昨日と今日は、「停年オヤジの海外武者修行」のゲラ校正にかかりきりだったが、何とか終えることができた。大塚編集長はすでに手を加えたり、気のついた点や修正した方がよい点を指摘したり、言葉の意味の整合性を正したり、中々細かい箇所に気がつく人だ。
すでに原稿を手渡す前に5回ほど推敲を済ませたが、改めて気のついた点、間違った箇所、見逃していたミス、新たに書き加えた点等を合わせて、朱字で修正した。内容自体を変えることはほとんどないが、一点だけ加筆した。
カイバル峠へ行った時のペシャワールからカイバル峠へ至るアジアハイウェイ1号線に、土地名のシャルムードとランディコタールを加筆することにした。勿論挿入する地図にも書き入れる。アフガニスタン領内では、峠からアフガニスタンの首都カブールへ至る途上のジャララバードを加筆した。先日現地で農業技術指導中のNGO「ペシャワール会」の伊藤和也さんが、拉致され殺害されたところだ。元々危険なエリアだが、さらに最近の衝撃的な事件をつけ加えることによって、周辺に溢れる危機的な臨場感とタイムリーな事件を取り込んだ方がよいと判断したからである。
それにしても、前著を発行してくれた新風舎と、担当者の対応が大分違う。早稲田出版の大塚編集長はかなり自分の意見、考え方を持っていて、よく気づいてくれ、間違いも正してくれる。しかし、今回は本の体裁も縦行、横行とも字数が多く、結果として1頁辺りの文字数が多く、随分頁全体がぎちぎちに詰まっている感じがする。1頁当りの文字数が少々多過ぎるのではないか、読みにくいのではないかと気になっている。
今日も雷と突然の大雨に、いつも通り手馴れたものでPCのコンセントを抜いた。昨日もそうだったが、特に最近の気象状況は変わりやすい。それも急変して、局地的に短時間に大量の雨を降らせる。これが先月から続いていて、この異変を称して「平成20年8月末の?」というらしい。朝晴れていても傘を持っていないと安心できない。まったく妙な最近の気象である。