充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
5750.2023年2月9日(木) トルコ地震の被害が急激に拡大
トルコの地震が隣国シリアを含めて、生存率が急激に下がると言われる発生後72時間を過ぎ、すでに犠牲者の数は1万5千人を超えた。私も1999年8月17日に被災した、20世紀で最大級の犠牲者を出したイズミット地震が、死者17,262人、負傷者43,953人だったが、間もなくこれを追い越す勢いである。
被災地の外は気温零下で雪も見られる。この厳しい寒さの中を、また崩落した石などの傍のテントの中で人々は助けを求めている。イズミット地震の際にも感じたことだが、建造物が随分簡単に倒壊している。これでは中にいた人は助からないだろうと想像される。こうも簡単にビルが崩壊するのはパンケーキクラッシュと呼ばれ、上部から地上1階まで真下に一気に崩れ落ちる形だが、トルコ人の建築基準が甘いのではないかとの指摘がある。実際には建築基準は日本とトルコは同じようだが、トルコ人はそれをきちんと守らない場合が多く、建築基準を満たしていない建物が多いようだ。これでは、地震の多いトルコでは危険極まりない。今後復旧するまでにどのくらいの時間と経費がかかるのだろうか。日本をはじめ、各国から救援物資が送られ救援隊が駆けつけている。
さて、明日は南岸低気圧の影響で、関東甲信地方では山沿いを中心に大雪となる恐れがあり、国土交通省・気象庁は不要不急の外出は控えるよう呼び掛けている。東京23区でも3cmほどの積雪が見込まれている。雪に弱い東京のため、交通障害を警戒して鉄道会社では時間の余裕を持って出かけるようお願いしたり、高速道路の予防閉鎖を検討しているというから随分用心深いものだ。
生憎と言うべきか、偶々明日は駐日セルビア大使館でクラシック音楽の夕べが開かれ、楽しみにしている。セルビア在住で知人のヴァイオリニスト豊嶋めぐみさんが、友人のピアニストとともに大使主催の演奏会を催してくれ、それに招かれたのである。友人3人と鑑賞に出かける予定であるが、明日の天候が雪と予報されてからやや気がかりである。それを心配されたのか豊嶋さんからメールを送ってこられた。それはそれとして、以前から楽しみにしていたことでもあり、ヴァイオリンとピアノの合奏を楽しみにしている。奇縁なことに女性大使のアレクサンドラ・コヴァチュ大使は、ベオグラードにいる友人山崎洋さんの奥さんがベオグラード大学で日本語を教えていた時の教え子だったこともあり、日本語が堪能で明日豊嶋さんの仲介で拙著「八十冒険爺の言いたい放題」に署名して差し上げる約束をしている。積雪は気になるが、音楽会は大いに楽しんできたい。
5749.2023年2月8日(水) 海外収容所内から詐欺を指示する日本人
フィリピンの収容所で特殊詐欺グループに関わっていたリーダー4人の内2人が、昨日日本へ送還されて来た。ここ数日メディアで大きく取り上げられ、テレビでも生々しく報道されてきた事件である。これまで囚人としては、想像も出来ないほど収容所内で身勝手に行動していた彼らは、グループとして国内で約65億円以上の被害を与えているという。更に、悪質なのは、東日本から九州まで14都府県に亘って広範に直接手を下さず、実行役を使って殺人まで犯していることである。
何といっても一番驚くのは、収容所内で私物の所有が認められ、特に携帯やスマホを使って外部との連絡を取っていたことと、金銭を支払い係官を買収して収容所内で特別待遇を受けていたことである。日本ではこういう違法な話は耳にすることはないが、途上国ではありがちなことでもある。実際マニラ市民の中には、「国民としてとても悲しい。でも生活費に比べて一般的な給料が少ないことや、賄賂が組織的に許されている環境が今の状況をつくりだしている」という者もいる。私自身東南アジアを旅していて、似たようなケースに何度か遭っている。
気になるのは、今日来日されるマルコス・フィリピン大統領が日本を訪れる前までに、他の収容犯も日本に引き渡したいという日比両国の思惑である。いかなる事情があるにせよ、三権のひとつ、司法を行政の都合で蔑ろにしては、とても民主主義国家とは呼べないのではないだろうか。夕方マルコス大統領は専用機で来日した。
以上のような不条理な事象に比べて、昨日「もう充分やり切った」と競技からの引退会見をした車いすテニスの世界チャンピオン・国枝慎吾さんの潔い勇退は、ずっと爽やかである。ざっと実績を見ても、シングルスで全豪11回、全仏8回、全米8回、全英1回の優勝を成し遂げ、パラリンピックでも4回も優勝したとは、いくら選手層がそれほど厚くはない車いすテニスとは言え、超人的な成績だと思う。2004年のアテネ・パラリンピックで金メダルを獲得してから早や20年近くが経過し、その間ずっと世界のトップ・プレイヤーでいたのは天才的だと言えよう。
政府は、国民栄誉賞を検討しているようだが、長きに亘って実績充分で模範的なスポーツ選手でもあり、ぜひそうして欲しいと願っている。
6日未明にトルコ南部で発生した地震は、その後も新たな犠牲者が出て、その数1万人を超えたと伝えられている。各地で余震も起きていることから、更に犠牲者が出ることが懸念される。
5748.2023年2月7日(火) トルコ大地震発生と小学校同級生の訃報
また、トルコで大地震が起きた。この国は日本と同様地下には、アジア・プレートとユーラシア・プレートの境界線があるため、大きな地震が起こりやすい。1999年夏トルコを訪れ、チャナッカレに滞在した8月17日の真夜中にM7.6のイズミット大地震に遭遇した。ホテルで就寝中だったが、大きな揺れに起こされ、貴重品を持って階段を駆け下りた。私がそれまでに経験した中でも最大級の地震で、その後市内の荒れ方を見て哀れにも軒並み倒壊した建造物の脆弱さに驚いたことが強く印象に残っている。
昨日未明にトルコ南部からシリア北東部一帯にかけて起きたその地震は、M7.8 を示した。イズミット地震より更に強大だったことが分かる。被害も甚大で、時間の経過とともに犠牲者も増えている。夕刻には5千人を超える犠牲者が出ているという。イズミット地震より震度が大きいことを考えると、今後1万7千人以上の犠牲者が出たイズミット地震より多くの犠牲者が出てくる可能性がある。
トルコの大地震にトルコの人々に同情していた時、小学校のクラス会の幹事役から電話で女子同級生が亡くなったことを知らせてくれた。彼女は、毎回クラス会に積極的に出席し、皆にも声をかけクラス会が続けられるよう貢献してくれたひとりである。コロナ前の2019年のクラス会を最後にそれは途絶えているが、その直前までご主人ともども中華料理店を経営していたので、今度会ったらうまいタイミングでコロナ前に止めて良かったねと声をかけてあげようと思っていた。
卒業した千葉市立幕張小学校は、一昨年創立150周年を迎えて、学校側から創立150周年記念号を発行するので、当時の町や学校、友だちなどの思い出を書いて欲しいと依頼され、学校の印象と恩師の思い出について書き寄稿した。5年生時に房州の勝山小学校から転入した時、素晴らしい終生の恩師に出会った。恩師は、生徒に愛情を籠めた授業はもとより、課外活動でも熱心に指導してくれた。校外で俳句を作ったことや版画の作成、手紙を書くことの大切さ、本を読むクセをつけることなどを話してくれ、それらは私の人生にとっても大きな力となり終生財産となった。歌舞伎もご一緒に鑑賞したことがありお亡くなりになるまで、交流を続けた。今著述業として拙いなりにも何とかやって行けるのは、この幕張小恩師のお陰であると思っている。
卒業後も幹事役がよく面倒をみてくれ、クラス会も70年に亘り続いている。しかし、寄る年波ですでに他界した友人や、遠方に住んでいたり、健康面の理由でクラス会も年々参加者が減り、寂しくなる一方だった。中でも女性陣の中でリーダーシップを取っていた彼女が旅立つとは思ってもいなかった。ただ、コロナ禍の最近3年間ほどは年賀状を送れども彼女から受け取ることがなかったことと、拙著を何冊か送っても何の知らせもなかったので、健康を害しているのではないかと気にはなっていた。
すでに葬儀は済ませたようなので、クラス仲間ともども彼女とお別れをしに千葉市内の自宅へ来週お邪魔することになった。お転婆娘だった彼女もついに天に召されてしまった。ご冥福をお祈りしている。また、寂しくなる。合掌
5747.2023年2月6日(月) 中国政府の違法で説得力に欠ける主張
とかく対立しがちの米中関係の雲行きが、また怪しくなってきた。中国の民間用無人飛行船をアメリカが撃墜したことに、中国はいきり立っている。しかし、今回の気球侵入事件は中国側に弱みがあることは間違いない。気象観測用の気球が不可抗力でアメリカ国内へ入ってしまったと遺憾の意を表明していた。だが、素人目にも中国政府の言い分には、本音を隠しているような印象を受ける。遠く中国大陸から気球を太平洋上に向かって飛来させ、アリューシャン列島からカナダへ入国し、モンタナ州を通りアメリカ大陸を横断し大西洋上で撃墜された。これでは不可抗力というより意図的な企みであると考えざるを得ない。事前になぜアメリカ政府にその趣旨とルートを通達しなかったのだろうか。しかも、飛行したルートのモンタナ州には核大陸間弾道ミサイル(ICBM)が地下サイロに設置された空軍基地などの重要な軍事施設がある。偵察用飛行と思われても弁解の余地がなかろう。
この点については元自衛隊海将が、飛行船は航空機と同じと考えられているので、明らかに領空侵犯であると語っていたし、今日来日したネルソンNASA長官も、どうして中国がこのような飛行船を飛ばしたのか理解出来ないと話していた。ところが、この撃墜に対して中国外務省は、大げさに過剰反応を示し、国際慣例の重大な違反だと強く反発している。無人だったのがせめてもの救いであるが、中国の言い分は自らの立場を正当化するためにだけ述べられたもので、常識的には通用しない。いずれ撃墜された部品が発見されたら、気象用であるか、偵察用であるかがはっきりするだろう。仮にその時偵察用部品が発見された場合には、中国政府はどのような弁解をするか興味深くなってきた。
今後米中関係対立が深まらないことを祈るばかりであるが、中国は南シナ海の海洋進出でも国際裁判所から国際法違反を指摘されていながら、聞き入れようとせず、自らの立場だけを主張して侵略行為を行い、国際法の精神を知らない国家・国民であることを世界中に知らしめているだけである。
さて、あらゆる物価の値上げで消費者物価の高騰が留まらないが、とりわけ家庭で必需の電気料金が約3割の値上げをはじめ水道料金、ガス料金の値上げのあまりの値上げ幅に打つ手もない。それは家計への影響ばかりでなく、一般にはあまり知られていない国宝である文化財の保存にも大きな影響が出ている。昨年創立百周年を迎えた東京国立博物館(東博)では、光熱費の値上がりに悲鳴を上げている。例年年間の光熱費は約2億円であるが、今年は倍以上の約4億5千万円に膨らむ見込みという。それは文化財を守る収蔵庫で原則的に24時間、空調が稼働しているからである。燃料価格の高騰が今後も続く場合には、東博では来年度光熱費が7億円という、途方もない費用に膨らむ可能性もあるという。これは東博だけの問題ではなく、他の国立博物館などでも文化財の修理や新規購入を延期せざるを得ないところまで来ているようだ。
普段博物館に出かけてもこういう内部の問題にはまったく関心を持たないが、現実には多くの問題を抱え、それがウクライナ侵攻のような国際的に大きな戦争になると余計影響力が表れるものだということを改めて知った。
5746.2023年2月5日(日) 書籍販売数が減少、電子書籍にも壁
平安時代の歌人藤原定家に次のような和歌がある。
~大空は 梅のにほひに 霞みつつ くもりもはてぬ 春の夜の月~
立春が過ぎたが、今年の陽気は寒いのか、我が家の梅はまだ開花しない。もちろん鶯はやって来ない。だが、今夜は定家が詠うように夜空に真ん丸いお月さんがくっきりと見える。平安時代の月と変わらないのではないか。
近年一般的な読書離れのせいか、本の販売数が減り続け、その影響で書店を閉めるところも多いようだ。2015年に書籍市場が1.5兆円を割ってから年々減り続けている。出版科学研究所の分析によると、今後も毎年数百億円規模で減少し続けるだろうという。その一方で最近伸び続けている電子出版市場も、昨年初めて対前年で減少した。紙の書籍、電子出版ともに減少したが、構造的な需要現象によるようだ。ただ、電子書籍の内訳は、コミックが圧倒的に多く、全電子書籍のほぼ90%を占める。コミックの内容に新鮮さが欠けるのか、その電子書籍の伸びにも陰りが見え、毎年2割ずつ成長していた伸び幅が一気に縮小し、ついに伸び率自体も初めて1桁に落ちた。私も昨年初めて拙著「八十冒険爺の言いたい放題」を電子書籍化したが、その売り上げのほどはいかがだろうか。
全般的に書籍の出版が減少する傾向は否定出来ない。これは特に若者が本を読まなくなったことに起因していると思う。本は読まず、新聞も読まず、ひたすらスマホでネット情報を仕入れているようだが、これでは文章力も身に付かないと思う。以前から気になっていたことだが、小学校で文章を書くことをしっかり教えないことにその遠因があるように思う。昭和20年代に小学生だったが、当時国語には「読み方」と「綴り方」があった。言うまでもなく、読み書きを習ったのだ。その習性が身に付き、小学生時代から本を読み、しばしば幼いなりに手紙を書いていた。今日の国語教育には、基本的な読み書きの訓練が疎かになっているのではないかと心配である。
さて、暇つぶしにネットを見ていて、こんな面白いリストが目についた。アメリカの雑誌「US NEWS & WORLD REPORT」が毎年「世界一の国」ランキングを発表している。昨年の総合順位では、1位スイス、2位カナダ、3位イギリス、4位ドイツ、に次いで日本は、前年の7位から5位に上がった。失業率の低さ、質の高い労働力、低い法人税や、ハイテク産業、金融業を中心としたサービス業の水準の高さなどの強い経済力が総合的に評価されたようだ。
また、世界で最も文化的影響力のある国は、1位イタリア、以下2位フランス、3位アメリカ、4位日本、5位スペイン、6位イギリス、7位韓国、8位スイス、9位ドイツ、10位オーストラリアだった。この他に「先見の明のある国ランキング」と些か基準が曖昧に思えるリストでは、日本が1位とは驚いた。果たして本当だろうか。2位はアメリカだが、3位韓国、4位シンガポール、5位中国とアジア勢が上位を占めた。
どんな形であれ、世界から認められるのは、誇りにして良いと思う。