6467.2025年1月26日(日) 大相撲表彰式に出席した首相の行動

 もうじき春が訪れる。我が家でも梅の花はまだ蕾であるが、シジュウガラや他の小鳥がやって来る。しかし、まだ鶯はやって来ない。以前はよくきれいな啼き声を聴かせてもらったものだが、昨年はついにあの声を聴くことが出来なかった。今年こそは何とかあの鶯の美声を聴きたいものである。

 例年2月4日を立春と呼び、その前日3日を節分という。それが気象庁によると今年に限って1日繰り上がって、節分を2月2日に、立春をその翌日3日にするそうである。今年は地球と太陽の位置関係などから、立春が1日早まり、立春の前日も例年より1日早い2月2日になる。

 1年は365日であるが、地球が太陽の周囲を好転する周期は365日より少し長いことから、立春と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれていく。そのため4年に1度閏年を設けて調整しているが、ずれは完全にはなくならない。この立春のずれの調整と同じように、暦の上でも閏年とは別に、いつの日にか、閏年調整日のような1日が導入されることだろう。

 さて、存在感が今ひとつの石破政権は、昨晩になって3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に自民党国会議員を派遣するための検討に入った。先日昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表者が、首相官邸で首相と面会し、核兵器禁止への具体的行動を起こすよう訴えたのに対して、やや冷たい対応をして被団協代表者らを失望させた。それは、せめて核兵器禁止条約締約国会議に政府代表をオブザーバーとして派遣するよう要望したが、首相から前向きな応えを引き出せなかったことが、現在の自民党政権の考えを表していると見られていた。

 しかし、日本政府としてはオブザーバー参加を見送ることをすでに決めている。ただ、今年が終戦、及び被ばく80周年の年に当たり、唯一の戦争被爆国として世界中から日本の対応に注目が集まると見られており、自民党としては会議に関与し、核兵器廃絶に向けた意志を国際社会に示したいとの思いもある。そこで石破首相は、今年もオブザーバーとして会議には参加しないが、非公式に広島県選出の議員を派遣することを決めたようだ。どうも煮え切らず、日本としての核反対の意志を世界に発信しようとの姿勢が見えない。被爆協のみならず、多くの日本国民を落胆させている。

 今日大相撲初場所が、千秋楽を迎え、3年ぶりに12勝3敗の3人の力士による優勝決定戦巴戦が行われ、大関豊昇龍が大関になって初めて優勝を遂げ、来場所横綱昇進への期待を持たせてくれた。優勝表彰式に、内閣総理大臣杯を通常国会開会中で問題山積の時でもあり、まさか石破首相自身は来ないだろうと思っていたところ、土俵上に首相が上がり、大きな首相杯を豊昇龍に授けていた。国民が見ているような際には、多忙の中でもよく顔を出すものだ。この辺りが石破首相の気配りであり、国民が等しく求めている核兵器禁止条約の締約国会議にはオブザーバーさえ出席させない思いやりに欠ける二面性である。

 今日も私のお腹の具合はすっきりしないが、明日もかかりつけの内科医で診てもらおうと思っている。

2025年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6466.2025年1月25日(土) 医者通いの結果が、警官を呼ぶことに

 今日は我が家にとっては、苦悩とボケの1日だった。

 朝胸に痛みを覚えて、すぐかかりつけの内科医院へ出かけた。土曜日は午前中しか診てもらえないので急いだ。幸い空いていて直ぐに医師に話したところ、胸をあちこち触った後で硬いところがあるので、レントゲン写真で診てみましょうということになった。その結果、医師が「写真で見ると心配な点がある」と言い、小腸と大腸の周辺に陰らしいものが写っていた。小腸の陰は、腸閉塞の可能性もあるので、すぐ大病院で診てもらった方が好い。但し、今日はほとんど休みだろうから近くの東京医療センターの救急外来室が良いでしょうと言われ、医師から救急外来室へ電話でお願いしていただいた。しばらくして担当の医師が待っていてすぐ受け入れると連絡があり、タクシーで東京医医療センターへ直行した。今日の我が家の問題が、この時とんでもない形で発生したのである。生憎スマホを自宅へ忘れて来てしまい、気にはなったが、妻に連絡が出来なかった。医療センター内には公衆電話が見つからず、そのまま救急外来室へ向かった。一方妻は、私が朝10時過ぎに医院へ向かい、午後2時過ぎになっても何の連絡もなく、妻は医院へ電話で問い合わせようとしたが、午後は休みになっており、私の所在が分からなかった。

 一方、私はCT検査、レントゲン検査、そして初めて経験する「点滴」を受け、その結果、医師からこのまま入院して腸閉塞の手術を受けるかどうかを尋ねられた。突然のことでもあり、今日は一旦帰宅して、明後日に内科医と相談して結論を出すことにした。

 この間妻は私の所在が相変わらず分からず、迂闊にも分からなくなりつい警察に電話してしまった。これでことが大きくなり、110番が都内警察署管内に私の行方を捜索する対応をした。その後警官ひとりが我が家を訪れ、私が認知症かなんかで自宅方面が分からなくなっているのではないか、と気にされていた。妻は、警官から私が認知症の恐れがないか、名前や住所を言えるかまで尋ねられたそうである。

 私は午後3時過ぎに支払いを終え、解放されたので、公衆電話から自宅へ電話をしたところ警察官が今自宅に来られているとの応答に、ありゃと思い、すぐタクシーで帰宅した。門前に警官の自転車が置かれていたので、やっぱり警察官が来ているのだと思い、玄関の扉を開けると若いお巡りさんが、私の帰宅をニコニコしながら待っていた。これで「高齢男性が行方不明」事件はあっさり解決したが、私が無事帰宅したことを証明する写真が必要だと私の写真を撮られた。警察に迷惑をかけたことに、申し訳ない気持ちが残っていた。この事件はこれで終わりとなったが、腸閉塞事件は月曜日以降に持ち越された。

 残念なのは、この健康上の理由で、明後日軍事アナリストの小川和久氏と元日本テレビ政治部長の菱山郁朗氏を、二子玉川のホテルでお引き合わせして会食を楽しむ予定だったが、止むを得ずキャンセルせざるを得なくなったことである。陽気の良くなる桜の季節に改めて会食を持とうとご了解をいただいたところである。

 どうも今日はおかしな1日となってしまった。

2025年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6465.2025年1月24日(金) 石破首相は、トランプ大統領と渡り合えるだろうか。

 昨日の本ブログの延長戦になるが、今回のフジTVの騒ぎで同社社員の組合加入率が大幅に増えたと伝えていた。入社と同時に自動的に組合員になるクローズド制ではなく、オープン制のせいか、大企業としては意外に少なかった組合員が一気に増えたようである。全社員の内従来は僅か80人しか社員が組合に加入していなかったが、昨日までに新規加入者が増え、500人を超えたというから驚く。フジTVの社員は約1,300人であるから、組合加入率があっという間に6%から38.5%にまで増加したことになる。メディア業界というのは、その特殊性の故か組合員になる社員が少ないと言われている。一般的には、社員の組合加入率は、千人以上の大企業で約67%、千人未満百人以上の中企業で19%、百人未満の小企業で2.2%であるから、フジTVにとっては大異変である。

 さて、今日石破茂首相にとっては初めての通常国会開幕で、天皇陛下ご臨席の下に施政方針演説を行ったが、少数与党に陥ったことから派手に言葉を振りまくのではなく地味な演説になった。予算案等を通過させるためには、野党の協力がなければ成立しないので、腰が低くなるのはある程度やむを得ないのではないか。首相の施政方針演説の中で「楽しい日本」という言葉と考えを述べたのは、幾分トランプ政権下のアメリカを意識したのではないだろうか。SNSなどが原因で世の中に罵詈雑言が溢れているが、その点で日本ではお互いが思いやる国でありたいと考えているそうである。そのために政策に、「令和の日本列島改造」とどこかで聞いたような言葉が出て来た。田中角栄元首相の「列島改造」で道路や鉄道などのハード面のインフラ整備を重視したのに対して、令和はソフトによって新たな人の流れを生み出し、一極集中を是正して多極分散型の多様な経済社会を構築していく方針を示したいようである。

 一方アメリカでは、世界中を驚かし、惑わせているトランプ大統領が教会で司教に説諭され、それに反論するなど早くもその無神経な言動が世間を騒がせている。トランプ大統領がワシントンの大聖堂を訪れた際、フッデ司教から「性的マイノリティーの人たちの中には命の危険におびえている人たちもいる。移民の大多数は犯罪者ではない。今おびえている人々に慈悲の心を持って下さい」と諭された。これに対して大統領は、慈悲の心を持つよう諭した司教に対し、謝罪を求めた。まともなアドバイスに対して謝罪を求めるとはどういう考えか。アドバイスや注意などを絶対受け入れようとしない傲慢な大統領らしい。

 他にも早くも側近のイーロン・マスク氏が、大統領が言い出した孫正義氏らの巨額の人工知能プロジェクトに疑問を呈した。側近から異論が出ているのだ。いずれ各方面から異論や、反対の声が上がってくるだろう。アメリカ国内だけならまだしも、内政干渉だとしてドイツなどEC国やイギリスなどヨーロッパ主要国から批判が高まっている。

 日本の石破政権がこの剛腕トランプと日米交渉で互角に渡り合って行けるのか、聊か心許ないが、この点ばかりは石破首相を悪漢トランプに負けるなと力強く精一杯応援したいと思う。

2025年1月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6464.2025年1月23日(木) タレントの不祥事でTV局にも危機感

 このところ大きな話題となったタレントの中居正広が、今日芸能界を去ると公表された。彼の冒した行為は厳しく非難されるべきであるが、あまりにもメディアで興味本位の話題となり、問題とされたフジテレビの対応が、事件当時と現在もクリアでないという点が咎められている。ひとりのタレントの女性に対する性暴力という不祥事から、今ではその女性が所属していたフジTVのその後の対応と説明がすっきりしないとの声が拡大している。昨日は、関西テレビの社長がフジTV在職時に事件を知り、このまま放置出来ないと港浩一社長にその事件を伝えた。ところが、港社長はテレビ局や週刊誌の記者に取材させなかった一昨日の記者会見では、自身は知らなかったようなことを話した。そこへ内外から記者会見がすっきりしないとの声が出て、フジテレビでは改めて対策を検討中である。

 今日フジTVの「めざまし8」に出演した社会学者の古市憲寿氏が生放送で、「フジTVは企業の体をなしていない、有り得ないことが起こっている。フジサンケイ・グループの総帥である日枝久代表と経営陣に1回辞めてもらわないと、問題は収束しない」と厳しい言葉を述べたのである。日枝会長と言えば、フジサンケイ・グループのトップとして87歳の現在まで40年間もグループを引っ張ってきた。古市氏はフジTVから干されることも覚悟したうえで、敢えて率直に本音を述べたようである。元フジTVアナからも、中居正広にすべて責任を押し付けて逃げて終りにしようというつもりか、と厳しい糾弾の声も聞こえる。

 しかし、ここへ来てフジTVのスポンサー企業が、櫛の歯が抜けるように次々とスポンサーから降りると申し出て、その数実に75社を超えた。こうなると会社の経営上も大きな支障が出てくる。すでにフジTVの最大の株主で、モノ言う株主として評判のアメリカの投資ファンドが、港社長へ今週中にカメラを入れたオープン形式で会見を開くよう強く申し入れている。今後話が決着するまで他にも犠牲者が生まれたり、いろいろ付随的な問題も出てくるだろう。どうも次元の低い話になりがちであるが、ここにはテレビ業界と芸能界の関係性において陰惨で複雑な問題もあり、一刀両断とはいかないようだ。

 さて、上記の世俗的な話題とは大分異なるが、今日財務省が2024年の貿易統計を発表した。それによると我が国の昨年の貿易収支は5兆3千億円の赤字だった。これで4年連続赤字である。財政支出は社会保障費、防衛費を主に毎年増え続け、国の借金も増えるばかりである。しかし、政府自民党内からは、赤字を減らそうとの声があまり出て来ない。確かに輸入には、円安が影響してこのまま円安状態が続けば、余程の覚悟で政策を立てなければならない。それ以上に国会議員の頭の中に財政支出を減らそうとの考えがまったくないことが問題である。随分言われていることだが、このまま放漫財政を続けて、国が借金地獄から永遠に抜け出せなくなるのを黙って見ているのかと問いただしたい。

2025年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6463.2025年1月22日(水) 体調を崩す。高齢により胃に問題か?

 メディアではトランプ大統領就任のお祭り騒ぎで、アメリカの保守派が盛り上がっている。それに世界中が振り回されているが、反トランプの動きも現れ始めた。日本政府もどうトランプ外交と取り組んで良いのか分からないようで、首脳会談も予定が立たない。

 国内では、兵庫県斎藤元彦知事のパワハラによる解任、その後の再選挙当選に絡んで事件が起きている。その中で斎藤知事が内部告発された件に関して、県百条委員会が真相解明に努めていた元県議が突然亡くなった。自殺と見られている。亡くなった元県議が誹謗中傷に悩まされ、またひとり犠牲者を生むことになった。

 今世間を騒がせている世俗的な事件は、タレントの中居正広が一昨年起こした女性性暴力事件の後始末である。フジテレビの社員が仲介していた云々で、フジがやり玉に上がり、企業でフジへCMを止めた企業が75社以上もあるというから、経営上も大きな問題である。まだ、第三者委員会を通じた結論次第では、今後どう解決へ向かうのか不透明である。他にもいくらでも首を傾げるような事件が多い。

 嬉しいニュースは、日米プロ野球界で活躍したイチロー選手が一昨日日本の「野球殿堂」入りが決まったのに続き、本日アメリカMLBの「野球殿堂」入りが記者らの圧倒的な賛意を得て、そのまま決定したことである。満票とはならなかったが、投票した記者394名の内、反対はたった1名だったという。メデタシ、メデタシである。

 その点で最近私自身はあまりプライベートの問題に喜んだり、悩むようなことはなかったが、昨日になって胃の痛みにやや往生している。昨夕肋骨の辺りが痛み、さすっていたが、入浴して多少痛みが引いたので、早めに床に就いた。ところが、中々寝つかれない。普段は寝付きがよく時差を感じない男などと冷やかされたくらいである。夜中3時15分ごろに突然吐き気を催し、急いでトイレへ直行して口から吐き出した。嘔吐である。そして4時に再び嘔吐だった。この時は、トイレへ間に合わずそのままベッド横の床に吐き出してしまった。床と布団を汚してしまった。その後も寝付かれず、重い気持ちのまま朝を迎えた。どうも頭と身体がすっきりしない。朝食も食べる意欲が湧いてこない。それでもお茶を一杯飲んでいた時、突然吐き気を催した。テーブルの上とキッチンの流し台に、併せて5度も嘔吐をしてしまった。妻も気遣い、直ぐクリニックで診てもらった方が良いと勧める。こんなことはこれまで経験したことがない。吐き出した中には、昨晩食事で食べたすき焼きの具材が大分含まれていた。消化し切れていなかったのだ。それでも気分的には少しすっきりしたので、昨日も出かけた通いつけの内科医院に2日連続で診てもらうことになった。

 医師が身体に聴診器を当てたり、身体に触りながら痛みのある個所を探ってくれ、結局「胃」に問題があるようだと仰り、取り敢えず内服薬をいただいた。

 我が人生でもこんな1日に5度も嘔吐をやってしまったのは初めてであり、醜態である。想像もしていなかっただけに、ちょっとこれからの先行きを考えると少々憂鬱な気分にもなる。

2025年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6462.2025年1月21日(火) トランプ大統領就任⇒民主主義国家崩壊

 世界中から注目されていたドナルド・トランプ氏のアメリカ大統領就任式が昨20日、日本時間の今朝未明アメリカ連邦議会議事堂内で行われた。78歳7か月での大統領就任は、史上最高齢である。数日前から相当冷え込み長い時間戸外に留まっていることは、健康上問題があるとして40年ぶりに議事堂内で行われた。実際議事堂の外は雪が降っていた。

 ある評論家が、トランプ氏は自分と自分の支援者のためだけに行動していると言っていたが、まったくその通りである。反対する人に対しては徹底的に誹謗中傷を交えて非難する。就任式でもバイデン前大統領を目の前に、彼の実績に対し国の発展を遅らせたと批判的に述べ、同時に「アメリカの黄金時代が今から始まる。今日から我が国は再び繁栄し、世界中で尊敬されるようになり、あらゆる国から羨望の的となるだろう」と早くも自己顕示欲を表明した。私流に翻訳すれば、「アメリカの没落時代が今から始まる。今日から我が国は再び低迷し、世界中で軽蔑されるようになり、あらゆる国から嫌われの的となるだろう」というところだ。とにかくアメリカ第一主義に固執して、他の国の人びとをうんざりさせている。就任式を終えた後、ヘリコプターで議事堂を去るバイデン夫妻を見送った後、支持者を集めたイベントでバイデン政権から大幅な政策転換を行うと宣言した。前大統領を手厚く見送るような気持ちはさらさらなかったようだ。

 その後に支援者を前にしたイベントでは、言いたい放題だった。支援者を前にテーブルに座って数々の大統領令に署名した。バイデン前政権時代の「破壊的で過激な大統領令などを撤回する」と言って、懸念されていた世界保健機関(WHO)からの脱退、地球温暖化の国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱、を決断した。その他に、2月1日からメキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課すこと、メキシコ湾をアメリカ湾と名称を変更し、北米最高峰のデナリ山をマッキンリーとかつての名前にもどすことなど、相手の国民感情や、先住民デナリ族の心情を損なうようなことまでやった。今日は公言しなかったが、これからパナマ運河をアメリカに返還させ、グリーンランド領有の意向を具体的に表明するだろう。

 こんな身勝手な大統領を抱えるアメリカを世界の人びとが、羨望するわけがない。それが分からないのが、この人物の世界観の狭いところである。

 アメリカも口では、民主主義国家を謳っているが、こんな国をどうして民主主義国家と言えよう。就任早々に数多くの大統領令に署名したが、早くも海外で非難する動きが表面化している。ロンドン・テムズ川岸には、「トランプ、気候の集団虐殺」と書いてトランプ氏の気候温暖対策の強化を求めるデモ隊が集結している。この様子では、今後4年間は世界中で、反トランプ運動が展開されることだろう。

 すでに数日前にこれまでとても考えられなかった中国戦略として、台湾を中国から絶対守ると公言していながら、台湾を中国との取引材料に使うのではないかと言われている。それは、アメリカは絶対的に台湾を守るわけではないとの発言があったそうである。これは日本にとっても他人事ではいられない。

 就任早々に問題発言が連発されるアメリカ大統領の言動は、今後世界中が注視し、対米外交にどう取り組むのか多くの関心を呼ぶことだろう。それにしてもヒデェ野郎が大統領になったもんだ。

2025年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6461.2025年1月20日(月) 沖縄県内で社会運動が沈静化の傾向

 沖縄の自治体首長選の結果に少々驚いている。実は、昨日投開票が行われた宮古島市長選で現職市長が敗れ、6人の立候補者の中で、副市長だった嘉数登氏が初当選した。敗れた前市長は革新ではなかったが、保革共闘の「宮古市民ファースト」や、「オール沖縄」の支持を受けていて、今回の落選によって沖縄県内にオール沖縄系の市長がいなくなった。2014年11月の知事選で普天間基地移設反対を掲げて、当時翁長雄志元知事が反対勢力を結集して「オール沖縄」を立ち上げ当選した。以降運動の精神を継承してきた玉城デニー知事にとっても少なからずショックであったようだ。

 ここには、名護市辺野古の国による移設基地工事の建設を巡り、沖縄県が認めなかったことから設計工事が国の代執行により行われ、すでに1年が過ぎた。「オール沖縄」の内部にも、県民が飽きているとの声が聞かれるという。

 それにしても、今沖縄県内では昨年12月にまた起きた米兵による女性への性暴力行為に対して激しいデモが行われているが、日本側にとっては不利な日米地位協定の改定を目指す動きも起きている。これに伴い、来る26日に実施される沖縄市長選に名乗りを上げているナカムラミオ立憲民主党県議が、協定改定を強く訴えている。「オール沖縄」は市長の座を取り戻すことが出来るだろうか。

 しかし、最近の県内選挙戦を見る限り、県民から徐々にリベラル思考が消えつつあり、基地問題や日米地位協定への関心が薄らいでいる傾向が窺える。それは、本土に比べて比較的高かった投票率が、少しずつ下がり出していることでも分かる。今回の宮古島市長選でも前回の投票率65.64%から58.99%へ6.65%も下がったことでも分かる。

 折も折、アメリカでは明日トランプ元大統領が再び大統領に就任する。回り回って日米同盟が今後も沖縄県民に大きな圧力となって押し付けられるのではないかと心配している。その点でも26日の沖縄市長選で「オール沖縄」の火を消して欲しくないものである。

 最近の国内世論にやや保守的傾向が窺えるが、朝日新聞が実施した最近の世論調査によると、石破内閣の支持率が、昨年10月の就任直後は、46%だったが、12月には36%まで下がり、今月には33%にまで落ちている。一時は、岸田政権への支持率を上回ったこともあったが、どうも一過性だったようだ。支持率の下落は保守層への支持が欠けているということではなく、石破茂首相への信頼、支持が落ちているからであろう。国民はこれから「保守」、「革新」のどちらに気持ちが傾いていくだろうか。

2025年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6460.2025年1月19日(日) 尹錫悦・韓国大統領逮捕と大相撲の話題

 お隣の韓国で昨年12月初め以来、尹錫悦大統領の非常戒厳令発令が大きな問題となり、その後大統領は昨日収監されたが、今朝未明合同捜査本部は内乱を首謀したとの容疑で大統領を逮捕した。現職大統領が逮捕されたのは、韓国憲政史上初めてのことである。これまで大統領退任後の逮捕者を含めれば6人目である。歴代20人の大統領の内、6人も逮捕されるとは聊か異常ではないかと思うくらいである。いずれにせよ国のトップの行き着く先としてはあまり名誉なことではない。不正資金疑惑で検察から事情聴取を受け、高台から飛び降り自殺した廬武鉉大統領のような大統領もいる。この背景には、大統領の強大な権限が利権を生みやすいことが挙げられている。それにしてもこの1か月以上は、この非常戒厳令問題で韓国内は上を下への大騒ぎで、国内政治もストップし、国内も分裂した状況にある。世界の動きがスピード化している時代にトップ政治を停滞させても国にとってはプラスにならない。1日も早い解決を他人事ながら望んでいる。

 さて、大相撲初場所も今日は中日である。最近はテレビでもほとんど毎日のように観ているが、偶々今年が現在の日本相撲協会の前身である財団法人大日本相撲協会が誕生してちょうど100年になる。現在の両国新国技館が開館してからも40年になる。両国国技館で相撲を見たことはないが、その前の蔵前国技館では1度だけ観戦したことがある。特に今も印象に残っているのは、京都市内の中学を卒業した直後に、友人らと大阪府立体育館で春場所を2度も観戦したことである。2度目の千秋楽には、優勝した大関三根山が優勝パレードに出かける直前に三根山と握手を交わす機会があり、それが今も忘れられない。

 今場所は3年半に亘り一人横綱として頑張っていた照ノ富士が、一昨日引退することを表明した。ケガのため大関から序二段まで番付を落としながら、再び舞い戻り横綱にまで昇進したのは本人の努力によるものであるが、見事なものである。惜しいことに膝のケガと糖尿病に悩まされ、身を退くことを決断した。優勝は実に10回を数える。

 モンゴル出身力士の照ノ富士に続いて、次の横綱を狙っている大関豊昇龍もモンゴル出身である。その豊昇龍の叔父でモンゴル出身最初の横綱となった朝昇龍も、25回優勝を飾っている。モンゴル出身力士が日本の国技である相撲界で、日本の力士を差し置いて活躍している。実際現在42人いる幕内力士の内16人が外国人力士で、モンゴル人はその半数8人を占める。これまでにモンゴル出身力士は、最多優勝45回を誇る白鵬をはじめとして5人もの横綱を輩出している。今やモンゴル出身力士を抜きにしては、相撲界も成り立たないのではないだろうか。

 まだ初場所は前半戦が終わったばかりで、明日から後半戦に入る。先場所初優勝を成し遂げた大関琴櫻が、横綱へ一歩踏み出すかと期待されながらも大きく取りこぼし、今日まで3勝5敗で、横綱を狙っている大関豊昇龍も6勝2敗で、優勝と綱取りはどうなるだろうか。後半戦を楽しみにしたい。

2025年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6459.2025年1月18日(土) 受験生にとって厳しい入学共通テスト

 今日は全国的に大分寒いようで、外出するのもつい手控え勝ちになるが、昨日、一昨日の2日間東京医療センターと慶應病院で診察を受け、その報告方々通いつけの整形外科へ出かけ診察してもらった。今気がかりなのは、心臓の不整脈と昨年暮れに鉄分不足と診断されたことである。そのため一応薬を毎朝服用している。

 さて、この寒さ、しかもインフルエンザが流行している中で、今日大学入学共通テストが行われた。今日、明日と2日間に亘って行われる。全国で約50万人の受験生が試練に挑戦する。今年は新しい学習指導要綱に従い、出題教科や課目が昨年までとは変更になり、ともに増えたようだ。今日は文系教科、明日は理系教科のようだが、明日は理科、数学、「情報」が行われるようだが、この新たに追加された「情報」というのがよく分からない。況してや受験生には初めてのことでもあり、概念も分かり難いのではないだろうか。

 今日の朝日夕刊に昨年の能登半島地震に遭った輪島市の女高生が、受験を前にして受験どころではないと思い、一度は受験を諦めようと思ったとその時の彼女の悩みについて書かれている。その時マイナス思考を切り替えることが出来たのは、避難所で幼い子どもたちと無邪気に遊んだことだったそうである。試験日前日に車で7時間かけて金沢市内で入学共通テストを無事受験でき、志望の大学に入学して、将来は子どもたちの教育に携わりたく小学校の先生になりたいと希望を述べている。彼女のケースは、彼女自身の気持ちも強かったのだろうが、見事に気持ちをプラス思考に切り替え、立ちはだかった壁を乗り越えることが出来た。立派だと思う。

 我々の受験生時代には、こういう共通一次試験のようなテストはなかった。受験する各大学でその大学のテストを受けるだけだった。受験生が例年のように寒空の中で列を作り大学の入り口前に並んでいる姿には、つい頑張れ!と声をかけてあげたい。

 この寒さは、アメリカの首都ワシントンでも同じようだ。明後日に控える大統領就任式を前に、当日の気温がマイナス9℃とかなりの寒さが予想されることから、トランプ次期大統領は宣誓式と就任演説を屋外ではなく、連邦議会議事堂内で行うと明らかにした。ウクライナ侵攻で関係がこじれているロシアからは、ロシアを代表する政治家は誰も出席しない。2日後には、アメリカ合衆国も問題児トランプ氏が大統領の座に再び就く。就任翌日には、シカゴ市内の不法移民を強制的に排除するような発言をしているが、アメリカも自業自得とは言え、このような大統領を奉ることによって、世界中から警戒の目で見られ、友好的な国同士との国交関係に傷がつくのではないかと懸念される。

 日本の対トランプ外交については、石破首相をはじめ、政府から一向に方向性が示されないが、そろそろ態度を明確にしないと反ってトランプ氏に意地悪をされるような気がしている。

2025年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6458.2025年1月17日(金) 「阪神・淡路大震災」発生から30年

 今日はこの日ならではの注目される話題がある。国内では言わずと知れた「阪神・淡路大震災」発生から30年目に当たることである。大地震は、1995年1月17日午前5時46分に発生した。犠牲者の数は、実に関連死を含めて6,434人に上る。あれから早いもので、もう30年が経ったのかと感慨も一入である。神戸市内で開かれた追悼式典には、天皇・皇后両陛下が出席され、震災経験と教訓を生かして次の世代へ引き継ぐことを期待しているとお言葉を述べられた。各地でも犠牲者を悼む慰霊祭が厳かに行われた。

 あの年、1995年の秋出張で四国を回った帰り道、淡路島で生々しい震災の跡形を見たことが印象に残っている。それは道路が一部陥没して30cmほど段差のある道路があり、そこを通ったことである。

 もうひとつ思い出としては、ブラジル人の友人でリオ・デ・ジャネイロに住んでいたアーリンド・フルタードさんから当日朝突然電話があり、日本で大きな地震があり、相当犠牲者が出たようだが、ミスター・コンドーの親戚や親しい友人に犠牲者はいないのかと心配して、わざわざ地球の裏側から電話をくれたことである。その場では、取り敢えず、親戚は震災の地にはいないし、親しい友人も特にいないと応えると安心したのか、直ぐに電話は切れた。その時、遠いブラジルの地から私の身のまわりに犠牲者がいないかどうかを心配して、直接コンタクトして確認までしてくれた友人の思いやりには感動し、嬉しく思ったものである。その友人も10年以上も前に亡くなられた。リオを訪れた際には、サンバ・ショーに招待してくれ、彼が日本に来られた時には、ともに日光と箱根へ出かけて我が家にもお招きしたことがある。この地震の慌ただしい時にアーリンドさんから受けた温かい気持ちが忘れられず、4年前に上梓した拙著「80冒険爺の言いたい放題」にこの辺りのエピソードを取り上げて書いた。あの思いやりのある友人も今では冥界にいる。30年前の今日の日のことを覚えているだろうか。

 さて、海外の話題としては、昨日パレスチナ・ガザ地区で戦闘を続けて来たイスラエルとイスラム組織ハマスの双方が、明後日19日から6週間に亘って停戦することで合意したことである。

 昨年も期限付きで停戦に合意したが、長くは続かなかった。今回も合意した後に直ぐイスラエル軍による攻撃が続き、犠牲者が増え続けている。この合意もやや複雑で、3段階に区切って、第1に停戦期限は6週間で捕虜の交換、そして停止期間の延長などを話し合うのだろう。ただ、強気のネタニヤフ・イスラエル首相が合意したことに対して、閣僚の一部からは猛烈に反対されている。イスラエルが本気で停戦を了解し、納得しているのか複雑で分かり難く、場合によってはまたひと波乱ありそうだ。

 さて、昨日慶應病院で2年余前から定期的に心臓不整脈の診察をしてもらっているが、昨日ホールター心電図を取るために上半身の地肌に電極を貼り、24時間の心電図を測定することになり、昨日は入浴も出来なかった。今日再び病院で体に貼り付けた電極を取り外し、心電図の記録は、30日に担当の医師から説明を受けることになっている。

 帰宅すると訃報のハガキが届いていた。松山市内に住む大学の登山クラブの同級生が亡くなった。登山クラブには2浪の同級生は自分を含めて4人いたが、この内私を除く3人は皆他界してしまった。年々冥界へ行かれる友人らが増えているが、本当に寂しい。私も今86歳であと何年生きられるか分からないが、こうなったら同級生の中で最後に冥途へ土産を届けようと思っている。

2025年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com