3962.2018年3月19日(月) 第2次安倍内閣発足後最低の支持率

 森友問題で安倍首相夫妻の関与が疑われていることから、各メディアが行った直近の世論調査は、ことごとく公文書改ざんについて「首相に責任あり」で、内閣支持率が下がっている。

 朝日の内閣支持率は31%まで下がり、先月に比べて13%も下がった。不支持率は48%でこれは逆に11%も上がっている。安倍首相に責任があると応えた人は、実に82%にまで達した。他の報道機関の内閣支持率を見ても、毎日33%、NNNは30.3%で、危険水域とされる30%割れは目前である。

 安倍昭恵夫人の森友学園との親密な関係から、国会証人喚問の要望が強い中で、とかく興味本位の話題を取り上げる週刊誌「週刊現代」最新号トップ記事には、些かやりすぎとも思える「ついに別れのときが来た 安倍総理と昭恵夫人結婚31年目の『決断』」と見出しにあり、まったく容赦ない。

 今日の国会においても政府、財務省ともども与野党議員の質問攻勢で懸命な防戦に追われていた。こんなすっきりしない後ろ向きの国会運営には、国民としては失望させられるばかりである。

 このような嫌なムードの中で、9日から開催されていた平昌パラリンピックが昨日閉幕した。日本チームは先の平昌オリンピックに続いて、パラリンピックでも金メダル3個を含む10個のメダルを獲得して好成績を上げることが出来た。中でも日本選手団の旗手を務めた村岡桃佳選手は、5種目に出場してそのすべてで金を含む5つのメダルを獲得した。スポーツ分野では、この他にもオリンピックで活躍した女子スピード・スケートの高木美帆選手がワールドカップで今季総合優勝を果たしたうえに、オリンピックで銀メダルを獲得したノルデイックスキー複合の渡部暁斗選手がワールドカップでも、日本人としては23年ぶりの総合優勝を飾った。

 さて、昨日行われたロシア大統領選挙の結果は、予想通りプーチン現大統領が圧倒的な勝利を収めた。戦前立候補を予想された対立候補にあらゆる手を使って圧力をかけることまでして、在任期間中に権限を振るうべく80%以上の投票率を目指していたが、ほぼそれに近い76.62%の得票を得た。過去3回の選挙では、2期目2004年の71.31%が最高得票率だっただけに、これでプーチン大統領は一応安定政権の基盤を築き、自信を持って政権運営に当たることだろう。この勝利により国際社会へ余計なチョッカイを出してくるのではないかとつい疑心暗鬼になる。

2018年3月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com