5370.2022年1月24日(月) 2つの沖縄市長選と2人の旧日本兵

 昨日行われた沖縄の2つの市長選の内、米軍の辺野古への移転問題が話題の名護市長選は大々的に取り上げられたが、もうひとつの南城市の市長選はあまり話題にもならず、今日の朝刊、夕刊にすら1行も報道されていない有様である。しかし、この南城市長選こそ現職の瑞慶覧長敏氏が、古謝景春・前市長に僅差で敗れ「オール沖縄」としては、名護市長選で渡具知武豊市長に敗北を喫したこととともに大きなショックであろう。比べて見ると名護市長選の投票率は、68.32%で4年前に比べて7.6%も低かったが、南城市長選のそれは、69.22%で前回より2.2%高かった。特に南城市の勝者、古謝景春氏は、2006年に南城市発足以来3期に亘って市長を続け、4年前に新人の瑞慶覧氏に一敗地に塗れたが、今回僅差でリベンジを果たし再び市長へ返り咲いた。不思議な土地柄である。

 それにしてもなぜメディアは同じ沖縄の2つの市長選に甲乙つけるような報道をするのだろうか。確かに知名度や、土地柄、訴求力、重要性などの点で世間の関心に差があり、名護市長選の方が重要であることは認めるが、南城市が刺身のつまにされた感は否めない。

 それにしても2つの市長選で感じたことは、激戦の地で多くの犠牲者を生んだ悲惨な過去を持つ沖縄も、かつてのような反戦、反米の機運が少しずつ消えていくような気がしている。ひとつには、基地の存在を黙認することによって数々の経済的支援を受けられることと、もうひとつは、若者の間に戦争の悲惨さを知らない世代が多くなったということである。

 この2つの選挙を通して、基地反対闘争などで活動している人々の気持ちが折れないことを願っている。選挙の結果を聞いてニヤニヤしていた茂木自民党幹事長の心は、沖縄は抑え込んだとの気持ちがあるのではないだろうか。

 さて、今日旧日本兵の横井庄一さんがグアム島で見つかり救出されてからちょうど50年になるという。当時衝撃的なニュースで強く印象に残っている。サラリーマン時代、旧厚生省の太平洋戦争戦没者遺骨収集事業に20年ほど携わって度々サイパン、グアムなど中部太平洋諸島を訪れていた。その時遺骨収集団団長だった厚生省課長から度々横井さんとフィリピン・ルパング島で発見され帰国した小野田寛さんの話を聞いた。2人の軍歴と人間性が大分異なることに興味を抱いて、2014年に上梓した「南太平洋の剛腕投手」の中に1章を書いた。ところが、出版社から文章全体が長すぎるので、少しカットして欲しいと要望され、全体的に少しずつ削除してみたが、どうも思わしくなく、止むを得ず横井さんと小野田さんの1章をまるまる削除してしまった。今考えて見ると実に惜しいことをした。しかも不思議な縁であろうか、グアム島で横井さんが見つかった洞穴を訪れたこともあり、また小野田さんがフィリピンから羽田空港に帰国した日、1974年3月12日に行違うように「陸軍航空飛行第12戦隊」の戦友さんたちとビルマへ慰霊巡拝団の添乗員として旅立ち、小野田さんとすれ違いとなったが、「戦地へ行く人、帰る人」と翌日の新聞紙上に取り上げられたことがある。横井さんも小野田さんもすでに黄泉の世界へ旅立たれたが、改めていつか2人に関して、同じ旧日本兵でもその環境、現れ方、性格の違い等々について書いてみたいと思っている。

2022年1月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5369.2022年1月23日(日) 沖縄2市長選の行方

 今日2つの決戦が行われた。ひとつは、沖縄県名護市長選挙である。米軍基地のある沖縄県では、財政的に援助にはなるが、基地がある故の問題点と難しさがあり、トラブルが絶えない。今問題になっているのは、宜野湾市にある米軍普天間飛行場の名護市辺野古への移転である。そのため沖縄県では反基地、反米、反自民に偏りがちであるが、この名護市は意外に保守層が多く自民党が強い。名護市のある沖縄3区では、自民党議員が衆議院議員に選出され、現市長渡具知武豊氏が自民・公明党の推薦である。かつて社会党を中心にリベラル派は「オール沖縄」の旗印の下に、野党の支援を得て来た。今日の名護市長選は、現職市長に対する立憲民主党、共産党、れいわ新選組、社民党が支援する「オール沖縄」の岸本洋平・前市会議員の一騎打ちとなった。午後4時現在の投票率が、パッとしない。前回の選挙に比べても約5%も低い。沖縄にとって大きな問題である辺野古への移設の可否を問う選挙であるにも拘らず、市民の関心はそれほどでもないのだろうか。少々意外である。やはり名護市は保守気質が強いのだろう。気になるところである。

 深夜近くになって渡具知武豊氏 19,524票、岸本洋平氏 14,439票で現職市長の勝利が確定した。予想以上の差がついた。

 今日は沖縄でもうひとつ別の市長選が行われた。「オール沖縄」の現職・瑞慶覧長敏市長と知念村が南城市としてスタートして以来3期に亘って市長を務めた古謝景春氏のリベンジである。こちらの開票結果は、23:55現在まだ入っていない。

 もうひとつの決戦とは、大相撲初場所の優勝争いである。千秋楽の今日、優勝争いは、12勝2敗の関脇・御嶽海と11勝3敗の横綱・照ノ富士の決戦となった。照ノ富士が勝てば、もう1人相星の平幕阿炎を交えて12勝3敗同士の優勝決定戦が行われる予定だったが、そうはならず、御嶽海の勝利で御嶽海が13場所ぶり、3度目の幕の内最高優勝を勝ち取った。このところ2場所連続で照ノ富士が優勝して、照ノ富士の3連覇ではないかと優勝争いは興味が薄かっただけに、御嶽海が優勝したのは来場所以降に興味を繋いでくれる。それでも今場所は照ノ富士の対抗馬となる筈の大関が些かだらしなかった。貴景勝は途中休場、もうひとりの大関・正代は負け越しという体たらくだった。それだけに御嶽海が窮地を救ってくれた印象が強い。すでに大関昇進の話に信憑性が出ている。

 さて、両手にしびれを感じる一種のリューマチのため、毎月1度東京医療センターで定期的に検査を受けている。昨年3月以来診ていただいているが、幸い徐々に回復し、痺れもほとんど消滅しつつあった。その間服用薬も少しずつ分量を減らしていた。糖尿病にとっても基準数値でもあるHbA1cも6.3で徐々に回復し、間もなく完治するのではないかと期待していたところ、昨年末辺りから朝起床時に再び痺れを感じるようになり、日に日にその度合が強くなり、今朝は両手ともしっかり拳を握れないほどだった。すぐにも医師に診てもらいところだが、明後日予約をしているので、その時医師にじっくり相談したいと思っている。しばらくは気がかりである。

2022年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5368.2022年1月22日(土) 岸田首相、バイデン大統領初会談

 昨夜岸田首相は、首相就任後初めてアメリカのバイデン大統領とオンライン形式で会談した。岸田首相としては、首相就任後すぐにも渡米してバイデン大統領と対面で首脳会談を行うつもりだった。ところが、バイデン氏からのらりくらりと逃げられ、首脳会談をする気がないのではないかと訝った。バイデン氏が大統領に就任して以来ちょうど1年になったが、現在までのところ支持率がぱっとしない。ステートメントを発表する際でもパンチが効かず、迫力のない話しぶりには大丈夫かと心配するほどである。これという外交実績がなく、アメリカ国内もコロナ禍で気持ちが内に籠っていることもあると思う。与党民主党の一部国会議員からはダメ大統領と批判される有様である。

 これには昨年8月アフガニスタンから米軍軍隊を撤収させ、結果的にアフガンに自由のない非民主的なイスラム国家を、政権は再びタリバンに引き渡すなど国際社会へ疑問を与える対応を示してアメリカ国民のみならず、世界中に失望感を与えただけだった。とにかくあまり先見性の見えない内政、外交だとの印象を与えている。

 一方、菅前政権が不人気だったせいもあり、岸田政権の出足は比較的順調である。首相としては、ここで対米外交を通して日本の地位、立場を上げ、出来れば自らの存在感を高めようとの目論見が見える。そのファースト・ステップとしてオンライン会談を成立させた。

 冒頭岸田首相から防衛大綱の改定について説明し、防衛力強化を説明した。バイデン氏も日米安保条約に基づいてアメリカの日本防衛への関与を明言した。このことは安保条約改定の気持ちがないということであり、今しきりに日本国内で不平等であり、改定すべきであると批判が出ている日米地位協定の改定には、当分踏み込まないということだ。両首脳は今後日米の外務及び防衛担当閣僚による「経済版2+2」を立ち上げることで合意した。昨夜の会談は、今後両首脳の緊密な間柄へ向けた第一歩となったと見られている。

 今年度前半に首相は、バイデン大統領を日本に招いて両者の密接な関係を更に進めたい意向のようである。そして、来年日本が議長国を務める主要7カ国首脳会議(G7サミット)では、開催地は未定であるが、被爆地であり、岸田首相の出身地・広島で開かれる可能性が高い。首相はバイデン大統領にどこまで要望したのか、明確ではないが、各国の首脳に広島、出来れば長崎も訪れることによって被爆地の現実を見てもらいたい意向のようである。これから岸田外交が世界で日本の存在感をどうアピールしていくことが出来るのか、注目したいと思う。

 外出を控えているが、今日は糖尿病クリニックへ定期健診に出かけた。最近基準値HbA1cが安定しているが、今日も6.3だった。まずまずである。ついては、今月7日の大雪が降ったのを最後に天候は快晴続きで、ついに我が家の庭も苔にひび割れが見えて来た。昨夏以来庭の樹木に放水したことはなかったが、午後久しぶりにホースを持ち出して30分ばかり存分に木々に散水した。ひび割れた苔も心なしか水分を吸い込み生き返ったようだ。これで自分自身の気持ちも少しすっきりした。

 最後に、気になっているコロナは、今日東京都でついに1万人を超える12,227人の新規感染者が出て4日連続で過去最多となった。全国で30都道府県が過去最多を記録した。全国的にも初めて5万人を超え、過去最多の54,576人となった。コロナ禍や「どこまで続くぬかるみぞ」。

2022年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5367.2022年1月21日(金) 高齢者には格別厳しい世になった。

 新型コロナウィルスの感染拡大が始まってから、一部を除いてほとんどの産業が不況をかこっている。各企業は観光業界や飲食業界を主に赤字経営が続いている。当然のことながら赤字では従業員の賃金を上げるわけには行かないことは理解出来る。この機会につけ込んでと言っては語弊があるかも知れないが、厚生労働省は今日公的年金の支給額を前年度より0.4%引き下げると発表した。突然一方的に言われて困るのは、受給者である後期高齢者である。年々少子高齢化が進み、将来的には高齢者への支給額が不足し、若い世代にそのツケが回って来るとは近年言われ続けていることである。

 しかし、高齢者としての立場から言い難いことではあるが、調査に調査を重ねて一度決定した高齢者との約束事である法令を、いとも簡単に「財源確保と若者世代へのしわ寄せを回避するために」法令を変更することに何のためらいもないとは些か神経を疑いたくなる。年金の安定的な維持のために成すべき検討と精査もなしに、1官庁が独自に決めても良いのだろうか。将来を見据えて公的年金の財布を潤沢にしようと、確か20年前ごろから反対を押し切ってまでしながら公的年金準備金を株式投資に運用した。そのために「年金積立金管理運用独立行政法人」なる公的法人まで設立した。結果的には財政出動による大幅な株高に支えられ、法人は大きな黒字を出すことが出来た。その利益幅とは、昨年度だけで実に37兆8千億円である。それでいて若者の給料が上昇せず、彼らから公的年金費の徴収が厳しいとして高齢者への年金給付を前年度に比較して0.4%引き下げると発表した。2年連続の年金支給引き下げである。厳しい生活を送っている高齢者家族にとっては、有無を言わせず年金支給額を低減すれば、彼らには救いの手がない。

 近年高齢者への対応は厳しくなっている。今年10月からは高齢者医療費もいままでの1割負担から倍増の2割負担になる。これも少子高齢化をひとつの理由にして、若者への負担を軽減して高齢者に少しでも多く負担してもらおうとの姿勢がミエミエである。

 うっかりしていて気付かなかったが、2021年確定申告の準備をしていて住民税の値上げに気付いた。年金に比べれば些細な金額ではあるが、昨年から今年にかけての値上げ率は、実に3割である。子どもや若者への手当や教育支援は、堅実に行われているようだが、高齢者には、こうして外堀を固められ少しずつ身を切らされている。果たしてこのまま行ったら、福祉国家と言えるだろうか。

 さて、コロナであるが、今日も感染拡大の波は収まらず、東京都では9,699人が新規感染し、過去3日連続で過去最多となった。大阪府でも過去最多の6,254人となり、全国でも4日連続で過去最多の41,669人となった。イギリスでは、若干拡大の波が弱まったとして規制を緩和した。これまでのマスク着用義務化を解除したが、果たして大丈夫か疑問の残るところである。恐らく行動にとかくの噂があるジョンソン首相が、自邸内で毎週開いていた不謹慎なワインパーティに与党内からも辞任の声が上がっており、その矛先を避けるためではないかと見られている。

 いずれにせよこのコロナ禍は何としても終息させ、再び自由な生活が送れる世の中に戻さなければいけない。それまで、あと何日か、はたまた何年か?

2022年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5366.2022年1月20日(木) 大寒に愚かなホリエモンのツィッター

 今日は大寒である。クリニックへ出かけたが、本当に寒かった。1年の内でも最も寒い1日である。北海道上川地方の朱鞠内では、-27.7℃を記録したというから、その寒さは想像も出来ない。私自身最も厳しい寒さを体感したのは、1992年10月下旬にロシアのチタを訪れた時だった。夕方には-18℃になっていた。身体が凍り付くような感じで長く外を歩く気力はなく、すぐホテルへ引き返してしまった。あの時は初めて氷の世界へ足を踏み込んでしまったような感じだった。他にも半世紀以上も昔、北アルプスの冬山を登った時より実感としては寒かったような印象だった。北海道や雪深い地方に住む人びとは、この寒さの中を毎日吹雪とも闘いながら生活している。大変なご苦労だと思っている。

 コロナは今日も全国で猛威を振るっている。今日は28都県が過去最多で、全国的にも昨日に続いて過去最多の41,699人の新規感染者が出た。毎日増える新規感染者対策として、各都道府県自治体は「まん延防止等重点措置」の実施に当たっては、経済活動の低下を恐れている様子が読み取れる。政府も極力国民に負担をかけないよう自治体と協議しながら、その実行を支援する腹である。

 コロナとともに政府は気がかりだったトンガの噴火に対する支援を検討していたが、昨日やや遅ればせながらも支援を公表した。日本の支援の中身は、何とすでに公表されたアメリカや中国を遥かに上回る緊急無償支援資金援助100万㌦(約1億1,500万円)で、金額にして両国より10倍も多い。南太平洋諸国に対して「一帯一路」に乗っかって更に影響力を強めようとする中国、南太平洋諸島に対してあまり関心のないアメリカの鼻を明かした日本の支援である。今晩支援物資を積んだ航空自衛隊輸送機がトンガへ向けて飛び立った。

 さて、IT事業、ライブドアを立ち上げて実業家として名を成した「ホリエモン」、こと堀江貴文氏が、昨日ツィッターでこんなふざけたことを漏らしていた。

「北朝鮮を馬鹿にしすぎだな。日本が技術的優位で北朝鮮はすげー下に思ってるのがウンコ。そして自分は日本人ってだけで優位だと思ってる低能力者。北朝鮮にも沢山頭いいやつる。そして金正恩は賢いよかなり。リーダーシップ込みだと正直岸田さんより優位かも」。

 全般的に何を言おうとしているのか、真意のほどはよく分からないが、北朝鮮がミサイルを度々発射したことで、金正恩・朝鮮労働党総書記を批判した日本人に対して、思い上がった嫌がらせの小文である。脱字も目立ち、文脈にも問題ありだが、かつてプロ野球界への進出を目指すなどして、日の出の勢いだった当時の甘酸っぱい想い出が忘れられないのだろう。偶々今日北朝鮮は世界中が断固反対する核爆弾の再開発を示唆した。ホリエモンは世間に対して何を言いたいのだろうか。世間に思いを発信するにしては、些かひねくれて常識外れのような気がする。自分を何様と思っているのだろうか。宇宙へ自ら作ったロケットで一番乗りをしようとロケットを開発したが、つい最近「ZOZO」の前澤友作氏に先を越されてしまった。

 それにしても世界を騒がせるような核弾道ミサイルを発射するような、金正恩を持ち上げるなどこの小文はお遊びのつもりだろうが、その短い文からは「知」のかけらも感じられない。人騒がせな人物である。堀江氏こそ「ウンコ」であり、「低能力者」である。時が経てば、人も変れば変わるものである。

2022年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5365.2022年1月19日(水) 大変だぁ~。コロナ感染者過去最多

 新型コロナウィルスの感染拡大が止まらない。昨日は大阪府の新規感染者が過去最多の5,396人で、全国的にも過去最多で3万人を上回り、政府は「まん延防止等重点措置」に首都圏の1都3県や、東海3県などを合わせて13都県を対象とすることに決定した。そこへ何と今日は東京都で過去最多の7,377人、大阪でも昨日を上回り6,101人が発症した。全国的にも昨日を上回る過去最多の41,485人となった。大変な膨張である。

 それでも世界的には、アメリカのように連日60万人超、イギリスの10万人超、フランスの23万人超、ブラジル30万人超のように桁違いに多い国に比べれば、まだマシと言えるのかも知れないが、一向に先が見えず、終息の見通しも立っていない。空恐ろしいことである。

 国内ではこのコロナに加えて、トンガの火山噴火の話題が大きく取り上げられている。トンガでは30を超える島々に島民が住んでいるというが、その中には全住宅が倒壊した島もある。通信施設が破壊されて、現地の状況が中々伝えられなかった。幸い次第に状況が伝えられるようになったが、それによると津波の高さは最大で15mに達したという。また、火山灰が周辺に降り積もり標高の低い島では全住宅が倒壊した。案じられていた首都ヌクアロファ空港の滑走路上にも火山灰が積もって航空機が着陸することが出来ず、支援物資は届いていない。ミュージーランド政府は、緊急に飲料水を艦船で届けるというが、前途多難な状態である。

 日本政府はコロナ対策で頭の中は一杯のようだったが、遅まきながらトンガへの支援を公表した。東日本大震災の折に、被災地にいち早く義援金を送ってくれた、トンガの人びとの親切と好意に酬いるためにも当然である。

 さて、今日セルビアに住んでいる友人の山崎洋さんからメールをもらったが、先日日本のメディアがアメリカ・メディアに沿う傾向があることについて、報道の不平等だとご尤もなことを伝えてくれた。

 今日は全豪オープンに出場を拒否されて帰国したセルビアのノバク・ジョコビッチ選手についてのコメントである。ジョコビッチの立場を同じセルビア人として擁護するのは、当然でもあるし理解出来る。それにしても腑に落ちないのは最初に入国を拒否され、ジョコビッチが裁判所に訴えたら主張が認められたことである。それで出場出来るのかと期待していたら、オーストラリア政府がこの判決を無視して、入国を認めずビザを無効とした。これに関して意外にも上級裁判所がジョコビッチの申し出を退けた。この辺りは政治的な匂いが強い。その後話題が世界中に広がり、彼の今後の活動も制約されそうな雲行きになってきた。ジョコビッチは、仮にも全豪優勝9回を誇り世界ランク1位で、世界でトップ・レベルの選手であり、これから全英、全仏、全米と世界の4大タイトルが開催される中でその活躍の舞台が制約されそうだという。コロナの2回の予防接種を義務付けられているにも拘わらず、それを拒絶していたことが原因のようだが、それに対しては他に対処法がある筈である。これほど優れた選手の出場の機会を奪ってしまうのは、気の毒でもあり悲しいことでもある。ジョコビッチ個人にとってばかりでなく、世界のテニス・ファン、スポーツ・ファンにとっても勿体ないことである。何とか、再びコートの上で活躍する機会を与えることが出来ないものだろうか。

2022年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5364.2022年1月18日(火) 通信遮断のトンガへの支援

 15日南太平洋のトンガ島で起きた海底火山の噴火は今までに見られなかった特殊な噴火のようである。津波や火山灰による物損が激しいが、幸い人的被害は現在までのところ3人止まりで、これほどの大噴火の中で少ないようだ。しかし、いずれ犠牲者の数が報告されるようになるだろう。一番困っているのは、通信がほぼ遮断され、外国との連絡が取れないことのようだ。海底ケーブルが破壊され、その復旧には約2週間かかると見られている。

 トンガの人びとにとって困るのは、現地の人びとの飲料水は普段雨水を頼りにしているせいで、現実的にはその確保が重要であり、支援物資としていかに飲料水を得られることが出来るかが難題である。水と食料の支援をしなければ、やがて島民は飢えてしまう。昨日ニュージーランドとオーストラリアの哨戒機が上空まで飛んだが、引き返した。空港の離着陸に問題はなさそうだが、着陸に本当に支障がないかどうかを注意深く調べる必要がある。それにしても通信回線が不通では、これも中々大変である。

 トンガは親日的な国で、東日本大震災の際には率先して義援金を被災地に届けた。今度は日本がトンガを支援する時である。トンガはラグビーも盛んで2019年に日本で開催されたワールドカップにも、オセアニア地区の代表としてサモアとともに出場した。次男が高校でラグビーをプレーしていた当時、大学では大東文化大が強く大学選手権で優勝したが、その中心選手として活躍していたのがトンガ出身のシナリ・ラトゥー選手であり、そのプレーは迫力があった。

 これまで旅行会社に勤めていたころ、旧厚生省の太平洋戦争戦没者遺骨収集事業にほぼ20年間に亘って携わっていて、トンガは行ったことがないが、中部太平洋と南太平洋の激戦地だった島々には何度となく訪れた。小さな島国は陸地とは地形や自然環境が大分異なり、まだ住民も素朴な人々が多い。島には大都市がなく、鉄道や高速道路、大工場がないせいか、静かで気持ちが落ち着くような気がした。空気が澄んでいて自然そのものが手に掴める感じだった。1日も早く住民が元通り安心して生活できるようになることを祈っている。

 さて、昨日衆議院では150日間の会期で通常国家が開かれた。岸田文雄内閣にとっては初めての国会召集である。これまでの安倍元首相、菅前首相に比較して割合人の意見を聞く姿勢が国民に受け入れられて、内閣支持率はほぼ50%に達している。このまま支持率が低下しないよう全力で国民のための政治を行って欲しいものだ。

 今年は参議院選挙をはじめ、全国各地で自治体の選挙の年でもある。特に沖縄では、今年本土返還50周年を迎える。その沖縄で今月名護市長選、9月に県知事選、11月には那覇市長選が行われる予定である。コロナ禍により在日米軍基地に対する県民の不満が強まっている折でもあり、反自民の意識が強い県政に岸田自民党は、多少なりとも歯止めをかけることが出来るだろうか。今年の沖縄は、全国的に注目されることであろう。

 夜になって驚愕的な情報が入って来た。今日新型コロナウィルス新規感染者が、全国で初めて3万人を上回り、過去最多の32,197人となった。いよいよ第6波もこのまま急拡大するのだろうか、心配でならない。いつになったらこの暗闇から脱出することが出来るのだろうか。

2022年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5363.2022年1月17日(月) 阪神・淡路大震災から27年

 阪神・淡路大震災発生から今日で27年を迎えた。これまで地震に遭遇した人たちから随分地震に纏わる話を聞いた。マグニチュード7.3というから、東日本大震災をしのぐ強力なものである。地震が発生したのは、午前5時46分だったが、それから3時間ほど経ったころ、学校へ行こうとした次男が、受話器を持って慌ただしく外人から電話だよと私に手渡した。驚いたことに地球の裏側ブラジルのリオデジャネイロから知人のアリンドさんがこの地震のニュースを聞き、私の身内に犠牲者はいないか心配してわざわざ様子を尋ねてくれたのだ。リオは夜だったが、そんな中で敢えて電話をくれたのだ。身内に誰も犠牲者はいないと言うとすぐに電話を切ったが、この情深く思いやりのある行動には、胸が熱くなったものである。この一部始終については、昨年上梓した「八十冒険爺の言いたい放題」に1項目設けて「リオのアリンドおじさん」の行動として紹介した。阪神・淡路大震災と言えば、すぐ思い出すのはアリンドさんのことである。拙宅にも来てくれ、日光と箱根にも一緒に行った。エジプトのピラミッドで知り合って以来半世紀にも及ぶ交流だったが、あの優しかったアリンドさんも数年前に冥界へ立たれてしまった。

  その後業務で淡路島の地震震源地にある野島断層の傷跡を訪れたことがある。今では北淡震災記念公園として上下にずれた断層にそのまま屋根を被せて記念館として保存されているが、私が訪れた時は、まだ野天だった。

 地震発生の10年前の1985年秋、旧文部省主宰兵庫県海外教育視察団にお供して16日間アメリカ各地の教育機関や学校を訪問したが、その後同視察団は毎年のように同窓会を開いた。そして団員の中には、この大地震に巻き込まれた先生がおられたことも分った。幸い犠牲者は出なかったが、怖かった話をジェスチャー交りで話してくれた。中には身体が自室内で端から端まで飛ばされたとゾッとするようなストーリーを話された先生もおられた。

 昨日のトンガ火山噴火とい、この阪神・淡路大震災とい、突然襲って来る自然現象では事前に防ぎようがない。私は、1999年トルコで1万7千人の犠牲者を生み、20世紀最大とも言われるM7.6のイズミット大地震に遭遇し、怖い目に遇っているが、幸い体を傷つけられたことはない。

 ついては、昨日の本ブログに自然災害であるトンガの火山噴火について書いたが、国連決議違反である弾道ミサイルを発射させては、外交を有利に進めようと企んでいる北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記に触れた。ところがこの御仁は、今日午前またしても今年4度目のミサイルを日本の排他的経済海域外へ打ち上げた。しかも2発である。どうしてこんな危険なことをおもちゃでも楽しんでいるような気持ちで打ち上げるのだろうか。とても普通の神経の持ち主とは思えない。

 自然災害は人間の手では防ぎようがないが、人的災害を防ぐ手段はいくらでもある。ただ、それでも自我を押し通して、多くの人びとを苦しめようとの常識外れのおバカさんが政治の実権を握っているからどうしようもない。プーチンも習近平もおバカさんを見習わないことを望むものである。

2022年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5362.2022年1月16日(日) トンガの火山噴火と津波に思うこと

 日本時間の昨日午後1時過ぎにトンガ諸島の火山島が噴火した。島の名も「フンガ・トンガフンガ・ハアパイ」というから日本人には極めてユニークに感じられるものだ。発生当時は、気象庁も日本に津波がやってくる恐れはないと警戒を促すことはなかった。ところが昨夜半になって津波が日本にも襲ってきて、沖縄から九州沿岸では数十㎝も海面が上昇した。小笠原諸島には1.1mの津波が襲来した。今朝になってテレビ・ニュースではしきりに津波について伝えていた。気象庁にもやや判断ミスがあったようだ。それにしてもトンガは日本から遥か南方8千㎞も離れている。それを10時間以内に日本近海に押し寄せるというのだから、そのスピードたるや時速800㎞ほどになるのではないだろうか。これでは、目の前に津波がやってきたら、とても逃げられるものではない。「逃げろ!撤退しろ!」を意味する‘EVACUATE’という単語が、テレビ画面にも強調されていた。高知県沿岸では係留していた船が流されたり転覆したりしていた。日本よりトンガに近いインドネシアや、フィリピンではもっと深刻な場面があったかと考えていたら、専門家の話では「空振」と言って、この種の津波は距離が遠くなればなるほど高い津波になるという。それでも最近気候温暖化の影響で海面が徐々に上昇していると考えられ、島国では警戒感が強い。気候温暖化も何とかしなければならないが、自然現象である火山の爆発、噴火も海の中の島国では、陸地とは違った防止対策を日頃から考えておかなければならない。

 トンガ沿岸に押し寄せる津波から車で‘EVACUATE’しようとする住民の姿を動画で観たが、波の勢いは凄まじいものだった。東日本大震災で大勢の犠牲者を出したのも理解出来る。国内各地で発令されていた津波警報は、午後には津波注意報とされ、午後2時にはすべて解除された。

 それにしても今新型コロナウィルスの急激な拡大によって、日本各地でその防止対策に大わらわである。そこへ今後も自然災害が襲ってきたら、どうやって難から逃れるか、考えなければならない問題であると思う。しかし、「一難去ってまた一難」と言われるように、仮にその危機を逃れても、矢継ぎ早に第2の災難が襲ってきたら、最早逃れることは至難ではないだろうか。コロナ対策を見ていると、対策を講じても後から後から新規感染者が発症するのは、人間の努力に対する悪魔のしっぺ返しだろうか。時に無力感を覚えることがある。

 こういう自然のお仕置きを、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党総書記はどう思っているだろうか。自ら弾道弾ミサイルを発射させて国際社会へ人的災害の危険性を生み出して、罪もない自国民ばかりでなく、他国民にも恐怖感を与えているのは、極悪であるとの思いに至らないものだろうか。

2022年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5361.2022年1月15日(土) 親しかった3人の故人を想う。

 相変わらずこの数日は、北海道から北陸地方にかけて豪雪が襲っている。テレビ画像で観ていると降雪の中を車も人も通っているが、大丈夫かなと些か気になる。

 この厳しい気象条件の中で、大学入学共通テストが全国で始まった。志願者は約53万人といわれている。我々の時代には、各大学が独自に入試を行っていたものだ。現在とはシステムが大分違うので、現行制度についてはあまり良く分からない。もう60年以上も前を振り返ってみてあまり良い想い出はない。2年も浪人して両親には随分心配と苦労をかけた。2年目の浪人時代の今日は「成人の日」だったが、もちろん式典に出席する気持ちの余裕などなかった。顧みれば、暗い時代ではあった。それでもそれなりに苦しかっただけに忘れられない思い出でもある。今の受験生には、初期の目標に向けて全力を尽くして欲しいと願うばかりである。

 さて、新年が明けて寒中お見舞いのハガキの中に1通の訃報をいただいた。とりわけ親しかった高校時代の友人の奥様からである。この5年ほど会うことはなかったが、昨年11月に急逝されたとの知らせに寂しく残念で仕方がない。私が初めての海外武者修行から帰った直後の結婚式で、友人としてスピーチをした想い出が蘇って来た。彼とは浪人1年目に他の友人らと昇仙峡へ、浪人2年目には伊豆大島へ旅行した。今思えば、受験勉強に専念しなければならない大事な時期に、こんなのんびりしたことをやっているようでは志望校に入れるわけがないか。でも今思い出してもあの旅行は本当に楽しかった。

 ついセンチメンタルになり、他に昨年正月明けにいただいた2人の故人のハガキを思い出し、2人を偲びながら改めて読み返してみた。実はこのお2人には、昨年の今頃拙著「八十冒険爺の言いたい放題」をお送りした。

 ひとりは、NPO法人「知的生産の技術研究会」(通称:知研)の八木哲郎会長で、人生の大先輩であり公私とも随分お世話になった。大ヒットした「知的生産の技術」を書かれた梅棹忠夫・京都大学教授に直接お会いして了解をいただいたうえで、NPO知研を設立された。爾来半世紀に亘り知研のリーダーシップを取られてきた。昨年の今頃電話でお話したところ心なしか元気がなく、その時体調が勝れないと仰っていた。ともに知研で活動して早や半世紀近くになる。拙稿を何度も読んでいただき批評、指導してもらったことが思い出される。

 2010年12月には、韓国・束草市で開催された高齢者福祉に関する国際シンポジウムに韓国、中国、アメリカ人のスピーカーに伍して日本からただひとりのスピーカーとして推薦してくれ、大事な役割を果たし貴重な経験を積むことが出来た。私のHP上にも「永遠の少年」と人物評を書いていただいた。惜しいことに昨年5月に冥界へ旅立たれた。昨年2月にいただいたハガキには、拙著についてお褒めの言葉でコメントしていただいた。そしてハガキの最後に「漸く死地を脱したが、いつまで生きられるか分からない」と書かれていた。そしてその3か月後に慌ただしく旅立たれた。

 もうひとりは、私より若干若い経済ジャーナリストで、元朝日新聞記者の阿部正義さんである。お互いに高校こそ別だが、ラグビー部に所属していたので、妙に気持ちが通じ合うところがあった。2014年9月25日付「分散型エネルギー新聞」に「近藤さんの努力に脱帽」と好意的な一文を書いて紹介してくれた。

 以前に舌癌を手術され、少しずつ回復しつつあると信じていた。ところが、一昨年12月中旬に胃ろうの手術をされ、下旬に一応退院された。そして拙著を読まれて励まされたと感謝の言葉が綴られていた。それが、悲しいことに八木さんが他界されて1か月後の今年6月に逝かれてしまったのである。正に人生とは儚いものである。もっとお会いして、もっと話をしておけば良かったと悔やんでも、もう遅い。

 お2人からのハガキは、死期を間近にして気持ちを率直に表していた。気持ちが乱れていたのか、いずれも文章の達人にしては、珍しく文章も、文脈も、文字も乱れて読み難いが、私への友情と心遣いを伝えてくれている。お2人とも素晴らしい人間性と素晴らしい知性を持たれていた。お話しするだけで、心が豊かになることは何度もあった。感謝の気持ちでいっぱいである。お2人とも逝かれてまだ1年も経たないが、すぐにも会えるような身近な気持ちがある。心よりご冥福をお祈りしたい。

2022年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com