5392.2022年2月16日(水) 憂鬱になる強力なオミクロン株

 今日妻が3回目のワクチン接種(ブースター)を終えたので、取り敢えずホッとしている。3月に世田谷区の接種を受けることになっていたが、このオミクロン株の流行で1日も早く接種したいということから、大手町で行われている自衛隊大規模接種会場の接種を電話で申し込んだところ、幸運にも予約することが出来て今日接種を終えた。私は25日に世田谷区の接種会場で接種する。一昨日時点でブースターを終えた人は、全国でまだ9.5%しかいない。2回分終えた人が79.5%もいるのに比べると随分遅れている。

 ついては、新型コロナウィルスの一向に衰えない勢いを考えて、ふっとこんなことを妄想した。今から約2億1千年~1億4千年前の中生代ジュラ紀に、地球上に生存していた恐竜類がこの地球上から姿を消してしまった。その最有力の原因は、隕石が地球に落ちてすべての生き物が死滅したとされている。私の妄想では、ひょっとすると今流行りのコロナのような病菌が恐竜世界に巣食って蔓延し、すべての恐竜を死に追いやったのではないかと考えている。古代に自然界の処方薬があったわけではなく、逞しかった恐竜も病には抗しきれなく、息絶えたのではないか。

 人間社会にも人類破滅になりそうになった前例がある。14世紀ヨーロッパに流行し、全世界人口の1/4に当る5千万人が命を落とした黒死病と呼ばれたペストや、100年前に3百万人もの犠牲者を生んだスペイン風邪も、何とか医学の進歩に伴う風邪を駆逐する新薬の開発があったからこそ、人類は危機を切り抜けて生き延びることが出来たのではないだろうか。

 今の世の中では、医学の発達が著しい。後から後から新薬が開発されコロナにも対処している。しかし、その近代医学の知識をもってしても完全にコロナを封じ込むことが出来ていない。医学の力を上回るようなオミクロン株を凌ぐほどの強い病原体がこの地球上に徘徊しているのではないか。そして恐ろしいことに、新薬を開発するスピードを超えて病原体が強力になり、この地球上で病原体が暴れ回り次々と生き物の生命を奪って、ついには生物が地球上に生き残れない事態になるのではないかと危惧している。

 実際今日人間としての生きる楽しみが奪われつつある。況してや余生が残り少なくなったわれわれ後期高齢者にとっては寂しく深刻である。狭く小さい社会に閉じこめられたような日常である。

 実は、1年前辺りから資料も取り寄せ長編ドキュメントに取り組んでいるが、意気込みが少々弱くなったうえに、根気がなくなったように感じている。依頼される短いエッセイや、コラムは割合すぐにもペンを執るが、じっくり構えて挑戦する長編には、気力がやや萎えたような気がする。ほとんど家の周囲しか出歩かず、話し相手も妻だけになり、読書量も落ち、かつての自分とは随分変わったと思っている。

 今上野の東京国立博物館で開催されているポンペイ特別展は、ぜひとも鑑賞したいと考えているが、オミクロンを警戒して出かけられない。もうひとつ3月に開催される友人の奥方の染織展示会も出かけようと思っているが、現状ではどうなるか分からない。しかし、ポンペイ展は気分転換の絶好の機会でもあるので、鑑賞して脳にフレッシュな空気を採り入れたいと思っている。

2022年2月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5391.2022年2月15日(火) ワリエワ選手出場解除は納得出来るか。

 今開かれている北京オリンピックは盛り上がっているが、それ以上に競技以外の場面で様々な話題を提供している。中でも昨日一旦は収まったかに思えた、ROCの女子フィギュア・スケートのワリエワ選手出場解除について元スケート選手らから批判的な声が出ている。そのひとりが、バンクーバー大会金メダリストのキム・ヨナ選手がインスタグラムに発信した抗議文である。「ドーピング違反をした選手は試合には出場できません。この原則は例外なく順守されるべき。全ての選手の努力と夢は等しく尊いものです」というもので、19時間内に約24万人が同意したといい、ケガのため北京大会に出場出来なかった日本の紀平梨花選手も「いいね」と賛同したという。

 昨年12月に陽性反応が表れ、本来ならこの時点で失格だった。それを「要保護者」という配慮によりワリエワ選手を失格から救ったことが、不平等になるとの考えである。国際オリンピック委員会(IOC)も、一度はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に対して異議を申し立てていながら、CASの判断が下されるとへそを曲げたような納得の仕方を示した。仮にワリエワ選手がメダルを獲得しても表彰式は行わないという理不尽な態度である。これもおかしいと思う。CASの判断を受け入れた以上ドーピング問題はなかったものとして、IOCは競技終了後にメダリスト3人に対して表彰式を行うべきである。関係者に冷静な対応を求めたい。

 さて、新型コロナウィルス感染拡大の影響で、観光業、飲食業などが特に苦しんでいるが、不思議なことに今日内閣府が公表した2021年度第3四半期決算予測によると、2021年10~12月期の国内総生産(GNP)が、対前期(7~9月期)比+1.3%で、年率だと+5.4%だということだが、皮膚感覚ではピンと来ない。確かに広告会社の電通のように、12月期の通期決算で最終的な純利益は、2001年土地の売却益も含めて株式上場以来最高益を計上する企業もある。コロナ禍で落ち込んだ広告需要が戻って来たのが大きいとされているようだが、これとて所有の資産を売却したからである。

 しかし、派手な営業展開でとかく話題になるIT業界の「楽天グループ」と、居酒屋チェーンを展開する「ワタミ」の経営が捗々しくない。前者はコロナが厳しくなった3年前から赤字に落ち、3年連続で巨額の赤字を抱え込んだ。そのひとつの原因は、モバイル事業が大幅な赤字を出したことが影響している。後者の「ワタミ」は、コロナ禍により在宅勤務が増えて仕事がらみの飲み会が極度に減少したことが大きく響き、3年前に営業していた店舗の内半分近くが閉店という厳しい事態に追い込まれている。今後は食事の宅配事業を強化させていくという。

 今日岸田首相は、全般的に遅れがちとされているワクチン接種の加速化につき、1日百万回のワクチン接種が可能であると語った。早くワクチン接種が進み、第6次ピークから1日も早くピークアウトして欲しいものである。知人と電話で会話をしていると必ずコロナが終息したら、また会おうという決まり言葉になる。

2022年2月15日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5390.2022年2月14日(月) 昔シンガポール陥落、今バレンタイン・デー

 今日は若い男女にとっては待望のバレンタイン・デーであろうが、今年は新型コロナウィルスの影響もあって悲喜こもごものようだ。自宅近くに人気のチョコケーキ販売店がある。日ごろから行列が出来るくらい若者が買い求めにやって来る。それが数日前に店の前を通った時、入り口に貼り紙がしてあった。コロナのため当分製造が間に合わないので、販売を一時停止するというものだった。今日の日を待ち焦がれてチョコを買い求めに訪れた若者は、納得し難い表情で貼り紙を読んでいた。昨日は今日の日を前にお店も流石に閉めるわけにいかなかったようで、店はオープンして、案の定多くの若者がチョコ購入のため列をなしていた。

 実は、末弟の誕生日が今から80年前の昭和17年の今日でもあり、傘寿の誕生日のお祝いのメールを送ったところであるちょうどその日旧日本陸軍がイギリス軍占拠シンガポールを攻略し、ブキテマの丘で第25軍司令官山下奉文中将が敵将のパーシバル中将に‘YES or NO?’と有名な言葉で降伏を迫ったシーンで知られる1日でもある。私にバレンタイン・デーは縁遠く、戦没者慰霊団で何度もブキテマを訪れ、2月14日にそこへ乗り込んだ旧日本軍兵士からも生々しい話を聞いているだけに、よほど「シンガポール陥落」の印象の方が強い。

 さて、連日盛り上がっている北京オリンピックだが、どうも場外で直接競技とは無関係の問題が注目を集めている。かねがね懸念されていたROC(ロシア)フィギュア・スケートのワリエワ選手のドーピング問題についてスポーツ仲裁裁判所(CAS)がワリエワ選手出場可能との判断を下した。これにより女子フィギュア優勝候補筆頭のワリエワ選手は、晴れて明日のSP競技に出場することになる。CASの判断の根拠は、15歳のワリエワ選手は要保護者で情報の開示は求められないということと、仮に彼女を出場停止にした場合に彼女の今後に再起不能のような取り返しのつかない心の傷をつけることになるという判断のようである。それなら12月に要請が判明した時点で、それを問題視せず、なぜオリンピック期間中に大げさに取り上げたのだろうか。

 また、このドーピング問題は、彼女だけの問題ではなく、ロシアという国家全体の責任でもある。しかも、2015年にロシアは国家がらみのドーピングが暴露され、リオ・オリンピックも国家としては出場を認められなかった。その後のドーピングも重なり今以て制裁解除されていない。ロシアではドーピングがいくら禁止されても、再び繰り返すのはメダル獲得が国家の威信と考え罪悪感がないからではないだろうか。開会中のオリンピックを混乱させるのは、賢明ではないので、大会終了後にドーピングについて各国で、また各容疑団体でドーピング防止策を考える必要があるのではないかと思う。

2022年2月14日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5389.2022年2月13日(日) 将棋の藤井聡太4冠が最年少で5冠に

 時には「天才」というものが現れて来るのだなぁと感に堪えないのが、昨日将棋の王将位を獲得した藤井聡太4冠である。これで新たに「王将」という権威ある冠を得て5冠になった。これによりビッグタイトル8冠の内、藤井王将が5冠を手中にしたのである。しかも渡辺明王将を4戦ストレート勝ちしたというからその実力はとても並みではない。残る3冠は、渡辺明棋王が、名人と合せ2冠を、残る1冠を永瀬拓矢王座が持っている。藤井5冠は、まだ19歳6か月で史上最年少である。これまでに5冠を果たしたのは、故大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、近所に住む羽生善治九段に次いで4人目であり、長い将棋史の中でも過去に僅か3人しかいない。その中で最年少というのだから桁外れの実力棋士である。大山名人が5冠を獲ったのは、39歳の時だったというから、藤井王将がいかに若くて才能があるか想像出来る。普段将棋はやらないので、あまり詳しいことは知らないが、次に目指すタイトルは今秋の王座である。

 さて、急拡大していた新型コロナウィルスの感染拡大は多少減少傾向に入ったようだが、相変わらず難題を呈示している。重症者数が急増しているので、その受け入れが難しい。感染者と判ってもすぐに入院と言うわけに行かない。自宅療養のケースが増え、病棟は重傷者を優先的に受け入れているので、救急車も新規感染者を病院に搬送しても思うように入院させてもらえず、苦慮しているようだ。

 水際防止対策で外国人の入国も制限しているため、別の問題もいくつか発生している。外国人留学生の入国を求める国内外からの声の他に、ビジネス関係者や技能実習生の入国を求める声が経済界からも出ている。日本に留学しようとしている外国人は、実に14万7千人もいるという。特に、ベトナムでは日本へ入国出来ない技能実習生が実に5万人もが待機している。彼らは2020年3月以来入国出来ない状態で、これは日本の労働現場にも人出不足という影を落としている。そこで政府は、来月からビジネス関係者や留学生らを対象に、外国人の入国制限を段階的に緩和する方針を固めた。

 しかし、いくら入国制限を緩和してもコロナ禍が収まらなければ、再び制限を強化することも考えられる。今はワクチン接種を加速させ、ひたすらコロナが消えることを願うより他に手はない。

 それにしても日本でコロナによる死者が2万人を超えているのに、あの14憶人の人口を有し、コロナ発症の地でもある中国で、昨年9月15日に1人死亡して以来、ほんの3日前に2人の死者が出ただけで全中国人の死者が5千人足らずとの報道に驚いている。ここにも中国が公表する数値がフェイクで、信用出来ない理由のひとつがあるような気がする。また、このジョンズ・ホプキンズ大学の統計資料を鵜呑みにして、諸外国もメディアも疑問を感じないものなのか。

2022年2月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5388.2022年2月12日(土) 問題が多過ぎる北京オリンピック

 今中国・北京で開催されている冬季オリンピックは、競技では連日賑わっているもののスポーツマンシップとは場違いな話題にも事欠かない。

 そのひとつは、ロシア・オリンピック委員会の女子フィギュア選手のカミラ・ワリエワ選手に禁止薬物の陽性反応が表れたことである。そもそもロシアは、2019年に国家ぐるみのドーピングにより、世界反ドーピング機関(WADA)から各種国際大会の4年間出場処分を受けた。ロシアは、昨年開催の東京オリンピック、パラリンピックにも出場出来なかった。実は、ロシアはそれ以前の2015年にも同じ処分をうけてリオ・オリンピックにも出場出来なかった。今年カタールで開催されるサッカー・ワールドカップにも出場出来ないのではないかと言われている。彼らの悪質な点は、個人で禁止薬物を服用するだけではなく、ドーピングに国がからんでいることである。またか?との疑惑が常に付きまとっている。

 今回のトラブルでは、ワイエワ選手がどの程度関わっていたのかははっきりしないが、昨年12月ロシアの大会における検査では、検体を採取して陽性の結果が出ている。このため先日行われたフィギュア団体で優勝したが、今以てメダル授与式は行われていない。国際オリンピック委員会(IOC)、オリンピックのドーピング検査を管轄する国際検査機関(ITA)、及びロシア反ドーピング機関(RUSADA)の間での協議、調整もままならず、RUSADAがワリエワを資格停止としたが、本人から異議申し立てがあり、処分を解除して参加を認めた経緯がある。だが、これに対してIOCが処分解除を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する方針と伝えられている。
 一触即発の様相を見せているウクライナ問題と言い、昨今ロシアが絡むとどうも問題が厄介になるようだ。ロシアのメドベージェフ首相は、WADAの慢性的な反ロ・ヒステリーだと憤慨しているようだが、これだけ度々同じような反モラル的な事件を冒すのは、国家及び国民の体質に大きな問題があるのではないかとの疑念が消えない。
 この先行方がどうなるのか予断は許されないが、優勝候補筆頭のワリエワ選手が出場する女子個人フィギュアは、15日に行われる。日本が銅メダルを獲得したフィギュア団体の表彰式も行われておらず、前途多難である。

 今大会は、この他にもスケートのショート・トラックで優勝候補だった韓国2選手が失格処分となり、中国選手が金メダルを獲得した。この失格について韓国選手団は強く抗議している。更に、昨日スノボー・ハーフパイプで金メダルを獲得した日本の平野歩夢選手の採点が辛すぎるという声がSNSをはじめ、アメリカのTV局でも指摘された。決勝2本目では、予想よりかなり低く、本人も大分不満だったようで、3本目に一か八かでトライした結果漸く金獲得となった。

 大会終了後に問題が蒸し返されるか、はたまた没となるか。

2022年2月12日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5387.2022年2月11日(金) 建国記念日について学ぼう。

 今日は建国記念日である。しかし、メディアでは日本選手が金メダルを獲得した北京オリンピックと、拡大する新型コロナウィルス、緊迫のウクライナ情勢に時間を取られて建国記念日については、知る限りまったく取り上げられなかった。今日天皇、皇后両陛下が神武天皇陵へ参拝されたが、テレビでは伝えられなかった。報道についてはいろいろあるだろうが、日本の歴史的1日を伝えるだけで充分なので、せめてその歴史的史実だけでも記念日に際して報道したらどうかと思う。かつては紀元節として国を挙げて国民が祝い、戦後も国の歴史的な1日を祝福して欲しいと国がわざわざ国家の祝祭日制定した1日である。この祭日はどういう1日であるか、子どもたちにも分るように伝えることは大切なことであると思う。今のままでは、小学校で教師が教えない限り、子どもたちは今日がどういう祝祭日なのかを知らないまま卒業していくのではないかと心配である。

  ミクロネシア連邦ジョン・フリッツ駐日大使からいただいた今年のカレンダーには、今日2月11日にはきちんと「NATIONAL FOUNDATION DAY」と朱文字で書きこまれているほど外国からも認められているのだ。ネットでは約10分間神宮前通りの奉祝パレードを観ていたが、コロナ禍の中でお神輿をトラックで運びながら行進して道路脇では、大太鼓を打ち鳴らして迎えていた。

 思い返せば、昭和20年4月に房州勝山町(現鋸南街)の国民学校初等科へ入学し、8月に終戦を迎えた。まだGHQから廃止の発令がなかったために、翌年と翌々年の今日は、紀元節を祝う祝典が学校内でも行われた。幼少ながらも当時の厳粛な空気は覚えている。そして意味も分からず紀元節の歌を唄ったことも覚えている。

 

 ♪雲に聳ゆる高千穂の 高峰おろしに草も木も

   なびきふしけん大御代を 仰ぐけふこそ楽しけれ♪

 

 神武初代天皇が即位したのが、今から2682年前の今日2月11日と言われ、日本国の肇とされている。象徴天皇として国は天皇、皇后の存在を憲法上に規定している日本としては、今日制定されている建国記念日を疎かにすべきではないと思う。旧暦の四大節と呼ばれた四方拝(元旦)、紀元節、天長節、明治節に歌われた祝歌の中でも、元旦に歌った♪年のはじめの ためしとて~♪と、紀元節に歌った♪雲に聳ゆる 高千穂の~♪は、今もメロディーと部分的な歌詞を覚えている。それほど幼い子どもの脳みそに入っているのだ。右翼的とか、保守的ということではなく、少なくとも半国営のNHKなどは、今日の日を機会に正しい日本の歴史と現状を正確に子どもたちに伝える義務があるのではないかと思う。

 さて、昨日の朝日新聞に「抗議のミヤンマー選手 両親『勘当』」という記事があった。ミヤンマー・サッカー代表チームの一員として来日中にクーデターを起こした国軍に抗議して帰国を阻み、難民認定された選手に対して、両親が8日付ミヤンマー紙を通じて勘当を言い渡したというのだ。国軍はこういう卑劣な手を使ってまでして、反軍的抵抗運動を抑圧しようとしている。親とも思えない父母の残酷な発言は、とても親の本心とは思えず国軍に勘当を強いられているものと思う。相も変わらず国軍はこうした弾圧をあらゆる階層の人びとに強いているのだ。今だに国軍が独裁的な暴力を振るっているが、いつになったらミヤンマー国民に春はやって来るのだろうか。

2022年2月11日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5386.2022年2月10日(木) 待望の雪が降った。

 朝起きて雨戸を開けたら銀世界とはならなかった。ただ、小雨が降っていたので芝や苔には程よいお湿りではなかったかと思う。最近は観測機器や観測技術が発展したせいか天気予報の精度が急速に高まって本当に頼りがいがある。予報では今日昼ぐらいから雪が降り出すと発表されていたが、本当に昼前から雪がちらつき始めた。小雪なので積雪というほどではないが、延々と降り続いている。この様子から察すると明朝までには銀世界になりそうだ。庭の植木にも雪がかかり風情が出て来た。

 それにしても前記の通り近年気象予報士が説明する天気予報の精度が高まったことには、驚くばかりである。学校で初めて天気予報について学んだのは、中学1年の時だった。物理と化学を一緒にしたような「物象」という授業で、ラジオから聞こえてくる全国各地のミリバール(現ヘクトパスカル)を書き留めて等圧線で結び、低気圧を特定して予報を行ったが、今では宇宙衛星からカメラで雲を撮影してその移動スピードを時系列的に大きな気象の流れを掴んで予測しているらしい。確かに雨雲をまるごとキャッチしてその流れを予測することになれば、確実性も高まることだろう。中学時代には宇宙の気象衛星なんて想像もしていなかったので、科学の進歩・発展には驚くばかりである。

 さて、オミクロン株の流行で益々勢いを強めている新型コロナウィルス感染者数が、世界で4億人を突破したという。相変わらず断トツトップのアメリカでは7,700万人の感染者が記録されている。日本の約20倍である。今アメリカは国内にコロナ禍を抱えながら、対外的に大きな問題も抱えている。EU諸国とともに、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟問題でロシアともめていて、ロシアはベラルーシと軍事演習を始め、ロシアのウクライナ周辺へ軍隊を集結させている。これに対してアメリカも先日3千名の米軍部隊をEUに派遣したところだ。ロシアはEU諸国に天然ガスをパイプ輸送で供給しており、EUは一旦事が起きれば、ロシアが天然ガス輸送を停止することを恐れている。その危機に際して、アメリカやEUから石油輸入国である日本が液化天然ガス(LNG)の融通を要望され、承諾してEU諸国へ余裕分のLNGを供給することを昨日萩生田経産相が発表した。

 そもそも日本の電力供給は、火力発電が76%で、その内39%がLNGに頼っている。そしてそれらは、すべて産油国から輸入しているのだ。日本にはLNG在庫に余裕があるわけではない。それにも拘わらず、ロシア軍のウクライナ侵攻を緊急事態と受け止め日本の使用分を手元に残して、余裕分の一部をEUに提供することに決まった。遥か遠いウクライナの危機が極東にまで及んできたということである。

 北京オリンピックでは、今日注目の男子個人フィギュア決勝が行われ、3連覇を目指した羽生弓弦選手は、ショートプログラム(SP)の跳躍失敗が響き4位に留まったが、初出場の鍵山選手が銀メダルを、宇野選手が前大会の銀に続き銅メダルを獲得した。

 ただ、先日の団体フィギュアで金メダルを獲得したロシア・オリンピック委員会チームのワリエワ選手にドーピングの疑いが噴出し、ワリエワ選手が失格する可能性が考えられ、表彰式は行われていない。仮に失格だとすると銅メダルの日本は銀メダルに繰り上がることになる。スキー・ジャンプの高梨沙羅選手のスーツ規定違反による失格といい、今大会は競技場外でのトラブルが気になる。

2022年2月10日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5385.2022年2月9日(水) 山崎豊子さんと清水丈夫さん

 このところ空は晴れているが、厳寒の日が続いている。先月6日の降雪以来雨はまったく降らず、空気は乾燥し切っている。気象庁が数日前から明日から明後日にかけて関東地方に積雪があると報じている。乾燥しているので、庭の樹木にも水が欲しいと思っていたので、明日の雪を大いに期待している。今年は例年になく寒いので、梅の木は今以て蕾も開かない。今日の天気予報でも今晩積雪があるというのだが、意外にも空には雪雲が見られず、本当に降るのかどうか気になっている。その一方で降雪による高速道路上の車の事故を懸念してNEXCO東日本は、予防的に高速道路の閉鎖を計画しているようだ。

 午後からいつも通り駒澤公園へのウォーキング中に公園の一角にある1本の河津桜の様子を観察してみたところ、まったく開花の兆候がなかった。例年だとそろそろ蕾が実を咲かせるころだが、ここにも春は来ていない。明日の朝雪景色を眺めることが出来るかどうか、半信半疑だが待ち望んでいる。

 さて、表題のお2人について身勝手ながら思っていることを書いたが、ご両人の間には何の関係もない。実は、毎月Googleから私のHP、或いは各ブログのアクセス数の結果等を報告してくれる。この2年間ばかりの内訳を見て一番アクセスされたブログが、2013年9月30日に書いた「評価が分れる盗作作家・山崎豊子さん」だった。それはその前日の29日に亡くなられた山崎さんについて、率直に彼女の行為について批判した内容である。このブログが、2年間24か月の内13か月も読んでいただいた月のベスト3に入っている。大作家だった故人に鞭打つ気はさらさらないが、晩年の山崎さんの執筆活動に疑問を覚えていたので、死去の翌日率直に山崎さんの行動とその人柄についてコメントを書いたものだ。「白い巨塔」や「不毛地帯」、「大地の子」、「華麗なる一族」のようにあれほど読者を唸らせた大作を書き上げて世に高く評価されていながら、山崎さんはどうして他人の作品の盗作なんかやったのか、生前山崎さんを高く買っていた松本清張氏も理解出来ないとその行動を非難しておられた。批判した清張氏が亡くなるや、それまで反省した姿を装い表舞台から姿を消していたが、清張氏を言いたい放題にけなした人間性も理解に苦しむ。とにかくブログ愛読者からその事実にご関心を抱いていただいたことを知り、有難いと思っている。

 もうひとつ知らされたのは、元全学連書記長・清水丈夫さんが2020年9月に半世紀ぶりに公開の場に姿を現したことについて、その日その事実をブログ、「革共同の清水丈夫さん、半世紀ぶりに出現」として2020年9月15日にアップしたところその1日だけで3千を超えるアクセスがあったことである。清水さんは高校ラグビー部の1年先輩で一緒にプレーした。そのせいもあり私の清水さんに関する感想が、Wikipediaの清水さん紹介項目に掲載されていることから、清水さんの出現が新聞記事に載ってからWikipediaを経て私のHPへアクセスが増えたように思う。その後も清水さんについて報道される都度私のブログはピンハネした。

 上記の2例を見てもうっかりしたことは書けないと重々承知しているが、この2つの拙稿は、第3者の原稿から盗作したものではなく、あくまで私のペンに基づく責任であることは当然である。

2022年2月9日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5384.2022年2月8日(火) 認知症か? 確定申告に書類を忘れるヘマ

 何たるボケであろうか。今日はえらいチョンボをやらかしてしまった。恒例により2021年の所得税確定申告を行うため、税務署への申告書類を作成してもらおうと必要な資料を揃えて玉川青色申告会を訪れた。担当者と話し合っている間に年金の源泉徴収票や生命保険、火災地震保険、寄付金などの領収証などの証明書類を自宅へ忘れたことに気付いた。オリジナルを自宅に残してコピーを持参したのだ。これでは税務署に書類を提出出来ない。そこで担当者と相談して直ぐ自宅に書類を取りに帰ることにした。急いでタクシーを捕まえ、自宅へ取って返し、プリンターに挟まったままのオリジナルを持って待たせていたタクシーで再び青色申告会へ戻った。取り敢えず間に合って良かった。私が自宅へ帰った後で担当者はPCで書類を作成し続け、戻った時にはすでに作成されていた。これにオリジナルの領収証類を添えて、玉川税務署で受け付けてもらった。漸くこれで一件落着となった。

 昨年12月から所得税の確定申告の準備に入り、大分時間を注ぎ込んで何とか1月末には、準備だけは整えることが出来た。青色申告会へ相談の予約を申し込んだが、予約申込者がいっぱいで今日まで待たされていた。それなのにこういうヘマをやってしまった。税務署のHPの申請資料を使用してPCで作成すれば、それほど苦闘しなくても申請資料は作成出来ると言われているが、10年以上に亘り今以てアナログ形式で作成している。デジタル時代の最中に旧式なアナログはやや時代遅れの感があるが、それもやむを得ない。それでも今日税務署に必要書類を申請することが出来て、私にとっては1年間の大仕事を終えた心境でありホッとしている。それにしても肝心な領収証類を忘れるなんて少々どうかしている。そろそろ認知症が表面化してきたのだろうか。

 さて、北京オリンピックがたけなわであるが、昨日行われたスキー・ジャンプの混合団体で波瀾があった。日本のエース高梨沙羅選手が、最初のジャンプで飛距離を伸ばして高得点を得たが、その直後に着ているスーツが規定違反であると判定され失格の憂目に会った。2度目のジャンプは、ルールに適ったスーツだったせいで失格とはならなかったが、彼女の最初のジャンプのポイントが日本チームの点数に加えてもらえず、惜しくも日本チームは4位となり、メダルを逸した。もし高梨選手の失格がなければ、銀メダル以上だった。

 このルールというのは、スーツは身体にフィットしたものでなければいけないそうで、彼女のケースは太ももの辺りが2㎝ほど身体より大きかったということのようだが、これは彼女だけではなく、コーチ陣にも大きな責任があると思う。他にもドイツ、オーストリアの選手と、ノルウェイの2選手も同じ理由で失格となった。

 しかし、ユニフォームの僅か㎝サイズの大小が、飛行にそれほど大きな影響を与えるとは思えない。それよりよくよく考えて飛行に有利となる羽が着いたようなスーツならまだしも、身体にぴったりのユニフォームに拘る必要があるのだろうかと首を傾げたくなる。これでは規制ばかり強くて重箱の隅をほじくるような印象を与えるだけだ。いずれにせよあまり後味が良くない。

2022年2月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

5383.2022年2月7日(月) ミヤンマー国軍関係者を防衛省が教育訓練

 クーデター発生以来1年が経過したミヤンマーの現状について、今月になってその後の状況がメディアで報道されているが、ひところの熱っぽさない。国軍の暴力的な弾圧によって民主派勢力が表面的には街から消えてしまったような印象を与えている。ミヤンマー政府の国家顧問だったアウンサンスーチー氏をどことも分からず幽閉して、その存在すら明らかになっていない。軍へ抵抗を示せば、直ちに身柄拘束され拷問される。

 国民から嫌われ、国際社会から経済的制裁を受け国家財政は厳しくなっているが、国軍には国軍系複合企業体が130社以上もあると言われ、国民は貧しくとも国軍はそれほど窮することはないようになっている。しかし、国民は密かに労働しない、働かないストを実行して家の中に閉じこもり、街に人出が見られなくなっている。国家経済的にも国軍系企業から吸い上げる資金でこれまで弱音を漏らさなかったが、その収入源に人権団体を通じて制裁が科せられている。海外でもアメリカは人権侵害をしている個人や団体に制裁を課すグニッキー法をミヤンマーに発動した。EUやイギリス、オーストラリアは同じような法律を適用し制裁をしている。ところが、日本にはそのような法律がなく、むしろ政府開発援助(ODA)により資金供給を行ってきたような経緯がある

 そこへ今日朝日新聞朝刊に「ミヤンマー国軍幹部に防衛省が教育訓練」との衝撃的な記事が目に入った。かねてより防衛省はミヤンマーの幹部や幹部候補生を留学生として受け入れて教育訓練を行ってきたが、これをクーデター後にも行っているというから世界の常識から考えても首を傾げるばかりである。

 親日国ミヤンマーと日本との間には、以前から他国とは異なる特別の友好関係にある。軍人の教育訓練は、戦前から行われ、アウンサンスーチー氏の父親で「ビルマ独立の父」アウンサン将軍や、ネ・ウィン元大統領も戦前日本の航空士官学校で訓練を受けた。そんな両国の歴史と経緯もあり、ある程度の両国の提携や協定は理解出来る。だが、今世界は武力クーデターを実行したミヤンマー国軍に対して厳しい態度で接している。このデリケートな時期にミヤンマー軍関係者を受け入れ、防衛研究所や幹部学校、防衛大学校で教育しているとは、どうも理解出来ない。更に実質訓練の他に授業料を免除する他に毎月給付金を与えているのである。

 理解に苦しむのは、クーデター発生時に多くの市民が殺害されたことに対して、日本政府は「強く非難する」とミヤンマー国軍に対して談話を出した。また、翌3月には、自衛隊トップの統合幕僚長が、11カ国の軍トップとともに「暴力行為を非難する」の共同声明を発しているほど、国軍を厳しく非難していた。それが、表向きの言葉と裏の行動がまるで反対なのである。実際クーデター後にもミヤンマー国軍関係者を受け入れているのである。

 言行不一致、矛盾はどうして生まれるのだろうか。これが防衛省、否自民党の本音なのだろうか。

2022年2月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com