ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6651.2025年7月29日(火) 全国の322地区で猛暑日、今年最高の暑さ

 先日の日米貿易交渉の際、こんな疑問を抱いた。アメリカのトランプ大統領と正面から向かい合って赤澤亮正・経済再生相が交渉していた時のことである。テレビを観ているとそのテーブルの上に置かれていたタブレットのような額に大きく‘JAPAN INVEST AMERICA ’と書かれていた。直訳すれば、「日本がアメリカに投資する」という意味になるが、初等英語の知識では、主語が3人称単数なのになぜ ‘INVEST’ に ‘S’ が付いていないのだろうか、最高レベルの日米交渉の場でアメリカが間違った英語を書くわけがないと疑問を感じた。近々発刊される拙著「八十冒険爺の言いたい放題」の英語版電子書籍の翻訳に協力してもらった大学ゼミの友人に訊ねてみたら、投資自体が1つの投資ではなく、長期に亘る複数の投資であるため、動詞も数回の行動を意味するので、この ‘AMERICA’ は単数ではなく複数扱いにして ‘INVEST’ に ‘S’ が付かないのではないかと連絡をもらった。説明は理解出来るが、この流儀だとすれば、いちいち主語の中身をよく理解しないと単数か、複数かが直ぐには分からないと思う。日本語にも曖昧な表現が多いが、英語にもあまりすっきりしない表現があるものだ。表示がトランプ大統領の机上に置かれていたからこそ、余計に複雑であるような気がする。

 今度は気象の話題であるが、今朝の朝日「天声人語」に中学生の時にラジオで気象通報を聞きながら天気図を書いた話が紹介されていた。「室戸岬では東北東の風、風力3,晴れ、1006ミリバール・・・」とあるが、私自身確かに私立中学1年生の時、「物象」という物理と化学を組み合わせたような授業で、ラジオから流れてくる気象情報にじっと耳を傾けたことがあった。当時の中心気圧を表す「ミリバール」は、今では「ヘクトパスカル(hPa)」と名を変え、1013 hPaを大きな区切りにして、高気圧と低気圧の分かれ目であることを学んだものである。

 今南方の海上では、2つの台風、8号と9号が発生しているが、8号は990 hPa、9号は965 hPaでいずれも1013 hPa以下でかなり気圧は低く完全に台風である。台風のシーズンになって、テレビの画像でも気象予報が発表されると、中学生時代に懸命に全国の観測点の数値を聞き漏らすまいと耳を傾けていたことを懐かしく想い出す。 

 ここ連日のように猛暑が襲来しているが、遂に今日今年になって全国最高気温が記録された。群馬県桐生市で記録された気温は40℃一歩手前の39.9℃だった。東京都府中市では38.1℃を記録し、都心部でも今年最高の36.4℃の猛暑日だった。2010年以降35℃を超える猛暑日を記録した地区が、全国で322地区もあったのは統計史上最多である。

 我々が会社勤めをしていたころは仕事柄顧客回りが多く、外へ出ることが多く夏の暑い盛りは大変だったような覚えがある。それでも今日のような猛暑と言うほどではなかったと思う。今に比べればまだ救われたと言えるかも知れない。これから年々熱さが厳しくなり、日常生活でも苦労することが多くなるだろう。世界中で戦争ゴッコをしているが、どうして戦争当事国は、その有り余った余分な力を地球温暖化防止へ向けることが出来ないのだろうか。

2025年7月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6650.2025年7月28日(月) 手紙を書かないから郵便事業が落ち目になる。

 どうも郵便事情の低迷は日本だけの問題ではないようである。基本的には、郵便物の回収と配達に時間と経費が掛かり過ぎることが郵便事業の財政を圧迫しているようだ。

 デンマークでは今年中に全国にある1,500の赤色ポストが撤去されるという。手紙の配達量は、2000年には14億5千万通もあったものが、昨年24年には、僅かその1割にも満たない1億1千万通にまで減ってしまったのである。これでは採算がとれなくなるのも当然である。郵便制度は単に配達する、利益を得るという話ではなく、手紙を通して繋がりをもたらすものであるという考えがある。低迷の原因はスマホやパソコンにやられたというのが実情である。

 日本でも郵便物数が激減しているのは同じである。2001年度のピーク時には、全国で263億通あった郵便物数は、24年度には125億通と半減した。今では土曜や、翌日の配達をなくし、昨年秋には郵便料金の大幅な値上げもしたが、抜本的な解決には至っていない。赤いポストで長年親しまれた郵便ポストは、現在全国で17万本余もある。23年に調査したところでは、1カ月当たりの投函が30通以下、つまり1日1通以下しか投函されない郵便ポストが全体の4分の1の約4万4千本もある。これでは思い通りにペイしなくなり、経費倒れになるのも理解出来る。

 問題はこの郵便局の体制だけではなく、国民の間に郵便物を書いて投函する人が少なくなったことである。このことは取りも直さず、国民が手紙を書かなくなったことを表している。スマホのやり取りでほとんど意思を伝え、ペンを取って手紙を書く習慣が少なくなっていることが懸念される。手紙が書けなくなることもさることながら、文章をまとめて書く力が付かず、文章力が落ちていることが心配である。

 因みにデンマーク以外のヨーロッパの国々ではどんな状態かと覗いて見ると、どこの国も郵便事業には悩んでいるようで、イギリスでは旧政府系企業の親会社がチェコの実業家によって買収され、土曜配達の中止と平日配達は隔日を制度化している。フランスでは利用の少ない郵便ポストを撤去したようだが、日本ではとても無理だと思う。ドイツでは過去20年間で8千人の人員削減を発表した。どこもビジネスとしては成り立たない事業となっているようだ。

 その中で民営化して20年が経つ日本は、どうだろうか。公営だった郵便事業が、民営化することにより利益を生み出し、郵政が発展するとの小泉純一郎元首相の思惑を実現したが、そうは問屋が卸さなかった。このままの状態が続けば郵便事業の経営を圧迫して倒産という最悪のパターンも考えられないこともない。そのためついに奥の手を使い出した。郵便局網の維持に年間1兆円のコストがかかることから、郵便局長組織の政治力を背景に、年間650億円規模の公的資金を引き出す法改正を国会に提案している。しかし、事業の基本である収入の増加を考えることを忘れてはならないと思う。時間はかかるかも知れないが、学校教育の場を通じて子どもたちが手紙を書く習慣を身に着けることに真剣に、そして前向きに考えるべきではないかと思う。

2025年7月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6649.2025年7月27日(日) クラシック・チャリティコンサートを鑑賞

 毎年恒例となった吉祥寺の武蔵野公会堂ホールで開かれる熊本城復興支援チャリティコンサートに妻と鑑賞に出かけた。これは2016年4月に震度6の大地震で熊本城を主に大きな被害を出した熊本の復興のために、お手伝いしようと始められたコンサートである。このコンサートの主宰者である山本富士雄さんは1級建築士であるだけに、人一倍価値ある建造物が大きな災害を被ったことが辛いことだった。それが、熊本大震災で破壊した熊本城の復興を願って開催された第1回大会以来、熱心なクラシック・ファンの好評を得て毎年続けられている。今日もじっくり聴いていたが、プロ、セミプロの出演者なので、楽しく鑑賞出来た。90歳になるのに前向き思考の山本さんは、背骨が曲がって舞台上を歩く時は痛々しいが、唄い出すと声量があり、中々のテノールぶりである。帰りに山本さんにご挨拶したが、来年はホールが改築作業に入るので、場所を変えて行うという話だったが、意気軒高としていて頼もしく思った。来年もまた鑑賞したいと考えている。

 コンサートが午後4時に閉幕となりそのまま帰ってきたが、今日千秋楽を迎えた大相撲名古屋場所の優勝争いがどうなるか、後半部分の相撲をテレビで楽しめると思って5時20分に自宅に舞い戻ったので、スイッチを入れたら、何のことはない。もう弓取り式の最中だった。千秋楽は進行が速い。優勝は、平幕4人の力士が争う形となってきたが、一歩リードしていた前頭15枚目の琴勝峰が、今日勝ってそのまま初優勝を飾った。今場所は休場力士が多かったことと役力士があまり振るわなかったことが気になった。来場所こそは、東西両横綱の奮起を促すとともに、他の役力士にも頑張って場所を盛り上げてもらいたいものである。

 目下各地で夏の甲子園高校野球大会の代表校を決定する地方予選が行われているが、昨日までに12地区の代表校が決まった。今日は日曜であり、いくつかの地区で決勝戦が行われたので、数日中にほとんどの代表校が決定することと思う。前記12代表校の内、公立校は宮崎商だけで他はすべて私立校である。私立の中でも創立百年以上の高校は、長野県代表の松商学園と広島県代表の広陵高だけで、後は歴史もそれほど長くなく、近年になって野球部が強くなったためにその名を知られるようになった高校がほとんどである。強い私立高校は、これからも部の強化に努め強くなる一方となり、置いて行かれる高校とその実力差は開く一方となるであろう。この傾向が良いのか、あまり賛成できないことなのかは分からないが、「野球高校」と言われる私立高校が、全国的にその名を高めることになるだろう。個人的には、あまりにもプロ的要素が入り込むほどの野球部では、高校生らしくない高校となるような気がして、いかがなものか懸念している。

2025年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6648.2025年7月26日(土) 日本は世界でも最長寿国のひとつ

 近年大きな問題のひとつは少子高齢化である。実際に高齢者への福祉厚生などの支出が年々増え、その影響で財政を圧迫しているのも事実である。だが、それは一方で子どもの数が増えないことから生じる少子化の問題でもあり、これを何とかしなければ日本の財政の将来も危ういという悲観論が生まれている。

 2024年の日本人の平均寿命は、女性が87.13歳、男性が81.09歳であることが明らかになった。最も長生きをした年は、5年前の2020年で女性は87.71歳、男性は81.56だった。この女性87歳代、男性81歳代というのが近年の平均ということのようだ。それでも日本人は世界の中でも長生きの民族に属し、男性は世界でも6位の長寿民族であるが、何と女性は1985年以来40年間も首位の座を譲っていない、正に日本人女性は世界一の長生き女性である。

 一方で、寿命が短いことにも原因が考えられる。健康以外に周囲の環境によることが多い。その例として短命の国は概してアフリカに多い。2004年の世界一の短命国だったシェラレオネでは、14~15年にエボラ感染症が大流行して多くの命が奪われた。普段でも毎年のように妊産婦が1,200人、幼児が2万7千人も亡くなっている。これで平均寿命が大きく下がり、2002年のデータでは、約34歳と世界的にも短命だった。クーデター、内戦、治安の悪化などにより、アフリカの国々は極端に年によって短命となる。例えば、シェラレオネより短命だった国がある。ニジェールの14.8歳、これでは中学生の内に皆死んでしまうことになる。チャドでは16歳、以下マリの16.7歳、アンゴラの16.8歳、ウガンダ16.8歳などである。

 私も平均年齢を5年もオーバーして、チャドの人びとの5人分を生きている。この先何年生きられるか分からないが、生きているうちは健康に留意しながら、ボケ防止に効果的だと思う執筆活動などを、これからも引き続き毎日続けて前向きに歩んでいきたいと考えている。その点では、自分の健康管理には細かい記録も取りながら、これを予防医学面で活かしている。幸い近所のかかりつけのクリニックの他に、東京医療センターや慶応病院のような大きな病院が近くにあるので、治療には安心して取り組むことが出来る。幸いにも医療で困るようなことは現時点ではほとんどないので、ラッキーだと思っている。

 ところで、今日の朝日朝刊の一面にがんの外科医師が不足するという看過できない記事が掲載されていた。しかも、記事によると2040年には、がんの手術を担う消化器外科医が約5千人も不足するという深刻な内容である。

 消化器外科に属する医師は、長時間労働などで若手医師から敬遠され、今のがんの診療体制が今後維持出来なくなるということである。これまでと同じような状態が続くようなら医療分野によっては治療する医師の数が足りなくなるという事態を招くようになる。はっきり言って医学分野には、一般的に効率性とか、他の分野に対する配慮が欠ける面が見られ、それがこのような問題を曝け出すような事態になった原因のひとつであるとも思う。厚生労働省は、日本医学会とともにこの深刻な問題の解決のためにしっかり検証すべきだと思う。

  今日の夕刊を以て朝日は土曜日の夕刊発行を止める。8月からは土、日曜日の夕刊は配達されない。労働環境や、輸送体制の維持が難しいということが最大の理由に挙げているようである。すでに毎日、産経なども同じ決定をしている。唯一読売だけが今後も土曜日の夕刊を発行する。

 新聞販売店を守ろうとしたことも土曜夕刊廃止の理由に挙げているが、肝心な報道機関の使命が忘れられているのではないだろうか。

2025年7月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6647.2025年7月25日(金) 沖縄に新しいテーマパークがオープン

 世界各地で相も変わらず紛争が絶えないが、ここへきて隣国同士のタイとカンボジアが国境線付近で戦闘を始めた。日本とは異なり陸路の国境を接している国は、お互いにちょっとしたお節介な行動が隣国の神経を逆なでするのか、争いに発展しがちである。早くもタイ側に住民ら12人が死亡し、国境近くに住む10万人以上の住民が避難したと伝えられている。カンボジア側には、国境近くにある世界遺産のヒンズー教遺産の「プレアビヒア寺院」がタイの空爆に晒されたと伝えられている。公私ともに良いことはまったくない。日本政府も両国に対して自制を促しており、グテーレス国連事務総長も懸念を表明している。

 ウクライナ戦争も一向に停戦の希望が持てず、パレスチナ・ガザ地区ではイスラエルの非人道的な空襲により、多くの住民が飢餓状態に追い込まれ幼児を含む多くの住民が餓死する酷い環境にある。昨日フランスのマクロン大統領が、来る9月に開催される国連総会でパレスチナ国家を正式に承認すると表明した。当然イスラエルは、強く反対している。トランプ大統領に至っては、「マクロン大統領の言っていることはどうでもいい。発表に重みがない」と深いコメントは言わなかった。イギリスとドイツは、慎重で特にこれまでとは変わらない姿勢である。パレスチナ解放機構(PLO)とイスラエルの2国が併存することが平和のための条件と考えられているが、これに以前から強く反対しているのが、アメリカとイスラエルであり、従来よりパレスチナを国家として承認しているロシアや中国との対立が一層はっきりするだろう。

 その点では、戦争とはまったく縁遠い平和で誰からも歓迎されるテーマパークが、今日新たに沖縄に開業した。これまでの東京ディズニーランド(TDL)や、大阪のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)のようなテーマパークとは一味異なる、太古時代の恐竜が登場する「ジャングリア沖縄」のお披露目である。これは企画も一風変わっているが、オープンした場所も沖縄の北部で、普段あまり観光客が訪れない土地柄である。沖縄本島の名護市と今帰仁村にまたがるところである。TDLや、USJのような大都市にあるのとは違って、観光客が来ない土地であり、今後観光の起爆剤として期待されている。元ゴルフ場だった跡地を利用して建設され、アトラクションの建物がいくつか建てられ、これまでのテーマパークのようにその中で楽しむというのではなく、むしろ自然の中にお客を溶け込ませることを狙って計画されたようだ。土地面積も東京ドーム13個分に匹敵し、約60ヘクタール(he)あり、USJの54he、TDLの51heに比べてもやや広いくらいである。

 何といっても恐竜が飛び出てくるのが目玉のひとつだろう。恐竜も20頭いるという。やはり相当の投資をしたようで、初期投資は約700億円だったそうである。入場料金は大人6,400円からで、TDLの7,900円、USJの8,600円に比較すればやや安い。TDLやUSJとは異なり、経営が日本資本によるところが好いと思う。今後期待通り沖縄観光業の先駆けとなれば結構だと思う。

2025年7月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com