6716.2025年10月2日(木) CTスキャンで高齢者医療費値上げのパンチ

 イスラエル軍がパレスチナ・ガザ地区へ最初の空爆を仕掛けてから今月でちょうど2年になる。その後のイスラエル軍はほんの一時的に停戦したことはあるが、すぐ攻撃を再開し、攻撃は休まることがない。すでにガザでは6万5千人以上が亡くなり、イスラエル軍の攻撃は激しさを増すばかりで、ガザ住民にとっては住む場所、避難する場がなく、イスラエル軍の攻撃に死を待つばかりの状態である。このため、同じようにロシア軍による侵攻によって国土を奪い取られつつあるウクライナの悲惨さも影が薄くなるほどである。

 先月国連人権理事会の独立国際調査委員会は、イスラエルの攻撃をジェノサイド(集団殺害)と認定した。その具体的な理由として①戦争の最初の1年間でパレスチナ人の平均寿命が戦闘開始前の75.5歳から40.5歳へと46.3%も短くなった、②今年7月15日までに殺された人の少なくとも46%は女性と子どもである、③殺された人の83%は民間人、④医療機関が攻撃対象にされている、などがその理由として指摘された。

 こういう時に、昨日住民支援のためガザ地区に向っていた環境活動家グレタ・トゥーンベリさんらが乗船していた40隻以上の船団の一部がイスラエル軍により拿捕された。相も変わらずイスラエル軍の行動は、人権無視で非人道的である。

 今トランプ大統領がイスラエルのネタニヤフ首相と合意した停戦案は、イスラエル人人質全員解放により停戦という提言であるが、イスラエル側としてはガザ地区のハマスを壊滅作戦は継続するということから、アラブ諸国としては先日ハマスに空爆された事例もあり、珍しく同意している。しかし、ハマスが納得しない以上停戦は難しいと思う。とても停戦にはなりそうもない。

 さて、今日は慶應病院でCTスキャン検査である。実は、定期的に心臓の不整脈の心電図検査をしてもらっていることに気が回らず、7月の検査の際その前夜の唐突な背の痛みについて担当医師に話をしたので、医師は次回、つまり今日の検査の際は心電図とCTスキャンの検査をやりましょうと言ったのではないかと思う。いつもなら心電図検査の後に医師から検査結果について説明があるが、今日はホルター心電図、心エコー、CTスキャン検査だけで大分時間を費やしてしまった。しかも医師から何の結果説明もなかった。そして1週間後の9日に医師から検査すべてについて説明があるということが、今日になって分かった。少々無神経だったが、今日の検査結果は1週間お預けということである。それにしても今年に入ってCTスキャンを受けたのは、4度目である。ただ、患部が異なるとそれぞれの検査を行うそうだから、それはそれで由として良いのだろう。今日の検査医療費は昨日から75歳以上の医療費の自己負担額が2割だったものが、その特別措置が終わり、窓口での支払いが1割増えることになった。そのせいか、随分高いなぁというのが請求書を見た時の率直な印象である。この先が思いやられる。

2025年10月2日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com