5001.2021年1月21日(木) バイデン氏、第46代アメリカ大統領に就任

 今日の夕刊は、20日(日本時間21日)第46代アメリカ合衆国大統領に就任したジョー・バイデン新大統領一色である。恐らく世界中がこの話題をトップ・ニュースとして扱ったのではないだろうか。就任式は厳重な警備の下で行われたが、いつもとは異なり聴衆はほとんどおらず、世界一の大国の大統領就任式にしては、些か寂しいものとなった。毎度数十万人規模の出席者が見守る就任式式典の出席者は、ほんの数千人程度だったという。

 ‘UNITY’を主唱する新大統領バイデン氏は、早速トランプ政権が脱退した地球温暖化対策の国際的枠組みである「パリ協定」復帰への署名を行った。更に前政権が始めた世界保健機関(WHO)の脱退手続きを中止した。大国としては当然の処置である。今後経済回復策、地球環境、移民問題など幾多の難題と向き合わねばならず、今後10日間に53もの大統領令を発すると見られている。前任者に引っ掻き回されて目指す政策を実施するためにバイデン新大統領も糖分の間は、本来の自らの理念を盛ったアイディアを実行できないのではないかと懸念される。

 昨日の朝日夕刊「素粒子」に続いて、今日は「素粒子」にこう書かれていた。「ご免被りたい。『戻ってくる』と言われても。乱暴狼藉を極めた『トランプ時代』」。これほど嫌われた大物もそういないのではないだろうか。

 私より4歳若いが、史上最年長大統領と呼ばれるせいか、少々力強さ、迫力に欠けるバイデン大統領だが、人間的には前任者に比べると遥かに真っ当であり、横道に逸れてばかりいてハラハラさせられたトランプ氏のトレースを堅実な政局運営に戻して、アメリカが世界の中で正常な道を歩むことを期待したいと思う。

 さて、今日珍しい裁判所の判決があった。東京地裁で二重国籍を認めないが、これは憲法に違反しないとの判断が下されたのだ。日本の国籍法では、外国の国籍を自らの希望で取得すると日本国籍を失うと規定していて、複数の国籍を持ち続けることを認めていないというのである。子どもの場合は、二重国籍を有していても20歳になれば、どちらかの国籍を選ぶか、本人が判断することになっているが、成人でも日本国籍と外国国籍を持っている日本人はいる。

 現実に現在セルビアに居住している友人の山崎洋さんは、母親と同じ日本人であると同時に父親ブランコ・ド・ブケリッチ氏の国セルビアの国籍を有している。これはどういうことか、今度会った時に彼に国籍問題について尋ねてみようと思う。

 今日も昨日の大寒の影響だろうか、外は寒い。昨日新しいエアコンを取り付けてもらったので、室内の寒さから解放されたが、外出すると寒い。補聴器の定期テストで少々調整してもらったが、それほど聴力が向上したわけではない。

 外から帰って確定申告の書類作成に取り組む。毎年頭が痛いのだが、相変わらず手作業で金銭元帳を作り出入りを書き込んで昨年1年分の事務所の経理決算書を作成している。パソコンで慣れればよいのだが、デジタル化に逆行するかのように、こればかりは毎年アナログ志向である。昨日から手掛けて半月はかかると思う。これが終わらないと気分的にもすっきりしない。今日も国民年金1回分の支給明細書が見つからず、日本年金機構に直接電話で問い合わせする有様である。

 来月10日以前には例年通り書類を仕上げて、青色申告会で最終申告書類を作成してもらい玉川税務署へ確定申告書を届けたいと考えている。あ~疲れる。

2021年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5000.2021年1月20日(水) ホワイトハウスを去ったトランプ大統領

 今日は暦の上では「大寒」である。寒さも一入厳しくなってきた。アメリカではバイデン次期大統領の就任式が行われるが、時差の関係もあり日本時間の21日午前2時ごろから行われる。諦めが悪いというか、往生際の悪いトランプ大統領は慣例に従わず、就任式には出席しないと見られている。前大統領が次の大統領の就任式に欠席するのは、何と152年ぶりのことである。就任式は連邦議事堂前でいつも通り行われるが、新型コロナウィルスの影響を避けるためと、当日一部トランプ大統領支持者による暴徒化が懸念されるため、武装した州兵2万5千人が24時間体制で警備をしている。

 トランプ氏が大統領に就任して以来、国内の分断と混乱が進みすっかりアメリカ民主主義のメッキが剥がれてしまった。それでも本人は、アメリカに利益をもたらし実績を上げたと自画自賛する有様である。トランプ氏のビジネスを支えてきたドイツ銀行も今後トランプ氏と取引しないと公表している。ニューヨーク市もトランプ氏と協定している4つのビジネスをキャンセルするとすっかり愛想尽かしをしている。今や見る影もなくなった。今夕の朝日新聞「素粒子」にも「さらば=常識外れで予測不能なトランプ政権」と皮肉られている。大統領就任式に出席せずに、トランプ大統領は夫人とともに今夜(日本時間)ホワイトハウスを去った。

 果たして、明日(日本時間)の新大統領就任式でバイデン氏がいかなるスピーチで存在感を示し、いかなる印象を与えてくれるだろうか。

2021年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4999.2021年1月19日(火) ブログ執筆が連続5千回となった。

 何と何と頂上手前まで辿り着いたぞ! ホーム・ページ上にこのブログ「ご意見番の意見」を2007年5月15日に書き始めてから今日でついに5千回というひとつの区切りに達した。奇しくも1932年のこの日は、5.15事件が発生した日だった。

 子どものころからよく文を綴ったが、やはり京都に住んでいた中学3年時から毎日日記を書き始め、これによって文章を綴る習慣が身に着いたと言えると思う。それは、高校でも2年間の浪人期間中も続けられ、大学に入学して1年時にアルペン・クラブで夏山登山合宿のため長期間書けなかったために残念ながら止めてしまった。間が空いても気にしないで書き続ければ良かった。それが14年前の5月不意に書き始めるようになって、今日までずっと書き続けることが出来た。

 ‘辿り着き 振り返り見れば山河を 越えては越えて 来つるものかな’

 といみじくも社会学者・河上肇が語ったほど高揚感のある心境ではないが、何とか一つの峠を越えたとの思いはある。

 ブログを書き始めて2か月後にあの小田実さんが亡くなられた。学生時代から小田さんに入れ込んでいたので、葬儀にも参列し、葬儀後の行進にも参加し、それが翌朝の朝日新聞に大きく載った。新聞を見た友人から、まだやっているのかと冷やかされたほどである。7月30日のブログには「敬愛する行動派作家小田実さん逝く」とのテーマで小田さんの想い出を書いている。

 いずれにせよ5千回というのは、ひとつの通過点であり、今後どれくらい書き続けて行けるか、確たる自信はない。折角ここまで来たのだから、この次は1万回を目指せと言う友もいるが、ここまで13年8か月かかっている。1万回まで書いたら96歳近くになる。まず、無理だろう。取り敢えず、堅実に6千回を目指してみようと思う。

 さて、東北、北陸地方は暴風雪となった。東京も寒い。その寒い最中の昨日、自宅書斎兼寝室のエアコンが故障してしまった。室内は寒くて仕方がない。もう10年も使用していたので、年貢の納め時と納得して自由が丘のヤマダ電機で新しいエアコンを購入した。明日午后業者が新エアコンを取りつけに来てくれることになったが、今日自室では少々寒いのでジャンパーを着こんで作業をしている有様である。

 豪雪のため東北自動車道では、宮城県大崎市近くで多重事故が発生し、一時140台近くの車が事故に巻き込まれたという。先日上越道でやはり雪のため渋滞したが、今日の事故による渋滞は車の列が900mも続いていた。各地で新型コロナウィルス感染拡大のため、医療崩壊が危惧されているが、その真っ只中で死傷者が出る騒ぎとなった。地元の医療関係者にとっては、踏んだり蹴ったりの気持ちではないだろうか。

2021年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4998.2021年1月18日(月) 通常国会召集、国会議員はコロナ下で働くか?

 今日第204回通常国会が召集された。天皇ご臨席の下に、菅首相は衆参両院の本会議で、首相就任後初めての施政方針演説を行った。施政方針では、新型コロナウィルスの1日も早い終息、特措法の改正、ワクチン接種を2月までに開始、グリーン(環境)とデジタル化、そしてNHK受信料の値下げが主題だった。しかし、コロナによる緊急事態宣言が続き、関係閣僚は毎日テレビ等に顔を見せ忙しなく活動しているように見える。だが、その他大勢の国会議員は国民がコロナに脅かされ右往左往している中で一体何をしているのか、まったく様子が分からない。以前にも本ブログに皮肉を交えて、彼ら国会議員のありように苦情を述べたが、その気持ちは今も変わらない。

 今日国会が開かれたことで少しは国民から監視されるようになる。ただ、この受難の時期にこれまで何もしようとしなかった議員らが、今日を期して国民が望むような仕事をしてくれるだろうか、極めて心許ない。案の定、今夕の朝日紙「素粒子」欄では、「43日間、長い冬眠から。ようやく政治が目覚める~」と書かれていた。だが、議員は目は開けるだろうが、政治はこのまま冬眠を続けるのではないだろうか。

 流石にこのコロナ禍の下では、国会議員とて例外ではなく、羽田雄一郎参議院議員がコロナで亡くなった他にも衆参7名の議員が感染した。議場では議席の配置が難しく、ソーシャル・ディスタンスを考えて、衆参議員合せて700人以上もいるが、今日は各会派の代表や常任委員会委員長ら約130人の出席に絞ったようだ。果たして今国会は予定通り議案を審議することが出来るだろうか。

 今日は寒い。定期的な内科医院通いと銀行へ用件があったので、自由が丘駅周辺まで歩いて出かけた。この駅前界隈もコロナ以前には、中国人観光客を主に多くの外国人の姿が見られた。だが、今では外国人の姿はほとんど見られない。普段見慣れた人たちや風景が見られないとこれほどに寂しいものだろうか。人通りも少ない。住宅街にある我が家の前には道幅6m道路が一直線に伸びているが、ほとんど人が歩いていない。このままコロナが終息しなければ、この精神的にも、現象的にも寂寥感は募るばかりである。1日も早くワクチンが接種されるようになってコロナから解放されたいものである。

 さて、今日手紙とコピー文章が入った1通の大型封筒をいただいた。京都府木津川市の「ギルガメッシュ王国」の「大統領」からである。大統領は、多岐に亘って事業を営まれながら文筆家としても活躍されている。お手紙には、私が送った「八十冒険爺の言いたい放題」のお礼を兼ねて、拙著についてこんなふざけた感想が書かれていた。「80カ国も外国旅行したなんて大成功の人生でしたね。若い女人を連れて、私も50カ国ぐらい旅しましたが、コロナ禍でもう打ち止めです」。この御仁は中々のプレーボーイのようだが、ついにコロナに負けたようだ。そろそろ潮時なのだろう。楽しい人である。

2021年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4997.2021年1月17日(日) 阪神・淡路大震災から26年

 今から26年前阪神・淡路大震災が起きた。この大震災にはいろいろな思いがある。一番印象に残っているのは、地震が発生した朝5時45分からそれほど時間が経っていない7時半ごろ、地球の裏側のブラジルに住むアリンド・フルタードさんから唐突に自宅に電話がかかってきたことだった。彼は現地のニュースで神戸の地震を知り、私の知り合いに誰か災難に遭った人がいないか心配してわざわざ国際電話をかけてきてくれたのだった。親戚も、親しい友人も震災地周辺にいないから、心配しなくとも大丈夫だとお礼とともに応えたら直ぐに電話を切った。もう20年以上も交流を続けていた異国の友が、震災直後にわざわざ電話で私の知り合いの安否を心配してくれたことに感動したものだった。これについては近著「八十冒険爺の言いたい放題」に、外国で会った人々との交流として6つのエピソードを書いたが、そのひとつを「リオのアリンドおじさん」として綴っている。私より10歳ばかり年長のアリンドさんは、残念ながら7年ほど前に亡くなった。この大震災というと、エジプトのピラミッドで初めて会って以来半世紀近くに亘ってお互いに行き来をして、交流を続けてきたアリンドさんを懐かしく想い出す。

 その翌年淡路島を訪れた時、生々しい断層を地元の人が大震災で土地が沈んで出来た断層だと説明してくれたことがあった。また、兵庫県の教員海外研修団にお供した当時の女性の先生が、その後何年かしてお会いした時に身体が横になって飛んだという話を伺ったことがあるが、同じように当時関西に住んでいた小田実さんも身体ごと飛ばされたと講演で伺ったことがある。

 その16年後、東日本大震災が起きた。この震災では津波と原発破壊により阪神大震災以上の被害者が生まれたが、その後も熊本地震、北海道地震などが発生して日本は地震王国となっている。いつ同じような災害が発生しないとも限らない。平素から緊急事態に備える心構えが必要である。

 さて、新型コロナウィルス旋風が吹き荒れている中で、昨日、今日の2日間に亘って大学受験生にとって最も気にかかる大学入学共通テストが全国各会場で実施された。各会場ともかなり前から入念なコロナ対策と準備を凝らしていた。不要不急の外出を控えるよう要請されている中で行われたテストだが、昨年まで31年間続いた大学入試センター試験と内容が変わったようだ。今思い出しても60年以上も昔の我々の時代は、こういう全国に統一された一斉テストのような大学受験制度はなく、志望大学ごとに受験性を募り、大学独自の入学試験を実施していた。どちらのテストが良いのか分からないが、いずれにせよ受験というとどうも気持ちが晴れやかになれない。受験生には、これが人生の最大、最重要な行事とは思わないで気楽な気分で受験して欲しいと思う。それが、2年間の浪人生活を送った元受験生の率直な気持ちである。

2021年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4996.2021年1月16日(土) コロナ発生から1年と新著に対する評判

 このところ東京都内の気温の変化が激しく、昨日は7.6℃だったが、今日は晴れてぽかぽか陽気だった。何と4月中旬の陽気だという。いつも通り駒澤公園にウォーキングに出かけたら新型コロナウィルス感染防止の緊急事態宣言発出で不要不急の外出を極力控えるよう求められているが、むしろいつもより多くの人がランニングやウォーキングを楽しんでいる姿があった。一向に新規感染者の数は減る様子もない。

 選りによって国内に初めてコロナ感染者が判明してから、今日でちょうど1年になる。現状のような緊急事態発出で、果たして感染者がどのくらい減少するのか、疑問に思えるようになってきた。決して最善の策とは思わないが、これ以上事態が悪化したらすべての事業や、生活に大きな支障が出る。是々非々は何とも言えないが、1週間とか、2週間のように一定期間を限定して外出禁止、ロックダウンを実施するより方法がないのではないかと思う。

 アメリカのポンペイオ国務長官が、現在世界保健機関(WHO)がコロナの発祥地である中国武漢市へ派遣している調査団に対して、徹底した調査を行うよう求めた。同地の研究所が5年前からコロナのウィルスに最も近いウィルスを持っているこうもりを研究し、そこからウィルスが流出した可能性があると言及した。中国は否定しているが、中国が最近コロナ死者が、昨年9月以来4か月ぶりに発生と発表したことももっと死者がいるのではないかと疑問を持たれている。 
 さて、近著「八十冒険爺の言いたい放題」について、おかげさまで紹介されたり、知人からお世辞を含めて大変面白かったと大分お褒めの言葉をいただいた。

 出版社「はるかぜ書房」の新刊書欄に紹介されたのをはじめ、所属する日本旅行作家協会の最新(2020年12月~21年1月)HPの「会員の新刊のご案内」に紹介されている。そして、一昨日、NPO「知的生産の技術研究会」理事長にして、多摩大学前副学長で現教授の久恒恵一先生のブログに大きく、詳しく紹介していただいた。特に、主題である海外武者修行を評価していただいた他に、私の先祖について書いた「冒険爺の生い立ち」と題した一項、メディア批判と若者への激励を取り上げていただいたことは、有難いことだと思っている。

 締めくくりを「人生100年といわれる昨今、『80代の上り坂』を歩いているという意識は貴重です。影響を受けた小田実の『何でも見てやろう』精神で行動し、今後も大いに発言してもらいたいものです。近藤さん、刺激を受けました。ありがとうございます」と結ばれていた。こちらこそありがとうございますと申し上げたい。

2021年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4995.2021年1月15日(金) 菅内閣の評価は下がる一方

 新型コロナウィルスの感染拡大を何とか抑えるべく、11都府県に緊急事態宣言が発出されたが、コロナの勢いは収まる気配がない。企業に対しては7割を会社へ出社せずに自宅でテレワークを要請しているが、朝の通勤の様子はどのターミナル駅も人が溢れている。医療関係者、及び自治体知事と政府の考え方に齟齬が見られ、関係者が心から納得しているように見えないことが問題である。閉店は午後8時、お酒の提供は午後7時までと要請されている飲食店が一番当惑しているようだ。だが、フランスではもっと厳しく、明日からフランス全土で夜間外出禁止令を午后8時から午後6時へ繰り上げる。

 菅首相の記者会見の様子を見ても、少々説得力を欠いている。そのせいもあり首相就任直後は、62%を超えていた内閣支持率は日が経つにつれ、下り坂を転げ落ちるように下落している。

 数日前メディア各社で世論調査を行ったが、共同通信の調査では12月初めには、支持率は50.3%にまで落ち、今月10日には42.8%にまで下がった。その一方で、不支持率も同じ42.8%で、政権発足から4か月で不支持と支持が拮抗したことになる。

 菅内閣の支持が下降傾向になったのは、コロナ対策がすべて遅いということが大きいようだ。実際緊急事態宣言のタイミングが遅すぎたと回答した人は、何と79.2%というから全回答者の8割もいたことになる。特に、再度緊急事態宣言を出すべきかとの質問には、57%がすぐ出すべきと答え、感染者が増えつつあった時に「GO TO トラベル」を継続か、一時停止かとの質問には、一旦停止すべきが79%もあった。国民の感性と菅内閣の考え方の間にギャップがあると思わざるを得ない。

 更に、首相の性格、言動については、指導力がないと応えた人が41.2%もいたが、これでは国のリーダーとして果たしてどうだろうかと考えてしまう。

 昨今の菅首相の記者会見の様子を見ても、記者の質問にズバッと答えていない。例えば、例を挙げて質問すると、仮定の質問には答えられないと逃げる。これでは丁々発止の盛り上がった会見とは行かずとも、突っ込んだ質疑が行われない。これまでも記者会見を行わないと批判があり、漸くその機会を設営しても本来の会見とはほど遠いものとなっている。

 元々菅首相は、当初から首相の座を狙っていたわけではなく、安倍前首相の番頭として堅実な政局運営が評価され、唐突に辞任を公表した安倍氏の後任として首相候補に浮かび上がり、腹黒い二階幹事長らと談合して首相にまでのし上がった人物であり、元来総理大臣の器ではなかった。

 コロナが深刻な話題を提供するようになったが、相変わらず今日もその勢いは世界でも衰えていない。全世界の感染者総数が9,320万人、死者が2百万人の大台に達した。中でもアメリカが2,340万人の感染者を生み、死者は39万人である。そのアメリカでバイデン次期大統領が、コロナ危機対応の追加経済対応策を公表した。その額たるや半端ではない。何と日本の国家年度予算を遥かに上回る約200兆円である。今日アメリカでは、非民主的なことばかり行われているが、金満国家だとつくづく思う。

2021年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4994.2021年1月14日(木) 半藤一利氏逝去と朴槿恵・前韓国大統領実刑

 12日作家の半藤一利氏が亡くなられた。享年90歳だった。半藤氏は日本の近代戦争について氏なりの視点から深く切り込んで日本の近代戦争史に関する多くの作品を著された。主たる作品に「日本のいちばん長い日」と「ノモンハンの夏」がある。前者は映画にもなって話題になった。

 文芸春秋社の駆け出し記者時代に伊藤正徳の取材執筆を手伝っていたというが、私自身伊藤の「帝国陸軍の最後」シリーズをすべて読了した。ガダルカナル島の悲惨な戦いを知ったのもこのシリーズだった。その後ガダルカナル島を訪れ戦争の残滓を見て、半藤氏もここを訪れて戦記を肉付けしたのだろうと感慨に耽ったことが思い出される。

 実は、20年前に大作のひとつ「ノモンハンの夏」を読んだ。同書はゾルゲ事件について触れていたが、残念ながら私の友人の父ブランコ・ド・ブケリッチ氏についてあまり好意的に描いていなかった。当時存命だった大学ゼミの恩師・飯田鼎教授にその点について伺ったら、半藤氏は個人的に好き嫌いがあるようだと仰っていた。今朝の新聞評論を読むと幕末維新期の人物像を描いた司馬遼太郎についても、歴史上恥ずべき、ヘドの出るような昭和の人物像は描けなかったとかなり辛辣な見方で受け止めているほどである。それでも昭和史シリーズを随分読んだ。特に、2.26事件の描写は興味深かった。そういう意味では、半藤氏から日本の近代戦争史、特に影の歴史を学ばせてもらった。ご冥福をお祈りしたい。

 このところアメリカでは20日の前副大統領バイデン氏の大統領就任式とトランプ大統領の弾劾問題が大きな話題である。大統領として2度目の弾劾訴追されるのは、トランプ氏が初めてである。

 ところがお隣の韓国では、4年前に当時の朴槿恵大統領が弾劾訴追され大統領の職を去った。今日韓国大法院はソウル高裁の差し戻し審判決への上告を棄却して、その朴槿恵前大統領の実刑20年の判決を決定した。一国の最高の地位にある大統領が、実刑で収監されることなんて日本ではまず想像出来ない。朴被告の罪とは、大統領在任中親しい友人と共謀して財閥サムソン・グループから巨額の賄賂を受け取った罪である。それにしても20年の実刑に、すでに公職選挙法違反で2年の実刑を受け、合せて22年間の収監である。韓国では、李明博元大統領も収賄罪で懲役17年の実刑が確定して収監されている。他に盧泰愚元大統領と全斗煥元大統領も収監されている。その点では、日本の国会議員は賄賂を受け取っても国会議員を辞めることもなく、毎月高給をいただいている。これだから日本の政治家は世間を舐めて真剣味と人間としてのモラルが身に着かないのだろう。

2021年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4993.2021年1月13日(水) 1964年海外旅行自由化スタート

 新型コロナウィルス感染拡大により、海外からの入国者をほぼ制限する。一昨年まで倍々ゲームで海外旅行者が増え、同時に外国人の訪問も増えて観光景気を謳歌しつつあった日本もコロナのせいで、恰も鎖国状態である。

 そんな海外旅行気分が落ち込みつつある中で、昨晩NHK・BSで「アナザー・ヒストリー~夢の海外旅行が実現した日」を観た。第1部で1964年4月日本人の海外旅行が認められてから初めてのハワイ団体旅行の当時の様子や、参加者のその後の様子を観て、当時を想い出して懐かしく思った。第2部は、ガイドブック「地球の歩き方」の初代、及び2代目編集長の回顧談だったが、驚いたのは初代編集長が知人の安松清さんだったことだった。今も「地球の歩き方」に関わっているとは承知していたが、まさか初代編集長だったとは寡聞にして知らなかった。そして、第3部は、海外旅行自由化の翌1965年に横浜港から船でナホトカを経てシベリア鉄道でモスクワへ行き、更に北欧3国を訪れた作家・五木寛之氏の作家活動の原点に関する話だった。

 私が初めて海外へ出かけたのは、五木氏が出かけた翌年だった。アジア、アフリカのような観光受け入れ態勢が充分整備されていなかった当時の異国の地を、誰にも相談することなく自由に歩き回った。それらの旅行記は、最近上梓した「八十冒険爺の言いたい放題」に取り上げた。

 いみじくも五木氏はこう言っている。「レールの上を安全に走っていく、そういう旅は面白くない。出たら何が起こるか分からない、そういう旅もあっていい。生きているってそういうことだ」と言いつつ、自分を変えてくれる旅を勧めていた。五木氏の言葉に我が意を得たりの感を強くした。五木は初めての旅でモスクワのミーシャという不良少年に出会ったことが、処女作品「さらば モスクワ愚連隊」を書くきっかけとなった。

 やはり単にパック旅行で海外旅行をしたというだけでは、観光スポットを訪れ景色を見たというだけで、本当に外国の地を知るようになるとは思えない。やはり五感で接触して五感にピンと感じる旅でなくては、本当の海外旅行とは言えないと思う。

 今日下重暁子さんから近著「八十冒険爺の言いたい放題」を読んで面白かったとのお葉書をいただいた。彼女も旦那さんの駐在していたエジプトにおられたことがあるので、以前にも現地の話をしたこともあり、殊更アラブ・アフリカに関心を抱いておられたせいだと思う。

 コロナが世界中を暴れ回っているが、国内でも急激に感染者が増えたことから、8日に1都3県に発せられた緊急事態宣言が、今日関西圏の大阪、京都、兵庫の他にも愛知、岐阜、福岡、栃木の7府県に発出された。最近言葉が軽くなった菅首相が、1か月以内に抑え込みたいと語っていたが、果たして思惑通りコロナ禍を収束させることが出来るだろうか。

2021年1月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4992.2021年1月12日(火) 金正恩・北朝鮮総書記とトランプ大統領

 厳しい寒さが北日本から北陸地方にかけて襲い、上信越道では先日に続いて車が道路上に立ち往生している。今日は大阪にも雪が降っていたが、気象予報では南関東にも積雪があるようだ。夕刻になって雪ならぬ冷たい雨が降って来た。

 今冬は特にラニーニャ現象の影響で冷え込むとの予報が出され、山陰地方も大雪になるという。

 さて、今日中学時代の恩師が昨年10月にお亡くなりになったとの訃報を奥様からいただいた。最終学年の3年生時しか在学しなかった京都市立中では、当時まだ若い理科教師だった。7年前の同窓会でお会いしたのが、最後になってしまった。確か私より10歳年長だったので、92歳になられたと思う。これで小中高大の先生方は皆冥界へ旅立たれてしまった。これも時の流れではあるが、分かっていても寂しいことである。

 昨日北朝鮮では、金正恩・朝鮮共産党委員長を総書記に推戴すると決定した。祖父の金日成主席、父の金正日総書記に続いて子の金正恩委員長を「全党を代表し領導する党の首班」と決めたのだ。最近まで公に姿を見せず、一部には植物人間となって入院しているとの噂が出回っていた。現在37歳の若さにしては、あまりにも太り過ぎでかねてより健康面が心配されていたので、突然の「総書記就任」にはびっくりである。この国も権威高いお国柄だけに、やたらに勲章を授けて権威を高める風習がある。驚いたのは、この極寒機に首都ピョンヤンで深夜に軍隊がパレードを行い、市民が寒いであろう中を気の毒にも軍隊のパレード盛り上げのために狩り出されていたことである。かつて戦時中に父が応召で平壌に駐在していたこともあり度々聞かされたことがあるが、ピョンヤンの冬の寒さは聞きしに勝るほど冷え込むようで、そんな極寒の真夜中に軍隊のパレードなんか行う必要があるのだろうか。

 このご祝儀として、祝電を送った習近平・国家主席の中国ともども、北朝鮮は民主主義国家とは遥か遠い自由と平等がない国として、常にお互いに慰め合う間柄である。両首脳は、自らの実力で現在の地位を築いたのではなく、ともに親から権力と財産をそっくり引き継いだ世襲リーダーに過ぎない。所詮発展途上国と大して変わらない。

 ところで、共和党員でカリフォルニア州知事を務めたことがある元俳優のアーノルド・シュワルツェネガー氏が、アメリカ大統領史上最低の大統領とこき下ろしたトランプ大統領の弾劾案が、民主党によって下院に提出された。トランプ大統領に対する弾劾訴追は2度目で、いかに大統領としての資質に欠ける人物であるかをよく表している。民主・共和党がそれぞれ50議席の上院では、2/3の賛成が得られなければ弾劾されないことと、任期が残り10日足らずとなったので、時間的に現実に弾劾されることはないと見られている。それにしてもあまりにも有終の美から縁遠いトランプ大統領である。共和党は、大統領選で民主党のバイデン次期大統領への牽制として、キューバをテロ支援国家に再指定するとまで発表した。オバマ前政権が進めた対キューバ融和路線へ戻ることを妨害する狙いがあるようだ。そもそもキューバには、北朝鮮のようなテロを仕掛けるような動きやミサイルを所有していない。

 アメリカが敵対するベネズエラのマドゥロ政権を支援したり、アメリカからの亡命者を受け入れたことなどを理由にアメリカはキューバを批判しているようだが、テロとはかけ離れた理由づけである。屁理屈をつけて相手国を不利に貶めるのが、昨今のアメリカの外交となってしまった。一旦落ちるととことん落ちるものだということを、改めて教えてくれた直近のアメリカ外交である。

2021年1月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com