6971.2026年6月14日(日) 日本の皇室外交、首脳外交が花盛り

 4月末「週刊文春」によって、高市首相が総裁選や衆議院選で他候補者への誹謗中傷を行ったことが暴かれ、それが拡散され、首相は火消しに大わらわの状態である。その渦中に昨日G7サミットへ初めて出席のためイギリスへ向かった。サミットは、フランスのエビアンで15日から3日間開催される。本来は14日、つまり本日から開催の予定だった。ところが、今日はトランプ大統領の80歳の誕生日に当たり、ホワイトハウスで独立250周年を祝う行事のひとつが行われる予定のため、他の首脳らの配慮により1日順延されることになった。

 ところで首相搭乗機は、よく見てみたらJAL便で政府専用機ではなかった。実は、政府専用機は昨日天皇・皇后両陛下が搭乗されてオランダ・ベルギー公式訪問へ向かったのである。両陛下は18日にハーグを訪れ、マウリッツハウス美術館において、先日大阪で緊急展示されることが決まり話題となったフェルメールの名画「真珠の耳飾りの少女」を鑑賞される予定である。両陛下のオランダ訪問は13年ぶり、ベルギー訪問は27年ぶりで、かなり長く2週間後の26日にご帰国される。

 このように日本の象徴である天皇が外国へお出かけになり、同時に高市首相もG7で各国首脳と対面で交渉される。

 今では日本外交は多くの国々へ大きな影響を及ぼし、その点を踏まえて日本政府も首脳外交を重要な話し合いの場として探求している。

 意外な話題としては、日本サッカー協会名誉総裁である高円宮妃久子さまが、すでに10日に日本を発たれ、スウェーデン国王ご夫妻結婚50周年記念行事に出席されてから、アメリカへ渡り今暁行われるワールド・カップの日本対オランダ戦を観戦の後、メキシコで対チュニジア戦を観戦されて22日にご帰国されるという。

 さて、今日は母校慶應義塾大が、第75回全日本大学野球選手権大会決勝戦で関西代表の関西大学と優勝を争い、慶應が勝てば5年ぶりの優勝の筈だった。ところが、こういう場面に弱い母校は2-1で関大に敗れ、関大が54年ぶりの優勝を飾った。

 かつて1960年の大会では、兄が東北地区代表の東北大学二塁手として出場し、神宮球場で、1回戦の対戦相手・関西大学に3-0で敗れた。関大の投手は翌年阪神へ入団した剛腕中井投手で完封され、兄も3打席すべて内野ゴロだった。神宮へ応援に出かけたが、悔しい気持ちを抱えたまま帰宅した想い出がある。

 今日は、兄の母校に代わってわが母校が関大にリベンジしてもらいたかった。

2026年6月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6970.2026年6月13日(土) サッカー・ワールドカップ始まる。

 あまりゲンの良い話ではないが、昨日女優の中村玉緒さんが亡くなったとのニュースが伝わった。一昨日は元世界ライト級王者だったプロボクサーのガッツ石松が亡くなったと知った。更にその前日には、元衆議院議長だった河野洋平氏が他界されたとの報道があった。3日間著名人の訃報が相次いで伝えられた。

 今日はいかなる有名人の訃報がもたらされるか気になっているが、実は記念碑的な1日でもある。2010年に小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」から帰還した歴史的な1日である。この幸運を引き継いだかのように、昨日朝種子島宇宙センターから打ち上げられた国の基幹ロケット「H3」6号機が、載せていた小型衛星6基を30分後に軌道へ投入し、打ち上げが成功した。日本科学の実力を朝野に知らしめることとなった。

 「はやぶさ」と言えば、去る4日が昔の加藤隼戦闘隊の「隼戦闘隊戦没者慰霊の日」でもあるが、現代版「はやぶさ」が科学の進歩を裏付けた画期的な日でもある。

 去り行く人を偲びご冥福をお祈りするのは、当然のことであるが、今も世界的な関心を呼び、停戦を願う人々の期待を裏切っているアメリカのトランプ大統領のように世界中から疎まれ嫌われている人物は、他に見られない。願わくば、速やかに、静かにこの世から去って欲しいと思う人物である。

 さて、4年に1度のサッカーW杯が始まった。日本代表チームはかつてないほど期待され、一部には優勝も狙えるとの期待もあるが、それはまだ無理だろう。だが、北中米で開催される本大会については、あまり好ましくない噂が聞かれる。今や世界で最も人気の高いスポーツの祭典とされ、世界中から多くの人が開催地へ押し寄せ、その経済効果と開催国のGNPを押し上げる影響は計り知れないと言われる。その反面、国際サッカー連盟(FIFA)が巨額の利益を上げる陰で、インフラ整備や運営コストの負担が大きく、開催都市が赤字になることが懸念されている。

 最大の問題は、入場券が破格の高騰ぶりで強い批判が出ていることである。庶民にはチケットは高根の花とされ、メキシコのグランドでは空席が目立ち、FIFAへ非難が集中している。

 開催前から問題視されていたのは、開催国のひとつアメリカと出場チーム・イランとの間で戦争が続けられており、アメリカがイランに対して他の国に提供している待遇をイランには与えようとしないことである。例えば、イラン・サッカー連盟に割り当てられていたチケットを突然取り消し、イラン人の観戦機会を奪った。また、イラン・チームがアメリカ国内の宿泊滞在を拒否されたため、イランはメキシコに滞在せざるを得なくなったことである。他にも、イランの連盟幹部やコーチにビザを発給せず、イランは不公平であるとしてFIFAに中立と公平の遵守を求めているが、アメリカべったりのインファンティーノFIFA会長がこれらの問題をどう裁くことが出来るだろうか。

 試合のひとつひとつは興味と関心を呼ぶであろうが、主催者の対応がスポーツの在り方として問題視され、閉会後に問題が持ち越されるだろう。これではせっかく期待されていたW杯への興味が薄れてしまいそうだ。

2026年6月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6969.2026年6月12日(金) 教育制度上の男女平等・男女共学

 戦後男女平等のひとつの形が、教育制度にも男女共学制の導入によって実現されたと言える。それでも大学や短大には女子学生専門のところはかなりある。ところが、年々女子大や女子短大には、入学志願者が減り始め大学も女子学生数が減って、近年伝統あるいくつかの短大が閉校せざるを得なくなった。4年制の女子大もしかりで、学生数が減り続ける中で生き残り策を見出そうと懸命である。

 そんな中で今年度から女子大が男子学生を受け入れるところも現れた。関西の武庫川女子大が男子学生を受け入れることにしたそうだが、総合的にその狙いはうまく行くだろうか。東京の短大はほとんど姿を消してしまった。特に有名な伝統校だった東京女学館短大や、山脇学園短大も今では、付属中高が名門校の伝統を受け継いで存在している状態である。名門大学の中でも青山学院、上智大、東洋英和女学院では、短期大学部を閉鎖してしまった。一般的に短期大学部は女子大としてはこれまで、家政学部のような女子特有の学部を運営しているケースが多かったが、中には新たに理工系学部を始めたところもある。「リケジョ」という新語があるように、理系女子学生も増えつつある中で、女子大の進むべきひとつの道であるのかも知れない。

 公立、私立を問わず高校でも従来は男女別学制が多かったが、現在一部の県を除いて、すべての公立校が男女共学校になった。茨城県教育委員会に足繫く通っていた半世紀前は、名門水戸一高は男子校で、二高が女子校だった他にも茨城県には男女別学校が多かった。それが今では男女共学となり、男女別学校のあるのは、群馬、栃木、埼玉、千葉の関東エリアと宮城、島根、福岡、鹿児島の地方自治体だけになってしまった。こういう表現は適当ではないが、田舎ほど男女間の差別が今も教育制度の上に残っていると言えないだろうか。

 今年4月に埼玉県教育委員会のトップに女性の石川薫教育長が就任したが、県立高校の共学化を課題に挙げている。思い切って女性ならではの、アイディアを進めてくれるのではないだろうか。

 実は、埼玉県では名門校の名に拘る伝統校の名門県立浦和高校が、卒業生たちの男女共学反対によって今以て男子校のままである。浦和のライバル校として時によりしばしば交流している私の母校・神奈川県立湘南高校は、以前から男女共学だった。しかし、我々が在学していた1950年代は、男子が圧倒的に多く、私の同学年生は400人中、女子は僅か27名しかいなかった。1学年時にはクラス50人の中に女子は3人しかいなかった。その3人のひとりが一昨年文化勲章を授賞した中西準子さんである。今年は全校で男子622人、女子は452人となり、今ではほぼ男女同数に近づいている状態である。

 これからの傾向は分からないが、男女共学は男女同権を基本とするシステムであるだけに、共学校が増えるよう県教育委員会はもっと積極的に行動すべきであると思う。

2026年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6968.2026年6月11日(木) 皇室典範改正に消極的な政府案

 去る8日のブログにバルセロナのサグラダ・ファミリア教会について取り上げたところ、昨日テレビのNHK「クロ現」とニュース・ウォッチ9で、また朝日夕刊には1面に大きく扱われ、私の書いたブログも随分タイミングが好いなと思った。実は10日は、サグラダ・ファミリアの天才建築家アントニオ・ガウディの没後100年目の命日だったのである。当日現地ではローマ教皇をはじめ、スペイン国王フェリペ6世臨席のもとにサンチェス首相ら政府要人も参列し、ガウディの偉業と平和への祈りがささげられて、大規模な「イエスの塔」落成式と厳粛にミサが行われたと分かり、テレビでは一部生中継された。埼玉県川越市のスペイン料理店では、店内のサグラダ・ファミリア風の飾りつけなどを紹介していた。今夜もNHKで夜10から特別番組が予定されている。正にサグラダ・ファミリアさまさまである。

 3つのファサードのうち、残る正面入り口の「栄光のファサード」建設が進められ、全体としての完成は2035年ごろと考えられている。

 さて、昨日衆参両院の正副議長が、皇室典範改正の意見を立法府の総意として取りまとめたようだ。ポイントは、①女性皇族が結婚後も皇族の身分を保つ、②旧宮家の男系男子を養子として皇族に迎える、の2つの案を認めた。配偶者と子に皇族の身分を付与するかという点については、言及を避けたらしい。戦後長い間皇室典範については、手を加えられなかった。今日性急に皇室内部の問題について、注目されるようになった理由は、現在の皇室、皇族には男性が数少なく、ほとんどが女性であり、男子が継承することを基本とするとの皇室典範からは、益々この傾向に拍車がかかる。それが故に、このところしきりに女性天皇問題が浮上している。今も「愛子天皇」とイメージ上の「天皇陛下」を表している表現をしばしば見る。現状の憲法2条、及び皇室典範上では、秋篠宮家の悠仁様が順位的には、父上でもある秋篠宮様が天皇即位1番に次いで、2番目の序列にいる。本音としては皇室問題で波風を立てたくない政治家としては、このままそっとしておきたいのだろう。

 しかし、愛子様がイメージ的にも天皇として大きな問題はないということや、国民から女性天皇の賛否を問うと、7割ほどが女性天皇賛成である。保守的な高市首相としては、前記皇室典範意見書に、女性天皇に触れることは避けたかったのではないか。この案では、大きな変化はない。少しは男子皇族が増えるということはあるにせよ、女性天皇の誕生を望んでいるようには見られない。

 今から20年ほど前、まだ悠仁様がお生まれになる前までは、現状後継者は秋篠宮様ひとりとなり、天皇制もぐらつき出し、女性天皇誕生の唯一のチャンスだったと思う。だが、悠仁様のご誕生により、皇室典範第1条の「皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する」の通り、男系天皇制は守られたようだ。これで女性天皇制議論は、たちまち消えてしまった。恒久的な問題ではなく、その場しのぎのものとなるか、また数十年後に同じ問題に悩むことになるだろう。

2026年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6967.2026年6月10日(水) 理不尽なイランW杯チームの待遇

 昨日開こうとしたホームページの画面が現れず、インターネットと接続できていないとの表示が出た。2台のPCがいずれも同じ表示なので、困ったことになったとコンセントを1度抜いてみたが、無駄だった。ITコンサルタントに連絡したら、私のPCを遠隔操作で観てインターネットと繋がっていないので、そこをチェックするよう指示を受け、トライしてみたが駄目だった。そこで夜仕事を終えてから自宅へ来てもらうことになった。

 この他に、妻が外出中の夕方、ウォーキングに出かけようとセキュリティー・システムを稼働させようとしたところ、何度試みても思うように動かない。こんなことは昨年4月にセキュリティー会社と契約を交わしてから初めてである。おかしいなと思いつつ、会社へ連絡して事情を伝えたところ、システムがインターネットと接続していないので、そちらを接続するようにと要請された。

 夜になってITコンサルタントが来られたので、PCとインターネットとの接続作業を終えた後に、セキュリティーのチェックをしたところ問題は解決していた。知らなかったが、インターネット回線を使用した場合、それを二重三重に利用するとそれぞれに不具合が生じ、連鎖的に影響が及んで来ることを改めて知ることになった。

 さて、明日北中米で開幕となる待望のサッカー・ワールドカップが世界的に盛り上がっているのは当然としても、今大会は随分複雑な問題を抱えているようだ。いうまでもなくアメリカのイランへの空爆に始まった戦争により、アメリカのイランに対する対応である。アメリカはイラン代表チーム、及びサポーターに対し、理不尽にもビザの制限やチケットの無効化など厳格な入国、行動規制を実施している。

 例えば、選手26名にはビザが発給された。しかし、滞在は試合当日のみと制限されている。このためアメリカ国内における事前キャンプが出来ず断念し、止む無くメキシコのティファナに変更した。また、外出は試合当日だけしか認めず、結果的に早朝ホテルを出てその日の内にホテルへ帰るという忙しい日程となってしまった。今日になって試合前日の滞在も許されることになったが、スケジュールが窮屈であることは国際試合らしくない。1次リーグでイランとアメリカがともに2位以内なら、2次リーグでイランとアメリカが一戦を交える可能性がある。スタッフへのビザが発行されなかったが、これはイラン・サッカー協会会長に対しても同様である。こうなるとスポーツ大会とは言え、あまりにも政治的なプレッシャーが強い。

 こういう環境の中で、昨日イラン・サッカー連盟はイランに割り当てられた観戦チケットがアメリカによって取り消されたと発表した。1次リーグ3試合をすべてアメリカ国内で試合するイランにとって、関係者は誰も観戦出来ないことになってしまった。

 また、アメリカはトランプ政権の不法移民対策の強化の一環として、ソマリアなど20カ国からの入国を禁止している。今大会に選ばれた52人の審判員のうち、ソマリア人の審判員が6日マイアミに到着したが、入国を認められずに引き返したことをアメリカ自体認めている。大会中にデモなどで大きな騒動もなく、無事盛会のうちに閉幕となることを願っているが、果たしてそのようになるだろうか。

 どうも理解出来ないのは、この理不尽な事態に対して国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ長期会長が解決に乗り出すような姿勢を全く見せないことである。尤も昨年ノーベル賞欲しさの私欲を出していたトランプ大統領に、積極的に平和に貢献している功績としてノーベル平和賞を授与すべきだとヨイショした人物であり、とてもイラン代表チームに構ってなんていられないとアンタッチャブルな姿勢である。

 北中米各地で大会が開催されることは大いに結構であるが、入場料の高騰で一般人が入場できないようなサッカー本来の球技から遠ざかるような大会にしてもらいたくないと思っている。

2026年6月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6966.2026年6月9日(火) クマの出没で日本の治安も危うい。

 昨朝日本時間の9時前にフィリピンのミンダナオ島でM8.2 の大きな地震があり、日本にも津波の影響があると沖縄、奄美諸島から日本列島の太平洋岸に津波波浪警報が発せられ、夕刻4時半になってそれは解除された。テレビ画面上に現地の様子が映し出されたが、かなり激しい揺れが観測され、今日時点で37名が死亡、約400名が負傷されたという。学校などでは朝礼の時間に当たって、生徒たちが校庭内で揺れから身を守る様子や、大きなビルが崩壊する映像が、地震の激しさを物語っていた。

 大分以前にミンダナオ島の最大都市ダバオを訪れたことがある。マニラ、セブに次ぐフィリピン第三の都市である。この都市が発展したきっかけは、20世紀初めに日本人がマニラ麻栽培の農園を経営し、当時2万人もの日本人が住む東南アジア最大の日本人街もあった。現在でも多くの日系人が住み、定年を迎えた日本人の移住先としても注目されているそうである。初めてフィリピンを訪れた時、治安不安定で危ないと用心しながら滞在していた首都マニラに比べて、ダバオ市内は治安がある程度落ち着いていて安心して街を歩けたような記憶がある。

 ところで日本の街は安心して歩けるだろうか。恐らく日本人全員ばかりでなく、外国人もそう思うように、日本の治安の良さは普く知られている。

 それが、必ずしもそうは言えない事態が今起きている。このところ東北地方を主にクマが相次いで出没し、その凶悪性もあり、自治体も安全管理の面で警戒している。東京駅まで新幹線で50分と首都圏内にあると考えられている栃木県宇都宮市内にも一昨日クマが出没し、歩行者を傷つけた。市民も驚き、恐怖心を抱いていた。一昨日夜中には、日中人出の多い商店街にクマ1頭が出没して歩行者を驚かせた。市の中心街における出没だけに、他の地域での出没も予想される。宇都宮市内の公立小中学校は、すべて臨時休校となった。今日市内で1頭のクマが駆除された。

 カナダを旅行中に鉄道駅構内にクマが入るのをバスの中からじっと見ていたことはあったが、日本ではまだ見ていない。だが、京都の中学校を卒業した直後に、嵐山近くの松尾山中でイノシシに追いかけられた生々しい経験がある。「猪突猛進」という言葉通りイノシシは一直線に前進するので、追いかけられたが土手の法面をよじ登ってイノシシを通したために、幸い傷つくようなことはなかったが、今思うとぞっとする。

 まだ出没するクマの数は特別多いというほどではないが、凶暴性を持った野生動物であるだけに自治体としてもその対応に苦慮しているようだ。駆除しようにも、ライセンスを所有する猟師が足りず、また市内で猟銃を使用することの危険性もあり、現状では箱ワナに誘い込んで捕獲するより方法はないようだが、これでは駆除するにも数は限定される。こんな野生動物に翻弄されるような世の中になってしまった。治安安全を自負する日本としても世界に対してちょっと恥ずかしくなるような事態である。

2026年6月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6965.2026年6月8日(月) サグラダ・ファミリアの異質な建築仕組み

 先月末月刊誌「NATIONAL GEOGRAPHIC」(ナショグラ)日本語版6月号が送られて来た。表紙絵を見て直ぐに納得した。スペイン・バルセロナに建設中のサグラダ・ファミリア聖堂の尖塔「イエスの塔」完成記念特集である。バルセロナのシンボルであり、世界中から多くの参拝者や、観光客が訪れている。「天空を宿す教会」と称してスペインの建築家アントニオ・ガウディが手掛けた圧倒的に芸術的な建築物である。このところテレビなどに紹介方々多くの番組で取り上げられている。我々が驚くのは、一見しただけでは分からないが、この聖堂が今以て建築中であることである。最近注目を集めたのは、屋根の一番上に建築された主塔イエスの塔が完成し、高さが172.5mという世界で最も高い教会になったことである。あまりにも内部、外部ともに装飾が素晴らしくその劣化を補修する修復作業とともに、次の計画を進めている。

 2代目主任建築家だったガウディは、すでに1926年交通事故により75年の人生を終えた。今年ガウディ逝去100年に際して、タイムリーにもイエスの塔は完成した。しかし、まだ全体的には完成ではなく、まだ完成までには10年はかかると見られている。その点で、サグラダ・ファミリアは「未完の聖堂」と言われている。その未完成な聖堂が、世界遺産に登録されたのは、2005年である。だが、それにはいくつかの条件が付けられていた。世界遺産に登録されたのは聖堂の建物全体ではなく、ガウディが手掛けたイエス生誕のファサードと地下の礼拝堂だけとされている。ファサード(門)自体には「生誕」、「受難」、「栄光」の3つがあるが、まだ「栄光のファサード」は完成していない。普通ならこの教会1棟が世界遺産として登録されるところだが、このサグラダ・ファミリアは、礼拝堂と「生誕のファサード」だけしか世界遺産として登録されていないのである。

 私はこれまでサグラダ・ファミリアを2度訪れているが、むしろ内部の荘厳なステンドグラスに目を奪われ、入口上のファサードはあまり観察しなかった。

 新装なったイエスの塔内部は、さまざまに色付けされたタイルが貼られ、天空を表現している。写真で見ると素晴らしく、是非とも再訪して見上げてみたいものである。実は、主任彫刻家である外尾悦郎氏はここで働く唯一の日本人で、イエスの塔のタイルは、すべて外尾氏が陶工の技術の粋を尽くしたものである。

 ガウディの構想からすでに144年が経過した。近代の建造物としては、想像もつかぬほどの時間を費やした。完成までにあと10年とすれば、その時現地を訪れてきらびやかなタイルの陶工を鑑賞したいがとても無理であり、考え方を変えれば、こうして世界中から期待され完成を待たれて、ひとつひとつ完成へ近づくというのは、短兵急を求める現世では貴重なことであると思う。

 ナショグラ誌と付録「ロングポスター」を手元に取ってはしみじみと見入り、訪れた当時を想い、夢見心地で楽しんでいる。それにしてもこういうアカデミックで興味深い月刊誌は、日本には現在ないと思う。アメリカの小中高校では、ほぼすべての学校図書館に「ナショグラ」が置いてある。こういう雑誌が日本の子どもたちや若い人の視界に入らないのが残念である。

2026年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6964.2026年6月7日(日) 勅使河原和風会の生け花展示を鑑賞

 今から45年前に文部省教員海外研修茨城県団でヨーロッパへご一緒した18名の先生方も、大分冥界へ旅立たれてしまったが、今もお付き合いしている先生が何人かおられる。そのおひとりで女性の内海先生から、生け花の展示会に初めて出展するので、都合が付いたら来られませんかとお招きいただいた。会場は我が家の程近くで「サザエさん」の街として知られる桜新町にある勅使河原和風会本部会館だったので、生け花にはまったく知識はないが、興味本位もあり出かけて会場で先生と約3年ぶりにお会いした。

 会館は大通りに面した勅使河原風の洒落たビルだった。先生にお会いする前に展示場で、出品作品をひとり見学させていただいた。勅使河原和風会は創流130年の伝統の下に、今回の開催が56回目というからしっかり「瑞風」の歴史と伝統を紡いでいる。現在は4代目で女史の勅使河原光衣師が継いでおられる。講師の資格を有しておられる内海先生から4代目をご紹介いただいた。先生の作品をはじめ、直接指導の先生や、多くの作品をじっくり見せてもらったが、普通の家庭の床の間に飾られる生け花よりハワイの花アンセリウムなど、多彩な花材を組み合わせて大きなスペースを有する立派な作品ばかりで、余計なことだが、花材を仕入れたり運び入れるのは大変ではないかと思ったほど、数多くの花材を採り入れた立派な展示品ばかりだった。

 それでもいただいたパンフレットには、師匠によって筆でさりげなくこう書かれていた。「好きな花を好きなだけ好きな花瓶に挿して楽しむ」と意外にも簡潔で取っつきやすい文が記されていた。

 さて、日本に新たな世界文化遺産が生まれそうである。「飛鳥・藤原の宮都」と言い、6世紀末~8世紀初めに都が置かれた古代国家の遺跡群である。蘇我馬子の墓との説がある石舞台古墳も含まれているようだが、高校の修学旅行でここを訪れた時、石舞台の上に登ったことがあるが、これが世界遺産と登録されるようになったら、今後こんなことをやったらとんでもない話になりそうである。日本の古代遺産には、建物が木造だったせいもあり土台である礎石が発見されないと建物自体が存在しなかったと判断されがちである。その点でこれは石で造られた飛鳥宮跡などが今日発掘されたことから建物の存在が証明されたと言える。

 かつて、高校ラグビー部後輩で親しかった竹内謙・鎌倉市長が、何とか鎌倉を世界遺産として登録させたいと何度か語っていた。今日に至るまで日本史上に初めて武士社会を築いた都として重要な位置を占めている鎌倉市が、世界遺産都市に登録されないのは、「武士が最初に幕府を開いた街」として納得出来ないと拘っていた。幕府の痕跡が現代に残されていないということから可能性は潰えたからである。幕府のあった跡地には、現在「御成小学校」が存立しているので、発掘は難しいと思う。歴史上に大きな節目となった鎌倉時代の首都が、世界的に認められないというのは、少し淋しい気がしている。

 昨日までの曇り空とは異なり、今日関東地方は天候がパッとしないとの予報だった。気象庁は関東甲信地方は今日梅雨入りしたと公表した。昨年より半月ばかり遅い。これから雨模様の天候が続き、梅雨明けは7月19日頃と予想されている。暑いのも困るが、さりとて梅雨という湿っぽい天候も好きに慣れない。これから当分の間あまり明るい気持ちにはなれないようだ。 

2026年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6963.2026年6月6日(土) 財政苦の国連を世界は維持出来るのか。

 去る3日国連安保理事会で、非常任理事国10か国のうち、今月末で任期を終える5か国の後任を決める選挙が行われ、EUではポルトガルとオーストリアが選出されたが、ドイツが落選した。他に選出された3か国はキルギス、トリニダード・トバゴ、ジンバブエである。この選出には違和感を覚える人も多いと思うが、非常任理事国は地域ごとに選ばれ、「西欧枠」は2か国と決められ、生憎西欧から3か国が立候補したために、ドイツが貧乏くじを引くことになった。

 今回選出された国々5か国のうち、国連分担金ランクでは、いずれの国も上位10位には入っていない。その点では財政貢献度はやや低いと見做さざるを得ない。常任理事国でもダントツに多いのは、1位のアメリカ22%、2位中国20%で、5位にイギリス4%、6位フランス3.9%、10位ロシアである。ドイツは西欧の中で最大の分担金を支出して4位にいるが、後段のような理由などからやや信頼度が足りないようだ。日本は、中国に次いで分担額の支払いでは7%で第3位である。

 ドイツのヴァーデフール外相にとっては、ドイツがポルトガルとオーストリアに敗れたことは流石にショックだったようだ。第2次大戦中にナチがアウシュヴィッツで行った例のようにユダヤ人を虐待したせいで、今日もガザ地区を攻撃したり、レバノンやイランを空爆して交戦状態にあるイスラエルに対して、根っこにある謝罪と同情心から心を寄せたことが、票を失い苦い敗北の原因になったと受け止めている。他にも常任理事国であるロシアが、ドイツはウクライナ戦争などから反ロシア感情を広く煽ってきたことが周知の事実であるとも語っている。

 しかし、最近国連も戦争停止については何らの効果ある制裁も出来ず、些か機能不全に陥っている傾向が見える。そのためそのような動きが見られる都度グテーレス国連事務総長が、イラつきながら警告しているが、これを無視するが如きトランプ・アメリカ大統領の言動が問題となっているケースもある。特にアメリカが分担金を削減するとの発言は、国連関係者には衝撃的だった。現状でも、アメリカは国連内のいくつかの組織から離脱している。これもトランプ大統領の一方的な意向であり指図である。現在国連が抱えている最大の問題は、加盟各国の分担金がかなり未納のために財政破綻が差し迫っていることである。このためジュネーブの国連本部ビルでは、節約のための窮余の策としてエスカレーターは定期的に停止され、暖房も弱められているという状況にある。2025年には、分担金総額の77%しか納められなかった。

 今や国連は国際紛争を解決する中立的組織との看板も下げざるを得ないほど、地球上で国際紛争や、戦争が常態化している。第2次大戦を経て、その残酷だった大戦の悲劇に鑑みて発足した国連だったが、今ではその目的を果たしているとは言い難い存在になりつつある。

2026年6月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6962.2026年6月5日(金) 地方自治体の身勝手で恥ずべき行為

 今日は語呂合わせで、「ロウゴ(老後・65)の日」というのだそうである。それに相応しいかどうかは別にして、佐賀県警で呆れたDNA鑑定が行われていたとして、警察庁は佐賀県警に対する特別監察を終え昨日報告書を公表した。それによると佐賀県警科学捜査研究所において元職員がDNA鑑定で不正を繰り返していた。新たに発覚したのを合わせて2015年以降23年までの間に、実に239件もあったというから恐ろしい。それにしてもこれほど長期間に亘って元職員が不正を冒していながら他の職員が誰一人として気が付かなかったというのもおかしいと思う。犯罪証拠の決め手となるDNA鑑定でこれだけ不正な取り扱いをされたのでは、これまで罪を犯していながらすり抜けていた事実があったということになる。

 元職員は検査しなかったのに検査をしたように装ったり、資料を本来の資料でなく別の資料で検査したり、書類に事実と異なる記載をしたり、かなり悪辣な行為に及んでいた。窃盗や薬物犯罪、わいせつ罪など多様な事件に関する鑑定で、警察がこういう悪だくみをやるようでは、警察の信用も揺らぐばかりである。

 佐賀県警の不祥事が明るみに出て処分されたところで、お隣の福岡県では県議会議員による過大な海外出張が、公に明かされ問題となっている。普通の常識では考えられないほど議員が年中贅沢な海外旅行を楽しんでいたようである。近年では2023年8月から26年1月までに22回の県議による海外視察が行われ、県議26人を含めて97人が参加して、その内自民党が6割を占めた。中でも実力者の県議会議長が12回、前議長16回、元議長13回の参加は破格である。費用もかなり高額で、ビジネスクラスを利用し、高級ホテル宿泊が多く、3年間で税金3億円を消費したそうだ。

 地方自治法では、自治体や地方議会が行う契約については原則的に一般競争入札で行う規定があるが、驚くことに福岡県議会では、特定の企業と直接契約する随意契約を法令の範囲内の金額で結び、後に契約変更で金額が膨れ上がる手法が常態化していたという。これではいくら契約を結んでも守られないわけで、費用の高騰も当然である。例えば、24年2月のヨーロッパ視察団は、当初の契約額がひとり99万5千円だったが、最終契約額は何と10倍超の1,025万6,900円になった。23年度の予算が3,400万円だったが、決算額は1億4,100万円、23年度は3,700万円の予算が1億8百万円の決算となり、同様に以降も決算額は予算額の3~4倍である。これに対して県民から非難とともに怒りが広がっているが、議長は、「成果が出て来るには時間がかかる。海外視察は大きな意義があり、これからも必要なものは継続する」と全く反省の色がない。

 最悪な点は、これだけ税金を使いながら海外旅行の報告書の公表がこれまで行われず、数少ない視察報告書は、ウエブサイトの記述をコピペしたものだったというから救いようがない。

 中央政界も決して褒められるような行状ではないが、地方議会では監視の目が行き届かないせいもあり、ズルを決め込んでアルバイトをやる議員が多いようだ。クリーンな政治はどこへ行ってしまったのだろうか。これでは平和憲法の改正など議論することなぞとても出来まい。

2026年6月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com