6859.2026年2月22日(日) トランプ大統領の相互関税、裁判で否決

 お騒がせ男トランプ大統領が各国との貿易において押し付けていた「相互関税」が、アメリカ連邦最高裁で違法と断定された。やむを得ず大統領は、違法とされた関税の徴収を停止するよう指示した。但し、したたかな大統領は、別の法的根拠に基づき10%の追加関税をかけると表明した。そもそも関税を課す権限は大統領にはなく、連邦議会にあるのだ。この判決に対して大統領は、素直に納得せず、散々違法判決を下した判事を国の恥だと非難し、判決自体を間違っているとか、馬鹿げた決定だなどと不満をぶちまけている。

 しかし、トランプおじさんのやりたい放題だった言動を、何でも認めてブレーキをかけられなかったアメリカ国民の弱さと情けなさに些か失望していたが、流石に三権分立の精神である、行政と司法の区分だけはけじめをつけたという点で評価したいと思う。

 大体国によって課する関税に大きな差があることは、あまり説得力がない。高率関税50%を課せられていたブラジルや、35%のカナダにとっては取り敢えずホッとしているだろうが、執念深いトランプ氏のことゆえ、これからいかなる対抗策を講じてくるか懸念している。

 これまで相互関税によって多額の政府歳入を稼ぎ、製造業をアメリカに呼び戻し、外国との貿易交渉を有利に進め、戦争だって終わらせることができるとほざいていたトランプ大統領にも、関税がインフレを煽っているとの声があり、トランプ支持率にも影響が表れてきている。

 そもそもトランプ大統領が相互関税を打ち出したのは、アメリカが抱える恒常的な貿易赤字が増え続けていたことにある。その赤字額が1年に約186兆円といわれており、日本の年間予算を遥かに上回る金額である。これに国内的に商品や原材料を輸入に頼り、高関税で経営が苦しくなった国内の中小企業団体などが訴訟を起こした。

 日本にとっても他人事ではない。例外はあるが、一応15%の関税をアメリカに支払わなければならなかった。これを10%に下げるということであるが、日本にとって特別有利になったわけではない。日本政府は「関税はなくならない。過度な期待をしても仕方がない」と状況を注視するつもりである。特に、このところ話題に上がりがちの日本が約束した5千億㌦(約86兆円)もの対米投資を予定通り進める考えである。

 高市政権は、トランプ大統領のご機嫌取りばかりやらずに、もう少し日本の立場や考えを直接大統領に伝えて、トランプ流儀に巻き込まれないよう注意して欲しいものである。国内では高市首相の人気が高いと言われているが、そんなことは対トランプには関係ない。人気は人気として、日米交渉には強引なトランプに対して筋の通った論理で説得して、下手にトランプの軍門に下るようなことがないようくれぐれも心得て欲しい。

2026年2月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6858.2026年2月21日(土) 英元王子逮捕、スキャンダルの多い英王室

 昨日世界的な著名人である2人に驚くようなニュースが入って来た。ひとりは、イギリスのアンドルー元王子で、66歳の誕生日に当たる19日公務上の不正行為があったとして警察に逮捕されたのである。卑しくも世界で最も伝統と格式の高い英王室一族で、チャールス国王の弟君である。その言動にはあまり良識が見られず、昨年10月には児童への性的虐待に関与した疑惑を受けて「王子」の称号を剥奪されている。

 元王子が疑惑に捕らわれた理由については、未成年の少女を性的に搾取、虐待して逮捕された収監中に自死したアメリカ人資産家ジェフリー・エプスタイン氏に機密情報を漏らした疑いで捜査を受けていた。アンドルー元王子は今日釈放されたという。

イギリスでは、チャールス国王も離婚、再婚して、その間にスキャンダル視されるようなトラブルを起こしている。そのチャールス国王は、法が尊重されなければいけないと弟君を救うような言動はきっぱり拒否した。しかし、イギリス国民にとっては耐え難い恥辱であり、国民に悩みと苦衷を与えている。如何に大英帝国時代からの長い伝統を誇る王室とは申せ、下卑た行為を冒すなどとても許しがたいことだと思う。

 もうひとりは、韓国の尹錫悦・前大統領に下された無期懲役(求刑は死刑)の判決である。尹前大統領は、それまでの歴代大統領らに比べて幾分親日的で、日本国内では評価が高い。ただ、夫人が若くやや派手な面があり、しばしば身につけた品が収賄容疑の対象になって尹氏の足を引っ張っていた点がマイナス評価されている。裁判の論点は、一昨年12月に非常戒厳令を発令して内乱を首謀したとの容疑で、国会への軍投入などを刑法上の内乱に当たると判断した。アンドルー元王子と尹前大統領は異なる容疑であるが、いずれも国際的にその名はよく知られている。あまりこのような騒ぎは起こしてもらいたくないと思う。

 さて、今日から勤め人や子どもたち普通の人たちにとっては、3連休である。出かけるには天候が気になるところだが、今日から3日間の東京の天気予報は、14℃、17℃、20℃と4月上旬の気候とされている。それが、今日は予報を上回り16℃だった。この調子では明日以降も予報を上回る可能性が高い。

  山路来て 何やらゆかし すみれ草

 春を思わせる芭蕉の句である。

2026年2月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6857.2026年2月20日(金) 最年長・世襲議員麻生太郎氏の存在感

 このところ天候がやや不順で、気温も寒暖の差が激しい。しかし、庭の白梅は今が盛りで書斎から見ているだけで、心が澄んだような気になる。以前はこの季節になると必ず美声を聞かせてくれたウグイスとシジュウガラが、ここ3年ほどさっぱり飛んで来なくなり、ホーホケキョの声も聞かれなくなった。寂しい限りである。白梅もまもなく散って、その後は紅梅が花を咲かせてくれることだろう。今年は雨があまり降らないので、日本各地のダムをはじめとする貯水槽が水枯れの様相である。このため各地で火災の発生も増えている。幸か不幸か、私にとってはそのために毎日の日課であるウォーキングも順調に推移している。目標の1日5千歩はクリアして、この3カ月は、1日平均11月6,130歩、12月5,800歩、1月6,350歩と6千歩の領域に入って来た。今日は家に工事人が出入りしたので、それに合わせて動き回りやや歩数が増えて8,541歩だった。あまり無理せずに着実に6千歩、それがダメなら5千歩平均というペースで行きたい。

 ミラノ・コルティナ五輪も今やたけなわであるが、日本選手の活躍、特にスキー・スノーボード種目の活躍が目立っている。今朝女子フィギュア・フリーで銀と銅の2つのメダルを獲得して、メダル獲得総数は24個となり過去最多の18個をオーバーし、参加国中第10位となった。加えて日本が冬季大会に参加して以来の獲得メダル数の総計もちょうど100個となった。日本にとって得意のスピードスケートが残されているので、更にメダルを期待できる。中でも高木美帆選手が、これまで個人で最多9個のメダルを獲得しており、今日行われる得意の1500mでメダル獲得成るか期待される。

 さて、特別国会が開かれ高市首相が施政方針を発表した。今国会は新人議員もかつていないくらい多く、自民党には全新人議員106人中66人もいる。また、相も変わらず世襲議員が多く、3親等内の世襲議員は111人もいる。しかもこの内104人が自民党員で圧倒的に多い。また、衆議院議員の平均年齢は、54.7歳で最年長は、麻生太郎・自民党副総裁である。その麻生議員が小学校入学前にすでに戦争は終わっていた。当然戦争の何たるかは実感で分かっていない。他の国会議員は全員戦争知らずで、これだから戦争の怖さも知らずに、再軍備論を戦わせるに当たり抵抗がないのだろうか。

 麻生氏は、大分以前だが「有象無象」を「ゆうぞうむぞう」と読んで失笑を買ったことがある。他にも好ましくない問題をしばしば引き起こす麻生氏が、派閥解消の波の中で党内唯一の派閥・志公会を存続させている。この度の衆院選後に開かれた志公会には、何を考えたのか新たに新人議員11人を含む18人が加わり、同派に所属する議員は衆参合わせて60人となった。有力な裏金議員の西村康稔氏、松野博一氏も同派に所属している。派閥が裏金問題と関係があると指摘され、解消した派閥がほとんどであるが、麻生派だけは生き残っている。そこには相当見返りの目算があるのだろう。前回の総選挙で禊は済んだなどと開き直っている裏金議員がいるが、説明しなければ禊は済んだことにはならない。

2026年2月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6856.2026年2月19日(木) 高市軍国主義内閣発進 ‘戦争は近いぞ!’

 今日の朝日朝刊一面から日米交渉の甘さと高市首相の憲法改正への強い意向を感じ取ることが出来る。はっきり言って、今から60年以上前の我々60年安保世代の感覚とは随分異なり、いずれも露骨になったと言う印象が強い。

 前者の日米間の決め事の中で今渦中にあるのが沖縄辺野古米軍基地への移設問題である。昨日米国防総省が唐突に新設の辺野古飛行場の滑走路が、現在使用されている普天間より短い場合は、例え移設することになっても普天間を返還しないと一方的に公表したことである。国防総省は、こんな身勝手な言い分でも従属国日本に対しては通ると思っているのだろう。現実に普天間の滑走路は全長2,700mで、辺野古で計画されている滑走路は2本あるが、いずれも1,800mで大型機には短いと言われている。どうして今更こんなことを言い出すのか。これでは現在使用中の普天間も引き続き使用し、新たにトラブル続きの普天間が開港されれば、それも使用するという虫の好いアメリカ軍の言い分である。

 これに関連して、木原稔官房長官は、国防総省の言い分の資料について防衛省に確認中と言い、辺野古への移設完了後も普天間飛行場が返還されないという状況は、まったく想定していないと述べただけで、そうなった理由とか、事情についてまったく説明がなく、無責任も極まれりである。すべてにアメリカ追随の姿勢を見せるが、特に防衛問題についてはアメリカに強く言えないのがこれまでの自民党である。

 後者について愕然としたのは、かねてより憲法改正により自衛隊を軍隊化しようとする高市首相の考えは、現行憲法とは相容れない点が多い。それは、朝刊のトップ記事に首相が改憲のための国民投票に意欲とまで記されている改憲への積極性である。併せて、皇室典範の改正も検討しているようだ。

 日本の平和憲法は、「第2章戦争の放棄」と掲げて、「~戦争と武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」と謳い、同時にこの目的のために、「~陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない」と明確に宣言している。この点で高市首相は何とかして平和憲法を覆し、アメリカの意向にも沿える体制を整備しようと改憲を模索している。

 もうひとつ気になるのは、今回の自民党圧勝を後押しした要因のひとつに若者たちの無関心と従順な気持ちがあり、政府の考えや意向に対して敢えて反対意見を唱えないことである。60年安保闘争時代にそのうねりを作った全学連を中心とする学生組織や、総評などのような労働組合組織などの存在と動きが、見られないことである。何故にこうまで学生層を中心とする若者は、政治活動に向き合おうとしないのだろうか。それが、憲法改正、更に自衛隊の軍隊化、そして海外派兵、戦争関与となり、いずれ第3次世界大戦へ足を突っ込むことになるだろう。その責任は、明らかに高市首相にある。我々高齢者は、自民党に反対することしか戦争への道を避けることが出来ない。この先は暗い未来が待っているだけだ。あ~ 何とおぞましいことか。

2026年2月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6855.2026年2月18日(水) 高市首相選出とタレントの軽薄な金儲け話

 今日午後先の衆議院議員総選挙を受けて特別国会が召集された。衆議院議長には、森英介元法相、副議長には石井啓一元公明党代表が選出された。その後首相指名選挙が行われ、高市早苗自民党総裁が第105代首相に指名された。選挙で圧勝した自民党であるが参議院では過半数を得ておらず、参議院では首相指名選挙でも過半数を得られず、小川淳也中道代表と決選投票となって高市首相125票が、小川代表の65票を上回った。

 昨日施政方針演説の原案を語っていたが、積極的な経済成長戦略を進める意向である。先ずは、来年度予算案の国会通過をさせねばならない。また、対米関係を考え、防衛費予算の拡充、そして課題の憲法及び皇室典範の改正へ向けて意欲を示していたので、今後どういう形で与党は政策を進めるのか、注目したいと思う。

 ついては、その真偽のほどは分からない胡散臭い話である。読売新聞オンラインで流れた情報であるが、その後問題視を恐れたのかその内容は削除された。タレントの有吉弘行が「徹子の部屋」に出演して軽薄に個人的な秘密を喋り、それが黒柳徹子との会話の中心となった事象について、法律的には違法ではないが、日銀の植田総裁からもテレビ放映を止めるよう電話があり、昨日の生放送が放映中止となった。その2人が対話した記録が改めてネットで調べても分からない。ところが、今朝のネット上には2人の会話が表記されていた。今では削除されて見られないが、以下のような経緯が載っていた。

 有吉弘行と言えば、今売れっ子タレントで毎日ゴールデンアワーにその顔を見ない日がないほどである。その有吉が、昨日黒柳徹子の「徹子の部屋」の生放送で話した軽率発言が、衝撃を与えた反面、100万人以上の視聴者の関心を惹きつけたという。最近「徹子の部屋」は、50周年記念という触れ込みでかなり人気を呼んでいるようだが、私も昼食時によく観る。残念だが、昨日の放映は観ていなかった。

 結論的には、有吉の主張していたのは、懸命に働かなくとも誰でも稼げる術があり、インターネットでソファに座ったままでも稼げる時代だと軽々に述べ、徹子さんが軽率だと反論していた。実際「Kizunaquant」というプラットフォームで37,500円を投資して12~15週間後には、1千万円にすることが出来ると有吉は語っていた。不信感を抱いた徹子さんが、スマホにマネージャーを通じて「Kizunaquant」を登録してもらった。有吉が徹子さんのスマホに37,500円入金してから20分後に「Kizunaquant」はすでに5回の取引を済ませて、37,500円が47,223円に増えていたという話である。これには徹子さんも驚いたようだ。それが、4週間後には60~70万円になる可能性があるようだ。有吉曰く、ボタンを押すだけで半年後には老後の不安なんてなくなるかも知れない。こんなに上手い話があるだろうか。

 この有吉の発言に対して、スタジオはパニック状態になり、前記の通り日銀の植田総裁から直接電話があり、放送の即時中断と録画の破棄を求められたという。有吉が公的に言ってはならないことをテレビで、しかも人気番組で軽々しく語ったことに、その真実性は信じ難いが、影響が大きく、皆びっくりするだろう。

 こんな金儲けの話をテレビで生中継するとは、前代未聞のことだろう。もし、国民のほとんどがこの話を信じて実際に投資したら、全員が金儲けをすることが出来るだろうか。金儲けのプラットフォームの財源はどこまで持ちこたえられることだろうか。

 どうもすべてが信用ならない話である。

2026年2月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6854.2026年2月17日(火) フィギュア・ペアで冬季五輪初の金メダル

 今日の最大の話題は、冬季五輪のフィギュアスケートのペア・フリーで、ショート・プログラムでは予想外に5位に留まっていた三浦・木原の「りくりゅう」ペアが、フリーで歴代最高得点の世界新で大逆転劇を演じて、金メダルを獲得したことである。昨年グランプリ、世界選手権で優勝し、最近の世界大会では、ほとんど優勝して優勝候補の筆頭に挙げられていただけに、SPでリフト中に失敗して得点が伸びず、ペアは失望のあまり泣きじゃくっていた。それが、1日経った日本時間の今朝になって巻き返し、ドラマチックな逆転劇を演じた。ペアはお互いに感激のあまり、しばらく喜びの涙が止まらなかった。素晴らしかった2人の活躍とメダル獲得を称賛するとともに、どん底から盛り返したその気迫に感動している。こういう選手を実力派と呼ぶことが出来ると思う。今日は1日中テレビで優勝が決まったペアのスケーティング・シーンを録画で何度も繰り返し放映していた。両選手の地元では号外も発行されたようだ。

 かつてフィギュアスケートは、日本選手にとっては不得手な種目で最近まで芳しい成績を上げてなかった。それが女子シングルで荒川静香選手が優勝し、男子シングルでは羽生結弦選手が連続メダルを獲ってから、アイススケートが日本選手の得意競技とまで見られるようになった。これからはフィギュアのペアも日本選手の見せどころになるのではないだろうか。これで日本は4つ目の金メダルを獲得したことになる。

 現在ミラノ・コルティナ五輪は、4つの会場に分かれて競技が行われているが。1956年コルティナ・ダンペッツォで行われた大会に肖って、今大会もミラノとコルティナを主たる会場に開かれると考えていたが、コルティナではあまり競技が行われないようだ。主競技のアルペンスキーの他には、ボブスレー、スケルトン、リュージュ、カーリング、そして新種目の山岳スキーである。実は、あまりコルティナについては今回メディアを通して紹介されていないが、今日の朝日「天声人語」によれば、このあたりドロミテ山塊は、第1次世界大戦でイタリアとオーストリア・ハンガリー軍が爆弾を仕かけて山頂を奪い合った激しい戦線だったという。ドロミテには野外大戦博物館があり、多くのハイカーやスキー客が訪れるようになった。私がここコルティナを訪れた時は、ガイドから第1次世界大戦の話はまったく聞かなかった。「天声人語」は、雪と氷で「白い戦争」と呼ばれた記憶を伝えるきっかけになるのなら五輪はスポーツの祭典以上の意味を持つと言っているが、その朝日をはじめ、メディアがそんなドロミテ戦線の話は一向に報道しないので、空振りとでも言えよう。

 冬季五輪も22日に閉幕を迎えるが、それまでに日本代表チームは、得意のスケートを主にまだまだメダルを獲得できる期待がある。

2026年2月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6853.2026年2月16日(月) 高市人気の陰で奇妙な現象が起きている。

 衆議院議員の被選挙権は25歳である。先の総選挙に北海道比例ブロックに自民党14位で立候補され、見事当選された最年少候補者村木汀氏が、一昨日誕生日を迎えて26歳になった。ご本人も比例14位でまさか当選するとは思わなかったと述べていたが、これも高市人気に便乗した結果ではないかと思う。比例では、自身の選挙活動をしても自分の当選に必要な得票とは直接結び付かない。そこで公示期間内に行った選挙活動は、同じ選挙区の自民党小選挙区候補者への投票依頼だった。

 一方で同じ自民党比例ブロックの東海ブロックでは、比例名簿39人中38人が当選と決まり、その38番目に三重県職員世古万美子氏が当選した。自民党内に議員に推薦できる候補者が足りず、比例議席を他党に譲りたくなく、安易に県職員を滑り止めのような形でリストアップしたような感がある。そのため本人はこれまで目立った政治活動もしなかったうえに、衆院選では1度もマイクを握らずに当選した。率直に言って喜びよりは驚きと言っているように戸惑いが見られる。それでも考え直し、改めて国会議員としての意気込みを語ったようである。

 この2つの例は、選挙で自分の名前を売り込まない本来の選挙らしくないやり方であるが、比例ブロック制の奇妙な点だと思う。

 比例制度についてはどうも不自然なことがある。総選挙で中道が、小選挙区を立憲党候補者に譲り、比例ブロックの上位に公明党候補者を立てたことにより、惨敗した中道としては割合から言えば、立憲出身者が公明出身者より大幅に減らした事実である。

 国民の声を実態に少しでも沿った議員構成にするためには、この辺りを検討してあまり首を傾げるような結果にならないようにしてもらいたいものである。

 それにしてもどうもよく分からない高市首相の人気には、薄気味悪さを感じているが、国民の支援を背に首相は益々保守化・右傾化路線を突き進んでいる。そのひとつとして防衛対策に力を注ぎたい腹の内を察して、防衛省の現役、OBが一歩先んじてその片棒を担ごうとしている。政府は今後絶対多数の議員らをバックに憲法改正に本腰を入れることだろう。

 その一例として、以前にも取り上げられた自衛隊員の階級名称を、諸外国や戦前と同様に変更しようとしている。自民党と日本維新の会が交わした連立政権合意書によると、今年度中に自衛隊法の改正を目指し、実行しようとの目論みである。これによって自衛隊への理解を促進し、自衛官の地位向上と士気高揚につなげることを目指している。

 具体的な変更は、「将→大将・中将」、「将補→少将」、「1佐→大佐、2佐→中佐、3佐→少佐」、「1尉→大尉、2尉→中尉、3尉→少尉」などである。分かり易いとは言えるが、これは明らかに戦時中の日本軍の階位と同じ呼称である。ついにここまで来たかという印象である。高市首相が造り上げる軍事国家日本は、再び戦争へ向かうのだろうか。あ~怖い!怖い!

2026年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6852.2026年2月15日(日) 天候不順の中早くも「河津櫻」咲く。

 太平洋戦争で一時的に日本の威勢が良かったのは、開戦間もなく昭和17年の今日、シンガポールへ進軍していた旧大日本帝国陸軍が当時の支配者イギリス軍をシンガポールで降伏させ、大本営がラジオで日本軍大勝利と公表した時である。よく映画やテレビでその決定的な場面が報道されるが、ブキテマの丘で行われた降伏交渉において、日本陸軍司令官山下奉文大将がイギリス軍司令官パーシバル将軍に対して、‘YES or NO’と降伏の受諾を迫ったエピソードはあまりにも有名である。

 ただ、どういうわけか、2月8日から日本軍が攻め続け、陥落させたのは一部にその前日14日との報道があった。私は長い間この14日陥落説を信じていたら、陸軍航空第五飛行師団のビルマ戦没者慰霊団にお供した際に、飛行第50戦隊の戦闘機パイロットだった方が、自分自身がこの時シンガポールを攻めていたので、15日陥落に間違いないと言われた。その日以来日本陸軍によるシンガポール陥落は昭和17年2月15日と記憶を改めた。

 さて、先日銀世界となってから庭の白梅も花を咲かせ始めたが、今は大分見事に和風庭内を彩ってくれている。この白梅が散ったころには、入れ替わりに紅梅が姿を見せてくれることだろう。このところ急激に気温が上がり、東京都内の今日の最高気温は18.6℃だった。全国的に櫻の開花予想も報じられるようになったが、その中で普通の櫻とは異なり、一足早く開花する伊豆・河津町の「河津櫻」が、見事に櫻が花開いていると報道されていた。そこで、近くの駒沢公園の一隅に毎年1本だけ河津櫻があるので、ウォーキングがてらそこへ行ってみた。確かに河津櫻は花を咲かせていた。満開ではないが、それに近いほぼ7~8割方見事に花を咲かせていた。しかし、明後日はまた気温が下がる予報なので、気持ちを緩めることも出来ない。今年は気象の変化が激しく、夏の高温は異常だったが、冬になって積雪量も全国的に多い。そのために積もった雪が、急に暖かくなると溶けだして落下するので、天気予報などでも「落雪」に注意などとあまり使われなかった言葉が、目につくようになった。実際先月26日から今月12日までに落雪などで亡くなった人が、49人もいたというから、夏の熊出没と同じようで異常な事件が多くなった。

 ところで、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックも開催以来10日が経ち日本人選手の活躍が目立っている。今日スキー・ラージヒルジャンプとデュアルモーグルでいずれも銀メダルを獲得したので、日本選手が獲得したメダルは合計16個(金3、銀5、銅8)になった。メダル獲得数では前回北京大会の18個が最多であるが、それに次ぐ数である。恐らくこれを追い抜き、過去最多になるだろう。但し、金メダルは長野大会の5個が最多だったので、それを超えることが出来るだろうか。いずれにせよ、日本選手は頑張っている。更なる活躍を期待したいと思う。

2026年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6851.2026年2月14日(土) 小川「中道」代表がトランプにならないことを

 今日は、未婚の若者たちに人気のバレンタインデイで、元祖ヨーロッパとは異なり日本では女性が男性にチョコレートをプレゼントして愛を告白する日などと言われている。そんな商魂のせいか、自宅近くのチョコレート販売店は流行っている。こんなしきたりは我々の時代にはなかった。

 また、意外だったのは、1920(大正9)年の今日第1回東京箱根大学対抗駅伝が始まったことである。今では正月に行われている駅伝も当時は、随分中途半端な日に行われたものである。出場校は現在の盛況ぶりから考えると想像も出来ないように早慶明の3校に、優勝した東京高師(現筑波大)の僅か4校だった。

 さて、昨日中道改革連合の新しい代表に小川淳也・前立憲党幹事長が就任したことをブログに書いた。小川代表は、官僚上がりだけに中々頭も切れ論理的で、むしろ政治家にはもったいない逸材だと思っていたくらいである。その小川氏が代表戦後の記者会見で、「野党第1党を魅力と期待感に溢れたものへの生まれ変わらせたい」と語り、高市首相については「邪心に満ちた解散のあり方は、健全な自由と民主主義とは対極にある」として批判した。だが、記者から憲法改正について考えを問われて、つい「9条の積極的改憲論者ではないが、自衛隊の明記があり得ないことだとは思っていない」と応えた。あれっ?と思った。こんな発言は、立憲のリベラル派には到底受け入れられる筈がない。これはかつての民主党、現立憲民主党の党是とも合致するものではない。このところやや保守に傾きつつある国民民主党の玉木代表の如きは、シメタ!とばかり、直ちに中道は党全体として憲法改正の考え方をまとめるよう求めたくらいである。

 小川代表は、こんなことを軽々しく語る人物ではないと思っていただけに、ちょっと失望した。ところが、昨夜になって代表はXに投稿し、「9条護憲派までもが納得する冷静で実務的な議論でなければならないと申し上げたのが真意である」と弁解した。こんな風に簡単に言葉を補足し、真意を説明するとはまどろっこしい。これから公的に語る機会が増えると思うが、党内には問題山積である。その際うっかりと思いも寄らぬ発言をしないようくれぐれも注意して欲しいものである。

 ところで、相変わらずお馬鹿さん発言を繰り返しているトランプ大統領が、これまで気候変動問題を史上最大の詐欺とか、地球温暖化は起きていないなどと国連や気象観測機関の予測は間違っているなどと誤った持論を繰り広げてきたが、ついに石炭は美しいと言って化石燃料を使って火力発電を前向きに使用することを宣言したのである。世界の科学者を舐め切った発言である。まったく困ったお人である。

 今朝の朝日の別紙の「サザエさんをさがして」に「デマ」と題するテーマを取り上げ、1969年に朝日に掲載された漫画「サザエさん」のウソを引用して、トランプ大統領が「移民が住民のペットの犬ヤネコを食べている」と発言した差別を皮肉っている。トランプ氏は「気候変動の詐欺から抜け出さなければ、国は滅びるだろう」と思いつき発言をしているが、むしろトランプ氏の存在が世界を滅びさせるだろうと言ってやりたい。

2026年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6850.2026年2月13日(金) 中道新代表に小川淳也・前立憲幹事長

 日中関係が悪化の一途を辿り、当分解決が見込めない時に今朝驚くべきニュースを知った。何と今朝長崎県五島列島から南西170㎞の沖合の排他的経済水域(EEZ)内で、水産庁九州漁業調整事務所は、漁業主権法違反の疑いで11人が乗り組んでいた中国漁船を立ち入り検査のための停戦命令に従わず、逃走したとして拿捕した。中国漁船の拿捕は、2022年以来である。日本政府は、日本領域内へ入船し、逃走しようとしたので拿捕したのは法に則って当然であると述べているが、今夕中国政府報道官は、日本が中国船を拿捕したが自分たちは中国国民を保護するとの言い分を述べるだけである。

 高市首相の台湾有事に関する発言以降、日中間には不穏な空気が漂って、中国政府は中国人に日本への旅行を自粛するよう注意を喚起している状態である。中国は高市発言を取り消すよう要求し、その一方高市首相サイドでは意に反したことは発言していないとして取り消す気持ちがない。このままだとしばらくは険悪な空気を解消することは期待出来そうもない。しかし、国同士の仲違いをいつまでもそのままにしていて良いものだろうか。国民の気持ちとしては窮屈で少しでも早くこの嫌なムードを除去してもらいたいというのが正直な気持ちである。それを相手の考えや気持ちはともかく、お互いにまったく気持ちを変える必要がないなどといつまでも言っている場合だろうか。これでは、政治家として国民のために成すべきことをやらないということではないだろうか。

 さて、先の衆議院議員総選挙で完敗した野党の「中道改革連合」が、その責任を取って共同代表の野田佳彦氏と斎藤鉄夫氏が辞任した後を受けて、次期代表を決めるための議員投票を行った。その結果、前中道幹事長の小川淳也と階猛氏の争いとなったが、小川氏が新しい代表に選出された。期間は来年3月までだそうだから、随分短い。

 以前からその実力に注目していた小川氏にとっても、党の混乱期を乗り切るのは至難の業である。中道自体発足して間もなく、総選挙で惨敗を喫した。今は党としての体制が固まっているわけではない。そこへベテランの代表が揃って辞めてしまい、党としては柱がなくなり、党としても元立憲党と元公明党が融合し合っていないままのようである。立憲と公明両党に残ったままの参議院議員や、地方組織を中道へ上手く合流させることが出来るか。これを上から下までどのように小川新代表は立て直すのか、そのうえで18日招集される特別国会で、高市首相に堂々とこれに対峙することになる。小川新代表にそれが出来るだろうか。代表にとっては鼎の軽重を問われることになる。

2026年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com