充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6716.2025年10月2日(木) CTスキャンで高齢者医療費値上げのパンチ
イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区へ最初の空爆を仕掛けてから今月でちょうど2年になる。その後のイスラエル軍はほんの一時的に停戦したことはあるが、すぐ攻撃を再開し、攻撃は休まることがない。すでにガザでは6万5千人以上が亡くなり、イスラエル軍の攻撃は激しさを増すばかりで、ガザ住民にとっては住む場所、避難する場がなく、イスラエル軍の攻撃に死を待つばかりの状態である。このため、同じようにロシア軍による侵攻によって国土を奪い取られつつあるウクライナの悲惨さも影が薄くなるほどである。
先月国連人権理事会の独立国際調査委員会は、イスラエルの攻撃をジェノサイド(集団殺害)と認定した。その具体的な理由として①戦争の最初の1年間でパレスチナ人の平均寿命が戦闘開始前の75.5歳から40.5歳へと46.3%も短くなった、②今年7月15日までに殺された人の少なくとも46%は女性と子どもである、③殺された人の83%は民間人、④医療機関が攻撃対象にされている、などがその理由として指摘された。
こういう時に、昨日住民支援のためガザ地区に向っていた環境活動家グレタ・トゥーンベリさんらが乗船していた40隻以上の船団の一部がイスラエル軍により拿捕された。相も変わらずイスラエル軍の行動は、人権無視で非人道的である。
今トランプ大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と合意した停戦案は、イスラエル人人質全員解放により停戦という提言であるが、イスラエル側としてはガザ地区のハマスを壊滅作戦は継続するということから、アラブ諸国としては先日ハマスに空爆された事例もあり、珍しく同意している。しかし、ハマスが納得しない以上停戦は難しいと思う。とても停戦にはなりそうもない。
さて、今日は慶應病院でCTスキャン検査である。実は、定期的に心臓の不整脈の心電図検査をしてもらっていることに気が回らず、7月の検査の際その前夜の唐突な背の痛みについて担当医師に話をしたので、医師は次回、つまり今日の検査の際は心電図とCTスキャンの検査をやりましょうと言ったのではないかと思う。いつもなら心電図検査の後に医師から検査結果について説明があるが、今日はホルター心電図、心エコー、CTスキャン検査だけで大分時間を費やしてしまった。しかも医師から何の結果説明もなかった。そして1週間後の9日に医師から検査すべてについて説明があるということが、今日になって分かった。少々無神経だったが、今日の検査結果は1週間お預けということである。それにしても今年に入ってCTスキャンを受けたのは、4度目である。ただ、患部が異なるとそれぞれの検査を行うそうだから、それはそれで由として良いのだろう。今日の検査医療費は昨日から75歳以上の医療費の自己負担額が2割だったものが、その特別措置が終わり、窓口での支払いが1割増えることになった。そのせいか、随分高いなぁというのが請求書を見た時の率直な印象である。この先が思いやられる。
6715.2025年10月1日(水) 闇の政治とは無関係、毎日5千歩を歩く。
自民党の総裁選の投開票が3日後に迫り、出馬した5人の候補者がそれぞれ自己アピールを行い、一応公平に信念と持論を訴えてあまり他の候補者を批判しない。ところが、その裏では、いろいろライバルを蹴落とそうとの思惑を秘めていることも想像がつく。先日小泉進次郎派では、SNSによる小泉氏への支持勧誘を行ってステルス・マーケッティング(ステマ)として非難されたばっかりである。その一方で小泉氏の地元横須賀の自民党支部事務所では、高市早苗候補を応援した党員らを除名するトラブルがあった。また、派閥解消の中で唯一自派の解消をせずに暗躍している麻生太郎・党最高顧問が重々しく動いている。高市候補が派閥議員の支援を得るために前回支持してもらった麻生氏と話し合いをして、前回の総裁選に得た支援を再び獲得しようと動いている。
政界のような闇の世界では、普通の感覚では理解出来ない常識とはかけ離れたようなことが結構ある。
総裁選とは無縁であるが、百田尚樹氏とともに日本保守党を起ち上げ、同党共同代表だった衆議院議員の河村たかし・前名古屋市長が、地域政党の減税日本を創設し代表に収まっていた。ところが、唐突に日本保守党から減税日本との特別友党関係の解消を求められた。百田氏と河村氏の言い分を聞いただけでは、真相は分からない。これも政治の分かりにくい点であろうか。
さて、世界中を混乱させているアメリカのトランプ大統領が、またおかしなことを言い始めた。AFP・時事によれば、トランプ大統領は昨日複数の戦争解決に貢献したと主張し、自身をノーベル平和賞に選ばないのはアメリカへの侮辱になると述べたそうだ。恥ずかしげもなくよくぞこんなことを言えたものである。これほど欲の皮、名誉欲がいっぱいの人物は滅多にいないだろう。戦争解決のために何もやってはいない。むしろ戦争を呼び込むような言動を度々していながら、自分は何でも他人のお役に立っていると自慢タラタラなのである。大統領になる前には、大統領になったら直ぐにもウクライナ戦争を終結させると語っていたが、空手形だった。とても信用出来ないし世界的な平和に貢献しているとは思えない。最近になってこれまでノーベル賞欲しさに度々ノーベル平和賞の適任者は、自分自身だと再三風船を飛ばしていたが、一向にそれに乗る動きが、メディアから聞こえてこない。しびれを切らしたのか、自ら「ノーベル平和賞は自分に与えられるべきだ」となりふり構わず公言するようになった。マクロン・フランス大統領は、今話し合いを詰めているガザ地区の戦争を今月10日までに終わらせることが絶対条件だと述べたが、私に言わせてもらえば、トランプ大統領が大統領の職を辞することがトラブルや紛争が減って平和に貢献することになると言いたい。1日も早くアメリカ大統領の職を辞してもらいたい。
ついては、今では健康上毎日ウォーキングを欠かさなくなったが、毎日4千歩を超えると効果的だと聞いた。ところが、私自身は切りの好い所で1日5千歩を目標にした。先日も東京医療センターの医師に毎日5千歩を歩くよう努力しているとお話したら、素晴らしいとお褒めの言葉を賜った。ちょうど9月が終わったところなので、毎日測っていた歩行数の9月の1日平均歩行数を算出したところ、5,476歩だった。まずまずである。これからも最低1日5千歩をノルマにして行きたい。
6714.2025年9月30日(火) ヨーロッパで強まる極右勢力
昨日社会主義国家だったルーマニアの異常気象による砂漠化現象について記したばかりだが、今朝の朝日新聞に同じ社会主義国家だった旧東ドイツ地域で、真逆の極右勢力が力を強めてドイツ全土で左右の分断が進んでいるとの記事が掲載された。
ドイツでは今年2月に行われた総選挙で、極右政党「ドイツのための選択肢」(AfD)が、創設以来初めて第2党(152議席)へ躍進した。ドイツ議会(議席数630名)では、依然として第1党はキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)で208議席を占めている。だが、右翼勢力が伸長する中で今後もCDU・CSUが首位の座を維持し続けられるかどうかは分からない。
東西冷戦の象徴だったベルリンの壁が崩壊し、東西に分かれていたドイツが統一されたのが10月3日で、間もなく35年になる。
思えば、その当時は珍しかった旧東ドイツへ旧文部省教員海外視察団とともに研修に出かけたのが1983年秋だった。教育視察を行った都市は、カール・マルクス・シュタット(現ケムニッツ)という古い街だった。市内の広場にカール・マルクスの大きな立像が建設されていたことが印象に残っている。その当時ソ連の模範国だっただけに国中が厳しい監視体制下にあり、我々のグループに対してもいつもソ連のKGBと同じシュタージの監視官が付いて離れず、随分窮屈だった記憶がある。日本の先生が東独の先生に質問しても、東独の教育関係者が応える前に必ずシュタージの監視官に了解を取る有様だった。どうも全体に厳しく、温かさが欠けていたようで、現地の先生方に同情していた。
いずれにせよ統一後のドイツは経済発展を遂げたが、同じ国内でも旧東独地域は近年やや遅れを取り、そこへ右翼勢力が進出する土壌があった。これまでドイツは、他のEU諸国に比べて移民・難民の受け入れにも前向きだったが、今後はEUと同じようにむしろ移民・難民を締め出すようになるのではないかと懸念している。
さて、明日から10月であるが、昨日まで75歳以上の医療費の自己負担額が2割だったものが、その措置が終わり、窓口での支払いが1割増えることになる。その対象者は310万人もいるそうである。明後日慶應病院でCTスキャン検査を受けるが、3月に受けたCTスキャンより5千円ほど高くなるようだ。
ところで、野球、サッカーなどは今シーズンたけなわであるが、サッカーJリーグの日産「横浜F・マリノス」に経営上の悩みがあるようだ。オーナーの日産自動車が経営再建中ということもあり、日産は所有するマリノスの株式売却を検討している。現在複数の企業に売却を打診していて年内には売却先を絞り込む予定である。日産は横浜マリノスの株式を70%所有しているが、マリノスの経営が悪いわけではない。実際本業の日産の赤字に比べて現状は黒字である。ただ、日産は今年3月期決算で過去3番目に大きい6千7百億円もの純損失を計上して、再建策として世界各地の工場を17から10に減らし、従業員も2万人を削減した。このリストラに難渋した親会社日産にとって、マリノスの僅かな黒字が経営面でどれほど効果があるのか分からない。だが、マリノスはJリーグ創設時からの数少ないチームであり、これまでの実績もJリーク優勝5回、天皇杯優勝7回を誇る比類のない強豪だけに、マリノスファンのみならず、サッカーファンにとっても寂しいことだろう。安定した企業の懐に入って、気兼ねなく選手が全力を尽くせるよう祈るばかりである。
6713.2025年9月29日(月) 異常気象でルーマニアが砂漠化現象
昨日の新聞でルーマニアのオルテニア地方が、今夏の炎熱地獄により砂漠化現象をもたらし、農作物収穫量が大幅に減ったという記事を読んで、信じられなかった。同時にこのように自然に恵まれたと信じられていた国土も近年の異常気象には、余程の対策を講じないと勝てないものだと痛感している。
社会主義国家当時のルーマニアを訪れたのは、1981年秋だった。当時のルーマニアは共産党書記長のチャウシェスク大統領夫妻による独裁国家だった。私たち旧文部省教員海外教育視察団は、子息が知事を務めていた地形的にルーマニアのほぼ中心地にあるシビウで3日間教育施設を見学し実習した。ある経済高校で経済学の授業を参観していて、言葉は分からないまでも何となく社会主義経済学を教えているなと分かって、その後ルーマニアという国に関心を抱いたものである。
偶々今日郵送されてきた「ナショナル・ジオグラフィック」10月号に、かつてのオリンピック体操選手、ナディア・コマネチ選手の現況が紹介されている。五輪で5個の金メダルを獲得し、ルーマニアの国花と称せられたが、チャウシェスク社会主義政権が馴染まなかったのか、反革命前の1984年アメリカへ亡命し、今アメリカ人の体操選手だった夫とともにジムで指導している。今年63歳だが、毎日鍛えているせいか体形が整っている。流石だと思う。
1989年そのルーマニアで反革命が起き、大統領夫妻は逃亡を図ったが、捕まり公開の場で銃殺刑に処せられた。残酷な歴史の1頁である。
その当時、ルーマニアはソ連の指導下に農業国として、成り立っていた。それが今では民主主義国家となってEUの中でも最貧国のひとつとなっている。それは、国家の社会政策が至らなかった点もあったのだろうが、異常気候により農業が立ち行かなくなったことが効いているようだ。昨年8月の平均気温は、1991~2020年の30年間平均値より2.9℃も上昇した。ソ連時代の影響で小規模農家が多く、生産性が低いため、気候変動への対応策が乏しいと指摘する専門家もいる。
オルテニア地方は、乾燥した大陸性気候だったために、2000年以降熱波が急増した。更にソ連時代に進められた大規模伐採の影響が重なり、砂漠化を加速させた。国外へ出る人も多く、30年間に人口が4割も減った。若者が街を去り、65歳以上の人口は地方全体の約6割を占めているという。このままだと2050年までに首都ブカレストを含む南部全域が砂漠化するとの警告が発せられている。
今アメリカがトランプ政権の自己都合で、パリ協定から離脱して、ヨーロッパの国々は気候温暖化対策に真剣に取り組まなければならない場面に直面している。ヨーロッパは、最も急速に温暖化が進んでおり、産業革命前からの平均気温上昇は2.9℃で、これは世界平均の1.6℃を大きく上回っている。
現在国内外に分断を試行しているアメリカは、温暖化対策に関してもヨーロッパとは同歩調を取らない。これではいくらヨーロッパの国々が努力しても世界の気温は上昇するばかりである。地球破滅の危機に陥る危険な今日、ここで知恵を結集して何とか解決策を出せないものだろうか。
6712.2025年9月28日(日) 大相撲秋場所、大の里が横綱初優勝
秋となるとプロ野球も終盤である。セ・リーグでは今月初旬に2リーグ制になってから史上最速で阪神タイガースが優勝を決めた。昨日パ・リーグもソフトバンク・ホークスが2年連続21回目の優勝を遂げた。この結果、今後両リーグのクライマックス・シリーズを制覇したチーム同士が、日本シリーズに進出して日本選手権を争う。昨年は、セで3位だったDNA横浜ベイスターズがクライマックスを勝ち抜き、日本シリーズでもパの王者ソフトバンクを破り日本チャンピォンになった。どうにもペナントレース優勝の価値を失わせるような結果ではないかと思えて仕方がない。
実は、昨日ソフトバンクが優勝したことは知らなかった。昨日スポーツ関連ニュースでも当然報道されたと思うが、私が知ったのは、今日の朝刊紙面である。少し日本のプロ野球に関心が薄れたと自覚しているが、それにしてもプロ野球狂いだった子どものころを考えると、少し感が鈍くなっている。
今日は大相撲秋場所が千秋楽を迎えて、久しぶりに東西横綱同士の対決となり、1敗の大の里と2敗の豊昇龍が戦い、本割で豊昇龍が勝って13勝2敗同士の優勝決定戦に持ち込まれ、今度は大の里が勝ち、横綱昇進後初めてで5度目の優勝を飾った。本割と優勝決定戦の行司を立行司・木村庄之助ではなく、同じ立行司であるが次席の式守伊之助が裁いたのに首を傾げたが、木村庄之助は去る22日に65歳の定年を迎えたからだった。今場所は、新小結安青錦や、伯櫻鵬、草野ら将来性のある若手が活躍していたので、来場所以降も大いに土俵を盛り上がらせてくれるものと期待している。
ところで、次の場所は11月に福岡で開催されるが、その間に休む間もなく来月34年ぶりにロンドン公演を行うという。更に、来年6月には31年ぶりにパリ公演を行う。今や大相撲は外国人観光客にも人気があり、多くの外国人が国技館へ押し寄せている。確かにテレビ画面を観ているとかなり外国人の姿が目に入る。果たして彼らにどのように興味深いのか尋ねてみたいものである。ロンドンでもパリでも、公演が成功することを願っている。
さて、スポーツとは無関係のクラシック・ミュージック部門の若手指揮者の登竜門であるブザンソン国際指揮者コンクールに、271人が挑戦して日本から参加した岡山県出身の米田覚士さん(29)が優勝したという朗報が入ってきた。日本人の優勝は、昨年亡くなった名指揮者・小澤征爾さんを含めてこれまでに11人もいるそうである。米田さんの今後の活躍を祈っている。