487.2008年9月12日(金) 自民党総裁選挙は本当に盛り上がるのか。

 今日自民党総裁選挙の5人の候補者が記者クラブで全体討論会をやった。1人8分の持ち時間の中で他の候補者に質問して、自分との違いをしきりにアッピールしていた。麻生、与謝野、石原、石破、小池各氏らに共通しているのは、やはり揃いも揃って現場を知らない経歴の持ち主だということだった。確かにそれぞれの質疑応答を聞いていると極めてそつがなく、それなりに答として納得させるような気もするが、それは政治家だから口が巧いだけであって騙されてはいけない。裏打ちがないのだ。つまり民主党に対して、民主の政策は資金的な裏づけがないとしきりに非難しているが、今日5人の候補者の言い分を聞くと、資金面もさることながら実現出来そうもないことを後から後から軽口でしゃべる。実際その通りやったら、自分たちが権限を押さえようとしている官庁の役人から猛烈な抵抗を受け、行き詰まることは明白である。これは、永年狐と狸の騙しあいの世界で議論のすり抜けばかり身につけたせいだろう。幼いときから豊かで、恵まれた生活を送り、他人への思いやりをあまり悟る機会がなかったせいもあるかも知れない。一番経験があると自称する麻生幹事長のごときは、質問をまぜっかえしたり、マス・メディアへ皮肉を言ったり、およそレベル云々を言えるようなものではない。

 これではまるで政治への期待が持てない。石原氏も小池氏も内々に政治家の程度の低さが分っているせいであろう。2人とも国会議員数を減らすことを提案している。こういう問題こそ、彼らにとって身近な問題で根幹であるので、真剣に議論するだろうし、国民にとっても関心のあるところであり、ぜひ議員数削減について5人の意見を開陳してもらいたいものである。

 それにしてもこれだけ大物が集まって議論して、NHKで生中継をやっていたのに、夕刊紙上ではまったく触れられていないのも腑に落ちない。まあ熱が入っていないことの証左ではないだろうか。こんな状態で一時的なフィーバーは22日の自民党総会まで持つのだろうか。

2008年9月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

486.2008年9月11日(木) 7年前の今日ニューヨーク・テロは起こった!

 ニューヨークで同時多発テロが発生したのは7年前の今日だ。昨年までの報道に比べて、やや露出面が減ってきたことは否めない。以前はあれだけ数多くの追悼番組を見たが、今日はNHKの夜7時のニュースの中ではまったく触れられなかった。9時のニュースで漸く現地からと、アフガニスタンから中継で報道された。オバマとマケイン両氏も選挙戦を一時休戦して現場の犠牲者追悼式典に出席するという。しかし、やはり時の移り変わりだろうか、これまでに比べてアメリカ国内でさえテロが風化しつつあるのは現実らしい。奇しくも今日日本政府は、イラクで輸送活動に当っていた航空自衛隊を年内に撤収させると発表した。アメリカもイラクから兵力を削減し、アフガニスタンへ振り向けるという。常にアメリカの尻についている日本が今度は、撤退させた自衛隊をアフガニスタンへ振り代えるのでなければよいが・・・・・。

 偶々近く発行される「停年オヤジの海外武者修行」の中で、カイバル峠で予感した9.11テロについて触れた。これを読んだ読者はどんな反応を示すだろうか。

 午後玉川青色申告会を訪れ、来年から始まる個人事業主としての会計帳簿のつけ方について相談にのってもらった。何となく分っていたような気もするが、やはり直に専門家に相談すると参考になることを教えてもらえる。考え違いをしていたのは、NHKの受信料が経費として当然認められると考えていたが否認されるとのこと、また水道光熱費もほとんど認められると考えていたことが、電気代以外はほぼ駄目とのことだった。手書きの申告書記入よりPCによる書類作成を薦めるということだった。どうするか、思案のしどころである。今月3回に亘って複式簿記による記入方についての講習会がある。すべてに参加することにしているので、もう少し勉強したい。

 昨日電撃的な経済トピックとして、明治乳業と明治製菓が来春統合すると発表された。両者が統合されれば、キリン、サントリー、アサヒビール、味の素に次いで食品業界5位になるという。業界再編が進むのだろうか。父が永年明乳に勤めていてそのおかげで大学まで進ませてもらった恩のある会社なので、やはりその動向は気になる。外資に買収されたわけではなし、元来根っこが同じ兄弟会社だったので、あまり抵抗はないと思うがどうだろう。

2008年9月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

485.2008年9月10日(水) 玉川学園トンネル再訪

 今月末に東京交通短大で「現場の大きな力と臨場感の大切さ」と題して講義を行うが、小田急電鉄駅員時代の経験談も話すつもりである。入社早々玉川学園駅で見習い駅員として研修中の真夜中に、近くのトンネル内で老婆が最終電車に飛び込み自殺をして大いに迷惑を蒙ったが、その苦労話をしようと思い、パワーポイントの資料作りの一環として、写真撮影のため久しぶりに現場近くを訪れた。玉川学園駅周辺の環境は大分変わり、人家も増えてきた。中々学園都市らしい上品な環境である。駅前の交番は形を変えてそのまま同じ場所にあって、お巡りさんとの思い出も甦ってきたが、駅舎の構造がまったく変わり、懐かしさはもうなかった。すでに45年前のことである。

 写真撮影の立地としては、玉川学園内の小田急線路を跨ぐブリッジ上から、トンネル方面を撮るのがよいと考え、ガードマンの許可をもらい、あまり思い出したくはない、嫌な思い出のあるトンネル方面の写真をカメラに収めた。これで少しは臨場感の溢れる説明もできると思っている。

 さて、三笠フーズ㈱が事故米を加工米として販売し、それが焼酎、煎餅、和菓子として販売されていたことが明らかになったが、焼酎会社の中には商品の自主回収を始めた会社もある。その中で熊本の「美少年酒造」緒方社長が怒髪天を撞く口調で憤慨していたが、その怒りは当然である。特に、緒方現社長の父親は、義父・川手一郎の慶応時代の友人であっただけについ同情してしまう。かつて「文藝春秋」の「同級生交歓」に、保坂誠・後楽園スタジアム社長らと後楽園球場内でともにカメラに収まっていた懐かしいグラビヤ写真を思い出した。

 悪質な三笠フーズは、昨日全従業員を解雇した。何を考えているのだろうか。社長の会見でも些か強気の姿勢が見える。段々様子が明らかになるにつれ、どうも三笠フーズが農水省から事故米を買い取るにあたり、嫌々ながら買い取っていた節がある。それがその後農水省の三笠フーズへの検査を甘くさせた一因ではないかとも思っている。社長の態度にも開き直ったような素振りが見えたが、そんなことも関係しているのかも知れない。

 昨日は、北朝鮮建国60周年記念日だった。例年通りピョンヤン市内の民兵まで参加する閲兵パレードが行われたが、その派手な式典はつい最近行われた北京オリンピック開会式を彷彿させるものだった。にもかかわらず、これまで国家式典には必ず出席した国家元首・金正日総書記の姿が見られなかった。ましてや今年は建国以来60年という節目の年でもあり、いつものひな壇に金正日総書記が姿を現さないことに各国から不審や、疑念が見られた。普通の国家なら国の最高責任者に異常事態が発生すれば、スポークスマンが公式にその事情について国民、並びに内外メディアに発表するものだ。

 北朝鮮は、普通の国とは違う。金正日の気分次第でどうにでもなる。今日韓国が公式に総書記脳卒中説を発表した。しかし、さほど深刻なものではないとまで付け加えた。とは言え国のトップがこけたわけである。これだけ、各国からの経済制裁により、国が疲弊し国民が飢餓に苦しんでいる最貧国なら、こんな場合人民、学生、或いは軍によりクーデターが起きてもおかしくない。にも拘らず表面的には何も起きてはいない。一部の報道では、軍の不満が相当溜っているという。このままいつまで独裁国家が継続されていくのだろうか。北朝鮮関係の外交は、核問題、拉致を含めてしばらくストップになった。

2008年9月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

484.2008年9月9日(火) 日本は実は核不拡散には反対なのだ。

 原子力核問題に対する考え方は、各国によってまちまちだが、そのひとつの姿を示した行動は、6日ウィーンで開かれた原子力供給国グループ(NSG)臨時総会で出された結論である。アメリカとインドの原子力協定をめぐり、核不拡散条約(NPT)未加盟のインドを例外扱いし、原子力関連の対印輸出を解禁することを全会一致で承認したのである。自国の利益に固執するアメリカの、というよりブッシュ大統領任期中の米印協定発効を目指すアメリカの主張が通り、インドが1974年の核実験を機に30年以上続いた禁輸措置は解除されることになり、NPT体制の基盤が揺らぐ懸念が出てきた。

 アメリカが主張すれば何でも道理として通る。アメリカは「インドを不拡散条約体制に取り込むことになり、NPT強化につながる」と言っているが、核問題でインドが背を向けることを恐れたアメリカが自国のビジネスを有利にするためにも、猫騙しの手を打ったとしか思えない。対印輸出を目指すNSG加盟国のアメリカ、イギリス、フランス、ロシアなどが積極的な姿勢をとるのは、それらの国々も明らかに自国の経済的利益を有利に勝ち得たいからで、インドが核不拡散条約(NPT)に未加盟なまま核開発、核兵器保有を続け、核燃料や原子炉などを輸入できるようにするのは、原子力の平和利用というNPTの理念に反する。これではパキスタンも同じような扱いを求める可能性がある。

 各国の核問題への取り組みはそれぞれ思惑があるようだが、それにも増して驚いたのは、これまで核軍縮・不拡散をテーゼとして推進してきた日本が、この期に及んで米印協定に理解を示したことである。なぜだ? 日本よ、お前もか? と聞きたい。日本国民のひとりとして、国策を国民に知らせる暇もなく寝返った理由を聞きたい。日本は原子力開発、核問題については絶対反対の立場をとっていると理解していた。これではいずれは核を拡散させる協定に関わろうとの腹があると見られても仕方があるまい。この種の協定や、条約には絶対反対の立場を取るべき筈の日本が、アメリカの言うことなら何でもお追従をしている構図があまりにも情けない。よしんば将来のビジネスチャンスだとしても、これまで世界へ向かって核廃絶を声高に叫んできたのが、日本の立場だったのではないだろうか。日本は、核ビジネスなんか考えず、核爆弾を投下したアメリカに対して、この協定には何が何でも賛成できないことを、筋を通して説得すべきなのに、唯々諾々としてアメリカに従っていることが恥ずかしい。外務省がそういう判断を下して、総会中に国民には詳細を一切伝えずアメリカに歩み寄ってアメリカに賛意を示したのは、国民に対する裏切り行為ではないのか。また日本のうそつき外交が始まった。これでは良識的な国々から信頼されなくなってしまうのではないか。

 それにしてもこんな大事なニュースをごく一部の新聞を除くと、テレビでもほとんど報道しないのは、どういうことだろうか。マス・メディアが完全に政府に丸め込まれている。真実を伝えるべきマス・メディアが責任を放棄している。面倒で地味な取材は避けるいつもながらのマス・メディアの習癖である。なぜ唯一の被爆国としての辛い立場を背に、堂々原爆投下国アメリカにここは譲れないという骨太な論理展開ができなかったのかと思うと情けない。いつもながらのノー外交官、ノー外務省、ノー外交である。

2008年9月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

483.2008年9月8日(月) 内外ともに事件の多い、慌しい一日

 アポイントメントをとっていた東京医療センターの大島先生から診断結果の説明を受けた。CPRの数値は先月より、ほんの少々下がってはいるが、やはりリューマチということがほぼ判定された。常用薬「プレドニン」1mgを5mgか、或いはその上の10mgにして毎回悪くなるCPRが良くなったら、再び1mgに戻したらよいとお話いただいた。明日にでも、預かった松本先生宛のお手紙を持って松本整形外科へ行こうと思っている。

 今日は、いろいろな意味でニュースになる出来事があった。しかし、まあ碌なものはない。

 民主党の代表選挙告示で小沢一郎現代表以外に立候補者はなく、無競争で小沢氏が3選された。これで近づきつつある衆議院総選挙で民主党が勝利を収め、小沢氏が総理大臣になる民主党の想定路線がスタートしたことになる。それにしても相変わらず小沢氏はスピーチが下手だなあと感じる。

 先日来「三笠フーズ㈱」の事故米処理が問題になっている。政府貯蔵米にカビが生えたり、腐ったものを三笠フーズが加工米として転売していたことが判明した。事故米の中には、アセタミプリドとかメタミドホスのような毒性のある有害物質が含まれていた。三笠フードが販売した米が、焼酎、せんべい、和菓子に加工されて市販されていたのではないか。先端商品までは分らないようだが、明らかに焼酎はかなり商品まで特定できたようで、酒屋や焼酎醸造会社はカンカンである。商業道徳もここまで堕ちたか。

 アメリカでサブプライム・ローンの火元である2つの政府系住宅金融公社へ、アメリカ連邦政府は約22兆円の公的資金を投入することを公表した。デタラメな住宅ローンで世界中を混乱させ、金融不安をもたらした元凶に対する公的資金とは穏やかではないが、もう他に混乱現場を収拾する術はなくなったのだろう。連邦政府の乾坤一擲の賭けみたいなものである。日経平均相場は好感して、対前日一気に400円を超えた。ここには、金の亡者がうごめいている。

 世界的?には、日本人元バチカン大使がギリシャ人の奥さんともども娘さんの殺害に関与したとして、ギリシャの現地エビア島警察に取調べを受けているようだ。今年77歳の元大使は、エーゲ海の小さな島の別荘で悠々自適の生活を送っていたようだ。こういう国際的なインテリ層にさえもこのような猟奇的な事件が少しずつ浸透しつつあるのだろうか。まあ、何をやっても驚いていられない時代になったということなのかも知れない。

 最後の衝撃ニュースは、相撲協会北の湖理事長が辞任したことだ。最近の理事長としての仕事ぶりを見ていて当然辞めるべきだと思っていた。再び大麻陽性反応が出た、2人のロシア人力士、露鵬と白露山の解雇は当然だった。理事会も新しい武蔵川理事長(元横綱・三重の海)の下でどれだけまともな運営ができるか。9人の理事はすべて力士出身だが、この辺りに外部から常識人を招き入れ、しっかり運営してもらわなければならない。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とならなければよいが・・・。

2008年9月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

482.2008年9月7日(日) 一応ゲラ校正を済ませる。

 昨日と今日は、「停年オヤジの海外武者修行」のゲラ校正にかかりきりだったが、何とか終えることができた。大塚編集長はすでに手を加えたり、気のついた点や修正した方がよい点を指摘したり、言葉の意味の整合性を正したり、中々細かい箇所に気がつく人だ。

 すでに原稿を手渡す前に5回ほど推敲を済ませたが、改めて気のついた点、間違った箇所、見逃していたミス、新たに書き加えた点等を合わせて、朱字で修正した。内容自体を変えることはほとんどないが、一点だけ加筆した。

 カイバル峠へ行った時のペシャワールからカイバル峠へ至るアジアハイウェイ1号線に、土地名のシャルムードとランディコタールを加筆することにした。勿論挿入する地図にも書き入れる。アフガニスタン領内では、峠からアフガニスタンの首都カブールへ至る途上のジャララバードを加筆した。先日現地で農業技術指導中のNGO「ペシャワール会」の伊藤和也さんが、拉致され殺害されたところだ。元々危険なエリアだが、さらに最近の衝撃的な事件をつけ加えることによって、周辺に溢れる危機的な臨場感とタイムリーな事件を取り込んだ方がよいと判断したからである。

 それにしても、前著を発行してくれた新風舎と、担当者の対応が大分違う。早稲田出版の大塚編集長はかなり自分の意見、考え方を持っていて、よく気づいてくれ、間違いも正してくれる。しかし、今回は本の体裁も縦行、横行とも字数が多く、結果として1頁辺りの文字数が多く、随分頁全体がぎちぎちに詰まっている感じがする。1頁当りの文字数が少々多過ぎるのではないか、読みにくいのではないかと気になっている。

 今日も雷と突然の大雨に、いつも通り手馴れたものでPCのコンセントを抜いた。昨日もそうだったが、特に最近の気象状況は変わりやすい。それも急変して、局地的に短時間に大量の雨を降らせる。これが先月から続いていて、この異変を称して「平成20年8月末の?」というらしい。朝晴れていても傘を持っていないと安心できない。まったく妙な最近の気象である。

2008年9月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

481.2008年9月6日(土) 大相撲は本当に大丈夫か?

 2日の相撲協会の抜き打ち尿検査で大麻の陽性反応が出た露鵬と白露山が、改めて尿検体の精密検査で再び陽性反応が表れた。語弊があるが、ここが相撲界の摩訶不思議なところで、両力士は相変わらず大麻吸引を強く否定し、2人の親方も弟子を信じるの一言で済ませている。まだ、別の検査機関で更に検査を受けさせるとの意向もあると聞く。しかし、今回精密検査を行った専門機関は、世界アンチ・ドーピング機関から日本では唯一公認されている権威ある機関だ。もうそろそろ年貢の納め時だろうし、相撲協会だっていつまで力士をかばって、この先仮に大麻吸引の動かざる証拠により、容疑が確定した時に引っ込みがつかなくなるのではないか。

 2度にわたり陽性反応が出て、かなり疑いは強まったが、2人が否定している以上今のところ両力士を事情聴取している警察に頼るしかないのか。

 それにしても相撲界というところは、これだけ不祥事が連続的に発生してもまったく自浄能力が働かない。弟子に白露山を抱える北の湖理事長は、記者会見も開こうとせず、いずれ説明しなければならなくなるのに、逃げてばかりいる印象だ。こんな毅然としないトップを戴いている組織なら普通はもうとっくにつぶれている。他に居並ぶ理事も理事長の言に従うばかりで、アホばっかり。呆れかえった組織である。

 ビルマの専門家・田辺壽夫氏から最新刊「負けるな!在日ビルマ人」を送っていただいた。田辺さんもビルマ人のために献身的な努力をされ、それが反ってビルマ軍政の逆鱗に触れてビルマに入国できなくなってしまった。2月に久しぶりにお会いした時、その点を嘆いておられた。NHKに務めておられたころから、ビルマに関する報道に関わっておられたので、ビルマに知人も多い。大阪外語大でビルマ語を専攻して、今までビルマとのルートを外れたことがない。それが、今や本丸であるビルマへも入国出来ないというのは、ビルマへの想いのタケが強い人だけにやりきれない思いだろうし、田辺さんにとっては屈辱でもあろう。田辺さんは、ビルマ人の間では日本の名前より、「シュエバ」というビルマ人名で知られている。半世紀ほど前の有名俳優の名前をビルマの人たちから授けられたそうだが、普段から田辺さんとビルマ人との関わりを遠くから見ていると「シュエバ田辺」もさもありなむと思う。本書も著者「シュエバ田辺壽夫」とされている。長い間在日ビルマ人の支援活動にも当っており、書名も在日ビルマ人を激励するもののようだ。どんなことを書いているのだろう。読むのが楽しみだ。

 1ヶ月前に次の作品の推薦文をお願いした、水戸市の芳野満彦氏へ今朝電話をして様子をお尋ねしたところ、2~3日のうちに送ってくださるとのことに一安心である。

2008年9月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

480.2008年9月5日(金) パソコンが直った!

 今日になって自民党総裁選に立候補、或いは意欲を示す自民党員がどっと名乗り出てきた。本命の麻生幹事長の他に新たに石波茂・前防衛相が立候補を表明した。今日になって他にも棚橋泰文・元科学技術相、山本一太・外務副大臣が推薦人さえ得られれば立ちたいと言い、山本氏のごときはもし自分が総裁に選ばれれば、直ぐ衆議院を解散するなどと先走ったことまでしゃべっている。与謝野・経済財政相、石原・前政調会長、小池元防衛相も意欲を見せている。

 予想より立候補者が増えそうで、現時点で7名が予想され大いに結構であるが、いささか泡沫のキライがないこともない。あらっぼい総裁選にならないよう、また自民党の政策をPRできるよう活発な政策論争を望みたい。

 さて、1日にデスクトップのPCが故障してSONYに引き取ってもらい修理を依頼していたが、今日修理を終え戻ってきた。ハードディスクが壊れているようだとの見込み診断だったが、幸いにもハードの前のサブボードという装置が壊れて、それを取り替えただけだったので、記憶装置はダメージを受けておらず、修理代は予想より遥かに安くて(それでも15,015円)大助かりである。ところが、戻ってきたPCを早速使おうと思ったところ、今度は画面上のポインターが動かない。入れたスウィッチも切れない。また、SONYのカスタマーセンターへ電話して再三再四やりとりを繰り返し何とか直った。PCの故障は普段想定していないので、そんな時は時間の無駄、経費の無駄、下手をするとメモリーも消失する危機に追い込まれかねないので、これから真剣に対策を練っておこうと思っている。

 今日は、「停年オヤジの海外武者修行」のゲラのチェック、そして、知研が秋田県職員研修で使用する「合意術」のパワーポイント作成に入れ込んだ。秋田県は中村茂昭さんが担当されるが、ある程度私の作成意図とポイントを中村さんに話しておいた方がよいと思っている。何とかパワーポイントを作り上げ、ほっとした。明日からはもうひとつ新たなパワーポイント用スライド作成に取り掛からなければいけない。月末に池袋にある東京交通短大の講義用である。

 この短大は卒業生のほとんどが、鉄道会社か、旅行会社へ就職されるので、両方の会社で働いた経験のある私は打ってつけと見込まれ頼まれたものだが、真剣に耳を傾けてくれる学生に対して、彼らが普段聞けない「臨場感」をイメージさせる、役に立つ内容を話したい。自分自身の経験談を話すにしても、鉄道会社の現場の話しをしてあげたいので、近いうちに元働いたことのある町田駅、玉川学園駅周辺を取材してみたいと思っている。少々忙しくなってきた。JN紙の定期原稿を1つ送ってほっとした。

2008年9月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

479.2008年9月4日(木) 自民党総裁選挙はどうなるのか?

 3日前に突然辞任を表明した福田首相の後任を決める自民党総裁選挙の行方が、注目されている。かつて森総裁を決めたときの密室談義の反省からか、以後自民党総裁決定は多少オープンになってきた。しかし、それでも派閥の領袖同士の争いになったり、予想された人が予想通り総裁になったり、いつもまともな政策論争をやってこなかった。むしろ避けてきたと言った方が当っているかもしれない。

 幸か不幸か自民党総裁選挙の前日、今月21日に行われる民主党の代表選出選挙では、現在までに小沢一郎代表に対して誰も対抗馬が出ていない。民主党が対抗馬を立てられないのには、いくつか理由があるが、自民党に取って代わって政権を担おうというのだから、無理してでも1人ぐらい対抗馬を出して、演説の下手な小沢代表に対して論戦を挑んだ方が党も盛り上がって活性化するし、国民も民主党の考えていることがよく分る。仮に自民党の選挙が中身の濃い激しい政策論争になり、盛り上がったなら、無競争で代表が決まる民主党が自民党の盛り上がりの中で埋没しかねない。その点選挙で、民主党のマニフェストを披露してアッピールすれば、どれだけ党が活性化し、民主党に対する国民の関心が高くなるだろうか。それを思うと、民主党にとっては折角得たチャンスをむざむざ逸するようなものである。民主党が身を引いた形になったので、場合によってはイェローカードをもらった自民党が息を吹き返すチャンスが巡ってくるかもしれない。

 自民党内では、今日与謝野馨・経済財政大臣が手を挙げた。他にも、石原伸晃・前政調会長、小池百合子・元防衛大臣も色気を見せている。すでに麻生太郎・幹事長が総裁選への意欲を示し、立候補を表明した。実際に誰が対抗馬として立候補するか今のところ分らないが、とにかく複数の立候補者が選挙に出てそれぞれの考え、政策を主張し、自分の考えと政策を国民に対して堂々発表し展開すべきである。

 それにしても今の政治家の言動には、国民が素直に耳を傾ける真面目さとか、真摯さ、ひたむきさが見られない。どうしても欲の皮の突っ張った、ずる賢い人たちの悪賢い所作と無責任さばかりが目についてしようがない。何とか格調の高い、ハイレベルの総裁選挙をやってもらいたいものである。

2008年9月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

478.2008年9月3日(水) 烏合の衆、日本相撲協会は何をしているのか?

 大相撲のロシア人兄弟力士、露鵬と白露山が抜き打ち尿検査で大麻の陽性反応が表れた。先日同じロシア出身の若の鵬が大麻所持のうえ、本人も吸引の事実を認めて逮捕され、相撲協会から解雇された。昨日から今日にかけて、この深刻な事態の発生を受けて相撲協会幹部の言動は、福田首相同様まるで他人事である。 しかも、現時点ではまったく反省や自己批判の言葉が聞かれない。相撲協会には、昨日から抗議や問い合わせの電話が絶えないという。国技・相撲の不祥事を心配するファンからの問い合わせだと思う。それらの声を、協会幹部は取り合おうともせず、即座に疑念を晴らし、国民、ファンに納得してもらおうとの気持ちもない。先の若の鵬の事件でも部屋の親方がまったく知らなかったという。今回の事件でも2人の親方、北の湖理事長と大嶽親方(元貴闘力)は、知らなかったと言っている。同じ部屋に生活していて、大麻などを吸引していることを知らなかったすれば、本人の言う通り吸っていなかったのかもしれない。しかし、はっきり陽性反応が出てしまった以上、相撲協会の最高責任者である北の湖親方は、自分の弟子がこんな失態をやったことでもあり少しでも説明して、一刻も早く疑念を晴らすべきではないだろうか。それなのに今日は一切口を開こうとしなかったり、こそこそ逃げるような行動をとったり、責任ある立場の人間として、その対応はまったく腑に落ちないし、説明責任を果たしていない。

 兄弟力士はともに大麻吸引の事実を否定している。しかも、もっと確実な検査をして欲しいとの要望まで言い出して、別の方法でより精度の高い尿検査を行うことになったが、それも準備に時間がかかるとのいい訳を述べて、尿の送付を遅らせたので、結果が判明するのもまた遅れる。

 それにしてもここ数年間の相撲協会の管理上の醜態は、かつては考えられなかったものだ。力士に外国人が増えてきたが、管理監督すべき親方衆に充分指導すべき能力、余裕と指導力がないのだ。親方自身は厳しい現役生活を続け、それなりの実績を挙げたが、社会生活におけるルールとか、規範を学んでこなかった。アイディアもなければ、知恵もない。

 協会の組織の問題にしても、毎度そのあり方を批判されても、時間をかけてずるずるウヤムヤにしてしまうやり方では、もうファンの目は誤魔化せない。

 組織体制がその体を成していない。同じ力士上がりの親方衆で理事会を構成し、理事同士が言うべきことは言わない、物言わぬ理事会となっている。お相撲さんばかりの集まりで、果たして疑惑は払拭することができるのか。国から庇護された財団法人化が、相撲協会の自助努力と思考力養成の機会を失っしている。由々しき問題である。

2008年9月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com