6476.2025年2月4日(火) 日米首脳会談は石破首相の腕の見せどころ

 このところ体調がおかしい時があり、昨日も夕食後お腹の左右あばら骨の辺りが痛み出し、随分なでたりさすったりしてみたが、痛みは止まらなかった。座ってばかりいるのもあまり良くないと思い、立ったままお腹をさすると気のせいか、多少痛みが抑えられたような気がした。気になったのは、一昨日夜中に突然お腹が圧迫されるように痛み出し、止まらなかったことだ。その時はずっとさすってそのまま寝入ってしまった。翌朝痛みは止まって何事もなかったような気がした。それが昨日夕方になると痛み出したので、その前の夜中のケースと関連があるのではないかと、今朝通いつけの内科医に診てもらった。症状を逐一医師にお話するとエコー検査をやってみましょうとお腹に超音波を当てて検査をすることになった。先生は腎臓に何かあるのではないかと考えられるが、決めつけられないと仰った。先日東京医療センター救急外来のCT検査の写真も参照すると大きな異変はないということで経過観察ということになった。ただ、昨晩と同じような痛みが発症した場合にと、薬を用意してくれた。

 今のところ、体調は悪くはないが、便秘気味で排便がやや進まないのが、気がかりである。

 さて、世界中に不安と混乱を引き起こしかねないトランプ大統領に対する接し方であるが、メキシコとカナダに対して課すとしていた25%の関税について、昨日メキシコ大統領と話し合い、アメリカの課す関税とメキシコの報復関税をともに1か月間停止することで合意した。同時にカナダのトルドー首相とも電話会談により、これも実施を1か月間延期すると公表した。

 他方、中国への10%と15%の追加関税には、中国は世界貿易機関(WTO)のルールに違反するとして提訴するとしている。ただ、これもトランプ大統領は中国側と協議するとしている。威勢良く大統領令を出したが、対抗措置を示されると安易に妥協したり、一時延期したりと問題についてあまり慎重に考えていないことが分かる。こんな軽はずみなやり方で世界の政治を引っ掻き回されたのでは堪らない。それが今のトランプ大統領である。

 一方で、来る6日に訪米しその翌日トランプ大統領と初めて日米首脳会談に臨む予定の石破首相は、何を言い出されるのか、いかなる過大な要求を日本は求められるのか、見当もつかない大統領との会談内容について、政府関係者ともども暗中模索のようだ。これまでにも先ずは大統領就任前に会うか後にすべきか、とかトランプ大統領が一気に要求を突き付けてくるような雰囲気は避けるべきであるとか、相当頭を悩ませているようだ。

 首相が最も悩んでいるのは、日米同盟の結束を固めるとの名の下に、日本に対して応分以上の負担を求めることである。率直に言えば、防衛費の増額であろう。今年度の予算でも日本の防衛費は、2022年度にロシアのウクライナ侵略を受け1.5倍となる7.7兆円に増額され、来年度は8.5兆円にまで膨れ上がりそうである。これ以上アメリカのために防衛費増額は難しい。そのことを石破首相はトランプ大統領に対してはっきり言えるだろうか。

 とにかくバイデン大統領とは大分異なり、自分のため、アメリカのためと称して、手当たり次第に外国へ無理難題を吹っかけているトランプ大統領に対して、石破首相がどれほどの外交力と政治力をぶつけることが出来るだろうか。7日の首脳会談は注目すべきである。

2025年2月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com