ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

ブログ一覧

6469.2025年1月28日(火) 日本中がテレビに群がったフジTV幹部記者会見

 1タレントの不祥事がテレビ会社の稚拙な対応により、これほどテレビ業界でテレビ局幹部の長い記者会見が注目されたことは珍しいと思う。昨日フジテレビで行われた幹部役員による記者会見は、午後4時から今朝2時半まで2日間に跨って延々10時間半に及び、その場でフジTVの会長、社長の辞任も公表された。

 先日1度記者会見を開いたが、フジTV独自の一方的な実施で、テレビカメラを締め出したり、出席者を限定するなどして芳しい評判ではなく、改めてオープン方式で開催するよう求められ、昨日テレビ放映を含め、広く会見を行った。結果的に視聴率は最大で一時13%を超えたというからヒット商品並みである。

 今回の主題は、タレントの中居正広とひとりの女性との性トラブルにフジTVの社員が関与したとの懸念から、フジTV自体の責任も問われたものである。このスキャンダルで先日芸能界を引退した中居は多くのファンを抱えて、テレビ局としても重宝し他のテレビ局を含めて、各番組が放映中止とされるまで多くの番組を担当していた。

 元々芸能界は男女の交際については、緩く雑なところがあるようで、本件だけが取り立てて糾弾される謂れはない。ただ、今回のケースは、当の女性が中居を訴え、その事実が週刊文春に取り上げられて、フジTV社員の身勝手な関与に対する非難が上がり、会社としてもこのまま無視することが出来なくなった事情がある。まだ働き盛りの中居正広にとっては、絶頂期に身を退かざるを得なくなったことは不本意であろうが、所詮自ら蒔いた種である。

 フジTVとしては、この記者会見に陰の経営者、日枝久取締役相談役が出席しなかったその理由等を詰問され、応えに難渋していた。同社社長就任後47年間もの長きに亘って実質的に強い権限を握っていた日枝氏の辞任を要求する声も上がっていた。結局会社側としては、日枝氏は現在現場の業務に関わっていないので、本件とは直接関係はないと欠席の理由は伝わっていた。テレビ広告はキャンセル続きで、フジTVにとっては今後経営的にも厳しい前途が予想される。どうやってこの修羅場を乗り切っていくのだろう。

 そんな時に、スケールは大分小さいが、同じようにTBSラジオ番組でパーソナリティーを務めていた生島ヒロシ氏が、TBSの人権方針に背く重大なコンプライアンス違反があったとして、TBSは昨日生島氏を出演の番組から降板を決定した。

 生島氏と言えば、知名度はあるが、自らのドキュメント放映で、視聴者に宿題を抱えたままそれに応えず、その後姿を隠してしまった。どうもそのやり方に納得がいかなかったことを覚えている。それは2000年3月のことだった。私がパキスタンとアフガニスタンの国境カイバル峠へ出かけて間もなく、生島氏が国境を越えてアフガニスタンに行くとドキュメントで公言した。国境までは私も行けたが、そこからアフガン領内へ入るのは、外国人には特別の許可がなければ難しい。にも拘らず、彼は国境へ向かった。ところがやはり入国出来ず、戻って来た。テレビカメラに向かってニコニコしながら「ではこれから別のルートから入国します」と無謀な言葉を残した。その後彼がアフガンへ入国したとの番組続編や、ニュースは聞かれない。その場の雰囲気で出来もしないことを適当に語る無責任な人物なのだと分かった。こんないい加減な人物をメディアで長い間重用しているのも、如何かと思う。生島氏もしばらく頭を冷やした方が良い。

2025年1月28日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6468.2025年1月27日(月) 世界に戦争と対立はあるが、真の平和と反省はない。

 日本国内ではそれほどザワついた空気が流れていないが、海外では各地で騒がしい騒乱状態のところがかなりある。現実的にも、歴史的にもドキッと胸を刺されるような事象が発生している。

 まず、お隣の韓国では先日史上初めて大統領として逮捕された尹錫悦大統領が、昨日内乱の首謀者として起訴された。尹大統領は拘束期間の延長を認められなかった検察により、大統領の供述を得られないまま起訴された。大統領としては内乱をまったく考えておらず、巨大野党の議会独裁に国政が麻痺しているとして、軍人や警察に命じて国会に動員して国会議員や、彼らの関係者の拘束を試みようとしたとして検察の主張に反論している。法的な問題もあり、今後収束までにはかなり時間がかかることだろう。

 次に、相変わらず派手な言動で世界中に物議を醸しているアメリカのトランプ大統領の就任後の行動である。冒頭こう発言した。「我々は1週間で他の政権の4年間より多くのことを達成した」、「バイデン政権が作り出した災難をひとつ残らず修復する」である。よくぞこれほど自慢たらしく、先輩たちに敬意を払うこともなく彼らの功績をこき下ろし、自らの自慢話をするものである。

 そして、不法移民の「史上最大の強制送還」と称して、グアテマラには早くも多くの移民を送還したが、昨日コロンビアでは強制送還された不法移民を乗せた軍用機2機の着陸を拒否され、大統領はコロンビアに対して25%の関税や制裁の報復措置を取ると表明した。これがエスカレートして今度は、コロンビア側がアメリカからの輸入品には、50%の関税を課すという有様で騒ぎは広がるばかりである。

 他にもいくつもの荒手がある。カナダとメキシコに25%の関税を課す発言については、正式には来月1日に明確にするということであり、2021年4月の議事堂襲撃事件の参加者ら約1,500人に恩赦を与えて釈放もした。更に、地球温暖化に関係のある気候変動対策の「パリ協定」と、世界保健機関(WHO)から離脱するための大統領令に署名したことである。重戦車トランプ号はブレーキがかからないようだ。

 東欧では、ベラルーシの独裁者ルカシェンコ大統領が、昨日行われた大統領選で驚くことに7選を果たしたが、選挙自体も独裁的で反対勢力を徹底的に排除したものである。大統領の任期は5年間であり、すでに30年も権力を握っている。大体この選挙は、ルカシェンコ大統領が当選するよう仕組まれたもので、投票率は高く85.7%、大統領の得票率は86.82%と常識的にには信じがたい票を獲得した。ロシアのプーチン大統領と気脈を通じており、今後の暴虐ぶりが懸念される。

 一方で、今日はホロコースト(大量虐殺)の象徴と言われるアウシュビッツ収容所が解放されてちょうど80年になる。現地では、生存者、及び遺族が出席して追悼式典が行われた。現場に行かなければ真実は分からないとの信念から、実際に8年前に訪れて見た。悲惨で目を背けたくような光景と多くの悲惨な展示物が見られた。その時、ドイツ人が戦後百万人ものユダヤ人を殺害した罪を反省したのであろうか、イスラエルに対する気遣いと遠慮を何となく感じた。それが、今のイスラエル軍のガザ地区攻撃に強く反対を唱えない理由ではないかと思ったものである。

 原爆投下と同じように、2度と繰り返しませんと誓っても、周囲がその声を無視するのが世界である。出来るならぜひともアウシュビッツを訪れてみることをお薦めしたい。

2025年1月27日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6467.2025年1月26日(日) 大相撲表彰式に出席した首相の行動

 もうじき春が訪れる。我が家でも梅の花はまだ蕾であるが、シジュウガラや他の小鳥がやって来る。しかし、まだ鶯はやって来ない。以前はよくきれいな啼き声を聴かせてもらったものだが、昨年はついにあの声を聴くことが出来なかった。今年こそは何とかあの鶯の美声を聴きたいものである。

 例年2月4日を立春と呼び、その前日3日を節分という。それが気象庁によると今年に限って1日繰り上がって、節分を2月2日に、立春をその翌日3日にするそうである。今年は地球と太陽の位置関係などから、立春が1日早まり、立春の前日も例年より1日早い2月2日になる。

 1年は365日であるが、地球が太陽の周囲を好転する周期は365日より少し長いことから、立春と決められた位置に到達する時刻は毎年少しずつずれていく。そのため4年に1度閏年を設けて調整しているが、ずれは完全にはなくならない。この立春のずれの調整と同じように、暦の上でも閏年とは別に、いつの日にか、閏年調整日のような1日が導入されることだろう。

 さて、存在感が今ひとつの石破政権は、昨晩になって3月に開かれる核兵器禁止条約の締約国会議に自民党国会議員を派遣するための検討に入った。先日昨年ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表者が、首相官邸で首相と面会し、核兵器禁止への具体的行動を起こすよう訴えたのに対して、やや冷たい対応をして被団協代表者らを失望させた。それは、せめて核兵器禁止条約締約国会議に政府代表をオブザーバーとして派遣するよう要望したが、首相から前向きな応えを引き出せなかったことが、現在の自民党政権の考えを表していると見られていた。

 しかし、日本政府としてはオブザーバー参加を見送ることをすでに決めている。ただ、今年が終戦、及び被ばく80周年の年に当たり、唯一の戦争被爆国として世界中から日本の対応に注目が集まると見られており、自民党としては会議に関与し、核兵器廃絶に向けた意志を国際社会に示したいとの思いもある。そこで石破首相は、今年もオブザーバーとして会議には参加しないが、非公式に広島県選出の議員を派遣することを決めたようだ。どうも煮え切らず、日本としての核反対の意志を世界に発信しようとの姿勢が見えない。被爆協のみならず、多くの日本国民を落胆させている。

 今日大相撲初場所が、千秋楽を迎え、3年ぶりに12勝3敗の3人の力士による優勝決定戦巴戦が行われ、大関豊昇龍が大関になって初めて優勝を遂げ、来場所横綱昇進への期待を持たせてくれた。優勝表彰式に、内閣総理大臣杯を通常国会開会中で問題山積の時でもあり、まさか石破首相自身は来ないだろうと思っていたところ、土俵上に首相が上がり、大きな首相杯を豊昇龍に授けていた。国民が見ているような際には、多忙の中でもよく顔を出すものだ。この辺りが石破首相の気配りであり、国民が等しく求めている核兵器禁止条約の締約国会議にはオブザーバーさえ出席させない思いやりに欠ける二面性である。

 今日も私のお腹の具合はすっきりしないが、明日もかかりつけの内科医で診てもらおうと思っている。

2025年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6466.2025年1月25日(土) 医者通いの結果が、警官を呼ぶことに

 今日は我が家にとっては、苦悩とボケの1日だった。

 朝胸に痛みを覚えて、すぐかかりつけの内科医院へ出かけた。土曜日は午前中しか診てもらえないので急いだ。幸い空いていて直ぐに医師に話したところ、胸をあちこち触った後で硬いところがあるので、レントゲン写真で診てみましょうということになった。その結果、医師が「写真で見ると心配な点がある」と言い、小腸と大腸の周辺に陰らしいものが写っていた。小腸の陰は、腸閉塞の可能性もあるので、すぐ大病院で診てもらった方が好い。但し、今日はほとんど休みだろうから近くの東京医療センターの救急外来室が良いでしょうと言われ、医師から救急外来室へ電話でお願いしていただいた。しばらくして担当の医師が待っていてすぐ受け入れると連絡があり、タクシーで東京医医療センターへ直行した。今日の我が家の問題が、この時とんでもない形で発生したのである。生憎スマホを自宅へ忘れて来てしまい、気にはなったが、妻に連絡が出来なかった。医療センター内には公衆電話が見つからず、そのまま救急外来室へ向かった。一方妻は、私が朝10時過ぎに医院へ向かい、午後2時過ぎになっても何の連絡もなく、妻は医院へ電話で問い合わせようとしたが、午後は休みになっており、私の所在が分からなかった。

 一方、私はCT検査、レントゲン検査、そして初めて経験する「点滴」を受け、その結果、医師からこのまま入院して腸閉塞の手術を受けるかどうかを尋ねられた。突然のことでもあり、今日は一旦帰宅して、明後日に内科医と相談して結論を出すことにした。

 この間妻は私の所在が相変わらず分からず、迂闊にも分からなくなりつい警察に電話してしまった。これでことが大きくなり、110番が都内警察署管内に私の行方を捜索する対応をした。その後警官ひとりが我が家を訪れ、私が認知症かなんかで自宅方面が分からなくなっているのではないか、と気にされていた。妻は、警官から私が認知症の恐れがないか、名前や住所を言えるかまで尋ねられたそうである。

 私は午後3時過ぎに支払いを終え、解放されたので、公衆電話から自宅へ電話をしたところ警察官が今自宅に来られているとの応答に、ありゃと思い、すぐタクシーで帰宅した。門前に警官の自転車が置かれていたので、やっぱり警察官が来ているのだと思い、玄関の扉を開けると若いお巡りさんが、私の帰宅をニコニコしながら待っていた。これで「高齢男性が行方不明」事件はあっさり解決したが、私が無事帰宅したことを証明する写真が必要だと私の写真を撮られた。警察に迷惑をかけたことに、申し訳ない気持ちが残っていた。この事件はこれで終わりとなったが、腸閉塞事件は月曜日以降に持ち越された。

 残念なのは、この健康上の理由で、明後日軍事アナリストの小川和久氏と元日本テレビ政治部長の菱山郁朗氏を、二子玉川のホテルでお引き合わせして会食を楽しむ予定だったが、止むを得ずキャンセルせざるを得なくなったことである。陽気の良くなる桜の季節に改めて会食を持とうとご了解をいただいたところである。

 どうも今日はおかしな1日となってしまった。

2025年1月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6465.2025年1月24日(金) 石破首相は、トランプ大統領と渡り合えるだろうか。

 昨日の本ブログの延長戦になるが、今回のフジTVの騒ぎで同社社員の組合加入率が大幅に増えたと伝えていた。入社と同時に自動的に組合員になるクローズド制ではなく、オープン制のせいか、大企業としては意外に少なかった組合員が一気に増えたようである。全社員の内従来は僅か80人しか社員が組合に加入していなかったが、昨日までに新規加入者が増え、500人を超えたというから驚く。フジTVの社員は約1,300人であるから、組合加入率があっという間に6%から38.5%にまで増加したことになる。メディア業界というのは、その特殊性の故か組合員になる社員が少ないと言われている。一般的には、社員の組合加入率は、千人以上の大企業で約67%、千人未満百人以上の中企業で19%、百人未満の小企業で2.2%であるから、フジTVにとっては大異変である。

 さて、今日石破茂首相にとっては初めての通常国会開幕で、天皇陛下ご臨席の下に施政方針演説を行ったが、少数与党に陥ったことから派手に言葉を振りまくのではなく地味な演説になった。予算案等を通過させるためには、野党の協力がなければ成立しないので、腰が低くなるのはある程度やむを得ないのではないか。首相の施政方針演説の中で「楽しい日本」という言葉と考えを述べたのは、幾分トランプ政権下のアメリカを意識したのではないだろうか。SNSなどが原因で世の中に罵詈雑言が溢れているが、その点で日本ではお互いが思いやる国でありたいと考えているそうである。そのために政策に、「令和の日本列島改造」とどこかで聞いたような言葉が出て来た。田中角栄元首相の「列島改造」で道路や鉄道などのハード面のインフラ整備を重視したのに対して、令和はソフトによって新たな人の流れを生み出し、一極集中を是正して多極分散型の多様な経済社会を構築していく方針を示したいようである。

 一方アメリカでは、世界中を驚かし、惑わせているトランプ大統領が教会で司教に説諭され、それに反論するなど早くもその無神経な言動が世間を騒がせている。トランプ大統領がワシントンの大聖堂を訪れた際、フッデ司教から「性的マイノリティーの人たちの中には命の危険におびえている人たちもいる。移民の大多数は犯罪者ではない。今おびえている人々に慈悲の心を持って下さい」と諭された。これに対して大統領は、慈悲の心を持つよう諭した司教に対し、謝罪を求めた。まともなアドバイスに対して謝罪を求めるとはどういう考えか。アドバイスや注意などを絶対受け入れようとしない傲慢な大統領らしい。

 他にも早くも側近のイーロン・マスク氏が、大統領が言い出した孫正義氏らの巨額の人工知能プロジェクトに疑問を呈した。側近から異論が出ているのだ。いずれ各方面から異論や、反対の声が上がってくるだろう。アメリカ国内だけならまだしも、内政干渉だとしてドイツなどEC国やイギリスなどヨーロッパ主要国から批判が高まっている。

 日本の石破政権がこの剛腕トランプと日米交渉で互角に渡り合って行けるのか、聊か心許ないが、この点ばかりは石破首相を悪漢トランプに負けるなと力強く精一杯応援したいと思う。

2025年1月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com