昨晩遅く日本中のスポーツファンが大興奮した。日本が1-0のスコアでウズベキスタンを破り次回サッカー・ワールドカップ出場を世界一番乗りで決めた。4大会連続でアジア代表の1チームとして南アフリカで来年開催される本大会へ出場することになった。アジアでは、時間的に少々遅れてオーストラリア、韓国も決め、ヨーロッパではオランダが本選出場を決めた。
日本は期待が大きかっただけに監督以下選手が受けたプレッシャーは相当なものだったと思う。とかく本番に弱いと言われていた日本選手が堂々敵地で勝ち取った栄誉を誉めてあげたいし、正直言ってたいしたものだと思う。かつては日本代表チームの実力はそれほどではなかった。それが、Jリーグが発足してから少しずつ実力が向上してきた。その過程で強豪外国チームと激しいゲームをやって身体で技術を身につけた成果が表れてきたのだと思う。アジアではかつてムルデカ大会という大きな国際大会があった。その中でも日本は中々勝てず、特にマレーシアには歯が立たなかった。ある時バンコック空港の搭乗ゲートで待っていた時、当時の日本代表チーム団長だった故長沼健氏と会話して、マレーシアが強いと言っていたのを昨日のことのように思い出す。今やそのマレーシアは日本より遥かに下にいる。昔日の感がある。
この勝利を一里塚として謙虚に本大会へ向けて邁進して欲しいと思う。
先日インタビューした武者陵司・ドイツ証券副会長の取材記事の原稿起こしのためDVD録画を繰り返し丹念に見た。取材中はもちろんメモを取っているが、やはり内容の正確性を期するために繰り返し見直すことが大切だ。これで武者氏の考え方を確認出来て良かった。何度かトーク内容をチェックしてみて、改めて武者氏自身の現場体験に裏打ちされた自信たっぷりで実践的な理論に感銘を受けた。一両日内に武者氏の期待に応えられるようなコクのある内容の原稿にまとめたいと思っている。