6067.2024年4月1日(月) エイプリル・フールに朝日新連載小説

 一昨年8月以来朝日朝刊に連載していた直木賞作家で、時代小説家の今村祥吾の「人よ、花よ、」が延々576回の連載を昨日で終わり、今日から推理小説家の湊かなえの「G線上のアリア」が始まった。今村の小説は、南北朝時代の楠木正成死後の息子正行(小説では通称「多聞丸」)が、父正成そっくりの考え方、戦法で戦国の世を生きる。楠木軍を最後まで守り南北両朝の間で正行の気持ちは揺れながらも、後村上天皇への忠誠の故に南朝に組して高師直との闘いに向かう途上で長編小説は終わる。

 若いころは興味を抱いて読んでいた新聞連載小説だったが、近年興味が薄れてきた。一口に言えば、最近の新聞連載小説は、概して「意味不明でストーリーが分かり難く面白くない」に尽きる。そのことを2022年8月16日付のブログ上に「つまらない新聞連載小説」と書いた。すると結構大きな反響があって、Googleが毎月送ってくれる私のブログの中のアクセス・ランキングに、直ちにそのブログが1位にランクされ、以後今年1月までほぼ毎月のように1年半に亘って1位か2位にランクされるようになった。その内容は、今村作品以前の連載、ドイツ在住の芥川賞作家・多和田葉子の「白鶴亮翅(はっかくりょうし)」があまりにもつまらなく、内容も意味不明でどうして朝日がこのような小説を掲載するに至ったのかまったく理解出来ず、ブログに批判的に取り上げたものである。同じ考えの読者がよほど多かったものと思える。その直後に多和田はこの連載を100回も行かずに打ち切った。

 はっきり言って、昨日まで連載の「人よ、花よ、」は時代小説で登場人物は楠木正成・正行父子である。筋書きは単純そうでありながら、登場人物名、地名、地位名などがやや複雑で、難しい漢字にフリガナを付けているが、中々読み難い。「白鶴亮翅」ほどのことはないが、やはり今どきの新聞小説なのかなと考えながら読み続けた。

 今日から始まった湊かなえの「G線上のアリア」は著者によれば、介護をテーマにしたサスペンス・ミステリーとのことであるが、題名がかのバッハの名曲と同じで、曲自体は素晴らしいメロディーで、黙って聴いていたくなる曲である。果たして名曲と施設の介護がうまくマッチングした名作となるであろうか。新聞小説にしては挿絵がないのも珍しい。半信半疑の気持ちに期待を込めて明日からの続きを待ちたいと思う。小説の世界ならフィクションで済むが、現実にノン・フィクション的な言動が成され、それが好ましくないものだとするなら、やはり言うべきは言わなければならないと思う。

 さて、このところ11月のアメリカ大統領選を意識したのか、トランプ前大統領の言動が些か過剰に取り沙汰されている。そのひとつに、トランプ政権時代にホワイトハウス秘書室長を務めていたジョン・ケリー氏が暴露した記事がある。トランプ氏がアドルフ・ヒットラーを「良いことをした」、北朝鮮の金正恩・総書記を「OKガイ」、そしてあのロシアのプーチン大統領ら独裁者を称賛する発言を度々していたと驚くような内容暴露である。

 この他にもトランプ氏自身が、走るトラックの後部にバイデン大統領が手足を縛られ拉致されるような写真を張り付けた演出をネットに投稿した。泥仕合もここまでエスカレートすると大統領選の品位を疑いたくなる。半面アメリカ人の好ましからざる品格、常識がこの選挙戦により益々明確に露呈される。

2024年4月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6066.2024年3月31日(日) 4月以降年金支給増額は、実質減額の巧妙な罠

 今日で2023年度と卒業式シーズンの弥生3月は終わる。東京都内の最高気温は、今年最高の28.1℃だった。これまでの最高は11年前の25.3℃だった。今日の気温は何と7月上旬の気温だそうだ。明日4月1日から平成6(2024)年度がスタートする。4月は入学のシーズンでもある。思い起こせば、今から70年前に中学校を卒業して高校へ入学した。そして、高校卒業後2年間の浪人期間を経て大学生となり、1963年大学卒業と同時に、鉄道会社へ就職し、その後旅行会社へ出向して64歳で40年間のサラリーマン生活も卒業した。爾来自由気ままに文筆に手を染めながら肩の凝らない第2の人生を送っている。

 中学生までは親の言いつけのままに自分の意思や個性をあまり強く表すこともなく生きてきた。自分の意思と希望を試し出したのは、高校へ入学してラグビー部に入部してからである。弱かったラグビー部ではあったが、3年生時に主将を務め、それがその後の社会生活でも大分生かされることがある。大学では60年安保反対闘争に参加しながら、山岳同好会アルペンクラブで4年間北アルプスを主に登山に明け暮れた。そして大学3年になって経済学部の飯田鼎教授のゼミに加入して、初めて社会主義思想を真剣に勉学するようになった。卒論は未熟な「河上肇論」を書いた。爾来ゼミの仲間との交流は今も続いている。会社でも山岳部に入り仕事の傍ら社会問題にも強い関心を持つ一方で、海外への個性的な旅で臨場感を身に付け生活面においてもメリハリをつけるようになった。それを会社の内外で続け充実した生活と仕事をこなすことが出来た。そしてそれはやや減速してはいるが、今日もまだ続いていると言える。

 ついては、春はセンバツからと言われるように、今春の第100回選抜高校野球は今日阪神甲子園球場で決勝戦が行われ、群馬県の高崎健康福祉大学高崎高校が、昨春の準優勝校兵庫県の報徳学園を3x-2で破り、群馬県勢として初めてのセンバツ優勝を果たした。

 さて、「週刊ポスト」4月5日号特集記事に取り上げられている年金減額問題に興味を惹かれた。「4月から年金減額!」との見出しで、表面的には年金支給額は増えるが、実質的には減額であると書かれている。今年の春闘の「賃上げ」回答と金融緩和の「利上げ」の陰で、それらの上昇%分以下の年金の定期的引き上げが行われており、それは実質的な年金減額になると指摘しているのだ。厚労省は4月から厚生年金を夫婦2人の標準世帯で年金改定率2.7%に則り月額6,001円引き上げる。これは見かけ上は大分上がったように思える。しかし、平均物価上昇率3.2%を超える月額支給額(7,183円)でなければ、生活は苦しくなる。月額で1,182円不足ということになる。

 岸田首相は、春闘が決着した際「力強い賃上げの流れが出来ている」と述べて、マイナス金利からの転換を決め、日経平均株価が史上最高値の4万円を超えたことに対して、植田和男日銀総裁が「賃金と物価の好循環の強まりが確認されている」と国民目線とは離れたコメントを述べていた。前記の国民の受給額の減少には、目を向けず実質的には政府が考えていた、物価と名目賃金が大きく上昇するタイミングを捉えて闇間に年金の支給率を大胆に減額した。国民は「年金の罠」に嵌ったようなものである。

 所詮国民の懐具合などに無関心な国会議員には、自分たちが作った法律であっても実感としては分からないだろうし、理解しようともしないだろう。見かけ上は年金が増えても実質的には減額となる現実を、何とか彼ら全員に知ってもらう方法は考えられないのだろうか。さもなければ、同じような年金減額は毎年のように繰り返されることになるだろう。

2024年3月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6065.2024年3月30日(土) お騒がせ虹麹サプリと黄砂

 今世間を騒がせている事件に、小林製薬㈱の紅麹サプリメント問題がある。これを服用した人の中で今日までに5人が死亡し、114人が入院して健康被害が拡がった。厚生労働省も直接調査に乗り出し、今日厚労省と大阪市は原料を製造していた同社大阪工場へ立ち入り検査を始めた。紅麹は生薬に使われていたようだが、元々米や麦に紅麹菌を混ぜて発酵させたものであり、血中のコレステロール値を抑制するため健康食品に使用されているという。それでこのサプリメントを常用している人が多かったようだ。ただ、紅麹菌の中には有害物質を作り腎臓に影響を与えることがあるという。

 人命に関わる病因を作り出したことは、会社が責任を求められる重大な事故である。今会社が批判されているのは、サプリメント接種者に最初の症状を把握したのは、今年1月だったにも拘わらず、それを公表せず腎疾患が発生したと発表したのは、2か月も経った今月に入ってからだった。この2か月間に打つべき手を打たなかったことに厳しい批判の声が上がっている。会社がこの時期には珍しく昨日定期株主総会を開催したところ、出席の株主から次々と会社に対して厳しい質問があり、社長が涙を流す場面もあったという。

 昨日になって紅麹が一部の原料やサプリメントに含まれていたのは、高い毒性のあるプベルル酸の可能性があると小林製薬が厚労省に報告したことが明らかになった。イオンやファミリーマートなどコンビニなどでは、取り急ぎ商品の回収を行っており、紅麹を使った食品を製造している業者も今商品の回収を行い、その影響はかなり広範に広がっている。国内ばかりでなく、海外でも売られているので、今後紅麹商品は影響が大きく一層広がりそうである。

 さて、今やこの季節には恒例となった中国大陸からの黄砂が今年は大掛かりとなって中国や、韓国を襲っていたが、今日日本にも黄砂注意報が出て、家の窓は開けないようにとか、車の運転に支障が出たり、洗濯物に黄砂が付着する可能性があると注意を呼び掛けている。午前中にはテレビ画像で見る限り、都内でも遠方に霞がかかったような状態である。

 黄砂と言っても単なる砂だと思っていたが、ユーラシア大陸のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠など乾燥地域で、強風によって発生する砂塵により数千mの高度まで巻き上げられた土壌と鉱物の粒子である。それが4月を中心に偏西風に乗って中国、韓国、日本に飛来し、大気中に浮遊したり降下する現象である。近年大分調査が進んだようで砂の中に黄砂粒子といわれる石英や長石などの造岩鉱物や、雲母、緑泥石などの粘土鉱物がかなり含まれていることが分かってる。

 これまで黄砂による身体への影響などはあまり気にはしていなかったが、小林製薬の虹麹事件発生以来黄砂にも感心を抱くようになった。目、鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすと言われている。今日は自宅の窓は締め切っていたが、マスクを着用してウォーキングには出かけた。これは止めた方が良かったかなとも思わないわけではなかったが、視界はかなりはっきりしていたので、大丈夫だろうと決めた。これからもまだ黄砂の第2弾、第3弾がやって来るやも知れないので、その時々に応じて対処したいと考えている。

2024年3月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6064.2024年3月29日(金) 数字の一致で第3次世界大戦へ発展か?

 遅ればせながら桜が開花しつつある中で、東京の桜開花は今日と言われていた。ところが、今朝から激しい風雨によりそれも延期されるだろうと思っていたところ、午後から日が照り出し風も収まった。すると靖国神社で気象庁係員がいくつかの開花の様子をチェックした後に開花を宣言した。驚いたことに今日は気温が22.1℃に上がり暖かくなったせいもあるのだろう。それでも今日の開花宣言は、過去10年で一番遅かったという。午前中の激しい風雨では、とてもウォーキングはダメだと諦めていたが、風雨とも収まったお陰で快晴の下にいつも通り予定コースを歩いてきた。

 さて、相変わらず戦闘が激しいウクライナへロシア軍が侵攻を始めたのが、2年前の2022年2月24日であるが、この因縁の日時からウクライナ戦争が第3次世界大戦へ発展することを心配する声があると知った。第1次世界大戦と第2次世界大戦の開戦日が奇妙にもその数字が一致するのだ。第1次大戦開戦は、1914年7月28日、第2次大戦は1939年9月1日である。西暦を2桁に分けて加えると、第1次大戦は19+14+7+28=68となり、第2次大戦は19+39+9+1=68と不思議にも全く同じ数字「68」になる。問題のウクライナ戦争開戦日は、20+22+2+24で、これも「68」である。数字的にはウクライナ戦争は、第1次、第2次世界大戦とドンピシャリである。こうまで数字が一致するというのでは、迷信と笑い飛ばすわけにもいかない。よほど停戦への覚悟を決めないと本当に第3次世界大戦へ発展して取返しがつかなくなる恐れがある。

 昨日国会では、来年度の一般会計予算が承認された。今年度の当初予算こそ下回ったが、2年連続で110兆円を超えた。財源の3割以上を国債発行に頼る厳しい財政状況である。去る18日に日銀が11年間に亘る異次元の金融緩和策を解除したが、これにより国の借金の返済や利払いに充てる国債関連費用が一層大幅に増大することになる。政府は財政の健全化と口では言うが、これはいつも空念仏で実際に借金が減ることはない。また、防衛費が1兆1千億円も増額され、8兆円一歩手前の7兆9172億円となった。これは全予算の7.1%に当たる。これによりイギリス、イタリアと次期戦闘機まで開発しようというのである。戦争へひたすら直進する岸田内閣の本音を晒け出している。

 ついては、今日日本ペンクラブよりペン会報3月号とともに会報特別号を送って来た。昨年会員に「明日の言葉」というタイトルで寄稿を募ったものである。字数に制約があるので、充分意を尽くすことは出来ないが、私なりに「真実が分かる臨場感を!」と題して、現状の政治姿勢について書いた。憲法違反から軍備増強、そして今強引な敵基地攻撃能力など岸田政権の戦争まっしぐらについて皮肉を込めてほんのちょっぴり反戦論を書いてみた。一番伝えたかったことは、机上論、また無体験の延長線上で話をするばかりの今の政治家は、戦争の怖さを知らないということである。だから戦争を軽く考えている。それは戦争体験がないからである。戦地で敵の攻撃に晒された恐怖感を知らないから、身勝手な平和論ばかり唱えるのだ。残念ながら今の政治家には何を言っても分かってもらえないと思うが・・・。

2024年3月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6063.2024年3月28日(木) 日本人の識字率の実態は意外に低い。

 昨日のブログに本を読まない人や、手紙を書かない人について取り上げたが、案外知らなかったのが、日本人の識字率が考えていた以上に低いということだった。日本人の識字率は、ほぼ100%と信じられているが、それはどうも幻想らしい。戦後憲法により学校教育は小中学校6・3制が義務化されて、2022年には就学率は99.96%にもなり、義務教育9年間に学んだ当用漢字1,850文字の読み書きは、中学卒業時には出来るようになると考えられてきた。

 ところが、20年の国勢調査によると最終学歴を「小学校卆」とした人が、約80万人もいたという。また卒業生と言えども病欠や不登校などで学校に通学せず形式的に卒業した人が結構多くいるということである。しかも近年は中学生の二十数人に1人が不登校と言われている。家庭が貧しいために中学生のころから働いて、夜間中学に通っている人も多い。そんな中で識字率がほぼ100%なんて考えられない。

 戦後GHQの占領下において、日本人の読み書き能力を調査して読み書きがまったく出来ない「非識字者」は、僅か1.7%でその水準はかなり高いとされてきた。それが昨今の社会の影響もあるのか、大分低下してきている。それが直接「読書をしない人」とか、「手紙を書かない人」になるわけではないと思うが、個人的な見解を述べるなら、読み書きは教養の基礎であり、学校をはじめ社会全体が意識して読み書き能力を上げるよう努めないと全般的にレベルは下がるということではないだろうか。

 国立国語研究所が調査の結果、「識字率がほぼ100%とされてきたことが『共同幻想』だったと世の中に知ってもらい、必要な施策を取らなければならない」と指摘した。こういう研究と施策を講じなければ、日ごろから本を読む習慣を失くしてしまうということにもなるのだろうか。

 さて、先日韓国でのアメリカMLB開幕戦の後明らかにされた違法賭博事件で、ドジャース大谷翔平選手の通訳だった水原一平氏が球団から解雇され、その後スポーツ・メディアで大きく取り上げられている。

 何といっても水原氏は大谷選手が信頼し、その活躍を身近で支えてきた人物だっただけに、大谷選手の銀行口座から多額の賭博資金を支払っていたことに、大谷選手をはじめドジャースの選手たち、家族らに衝撃を与えている。

 昨日大谷選手が記者会見で一連の経過につき文書を配布して発表した。これまでの大谷選手の活躍と優しい人柄などが多くのファンを惹きつけて来たが、大谷選手自身水原氏のウソに騙され驚きショックを受けたと語った。人柄の良さもあり大谷選手へ日本では多くのファンから同情が寄せられている一方で、アメリカでは必ずしも同情ばかりがあるわけではない。そこには底意地の悪さもあるようで、違法賭博を知ったFBIはシーズン開幕直前に大谷側に知らせずに、アメリカのスポーツ・メディアに情報を流したことである。それが水原氏への個人的TVインタビューとなり、結果的に大谷へのダメージが大きくなり、大谷が昨日文書ですべて水原氏のウソだと主張しても全面的に信用されていない空気がある。ネットでは、一部のアメリカ人の間にはアジアからスーパースターが現れたことに対する妬みややっかみがあるとされている。

 確かに疑問が多く、大谷選手は6億8千万円のような高額な資金を自分の個人口座から支払われたことにどうして気が付かなかったのか、また知ったとしたら何が故に大谷選手はストップを掛けなかったのか、理解出来ない。大谷選手側に軽率に看過した点があったと思う。まだ当分捜査が続くようで、その影響だろうか大谷選手のバットが火を噴かないようだ。どうも後味の悪さが残りそうな事件である。

2024年3月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6062.2024年3月27日(水) 読書をしない人とホラを吹く人が増えた。

 セルビアでヴァイオリニストとして活躍されている豊嶋めぐみさんから、一時帰国して名古屋で演奏会を行うと連絡があった。名古屋で聞くのは無理であるが、試演会という形で新宿の区民会館角筈ホールで演奏するということで、ゼミの友人赤松さんと約束して今日会場へ出かけた。同じ桐朋大学出身の親しいピアニストとの合奏で、サン・サーンスの♪序奏とロンド・カプリチオーソ♪とベートヴェンの♪ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調「春」作品24♪、そしてヴ―イッチ♪アヴェ・マリア♪を演奏されたが、素晴らしい演奏に心から惹き入れられた。明後日には名古屋へ行き、演奏会を終えてすぐセルビアへ帰られるという。そこで試演会を終えてから半蔵門にある赤松さんの良く知るフレンチ・レストラン「オープロヴァンソー」で、ランチをともにして会話を楽しんだ。レストランの雰囲気も洒落ていて、食事も美味しくつい会話が弾んでややおしゃべりが過ぎたかも知れない。

 最近本を読まない人や、手紙を書かない人が増えたことが問題視されていることを話し合ったが、実は昨日も中学の同級生と同じ話題を話し合った。大河小説を読んでストーリーの舞台を実際に訪れ現地を知ることが世界観を広げることにもなる。そんな話をしているうちに実際に現場を見なければ、本当のところはわからないものだという話になった。私の体験上からも現場を訪れることによって臨場感を通して覚った真の体感がいかに大事かということを話し合った。そこで数日前の朝日新聞で見た弁護士の旅行観が思い出された。実は朝日にも久しぶりに目立ちたがり屋のその弁護士さんがインタビューに応えていたのである。

 その弁護士さんのお名前は久保利英明氏である。最近テレビで見かけることが少なくなったが、かつて企業の総会屋対策で名を上げ、テレビにも度々派手な服装で登場した人である。当時からその派手な背広姿は人目を惹いていたが、昨日の新聞紙上に紹介された太い縦じま模様の背広姿の写真とインタビューを見て、相変わらず昔と変わっていない印象だった。今年80歳になろうとする弁護士で、旅好きと自ら語り旅行体験を披歴しているが、いくら旅好きとは言え、多忙であろう弁護士になってからこれまでに約170か国を訪問したというが、一概に信じられようか。外務省のデータによっても、現在国家として日本が承認しているのは、195か国である。世界の国の9割近くを訪れたとはちょっと信じかねる。それを弁護士業をこなしながらこれほど多くの国を訪れられるだろうか。弁護士が初めて海外へ出かけたのは1968年という。

 僭越であるが、因みに私自身はその2年前の1966年に初めて海外武者修行に出かけ、鉄道業から海外旅行業に代わって旅行を生業として度々海外へ出てからもかなり多くの国々を訪れたと思っているが、久保利弁護士に比べれば、その半分程度の94か国でしかない。弁護士のような忙しい生業で旅行とは直接関係のない仕事に就きながら、170か国も訪れることなんてどう考えても難しい。高名な弁護士さんのメンツを汚すようで僭越であると思いながら、実際に海外旅行に半世紀以上に亘って関わり、五大陸をすべて旅した実体験がそう思わせるのである。悪気はないと思うが、弁護士の「ホラ」のような気がしてならない。本を読まない人が増えた、手紙を書く人が減った、そしてホラを吹く人が増えたように思えてならない。朝日大新聞社が、そんなことまで見抜けず弁護士にヨイショをしたのだろうか。

2024年3月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6061.2024年3月26日(火) 自民党の裏金調査は解明なるか?

 自民党の裏金問題が国民から批判を受け、自民党内でもどう解明すべきかもたもたしていたが、昨日岸田首相が組織的に裏金作りを行っていた安倍派幹部4人に聞き取りを行うと参院予算委員会で述べ、早速2人と会った。2022年7月に安倍元首相が亡くなったが、その前の4月に安倍氏はキックバックを止めようと語っていたにも拘らず、安倍派幹部が8月にそのままにしようと話し合ったようである。関与した幹部4人とは、塩谷元文科相、下村元文科相、西村前経産相、世耕前党参院幹事長らを想定し、その結果4月上旬に関係議員を処分する考えのようである。関係議員を厳しく処分するに当たり、党員の中で収支報告書へ最大の3千5百万円の不記載がある二階俊博元幹事長も岸田首相に同調した。それが、二階氏が次回の衆院選に立候補しないとの突然の公表である。しかし、自ら不記載を認めながらその理由を説明することもなく、一方的に身を退く宣言、しかも直ちに辞めるというのではなく、次回選挙に出馬しないと、聊か都合が良すぎて無責任ではないだろうか。二階氏は85歳で自民党議員の中では最年長でもあり、そろそろ引退の時機ではある。しかし、自らの不祥事のけじめをつけることもなく、幹部4人の責任を追及したままでは、国会議員の立場として理に適っていると言えるだろうか。

 その二階氏が、嫌々ながら会見をしたが、質問に対して直接応えることはほとんどなく、代わりに傍に控えた側近の林幹雄元経産相が代弁していた。そして会見の最後に記者から辞めるのは年齢的な問題か、と問われたことに対して「お前もその年が来るんだよ。ばか野郎」と乱暴にイタチの最後っ屁を浴びせるような怒り方だった。こんな下品な代議士が連続13回も当選する政界はおかしい。この非常識な言動に対して、メディア全体として裏金とは別に、強く非難すべきであると思う。いずれにせよ、問題は岸田首相が本当に幹部への聞き取り効果をはっきり示すことが出来るかどうかが問われる。

 さて、今日はミクロネシア大使館からの案内で、明治記念館で開催された「第46回アジアの祭典・チャリティーバザー」へ市川中学時代のクラスメート夫妻と出かけた。コロナ渦により数年中止されていたが、昨年から会場を代えて行われている。アジア26か国大使館共催によるもので、各国ブースで民芸・民族品を提示しつつ販売も行っている。中々珍しい民芸品を安く販売しているので、来場者が押し合いへし合いである。来場者の9割方が女性で女性の好みそうな土産品が結構売れているようだった。友人夫人にも喜んでいただけたようで何よりだった。チャリティーと言われるように、収益はバザー参加26か国の福祉、教育支援、災害援助に使われる。

 今日生憎都内はかなりの雨模様で日中はかなり激しい雨だった。昼食を明治記念館では窮屈そうで、外でいただく適当なレストランが近くに見つからず、近くの慶應病院のレストランでどうかと夫妻に尋ねたところ、快諾してもらったので、病院の11階に帝国ホテルが経営している「ザ・パーク」でランチをいただいた。普通病院内のレストランでは患者か通院者ぐらいしかいただかないものだが、今日は病院内のレストランに外から入るというアブノーマルな食事となってしまった。ただ、レストランからは景色が良く、目の前に国立競技場や絵画館が望めて、食事も帝国ホテル製だったので美味しく、友人夫妻にも結構気に入ってもらえたようでホッとしている。

 今日は珍しい催しの中で久しぶりに友人と自由にのんびりと過ごした1日となった。

2024年3月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6060.2024年3月25日(月) トランプ氏の資産差し押さえと水原通訳の違法賭博

 今年11月予定のアメリカ大統領選の共和党候補者・トランプ前大統領が人気を取り返し、今では当面の相手である民主党候補者のバイデン大統領を上回っているとの評判である。ただ、この御仁はとかく個人行動で世間を騒がせる性癖があり、いくつも訴追されその対応にあたふたしているところがある。中でも選挙に際して一番厳しいのは、2021年1月に連邦議会襲撃事件を起こしたトランプ支持群衆の背後でトランプ氏が糸を引いていたと訴えられたことである。その上に2月に民事訴訟で700億円超の巨額賠償を命じられたことである。これには、流石に資産家であるトランプ氏も窮地に追い詰められている。その原因は所有する不動産の価値を高く見せることで不正に融資を受けたと見做されたからである。支払いを命じた判決後から利息が生じて1日ごとに利息1,600万円が出ていくというから凄まじい。資産家のトランプ氏にとっても手元資金からこれほどの支払いをするのは、並大抵ではない。今日25日までに資金が用意できない場合は、トランプ氏の資産差し押さえに動く可能性もある。平素から金融界における信用が充分でないのか、支払いを保証する保証会社を探し求めているが、30社以上から断られたという。トランプ氏の得意技は、これまで自身や資産保有会社を破産させることで、それによって資産の差し押さえを一時的に止められるという窮余の一手である。

 世界最大の国家であるアメリカ合衆国の大統領を狙う人物がこの有様とは、とても理解出来ないし、アメリカと言う国もよく分からない。トランプ氏は自分に対する厳しい批判などは、事あるごとに政治的迫害と呼び、選挙妨害と非難しているが、常識的なアメリカ人は本当のところトランプ氏の言動をどう思っているのだろうか、知りたいものである。

 さて、これもアメリカのメジャーリーグ(MLB)の試合外で起きたことだが、ドジャースのスーパースター大谷翔平選手の通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博=解雇が大きな話題となり、それはアメリカばかりか日本でも大分注目を集めている。大谷選手への期待が大きい選手であるだけに、彼の近くで一番親しくしていた水原氏が違法行為を行っていたことにショック、同情、批判が渦巻いている。そもそも水原氏が違法賭博を行っていたことに大谷選手本人はもちろん周囲の人も驚いている。水原氏がのめり込んだスポーツ賭博は、全米50州すべてにおいて違法と見られているわけではない。ただ、ドジャースが本拠地とするカリフォルニア州は法律で禁じられている。そんな最中に水原氏がひとりでスポーツ専門チャンネルの要請に応じて90分間もの取材を受けたことが話題を呼んでいる。そしてその翌日にはその内容を否定したことも話題となっている。AP通信ではアメリカ野球界最大級の賭博スキャンダルに発展するかも知れないと報道した。何せ水原氏が大谷選手の口座から賭けの元締めに振り込んだ金額が、断片的に6億8千万円というのだから驚くばかりである。

 大谷選手がアメリカでも有名な野球選手になったが故に、アメリカのメディアでも大きく報道しているようだ。しかし、気の毒なのは大谷選手である。知らないところで横領事件が起き、自身は資金を支払わされ、挙句に違法を承知で通訳にその金を提供していたということになると、大谷選手自身も違法賭博に関係したと見られ、下手をすると社会的に、またはMLBから処分を受けることになる。

 それにしても大谷選手は人柄の良さもあってか、少々水原氏に甘かったのではないかと言う気がしている。もう少し水原氏に言うべきことや、成すべきことをきちんと指示すべきだったと思う。水原氏には学歴詐称もあったようだ。シーズンも始まったことでもあり、1日も早く問題が解決してすっきりとプレイに専念出来ることを願っている。

 仮にスポーツ賭博が全米で許可されていたら、水原氏はこのまま賭博に熱中して大谷選手から更に多額の資金を掠め取り、一方大谷選手はこんなに騒がれることもなくプレイに専念出来たことだろうか。アメリカが各州で独自の権限も有していることがどうも事態を複雑にしているようなところもある。賭博なんて違法とすべきだろう。はっきり言ってまだ全容解明に至っていないので、よく分からないというのが本当のところである。

2024年3月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6059.2024年3月24日(日) 平幕尊富士、110年ぶりの新入幕優勝

 今日大相撲春場所は千秋楽を迎え、前頭17枚目の幕尻・尊富士が新入幕力士として110年ぶりの優勝を13勝2敗の成績で成し遂げた。しかも昨日負けた際に負傷して救急車で運ばれた危機的な状況にあったために、今日千秋楽の出場が危ぶまれていた。それでも兄弟子・横綱照ノ富士に励まされ強気にも出場し、相手力士の豪の山を積極的に攻めて完勝した。気持ちの良い勝ちっぷりで、上位陣がパッとしない中で土俵を締めてくれたと思う。大学出の力士は幕下付け出しが一般的であるが、尊富士は大学卆でありながらどういう事情か中高卆者と同様に前相撲から勝ち上がり、今場所デビュー10場所目の優勝となった。これも1909(明治42)年に優勝制度が出来て以来史上最速で、今までの両国関の11場所を破る快挙だった。おまけに殊勲賞、技能賞、敢闘賞の3賞まで独占受賞した。

 春場所は普段から「荒れる春場所」と言われるように、とかく大波乱が起きる場所が多い。振り返って70年前に京都市内の中学校を卒業したが、父親の転勤に伴いすぐ藤沢市へ転居することになったので、同級生らと最後の楽しみとして春場所千秋楽を観戦に大阪府立体育会館へ行った。大関三根山が優勝し、打ち出し後の優勝パレードで三根山と握手したことをよく覚えている。 

 そんな春場所のジンクス通り、先場所優勝した横綱照ノ富士が途中休場し、大関霧島は5勝しか出来ず負け越す有様で、大関も4人の内貴景勝が8勝で休場する結果となった。大関4人で35勝24敗1休である。それにしても尊富士の優勝はその相撲ぶりを含めて実に爽快感がある。久しぶりに好ましい力士が現れたものである。来場所以降も活躍を期待したいと思う。

 さて、ウクライナへの侵攻と大統領選挙の大きな話題により、ロシアへ世界中の目が向いていた一昨日夜、首都モスクワ郊外のコンサートホールに侵入した過激派組織イスラム国(IS)のテロ組織が銃を乱射し、建物内に火災が発生し、133人が死亡した。

 この直前に大統領選の圧勝を国民にPRするために、プーチン大統領は周囲を若い男女に囲まれてテレビに登場し、ロシアは一つだなどと選挙の完勝と自らの専権政治について力説していた。ISによる襲撃はそれから間もなく実行された。プーチンは昨夜国営テレビでこれは野蛮なテロだと非難し、実行犯4人を含む11人の容疑者を拘束し、全員を処罰すると述べた。そのうえで、彼らがウクライナ方面へ移動したことを口実に、容疑者らとウクライナ政府による協力の可能性を示唆した。当然ウクライナ政府は否定し、ゼレンスキー大統領は、ロシアは常套手段でいつもウクライナへ不利な行為をなすりつけようとすると激しく非難した。

 しかし、この劇場襲撃事件には、不思議なことがある。事前にこの情報をCIAを通じてキャッチしたアメリカ政府が、ロシア在住アメリカ国民に対して注意を呼び掛け、ロシア政府にも事前に情報を伝えていたことを明らかにした。これだけの情報を入手したロシアがどうして十分な対策と防備を怠っていたのか、どうも理解に苦しむ。

 それでもプーチン大統領は大統領選で圧勝したことを受けて、今後益々強気な政治を行うことであろう。この様子だと世界に安定した平和な時代が訪れることは当分期待出来ないのではないかと憂鬱になる。

2024年3月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6058.2024年3月23日(土) 桜の満開はまだまだ先か?

 今日は広島に勤務中のサラリーマン1年生の初孫の誕生日である。この桜咲く季節が来ると春が来たとの感傷が湧いてくる。彼がまだ小学生だったころ、我が家の近くの桜並木の名所・呑川のほとりを一緒に歩いていた時、桜は満開だった。それから毎年この辺りを歩いて感じるのは、桜の開花が年々早くなってきたことである。これも地球温暖化のせいだろうか。それが、今冬は真冬になったり、夏日になった日もあるほど気候の変化が甚だしく、待ち望んでいる桜はまだ蕾のままである。とりわけ開花が遅れていると思うのは、書斎から窓越しに数軒先にある小さな宮前公園の十数本ある桜の大木に開花の兆候さえ見られないことである。やはり新年度のスタートとなる4月には、桜が咲いていないと心なしか寂しい気持ちになるものである。今日の天候も雨模様と聞いたので、小雨降る中を傘をさしてウォーキングに出かけ桜並木を歩いてみたが、桜はまだ蕾の段階で今月中に満開となるかどうかは分からない。

 今日から月末まで皇居内にある600mの乾通りでは桜の一般公開があって、外国人を含む多くの観光客が、坂下門から皇居内へ入った。しかし、やはりまだ早くてもう一度来たいと言う人がかなりいたようだ。桜の開花が遅れているのもこれも気候変動のひとつの影響だろうか。

 さて、今週は株式相場も上り調子で株価も史上最高値を計上したり、今年の春闘では組合の賃上げ要求に企業が満額や、それを上回る回答で応えるなど経済界にとっても好景気を象徴するような業績に、国民はウハウハの状態かと言えば必ずしもそうでもない。物価の上昇がそれを帳消しにしてしまうのである。企業が好決算を計上したのは、企業自体の努力によるところが大きいが、それ以上にこのところ法人税率が下がり続けた恩恵に救われている。先に本ブログでも取り上げたが、日本の法人税率は、最高だった1980年代は実に45%だった。それが徐々に引き下げられ、2012年度からは25.5%まで下がり、以前に比べて半額近い法人税率となった。こうなれば当然「濡れ手に泡」式に企業の利益は増える。消費税10%の確実な収入増も貢献して法人税引き下げに影響を与えた。資本金10億円以上の大企業では、先日の国会で田村智子共産党委員長がされた質問の中に、過去30年間の利益と税負担率が提示された。1992年度に比べて30年後の2022年度の税引き前利益額が、11.2兆円から61.9兆円に増えたのは、大企業の税負担率が58.9%から16.7%に大幅に下がったからである。このうえ経団連は更に法人税率の引き下げを求めた。

 この経団連の要求に対して企業献金が欲しい自民党は、2024年度の税制改正大綱で法人税の引き下げを求めたが、企業の内部留保や現預金が大幅に増える傾向にあり、流石に引き下げ要求は通らなかった。

 結局法人税の税率によって企業の収益は大きく左右されるケースが多い。そこに大企業と政治家間に阿吽の呼吸が合って、法人税率引き下げと企業献金が実現する。今自民党内では、裏金問題を解決し、再発しないための話し合いがしきりに行われているようだが、企業の献金がなくならなければ、裏金もなくならないだろう。

2024年3月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com