3961.2018年3月18日(日) 彼岸の入りにお墓参り

 彼岸入りに当たり横浜の二男家族とともに先祖のお墓参りをした。いつも通り最初に多磨霊園で妻の実家のお墓へお参りしたが、連休でもないのにかなり道路が混んでいた。気候もちょうど好い按配で見事な枝垂れ桜も見られた。小1の孫がNHK大河ドラマ「西郷どん」に凝っていて夏休みに鹿児島へ連れて行って欲しいとせがまれている。お墓参りの後、妻の実家のお墓の近くに西郷隆盛の弟・西郷従道の立派なお墓があり、その隣に夫人のお墓が並んでいるので、そこへお詣りして来た。

 その後東中野の近藤家の菩提寺・宝仙寺で先祖のお墓参りを済ませて、取り敢えずホッとしたところである。

 今日墓参りに際して初めて恥も外聞もなく車に高齢者運転用「もみじ」マークを付けてみた。今年傘寿を機会に運転は止めようと思っているので、今後はあまり運転のチャンスはないと思うと感慨が湧いてくる。後ろに従っている車も何となく私の車に遠慮がちに見えるから不思議である。

 さて、昨日中国の全国人民代表大会(全人代)で、国家主席に習近平氏が再選され無期限の最高位に就いた。人民大会堂では出席者の投票により圧倒的多数で信任を得た。だが、それが賛成2970票で棄権、反対が0票というのだから俄かには信じがたい。これには、反対しにくい隠れた理由があるのではないか。仮に反対票を投じると、誰がそうしたかが分かるようになっており、いずれ現在の地位から追放されるような仕組みになっているのではないかと思う。あまりにも作為的であると思う。世界には長期政権にしがみつき泥に塗れてその地位を追放される独裁者が多く見られるが、この意図的な仕組みにも習近平国家主席の落日を想像させる。卑近な例では、エジプトのムバラク元大統領、南アフリカのズマ前大統領でも明らかである。

 そんな中で今日、ロシアでは大統領選が行われている。国内に時差が10時間もあるので、結果が分かるのは少々時間がかかる。プーチン大統領が2度目の再選、つまり4期目を目指しているが、今度は在任期間を4年から6年に延長したので、中国の国家元首のように永久というほどの長期政権を目指している訳ではないが、再選されれば2024年まで大統領職に留まることが出来る。これによりプーチン氏は18年の長きに亘ってロシアの大統領を務めることになる。自己都合により選挙のルールも変えてしまうのだ。長く大統領の権力を保持して君臨するためには、何でもありなのだ。在位期間を伸ばしたのも少しでも大統領でいたいからに他ならない。国内でこの動きを止められないのがもどかしい。ロシアも中国も国家としては、今や独裁国家となり、とても民主国家とは呼べない。

2018年3月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com