6649.2025年7月27日(日) クラシック・チャリティコンサートを鑑賞

 毎年恒例となった吉祥寺の武蔵野公会堂ホールで開かれる熊本城復興支援チャリティコンサートに妻と鑑賞に出かけた。これは2016年4月に震度6の大地震で熊本城を主に大きな被害を出した熊本の復興のために、お手伝いしようと始められたコンサートである。このコンサートの主宰者である山本富士雄さんは1級建築士であるだけに、人一倍価値ある建造物が大きな災害を被ったことが辛いことだった。それが、熊本大震災で破壊した熊本城の復興を願って開催された第1回大会以来、熱心なクラシック・ファンの好評を得て毎年続けられている。今日もじっくり聴いていたが、プロ、セミプロの出演者なので、楽しく鑑賞出来た。90歳になるのに前向き思考の山本さんは、背骨が曲がって舞台上を歩く時は痛々しいが、唄い出すと声量があり、中々のテノールぶりである。帰りに山本さんにご挨拶したが、来年はホールが改築作業に入るので、場所を変えて行うという話だったが、意気軒高としていて頼もしく思った。来年もまた鑑賞したいと考えている。

 コンサートが午後4時に閉幕となりそのまま帰ってきたが、今日千秋楽を迎えた大相撲名古屋場所の優勝争いがどうなるか、後半部分の相撲をテレビで楽しめると思って5時20分に自宅に舞い戻ったので、スイッチを入れたら、何のことはない。もう弓取り式の最中だった。千秋楽は進行が速い。優勝は、平幕4人の力士が争う形となってきたが、一歩リードしていた前頭15枚目の琴勝峰が、今日勝ってそのまま初優勝を飾った。今場所は休場力士が多かったことと役力士があまり振るわなかったことが気になった。来場所こそは、東西両横綱の奮起を促すとともに、他の役力士にも頑張って場所を盛り上げてもらいたいものである。

 目下各地で夏の甲子園高校野球大会の代表校を決定する地方予選が行われているが、昨日までに12地区の代表校が決まった。今日は日曜であり、いくつかの地区で決勝戦が行われたので、数日中にほとんどの代表校が決定することと思う。前記12代表校の内、公立校は宮崎商だけで他はすべて私立校である。私立の中でも創立百年以上の高校は、長野県代表の松商学園と広島県代表の広陵高だけで、後は歴史もそれほど長くなく、近年になって野球部が強くなったためにその名を知られるようになった高校がほとんどである。強い私立高校は、これからも部の強化に努め強くなる一方となり、置いて行かれる高校とその実力差は開く一方となるであろう。この傾向が良いのか、あまり賛成できないことなのかは分からないが、「野球高校」と言われる私立高校が、全国的にその名を高めることになるだろう。個人的には、あまりにもプロ的要素が入り込むほどの野球部では、高校生らしくない高校となるような気がして、いかがなものか懸念している。

2025年7月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com