760.2009年6月12日(金) 鳩山総務大臣ついに辞任

 鳩山邦夫・総務大臣が辞任した、というより更迭された。日本郵政の社長人事がもめたことで、世間に混乱したという印象を与えたことが麻生首相の最終決断「更迭」となった。それぞれの言い分は分かるが、私見としてはこれで良いのではないかと思う。

 しかし、一寸先は闇の政治の世界であるので、このままでことは済まないのではないかとも考えている。佐藤勉・国家公安委員長が後任を務めるようだが、多分新総務大臣が西川社長の首を切るのではないか。というのは、西川社長にまったく失態がなかったわけではない。鳩山氏が再三追求しているように、カンポ宿の一括売却問題、東京中央郵便局立替問題、第三種特別郵便料金詐称問題など会社の最高責任者がまったく責任をとらずに、監督者の大臣だけが辞めるというように一方の当事者だけを手討ちにする裁きは、必ずしも公平というわけでないからである。

 それにしてもここへきて自民党内に鳩山氏への非難が集中したのは、だらだらした泥仕合の印象が余りにも手際が悪いとの印象を与えてしまったからだろう。印象を悪くした中でその最たるものは、鳩山氏の傲慢な話しぶりだと思う。今日のインタビューでも相変わらず取材記者を怒鳴るような恫喝ぶりだった。これでは何をやっても人は遠ざかると思う。その意味で鳩山氏は虚心に反省すべきである。さあ、次は西川氏の社長続投問題がどう動くかだ。

 昨日WHOが新型インフルエンザの警戒レベルを世界的な大流行を意味する「フェーズ6」の最高度に引き上げたが、一旦国内では沈静化していた空気を再び拡大させることは間違いない。特に、南半球ではオーストラリア、チリを始めとして感染が爆発的に広がっているらしい。10日現在で世界の感染者は75カ国で、27,000人を超えている。日本でも565人を数えている。当分この騒ぎが沈静化するメドは立たない。

 駒沢大学公開講座で「押し紙」という言葉を知った。新聞社が販売できない新聞を販売店に押し付け、それを回収処分する余った新聞である。「週刊新潮」のルポで公になった。驚くのは、余りにも多い発行部数と余分な「押し紙」数である。新聞社が加盟する社団法人日本ABC協会が公表する読売、朝日、毎日、産経4社の合計発行部数の約4割、810万部が「押し紙」だそうである。あまりのムダに唖然とする。新聞社、広告会社らいずれも厳しい経営を求められている最中に、この杜撰な公表数字は、企業からの広告辞退も増加するのではないかと懸念される。しかし、これが事実であるとするなら、やり方があまりにも無茶で無分別である。新聞社側は事実無根と猛烈な抗議をしているが、果たしてそう言って大丈夫だろうか。現在発売中の「週刊新潮」には、「押し紙」を運び出すグラビア写真まで露骨に掲載されている。今後新聞社側はどう反撃に出るか?

2009年6月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

759.2009 年6月11日(木) 温室効果ガス排出量目標数値決まる。

 昨日政府は日本の温室効果ガス排出量の中期目標を発表した。2020年までに、対2005年比で15%減の削減目標である。出来るかなぁというのが率直な感想だ。普通この数値目標を聞けば、大変厳しいと思う。その数値の算出方も中々手が込んでいて、京都議定書が調印された1990年を目標にしたり、国によってはオーストラリアのように2000年を基準にしたり、カナダのように2006年を目標にした国もある。

 どうしてこんな足並みの揃わない比較をするのか。目標値が自国にとって負担が少なく、かつ他国に対してアッピール出来るパフォーマンスだからだ。日本は経団連を説得して政治的な数字を出したつもりだったが、それでも発展途上国からの評価はイマイチである。だが、この数値が国際的にすぐ認められるというわけではない。12月に開催される「国連気候変動枠組み条約締約国会議」という長たらしい名前の会議に向けた日本政府の基本的目標数値となる。この後については、国際交渉で決まる。

 経済発展にブレーキをかける目標値であり、今後一層削減が求められるテーマであるだけに普く国民的視野から精査され検討されることが必要だと思う。

 今日一時的にせよ、東京株式市場の日経平均株価が8ヶ月ぶりに1万円台を回復した。その一方で、1~3月期のGDPが前期比で3.8%減である。年率に改定した数値だと14.2%減で戦後最悪だそうである。未だに経済は上向いて来ない。

 昨日パキスタンのペシャワールのホテルへトラックが突入した自爆テロにより、国連職員2名を含む死者18名が発生したが、狙われたホテル、パール・コンチネンタル・ホテルは9年前に宿泊したホテルだ。この辺りも9.11テロ以来ぐっと治安が悪くなった。もう一度行こうと思っても多分もう訪れることは出来ないだろう。

 多少下火になっているかと思った新型インフルエンザは、その後も感染者が増えてWHOでは今夜従来の「フェーズ5」から最高度の「フェーズ6」へ引き上げて警戒を呼びかけることになった。オーストラリアの感染者が増えたことで、これから冬の流行シーズンに入る同国への警戒を目論んだ節もある。いつまで待てば、心配が消えるのだろうか。

2009年6月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

758.2009年6月10日(水) 消費税12%?骨太の方針は大丈夫か?

 金融危機と経済不況により政府が補正予算を組んで財政出動した経済対策には、考え方としては基本的に納得出来るところはあるが、これに族議員が暗躍して群がり、あれもこれもと支出項目が増えバラマキ予算になった傾向は否めず、元々苦しい国家財政のわが国をいよいよ大借金国にしてしまっている。しかも、今後財政黒字国へ回帰する見通しも見えず、このままでは国は破綻することは自明の理である。これを政治家と官僚がそのまま放置して、益々国家財政の足を引っ張り、国民にやる気を失わせるていたらくである。

 それでも流石にこれでは不味いと思ったのか、漸く経済財政改革の「骨太の方針」素案が示された。

 それによれば、とりあえず基礎的財政収支を黒字化へ持っていこうとの考えである。すでに、小泉内閣時代に決めていた11年度内基礎的財政収支黒字化目標達成の可能性が消え、同時に決めていた社会保障費の削減も無理だと考えられ、根本的な計画練り直しと発想の転換を求められる事態となった。

 ではどうするのか? つまるところ財政再建のためにはなりふり構ってはおられず、消費税の値上げしかないということである。現在国と地方の債務残高はトータルで816兆円である。当面この抑制が柱である。試算によると11年度から消費税率を段階的に引き上げて17年度に12%にした場合、基礎的財政収支は18年度に黒字化するという。結局最悪で消費税は12%にまで引き上げられるということだ。しかし、どうやっても国民の負担である日常経費にかかる消費税の12%はきつい。現在の5%の2.4倍である。じわっと利いてくるような気がする。心配なのは、あの小泉政権下の骨太でさえ実行出来なかったものが、誰が次期首相になろうとはたして実行出来るのかどうかということである。あくまで、利益誘導の悪辣な政治家が関わらないということと、官僚が真面目に国民のことを考えて仕事をするという前提条件がMUSTである。

 それにしても朝令暮改ばかりで嘘つきの政治家と、上司の顔ばかり見て怠けながら仕事をする役人がいるようだと、また元の木阿弥である。

 ゼミ仲間の池田博充くんと久しぶりに銀座の小料理屋で食事をした。彼も昨年会社の要職を離れ割合自由時間があるという。相変わらず現実社会に問題意識を持っている。青土社から出版された弁護士・中村稔著「私の昭和史」のコピーをもらった。中村氏の父は予審判事だったが、ゾルゲ事件で逮捕され処刑された尾崎秀実について「自分が出会った日本人の中で最も偉いと思ったのは尾崎秀実、外国人ではリヒアルト・ゾルゲだ」と述べていたそうだ。コピーはその件を書いた部分である。興味深い内容のようだ。

2009年6月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

757.2009年6月9日(火) 幼友だち・椎名研二くんの訃報

 冒険作家・椎名誠さんから封書を受け取った。先日贈った拙著「停年オヤジの海外武者修行」に対する礼状に感想を書き添えてくれたものである。先日彼の兄・研二くんの動静について尋ねたが、それについても応えてくれた。悲しいかな研二くんは昨年亡くなったと書かれてあった。10年以上会っていなかった。

 誠さんからの封書は、冒険家らしく大きめの原稿用紙に筆ペンでダイナミックに書かれていた。全文は次の通りである。

 「先日はたいへんばくはつ的に面白い本をありがとうございました。旅が好きなので一気に読ませていただきました。パワーありますね。

 研二はおお酒のみがタタッて昨年亡くなりました。まあシアワセな一生だったとファミリーは思っています。

 またどこかでお目にかかれますことを。」

 椎名誠さんは、千葉市立幕張小学校(当時は幕張町立)時代の友人研二くんの実弟で7歳年少である。ガキのころ近所の椎名宅へ押しかけては家の中を荒らしまわって母上にご迷惑をおかけした。その時チビがいるなと思ったのが実は誠さんだった。彼の初期の作品「犬の系譜」や、その他の著作に研二くんはしばしば登場する。卒業後はそれぞれ別の中学へ進学したので疎遠になって、大人になってからクラス会で会う程度だった。研二くんは5年生の時東京から転入してきた。その数ヶ月後に私も同じクラスに転入したが、家が近く、お互いに野球好きで親しくなり、総武線で後楽園に巨人戦を一緒に観戦に行ったこともあった。研二くんの知られざる一面は、飛行機嫌いだったことと、大酒飲みだったことだ。

 同級生何人かで一度香港とマカオへ旅行した時に、彼を誘ったら飛行機が苦手だから行かないと言ったので、弟(誠)は大旅行家だから同じDNAを考えれば食わず嫌いでもったいない。行こうと何度も誘ったがダメだった。酒については、誠さんが書名は忘れたが著書に面白おかしく書いている。中央線電車内で酔っ払いが大声で暴れていたので、うるせぇ野郎だと思って顔を見たら兄貴だったので当惑したとあった。元々憎めない男だったが、都内にマンション住まいして他にも賃貸マンションを持ち、家賃で暮らしていると暢気なことを話していたことも忘れ難い。4月に開かれた最後の同窓会では、椎名研二くんの噂は誰からも出なかった。性格が明るく友だちも多かっただけに、同級生に彼の訃報を伝えたらがっかりするだろう。同じ年齢の仲間がこの世からひとり去り、ふたり去っていくのは何とも辛い。今度誠さんに会ったら思い出話をしてみようと思う。

2009年6月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

756.2009年6月8日(月) 「大逆事件残照」について

 5月19日から6月5日まで14回に亘って朝日新聞夕刊に「ニッポン人脈記『大逆事件残照』」という取材記が連載された。1面の3段記事に写真入りという紙面取りで中々読ませるものだった。竹久夢二、与謝野晶子、小林多喜二、荒畑寒村ら有名人も次々登場するし、意外な人間模様を紹介してくれて面白くすっかり引き込まれてしまった。今まで学生時代に専攻した社会主義思想の視点からだけしか大逆事件を捉えていなかったので、枝葉のエピソードや処世の話が面白かった。大逆事件も来年発生百年を迎えるが、当時日露戦争直後の軍国主義の風潮の中で、危険思想として社会主義を取り締まる警察権力の前に社会主義者は騙され捕捉され刑場へ、或いは獄舎につながれた。薄幸の生涯を送ったこういう人々に光を当てた考えさせられるドキュメントである。

 主犯とされた幸徳秋水、管野スガ、大石誠之助、宮下太吉ほかの業績や物語は随分読んだし、荒畑寒村のテレビ・インタビューも見たので、かなりはっきり全体像は掴んでいるつもりだったが、裏面史もかなり奥深い。処刑されたひとり、内山愚堂が箱根大平台の林泉寺の住職であったことなども初めて知った。新宮市の住職・高木顕明のように無期囚だったが、獄中で自死したものもいる。高木は結局真宗・大谷派から逆徒として破門され、永久追放されたが、今ではその処分も取り消され名誉を回復した。しかし、この間すでに85年の月日が経過した。

 宮下の無分別な言動から事件が発覚した長野県安曇野市、秋水の生誕地・高知県四万十市、和歌山県新宮市など直接事件とかかわる都市にまつわる話は知っていたが、地道な実話やエピソードは世に知られることなく忘れられていったのだ。このドキュメントも朝日記者の早野透氏が個人的な関心と執念から来年百年を迎える大逆事件を風化させないために筆を執ったものと思う。日露戦争に勝利して軍国主義が華やかだった時代に、反戦論や天皇制に物申すことはご法度だった。残念ながら秋水らの考えが、どんなものであろうと宮下という印刷工の行動により、罪のないものまで連座して捕捉されたのは、いかにも軽率であったという気がしてならない。

 しかし、いま検証するまでもなく、大逆事件について考えたり行動するのは何の障害もない。その自由なムードの下に当時検挙された人々の名誉回復が全国で図られている。この事件は同時代の反逆、騒乱事件の中でも格別特異な事件で、それだけに調査していても面白かった。学生時代に読んだ「寒村自伝」や、テレビで観た荒畑寒村のインタビューも内容的にとても興味のあるものだった。いずれ、もう一度「寒村自伝」を読み返してみたいと思っているほどである。

 とにかく久しぶりに好奇心を刺激された連載ものだった。

2009年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

755.2009年6月7日(日) 日本4大会連続ワールドカップに出場決定!

 昨晩遅く日本中のスポーツファンが大興奮した。日本が1-0のスコアでウズベキスタンを破り次回サッカー・ワールドカップ出場を世界一番乗りで決めた。4大会連続でアジア代表の1チームとして南アフリカで来年開催される本大会へ出場することになった。アジアでは、時間的に少々遅れてオーストラリア、韓国も決め、ヨーロッパではオランダが本選出場を決めた。

 日本は期待が大きかっただけに監督以下選手が受けたプレッシャーは相当なものだったと思う。とかく本番に弱いと言われていた日本選手が堂々敵地で勝ち取った栄誉を誉めてあげたいし、正直言ってたいしたものだと思う。かつては日本代表チームの実力はそれほどではなかった。それが、Jリーグが発足してから少しずつ実力が向上してきた。その過程で強豪外国チームと激しいゲームをやって身体で技術を身につけた成果が表れてきたのだと思う。アジアではかつてムルデカ大会という大きな国際大会があった。その中でも日本は中々勝てず、特にマレーシアには歯が立たなかった。ある時バンコック空港の搭乗ゲートで待っていた時、当時の日本代表チーム団長だった故長沼健氏と会話して、マレーシアが強いと言っていたのを昨日のことのように思い出す。今やそのマレーシアは日本より遥かに下にいる。昔日の感がある。

 この勝利を一里塚として謙虚に本大会へ向けて邁進して欲しいと思う。

 先日インタビューした武者陵司・ドイツ証券副会長の取材記事の原稿起こしのためDVD録画を繰り返し丹念に見た。取材中はもちろんメモを取っているが、やはり内容の正確性を期するために繰り返し見直すことが大切だ。これで武者氏の考え方を確認出来て良かった。何度かトーク内容をチェックしてみて、改めて武者氏自身の現場体験に裏打ちされた自信たっぷりで実践的な理論に感銘を受けた。一両日内に武者氏の期待に応えられるようなコクのある内容の原稿にまとめたいと思っている。

2009年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

754.2009年6月6日(日) 日本共生科学会会員となる。

 星槎大学湘南大磯キャンパスで「日本共生科学会」設立総会が開かれた。前もって小中陽太郎氏から参加の案内をいただいていたので、小中さんがキー・ノート・スピーカーとして講演するということ、そして「共生」というのは何だろうとの好奇心もあってJR大磯駅から迎えのマイクロ・バスで会場へ行った。多少予想はしていたが、地元の地理によほど詳しくないと行き着けないような森林地帯の中にキャンパスはあった。元々修道院として使われていた施設だというのも頷ける。これも自然との共生を志向するグループの理念に合致していると感じた。

 キャンパスは学校法人、社会福祉法人、NPO法人、農業生産法人である星槎グループが北海道から神奈川、東京、埼玉、静岡、大阪、広島、福岡、沖縄、福井、富山、宮城、福島県内各地にまたがる通信教育、特殊教育中心の人間教育を行っているネットワークのひとつである。大学は北海道芦別市に存在するが、日本のみならず世界でも唯一の共生科学部を持つ大学ではないかと主催者が語っていた。

 議事進行は順調に進み、シンポジウムもパネリストの話が興味深く大変有益なものだった。参加者が真剣に説明する態度にケレン味がない。とにかく真面目である。日本共生科学会初代会長に推薦された山口薫氏が、就任挨拶の中で、①人と人との共生、②人と自然との共生、③国と国との共生、を目指すと話され、自然科学、社会科学、人文科学の後の科学の分野に共生科学が処せられるべきだと思うとの熱い願いを語られた。

 懇親会で多くの大学関係者と話をしたが、年配の先生の表情にもポジティブなひたむきさが窺えた。創立者の宮沢保夫・グループ会長兼議長は私より若いが、37年前に生徒たった2人からスタートしたとその苦労話をしてくれた。

 建学の精神は「社会に必要とされることを創造し、常に新たな道を切り開き、それを成し遂げる」である。教育理念は「必要とする人々のために新たな道を創造し、人々が共生しえる社会の実現をめざし、それを成し遂げる」。教育目標には「困難な場面において相手を想い、笑顔と勇気を持って立ち向かう強い心の育成」を掲げている。それぞれに志が高い。

 この他にもいくつかモットーがあって、校訓には①労働=人のために働くこと、②感謝=いつも感謝する気持ちを忘れないこと、③努力=努力をし続け、決してあきらめないこと、を詠い、ビュッフェの割り箸袋にも「星槎3つの約束」と書かれていて①人を排除しない、②人を認める、③仲間を作る、この3つが標語である。モットーやスローガンの好きなグループであるが、目指すところは人間学ではないかと推測している。

 グループの理念と学会の主旨に大いに賛同したので、今後の発展に寄与出来るかどうか分からないが、早速会員になることにした。帰途横浜駅前の崎陽軒で小中ご夫妻から出版関係のお2人ともども中華と紹興酒をご馳走になる。

 さて、1945年の今日、ヨーロッパ戦線ではノルマンディー上陸作戦が敢行された。この上陸作戦から連合軍の怒涛の進撃が始まり、ドイツ軍は敗走に次ぐ敗走で雪崩を打つように後退した。思い起こせば、あの海岸の近くにある戦没者記念墓地では慰霊祭が行われるのだろう。広大な場所に整然と区画わけされた墓地には、生花が飾られていた。イスラエル兵の墓地だけが、すぐ目に付いた。日本が敗戦を受け入れたのはその2ヵ月後である。

2009年6月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

753.2009年6月5日(金) 鳩山邦夫大臣の傲慢な態度は何だ。

 いま政治が前へ進まない。衆議院の会期も先日55日間の延長を決めたばかりだが、それも衆議院解散に照準を合わた妥協の産物である。次の総選挙へ向けたマニフェストが思うようにまとまらないようだ。その最大の焦点は、世襲議員の制限に関することで自民党の考え方がよろめいている。当初は次の総選挙から現職議員の3親等以内の立候補者が同選挙区から立候補する場合は、党が公認しない方針だった。選挙責任者がその方向で党内の意見をまとめ、ほぼその通りになるだろうと思っていたところが、一転して次の次の選挙から実施ということに決まりそうだ。

 これで小泉純一郎・元首相の次男と臼井日出男・元法相の長男が救われて、次回は間違いなく当選ということになるだろう。臼井氏の子息のごときは「ひと安心。いや、ふた安心」と言ったというが、この無邪気な鉄面皮の世襲坊やにはがっかりである。あなたは他のライバル候補者より有利な条件で戦って父親の遺産で多分当選するだろう。親の力を借りてライバルをやっつけることに何の良心の呵責も感じないで果たして喜んでいてよいものですか。情けない奴だ。

 マニフェストでは、衆参議院の議員定数削減もある。削減人数、削減の時期も欲の皮が突っ張って決まらない。公明党への気兼ねも邪魔になっている。共産党は削減それ自体に反対している。

 日本郵政社長人事は今最ももめている。総務大臣の認可がなければこの人事は認められない。鳩山邦夫大臣が大きな態度と声で、絶対に西川社長の再任を認めないと広言している。自民党内はもちろん、野党からも賛否両論の声が挙がっているが、鳩山大臣は自分の一念を通すことだけしか頭にないようだ。大臣と西川社長が最近会ったという話もない。話し合いもなく、ただ正義のためだ、信念に基づいてなどと言ったって所詮大臣は権威だけを振りかざしているに過ぎない。一方的に辞めさせるとの居丈高な態度を続けている。西川社長の評価は別にしても自己顕示欲が強すぎるのではないだろうか。

 大臣ともあろうものが、なぜこれほど威張り散らすのか。元々鳩山氏のパフォーマンスは強引で、他人の意見を聞かない。このように人を人とも思わない人間が人の上に立つ資格はあるのだろうか。「実れば垂れる稲穂かな」と云われるようでありたい。この人も典型的世襲議員だが、今検討中の制限ルールでは世襲議員には当らないという。誰が見ても世襲議員のような人間が威張り腐っている構図が一番下品で、軽蔑されることが分からないのだろうか。尤も野卑でこのような図々しさがあるからこそ世襲議員をやっていられるのだろう。

2009年6月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

752.2009年6月4日(木) 天安門事件から早や20年

 かつては6月4日を飛行第六四戦隊(通称・加藤隼戦闘隊)にあやかって六四会の日として、毎年のように幹事だった西沢敏一さんと一緒に靖国神社へお参りしていたものだったが、その西沢さんが亡くなられてから、慰霊祭にも参加することがなくなって今日が六四会の日と結びつくことがなくなった。

 やはり、今日は天安門事件の日だ。20年前民主化を求めたデモ隊に対して軍が発砲した弾圧である。当時の江沢民・国家主席が1党独裁による共産党支配体制に傷がつくのを恐れてデモを武力で鎮圧したのだ。国家による人民虐殺である。中国政府は一連の運動を不満分子のテロ・動乱と位置づけ、総括処理しようとして、詳細を明らかにしようとしない。決して自分たちの対応が間違いとは言わない。民主化運動を弾圧したことを社会的「風波」と呼んでいる。国民の目を逸らそうともしている。

 世界中の注目を集めた中国人の民主化運動とその主役を担ったウアルカイシ氏ら学生リーダーたちのエネルギーは間違いなく中国政府の心胆を寒からしめた。今中国政府は徹底して事件を封殺して、新たな民主化運動が起きるのを極力警戒している。

 あれからもう20年の月日が経つ。当局側の発表した事件による死者は319名だが、実際にはその2倍を遥かに上回るといわれている。今でもその傷は深く残っている。中国政府は公に報道されることを極力避けようとしてあらゆる手段を講じている。20周年記念として呪わしい事件が意に沿わぬ形で報道されることを封じ込めようと必死である。実際今日NHK北京で中国国内向けに放映された、事件の映像が放送中に突然消えた。画面は真っ暗になった。中国当局が好ましくないとして画面を消したのだ。外国の放送に対する報道管制以外の何者でもない。まったく問答無用である。自由なし、言論なし、人権なしである。温家宝首相の言葉にも呆れる。国家は3権分立を求めないと言っている。これが果たして民主国家だろうか。アメリカ政府が天安門事件にからませて中国の民主化に注文をつけたところ、直ちに余計なことだといわんばかりにアメリカの認識不足と言い返した。中国は経済が順調に伸び、GDPも世界第2位のポジションが手の届くところに来て、経済力に自信を抱き、些か思い上がっている節がある。もう少し謙虚であってほしいと願う。

 この様子だとまだ中国の近代化、民主化は先だろうか。

2009年6月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

751.2009年6月3日(水) アンドロイドに乗り遅れるな!

 行方不明だったエール・フランス機が大西洋に墜落したことがブラジル空軍機によって確認された。機体は南米大陸のかなり沖合いに海深く沈んでいると想定されるので、遺体の収容はほとんど絶望的である。お気の毒というより言葉もない。原因はまだはっきりしないが、今のところ雷の直撃ではないかと推測されている。

 久しぶりに霞ヶ関で知研のセミナーが開かれた。講師は先日私自身サブ・インタビュアーを務めたIT専門家である久保田達也氏で、テーマはe -ラーニングである。現在サイバー大学教授としてもインターネットによる授業を行っているので、そのe -ラーニングの体験談を中心に現在のインターネットによる学び方を講義された。

 4月にお会いした時にも、バイタリティのある方だと思っていたが、身体で話す感じで実際に福岡で教えている授業のスタイルについて体験談を話された。実際には学生と対面しないPCを通しての講義なので、実態が中々想像しにくい。画面を通しての講義となると、息が抜けないようだ。授業の他に毎回レポートを提出させ、その添削をやるそうだから、その気苦労は大変だと思う。一応世界中に勤労学生がいるようで、外国人の方が優秀だし、男子より女子の方が優れていると言われた。

 印象に残っているのは、グーグルに関する情報である。実際にアメリカのグーグル本社へ行って見て驚いたという。それは、現在開発中の「アンドロイド」の発想も、今出版界に旋風を巻き起こしている著作権問題も同じグーグル社の哲学から生まれたものである。つまり、よい材料はフリーで提供しようとの発想である。なぜか? そうすれば国境がなくなり、戦争がなくなるという遠大な考え方に基づいている。講師もこの発想がすごいと言っておられたが、実際その通りで自分たちが世界平和のために事業を行うなどということは普通考えないと思う。

 まさに思想であり、哲学であり、発想の転換というべきであろう。私も何とか「アンドロイド」か、今流行しそうなi・Podにトライしてみようと考えている。久保田講師によれば、好奇心の強いインテリがこれに飛びつくそうだが、面白そうなので自分もあやかり、決断しようかなと考えている。

2009年6月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com