充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
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6706.2025年9月22日(月) 自民党総裁選、今日告示
昨日9日間に亘って東京国立競技場で開催されていた世界陸上東京大会2025が成功裏に閉幕となった。暑い時期だっただけに、開催時間は早朝のマラソンなどを除いて凡そ夕方から夜間にかけて開かれた。昨夜の国立競技場は雨も降って寒そうだったが、連日満員の観客が押し寄せ、9日間に62万人が観戦に来た。テレビ画像もスタジアムの雰囲気をよく伝えていたと思う。
ひとつ引っかかったのは、今アメリカのトランプ大統領がアメリカ人ファーストと叫びつつ、移民、難民排斥を唱えて居住ビザのない移民らを母国に送還していることである。陸上競技の100mや200mなどの短距離競走では、アメリカ選手はほぼ全員が彼らの子孫である黒人選手である。他の競技などにもかなり黒人アメリカ選手が目につくが、アメリカのスポーツは、彼らなしには弱小国家でメダルの獲得数も減るだろう。オリンピックでも毎回アメリカ選手のメダル獲得数が最多で、黒人選手がいなければアメリカの存在感はかなり薄らぐ。この点から考えるとアメリカは移民排斥とは言うが、自分たちに都合の良いことにはその点を利用していることだ。トランプ大統領を始めとして、アメリカ人が移民反対ならオリンピックなどの世界選手権などに、黒人選手を派遣せずに白人選手だけで戦ったら良いのではないか。
さて、自民党総裁選は今日告示となって、予想通り5人が届け出た。高市早苗・前経済安全保障相、小泉進次郎・農林水産相、林芳正・官房長官、小林鷹之・元経済安全保障相、茂木敏充・元自民党幹事長の5人である。早速5人がテレビで持論を披露していた。若干ニュアンスは異なるが、同じような政策を主張しており、これでは個性が出ず政策論争にはならない。
今朝の朝日新聞上の世論調査によると高市氏が28%のトップで、次いで小泉氏の24%である。ところが、自民党支持層に限ると逆転して1位が小泉氏の41%、に次ぎ2位が高市氏の24%となる。若い世代では、意外にも4割前後の支持を集めて高市氏が首位である。小泉氏は60代以上で最も支持が多く、いずれも想定外だった。この結果は絶対的なものではないが、ほぼ予想がつく。つまり高市氏、小泉氏以外の3人の総裁候補者が選出される可能性はあまり考えられない。
しかし、投票日は来月4日で、当分政治は停滞することになる。その一方で、経済は動きが激しい。先週末に続き、今日も日経平均株価は45,493円で史上最高値を示した。アメリカのFRBによる利下げや、米中の関税を含む関係改善への期待などから、株価を押し上げた。アメリカ経済に比べれば、現状は日本がリードしている。しかし、アメリカは金利引き下げを実現し経済回復を期している。いつまでも総裁選に時間を割いていると、トランプ経済に置いていかれるぞ。
6705.2025年9月21日(日) 世界遺産・マチュピチュのお騒がせ
突然の騒ぎに驚いた。しかも、場所が選りによってペルーの世界遺産として観光客に、世界的に最も人気の高い古代インカ帝国のマチュピチュである。住民の一部が、バス路線の新規開通を求めて当局と話し合ったが、認められず、不満を抱いた住民が鉄道線路に丸太や石を置いて鉄道の線路を封鎖したことによるデモ騒ぎで、列車が停まり外国人観光客らが遺跡へ行けなくなってしまったのだ。現在1日4千人もの観光客が訪れ、普段からオーバーツーリズム現象が起きていた。それに対応すべく近年入場制限を設け、そのため観光客がマチュピチュへ入れず足止めを食わされることが多くなった。地元民としても痛しかゆしで世界的観光地としても頭の痛いところである。
マチュピチュは、世界遺産として登録されると同時に、他の①万里の長城、②ヨルダンのペトラ遺跡、③ローマのコロッセオ、④マヤ文明のチェチェン・イッツァ、⑤インドのタージ・マハール、⑥ブラジル・コルコバードのキリスト像、と並んで「新・世界七不思議」として知られている。
このデモ騒ぎや、住民の不満などに頭を痛めた認定団体「新・世界七不思議協会」では、スケールの大きい「新・世界七不思議」のマチュピチュの在り方に何らかの規制を課すことも検討しているらしい。折角世界的に圧倒的な人気があり、価値の高い遺跡で簡単には訪れることが出来ないような観光地だけに、上手く元の鞘に納まってくれることを願って止まない。
個人的にはこれまで七不思議のすべてを訪れており、それぞれに感動した格別な想いがある。その「世界七不思議」の中であまり歴史的な価値がないと思うのは、コルコバードのキリスト像である。これは1922年ブラジルの独立100周年を記念して建設されたもので、今から40年ばかり以前に訪れたことがあるが、コルコバード頂上近くまでロープウェイに乗って辿り着いた。眼下にはコパカバーナ海岸などリオ市街一帯が魅力的な光景を見せている。コルコバードは少々珍しい花崗岩石の岩山ではあるが、他の6つの「世界不思議」に比べて、歴史がないだけに他の6つの遺跡に比べれば、やや価値が落ちるかも知れない。
やはりこの中で素晴らしいと思うのは、万里の長城とペトラ遺跡だと思う。万里の長城は紀元前7世紀ごろから建築が始まり、西暦15世紀ごろに完成した大規模な工事だった。ペトラ遺跡も紀元前1世紀から西暦1世紀にかけて建設された歴史的にも高い価値のあるもので、傍にいるだけでも感動する。次いで歴史的には、ローマのコロッセオが西暦70年ごろ建設に着手したと伝えられているが、やはり古い建築物には魅力がある。その点では、マチュピチュは15世紀に栄えたインカ文明であり、歴史的価値よりアンデスの山中の異質な地形に築かれた石造りの神殿と段々畑のような街づくりが興味深い。やはり40年ほど前にブラジルを訪れた後で、訪れたが、当時の列車は現在クスコからマチュピチュの下まで運行されている列車に比べると大分お粗末だった。それでも懐かしさは並ではない。
6704.2025年9月20日(土) 朝日新聞東京本社版創刊以来5万号発行
今年は徳川政権が倒れ、武家社会から明治の近代社会に入った。爾来157年となるが、今朝の朝日新聞(東京本社版)が発行されてから今日でちょうど5万号になったという。創刊号が発行されたのは1888年7月10日で、朝日が大阪版を発行したのは、それより9年前の1879年1月25日である。また、新聞休刊日というのが設定されているので、連続ということではないが、5万号にまで辿り着くには、戦争や、自然災害など幾多の苦難があったことと思う。世間情勢のキャッチに一番近いところにいるメディアとして、新聞は世間の荒波をまともに受けてきた。今朝の紙面を見ると過去5万号の歴史的事象が取り上げられ紹介されている。日清・日露戦争、第1次世界大戦、関東大震災を過ぎて太平洋戦争は2万号によって報道された。微笑ましい話題もあったが、概して世の中を暗くするようなスキャンダルや、9.11テロ、東日本大震災など自然災害が紙面を占めることも多くあった。読売、産経など政府寄りのメディアに対して朝日や東京新聞はリベラルと言われるが、比較的穏当な立場を貫いていると思う。それでも、1931年に満州事変が勃発してからは、朝日も当時軍部の圧力の下で社論を軍部の満州での行動を支持する立場を取った。太平洋戦争終戦後報道姿勢を反省し、言論の自由を貫く姿勢に変わった。これからも今の姿勢を堅持して権力に媚びず、独立自尊の立場を貫き続けて欲しいと思う。
しかし、海外の戦場などでは、日本人記者の姿を見ることが少ない。それは、もし不幸にして記者が殉死するようなことになったら、会社として本人、並びに遺族に対して相当な補償をしなければならないことから極力危険な紛争地帯で取材することを警戒し、規制をしているのではないかと思う。しかし、それでは日本人が取材する日本人向けの臨場感に溢れた記事が少なくなり、新聞自体のパンチが効かなくなると思う。この辺りを新聞社はどう考えているのだろうか。
さて、今月13日国連総会でイスラエルとパレスチナの2国家共存による決議案がアメリカ、イスラエルが反対する中で、日本を含む142カ国が賛成し賛成多数で採択された。この限りでは、日本はアメリカと反対の立場に立った。ところが、昨日岩屋毅外相は、来週開かれる国連総会の場では、パレスチナ国家承認を見送る意向であると表明した。これが日本としてこれまで国際社会に示してきた姿勢である。2国家共存には賛成するが、パレスチナを国家としては認めないという少々矛盾した態度である。しかも厭らしいのは、アメリカ政府が、日本政府に対して承認を見送らないよう圧力をかけてきたことである。外務省関係者はこの点は否定し、あくまで日本が独自に考えた方針であると主張するが、内密にアメリカが日本に仕掛けたことは明らかである。
この点については、昨日衆議院予算委員会で日本共産党の田村貴昭衆院議員が、2国家共存と国家として認めないという矛盾した方針を止め、直ちにパレスチナ国家承認が紛争解決の唯一の道だとして、政府にパレスチナ国家承認の決断をするよう求めた。しかし、政府はトランプ大統領の顔色を窺いながら、あくまで「NO」ということだろう。
最近までとかく批判的に受け取られてきた従来のイギリス政府の二枚舌外交と同じような顰蹙を買うやり方である。トランプ如き怪傑に惑わされず日本政府としての考えをしっかり固め、主張すべきである。
6703.2025年9月19日(金) 次の自民党総裁には誰が適任か?
自民党総裁選の立候補者が大体出馬宣言を行った。メディア報道や世評から見ると、前評判では高市早苗・元経済安全保障相が30%近くを占め、次いで小泉進次郎・農林水産相で、他の3人は大分離されているという。
私は個人的には高市氏に関しては信頼するには少々問題があると思っている。仮に首相になったら、外交面で中国や韓国との関係を悪化させる恐れがあり、派閥容認派であり、国内的にもこれまで要職にありながらこれという目立つような実績を残していない。特に、気になるのは戦後生まれのせいもあり戦争を知らないくせに、知ったかぶりをして極右的行動に走り戦争に前向きであることであり、そのアピールのために事あるごとに靖国神社へ参拝している。彼女が首相になったら防衛費には糸目を付けないだろうし、トランプ大統領に対して多くの面で譲歩しながら、アメリカ従属化を定着させることが懸念される。
幸いにしてここへ来て自民議員の間で彼女への支持が伸び悩んでいることである。石破首相は、官房長官として堅実に職務を果たしてくれた林官房長官を推したいが、自民党内において林氏への支持が弱いことが気がかりのようだ。私も林官房長官には派手さはないが、能力的にも問題ないし、麻生太郎氏のような旧勢力派への気遣いなども敢えてしない点などは、真っ当だと思って、5人の中では一番信頼し得る総裁候補だと思っている。政治空白を埋める意味でも、来月に党員選挙を行うなどと言わずに、本来ならもっと早く決着をつけるべきだと思う。
さて、今日は大相撲秋場所6日目で連日「満員御礼」の垂れ幕が下がっている。大相撲も意外に外国人観光客に人気があり、大分盛り上がっている。その大相撲見学に来日中のイギリスのエティンバラ公爵ご夫妻が今日国技館にお出でになられた。どういう事情か分からないが、国技館玄関でご夫妻が到着されるのを出迎えられたのが、八角理事長と十両の朝の山関だけだったようだ。横綱、大関ら並みいる上位力士を差し置いて、十両の朝の山関がそういう立場に立たされた理由が本人も分からないようだった。それでも朝の山自身は、相撲では勝った後にお出迎えとなったので、ホッとしたと本人も言っていた。
そういえば、朝の山関は2019年夏場所で優勝した千秋楽に、当時1期目のトランプ大統領が安倍晋三元首相とともに観戦され、アメリカ大統領杯を授与されたことがある。それにしても一介の十両力士が、イギリスのチャールズ国王の弟君であるエディンバラ公のご令息王子をお出迎えするとは、いけないことではないが、礼儀上もきちんと最高位の横綱がお出迎えするよう取り決められた方が良いのではないだろうか。
どうも腑に落ちないが、今日大相撲をテレビ観戦してもまったく公爵ご夫妻の動静は伝えられず、姿も映されなかった。相撲を観戦することなく、国技館を離れたのだろうか。ネットを見ても全くと言っていいほどニュースは載っていない。滞日中に天皇、皇后両陛下にはお会いになり、その後大阪万博へ行かれるそうだが、公爵ご夫妻に相撲関連のニュースはない。一体どうなっているのだろうか。
6702.2025年9月18日(木) FRB金利引き下げで日本経済まで好況風
今日まで3日間連続でクリニック通いである。2年前に東京医療センターで変形性関節症と診断された左手指の定期健診である。その後大きな痛みを伴うような症状はなくなったが、数日前にきつく紐を縛った時に左手中指の第1,2関節が突然硬直したままで往生したことがあったので、その点を担当医師に話した。医師は、あまり関節症の辺りを曲げることは、例えリハビリのためでも止めた方が良いとのアドバイスをいただき、今後は必要なリハビリだけを続けることにした。その他に毎度気になっている糖尿病の基準値HbA1cと蛋白質の指標CRPは、ほんの僅かであるが下がっていたので安心している。この結果を明日、整形外科医に報告するつもりである。これで4日間医者通いということになる。
さて、今日日経平均株価が、午後になって大幅に上昇し、一時700円高を示し、今日の終値は前日比513円高の45,303円と史上最高値となった。これは言うまでもなく、昨日アメリカの連邦準備理事会(FRB)が0.25%の利下げを発表した影響によるものである。景気低迷に悩み続けていたトランプ大統領が、しきりに長期金利の値下げを求めてパウエルFRB議長に圧力をかけていたが、遂にトランプ帝王に屈服させられた感がある。まだ年内に0.25%の利下げを2度ほど行うだろうとの憶測もあり、今後どういう道筋を辿ることになるのか不明だが、トランプ大統領としては、してやったりの気分であろう。トランプ氏は、自らの権限とは無関係のこのような専門的な金融問題にも口を挟んでくる。これでパウエル議長の寿命も先が見えたようだ。
いずれにせよ、長期金利の利下げによりウォール・ストリート企業の株価は上がったようだ。いつまで好況が続くか分からないが、その影響をもろに受けて日本の株式市況も、4日連続して史上最高値を記録し、しばらくはこのまま好調を維持することになるだろう。
ところで、昨日の朝日「天声人語」に面白い話題が紹介されていた。かつて漫画「サザエさん」には夢中になったものだが、それ以外はあまり漫画を見ることはなく、今流行りの漫画もタイトルは承知しているが、内容はまるで分らない。昨朝の「天声人語」の面白い話題として、赤塚不二夫の「天才バカボン」を面白い視点から取り上げている。学歴詐称の田久保・伊東市長を皮肉っているのである。天才バカボンのパパは、バカ田大学を首席で卒業した。校歌は♪都の西北 早稲田のとなり~♪だそうである。母校慶應についても「『バカの王者』テイノウ義塾大学」とある。我々も学生時代に「テイノウミジュク(低能未熟)大学不経済学部」と自虐的に言ったこともある。毎朝NHK朝ドラ「あんぱん」で、やなせたかしの「あんぱんまん」のドラマ化により漫画の内容を知ることになったが、中々微笑ましい朝ドラだった。今月末でジ・エンドとなるが、朝ドラをこれまであまり真剣に観ていなかったが、これは結構引き込まれるように毎朝観てきた。まもなく終わるのが惜しい。