4999.2021年1月18日(月) 通常国会召集、国会議員はコロナ下で働くか?

 今日第204回通常国会が召集された。天皇ご臨席の下に、菅首相は衆参両院の本会議で、首相就任後初めての施政方針演説を行った。施政方針では、新型コロナウィルスの1日も早い終息、特措法の改正、ワクチン接種を2月までに開始、グリーン(環境)とデジタル化、そしてNHK受信料の値下げが主題だった。しかし、コロナによる緊急事態宣言が続き、関係閣僚は毎日テレビ等に顔を見せ忙しなく活動しているように見える。だが、その他大勢の国会議員は国民がコロナに脅かされ右往左往している中で一体何をしているのか、まったく様子が分からない。以前にも本ブログに皮肉を交えて、彼ら国会議員のありように苦情を述べたが、その気持ちは今も変わらない。

 今日国会が開かれたことで少しは国民から監視されるようになる。ただ、この受難の時期にこれまで何もしようとしなかった議員らが、今日を期して国民が望むような仕事をしてくれるだろうか、極めて心許ない。案の定、今夕の朝日紙「素粒子」欄では、「43日間、長い冬眠から。ようやく政治が目覚める~」と書かれていた。だが、議員は目は開けるだろうが、政治はこのまま冬眠を続けるのではないだろうか。

 流石にこのコロナ禍の下では、国会議員とて例外ではなく、羽田雄一郎参議院議員がコロナで亡くなった他にも衆参7名の議員が感染した。議場では議席の配置が難しく、ソーシャル・ディスタンスを考えて、衆参議員合せて700人以上もいるが、今日は各会派の代表や常任委員会委員長ら約130人の出席に絞ったようだ。果たして今国会は予定通り議案を審議することが出来るだろうか。

 今日は寒い。定期的な内科医院通いと銀行へ用件があったので、自由が丘駅周辺まで歩いて出かけた。この駅前界隈もコロナ以前には、中国人観光客を主に多くの外国人の姿が見られた。だが、今では外国人の姿はほとんど見られない。普段見慣れた人たちや風景が見られないとこれほどに寂しいものだろうか。人通りも少ない。住宅街にある我が家の前には道幅6m道路が一直線に伸びているが、ほとんど人が歩いていない。このままコロナが終息しなければ、この精神的にも、現象的にも寂寥感は募るばかりである。1日も早くワクチンが接種されるようになってコロナから解放されたいものである。

 さて、今日手紙とコピー文章が入った1通の大型封筒をいただいた。京都府木津川市の「ギルガメッシュ王国」の「大統領」からである。大統領は、多岐に亘って事業を営まれながら文筆家としても活躍されている。お手紙には、私が送った「八十冒険爺の言いたい放題」のお礼を兼ねて、拙著についてこんなふざけた感想が書かれていた。「80カ国も外国旅行したなんて大成功の人生でしたね。若い女人を連れて、私も50カ国ぐらい旅しましたが、コロナ禍でもう打ち止めです」。この御仁は中々のプレーボーイのようだが、ついにコロナに負けたようだ。そろそろ潮時なのだろう。楽しい人である。

2021年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com