6475.2025年2月3日(月) 知名度を上げるために選挙に立つ人

 今日も日本海側から関東北部には今冬最大級の厳しい寒さが襲来すると言われている中で、早くも立春である。我が家の庭の梅も紅梅、白梅ともに蕾が開き始めた。まもなく花が満開となり、待ち焦がれている鶯の声が聞かれるのではないかと期待している。

 さて、今衆議院予算委員会が開催中であるが、自民党は少数与党となって法案提出、通過が不安視されているが、野党とも話し合って案外大きなもめごとがないようだ。

 ところが、国会に対して地方自治体は先に兵庫県知事のパワハラ問題が大きな話題となり、斎藤知事は失職後再選されて斎藤県政が継続されることになったが、いろいろきな臭い噂が伝えられている。その県知事選で結果的に斎藤知事当選に手を貸したとされる「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏の立候補がとかくの話題を提供している。知事選後に斎藤知事を追求する百条委員会で知事を詰問していた兵庫県元県議が、不意に辞任して自決したと思われる原因も、立花氏の厳しい誹謗中傷が元議員や家族に苦痛を与え、死へ導いたと言われて、その言動は強く批判されている。その立花氏が先月15日に投開票された大阪府泉大津市長選に立候補して、また落選した。この御仁は、来年の参議院選全国比例区に立候補するため、これかも当選する可能性のない選挙に知名度を上げるため立候補し続けるという。こういう公的な選挙を自らの欲得のために利用しようとする人物が現れだした。困ったものである。

 更に低次元の自治体選挙では、昨日投開票された大阪府岸和田市議選がある。この前提に、不倫関係にあった女性との問題で、市議会は永野耕平市長不信任案を可決した。永野市長は直ちに市議会を解散した。まったく兵庫県知事選の対応と同じである。その市議選の結果(定数24名)、当選者24名の内22名が永野氏の市長続投に否定的だという。この結果、永野市長は失職する公算が大きくなった。

 地方の自治体選挙には、地元の有力者との関係などが絡み闇の部分が多いようだが、表に出るのはほんの氷山の一角であり、どうもすっきりしない。これが地方自治の遅れる大きな要因となっている。日本の政治がいつまで経っても進化しないのもこういう点に原因があると思う。

2025年2月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com