5449.2022年7月22日(金) コロナ感染過去最多と日本の金融政策

 今日もコロナ新規感染者は、全国的に19万5千人余を数え、東京都内でも3万5千人弱となり、いずれも3日連続で過去最多となった。アメリカでは、バイデン大統領も感染したようだ。この影響を受けて大相撲名古屋場所の今日の幕内取り組み18番の内、7番が不戦となる異例の13日目となった。場内アナウンスで力士の休場が放送される度に観客からどよめきが起きていたのも当然だと思う。このため力士にとっても悲喜こもごもで、優勝争いのトップを走る前頭2枚目の逸の城が不戦勝となる一方で、入門以来休場のなかった同3枚目玉鷲がコロナ感染で休場する羽目となり不戦敗となってしまった。

 ところで、この一両日新聞は金融の利上げの話題に取り込まれている。ウクライナ危機を受けて、ユーロ圏の6月のインフレ率は実に8.6%だった。過去最高の物価水準であり、これを抑え込まなければ景気後退に見舞われるとの危機感が強い。ヨーロッパ中央銀行(ECB)は、この事態に対処してこのほど11年ぶりに政策金利を0.5%引き上げることを決定した。事前予告の2倍の大幅利上げにより物価高騰を沈静化させようとの狙いである。アメリカでも歴史的な物価上昇が収まる気配がなく、利上げが繰り返され、6月には実に0.75%と言う大幅な値上げを実施した。それでもまだ値上げは不十分と考えられ、今月末には再び利上げされるのではないかと見られている。

 世界的に物価高が恒常的になり、欧米以外にも利上げを実施している国々が多い。2022年に入ってから世界で63か国もの中央銀行が利上げしたと報告されている。

 その一方で、日本だけは引き続き金融緩和政策を継続し、このまま金利を上げる考えがないようで、昨日日銀の黒田東彦総裁は経済を支えるため金融緩和を続けると語った。その理由のひとつである物価上昇であるが、日本の上昇率は今日総務省が発表した消費者物価指数によると値上がりは2.2%で欧米の8~9%に比べればまだかなり低い。因みに主要国の政策金利を比較すると、断トツに高いのが13.25%のブラジルであるが、以下カナダ2.50%、韓国2.25%、アメリカ1.75%、オーストラリア1.35%、イギリス1.25、ユーロ圏0.50%の順で、これらを見ても日本の▲0.10%は別格である。

 懸念されるのは、日本がこのまま金融緩和策を続ければ、欧米諸国との間に金利差が広がり、円安が更に広がることであり、円安で輸入コストが高まって国際収支は赤字となり、当然ながら物価に反映されることである。現在1㌦が138円台後半にまで下がった円の価値をこのままにしておいて良いものだろうか。黒田総裁は頑なに現在の金融緩和政策を継続する意向のようだが、それが影響したのか欧米諸国とは逆に日本の国内総生産(GDP)は、コロナ禍以前の水準まで回復していない。経済界としては金融緩和策は望むところであろうが、労働界は国民の気持ちに寄り添う行動を取るべきではないかと思う。日本の物価上昇率は2%台とは言え、国民には肌に物価値上げが肌に突き刺さっている筈である。黒田日銀総裁も芳野友子・連合会長ももう少し、庶民感覚を感じ取って、各界の声を聴いて国民が納得出来る対策を講じるよう検討を進めてもらいたいと思う。

 それにしてもメディアは状況を報道するだけで、日本がいかなる立場を取るべきかについてもっと深堀して分析し、あるべき姿を伝えてもらいたいと願っている。

2022年7月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5448.2022年7月21日(木) 興味深いイギリスの次期首相選出過程

 去る13日に混乱の母国スリランカから国外へ逃げ出した無責任なラジャパクサ前大統領に代わって、昨日議会は議員投票の結果、後任大統領にウィクラマシンハ首相を選出した。同国ではコロナ禍の中で経済運営に失敗し、物価の値上がりが激しく政府に対して国民の間に激しい抗議活動が続いていた。前大統領の下で首相を務めていた新大統領にも、国民の間から反発の声が出ており、今後スリランカが立ち直れるのか、世界の目がウクライナ情勢に向いている中で先進国から支援も期待出来ず、この国の前途は多難である。

 一方、イギリスでは個性的な言動やスキャンダルが話題になっていたジョンソン首相が、自ら撒いた種により辞任を表明してから後任首相の選出に向けて後継者争いが繰り広げられている。保守党内の有力候補者8人が名乗りを上げたが、これまで保守党所属の下院議員によって5回の予備投票が行われた結果、候補者が徐々に絞られ最終的に2人の候補者が残った。過去5回の予備選で常にトップだったスナク前財務相に対して、女性議員のトラス外相である。予備選の都度脱落者が出る中で、スナク前財務相は安定した得票を重ねているが、一方のトラス外相は回を重ねるごとに得票の上積みが、スナク氏を上回る勢いである。2人の決戦投票は、保守党議員ばかりでなく約20万人といわれる全国の保守党員が投票するため、これまでの予備選とは異なった結果が生れる可能性がある。今後2人の候補者は党内向けのキャンペーンを展開して、9月5日に新しい党首と次の首相が決まることになる。

 この党首選挙が興味深く思われるのは、42歳の若さながらも首位を突っ走る行動力のありそうなスナク前財務相がその出自の故に、堅実に得票を伸ばしてきた46歳の現役外相に勝利することが出来るだろうかという点である。実際2人の一騎打ちでは、世論調査によれば、54対35でトラス氏有利と出ている。長身で立ち居振る舞いもスマートに見えるスナク氏は意外にもインド系で、決戦投票に勝つようなことがあれば、アジア系で初めてイギリス首相となる。この旧植民地出身者が自分たちの国の総理大臣になることを、誇り高い旧大英帝国の末裔たちのメンツが素直に許すことが出来るかどうかが問われることにもなる。他人事ながら9月の投票結果が待ち遠しい。

 さて、昨日全国的にコロナ新規患者が急速に増えたが、今日も全国で186,229人の感染者は2日連続過去最多である。東京都でもこれまで想像も出来なかった3万人を超える31,878人の新規感染者が出るほど、35都府県で過去最多だった。プロ野球の巨人軍から57名の感染者を出して、明日以降の対中日3連戦が中止と決まり、今名古屋場所中の大相撲でも力士の2割が感染したという。このような以前には見られなかった異常な事態に対して、国や自治体が直ちに具体的な感染抑止対策を打ち出そうとしないことが理解出来ない。

2022年7月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5447.2022年7月20日(水) タリバン・イスラム原理主義の不条理

 約1か月ぶりの定期健診で東京医療センターの膠原病内科担当医に診てもらった。最も気になっているのは、最近体重が減ってきたことで、今月6日の61㎏を頂点にじりじり減り続け、この6日間はずっと59㎏台である。今回も医師は原因が分らないので、来月受診予定の慶應病院の人間ドックで担当医によく相談するようにと言われたが、どうもすっきりしない。人間ドックでは、最近のあらゆる健康チェックの数値を整理して、とことん相談してみたい。

 今日もコロナ新規感染者の勢いが凄まじい。これまで全国で最多11万人台だったところへ今日過去最多の15万人以上に一気に発症者が増えた。大阪では東京を凌駕する2万人を初めて超える感染者が出たように30府県で過去最多という結果だった。完全に第7波に入っているが、その割に政府は、厳しい行動規制を求める考えはないようだ。26日の第4回目のワクチン接種を受ける予定であるが、それまで充分気を付けなければいけない。

 さて、ウクライナ戦争に世界の目が移っている間にも、昨年復活したアフガニスタンのタリバン政権も原油高や、熱波で苦しんでいるようだが、今朝の朝日新聞にタリバン政権の報道担当幹部への興味深いインタビュー内容が報じられていた。平素からイスラム原理主義を押し付けているタリバン政権の考えは、必ずしも絶対的に教義に固執し過ぎて譲歩を認めないということでもないことが分った。一般的に性的搾取、不貞行為、飲酒、汚職、薬物使用は認めず、礼拝や女性が顔を覆うブルカを着けることを善の行いとしている。その幹部は意外にも女性には学ぶ権利があると言い、学校は再開されるべきと言い、女子にも教育を受ける権利を与えたいとも言っている。どうにも理解出来ないのは、女性がひとりで外出を許されるのは、身内の男性が付き添えば3日間に78㎞以内なら可能である。男性のあごひげは絶対伸ばさなければならないが、髭の薄い人や少ない人にも厳しいらしくひたすら伸ばすことを奨励しているようだ。いかに特殊なタリバン的イスラム教とは言え、人間の行動をそこまで制約することが、果たして人を救う宗教として正しいしきたりなのか疑問である。

 一般論として、大きな男女格差、すべて男が権限を持ち女は従うだけ、女は家に引きこもりひとりで外出出来ない、女性は働けない、男は妻を4人まで娶ることが出来る、女性に教育の機会を与えない、等々のルールは、他の民主国家の人びとにはとても理解し難いと思う。あまりにも現代離れしてとても他の世界では受け入れられないだろう。

 それでいてタリバン幹部は、経済苦から日本やロシアをはじめ諸外国へ涙ながらに援助を希っている。諸外国が納得できる民主的な条件が揃って、初めて援助や支援をアピール出来るというものだ。残念ながらタリバン・イスラム政権には、自分たちの流儀で政治を行い苦境の事態に立ち至った時には、他国にサポートを期待するというのでは、あまりにも虫が良過ぎるのではないだろうか。それでもあの頑ななタリバンですら、世に言われている男尊女卑の制度は、金科玉条と言えるものでもなさそうだと知り、ホッとしている。

2022年7月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5446.2022年7月19日(火) 安倍元首相国葬と旧統一教会

 安倍晋三元首相が銃撃により殺害されてから、同情と哀悼から安倍氏に対する実績を評価する声が高まっているような気がしている。長期政権の過程で利己的な言動により、多くの反対意見を受け入れず思うがままの政治を行ってきた対価としては、買い被りの感が強い。殺害された奈良市内の現場では、昨日まで献花台が設けられていたが、連日追悼に訪れる人の列は途絶えることがなかった。自民党本部の献花台にも昨日までの5日間で1万8千人が訪れ、エマニエル米駐日大使ら百人を超える要人が記帳に訪れた。いかに生前さほどの評価をされなくとも、不幸で悲劇的な災難に遭えば、つい同情する日本人の特性であろうか。

 その安倍元首相の死に対していち早く岸田首相は、国葬で名誉を弔うことを閣議決定して公表し、その直後いずこからも強い反対意見もなく実施は既成事実化されてしまった。しばらくして安倍氏の死は国葬に値するものかと良識ある人々の間で反対の声が上がり、同時にいくらかかるのか不透明だが、国葬にかかる費用が相当な額になることなどから、野党の一部や国民の間にも反対意見が出て来た。

 それに対して、自民党茂木敏充幹事長は、今朝の記者会見で「法律上も全く問題ない。国葬は極めてふさわしい、適切なあり方だ」と述べた。その上で野党の反対は国民の認識とはかなりずれているのではないかとまで付け加えた。昨日まで3日間行われたNHK世論調査によれば、国葬に対して問題ないと応えたひとが49%だったのに対して、そぐわないと応えた人は38%だったという。国民が徐々に保守化していることのひとつの証左である。自民党議員は安倍氏の名前と実績を有利に利用して、安倍同情票を取り込もうとの腹積もりであることは明白である。次期総選挙で山口県の安倍氏の後任として、身代わりに安倍昭恵夫人を立てるようなお涙頂戴の動きも垣間見える。安倍氏への追悼は本音ではなく、ただその著名度と事件を党勢に有利に利用しようとしただけなのではないだろうか。

 国葬の他にも、安倍氏を撃った山上某容疑者が恨んだ「世界平和統一家庭連合」(旧統一教会)に絡んだ話題が、後から後から出ている。元首相がイベントにビデオ・メッセージを送ったことなどが、少なからず関わっていたと勘繰られている。容疑者の犯した行為は絶対許せないが、その原因となった旧統一教会こそが問題だとばかり、旧統一教会に関するあることないことが曝け出されている。元信者の赤裸々な声や、容疑者の伯父の告白、旧統一教会への献金、霊感商法、関係ある政治家、などから旧統一教会に対する批判的な声が引きも切らない。旧統一教会に対してこれまで元信者らの相談に与って来た弁護士からも、協会は事実に反する声明を出していると批判されている。テレビでもかなり取り上げられているが、いつまでもこのままの報道を続けることはそろそろ止めて、容疑者の殺人容疑の調査、追及と旧統一教会の実態解明を一旦切り離した方がスムーズに全体像が分かり易いと思う。それにしても全般的に後味の悪い嫌な事件である。

2022年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5445.2022年7月18日(月) 芥川賞5作品候補者がすべて女性とは!

 20日に今年度上半期の芥川賞と直木賞の受賞者が発表される予定である。その内公表された芥川賞5候補作品のすべてが女性作家によるものである。近年女性作家の作品が授賞するケースが目につくようになったが、すべての候補作品が女性になるのは、1935年同賞創設以来のことである。因みに直木賞もノミネートされた5作品のうち4作品が女性によるものである。

 ジェンダー問題がしきりに話題になる時代であるが、その点では文学の世界はジェンダーとは無縁と言っても好い。日本ペンクラブも島崎藤村・初代会長以来18人目の会長として、昨年初めて桐野夏生・女性会長を選出した。

 ただ、個人的な考えであるが、女性作家が女性の視点からいろいろなタイプの作品を書き、文学的価値は別にして必ずしも魅力的な作品はそれほど多いようには思えない。特に、2003年の金原ひとみ著の芥川賞受賞作「蛇にピアス」と、同時授賞の綿矢りさ著「蹴りたい背中」は、いずれも読んでいてまったく興味をそそられなかった。狭い若者の世界で男女間の異常なセックスだけに拘ったような作品で、それらを読んだ時、これが果たして文学作品に値するものかと賞選考に疑問すら覚えたものだ。爾来毎年3月号と9月号に芥川賞と直木賞受賞作品が掲載される「文藝春秋」を読む気分になれず購入しなくなった。

 人格的な問題は別にして山崎豊子、或いは瀬戸内寂聴の作品に興味深いものはある。1993年芥川賞受賞の作家多和田葉子のようにドイツを研究し、長らくドイツに居住してドイツを知り尽くしているような作家が、ドイツの平凡な日常生活について非日常的に取り上げている最近の作品も、実は筆者の意図がよく分からない。実は、彼女が今年2月から朝日新聞朝刊に連載している「白鶴亮翅(ハッカクリョウシ)」というタイトルの作品は、ドイツの自分の交遊範囲の個性的な知人と他愛ない出来事を書き連ねているだけである。後半部でドラマチックな展開があるのかも知れないが、当初はタイトルの意味も分からず、途中で読むのを止めようと思ったくらいであるが、連載4か月後になって漸く文中にタイトルの説明があった。

 中々難しい言葉だが、「白鶴亮翅」とは、「白い鶴が羽を広げる」と言う意味で、安定した「白」と「亮」は建築物のしっかりした骨組みを伝え、「鶴」と「翅」は煌びやかな装飾模様を加えているということで、豪華な邸宅の様子を表しているということを言っている。だが、ストーリーとのつながりが分らず、今日まで163回の連載を読んでいて身の回りの現実を描いているのだが、どうもピンとこない。

 現在の読者離れの傾向からすると小説は、益々面白くなくなりそうな予感がする。書籍類の販売が落ち込んでいる現実に、すでにその兆候が表れているように今後一層書籍類の販売が伸びなくなるのではないかと気にかかっている。少々子どもじみていると思っているが、学生時代に国内外ものを問わず夢中になった大河小説が、やはり興味津々で歴史的にも勉強になり、それこそがリアルに時代と文化を感じさせ書物の醍醐味を抱かせてくれるのではないかと思っている。むさぼり読んだ「戦争と平和」「静かなるドン」「復活」「モンテ・クリスト伯」「風とともに去りぬ」「三国志」や、「夜明け前」「坊ちゃん」「新平家物語」、司馬遼太郎ものなどが懐かしい。

2022年7月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5444.2022年7月17日(日) タバコの値上げと電子タバコの普及

 タバコについて門外漢からひとくさり。普段タバコを吸わないので、タバコについてはよく知らないが、諸物価が値上げされている折、そのタバコ料金も来る10月から1箱50円値上げされるという。若干愛煙家が減少していることも値上げの原因とされている。1970年には1箱100円だったそうだが、それが今秋には600円になる。半世紀の間に6倍も値上げされるということなので、愛煙家にとってはさぞや辛く厳しいことだろう。この値上げを機会に、そろそろタバコを止めれば良いのではないかと外からは思うが、魔術に捉われた愛煙家にはそう思いながらも止められないらしい。

 かつては、半官半民の日本専売公社がタバコの製造と販売権を独占していたが、今では民間企業の日本たばこ産業㈱がそれを引き継いでいる。タバコは常々百害あって一利なしと言われるくらい喫煙者の健康にとっては有害であり、健康上絶対止めるべきだと思っている。特に肺気腫を悪化させるという。その健康に良からぬ製品の製造と販売を国が行い税収を得ていたというから、そのがめつい金儲け感覚に首を傾げたくなる。更に、日本たばこは製造、販売により会社のイメージ・ダウンを避けるために、社名を通称「JT」と称して社名から「タバコ」という自社の商品名を隠している。

 愛煙家にとってその費用も馬鹿にならない。健康に悪いことを承知しているが止められず、喫い続けて仮に1日に1箱のタバコを吸えば、年間で約22万円も消費することになる。人生の50年間タバコを吸い続けていると、1千万円以上の無駄遣いをして自分の健康を害していることになる。

 ついては、タバコ料金が愛煙家の負担になることを考えたのか、最近では新型電子タバコなるものが海外で開発された。日本でも開発し始めた。因みに通常のタバコ7箱分に相当するともいわれる電子タバコが開発され発売されているようだ。従来の紙巻タバコだと1度火をつけたら最後まで喫いきらないといけないが、新種なら1口でもOKでいつでも好きな時に好きな分だけ喫えるとの謳い文句である。

 かつて毎年のように旧文部省教員海外視察団のお伴で、海外の学校など教育施設を視察していたが、教育環境の整備された地域では、ほとんどの住民がタバコを吸わないことに気付いた。特にアメリカでは、インテリ層はタバコを吸わないのが当たり前となって、それを知った喫煙家の日本の先生方は随分肩身が狭く感じ当惑していたことを思い出す。

 近年は先進国では、タバコ愛好家が減り、途上国では相変わらずどこにも愛煙家がいる。だが、先進国ぶっているロシアや中国の市街を歩けば、庶民がどれほどタバコを喫い、吸い殻をポイ捨てしているかを目にすることが出来る。例えば、ロシアのモスクワ市内の路上で厳寒期にも浮浪者や物乞いがかなり見られ、しきりに歩行者にタバコをせがんでいる。これを見ているとロシアは、ウクライナ戦争で世界の核大国だと世界に向かって自慢しているが、その底辺の生活は途上国と50歩100歩だと思わせられる。

 参考までにネットで「電子タバコ」を検索してみたところ、80種類もあることが分った。意外にももう現実にかなり愛用されているのだ。やはり「タバコ」は止められない「魔術の虜」なのだろうか。

2022年7月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5443.2022年7月16日(土) 非常識な新参議院議員とコロナ患者過去最多

 先の参議院選挙の結果、著名人が選ばれた一方で、珍しい変わり者も当選した。特に比例区のような全国区では、知名度の高い候補者は有利で、その何人かが当選の栄冠を得ている。中でも日本維新の会では、女子マラソンの松野明美、歌手中条きよし、元東京都知事猪瀬直樹、野球評論家青島健太らが選出された。れいわ新選組からはタレントの水道橋博士が当選した。

 しかし、他に何といっても驚いたのは、NHK党から当選したガーシー氏で、私も初めて知ったが、一部の人の間ではユーチューバーとして広く知られているらしい。東谷義和という本名があるらしいが、選挙公報紙には写真も経歴も掲載されず、正体がよく分からない。どうも胡散臭い人物のようだ。一番問題だと思うのは、選挙前から今日までずっとアラブ首長国連邦のドバイに居住して、当選後の今も帰国しないその行動である。そのため昨日総務省が当選者へ当選証書付与式を行ったが、本人は出席せず、代わりにN党の立花孝志党首が代理で証書を受け取った。国政選挙であるにも拘らず、名前だけ仮名で立候補して、当選後も海外に滞在して所定の行事に出席しないというのは、当人は一体何を考えているのだろうか。選挙制度ばかりでなく、有権者である国民を冒涜していると思う。

 もともとこのNHK党という政党にしても、NHK受信料を払わないよう視聴者に訴え、NHKをぶっ壊すなどと非常識で恫喝的なスローガンだけを掲げて、国会へ出て何をやろうとしているのか分からない政党である。そんな政党が比例区で125万票も獲得出来たということ自体信じられない。

 疑問を感じるのは、立候補者が国外に居住していても良いのだろうかということである。国内、しかも選挙区で有権者に所属政党の政策と自分の考えを訴えることこそ、選挙期間中の立候補者として当然の姿だと思う。しかし、理解し難いことに公職選挙法では、普通の地方議員の被選挙権については、選挙区内に3か月以上住んでいなければならないが、国政選挙の場合は居住地の規定はないという。ガーシー議員の場合は、帰国すれば詐欺容疑の疑いで警察に逮捕される可能性があるとのことで、帰国しないといういかがわしさである。そんな怪しい候補者を公認候補として推薦するN党もおかしい。国会法では、指定された期日に各議院に集会しなければならないと規定されている。だが、国会議員には、国会会期中は所属する議院の許可がなければ、原則として逮捕されない「不逮捕特権」なるものがある。ガーシー議員はこの隙間を突いて国会開催中に逮捕されないことを見越したうえで帰国し、国会に出席するのではないかと考えられている。この様子では、秋に開会される臨時国会まで図々しく諸手当をもらいながらドバイで気ままな生活を送るのだろうか。もし仮にガーシー議員が臨時国会に出席しなければ、議長が出席を促し、それでも出席しなければ懲罰委員会にかけて、出席議員の2/3以上の同意があれば国会議員の地位を失うということである。いかに非常識なガーシー議員でも、お金をかけて折角獲得した国会議員の地位を失うようなことはしないだろう。

 それにしても法律も抜け穴だらけだし、国政の場で働こうとする国会議員の中には、こうした非常識で無責任な人物もいるものだと呆れるばかりである。そもそもNHK党なんて国政政党を認めること自体が理解不能である。もう少し政治を真面目に考え、行動して欲しいものだと思う。

 さて、昨日に続いて今日も全国でコロナ新規感染者が多数発症している。2月5日に1日で過去最多の104,169人が発症したが、今日はそれを上回り全国14県で過去最多となり、全国的にも過去最多の110,432人が発症した。まったく溜息が出る。まだ終息は先の話である。

2022年7月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5442.2022年7月15日(金) 国内コロナ感染者は累計1千万人に

 新型コロナウィルス感染拡大は一時収束へ向かうかと期待を抱かせたが、その後リバウンド傾向を示して衰えを見せるどころか、むしろ以前より感染が急拡大している。今日は2月初め以来の10万人以上もの新規感染者が出た。感染者数の累計は、遂に1千万人に達したという。全国民の12人にひとりが感染したことになる。観光業に対する影響が大きかっただけに、国の全国旅行支援計画は延期されることになり、旅行業者や観光バス会社を落胆させている。厚労省も効果は限定的であっても、60歳以上の高齢者の4回目のワクチン接種拡大に力を入れるとしている。そんな矢先今日世田谷区から4回目のワクチン接種券が送られてきた。早速電話で26日に接種の予約を済ませた。

 今の様子からするとコロナ禍が終息するには、まだ相当の時間がかかりそうだ。わが人生も終盤になって憂鬱で不自由な空気に悩まされ、人生の一部を奪われたような寂しい心境である。

 さて、今日は日本共産党が誕生してからちょうど100年になる。日本の風土と国民性には少々馴染み難く、抵抗がある政党であるかも知れないが、日本で一番歴史がある国政政党である。最近では党勢がやや沈みがちで選挙の獲得票数や、党員数、機関紙「赤旗」発行部数の減少、などやや勢いが衰えている。過去に政権を獲得したことがないため、政権政党としての実行力に疑問を抱かされる面があるのは止むを得ないが、共産党が主張する憲法改正反対、戦争・核兵器反対、男女賃金格差是正、消費税減税などや、日ごろの活動ぶりは、他の政党が主張しているスローガンよりよほど筋が通っている。真摯に国民目線で政治を考えている真面目な政党だと思う。誤解され勝ちなのは、帝国主義、覇権主義的な国策を進めるロシアや中国が、共産主義という言葉を自己流に都合よく使用するため、両国との関係性に疑問を持たれ、日本共産党にとってマイナスになっていることである。

 日本共産党は、海洋進出を過激化させている中国共産党に対して、三行半を突き付けて今では関係を絶っている。にも拘らず、何かと身勝手な中国政府との関連を追及されるのは極めて不本意であろう。共産党という党名が良くないとの声もあり、党名を変更することを検討してみてはどうかと言われもする。この点について今朝の朝日でも「党名が党勢伸び悩みにつながっていると長年指摘されてきた」と書かれている。これに対して志位委員長は、「理想と結びついた名前で、今後100年もこの名前で戦い変更する気持ちはない」と応えている。一足飛びに政権獲得までは望んではいないが、良識ある共産党がもう少し議員数を増やして党勢を拡大すれば、日本の政治はもっと良くなるのではないかと思う。

 ところで、政治家の職場放棄と言えば、先頃国内の混乱を放ったらかしに自国スリランカから国外へ脱出したラジャパクサ大統領が話題になったばかりである。イタリアのドラギ首相が今日辞表を提出した。先日イギリスのジョンソン首相も辞表を発表した。2人の首相はラジャパクサ大統領の脱出のような行動こそ取らなかったが、飛ぶ鳥跡を濁さずとは行かず、後継者争いにひと悶着ありそうだ。イギリスでは、すでに同保守党内から8人が手を上げたが、ほとんどが現職閣僚でジョンソン首相を批判し、中には要職を辞任した候補者も何人かいる。党内で第1次、2次党首選が行われ、42歳でインド系のスナク前財務相がトップに立っている。今週中に2人の候補者に絞った末、郵送による党員投票を実施して、9月5日までに次期新党首が決まる。ウクライナの強力な支援国でもあるイギリスのリーダー選には、国際社会からも大きな注目を集めている。

2022年7月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5441.2022年7月14日(木) 今秋、安倍元首相の国葬実施

 今日は夕刻になって突然公表された政府の方針に耳を疑った。今秋安倍晋三元首相の国葬を行うとの電撃的ニュースである。別にケチをつけるわけではないが、疑問を感じる。歴代首相の中で国葬を行ったのは、過去に吉田茂首相だけである。吉田元首相は、戦後打ちひしがれた日本経済が立ち直るきっかけとなった政治を行い、同時に1952年にはサンフランシスコ平和条約を各国と協定し、戦後世界への復活を果たした功労者である。それに比べて安倍元首相は、歴代最長期間首相を務めたとは言え、決して首相としてさほどの実績を残したわけではない。むしろ政治に闇を被せた首相ではなかっただろうか。森友・加計学園問題では国有地の不法な払い下げにより、会計不明瞭で担当者に死者まで出している。

 更に「桜を見る会」の公私混同と公選法違反などと、ともども未解決のまま逃げ回っていた人物を国民が国家の令によって追悼させられるというのは、いかにも不条理で素直には納得出来ない。中曽根康弘元首相は、内閣と自民党の合同葬だった。多額な国葬の費用も国の財政から支出される。穿った見方をすれば、自民党内最大派閥会長だった安倍元首相が亡くなった機会を捉えて、安倍派議員の気持ちにつけ込んだような気がしてならない。

 さて、日本で円安が進み今日の対ドル相場は、一時1㌦=139.088円にまで値下がりした。アメリカのインフレが加速して6月の消費者物価指数が、前年同月より9.1%も上昇したことが、響いている。ヨーロッパでもユーロ圏がエネルギー高や燃料高の影響を受けて、ユーロが値下がりし、直近の対ドル相場は1㌦=137.48ユーロとなり、対ドル価値がユーロと円がほぼ同じとなってしまった。

 ウクライナ情勢にばかり目が向いているが、この間世界ではいろいろな変化が起きている。一番意外に思ったのは、スリランカの経済的混乱でラジャパクサ大統領が辞任を表明したかと思いきや、逮捕を逃れるためだろうか、無責任にも自国を放り出し国外へ脱出してしまったことである。元々軍人出身だった大統領は、反政府勢力を制圧し、元大統領の兄らとともに親族が政財官界で政治を私物化してきた。見栄えの良い「採算度外視」インフラ開発のために国際金融市場に頼り、対外債務を膨らませた。その一方で、国民のためと称して大幅な減税を行い、国家財政を大きく悪化させた。

 混乱の最大の原因は、外国からの借金を返せず、国家財政が破綻したことである。中国の一帯一路政策の片棒を担ぎ、港に巨額の投資をした結果、返済資金を返せず、中国の支援と協力で完成した近代港湾施設を99か年間、中国へ譲り渡すような稚拙な開発計画に手を出した。

 それにしても自らの汚職と失政の責任を放り出し、国外へ逃亡するとは国家の大統領としては、許せない行動である。昨年8月アフガニスタンの大統領以下の政治家が同じように国と国民を見捨てて国外へ逃亡したが、政治家のモラルもこうまで落ちるものかと呆れるばかりである。

2022年7月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5440.2022年7月13日(水) アフリカより男女格差の大きい日本

 アホらしいことだが、今日はびっくりした。こんなことになるとは、思いも寄らなかった。銀行で用足しをして帰宅したら、玄関の扉が開けられない。キーでロックを解くことは出来たが、キーを鍵穴から取り出せなくなってしまったのだ。ダブルロックをしているので、もう一箇所キーを使わなければ扉を開けられない。いくら手を変え品を変えても鍵穴からキーを取り出せず往生した。近くの公園の管理人さんや、知り合いの建築業者に尋ねたり、世田谷区役所に電話で問い合わせても色良い返事はなかった。そこでご近所のよしみでお隣さんの奥様にご相談したところ、以前にしばしば上野毛の鍵店の世話になったので、そこへ一緒に行きましょうと、私をお隣さんの車に乗せてくれ心当たりのその鍵店へ案内してくれた。鍵店で相談したところ取り出すコツを教えてくれ、帰宅してお隣さんのテクニックでキーを取り出すことが出来た。これまでにも使い難い点があったためキーを替えた方が良いとのアドバイスもいただいたので、この機会に新しいキーを購入することにした。

 今日教えられ、知ったことは、目標は扉を開けることだったが、もっと大事なことは近所付き合いの大切さだということをつくづく思い知らされたことである。近頃はご近所のお付き合いを敬遠する傾向があり、特に若者たちは、目の前に住んでいてもどういう人なのか知らないことが多い。その点をお隣さんも嘆いておられた。お互いに隣組で仲良くし、助け合いましょうということを力説しておられた。お世話になったが、良い教訓を授かった1日となった。

 さて、最近日本国内でも男女の差別感をなくそうとする動きが脚光を浴びている。いわゆるジェンダー・イクォリティである。このほど世界経済フォーラムが男女格差の状況をまとめた2022年版「ジェンダーギャップ報告書」を発表した。期待はしていなかったが、案の定と言うべきか、146か国中日本は116位という先進国の中では恥ずかしい地位にランクされた。こういう調査になるといつも北欧諸国が上位を占めるが、今回も13回連続で首位の座を守ったアイスランド以下、2位フィンランド、3位ノルウェー、そして5位にスウェーデンが位置している。意外なのは、6位にルワンダ、8位にナミビアのアフリカ2か国が入っていることである。日本より遥かに上位である。一般的に女性の地位が低いイスラム諸国は、押し並べて低位置にいる。とりわけ女性を戸外へ出すなとか、女性に教育を与えるなという極端な女性蔑視のタリバン政権のアフガニスタンは、最下位の146位である。アジアは総じて低く、19位にフィリピン、49位にシンガポール、53位にラオスがやや上位にランクされている程度である。韓国は99位であり、中国は102位である。

 これは国会議員に女性議員が少ないことが大きく効いている。とりわけ女性国会議員だけのジェンダーギャップ度は、日本は139位と最低に近いところにいる。果たして今後女性議員の比率を向上させていくことが出来るかどうか。それが出来なければ、日本はいつまで経ってもジェンダーギャップが大きい後進国に留まることだろう。

2022年7月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com