ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6442.2025年1月1日(水) 1年の始めに当たり想うこと

 今日は令和7年の正月元旦、1年の始まりの日である。西暦なら2025年、紀元で言えば2685年、昭和ならちょうど100年に当たる。見上げれば透き通るよう青空が広がっている。 

 ♪年の始めの 例として 終なき世のめでたさを 松竹たてて 門ごとに 祝う今日こそ 楽しけれ 

 「1月1日」という戦前・戦中の唱歌である。終戦の年・1945年疎開先で小学校(当時の国民学校初等科)へ入学して1946年正月の3学期の始業式で唄ったことを覚えている。そして翌2月の紀元節(現在の建国の日)に紀元節の歌、

 ♪雲に聳ゆる 高千穂の 高根おろしに 草も木も なびきふしけん 大御世を 仰ぐ今日こそ たのしけれ

 を同じく学校で大きな声を張り上げて合唱したことも懐かしく想い出す。今年は昭和100年、太平洋戦争終戦の年から数えて80年になる。いずれの唱歌も、今ではまったく歌われなくなった。その背景には、歌が象徴しているのが、神道であり、天皇家であり、戦後GHQにより学校で唄うのが禁止されたからである。

 以前は、元旦になると今も恒例として行われている母校ラグビー部OB会主催ラグビー祭に参加して、OB・現役一体となった交流会に参加していたが、コロナ渦になってから車を処分したことと、コロナは去ったとは言え、元旦早々老妻を家に残して1日外出し難くなったこともあり、ラグビー部には毎年些細な志を贈るだけで許してもらっている。

 今日皇居では新年祝賀の儀が行われ、天皇が皇后ともども皇族や石破首相らから新年のお祝いを受けられた。午後には日本に駐在する外国大使から挨拶を受けられた。明日は新年一般参賀が行われ、天皇、皇后両陛下から参拝者に新年の祝辞が述べられる。昨年は元旦に襲われた能登半島地震の被害を考慮され、見送りになったので、今年は2年ぶりということになる。被災地では、それぞれ各自治体でも犠牲者の追悼式が行われた。能登では9月にも豪雨が襲い、2度も悲惨な目に遭っている。復興はまだ遥かに先でいつになるのか分からない。地元民にとっては、2度とこのような残酷な災害が襲来しないように祈るだけである。

 昨晩NHKテレビで恒例の紅白歌合戦を見るとはなしに、時々観ていたが、年末年始よう厳かあるべき時に、ショーが賑やか過ぎてどうも落ち着かない。今風の歌激しい楽器の音や派手なダンスなどを採り入れ、喚いたり怒鳴ったりして彼らが唄う歌詞には詩的な要素がほとんどなく、単語を並べているだけで意味不明なものが多くとても落ち着いて聴こうという気になれない。そんな時には、思想的なことを考えずとも昔の年末年始の唱歌を聴く方がどれほど気持ちが落ち着くことだろうか。

 お正月用にはもう少し落ち着いた、詩情溢れる歌があって欲しいと歌に明るくないド素人は思う。

 今日元旦ならではの年賀状を楽しみに受け取っていろいろ思いを巡らしながら、送り主のことをあれこれ想っていた。少々びっくりしたのは、来年から年賀状を辞退したいという友人が、13人もいたことである。私と同年配以上ならともかく、中には50歳前後で来年から年賀状と縁を切りたいというのもあった。残念ながらこれまで書いてきた年賀状の本来の意味がよく分かっていないようだ。いずれにせよ、年賀状を通信手段と考えているとしたら、少々手間がかかるので、他の通信手段に代えたいということなのだろう。まあ時代の成り行きでこれも致し方がないのかも知れない。それにしても年賀状廃止の傾向は時代の流れということで片付けられそうだが、文化的習慣の消滅と人々の心に他人の気持ちを思いやる心情が少し失せてきたことではないかと考えている。

 さぁ、今年も健康に配慮しつつ、知人友人らとの交流を続けながら、前向きな気持ちを堅持しつつ個性的な執筆活動だけは気持ちを入れ込んで続けて行きたいと思っている。

 夜は例年通り、NHK・Eテレビでウィーン・フィルハーモニーの新年演奏会を楽しんだ。ラデツキー行進曲の軽快で力強いリズムに乗って今年も明日から頑張って行こう。

2025年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6441.2024年12月31日(火) 1年の終わり・大晦日に想う。

 今年も大晦日を迎えることになった。妻と2人だけの老夫婦の家庭なので、昨年と変わり映えしない年末であるが、世間に目を向けてみると日本国内や海外の社会がいずれも前途多難ではないかと懸念している。地球沸騰化の名の通り、夏は過去最高の猛暑だったし、冬のは例年に比べ全国的に厳しい寒さで、日本海側では近年稀な大雪に見舞われている状態で、ある大学教授が表現したように1年が夏とだけの2シーズンになるとの予感がしている。国内政治は石破首相にやや頼りなさがあるが、外国の圧政に比べればまだましかも知れない。心配なのは、まもなくアメリカの大統領に就任するトランプ氏が、世界中から懸念されているように、パリ協定から再び離脱して地球温暖化を進め、世界保健機関(WHO)からも脱退をほのめかしていることで、民主主義をぶち壊し、地球沸騰化を進め、対立と差別を拡大させ、世界中に憎悪と不信をばらまき、戦争が発生し拡散することである。世界の3大悪人と見られていた習近平、プーチン、金正恩を超える悪魔の登場を考えると今から憂鬱な気持ちになる。

 私自身今年をざっと振り返って、やはり悲しいことは「べ平連」で活動された小中陽太郎氏とJR東海参与の須田寛氏が他界されたことである。お2人の先輩にはいろいろな面で、ご教示とご指導を賜った。他にも高校の先輩と後輩にも別れを告げなければならなかった。年々親しい人たちが逝かれるが、その点でも現在定期的に連絡を取りながら交流を続けている友人らとは、これからも交誼を保っていきたいと考えている。

 大晦日になると想い出すのは、年末に海外で楽しいひとときを過ごしたことである。最も印象に残っているのは、今から57年前に第3次中東戦争終戦直後にエジプトの首都カイロから戒厳令下にあった運河の街スエズへ列車で向かい、車内の乗客と親しくなり言葉は充分通じないながらも日本対エジプトの紅白歌合戦をやったことである。あの時三波春夫の♪チャンチキおけさ♪を手拍子を交えて唄ったところ、お返しにエジプトの音楽を返してもらった。あの後何度か官憲に身柄を拘束されたが、今思い出してもあんな危なっかしい体験をしたのは、若く好奇心があったからこそ出来たことだとつくづく思っている。

 今年のNHK紅白歌合戦では、もう知っている歌手はあまり出場しなくなり、歌われる曲名もあまり知らない。かつての藤山一郎、灰田勝彦、岡晴夫、淡谷のり子、渡辺はま子、美空ひばり、越路吹雪、村田英雄、三橋美智也、三波春夫らの歌ならすぐにも口ずさむことが出来るのだが、最近の歌手についてはまるでダメだ。今年もまた紅白はあまり観ることがないと思う。

 今年1年を振り返って来年の希望と行動を考えてみると、今や創設者が亡くなり往年の勢いを失った「NPO知的生産の技術研究会」の仲間たちが、試行的に昨年季刊誌を発刊して、私も協力を要請され次号から毎号寄稿することになった。更に現在3版を重ねた「八十冒険爺の言いたい放題」が、意外にも在日アメリカ人の間で読まれているようで、現在ある出版社を介して英語版出版を進めつつある段階にあるので、これを何とか世に出したい。他には、これまで外部に公表した原稿をまとめて私家版として上梓して親しい友人らに目を通してもらいたいと思い、いつまでも記録として残してみたいと考えている。もう一冊、僭越だが、社会批判と政治家批判を私自身のベトナム反戦闘争経験や海外ひとり旅体験を踏まえて書いてみたいと考えているが、これは来年以降になると思う。

 今年も1年366日1日も欠かさずこのブログを書き続けることが出来たことは、ラッキーだったと思う。幸い今日連続6441回を数えることが出来た。これからいつまで書き続けられるかは神のみぞ知るであるが、出来るうちは書き続けて行きたい。

 2人目の孫の女子がこの3月に大学を卒業し就職する。彼女の兄は昨年社会人となったが、孫が2人も社会人になるとは、随分時が経ち、逆に余生が少なくなっていることでもある。健康に留意しながら、妻ともども自由な生活を送って参りたいと願っている。

 間もなく深夜12時にテレビを通して京都知恩院の鐘を聴き、除夜の鐘の音を耳にしつつ、2024年を送ることになるだろう

2024年12月31日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6440.2024年12月30日(月) 韓国内は大荒れ、カーター米元大統領死去

 韓国国内では大統領、首相が失職し政局不透明の昨日、国際線航空機が務安国際空港に胴体着陸しフェンスに激突して大惨事引き起こした。乗員乗客181名が搭乗していて、そのうち2名は救助されたが、他の179名は死亡した。韓国当局は、鳥が飛行中に航空機にぶつかったバードストライクの可能性を述べてい。しかし、イギリスの航空問題専門家は、滑走路の端から300余m離れたところに普通にはあり得ない外壁があり、そこに衝突したことが多数の死者を生んだ原因と分析している。

 韓国の航空機事故と言えば、1983年9月に大韓航空機がソ連領空を侵犯し、追跡していたソ連の戦闘機にサハリン沖上空で撃墜され、日本人28人を含む269名が亡くなった大事故を想い出す。韓国航空史上最大の事故として知られている。ソ連の同盟国だった東ドイツでは、この大事故を知っている人がほとんどいなかった。当時はまだ東西対立時代で、偶々事故の直後に東ドイツを訪れて、それとなく東ドイツの教育委員らにこの事故について尋ねたところ誰もまったく知らなかった。東独政府が同盟国の不届きな撃墜事故により厳しい批判を受けるのを懸念したのか、これほどの大事故をメディアでは一切伝えなかったのだ。当時の東欧社会には、報道の自由なんてまったくなかったことを存分に知らされたものである。その2年後にプーチン現大統領が、5年間に亘り東独のKGBに務めるようになった。

 それにしてもつい先日カザフスタンでアゼルバイジャン航空機が、ロシアのミサイルによって撃ち落とされたとの報道があったばかりである。ロシア側は意図的に狙って撃墜したことはなく、偶々事故により撃墜させてしまったとプーチン大統領も率直に認めた。アゼルバイジャンのアリエフ大統領は、国営テレビで旅客機が電子妨害を受け、誤射により撃墜されたと述べ、ロシア側に責任を認め、関係者を処分するよう求めた。そんな事故が起きて間もなく昨日の韓国機の事故が発生したのである。   

 今回の航空機事故は、コロナ渦が消えて世界的に再び旅行ブームが訪れそうな時であるが、航空機に限らず、事故防止には万全を期してもらいたいものである。

 さて、今朝アメリカのカーター元大統領が100歳で亡くなったとのニュースが入った。カーター氏は1期4年間だけの在任だったが、その行動と実績には世界平和を希求する信念と気持ちがはっきり表れていた。中でも、1978年に長年対立していたイスラエルとエジプトの平和条約締結を決めた「キャンプ・デービッド合意」を仲介して中東和平に尽力したことが評価されている。翌年には、アメリカと中国との国交を樹立した。大統領就任前からとかくのホラ発言で有識者の反発を買っているトランプ次期大統領とはまるで反対の民主的、平和的実績により、2002年にはノーベル平和賞を授与された。

 実は今朝の朝日新聞「声」欄に83歳のデザイン事務所経営者がなるほどと頷ける内容を投稿したのを読んだ。その経営者は現代のアメリカ流民主主義が、トランプ氏を主とするアメリカ国民の選択によって人種差別、暴力教唆、地球環境無視、イスラエルへの異常な肩入れ等により、民主主義より自国エゴを優先する国になったことに失望している。まったくその通りである。カーター大統領ならこんな馬鹿げたことをしなかったであろう。事実カーター氏は、先の大統領選ではトランプ氏ではなく、ハリス氏に1票を投じていた。

 口さがないトランプ氏が、カーター氏の死去に対して何という弔辞を述べ、皮肉を言うだろうかと思いきや、意外にも「カーター氏は、偉大な人格、勇気や希望、楽観主義の持ち主だった。この国のすべての若者たちに、原則、信念、謙虚さを併せ持ったカーター氏のことを学んでほしい」と語り、カーター氏の国葬をワシントンで行う意向を表明した。しかし、若者に伝えようとしたカーター氏言動、生き方とはむしろまったくそぐわない、トランプ氏は自分自身にこそ突き付けるべきメッセージではないかと思う。カーター氏のご冥福をお祈りしたい。

2024年12月30日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6439.2024年12月29日(日) 天下りの両横綱、日銀と中央官庁

 一般に「天下り」と呼ばれる、支配下の組織、或いは影響下にある組織に対して、人材を送り込む歓迎されざる習慣が国の役所を中心に、多くの組織で堂々と、或いはこっそりと行われるケースが間々ある。特に監督官庁からの天下りには、文句を言えず、泣く泣く受け入れる企業もあるようだ。天下りしても地位に就いているだけで権限を持たないならともかく、天下ったご当人が組織内の上司として組織の細かい箇所まで取り仕切る場合には、的外れもありパワハラもやりかねない。

 最近あまり伝えられていない天下りが、今2つばかりやり玉に挙げられている。ひとつは、日本銀行である。銀行の中の銀行として、銀行界の頂点に立ち、日本の金融界をリードしているだけに職員のエリート意識も並外れているようだ。職員の給与もかなり高く、定年後に雇用延長制度により「エキスパート職員」として、月20日勤務で月給約70万円とされる。しかも福利厚生施設が充実している。日銀マンは、高給や手厚い手当の他に、高額な企業年金や地方銀行などへの天下り先まで用意されるケースがある。日銀の優越的地位を利用した天下りは、金融証券界に枚挙に暇がなく受け入れ側では、困惑しているケースもあるようだ。

 もうひとつの天下りは、外交官の退官後の就職先である。修士号も持たない外務官僚が、退職後に大学教授ポストを複数も掛け持ちする風潮に、学界から反発が出ているという。そのしわ寄せで、博士号を取得しながらポストがなく、コンビニなどで働いているケースもあり、外交官がポストを奪うのは罪深いと陰の声があるくらいである。

 一例を挙げれば、昨年退官した垂秀夫・前中国大使の如きは、立命館大学教授、慶應義塾大学特別招聘教授、北海道大学客員教授のポストを手に入れた。退職金は推定約8千万円といわれている。しかも、自らのHPに個別企業の講演依頼は「謝礼金30万円以上」と明記して、その厚かましい強欲ぶりを曝け出したのには呆れている。他にも在任中に特別の外交成果があったわけではない、前ロシア駐在大使を8年間も務めた上月豊久氏は、ロシア軍のウクライナ侵略のビッグ情報をベラルーシ大使館が事前に通報しても、親ロ派の上月大使は、そんなことは有り得ないと外務省に情報を封印させた。それが今年11月のロシア・東欧学会で暴露され顰蹙を買った人物で、大学で複数のポストを掛け持ちしているが、教鞭をとる資格があるのかと疑問を持たれている

 民間企業が、親会社から子会社への出向という名の天下り的異動は、同じグループ会社内で割り切って経営上の責任を負っている事象なので、外部からとやかく言える問題ではない。しかし、監督官庁とか、お得意先からの押し付けによる外部人事の受け入れは、働くスタッフにとっては歓迎されるものではない。現状のままで果たして良いものだろうか。

 最近斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ問題が大きな話題となったが、その奥深い背景には、斎藤知事自身の経歴に依るところが大きいと思う。東大卒業後、エリート官僚として総務省に入省し、その後佐渡市、宮城県、大阪府に出向して地方で天下りにより殿様扱いされる甘い味を覚え、その後のパワハラ役人道を歩んだようだ。

 天下りなんて、送り出す側に若干人員削減のメリットがあるとは言え、受け入れ側にはメリットよりデメリットの方が大きい。いつまでも続けていて良いものだろうか

2024年12月29日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6438.2024年12月28日(土) 貧血症状、鉄分不足と判明

 最近腹具合がパッとせず、便秘と下痢繰り返しているような状態である。内科医には度々相談していてそれぞれに効用のある調整しているが、あまり結果は芳しくない。そこへ新たな問題が持ち上がってしまった。

 昨日4週間ぶりに糖尿病クリニックで調べてもらったところ、糖尿病のヘモグロビンの基準数値(HbA1c)は、このところ安定し5.6だったので、糖尿病の具合はずっと基準値範囲内にあり問題ではない。ところが、昨日時点で鉄分不足が見えたらしく採血した結果が今日分かる。処置した方が良い場合は、電話で教えてもらえるということだった。その電話が今朝クリニックからかかって来た。直ぐクリニックへ出かけて医師に伺ったところ、やはり鉄分が不足していて数値は「36」だった。基準値範囲の60~210より大分低い。早速薬局から2種類の薬をいただいて、明日から毎日服用することになった。毎日服用している薬の種類も多くなり、とてもすべての名前まで覚えきれない。それにしても貧血の原因ともなる鉄分不足とは、まったく初めてのことである。加齢とともに身体の保全、維持も中々難しくなってくる。これから薬はもちろんであるが、食生活面でも鉄分が多く含まれている香辛料、海藻類、魚貝類などの食べ物を食べられるよう妻協力を求める必要あると思っている。

 このところ世界で戦争、或いはそれに近い戦闘が各地で勃発しているが、ウクライナへ侵攻したロシア軍も意外に苦戦して、兵士の数に不足を来たし、北朝鮮兵を最前線に投入して、すでに彼らのうち相当数が戦死したと伝えられている。そこへ昨日ホワイトハウスのカービー広報補佐官が、ロシア南西部のクルスク州でウクライナ軍と交戦中の北朝鮮兵の死傷者数が、この1週間だけで1千人にのぼるとの見方を示した。戦線はウクライナとの国境周辺でウクライナ軍と一進一退の攻防を繰り返している。そんな時にアゼルバイジャンの旅客機が、カザフスタン国内で墜落し、その原因についていろいろ憶測があるような報道が流れている。乗客乗員67のうち38人の死亡と29人の生存が確認された。破片の形状からみると機体の後方と左側で防空システムが爆発したようだと当地の専門家がラジオで語った。

 それにしてもこの戦争には、一向に停戦の兆しが見えない。僅かにトランプ次期アメリカ大統領だけは、いつものように減らず口を叩き、直ぐにも停戦させてみせると意気込んで語っているが、トランプ氏の言い分は、仮に戦争を終わらせた功績は自らの実績にしたいだけで、終戦に至る両当事国の条件を現状から考えれば、プーチン大統領に好い顔を見せるため、占領地をロシア領と認めるロシア寄りの終戦条件を提案するのではないかと思う。そしてウクライナのゼレンスキー大統領には戦後の経済支援や復旧のための資金を提供することによって一応両者の顔を立てるような筋書きを描いているように思う。これまで終戦については、自国領からロシア軍が完全撤退すること以外は譲れないとしてきたゼレンスキー氏が、こんなトランプ提案を受け入れるだろうか。つまり、プーチン氏に有利な条件を主張するようでは戦争はまだまだ続きそうである。

2024年12月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com