充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6701.2025年9月17日(水) イスラエルはどこまで非道なのか?
このところ連日のように、イスラエル空軍がパレスチナ自治区ガザ地区を空爆して破壊していたが、遂に陸軍が地上作戦でガザ地区住民を排除し始めた。何とか停戦へ持ち込もうとして交渉を始めていたカタールをもイスラエル空軍は空爆した。これには国連のグテーレス事務総長も厳しく非難している。
間もなくイスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区へ激しい空爆を仕掛けてから2年になろうとしている。この間ガザ地区では6万5千人の死者が出た。ガザ市の全人口約百万人の内、35万人が避難した。昨日国連人権理事会は、イスラエルがパレスチナ人に対するジェノサイド(集団殺害)とする報告書を発表し、これにまたイスラエルが激しく反発している。そして、ガザ地区の最大都市ガザ市を制圧するために地上作戦を開始した。この地上作戦によって住民の犠牲がさらに増えることが懸念される。この新たなイスラエルの作戦には、各国から非難が相次いでいる。だが、いつもイスラエルの後ろ盾となっているアメリカのトランプ大統領が、イスラエル軍を非難することなく、「ハマスが自らを守るためにイスラエル人人質を盾にするのであれば、地獄を見ることになる」と相も変わらずイスラエル贔屓の姿勢を語っている。この人は、正邪の区別が分からないようだ。
先日講演会で話した内容の一部にイスラエル人、ユダヤ人の気持ちは現地で彼らから本音を聞かなければ分からないという話をした。特にイスラエルを訪れた時、現地の人びとと話していて、イスラエルの地形的な環境が、彼らの気持ちを追い詰めているのだということを臨場感から感じた。この辺りの空気を日本のメディアは伝えてくれない。イスラエルの地勢は、西の地中海を除いて北東南はすべてアラブの国々に囲まれ、アラブによって押し込められたような閉塞感が強く、いつ彼らに母国が襲われるか分からない気持ちを理解することが必要だと述べた。但し、それは現状のイスラエル軍の気持ちや攻撃を理解することではなく、そういう現状であるということを多くの人に知ってもらいたいのだ。ユダヤ人の気持ちは分かるにせよ、現状の徹底的に抵抗力のないガザ住民をこれでもかこれでもかと攻撃し続けることは、彼らの救いとはならないし、非人道的な行為によりガザの住民を痛みつけていることを彼らも理解しなければいけない。
しかし、いつになったらこの混乱に決着がつくのだろうか。先行きは暗い。
さて、一昨日夜の世界陸上東京大会の棒高跳び決勝をテレビで夢中になって観ていた。スウェーデンのデュプランティス選手が、自身の持つ世界記録を更新する6m30cmで大会3連覇の偉業を成し遂げた。中学生のころラジオで聞いたヘルシンキ・オリンピックの金メダリストの記録は、4m55㎝だった。これほど記録に差がついたのは、棒高跳びくらいのものだろう。当時の選手は竹のポールを使用していたが、現在の選手はポールにバネがあるグラスファイバー製を使用しているので、以前の選手に比べれば有利であることは間違いない。それでも一昨日の世界記録が生まれた瞬間をテレビとは言え、観られたのはラッキーだった。
6700.2025年9月16日(火) 人間ドック検査はまずまず
毎年1度慶應病院で人間ドック検査を受けているが、今日がその日である。昨年から信濃町の慶應病院内にあった予防医療センターが、六本木の麻布台ヒルズへ移転したので、今日は六本木へ電車で出かけた。昨年はタクシーで行ったが、道順を覚えておこうと思い、敢えて東横線から中目黒駅で地下鉄日比谷線に乗り出かけた。新しい麻布台ヒルズまでの間、広大な敷地に並ぶ店舗は、日比谷線神谷町駅から目指すビルまで地下道、或いはビル内アーケード街を通り随分豪華な繁華街を造っている。
人間ドックの検査は例年と同様であるが、全般的に測定した数値は良くなっている。悪くなったのは、身長がまた1cmほど低くなったくらいである。CTスキャンやMRI,内視鏡検査などを終えて最後に医師から総合的なお話をしていただき、内視鏡で撮られた写真を見せていただきながら、十二指腸、胃、腸、腎臓などにはほとんど傷、ポリープなどが見られないので安心されても良いとのコメントをいただいた。年齢的にもこの状態を続けられれば、このまま健康でいられるでしょうと太鼓判を押していただいた。
CTスキャンは、来月2日にも信濃町の慶應病院で受けることになっているので、検査がダブらないか気になっていたが、今日尋ねてみると検査箇所が異なるので、その心配はないということだった。
間もなく87歳になるが、世間一般的には比較的健康な方だと思っている。これからも予防医学と日ごろの地道な健康管理に気を付け、特に着実に毎日5千歩以上を歩くという習慣を確実にこなして、充実した余生を送りたいものだと思う。
6699.2025年9月15日(月) いつまで「敬老の日」を祝えるだろうか。
今開催中の国連総会で、12日イスラエルとパレスチナの2国共存を支持する決議案が142か国の賛成多数で採択された。無謀にして残虐なパレスチナ自治区ガザ地区への空爆で世界中の非難を浴びているイスラエルにとっては、許しがたい採択である。当日までアメリカは日本に対し、パレスチナ承認を見送るよう要請されていた。しかし、日本はイギリスや、フランス、カナダ、ノルウェー、スペインなどとともに決議案に賛成した。反対した国はアメリカ、イスラエルを含めて12カ国である。他に棄権した国が10カ国ある。
アメリカには国内に6百万人近いユダヤ人が居住し、これはイスラエルに住んでいるユダヤ人とその数においてほぼ同じくらいである。しかも在米ユダヤ人は裕福な人が多く、アメリカの財政面でも寄与しているため、アメリカ人としては人情的にも恩義上もイスラエルを支持したくなるのであろう。しかし、いつまでもこのような非人道的な行為の多いイスラエル支持の考え方を堅持していると、世界の流れからも置いて行かれ、アメリカ国内でもユダヤ人を対象に国内分裂の危険性もある。アメリカ人はこれをどう受け止めるか。
さて、今日は「敬老の日」である。総人口に占める65歳以上の高齢者の割合は、29.4%で過去最高となった。そもそも9月15日が敬老の日だったのは、10年以上も前の話で、今では9月第3月曜日と決まっている。今年は今日15日が偶々第3月曜日であるので、先祖返りの敬老の日となった。
「敬老の日」と言えば、想い出すのは今から57年前の9月15日に、妻とお見合いをして翌年結婚することになった。当時友人らから年寄りの日にお見合いとは変わっていると冷やかされたものだった。幸い結婚生活は順調で、今年は結婚56年を迎えた。2人の息子もそれぞれ家庭を持って孫たちともども問題なく生活している。果たしてあと何度「敬老の日」を迎えることが出来るだろうか。
間もなく87歳の誕生日を迎えるが、年齢を重ねるとともに健康面で気になることが増えてきた。明日は毎年恒例となった人間ドック検査を麻布台ヒルズ内の慶應病院医療予防センターで受ける。検査後の医師による結果報告の際には、特に最近の症状などをじっくりお話したいと考えている。
さて、一昨日から国立競技場で開催中の世界陸上東京大会で今日男子マラソンが行われた。今までの国内外の陸上大会では、大体最終日、特に閉会式の前に行われることが多かった。それが、今回は3日目の朝に行われた。そして、そのマラソンが意外続きだったのである。
まず、最初からスタートのやり直しだった。結局レッドカードもなく、スタートは2秒ほど遅れただけで済んだ。ところが、次にびっくりしたのは、前代未聞の大激戦ゴールである。42.195㎞も走って2人の選手がほぼ同時にテープを切った。写真判定の結果、タンザニアのシンプ選手がドイツのペトロス選手に0秒03の差で勝って金メダルを獲得した。こんな僅差の優勝争いは滅多にあるものではない。ゴールまで残り1㎞時点で5人が並走し、競技場内に入って1人が脱落した。残念ながらテレビ観戦は出来なかったが、惜しいことをした。まだまだ驚くようなケースがあるような気がする。
6698.2025年9月14日(日) 世界陸上開幕と不安な海外の政情
昨日から東京国立競技場で世界陸上選手権が開かれている。日本で開催されるのは34年ぶりである。世界中で紛争が相次いでいる中でスポーツによる国際親善と友好は、気持ちが明るくなり爽やかにしてくれる。しかし、ロシア選手がドーピング発覚問題で2015年11月に陸上競技大会への出場を禁止された。23年3月に漸くこの件では処分は解除されたが、ウクライナ侵攻により新たな制裁が課せられた。こうした事情で陸上世界選手権東京大会も、残念ながらロシア選手の出場は認められていない。
今朝女子マラソンをテレビ観戦していて気が付いたのは、給水所ではない道路反対側の帰路に給水所となるところで、給水を受けた選手が何人もいたことが気になった。これはマラソンで許されないのではないだろうか。管理がきちんとしていないからではないだろうか。また、いつもながらマラソンはケニア、エチオピアのアフリカ勢が強い。金メダルは前回ブダペスト大会に続いて、ケニアのジェプチルチル選手が獲得した。TBSテレビの中継だったが、カメラが日本選手を中心に写され、実況もそれに倣っている。国立競技場のゴール地点で放映された画像は、金、銀選手の他に7位入賞の日本の小林香菜選手と13位に入った佐藤早也伽選手だけだった。もう少し他国の上位選手、況してや銅メダルの選手のゴール・シーンを写すべきではないだろうか。
さて、一昨日の本ブログに書いたようにトランプ大統領の盟友とも言えるチャーリー・カーク氏が射殺されたが、その後容疑者が身柄を拘束された。カーク氏が生前トランプ寄りの言動をエスカレートさせていたことに、リベラル派の人びとが非難していたが、それが反トランプの容疑者の行動のタガを外させるきっかけとなった。大統領は、容疑者逮捕の報に安堵し、容疑者を厳しく非難している。検察当局は容疑者を殺人容疑で起訴する方針である。しかし、ユタ州知事の発言にはドキッとした。知事はタイラー・ロビンソン容疑者は単独犯で、死刑の求刑が検討されているとFOXニュースに応えていたようである。知事がどういう意図か分からないが、逮捕早々にそう軽々に司法の分野にまで踏み込んで裁判の結果まで公言するのは、行き過ぎではないか。これもアメリカ人の行動の分からない点である。
他にネパール国内の騒動で、オリ首相が失脚し、混乱の最中に後継首相がしばらく決まらないだろうと記した。大規模な抗議活動が起き、機動隊との衝突などで50人以上が死亡した。だが、政権は崩壊したが、反政府攻撃の若者グループ指導者らとボーデル大統領との話し合いの結果、清廉なイメージのある元最高裁判所長官のスシラ・カルキ氏が暫定首相に就任することに決まった。
ネパールにはこれという大きな産業はなく、ほとんど農業に頼っている。近年はヒマラヤ登山を目指す外国人登山者や観光客が増えて、観光収入が国にとって大きな財源となっている。しかし、政情が安定しない中では、当分観光客も減ることが考えられる。1日も早く社会情勢が安定し、不安材料が取り除かれないと国の台所も苦しくなるだろう。
6697.2025年9月13日(土) 自民党新総裁選出の日程決まる。
石破首相の後任を決めるための自民党総裁選が、今月22日に告示、締め切りを来月3日、開票が4日と決まった。候補者も現在のところ高市早苗・前経済安全保障相、小泉進次郎・農林水産相、林芳正・官房長官、小林鷹之・元経済安全保障相、茂木敏充・元党幹事長の5人が出馬すると見られている。5人は揃って昨年の総裁選にも出馬した。5人の中で前回同様に初回投票で首位だった小泉氏と、上位2人の決選投票で石破首相に敗れた高市氏が有力と見られている。
誰が選ばれるか、次の首相を選ぶ選挙となるだろうから、党内で選出するにしてもそれだけの責任がある。まだ時間があるので、今後首相としての政策などについて考えをアピールするだろうが、今のところこれという強く訴える国家的な目標やアイディアは公表されていない。
身勝手だが各候補者に対する個人的な感想を記すなら、高市氏はすぐ靖国神社へ参拝するくらい超右翼的言動をして、もし首相になったら中国や韓国などから厳しく指弾されるのではないか。そのうえお世辞笑いかも知れないが、せせら笑うような人を小ばかにした笑い顔が気に入らない。小泉氏は政治家として、育ちや、性格的に恵まれているが、経験不足と派手な行動が目立ち、地道な問題に真剣に取り組む姿勢が見られない。林氏は、全般的にそつがなく平均点は高いが、独自の政策面のアピールが足りない。小林氏は、優秀であることは分かるが、策に溺れるような気がする。7月の参院選で勢いが急降下した「再生の道」創設者の石丸伸二代表の二の舞のような気がする。茂木氏は、アメリカ政府から「タフ・ネゴーシエイター」の異名も授かるほどやり手に見えるが、傲慢でアクが強すぎるような印象を受ける。これら個性の強弱はあるが、総裁は政策や、実行力より自民党内の人気によって左右されがちなので、首相として誰が適材かは何とも言えない。
さて、企業などが他社へ出向させた社員が会社の内部資料を無断で出向先へ提供するようなモラルを欠いた行為がしばしば問題になる。それとは逆に、このほど日本生命から三菱UFJ銀行へ出向していた複数の社員が銀行の内部情報を持ち出した問題で日生が、昨日調査結果を報告した。持ち出した資料は、かなりの量になるが、その目的について日生側は、「銀行の業務拡大、ひいては当社の業績拡大、出向者自身の評価につながるとの期待があった」と呆れるような説明をした。これでは情報を盗み取れと出向者をけし掛けているようなものだ。とても真面な経営者の発言とも思えない。
その損保業界において、現在営業成績では首位東京海上日動火災保険、2位損害保険ジャパン、3位三井住友海上火災保険、4位あいおいニッセイ同和損害保険が上位を占めているが、2027年4月に3位と4位が合併して新会社として発足して、業界トップに躍り出ることになる。それはともかく、新会社の社名が「三井住友海上あいおい損害保険」となる。旧名も長たらしいが、新社名も社員ですら一口には言えないような長い名前に困惑するだろう。一般商品名なら顧客が目を背けるような社名である。
社名も長たらしく、普段の業務も他社情報を掠め取って来るようなモラルで、営業活動を続けるとは、損保会社とは、顧客に対して裏切り行為を冒すよう社員に勧めている会社ではないかと考えたくもなる。