新年早々また厄介な問題に発展しなければ好い・・・が、と思わせるような問題が与党自民党と日本維新の会との間で検討されていると知り、その内容に聊か呆れている。極右の高市政権らしい動きと言えるのかも知れない。
現在の自衛隊員の階級名称を国際的基準に合わせ改称することを検討しようという試みである。しかし、英語訳ではすでに外国と同じであり、殊更国際化を検討する必要はない。これはあくまで国内向きに日本語名を旧軍隊と同じようにしようとの試みである。自衛隊と言えば、日本国憲法が自衛隊の存在を認めていないことを放念して議論するから、いつもとんでもない方向へ議論が向かうのだ。軍隊を保有しないと規定している憲法を考えれば、自衛隊の組織などを軍隊と同じように扱うのは違憲であり検討の余地がないことははっきりしている。具体的に検討しようとしているのは、現在の自衛隊の階級構造を、旧軍隊で呼ばれていた大将、大佐、大尉、曹長、二等兵などの呼称を復活させようと言うのだ。将官、佐官級の幹部らには、それがお望みなのかもしれないが、下級隊員らにとっては、必ずしも賛成しかねるという空気が強いようだ。入隊後最初の階級が二士であるが、これを二等兵にしては当の二士は、やる気をなくしてしまうのではないだろうか。私の父親も戦時中赤紙招集されたが、当時は二等兵だった。
旧軍の呼称への回帰には、上記のように一部防衛省や自衛隊の現場からも懸念の声や戸惑いも出ているようだ。そもそもの発端は、自民党と維新の会が連立合意書に、自衛隊の階級の国際標準化を26年度中に実施すると明記したことによるようだ。こんなことを合意する必要があるのか。その際階級の国際標準化を2026年度中に実施することを明記したようだ。
今日のネット上に都内自治体の立憲民主党市議が述べていたが、あくまで個人的見解と断りつつも、「制度の建前や政治的な制約を踏まえれば、無茶な部分がある。それでも自衛官の処遇改善については、本気でやってもらいたい。名称の調整だけではなく、現場の負担に直結する点に政治の力を注いでもらいたい」とも述べている。
高市首相は、3~4月ごろに訪米し、トランプ大統領と会談すると嬉々として述べていたが、右傾化に拍車をかけつつある首相として、1度立ち止まってじっくり考え、保守派の意見にイージーに迎合しないよう努めてもらいたい。
さて、昨日今冬初雪を見たが、大したことはなかった。都内でも八王子方面は大分降雪があったようだ。今日も朝から青空で雲ひとつないほどの快晴であるが、予報によると今夜も世田谷区には雪が降るそうだ。特に意外なのは、小笠原、伊豆諸島にも降雪があるという。