4379.2019年5月10日(金) 今日結婚50年、金婚式を迎える。

 半世紀前の今日妻護江とホテル・ニューオータニで結婚式を挙げた。あれから50年が経過して今日金婚式を迎えたことになる。半世紀なんてあっという間だった。幸い2人の息子にも恵まれ、今では5人の孫もいる。結婚翌日当時はまだ珍しかった海外へ新婚旅行に出かけた。航空券だけを持って他はすべて現地手配だった。生憎マレーシアでマレー人と中国人の間で民族闘争が起きて戒厳令が布かれ航空機が飛ばなくなった。ペナンへ行く旅程を変えて考えてもいなかったチェンマイに向かうことにした。結果的にペナン、クアラルンプール、シンガポールに行くことが出来なくなってしまった。あれからあっという間の50年である。2人だけの内祝いは、近々譲渡する愛車で箱根へ最後のドライブをするつもりだ。

 河上肇風に言うなら「50年坂 越えては越えて 来つるものかな」といった心境だろうか。

 さて、昭和38年小田急電鉄入社同期生会を昨日と同じ新宿のホテルで行った。学卒者は13名だったが、すでに4名は他界し、途中退職者が2名、遠隔地に住んでいる者もいる。さらに大腸手術で入院中と歯科治療を受ける同期生が欠席して出席したのは5名だった。80歳前後になると病気がないことの方が不思議がられるくらいで5名のうちの1名は、昨年白血病で抗がん剤を服用していたので頭髪が抜けてしまったと言っていた。

 私を除く4名は年中ゴルフをプレイして楽しんでいるようで、それが健康増進に役立っているようだ。来年の再会を期して別れた。

 ついては、米中貿易戦争が勃発するのではないかと懸念されていたアメリカの中国からの輸入品への追加関税について、両国高官がワシントンで協議していたが、結局物別れとなり、日本時間今日午後1時に中国からの輸入品2千億㌦(約22兆円)分に対して10%から25%に引き上げる制裁措置を発動した。日本にとっても大きな影響が及ぶ。日経平均株価は10連休明けから3日間で850円も下がっていたが、今日も57円下がった。この先株の動向が気になる。

 これに対して中国は報復を予告しており世界経済の混乱は避けられそうもない。何でも強気一方のトランプ大統領は、来年の大統領選を睨みながら保守層の強い支持を得て、最近では大統領就任以来最も高い支持率46%を得て益々強気になっている。

 また、トランプ大統領には厄介な問題が降りかかろうとしている。このところ2度に亘って発射された飛翔体がどうもミサイルではないかと言われる中で、今日アメリカ国防省は2度発射された飛翔体はミサイルであることを認めた。飛翔体がミサイルであると判明した時点で、北朝鮮の行動は国連安保理事会の決議に違反し制裁の対象となる。これからどういう道筋を辿ることになるだろうか。

2019年5月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4378.2019年5月9日(木) 湘南125回生会食事会

 新宿のハイアット・リージェンシー東京の和食レストラン「佳香」で、ほぼ3か月に1度ランチをともにしている4人が集まった。この食事会を勝手に「湘南125回生会」と称している。昭和31年に湘南高を卒業した31回生の兄の同級生2人と兄、昭和32年卒業の32回生の私の卒業年度合計が125回になるので、そう呼んでいる。

 今日は安倍首相の話題が面白かった。首相が以前に国会で「・・・云々(うんぬん)」と言うべきところを「・・・伝々(でんでん)」と言ったことが当時興味本位の話題を提供した。今日もその話で大笑いになった。偶々月刊誌「選択」5月号にこの話題が取り上げられ、令和の語源を万葉集から取ったことを安倍首相が喋ったことについて、「云々」を「伝々」と言うような人の講釈なんぞ聞きたくもないと皮肉たっぷりに書いた記事が掲載されていたのである。

 もうひとつ地球物理学者の神沼さんと兄から地球の磁気について話があったが、極地磁気が年々ずれつつあるという話は初耳で興味深く感じた。大昔には南北半球が逆だった時期も何度かあったと聞いて驚くとともに斬新な気持ちになった。こんな地球の大きな変動がどうして学校で教えられなかったのだろうかと疑問に思ったくらいである。

 そもそもこの125回生会なんて個人的な集まりを始めたのは、4年前に兄が連れ合いを亡くして気落ちしているように見えたので、励ましてやろうと高校在学中に兄と仲の良かった神沼さんにお願いして一緒に食事会を始めたのがきっかけである。幸い兄は大分元気を取り戻しかなり饒舌になった。帰り際に神沼さんがお兄さんは元気になって良かったですねと言っていただき、嬉しく有難く思った。これからも1年に3~4回のペースで食事会を続けていきたいと思っている。

2019年5月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4377.2019年5月8日(水) JT「タバコ」のCMが問題に

 昨日テレビで「火を使わないたばこ、煙の出ないたばこ、においがつかないたばこ。私たちJTの研究から新しいたばこが生まれ、喫う人と喫わない人の新しい関係が生まれていきます。製品も、マナーへ」というような主旨の日本たばこ産業(JT)のCMが流れた。タバコは今や世界中で嫌われ者、厄介者とされ、排斥、追放されつつある。だからこそ会社も「たばこ」という社名を隠すようにJTを前面に出している。このCMを観た瞬間、おやっと思った。黙っていれば良いのに、正面からタバコのプラス面を打ち出しているのだ。すでに一般社団法人日本禁煙学会理事長から麻生財務大臣に宛ててこのCMの放送中止を訴えていることも知った。さもありなむと思った。

 2020年東京オリンピック開催を控えてIOCは東京での禁煙を求め喫煙に厳しい注文をつけている。飲食店内の喫煙も禁止を求められている。とにかくタバコは今や居場所がない状態になっている。そんな時にいくら自社製品のPRとは言え、このCMはこういう禁煙ムードに正面から立ち向かうものだ。世界保健機関(WHO)も喫煙に厳しい基準を設けている。財務省は来年4月からタバコ箱の包装の5割のスペースに「喫煙は健康を害する」との警告文を記載しなければならないと決めた。外国では不快感を催す画像をタバコの包装紙に描かれている。今年1月30日付朝日夕刊には、表面に目をそむけたくなるほどの絵が描かれたタバコの写真が載っていた。例えば、フランスのタバコには「膨れた舌」、イタリアは「歯がぼろぼろの口内」、トルコでは「真っ黒な肺」などと書かれたカラーの見苦しい絵が描かれている。これではタバコを買う気にもならない。その点では、日本はまだ甘いと思う。

 タバコと言えば、アメリカではインテリ層はほとんど喫わない。かつて日本の教育視察団のお供でアメリカの小学校を訪問した時、喫煙する先生が何人もいたので、そのための時間を取って欲しいとお伺いをたてたところ、校長先生から厳しくお説教されたことを思い出す。

 80年間タバコを喫わないで良かったとつくづく思っている。

2019年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4376.2019年5月7日(火) 株価大幅下落で始まった令和最初の証券取引

 11日ぶりに連休が開けて今日から役所、会社、学校も再開された。役所では待たされる人が多く、会社や学校ではあくびをしたり、寝ぼけ眼が多かったようだ。

  さて、昨日懸念したように11日ぶりに開かれた株式市場における令和最初の日経平均株価は、昨日のトランプ発言が効いて335円も下がってほぼ1か月ぶりに2万2千円台を割り終値は21,923円となった。ヨーロッパやアジアの市場でも軒並み株価が下落した。

 アメリカのトランプ大統領は、いつも公式発表の前に自らツィッターで私語を交えて思いのまま考えを述べるので、どこまで本気なのか分からないことが多い。昨日述べた今回の関税引き上げの件でもツィッター上の文言が新聞に載っている。ただ、大統領がいらついているのは分かる。アメリカが中国との通商協議が思うように進まないことにイライラが高じているようだ。今の様子では、中国からの2千憶㌦(約22兆円)分の輸入品に対する10%の関税を、10日から25%に引き上げるようだ。これは当初1月に引き上げの予定だったが、通商協議の進展を考慮して延期していたものである。どうもこの間に米中間でいろいろ行き違いや誤解があったようで、アメリカは中国側に約束違反があったと言い、気の短いトランプ大統領が我慢し切れなくなった様子が窺える。大統領は対象としていなかった他の3千2百億㌦(約36兆円)についても近日25%に引き上げるとも語った。もし打開策が見いだせず、中国製輸入品の関税が引き上げられるなら米中間の摩擦が再燃して米中当事国ばかりでなく、その影響が世界中に広がるのではないかと心配になる。

2019年5月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4375.2019年5月6日(月) お騒がせ国家北朝鮮のミサイル?発射

 一昨日北朝鮮が日本かへ向けて短距離型飛翔体を発射した。北としては、このような飛翔体を打ち上げたのは、2017年11月以来のことである。この事実についてアメリカは、どこまで本音か分からないが、ポンペイオ国務長官はミサイル発射実験の再開ではないかとの質問について即答を避けている。しかし、今朝のテレビ番組の中で専門家は、誰が考えてもミサイルであると断言していた。このところ北朝鮮と、支援国と見られているロシア、中国、更には韓国との関係が微妙な状態にある。先日ウラジオストックで行われたロシア・北朝鮮首脳会談の成果が乏しかったことから、金正温・朝鮮労働党委員長が日程を繰り上げて帰国したのも不満の表れだったようだ。中国も北朝鮮の身勝手な行動には手を焼いているようだ。北の飛翔体がミサイルであることが確認されれば、国連安保理決議に違反することになる。韓国は独自に北と協定を結んでいる関係上これがミサイルであるとは言えない。それにアメリカの顔色を窺っている状態で、この微妙なシチュエーションが壊れないことを願っているようだ。各国それぞれに北朝鮮との外交関係には気を遣っている。

 それにしても今回もまた北朝鮮は、反省することもなく国連決議に違反するようなことを平気で冒している。まったく困った国である。

 今日夕方になってアメリカのトランプ大統領が対中貿易に関して中国製品の輸入に現在課している10%の関税を25%に値上げすると公表した。今まで保留していた問題に結論を出そうとしているようだ。今日ヨーロッパ、アジアの株式はこれによってど~んと下がった。明日の東京株式市場はどうなるだろうか。

2019年5月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4374.2019年5月5日(日) 「こどもの日」らしくない「こどもの日」

 今日は「こどもの日」である。例年なら子どもに相応しいテレビ番組などがある筈だが、今年は単なる10連休の中の1日とされて、格別子どもたちにとって意味のある休日には思えない。ニュースの中で鯉のぼりの光景を観たくらいである。その10連休も余すところ残り1日となったが、今年の10連休はやや長過ぎたし、迷惑だと感じている人たちもいたようだ。これからは取ってつけたような振替休日のような恣意的な休みは止めて、1日1日が意味のある休日であって欲しいものである。

 ついては、デスクトップPCは問題ないのだが、このところこのブログを書いているノートPCの容量不足に悩まされ、HPに新しい題材もアップ出来ず何とか容量を増やしたいと考えていた。いつもお世話になっているITコンサルタントの小糸氏に今日来宅してもらい現在使用中の台湾製ノートPCの‘ASUS’をSONYの‘VAIO’に取り替えてもらった。PC自体はやや重いが、これで容量は大幅にアップしたし、DVDもセット出来るし、使いやすさの点でも問題ないので、しばらくは容量不足で悩むことはないと思う。ひとまずホッとしているところだ。

 さて、昨日天皇陛下が皇居における一般参賀で国民に即位の挨拶をされ、皇位継承の公式行事を終えたが、タイでは昨日69年ぶりに2016年12月に即位したワチラロンコン国王の3日間に亘る戴冠式が始まった。日本の厳かな儀式とは異なり、国王はタイ各地から集められた聖水で身体を清めた後玉座に座り、7㎏の王冠を頭に乗せてスピーチを行った。この後市内パレードなども予定されている。日本ののどかな春の季節とは異なり、炎熱下で行われる一連の行事は、関係者には暑さ対策が欠かせないだろうと同情したくなる。ネットで戴冠式の写真を見ると1日に結婚したばかりのステイダ妃が国王の隣に腰かけておられたが、26歳の年の差婚であるだけに、王妃の若さがひときわ目についた。

 日本皇室とタイ王室は以前から交流があり親しく厚誼を続けている。お互いにめでたい儀式を済ませた後には、改めて両国親善のためにともに努められるよう希望している。

2019年5月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4373.2019年5月4日(土) 解消されない日米地位協定の不平等

 令和になって初めての皇居における一般参賀である。前夜から並んでいた人たちを含めて14万人以上もの国民が祝意の気持ちを胸に皇居へ来た。天皇陛下は初めて天皇として皇后陛下や秋篠宮ご夫妻、皇室の皆さまとともに6度もお立ち台で国民に即位の挨拶をされ感謝の言葉を述べて国民の祝福に応えておられた。都内では24.8℃という6月上旬並みの気温に、並んでいた人たちの中には体調を崩される人もかなりいた。遅くなって都内を始め関東地方全域に雷と雨が伴い、ヒョウが降った地域もある。

 そんな中で皇位継承の公式行事は滞りなく終了した。これから皇室では伝統的な儀式がいくつか行われ、10月に新天皇・皇后陛下の即位祝賀パレードが行われて即位の行事は一応の区切りとなるようだ。

 ついては、昨日の憲法記念日に際して安倍首相が支持団体に改憲への強い意欲をメッセージとして送った。しかし、昨日、今日と憲法議論は国民が注目するような形では行われなかった。

 今朝の朝日新聞社説に「憲法と日米地位協定」と題して、日米地位協定について日本政府に対する強い論調が目立った。私も学生時代に参加した「60年安保反対闘争」で当時の岸政府が、国民の強い反対を押し切り、改定した安保条約の日米地位協定について問題視しているのだ。ひとつは、多発する在日アメリカ軍人による殺人などの事件が地位協定によって日本側の捜査に厚い壁を作り、アメリカ軍基地の自由使用を最大限保障していることである。

 2つ目は、関東上空においてアメリカ空軍が管制権を握ったまま手放さないことである。横田空域という空の壁があり、それは1都9県にまたがり、羽田や成田に発着する民間航空機はアメリカ軍の許可がなくては通過も出来ないというどこの国の話かということになる。特に後者についてはあまり日本国民には知らされておらず、知らない人が多いことである。同じ第2次世界大戦敗戦国のドイツやイタリアでは、1980年代以降に見直しを実現し、国内法が原則となっている。こんな理不尽なことはない。誰が考えてもおかしいことが、安倍首相や自民党議員にはそうとは思えないようで、地位協定改定には後ろ向きなのだから何をかいわんやである。昨夏亡くなった翁長雄志前沖縄県知事は、いみじくも「沖縄には憲法の上に日米地位協定がある」と言った。安倍首相の自宅2階には、トランプ大統領が住んでいるとでも言っておこう。

2019年5月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4372.2019年5月3日(金) 憲法改正議論はまだ不充分

 今日は憲法記念日である。1947年の今日新憲法が施行されたのを記念して翌48年に制定された国民の祝日である。しかし、メディアでは相変わらず平成から令和に変わった新元号と、それに伴って即位された天皇陛下や皇室にまつわる話題の方が大きく取り上げられている。

 今憲法改正が巷で議論されている中で、安倍首相は来年には憲法改正の道筋をつけたいと願っているが、国会で正式に議論されていない。それは、野党各党から改正のための憲法審査会で審議を拒否されていることと、与党内でも公明党が改正に慎重な態度でいるからである。今日憲法改正を目指す団体の会合に、安倍首相はビデオメッセージを送り、自衛隊の明記など憲法改正を実現し、来年の施行を目指す考えを改めて示した。

 現行憲法改正議論を始めることに対して国民はほぼ8割が賛成しているという。しかし、改正に賛成かとなるとそうではない。憲法改正を考える機運は高まっているかとの朝日の世論調査では、72%が高まっていないと応えている。自民党支持者ですら60%以上が高まっていないと見ている。

 自民党政権が考えているほど憲法改正論者は多くはないと読み取れる。そのためにはまだ時期は熟していないと思う。しかし、メディアは憲法改正是か非かと考える材料と機会を積極的に国民に提供する必要があると考えている。

 さて、国内では上記のように令和の天皇即位が明るい話題を提供しているが、同じ王国のタイ皇室でもおめでたいニュースがあった。それは、同じく国民の象徴でもある66歳のワチラロンコン国王が、一昨日40歳のステイダー妃と4度目の結婚式を挙げられ、明日4日に慌ただしく戴冠式を行うと発表されたことである。ステイダー妃は元タイ航空の客室乗務員で、その後王室を警護する部隊の幹部になったという。先代の故プミポン国王とシリキット王妃がタイ国民から広く敬愛されていたが、果たして新国王・新王妃は国民からどれほど国民の気持ちを繋ぎ止められることが出来るだろうか。

2019年5月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4371.2019年5月2日(木) 問題を抱える国々と平和ムードの日本

 国内では、新元号令和になって皇室関係の祝賀行事が続いていて穏やかで平和な空気が流れているが、国外では日本とは正反対のトラブルに悲鳴を上げている国も多い。

 経済・政治が不安定でクーデター騒ぎまで起きている南米のヴェネズエラでは、インフレが加速度的に進み昨年物価上昇率250万%となり、デノミを実施して経済は破綻状況に追い込まれている。独裁者マドゥラ大統領に対抗して今年1月グアイド国会議長が暫定大統領を名乗り、一昨日には外へ出てマドゥラ大統領に反対の意思を表すよう軍や市民に呼び掛けて、首都カラカスを中心に軍隊が出動し緊張が高まっている。グアイド氏は軍に大統領から離反するよう呼び掛けているが、若手に同調者がいるものの軍幹部は利権と結びついていて大統領とは分かちがたい関係にあるらしい。対立の背後にはグアイド氏を支持するアメリカ、ブラジル、コロンビアなどがいる一方、大統領は中国、ロシア、キューバ、ボリビアなどが支持している。

 アジア、アフリカでも問題がある国が多い。アジアではインドネシアで、先月17日に投開票された大統領選の結果の予想は伝えられたものの、その後公式発表がない。ジョコ大統領がほぼ確実に当選と言われているが、正式には今月22日に公表されるという。どうしてこうも時間がかかるのかと思っていたら、集計作業に従事していた81万投票所の700万人のスタッフのうち、アメリカCNNに依れば311人が死亡し、2,200人以上が体調を崩したという。開票に携わった係員が過労で300人以上も亡くなるなんてことは信じられない話である。 

 アフリカではスーダンで先月実行された軍事クーデターにより30年間独裁政治を行っていたバシール大統領が追放されて、2年間の軍部による暫定政権が成立したが、豊富な地下資源を抱える南スーダンの独立問題を抱えて軍事紛争となり情勢は混とんとしている。

 上記の国々に比べて政治的に安定している日本では、新天皇、新皇后が即位され、国を挙げて両陛下を歓迎しているところである。しかし、改めて皇室に関して将来的な展望から難題が蒸し返されている。実は新天皇の即位に伴い、皇位継承者が僅か3人にまで減少したことが危惧されているのである。安倍首相には皇室の在り方に格別の思いがあるようで、長州人である首相には皇室にある種のわだかまりがあり、女系天皇を認めない皇室典範の改正については消極的とされる。昨日菅義偉・官房長官は「男系継承が古来例外なく維持されたことの重みなどを踏まえ、慎重かつ丁寧に検討を行う必要がある」と消極的姿勢をにじませた。菅氏のコメントは、天皇制がつぶれては元も子もないということが分かっていない。その責任を背負っている国会議員は速やかに結論を出すべく行動を起こすべきではないか。

2019年5月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4370.2019年5月1日(水) 新天皇即位して令和時代の幕開け

 昨日の平成天皇退位に続いて、今日は皇太子殿下が令和時代の新天皇に即位された。皇室というのは、国民一般とは縁遠い伝統的儀式・式典・行事がかなり多い。今朝も門外漢には意味不明の儀式「剣璽等継承の儀」に続き、「即位後朝見の儀」が宮殿・松の間で行われ、皇太子は即位を宣言して正式に令和天皇に即位され、平成の天皇陛下は上皇、皇后陛下は上皇后となられた。上皇という官位は最近ではまったく使われない。失礼ながら、承久の変に敗れて隠岐の島に流刑となった後鳥羽上皇に馴染みがあるくらいである。

 例年ならメーデーである今日は労働者のデモ行進などが報道されるが、今年ばかりは夕刊の片隅にしか報道されていない。新聞とテレビは今日も天皇即位の話題で持ち切りで、他のニュースが入り込む余地がないほどである。確かに天皇関連のニュースは視聴者を引き付けることだろう。特に新天皇・皇后は上皇、上皇后と同じようにお人柄がとても素晴らしく、立ち居振る舞いが上品であると思う。スマイルを絶やさず、国民目線で国民に接してくれているように思う。天皇はイギリスのオックスフォード大学で、皇后はアメリカのハーバード大学とオックスフォード大学で学んだインテリでもある。今月下旬に最初の外国人国賓(初来日ではないので、正式には国賓ではなく国賓待遇)としてアメリカのトランプ大統領とお会いになるそうだが、あまり上品な言動をしない大統領が暴言を吐かないか少々心配である。

 今日は令和時代最初の1日とあって明け方から結婚届を提出に来られる新婚さんのために、役所も一部オープンして対応していたようだ。随分多くの新婚さんが揃って役所へ行ったらしい。

 テレビを観ていて天皇はチキンカレーが好物だと知ったので、玉川の紀伊国屋書店に書籍を探しに行った序に、妻とカレーの名店でカレーを食してきた。探していた書とは、今取り掛かっている観光書の分担執筆のための調査用参考書だったが、ついに見つけることが出来なかった。ガイドブック類は別にして観光に関する学術書がほとんどないのには少々落胆した。まだ観光というのは見かけの派手さに比べて人々の心に入り込んでいないことを改めて知り寂しく思っている。

2019年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com