3907.2018年1月23日(火) 自然界の怒りか、大雪、火山噴火、地震

 昨日4年ぶりの大雪による交通への影響が東京を中心に首都圏各地で表れている。高速道路は長い時間に亘って閉鎖され、長距離バスも大分運行中止になった。航空機も欠航便が多数出た。これまでの雪害とは変わった交通渋滞も伝えられた。そのひとつは、日本で一番長い道路下の山手トンネル内で10時間も渋滞した車が続出したことである。トンネル内の坂道を登れなくなったトレーラー車に続いて車が数珠つなぎに停まったまま時間を費やした。あちらこちらでバスも、トラックもスリップして事故を起こしている。いくらチェーンを巻いたり、滑り止めのタイヤを着けても雪を完全征服出来るわけではない。仕事ならやむを得ないかも知れないが、普通の人間はこんな大雪時は車で外出しない方が賢明だ。

 実は、今日医者へ行くため雪解けの道だと承知しながら、バスに乗った。だがバス道路からはほとんど雪が消えている。そのバスにチェーンが巻いてあったので、バスが走り出すと音が煩いうえに、ガタガタ大きく揺れて極めて乗り心地が良くない。雪道ならともかく、すでに雪がなくなった道路をチェーンを着装したバスは最悪の乗り心地だった。

 そんな首都圏の朝が混乱している中で、草津白根山で噴火があった。大分黒煙を噴き上げて遭難救助訓練中の自衛隊員ひとりが亡くなった。その他にも草津国際スキー場周辺にいたスキー客や、ロープウェイの乗客に中に負傷者が出たようだ。スキー場のロープウェイ山頂駅には100名近い人が避難している。テレビ画面で噴火の様子を観ていると、噴石が激しく飛んでいる。自然災害は不意に襲ってくるから避けようがない。溶岩の破片が飛び散り、気象庁も噴火警戒レベルを1から3(入山規制)にまで上げて警戒を呼び掛けている。

 昭和35年か、翌36年の夏に軽井沢の屋外アイスクリーム店でバイトをやっていた時、突然浅間山が噴火して溶岩の欠片とともに大きな溶岩の破片が店に富んで来て慌てて身を隠したことがあった。自然が暴れ不意打ちを食らったら逃げようがない。

 夕方7時のニュースで、今度はアラスカ沖合でM7.9の地震があったことを伝えていた。こう立て続けに自然の異変が起きるというのは、地上で人間があまりにも天を怒らせることばかりやっているので、自然もついに堪りかねて怒り出したのかも知れない。

2018年1月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3906.2018年1月22日(月) 首都圏に4年ぶりの大雪

 数日前今日午後から明日へかけて大分降雪があると天気予報で警告していたが、予報より早く午前中から雪が降り始めて午後には本降りとなった。都内では八王子市内の積雪量が多い。都心では午後9時には21㎝の積雪で我が家でも周囲は神秘的な雪に囲まれ、庭の松の木にも一層風情が出て来た。丁度4年前と同じようなムードである。都内だけで車の事故が400件以上発生するなど、交通障害も大分出ているようだし、メディアも外出を控えるよう注意を促している。

 さて、大相撲初場所は九州場所前の横綱日馬富士暴行問題に端を発して、初場所前には立行司式守伊之助のセクハラ問題が発覚して、今一つ盛り上がりに欠けるかと思いきや、予想外に初日から連日満員御礼である。しかし、3人の横綱のうち先場所優勝した白鵬と、4場所連続休場していた稀勢の里が連敗して早々に休場する不本意な場所となった。

 相撲協会にとってそんな踏んだり蹴ったりの状況の中で、昨日エジプト出身の十両力士大砂嵐が今月初めに長野県山ノ内町で無免許運転のうえ、追突事故を起こしていたことが明らかになった。またもや相撲協会の黑星である。車は大砂嵐本人でなく、同じエジプト人の奥さんが運転していたとも、外国人国際運転免許証を所持しているとも言われてどうも事実関係がすっきりしない。力士が車を運転することは協会が禁じているようだが、それにしてはルールを外国人力士が安易に破ってしまうのは、協会の管理がしっかりしていないからではないか。大砂嵐は今日から途中休場することになった。現在十両8枚目にいるので、昨日まで1勝7敗の成績を考えると、下手をすると来場所は幕下へ陥落するのではないか。かつては前頭筆頭まで昇った力士にとって厳しい立場に追い込まれている。

 大相撲の世界にも外国人が随分増えた。外国人に対して門戸を開放して相撲が国際的になることは大いに結構なことだと思う。その反面相撲の世界の保守的な特徴、日本の文化、伝統、風習などをきちんと指導しないと、強ければ良いという考えるばかりで本来の「相撲道」が本流から外れていくのではないかと危惧している。昨今モンゴル出身力士の活躍が日本だけではなく、モンゴル社会に大きなインパクトを与えて、白鵬に憧れる少年たちが日本の相撲社会にやってくるが、教えるべきことはしっかり教えないと、朝青龍や日馬富士事件のような外国人力士による暴力事件を引き起こし日本の相撲が間違った方向へ進んで行ってしまう。

 今場所も優勝争いは、ただ1人の横綱でモンゴル出身の鶴竜とジョージア出身の栃の心の争いとなった。外国人力士の活躍を歓迎すると同時に、どうしても一抹の不安が頭から去らないのは、やはり外国人力士にとって国技館の土俵はやはり彼らのものではないと知っているからではないか。

 ところで、今朝驚くようなニュースを知った。何と保守派の論客、元東大教授・西部邁氏が多摩川へ入水自殺したようだ。西部氏は私より1歳若いので、60年安保闘争ではどこかで顔を合せているかも知れない。これまで気が付かなかったが、私には西部氏は保守思想の持主という観念が強かった。だが、対米追従的な親米保守を批判していたというから、安倍首相の対米追従外交を批判しているようなものだ。氏の著書を1冊読んだが、反安保から乖離して行ったので、どうしても氏は保守主義者に思えて仕方がなかった。しかし、どうもそれほどではないようだ。それにしても何故黙って自らの生命を絶ったのだろうか。遺書が残されているようなので、何に失望してこの浮世を捨てたのだろうか、出来ればその真意を知りたいものである。

2018年1月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3905.2018年1月21日(日) 不評のトランプ大統領は何を考えているのか。

 昨日に続いてトランプ大統領のこれまでの言動を非難するとともに、大統領には早く普通の常識人に戻ってもらいたいと願う。とにかく大統領の言動はおかしい。意地悪く自らの怨念の籠った「2017年フェイク・ニュース」ランキングを発表することまでして、厳しい批判を浴びた腹いせにメディアへ仕返しをしている低次元ぶりである。つい先日は、ハイチや、アフリカ諸国に対して野外便所のような国々と彼らを侮辱する発言をするとは、世界のリーダー国の指導者として決して許されることではないし、言うべき言葉ではない。汚い意の‘shithole’なんて研究社編「新英和中辞典」にも掲載されていないくらい下品な単語で、自らを天才で秀才と自称するトランプ大統領には似つかわしくないと思えるのだが・・・。

 昨日アメリカ連邦政府の暫定予算が失効し、一部の政府機関が閉鎖に追い込まれた。新たなつなぎ予算案も議会で否決された。これで連邦職員のうち数十万人が自宅待機になっているという。来月1日に給料日を迎える軍人に給料が支払われない恐れもあるというからことは深刻である。マンハッタンの世界遺産「自由の女神像」も閉鎖されて観光客が島に立ち寄れない状態だという。大統領自身の首を絞めるようなら、それは身から出た錆として当然のお仕置きを受けるべきであろうが、八つ当たりされた罪もない外国とその国民を傷つけるような言動は厳に戒めるべきである。

 残念ながら、大統領は一向に周囲の空気が読めず、ユネスコへの拠出金を一部支払い拒否したり、ここへ来てパレスチナ難民を支援する国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)への拠出金を半額以上凍結することを発表した。全体の約3割を負担している最大支援国のアメリカがこの行動に出たことにパレスチナ自治区ガザ地域の難民が強く反発しているばかりか、UNRWAも過去最大の財政危機だとほとほと困っているようだ。パレスチナ難民の生活も追い込まれることになる。UNRWAの事務局長は近々訪日し、日本政府に緊急支援を要請するとの報道がある。そのうえ、アメリカのメディアが伝えるところによると来年中にエルサレムにアメリカ大使館を移転するらしい。益々反発を買うばかりである。トランプ大統領の言動は世界中の反米感情に火に油を注ぎ、対立を作っている。

 ギャラップ社の直近の世論調査では、アメリカの指導力を評価するとの声は、僅か30%でオバマ前大統領のそれより20%近くも落ちている。

 これから日米同盟の下にこの暴走しがちの大統領と行動をともにしなければならないと思うとゾッとする。安倍首相はひたすら腰巾着のようにトランプにしがみついていくだろうが、用心した方が好い。最近沖縄米軍基地におけるペリコプター事故が多い。特に過日ヘリから小学校校庭内に窓を落とした事象では、当分の間上空を飛ばないと言った舌の根も乾かないうちに、3機の米空軍ヘリが上空を飛行し、沖縄が約束違反と言ったことに対して上空を飛んでいないと虚言をする有様である。

 今やトランプ大統領のフェイク行動は沖縄基地にまで及んでいる。安倍首相の意向とは裏腹に日本とアメリカの友好的な同盟関係も怪しくなっているのではないかと心配である。

2018年1月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3904.2018年1月20日(土) トランプ「差別」大統領2年目へ

 ドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領に就任して今日で丁度1年になる。彼の大統領としての実績評価はどうなのか。これまでの情報で知る限り、歴代大統領の中でも極めて出来の悪い大統領だと言えると思う。

 就任前から物議を醸すような発言を繰り返していた。そして大統領に就任するや有言実行とばかり、次々と悪評高い政策を実行したのである。その結果、自分たちさえ良ければ良いと考えたアメリカの政策は、国内のみならず、国際的に「分断」、「対立」、「差別」を生み出した。その最たるものは、「アメリカ・ファースト」を唱えて、それまでアメリカが中心だったTPPから即座に脱退し、地球温暖化防止のためのパリ協定からも離脱し、白人至上主義からイスラム系移民や不法移民の受け入れを拒否する形でメキシコとの国境に高い壁を作るなど、海外から非難轟々の批判を浴びて来た。トランプ大統領は民主的なリベラリズムに逆行するようなことばかりやっている。当然政権内にはゴタゴタが溜まり、僅かこの1年間に政府高官64人のうち、23人が辞任や更迭となった。解任率は何と36%であり、これはオバマ政権の9%に比べると極端に高い。

 自信を持っていた経済面で、約32%もの株価上昇、失業率の低下、そして国内総生産が改善されたことなどが評価されているため命脈を保っていると言える。。

 現政権は、今や実の娘や娘婿らの親族派とマティス国防長官ら軍人派が中心となり、共和党主流派の議員も遠ざけられ、自分が思う通りのやり方で勝手気ままに政治を行うのではないかと些か気になる。

 国民の支持率も30%台でかなり低いが、政権が何とか保たれているのは、ユダヤ人や白人至上主義者らの熱烈な支持者に支えられている基盤があるからである。議会内の反対が多くて今年の予算案もまだ議会を通過していない。政権として心配なのは、今年11月に実施される中間選挙であろう。上院議席は51対49で僅かに与党共和党が上回っているが、その1/3が改選される。他方下院議席数は現時点では、241対194で共和党がリードしているが、世界各国から不満が噴き出ている現状で全議員が改選されるので、共和党議席が大きく後退するケーズが考えられる。いずれにしろ前途多難なアメリカ政界である。

 さて、昨日の最高裁で元信徒の上告が棄却されたことにより、一連のオウム裁判がすべて終結することになった。凶悪な地下鉄サリン事件や、松本サリン事件、弁護士坂本一家3人殺害、公証役場事務長拉致事件など13の事件で27人が亡くなった。今後の焦点は、13人のオウム教元信徒死刑囚をいつ刑に処するかということだという。私の知人にも被害者がいる。実に陰惨な事件の連続だった。こういう嫌な事件は一日も早くきれいさっぱり忘れたいし、2度と同じような事件を起こしてもらいたくないものである。

2018年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3903.2018年1月19日(金) 傲慢、不誠実、無責任なテレビ会社

 今年中に何とか上梓したいと思っている半世紀超の海外武者修行体験に、メディアへの批判を込めた持論を合せて作品を書き出したところである。それにしてもどうしてメディア、特にテレビ会社というところは自分たちの仕事に無責任で、加えて視聴者に対して不誠実なのだろうかとこの数日改めて考えている。

 一昨年暮れテレビ東京で湯川秀樹博士が2度ノーベル賞を受賞したと好い加減な放送をしたが、これに対してテレビ局の視聴者窓口にメールでいくら注意しても何ひとつとして回答さえくれない。視聴者サイドの言いっ放しに終わるだけだ。テレビ会社全役員に苦情の手紙を送っても無視されるだけだった。堪りかねて放送倫理・番組向上機構(BPO)の全理事と事務局長へ宛て経緯を書き、回答を寄こすようテレビ会社へ伝えて欲しいと書状を送ったが、これまたなしのつぶてだった。BPOなんてきれいごとばかり言っているが、所詮テレビ会社とは同じ穴のムジナだと思った。

 そして新年早々今度はフジテレビでデタラメを放送したのである。8日(月)夜の「なるほどザ・ワールド」2時間半の番組で、アイスランド、クロアチア、キューバについてタレントがそれぞれ取材しレポートしていた。その中でクロアチアの街中でガス灯をステッキで点灯したり、消灯したりする情景がとてもロマンチックに思えた。これをナレーターが今やガス灯はヨーロッパではここクロアチアだけにしか見られなくなったと伝えた。しかし、これまでチェコのプラハでは同じガス灯をプラハに行くたびに王宮前広場で見ていたので、その点を指摘したところテレビ東京とまったく同じような対応で、ウンともスンとも言って来ない。2度に亘ってメールを送った後電話で問い合わせたが、テレビ局の言い分は、1日に数多くのメールが来るので、受け取ったメールは担当部署に回したが、いちいちお応え出来ないという不遜な応えが返って来た。これが不誠実なテレビ会社の視聴者対策なのである。これを普通の人はどう思うだろうか。あまりにも庶民感覚からかけ離れた思い上がった態度ではないだろうか。昨今各テレビ会社はスポンサー企業が少なくなり、生存競争に躍起になっていると仄聞するが、これも彼らの一般視聴者を愚弄する態度が生み出したもので自業自得ではないだろうか。

 とどのつまり今日フジテレビの宮内正喜社長にも経緯を書いた書状を郵送したが、返事はあまり当てには出来ないだろう。いずれ拙著のメディア批判の項目でも大きく取り上げてみようと考えている。

 それにしてもモラルの欠片も見られないテレビ会社は、どうしてこうも傲慢で無責任、非誠実、悪質な会社になったのだろうか。果たしてこれからの厳しい時代を生き抜いて行くことが出来るだろうか。

2018年1月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3902.2018年1月18日(木) 平昌オリンピックに南北合同チームが参加

 安倍首相はリトアニアを訪問しながらも、隣国ポーランドのアウシュヴィッツ収容所を見学しようとの気持ちがなく、その後ブルガリア、セルビア、ルーマニアを駆け足で巡って昨日帰国した。最後の訪問国ルーマニアでは、トゥドセ首相と会談する予定だったが、その前日夜になって突然そのトゥドセ首相が辞任した。その代わりに安倍首相は急遽ヨハニス大統領と会談することになった。緊急事態だったために当初の予定通りドゥドセ首相と会えなくなったことは止むを得ないかも知れないが、外交的に礼を欠くとしてルーマニア国内では安倍首相に対して多くの謝罪の投稿があったという。トゥドセ首相は与党内の権力闘争に敗れ身を引いたと報道されている。

  かつてルーマニアを訪れた時は社会主義国家としてチャウシェス独裁体制が長らく続いていたため、こんなことは当時を知る国民にとっては夢想だにしなかったことだろう。

 1989年東欧革命で崩壊した社会主義国ルーマニアへは、独裁者チャウシェスク大統領が健在だった1981年、25名の教職員団員から成る旧文部省海外教員派遣団の添乗員として訪れたことがある。当時のルーマニアは、模範的な社会主義国家としてソ連指導下にあった。チャウシェスクの子息が知事を務めていたシビウ県で教育施設や学校などを視察、見学して社会主義体制下の教育事情を学んだ。スラブ系の体質なのか、ブルガリア同様にここでもやや肥満がちの中年女性の歩く姿が市内でやたらに目についた。

 旧文部省視察団では、この他にその後も安倍首相が訪れたブルガリアやセルビア(旧ユーゴスラビア)、チェコ、東独など、当時珍しかった社会主義国家をいくつか訪れた。

 その視察団で英語ガイドを務めてくれたシモナさんの名前を拝借した懇親会「シモナ会」は、まとまりがよく帰ってからも1年置きに全国各地で親睦会を行っていた。30年余が経った2012年に「フィナーレin東京」と称して東京スカイツリータワーに昇り、東京駅ステーションホテルに泊まり、涙ながらに解散式を行った懐かしい思い出の視察団である。ルーマニアは忘れられない国である。

 さて、このところ北朝鮮と韓国の間で政治的交渉を行っていたが、非核化の話し合いは議題にも上らず、昨日発表されたのは、来月開催される平昌冬季五輪に北朝鮮と韓国の女子アイスホッケー合同チームが出場するということである。個人種目であるスピード・スケートやスキーのような競技ならいざ知らず、いくら共同チームを作ったところで、チームワーク上からも反って戦力が劣化した合同チームになるのではないだろうか。実際カナダ人の監督は、戦力の低下を心配している。韓国国内ではアイスホッケーの南北共同チームに対する疑問が噴出しているようだ。オリンピックが政治に利用されたとの声も上がっている。韓国テレビ局は今日ピョンチャン(平昌)五輪ではなく、ピョンヤン(平壌)五輪と皮肉っている有様である。韓国大統領も首相も真に両国関係の歩み寄りを考えているというより、政治的立場だけで動いているような印象である。まもなく始まる冬季オリンピックは果たして支障なく開催されるだろうか。一抹の心配が拭えない。

 ところで、今日都心の最高気温は13.7℃で3月上旬並みの暖かさだったが、何とロシア極東地域の人口百万人のサハ共和国では零下65℃を記録し、路上凍死者もいたという。明日からは東京も再び寒くなるようだ。

2018年1月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3901.2018年1月17日(水) 阪神・淡路大震災とアーリンドさんの想い出

 阪神・淡路大震災から今日で23年になる。関東大震災後国内では最大の地震で6千4百余名の犠牲者を出した。関東地方には揺れがなかったので、地震の恐怖というものは感じなかったが、テレビであまりにも衝撃的に報道されたその惨状を観て驚いたことを想い出す。

 阪神・淡路大震災になるとふっと想い出すのは、遥か遠方のブラジル人の友人である。テレビにくぎ付けになっていた時、突然地球の裏側ブラジルのアミーゴ、あのアーリンド・フルタードさんから電話があった。私が震災地とは離れた東京に住んでいるのを承知のうえで、地震エリアには親戚や友人はいないかと、彼らの安否を心配して電話をかけてくれたことが強く印象に残っている。それほど友人のことを心配する優しさを備えた男だった。その心配はないと応えたらすぐ電話を切ってしまったが、当時ブラジルでもこの地震は大きく報道されたようだ。そのアーリンドさんからこのところさっばり音沙汰がない。年齢的にも90歳前後だと思うので少々気がかりである。かつてブラジルに在住していたことのある高校の友人が、2年前にリオに出かけるというので、様子を探ってもらったところ会うことは出来なかったが、電話で話したと言って彼の様子を知らせてくれた。体調が悪かったようだし、毎年必ずもらっていたX’mas Card とBirthday Cardもここ数年送られてこなくなった。彼は独り者なので、彼の所在を確認しようがない。私が昨年郵送したX’mas Cardについても何の音沙汰もないので、現状では確かめようもないが、悲しいことだがひょっとすると亡くなられたのではないかと考えてもいる。

 彼との出会いもハプニングの成せる結果である。40年近くも昔、カイロのピラミッド近くで星空の下に‘SOUND & LIGHT’というイルミネーションをバックに行われたミュージック・ショーをひとり鑑賞に行った時、そこで偶然知り合った3人のオジサン・グループのひとりである。その後ブラジル人の友人と来日された時には、一緒に日光、富士五湖、箱根を観光したり、わが家にも来てもらったこともある。私が初めてブラジルへ行った1985年に彼のマンションを訪問した時、テーブルの上に私の家族とともに撮った写真を飾ってくれていて得意げに説明してくれた。近くの高級レストランでご馳走になったこともある。過ぎ去りし懐かしいメモリーである。これからも1月17日を迎える度に阪神・淡路大震災と同時に、アーリンドさんのことも想い出すのだろう。身近の友人たちの身の上も気になるが、海外にいる親しい友人との交流も段々狭くなってきた。これが人生であり浮世というものだろうか。

2018年1月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3900.2018年1月16日(火) イスラム国で女性の車運転とスポーツ観戦は?

 イスラム国の間ではスンニー派とシーア派の確執は古来つとに知られている。イスラム教の中でスンニー派が全体の約3/4を占め、シーア派を圧倒している。教義はほぼ同じようだが、スンニー派が血統による世襲にこだわらない一方で、シーア派は預言者ムハンムドの血を引く子孫に特別の資格があると考えているようだ。

 近年保守的なイスラム教も少しずつ現代社会のルールに歩み寄りつつある。依然として頑なに伝統を守っているイメージがあるが、最近スンニー派のサウジアラビアとシーア派のイランに社会的に小さな動きがあった。

 つい先日サウジアラビアでは女性のスポーツ観戦が許されるようになったことである。男女の座席は別々で、家族席なら男女同席は可能だが、ペアで観戦というわけには行かないようだ。それでも今年6月からは女性が車を運転することが許可されるということは大きなニュースになった。一方で、イランでは女性が車を運転することは割合早くから認められている。今から20年ほど前にテヘラン市内でチャドルを身に付けた女性のタクシー・ドライバーを何人も見た。ところが、イランでは依然女性がスポーツを戸外で観戦することは認められておらず、ごく最近付け髭で男性に変装した女性がスタジアムに現れ、そのヒゲ面の女性が今イランで話題になっている。

 同じイスラム国でも女性の解放について、これほど異なった対応をしているのが現実である。対イスラエルとか、反イスラム的行動に対しては、一致するスンニー派とシーア派も普段は小さな伝統行事や、風習の違いにしばしばトラブルが起きている。これからは少しずつ欧米化していくであろうから風習も変わりつつあるだろうが、まだ女性の権利が完全に行使されるというところまでは行かないようだ。

 さて、毎年この時期になると取り組まなければならない個人的な年中行事がある。税の確定申告である。来月16日から税務署で申告出来るが、その準備が大変だ。今年もパソコンで書類を仕上げるのではなく、すべて帳簿につけて手書きで申告用紙を作成する。前以て日頃の入出金はチェックして領収書も揃えてあるので、1年分の金銭元帳に仕分けしながら記帳して完全なものにすることが時間的に大変である。それでも年々慣れてきているので、3週間程度をメドに完成し、玉川青色申告会で書類をチェックしてもらい、玉川税務署に届け出ないといけない。今年の確定申告は、家屋の耐震工事に大分投資したので、昨年よりは多めの返済金があるのではないかと期待している。来月16日までに何とか申告書類を作成したいと考えている。

 さぁ、今日はこのブログを書いてから3900日目を迎えた。あと3カ月余りで4000日というひとつの区切りとなる。1日も欠かさず書き続けられたのは自らを省みて「よくやった!」と褒めてやりたい。今年5月に12年目に入る。いつまで続けられるか分からないが、習慣づけて書き続けることは自分自身の力を向上させることに繋がるものと信じている。

2018年1月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3899.2018年1月15日(月) 安倍首相はなぜアウシュヴィッツを訪れないのか。

 ひと昔前なら今日は「成人の日」である。華やかな晴れ着を着た若者が集う姿も昔とは大分変っている。1月の第2月曜日が成人の日に変わり、今年は先週の月曜日が祝日となった。一部に「晴れの日」の晴れ着や関連付属品を扱う業者‘Hare no hi’が、成人式当日になって突然営業を止め、経営者が雲隠れしてしまった不祥事が多くの新成人にショックを与え、それが今も影を落としている。

 私自身20歳時は、祝うどころでなく2年も浪人していた時期で受験もラストチャンスとばかり血眼になって最後の追い込みをかけ、成人の祝いどころではない時期だった。あれから60年も経過した。受験生にとって第1関門のセンター試験も昨日終わって幾分ホッとはしているだろうが、本番はまだ先である。悔いのないよう全力を発揮されることを祈るばかりである。

 さて、安倍首相が昨日バルト3国訪問の最後の地、リトアニアを訪れ、カウナスの杉原千畝記念館や首都ヴィリニュスのさくら公園内の杉原顕彰碑を訪問したことをテレビで伝えていた。私より4カ月遅い。一昨年も私が訪問した1カ月後にキューバを訪れている。今回は折角近くまで来たのだから、戦争体験のない首相にはちょっと足を伸ばして「ホロコースト」の陰惨な現場である「アウシュヴィッツ収容所」も見学して欲しかった。拙稿「アウシュヴィッツを考える」についてほとんどの知人は好意的な感想を述べてくれる。その中には、元日本テレビ政治部長・菱山郁朗氏のように、拙稿を読んで感動し俳句を詠み、同社OB社員会作品展に応募して秀作と評価された人もおられる。

 因みに菱山氏は「収容所記 読みて粛なる 初湯かな」という名句を詠まれたそうである。

 その反面文中で差別を糾弾する意味で使用したユダヤ人の「成金」とか、「アイヌ」「在日朝鮮人」「穢多」などの表現をあげつらい、これらの言葉は危険だから使用しないよう妙な気の遣い方で「表現の自由」「言論の自由」にブレーキをかける理不尽な動きがあるとも聞いている。恐らく安倍首相のアウシュヴィッツ見学忌避には、今徐々に強まりつつある保守政権内の極右的な背景があるのではないかと気になっている。昨年核廃絶運動でノーベル平和賞を受賞した「核兵器廃絶国際キャンペーン」‘ICAN’フィン事務局長が今日広島を訪れ、事前に安倍首相との面会を望んだが、日程の都合がつかないと外務省からの回答で会うことは出来ないと言われたようだ。反核、反戦から益々遠ざかろうとする安倍政権の姿勢がここにも見えてきたようだ。

 残念ながらわが国も目に見えないところで、徐々に右傾化の環境が醸成されているようで心配でならない。

2018年1月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3898.2018年1月14日(日) 親しい人が去り、段々寂しくなる。

 受け取った年賀状を見ていて、訃報を知ることが結構ある。年末に亡くなられたために年末が迫っていたため、ご遺族が送る喪中の挨拶状が年内に間に合わず寒中見舞いをいただくことが多い。今年もそんな挨拶状を何通か受け取った。その中に従兄の他界を知らせる奥様からのハガキがあった。亡くなったことを知らなかったので、私が送った年賀状に対するご返事である。従兄は確か86歳で亡くなられた。71歳から80歳になる我々5人の兄妹もよく知っていた従兄だったので、妹に依頼して兄妹5人の名で今日お花を送ったところである。

 年々周囲の親戚や友人が旅立って逝かれるのは実に寂しいものだ。これも運命と思えば受け入れなくてはならないが、実に切ない。若い頃には深刻に考えもしなかった憂鬱であり悲哀である。

 それでも生きている間は前向きに少しでも前進しなければ生きている意味がないと考え直すことにしている。せめてあと5年はこの世に生息して、最低2冊の書を上梓し、毎日このブログを書き続けていきたい。

 さて、今日から大相撲初場所が始まった。昨年来世間に醜態を曝け出していた。昨日セクハラ問題を起こした立行司式守伊之助に対する処分が発表された。初場所以降3場所の謹慎とその間の無給であるが、伊之助の辞職願を受け入れ夏場所後に協会を去るようだ。初日恒例の日本相撲協会挨拶では、八角理事長は最近の不祥事については一切触れず、それが反って深刻さを象徴していたようだ。館内からもその点を批判するヤジが飛んでいたようだ。2人の立行司が不在となり、結びの取り組みを三役格の式守勘太夫が、結び前の横綱稀勢の里と話題の貴乃花部屋の小結貴景勝戦を同じ三役格の木村玉治郎が裁いたが、緊張していたせいか玉治郎は早くも差し違いをして、敗れた横綱に軍配を上げてしまった。前途は厳しそうだ。

 ところで、世界中から相変わらず人種差別がなくならないが、衣料品の扱いでは世界的に知られているH & M社の南アフリカの店舗が、販売広告が人種差別的だとして差別反対の暴徒に襲われた。原因はその広告に「ジャングルで一番カッコいい猿」と表示され、同社製の衣服を着たモデルに黒人少年を使ったのだ。つまり黒人は「猿」だというわけだ。何が面白いのか、無分別に過ぎる。こんな発想を安易にするから、差別主義者が益々増長し、差別は一向になくならないのだ。

2018年1月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com