全国的に梅雨に入ったようで、特に九州南部では、昨晩から線状降水帯が発生しかなりの大雨が襲った。そして、今日線状降水帯は北九州地方を襲っている。更に梅雨前線が北上して九州から関東にかけても広い範囲で雨となる。関東甲信、北陸地方も今日梅雨入りとなった。
さて、日米両国で規模の違いはあれども、今非難に晒されているトップがいる。日本では斎藤元彦・兵庫県知事である。パワハラ問題で昨年知事を失職しながらも11月実施の出直し知事選で再び選任された。その後の私的情報の漏洩なども第三者委員会が、「斎藤知事の指示の可能性が高い」と公表したが、どこ吹く風とばかり聞く耳を持たない有様である。第三者委員会によるパワハラの追及は厳しかったが、知事は県民からは支持され問題ないものと誤解して居直り、自分には責任がないと言い張り、第三者委員会でパワハラが証明されると自分の行動は正しかったと一向に反省の色がないようだった。
そこで朝日新聞のアンケート調査の結果を見てみると、知事選では信任する人が36%もいたが、それが36%から僅か8%へと大幅に減少した反面、信任しなかった人が15%から30%に倍増している。今改めて知事選を実施してもこれでは当選はおぼつかないだろう。それでも自身のメンツからも知事辞任は行わないだろう。今日斎藤知事は地方公務員法(守秘義務)違反の疑いがあるとして、神戸学院大の上脇博之教授によって神戸地検に刑事告発された。
一方、アメリカのトランプ大統領の大騒動は、良識はもちろん、常識までもぶち壊している。今カリフォルニア州では、移民・税関捜査局(ICE)による移民の取り締まりが行われているが、ここ数日ロスアンゼルスの抗議活動が活発化して、ロスへ州兵700人が派遣された。トランプ政権の担当官は、移民問題を巡る活動を妨害するニューサム州知事やバース・ロス市長を含め、すべての参加者を逮捕すると警告した。元々トランプ大統領とは対立しがちだったニューサム州知事は、さっさと逮捕に踏み切ればいいと挑戦的な姿勢で応じている。この州兵派遣は権威主義への第一歩で、国家として超えてはならない一線だと知事は大統領を批判した。
州兵の派遣により入管法違反の疑いで、すでに移民44人が逮捕されたが、これをきっかけに州兵が派遣されたのだ。ニューサム知事は、州兵の派遣は違法として撤退を要求し、政府を提訴した。その後、トランプ大統領は更に2千名の州兵の追加派遣を匂わせている。ロスの暴動を皮切りに、アトランタ、ボストン、シカゴ、ニューヨーク、サンフランシスコなどでも集会が予定されている。これで、またトランプ政権は爆弾を抱えることになる。
ところで、土曜日の夜中に右わき腹から腹部にかけ唐突に痛みがあったことで、昨日かかりつけの内科医院で診てもらった。医師も大分首を傾げておられたが、採血と尿の検査をしましょうということで、結果は今日分かるのだが、都合があり検査の様子と結果は明日伺いに訪れようと思っている。