3926.2018年2月11日(日) 建国記念日をメディアは伝えず。

 今日は祭日・建国記念日である。朝からテレビではほとんどその話題が伝えられない。朝日朝刊にはどこにも「建国記念日」という文字が見つからない。テレビではNHKの夜7時のニュースで賛成派と反対派の集会のニュースを流していたが、民放では一切見なかった。今日が日曜日だから普通の休日とでも思っているのだろうか。

 終戦翌年の昭和21年2月11日、当時の紀元節は学校が休日でなく、登校して講堂で♪雲にそびゆる高千穂の~♪と紀元節の歌を合唱したことを想い出す。神武天皇が即位した日と言われている。

 右翼とか、保守、或いは建国記念日賛成、反対に拘わらず、国の祭日・建国記念日と定められている以上、公共放送でも新聞でも賛成、反対を問わず少しはその意味について説明や解説をしてはどうだろうか。まったく口を閉ざしているようでは、怠け者の単なる休日となってしまう。人間の誕生日について何のお祝もせず無視していることと変わらないのではないか。

 さて、以前に本ブログで取り上げたが、フランスでは今2001年に廃止された徴兵制度の復活を考えている。昨年の大統領選挙でマクロン大統領が公約として掲げたもので、いずれ具体化されるだろう。ただ、興味深いのは復活させようというその動機と意図である。フランス社会は今分断に苦悩している。頻発するテロのためイスラム系市民に対する偏見と、底辺層の富裕者に対する経済的不平等への不満、そしてエリートと非エリートの分断、等々の悩み深い現状から、18歳から21歳までの間一度は、すべてのフランス人が男女を問わず防衛と治安を担う場所で任務に就かせるという発想である。つまりバラバラの環境に育った若者を一時期同じ環境の中で同じ業務に働かせて、同一の考えを知ってもらおうとの構想である。だが、僅か1カ月の兵役期間でどれだけの効果があるか、その短い兵役期間について識者が疑問にしていることも事実である。さあ徴兵制度の行方は今後どうなることだろうか。

 ついては、以前太平洋戦争について編集したDVD5巻セットを買ったのだが、つい最近その後編で同じ5巻セットを買い求めた。日中戦争開始から終戦までを内外の記録画像をふんだんに使い、時系列的に見せつつ解説したものである。

 昨日と今日前編の5巻を観た。太平洋戦争の戦跡地には仕事柄随分訪れ、自分なりに戦史も調べ、旧日本軍人の方々からも生々しい話を聞いた。それでも戦争の通史はそう簡単に分かるものではない。まだ半分しか見終わっていないが、今分かったのは、やはり大本営作戦部が考えていた連動的な作戦面の視点に立って、戦争の全体像を見る習慣が身に付いていなかったような気がしている。どうしても「局地戦」的な見方に捉われていたように思う。それでもかなり新しい知識を仕入れることが出来た。残り後編5巻を観てどんな風に思うだろうか。楽しみでもある。

2018年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3925.2018年2月10日(土) 身体に小さな異変を3つも感じる。

 スポーツの祭典・オリンピックが始まったばかりだというのに、この1週間ばかりの間にいくつか身体に異常を感じた。あまりにも唐突なので、戸惑うばかりだった。幸い今では収まっている。

 そのひとつは、3日(土)朝右手の末節骨辺りが急に痛んだことである。土曜日で午後は休診なので、急いで掛かりつけの内外科医院へ飛び込んだところ、特別な療法が見つからないとのことでビタミン剤をもらっただけだった。午後になると次第に痛みが消えたのでほっとしたが、翌朝になると再び痛みが戻って来た。同じようにその後数日は朝に痛み、午後に消えるという不思議なパターンの繰り返しが続いた。その間整形外科で尋ねても原因が分からないと医師も首を捻っていた。1週間経ってビタミン剤がなくなった頃にやっと痛みは治まった。

 外科的な痛みとしては、もうひとつ膝の痛みがある。これも昨日突然襲われた。まったく初めての経験である。左膝が急に痛み出し、困ったと思っていたところ痛みが次第に足の方へ降りてふくらはぎが痛み出した。ビッコをひきながら足を引きずるようにして医者へ行って診てもらったが、原因がはっきりしない。しばらく様子を見ましょうとの結論だった。

 加えて風邪をひいてしまった。4日前ぐらいから咳、くしゃみが出て鼻水が出るようになり、これはいけないと内科へ駆け込んだ。3種の薬をもらって服用しているが、具合はかなり良くなった。とにかくこの1週間に3つの体調変化を経験してしまった。普段から割合健康には自信があったので、あまり困ることはなかったが、今週は一度に3つも不健康状態となってしまった。高齢のせいとは思いたくないが、多少影響を受けているのかも知れない。

 それにしても不思議な現象である。専門の内科、整形外科の医師が直ぐには分からないというのだから、当然患者にはどうして好いか分かる筈もない。UFOに乗って病気と健康の国境線へ来てしまったのだろうか。これから同じような事態に再び遭うことがあるかも知れない。今回原因は分からなかったが、すぐ直ったので、今後も似たような状態になったら今回の事例をしっかり覚えておいて、すぐ医師に相談することと、無理をしないでじっとしていることが大事ではないかと思っている。ちょっとした身体の異変に慌てた1週間だった。

2018年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3924.2018年2月9日(金) いよいよ平昌冬季オリンピック開幕

 今日平昌オリンピックが開幕した。開会前は前売り入場券の捗々しくない販売状況が懸念され、競技施設の完成が間に合うかとも心配されていたが、この数日賑々しい話題でテレビの報道が追いつかない状態である。幸いこれらは杞憂に終わって開会式は寒空の下で盛況のうちに実施された。

 昨日北朝鮮の応援団や芸術団が、曰く因縁のあった万景峰号で入国した。選手らは陸路入国し、今日になって金正恩・朝鮮労働党委員長に次ぐ№2、90歳の金永南・最高人民会議常任委員会委員長と金正恩の妹・与正が開会式出席のため韓国へやって来た。早速韓国の統一相と会談したが、驚いたのは迎える韓国側が背広姿なのに対して北朝鮮側の3要人は揃って非礼にも外套を着たまま握手をし、着席して会談に入った。やはり世間の常識からズレている人たちである。

 昨8日には、平壌の金日成広場で兵士1万3千人、その他を合せて総計5万人が参加した朝鮮人民軍創建記念日に合わせて大軍事パレードが行われた。世界へ向けた稚拙なデモンストレーションである。これまで創建記念日は4月25日だったが、これを敢えて意図的に昨日、五輪開会式前日に変更して威嚇的にパレードを行ったのである。ミサイルも披露され、アメリカ本土も照準にあるミサイルICBM弾「火星15号」をパレードに参加させた。アメリカへの見せつけであり、いかなる制裁に対してもくじけないとの意思表示と受け取れる。

 さて、今日の開会式は気温氷点下の下で行われた。入場式ではどこの国も選手らが出場競技への調整を考え、あまり参加しなかった。

 各国選手団の入場風景を観ていて注目したのは、韓国・北朝鮮合同チームの参加とロシアのドーピング違反による国家としての不参加である。前者は今大会以後も続けられるか、そして後者については個人参加として参加を認められたロシア選手の無念さである。

 開会式がクライマックスに達したのは、聖火がモントリオール五輪金メダリスト・金妍児さんによって点火された瞬間と、それに続くアクロバテックなショーが披露されて盛り上がった時である。他にも中々洒落た仕掛けをいくつも見せてくれた。やはり開会式会場には華があり、スポーツの祭典オリンピックだと感じた。いよいよ明日から本格的に競技が始まる。これから楽しみである。

2018年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3923.2018年2月8日(木)  北陸地方は豪雪で交通マヒ

 今年の寒気は桁外れのようだ。北陸地方に連日降り続いている雪が交通障害を起こしているために物流が打撃を受け、市民生活に大きな影響を与えている。テレビでは国道8号線で立ち止まっている長い車列と、積雪を除去しようと懸命に活動する自衛隊員の姿が大きくクローズアップされている。福井地方では平年の7倍の積雪量だというからすごい。一時1500台の車が渋滞したままだった。沿線のコンビニにも食料の補給がされず、棚の上には食料品がない有様である。各車のドライバーに自衛隊員が食料を配ったり、沿線のラーメン屋さんが無料でラーメンを提供したり、また住民が食料や水を渋滞する車の乗客にサービスしたり、そこここで麗しい光景が見られる。世知辛くなった現代社会ではあるが、まだまだ捨てたものではない。

 さて、いよいよ明日平昌冬季オリンピックが開幕を迎える。すでに今日スキー・ジャンプの予選が始まった。8回目の五輪出場を果たしたレジェンド・葛西紀明選手を始めとして、最近のワールド・カップで初優勝を果たした小林潤志郎選手など、今回は日本選手の中に金メダルを狙える複数の選手がいることが心強い。

 競技自体もさることながら別の意味で世界の注目を集めているのが、韓国と北朝鮮のそれぞれの動きである。平昌五輪では北朝鮮が韓国と合同チームとして参加し、韓国との接近を図り、韓国の目をアメリカではなく、北朝鮮へ向けさせようとしている。アメリカが北朝鮮に対して強い圧力をかけている最中に、韓国が北朝鮮と融和を図ることをアメリカは警戒している。昨日来日したペンス副大統領は北朝鮮に対して新たに強力な経済制裁を課すとして、韓国が北朝鮮と歩み寄るのを極力警戒し、双方を引き離そうとしている。昨日の日米首脳会談でもペンス副大統領と安倍首相は北朝鮮への圧力を一層強めることで一致したようである。さて、いろいろな思惑を秘めて明日からそれぞれの当事者はどう動くだろうか。

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3922.2018年2月7日(水) フジテレビから謝罪の電話

 今執筆中の作品の中でメディアを批判的に取り上げている。そもそもテレビも新聞も現場で臨場感を持って取材した迫真的なドキュメントや記事は極めて少ない。だからどうしても内容に説得力も迫力もない。これは現場で事件の本質に肉薄して取材していないからだ。その点にかねがね不満を持っていた。この他にもこれまでテレビ局、新聞社が間違った内容を報道したことに対して、彼らに間違いを指摘し訂正するよう促したが、回答どころかまったくなしのつぶてだった。トランプ大統領お得意のフェイク・ニュースの垂れ流しと変わらない。その身勝手な思い上がりに僭越だが、お灸をすえることが取り上げた最大の理由である。

 実は先日もフジテレビの間違ったナレーションについてフジに指摘し、注意したが、一向に回答がなく無視されたままだった。視聴者の声を受け付ける窓口へメールで2度注意したが、それでも無視されたので、電話で直接抗議したところ担当者の応えは、視聴者からの問い合わせが数多く、とても応答できないとの言い訳三昧だった。そんな泣き言を言うくらいなら窓口を閉めればいい。彼らの対応はお話にならないほど稚拙で、無責任と言えるものだ。そこでダメ元で先月19日付で宮内正喜フジテレビ社長へ宛てて一部始終を書いて書状を送ったところ、昨夕担当者浜野某氏からお詫びを兼ねた事情説明の電話があった。

 指摘した間違いというのは、1月8日夜放映の「なるほどザ・ワールド」番組にあった。「知ってそうで知らないナゾだらけの国SP」のサブ・タイトルの下に女優片平なぎさが「今注目まるで『おとぎの国』クロアチアの謎を探る」とのお題目で旅人になり、クロアチアの街の風情溢れるガス灯について説明した部分にあった。ナレーターはヨーロッパには、今やこのようなガス灯はクロアチア以外にはどこの都市にも残っていないと語っていたが、完全な認識不足で間違っている。

 私はこれまでチェコのプラハを4度訪問しているが、訪れる度に夕方になると必ず王宮前のガス灯が点火される幻想的な光景を見に行ったものである。今日連絡してこられた浜野氏は率直に間違いを認め、すでに放映したものは訂正出来ないが、今後再放映される場合には、正しく伝えたいということと、間違った原因は、クロアチア側の言い分をそのまま鵜呑みにしていたからだと言っていた。また、社内の連絡網では私の指摘は浜野氏には伝わっておらず、社長から番組担当者へ私の手紙が回って来てその事実を知ったと話してくれた。社長宛の手紙はやはりそれなりの効果があったということになる。フジテレビの間違いの説明については、一応納得した。フジテレビの担当者には、この件は拙著には書かないと話したら、助かりますと言っていた。もっと大きなフェイク・ニュースを流した他局については、未だにウンでもスンでもないので、予定通り年内に上梓予定の拙著の中で厳しく批判するつもりだ。

 さて、昨日大きく報道された皇室関係のニュースがあった。今年11月に予定されていた秋篠宮家の長女眞子さんと小室圭さんの結婚式が、再来年に延期されると宮内庁から発表されたのである。日本中から広く祝福されていたお祝いだっただけにメディアにとって格好の話題となった。今日も各テレビ局では延期の原因やあれこれ噂話を交えて興味深く伝えていた。

 昨年末から小室さんの母親の男性関係とその男性からの借金問題が週刊誌に報道されていたので、報道の背景には下衆の勘繰りのような興味本位の伝え方に受け取られる節がある。結婚までに準備が間に合わず、来年は今上天皇の退位と皇太子の天皇即位があり予定が立て込んでいるので、結婚式を再来年に延ばしたと苦しい理由を述べていたが、小室さんの母親の問題が大きく影響しているのではないかと推測されている。そして今日母親は秋篠宮ご夫妻を訪問されたと伝えられた。皇室関係のお祝い事がこんな形で延期されるとは、想像してもみなかった。当分噂が日本中を駆けまわることだろう。祝い事が一転して醜聞となりかねない。どうなっちゃうのだろうか、さびしいことである。

2018年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3921.2018年2月6日(火) 高校時代の友とリ・ユニオン・ランチ

 毎年2月に高校時代の気の合った仲間6人で「6勇士の会」と称してランチをともにしているが、今日はひとりが前立腺の検査日ということで来られなくなり、残り5人でいつも通り他愛ない雑談に寛ぐひとときを過ごした。我々も今年傘寿を迎えるので、余生はそう長いわけではなく、決まり切ったように病気や、残りの人生のこと、そして孫の話が話題になる。

 今では私以外は全員車の免許証を返上したと話していたが、私も今年一杯で返上しようと思っている。12時に集まり2時半には解散で、いつもながらさっぱりしたものである。しばしば2020年東京オリンピックまで元気でいようという話になるが、我々の場合は3年後の2021年に母校湘南高校が創立百周年を迎えるので、是非それまでは健康に留意して創立記念式典に元気な姿で出席しようということを合言葉にしている。

 さて、ここ数日全国的に降雪で今日は北陸地方が特に豪雪に襲われている。南国種子島にも雪が降ったというから少々異常である。北陸地方でも福井県が特に酷くて昭和57年以来の豪雪に、高速道路、一般道路を問わず機能がマヒしている状態である。

 豪雪が社会生活に大きな混乱をもたらしているが、経済面でも昨日に続いて日経平均株価が大幅にダウンした。今日は昨日に続いて1,071円も下がり、今年の最安値を記録した。一時1,600円を超える大幅ダウンを記録したというから驚く。ニューヨークのダウ平均株価が1,175㌦も下げたことに引っ張られたことは明らかである。アメリカ経済は昨年から緩やかな拡大を続け、株価も上り調子だった。一般教書演説でも経済人トランプ大統領は自らの政策の成果と誇らしげに語ったばかりである。1月の雇用統計で賃金上昇が予想を上回り、景気抑制のため連邦準備制度理事会(FRB)が利上げペースを速めるのではないかとの見方から、一気に長期金利が上昇し株価暴落の引き金を引いたと考えられている。

 この株価超下落は安倍首相にとっても頭の痛いところだろう。トランプ大統領の経済実績を評価し、自らの経済政策アベノミクスをトランプ流に合せていただけに、失望感も大きい。そこへ昨日とんでもない事件が起きた。こともあろうに陸上自衛隊のヘリコプターが、佐賀県神埼市内の住宅密集地へ墜落しパイロット2人が死亡したのである。離陸後僅か7分で墜落したことは、首相のみならず防衛省関係者にも大きなショックを与えている。安倍首相は、3日後に開催される平昌冬季オリンピック開会式に出席する予定であるが、果たして心穏やかに渡韓することが出来るだろうか。

2018年2月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3920.2018年2月5日(月) 沖縄県名護市長選で現職市長敗れる。

 昨日注目の沖縄県名護市長選挙が行われたが、予想に反して現職の稲嶺進市長が、自民、公明、維新の会が推薦する新人の渡具知武豊氏に敗れた。2年前の宜野湾市長選でも自民、公明の推す市長が当選している。反米軍基地の空気の中で、これまで優性だった革新グループがまたもや一敗地にまみれた。米軍基地問題で同じ考えの翁長知事が連日名護市へ入り稲嶺市長を応援していたが、その努力も空しかった。稲嶺氏は米軍普天間基地を埋め立てた辺野古海岸へ移転する計画に終始反対していた。だが、基地の恒久化につながる計画に県民のほとんどが反対している中で、基地反対闘争に限界が見えてきたのも事実である。基地反対の翁長知事、そして稲嶺市長が市民に基地反対を訴えていたが、その反面経済振興や住民問題に注ぎ込む時間がなく、一部に不満が出ていたことも事実である。出口調査では、前回は稲嶺氏に投票したが、今回は渡具知氏に入れたという有権者が案外多かった。そこを巧みに突いたのが、自民党ら与党が担ぎ出した前市議の渡具知氏である。渡具知氏は、微妙な辺野古移設問題についてはほとんど触れることなく市政の活性化に視点を置いていた。その点では辺野古移設問題は触れられず仕舞いだった。選挙戦中も稲嶺市政を「基地問題にこだわり過ぎて経済を停滞させた」と批判し、学校給食費の無償化や観光振興などを中心に訴えていた。肝心の辺野古移設問題については裁判を見守りたいと受け身の姿勢を示している。

 我々沖縄県外人としてはあまり現在の沖縄県政、名護市政に踏み込んで語る資格はないが、住民が市政で基地問題を討議しなくなったら、裁判の行方を見守る前に基地の移転が現実となってしまうのではないだろうか。また、政府がアメリカの気分次第で戦略兵器を買わされ、沖縄に設置されるようになり、沖縄は米軍基地に加えて自衛隊の基地ともなるのではないだろうか。

 もう一点懸念されるのは、来年秋に行われる沖縄県知事選挙で、現在の翁長知事にとって厳しい戦いを強いられることになりそうなことである。実際、安倍首相が名護市長選の勝利をわがことのように喜んでいる光景を見ると、アメリカの占領地とも言われかねない沖縄が益々手足をもぎ取られ、気が付いたら沖縄がアメリカの植民地になっているという地獄絵図が目に浮かんでくる。

 さて、週明けの今日東京証券市場は、日経平均株価が先週末に比べて592円も値下がりして今年最大の下げ幅となった。アベノミクスが景気を良くしたと事あるごとに自信たっぷりだった安倍政権は、この状況をどう説明するのだろうか。

 先日トランプ大統領が、失業率を下げ、景気を良くしたと一般教書演説で成果を誇っていたが、同じように先週末ニューヨーク株式市場のダウ工業平均が600㌦も下がった。同盟国同士というが、ここまで失墜事態に手を結ぶこともないのではないか。

2018年2月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3919.2018年2月4日(日) 好戦的なトランプは狂ったのか?

 トランプは狂ったのか? 過日一般教書演説では比較的大人しかったアメリカ大統領だが、昨日ついに本性を顕わした。いま世界的な流れとなっている核軍縮への動きを止め、核戦略の見直しをすると発表したのである。端的に言えば、オバマ大統領が目指した「核なき世界」の理想を放棄したのである。それどころか非核攻撃に対しても核攻撃で報復するために、爆発力を抑えた小型核兵器の開発も明らかにした。

 第2次大戦後世界は軍拡競争を続けた挙句に、超大国アメリカとソ連があまりにも過大な投資と核戦争の妄想に疲れ果て、話し合いの末、漸く核開発に終止符を打った。その後世界の核弾頭の数は年々減り、一時世界で7万発もあった核弾頭が近年は1万発台にまで減少した。今では核保有国が所有する核弾頭は、ロシアの7000、アメリカ6800、3位のフランスでさえ300発と言われるくらいロシアとアメリカの核保有数が圧倒的に他国を凌駕していた。今アメリカは、保有する戦略核は都市を全面的に破壊するには強力過ぎて実際に使用することは難しいと考え、小型で使いやすい新型核兵器の開発に乗り出すという。身勝手な説は屁理屈でしかない。長崎に投下された原爆(推定約20㌔トン)よりも威力の小さい5~6㌔トン級の小型核兵器を開発すると見られている。特に一昨年ロシアがウクライナに侵略した際の戦術を警戒している。

 このトランプ戦略は、昨年「核兵器廃絶国産キャンペーン(ICAN)」がノーベル平和賞を受賞した流れに水を差すもので、恐らく被爆者団体を始めとして世界中から大きな反対が出てくるだろう。中でも一番がっかりさせられたのは、唯一の被爆国である日本政府の対応である。早速河野太郎外相は、同盟国への関与を強化するとしてトランプの見直し論を高く評価した点である。相変わらずのアメリカべったりである。馬鹿も休み休み言えと言ってやりたい。アメリカが現実に核攻撃を考えた時点で、沖縄を始め日本各地が火の粉を被るのは目に見えている。日本政府は被爆者らの期待を裏切り続けているが、ここへ来て河野外相のかつての発言からは考えられない右傾化したオツムには、憤慨し呆れるより術がない。これからトランプと安倍一派の核戦争マッシグラな姿勢はどうしたら止めることが出来るのだろうか。憂鬱でならない。

 さて、妻の友人の紹介でチベットの音楽を楽しむ食事会に出かけた。在日チベット人のチベットの文化、習慣に関する珍しい話と、日本でチベットの歌姫と言われている在日チベット人ソナム・ギャルモさんの歌声を聴き、チベット料理をいただくことが主目的である。チベットには10年前に訪れたが、ホテルで歌を聞いたことはあるが、ソロでじっくり聴くのは初めてで歌姫と言われるだけに中々の美声である。

 チベットの正月は今月16日だそうで、正月は親戚、家族で贈り物をしてお祝いするそうだが、昔の日本と同じように正月になると1歳年を取る。つまり、年齢は数え年が習慣だそうである。珍しいチベット料理をいただきながら、寛いだひとときを過ごすことが出来た。

 JAPAN NOW観光情報協会の月例のセミナーに来てもらって、歌姫の美声を聞かせてもらったら好いかなと考えている。

2018年2月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3918.2018年2月3日(土) 一時不調だったパソコンが回復

 いつもHPにこのブログを書いて送信していたのだが、1週間ほど前に不意に送信が出来なくなった。いつもお世話になっているITコンサルタント小糸さんに自宅まで来てもらい、発信しているノートPCがキャッチする無線アンテナが機能していないらしいとの話である。解決するためにはそろそろ無線アンテナが寿命なので取り換える必要があるのではないかとアドバイスをいただいた。直ぐアンテナを交換するよう頼んで今日小糸さんにニュー・アンテナを持参してもらった。早速交換して微調整したところ、機能が回復した。やれやれである。こういう専門的なことになると素人の我々には中々原因が分からないし、修理なんて無理な話だが、幸い気軽に相談出来る専門家が傍にいてくれて大助かりである。

 それにしてもIT業界は日進月歩の発展ぶりで、今や「高貴高齢者」は完全に置いてきぼりである。

 さて、先日ビルマ(現ミャンマー)の3つの観光地を旅する番組「世界絶景紀行」を録画しておき、今日ゆっくり観た。かつての首都ラングーン(現ヤンゴン)、パガン(現バガン)、そしてカックー遺跡を紹介していたが、初めてビルマを訪れてから半世紀近くが経ち、その間何度も訪れているが、寡聞にしてカックーは名前すら知らなかった。地域内でパオ族とシャン族の争いがしばしば起きて、今世紀始めまで観光客の立ち入りが認められていなかったから知らないのも当然かもしれない。だが、パゴダが角付き合うようにぎっしり建てられた光景は中々のものである。ラングーンも、パガンも昔とあまり大きな変化はないが、どことなくかつての素朴な風情は失われているような気がした。一番驚いたのは、ラングーン市内の最も有名な観光スポットであるシュエタゴン・パゴダへ入る人から約830円の入場料を徴収していたことである。他のパゴダでもそうだった。元々ここは観光場所ではなく、信心深い仏教徒がお参りする場所で、神聖なるお祈りの場所である。毎日参拝する人も多い。彼らからも入場料を徴収するとしたら、簡単にお参り出来なくなる人が増えるのではないか。ビルマの物価から考えて入場料830円は、少々高いし、毎日お参りしている人にとって負担にならないのだろうか。

 相変わらずこの国の実情は、あまり日本にも伝えられていない。民主化されたとは言え、そのためにリーダーとして目的を達したアウン・サン・スーチーさんも国家顧問として先頭に立ってはいるが、軍部に抑えられているのか、一時の勢いと華やかさが見られない。加えてバングラディッシュ国境のイスラム系難民ロヒンギャ族問題が厳しい国際世論に晒されている。私自身人一倍ビルマを愛しているだけに、現状では国内外に多くの問題を抱えていることが些か気がかりである。

 何度か訪れたパガンや、まだ一度も見学したことがないカックー遺跡が他所の国の仏教遺跡とは一味違って魅力的で素晴らしいだけに、このまま日の目を見ないようになることだけは避けて欲しいものである。

2018年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3917.2018年2月2日(金) 貴乃花、相撲協会理事選で落選

 今日も朝から雪が降っている。先日の雪がまだ消えない間の新雪である。雪が降ると日陰の場所では、雪かきをしないと凍ってしまい車を安全運転するわけにはいかない。日の射さない住宅街の6m道路では、周辺住民が積雪を取り除かないといつまでも凍結したままで滑って危険である。とにかく今冬は近年稀なくらい積雪がある。暦のうえでは明後日は立春であるが、「冬来たりなば春遠からじ」は、まだ現実感がない。

 さて、相撲界もスキャンダルが連発して、そのうえ今日理事の選挙があったせいもあり、相撲協会は内外ともにてんやわんやである。理事選の結果は、注目の貴乃花親方が落選して思惑が外れたようだ。貴乃花の言動を注視してみると、主義主張や相撲界を繁栄させたいとの気持ちは分からないでもない。真っ正直で、まっすぐ進む性格であることはよく分かる。だが、どうも若さのせいか、或いは過去の実績に甘えているのか、他人の意見を聞く気持ちがあまり感じられない。自分の気持ちや考え方を周囲に理解してもらおうと思ったら、自ら胸襟を開き思っていることを語らなければ、ダメだと思う。堅く口を閉ざしたままで、他人を寄せ付けないような態度では好意的に思っている人でも、あまりよく思わないのではないだろうか。しっかりしたアドバイザーが傍にいないせいだろうか、孤高の存在に見える。これでは支援者はどんどん離れていくと思う。相撲界を良くしようと思っているストイックな気持ちを無駄にしないためには、むしろ周囲に理解者、支援者を増やすことを考えた方が良いのではないだろうか。

 貴乃花の考え方は、決して間違っているわけではないと思う。その目的達成のためのアプローチや方法論が常識とはややずれている。外部と断絶するというのではなく、もう少し自ら考えを開陳するという手段が取れないものだろうか。今ひとつ大衆受けするようにしないと、一部の同情や支援が線香花火に終わってしまうと思う。もっと多くの人と付き合ってその中からアイディアを掴みとってもらいたいものである。

 貴乃花親方の相撲界における実績は素晴らしいと思うし、彼の考え方は決して間違っているわけではない。だが、余りにも愚直である。まだ若いことでもあり、そんなに急ぐことはないと思う。もっと大勢のシンパから智慧を借りて、部屋に籠るのではなく積極的に外へ出て、正しいと思う自論をしっかり訴えて、エネルギッシュに活動してもらいたいと思っている。好漢!捲土重来を期待している。

2018年2月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com