹿児島県代表の神村学園に0-2で負けてしまった。最終回に二死満塁の逆転のチャンスが訪れたが、打者三振で呆気なく敗れた。プロ野球とは異なり、高校野球は正確な情報が入手し切れず、勝敗の予想は難しいが、それにしても昨年の春夏の優勝校が緒戦で早々に姿を消すとは意外だった。

 終盤戦に入った大相撲春場所も今日は13日目であるが、元大関の関脇霧島が12勝1敗で優勝争いのトップに立っている。霧島に続く力士は、横綱豊昇龍と前頭5枚目の琴勝峰であるが、今日時点で勝ち星2つの差をつけているので、明日にも優勝が決まるかも分からない。

 プロ野球も日米とも間もなく公式戦が始まる。もともとスポーツ好きだったので毎日文を綴りながら折を見てテレビ観戦するのも悪くない。

2026年3月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6884.2026年3月19日(木) 小学生の孫の推理小説熱中ぶりに驚く。

 野球ファンが楽しんだWBCは、昨日ベネズエラとアメリカの間で決勝戦が行われ、3-2で準々決勝に日本を破ったベネズエラが勝ち初の栄冠を勝ち取った。ベネズエラの応援団を始め、ベネズエラ現地では盛り上がって国中が大興奮ぶりである。1月にアメリカがベネズエラのマドゥラ大統領夫妻を強引に首都カラカスから、国際法違反の身柄拘束をしてアメリカへ連れ去った事件があっただけに、ベネズエラ国民としては、アメリカを破ったことで少しは溜飲が下がったのかも知れない。メジャーリーグ機構(MLB)はWBC開催の1主宰者でもあるが、当初MLBはあまり力を入れていなかった。その一方、日本チームは最初から最強チームを派遣して2006年以来6度目の開催とされたWBCで、実に3度の優勝を飾った。しかし、その後WBCの人気が高まるにつれ、MLBもチームの強化に乗り出し、アメリカは第4回大会で初優勝を遂げた。今大会は各チームとも最強と見做されるチーム作りに乗り出し、各国とも現在メジャーリーグで活躍している選手らでチームを結成し、戦った。日本は善戦したが、初めてベスト8に終わった。これからは優勝するには、今以上の力を付けなければならず、一層の努力が望まれる。

 高市首相は今日アメリカの土を踏んだが、元駐日大使のハガティ上院議員ら与野党議員は、高市首相を歓迎する決議案をまとめたそうである。その決議案には、強固で持続的な日米同盟を再確認すると明記されている。決議案には、日本が防衛費増額や、安全保障関連法の整備に取り組んだことを評価している。同時に中国を念頭に東・南シナ海での力による現状変更の試みに、アメリカは反対の立場であることを強調した。また、アメリカの対日防衛義務を定めた日米安保条約第5条の沖縄県・尖閣諸島への適用を再確認することも盛り込んでいる。

 トランプ大統領は、ホルムズ海峡への艦船派遣の要請は取り下げたが、まだ未練たっぷりで同盟国に対して消極的だとして不満をぶちまけており、これが現地19日に行われる日米首脳会談にも影響するのではないかと心配されている。トランプ・ペースに巻き込まれないよう充分注意して欲しい。

 さて、東京都内でも靖国神社の桜が花をほころばせ、今日櫻の開花宣言が行われた。偶然にも今日から春の選抜高校野球が始まった。

 ところで、私には孫が5人いるが、一番年下の孫は、今日小学校の卒業式を迎えた性格の明るい女の子である。卒業のお祝いをしようと妻と横浜市内の次男の自宅を訪ねた。お祝いに読書好きの彼女に読書券をプレゼントした。近くのレストランで昼食をして、いろいろ話をしている内に、彼女が手にしている文庫本が目に入り、そのタイトルにびっくりした。こんな本が面白いのかと聞いてみた。タイトルは、「時計館の殺人」という長編推理小説で推理作家の綾辻行人が30年ほど前に日本推理作家協会賞を授賞した作品である。ヒット・シリーズ物だが、小学生にとってそんなに興味が湧く書とも思えない。ところが、彼女の面白いという返事に驚いた。私には読んでみようと言う意欲はあまり湧かない作品だが、たかが小学生が、よくぞこのような推理小説に入れ込むものだとある面で感心している。

2026年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6883.2026年3月18日(火) 日米首脳会談は、米の朝令暮改でどうなる?

 改めて思うことだが、トランプというアメリカ大統領ほど自分勝手に世界中を引っ掻き回している首脳はいるだろうか。自分の言ったことがよく分かっていないのではないか。朝令暮改なんて言葉が吹っ飛んでしまうほど、彼の発言は毎日慌ただしく変わっている。あれほどホルムズ海峡の安全航行のために信頼し得る国々へ艦船派遣を強要しておきながら、今朝になって突然NATO加盟国や日本の支援は必要ないと、要請を土壇場でひっくり返すような大転換ぶりを示した。EUでは、ドイツ、スペイン、イタリアに続き、フランスも昨日断った。中国も控え目に断った。こうなると常に強気のトランプ氏も立場がない。癪に触って簡単にひっくりかえしたのだろう。

 一方、今夜羽田を発った高市首相は明日トランプ氏との首脳会談を控えて、恐る恐る対策を検討中だったが、どう対応するのか結論は出ていない。しかし、日本サイドは、中東から原油が輸入されなくなった場合を懸念し、アラスカからアメリカ産の原油を輸入すれば、代替えできるとのアメリカへ気を遣った苦し紛れの案も出ている。トランプ氏は、中国と日本を例に挙げて日中韓はアメリカに感謝するだけではなく、助けに来るべきだとあてつけのようなことまで口走っている。そんな時に、同時に、イランでの軍事作戦について近く撤退すると発言した。

 そして今日アメリカのテロ対策のトップである国家テロ対策センターのジョー・ケント所長が、イランへの攻撃に抗議して辞任しトランプ大統領に方針の転換を求めた。政権の要職者が公然と批判したことになり、トランプ氏への批判がさらに高まることだろう。

 今やイランと言わず中東諸国では、戦闘が日常となっている。何とイランの国家安全保障最高評議会トップのラリジャニ事務局長が、イスラエル空軍の攻撃により殺害されたとイスラエル政府が公表した。ラリジャニ氏は、故ハメネイ師の最側近と言われ、今も指導力と権威において抜きん出た存在だった。イランが報復に出ることは間違いないだろう。それにしてもイスラエルはどうして戦いを仕かけてばかりいるのだろう。レバノン南部のイスラム教シーア派組織ヒズボラの拠点へ、陸路侵攻し地上作戦を始めたとイスラエル軍が発表した。この作戦についてもNATOは、共同声明を発表し、緊張緩和に向けた取り組みを促した。

 中東ではないが、中東の空気が伝染したのか、パキスタンとアフガニスタンの間でも戦火が激しくなった。先月下旬パキスタン空軍による空爆が始まって以来、一昨日夜パキスタン空軍による首都カブール市内の病院へ国際法違反の空爆があり、400人が死亡した。

 戦争に明け暮れる人間。仏教では人間は愚かな凡夫と認め、それを懺悔することで慈悲や知恵を育む道が開かれるとされているが、現状はいつまで経っても凡夫のままではないだろうか。今のトランプ大統領や、イスラエル人の言動を知ると、彼らの愚かさは未来永劫に修正されず、凡夫のままで終わりそうである。

 私は現地をひとりで訪れた体験から自分なりの考えを持っている。ベトナム戦争中にアメリカ兵によりベトナムで怖い目に遭わされた。14年前に訪れたイスラエルでは、周りを警戒しながら生活しているイスラエル人の気持ちと、9年前に訪れたアウシュビッツ収容所の残虐な事実を知ってユダヤ人の苦衷を想った。だが、近況を知るととてもユダヤ人というか、イスラエル人の言動は許せないと思う。

2026年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com