3086.2015年10月25日(日) 鎌倉散策、円覚寺と極楽寺を訪ねる。

 東横線・自由が丘駅プラットフォームで山崎洋さんと待ち合わせて鎌倉散策と洒落込んだ。まず横須賀線北鎌倉駅で降り、近くの円覚寺を訪れることにした。円覚寺はこれまで2~3度参拝したことがあるが、今日は本当に久しぶりにのんびりしたものだった。日曜日で天候に恵まれたお陰もあり、多くの人が参拝する姿が見られた。杉などの大木に囲まれた境内はごく静かで正面山門から入り仏殿でお参りして佛日庵で抹茶をいただいた。大方丈に上がり廊下から妙香池を静かに眺めることも出来た。初めての経験で心の底から落ち着くことが出来た。「洪鐘」と呼ばれる大きな鐘楼が100段近い階段を昇った高台にあった。これは国宝だという。驚いたことにここで珍しく蛇の抜け殻を見つけたので、縁起が良いと思い懐に納めておいた。この話を山崎さんに囁くと先日セルビア大使館で絵画の個展を開いたセルビア人画家ミラン・トォーツォヴィッチさんが、こういう変わったものに興味を示すだろうと山崎さんが言った。そこで彼に委ねて蛇の皮をミランさんに差し上げることにした。

 円覚寺を辞して近くの蕎麦店で軽く日本蕎麦でも食べようと思ったところが、以前あった蕎麦店がない。幸いその辺りに洒落た「りせっとかふぇ」というカフェがあり、蕎麦類も提供すると書かれていたので入ってみた。五色米という米からうどんを作っているというので、そのうどんをいただいたが、これが中々旨い。

 その後北鎌倉から鎌倉へ出て、江ノ電に乗り極楽寺を訪ねた。北条時宗の子息、貞時が建立したものだという。時期的にはアジサイの咲く頃が良いそうだ。鎌倉のお寺はほとんどが閑静な場所にあって落ち着く。

 極楽寺から再び江ノ電で七里ガ浜に沿い鎌倉散歩を終了。その後江の島へ出て小田急、東急田園都市線を乗り継いで駒澤大学駅へ。そこから駒澤公園で開催中の「2015年ラーメン祭り」会場へ行き、ラーメンの味見をして寒くなってきた公園バス停前で別れた。

 来月2日にセルビアへ帰るという山崎さんにとって慌ただしい休息となってしまったが、満足していただけただろうか。束の間の行楽シーズンの一日を、円覚寺から極楽寺、そして夜のラーメン祭りと私の自己流のペースで駈け廻ってしまった。山崎さんの気持ちは分からないが、私にとっては忙しい中にも効率的で見たいものを見ることが出来て楽しいものとなった。

 丁重にも山崎さんから佳代子夫人が詩を書き、3男の光さんがイラストを描いた近著「戦争と子ども」(西田書店刊)と、山崎夫妻も一部原稿を書いた「セルビアを知るための60章」(明石書店刊)をいただいた。ゆっくり目を通したい。

2015年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3085.2015年10月24日(土) 下重暁子さんの特異な家族観

 50万部を販売して今ベストセラー書となっている「家族という病」を執筆出版された下重暁子さんの家族観について、昨夕エンタメ番組「爆報THEフライデー元NHKアナ下重暁子壮絶過去・・・一家崩壊」の中でかなりの時間を割いて紹介していた。私はニュース番組を観たかったので、これを録画しておき今日ゆっくり観てみた。

 確かにご両親、兄上と下重さんの4人家族間に壮絶な争いがあったようだ。この家庭内の精神的なあつれきがベースにあってこの本を書かれた。この本を読んでみて下重さんは家庭内の普通なら外の人にあまり知られたくない家庭内の不和をよくもこれだけ書くなぁというのが第一印象だった。世間一般に受け止められている普通の家族観とは大分違うことを知らされる。下重さんは相当意思も自己主張も強い方だと感じた。

 彼女は、私より2歳年長で現在日本ペンクラブ副会長と同時に、日本旅行作家協会会長も務めておられ、その傍ら最近まで旧日本自転車振興会会長も務め、家庭の主婦としてもと書くと下重さんには怒られそうだが、とにかく八面六臂の大活躍をされている。私自身ペンと旅行作家協会の会員でもあり、お会いすれば暫し立ち話をする。以前彼女はラオスとシリアがお気に入りのようで、是非一度は訪れるべきだと強く勧められたことがある。ラオスはともかく、シリアはそのつもりでいたが、今では内戦状態で危険な国となってしまった。

 昨年拙著「南太平洋の剛腕投手」上梓に際し、推薦文を近藤誠一氏と下重さんにお願いしたところ、彼女からはちょうど仕事が立て込んでいて時間がかかるというので、近藤氏に依頼したものだ。

 昔のNHKニュース美人アナ時代の話ぶりから察して、著書を読むまでは彼女がこれほど個性の強い女性であるとは想像も出来なかった。とにかく一読してみて驚いた。感想としてこれでは家族間、親戚との関係、友人関係でも少々支障を来すのではないかと余計な心配をしたくらい個性的な強い性格が滲み出ている。普段お話していて、特別そのような印象は持たなかったが、初めて広告を新聞紙上に見た時「家族という病」というその書名に驚いたものである。果たして彼女の言うように家族が病に当るものだろうか。普通は誰でも家族こそが苦しい時に心が休まる避難場所だと考えていると思う。それ故彼女の著書に書かれていることは、これまでの日本文化や、伝統社会とは異質で、まったく逆のこともある。テレビによるとその点で下重さんの考え方が一部には物議を醸しているともいう。

 事実ご主人とは結婚し同居はするが、旧姓を通し主人とは呼ばず「つれあい」と呼ぶ。更に子どもは作らないと約束し、生活費は夫婦別会計で、住まいの一時金を彼女が一括払いし、残金をご主人のローン払いだというからちょっと普通ではないと思ってしまう。こんな実態をテレビでも自分自身を紹介しながら、解説していた。

 この次に下重さんと会ったら、立ち入った内容までは話すことはしないが、著書を読んだこととテレビを観たことぐらいは話してみようかと思っている。

 それにしても下重さんとはこんなにも強い女性だったのか。彼女のイメージががらりと変わった。

2015年10月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3084.2015年10月23日(金) 「明治節」復活よりこのまま「文化の日」を

 あと10日余りで誕生日の11月3日「文化の日」がやって来る。いよいよ喜寿を迎えることになり、わが冒険的人生も総仕上げの時に入ると言えるかも知れない。「文化の日」は季節的にも恵まれた良い時節で、日本各地でいろいろ文化的な催しが開催される。中でも最大の名誉あるイベントは、皇居で天皇から授与される文化勲章の授賞式であろう。昨年、今年はノーベル賞の日本人複数受賞者に圧倒されてやや影が薄くなってはいるが、やはり文化的な賞としては、日本で最高位に位置される栄誉である。

 さて、こんな新聞記事が目を惹いた。昨日の朝日夕刊トップに掲載された「『明治の日』復活の動き」―「明治天皇の誕生日11月3日『文化の日から変更を』」という記事である。「文化の日」を止めていずれ「明治節」復活を企んでいる人たちがいるようだ。何を今更と思い内容をよく読んでみると、やはり右寄りの政治家、学者、評論家ら、中でも竹島へ上陸しようとして韓国官憲から止められた勇ましいというか、無分別なパフォーマンス歴のある自民党政調会長の稲田朋美氏、稀代の右翼論客・櫻井よしこ氏ら、自分たちが日本を糺すと考えている不遜な集団の戦前回帰志向である。

 なぜ今、明治の日にする必要があるのかとの問いに対して、大原康男・明治学院大学名誉教授は、明治時代は日本史上で世界史的にも大変化をもたらした特筆すべき時代だったと明治の重要性を述べている。だが、直ぐ本音が顔をのぞかせる。「中心は明治天皇であり、今の日本が明治の遺産であることを教育現場で教えれば~」と、敢えて「文化の日」を「明治の日」に変え、そして行く末は「明治節」復活へ辿りつこうとしている。

 現時点で「文化の日」ではなぜいけないのかという点で明確な説明がない。私自身個人的には、「文化の日」が自分の誕生日であることを大変幸運で誇らしいことだと思っている。誰でもが知っている祝日「文化の日」を無くしたくないと思っている。「文化の日」は極めて居心地の好い祝日である。年号明治と縁深い明治乳業㈱に長年勤めていた亡父から、私が11月3日に誕生して明治節から一文字をいただいて「節夫」と命名したと聞かされていた。

 何よりも「明治」というチョコレートやミルクならまだしも、どうも明治には西南戦争、日清・日露戦争などがイメージとして思い浮かぶ。それより何といっても「文化」の香りが漂ってくる方がずっと好い。それを右翼か保守か知らないが、自分たちだけの都合で戦後70年に亘って根付き心地よい祝日を勝手にネームチェンジなぞしてもらいたくないものである。

2015年10月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3083.2015年10月22日(木) 中国は経済停滞を外交に活路か。

 中国の習近平・国家主席が国賓として今イギリスを訪れ、エリザベス女王やキャメロン首相ら政界要人らから異例の歓待を受け、世界中のマス・メディアから脚光を浴びている。今回習主席のイギリス一国だけの訪問には英中両国双方にそれぞれの思惑がある。

 その訪問目的はイギリスで近年沈滞する産業界のテコ入れとして、中国の投資を求めることであり、そのプロジェクトの最大のものは、原発計画への中国の巨額の投資である。もうひとつは、中国にとって初めての人民元建て国債の発行である。いずれは、高速鉄道のインフラ事業への参入も検討事項に上がって来ると思う。これまであまり積極的でなかったイギリスの中国への接近であるが、今年3月中国が提唱するアジアインフラ投資銀行(AIIB)にイギリスがヨーロッパ諸国の中で最初に参加を表明したことからアクティブになった。その後雪崩を打つように他のヨーロッパ諸国も同投資銀行への参加を表明した。

 中国にとっては、現在アメリカとの外交関係が必ずしも順調ではない。9月に習主席がアメリカを訪問してオバマ大統領と会談した際も両者の微妙な溝は埋まらなかった。

 今回習主席が手土産として提案したのは、イギリスへ7兆円とも言われている投資額である。中国はイギリスとのこの蜜月を機会に、他のヨーロッパ諸国に対しても積極的な経済外交を行い、アメリカを牽制する腹のようである。すでに近々ドイツのメルケル首相とフランスのオランド大統領の訪中が取り沙汰されている。

 こんな中国の対イギリス蜜月外交とは別途に、中国は現在アメリカとの緊迫した領海問題に直面している。オバマ大統領は、中国が南シナ海で埋め立てた人工島から国際法で領海とされる12海里以内に米軍艦船、または航空機を派遣する決断をした。アメリカは昔から人工島を自国の領土だったとする中国の強引な主張を認めず、航行の自由を行動で示すことを決断したようだ。これに対して今後中国政府が反発することは必至である。だが、この中国特異の主張ばかりは国際法上からもどこの国も認めていない。心配なのは、米中対立が南シナ海を舞台に演じられることである。もし、米中交戦という不測な事態にでもなれば、1ヶ月前に成立した安全保障関連法案に鑑みて、米軍の要請があれば自衛隊による戦後初めての実戦突入という最も避けなければならない事態に追い込まれる危険性がある。

 中英蜜月とは裏腹に、米中関係では難しい局面を迎えそうな雲行きである。

 他に最近の国際的に大きな動きとして、シリアのアサド大統領の突然のロシア訪問が目を惹く。そもそも自身の存在と統治自体が内戦勃発の最大要因であるアサド大統領が、秘かにロシアを電撃訪問しプーチン大統領と会談し、ロシア機によるシリア内のIS攻撃を感謝したという。アサド大統領はその日のうちに帰国したが、この極秘訪問が公式に発表されたのは大統領が帰国後という異常な顛末である。

 ロシアがアサド大統領を支持し、シリア国内におけるアサド氏の基盤強化に資する目的と、ロシアが将来的にシリアにおける影響力を残したいとの思惑によるものと見られる。この訪ロは2011年シリア国内において内戦勃発後アサド大統領初の外遊となった。それにしてもこの時期のシリアとロシアの急接近はどうもキナ臭い。

2015年10月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3082.2015年10月21日(水) 国会議員に責任感と倫理観が足りない。

 昨日小渕優子・元経産相が関連の政治団体を巡る政治資金規正法違反事件に関して釈明会見を行った。昨年元秘書ら2人が収支報告書を誤魔化していたことが判明し、2人は先日有罪判決を受けた。最も責任を感じなければいけない小渕議員は、事件発覚以来1年以上も経過して漸くことの事情を説明したが、自分は知らなかったとの無責任な発言を繰り返すのみで、これでは誰も納得する者はいない。更に議員辞職の是非を問われて「皆さまの期待に応えられるように精一杯働きたい」と議員の椅子にしがみつきたい本音を漏らした。往生際が悪いというか、まったく反省も自覚も足りないと考えざるを得ない。小渕氏の言う通り、知らなかったのは事実であろう。だが、そのこと自体が国政を預かる代議士としては迂闊であり、その点で国会議員の資質に欠けるのではないかと問いたい。議員を続けたいなら一旦職を辞して、反省期間を経て選挙民の許しを得た後に改めて議員に立候補するというのが、反省と今後の仕事への真摯な取り組みの表れとなるのではないか。小渕氏の浅はかな言動から察すると、所詮世襲議員でごく普通の常識もない世間知らずだなぁと思わざるを得ない。

 一方で若かりし頃女性の下着を盗んだとして地元ではとかくの噂のある高木毅・衆議院議員が、第3次安倍改造内閣で復興大臣に起用された。国会内にはどうも人間的にもレベルの低い国会議員が溢れているようで、こんな人物が国を復興させる国政を担っていけるのだろうかと心配になる。そんな議員を大臣に登用する安倍首相以下の自民党も同じような頭の構造だろう。

 さて、数日前から下腹部の具合が勝れず、薬を服用して我慢していたが、あまり良くならず、毎週出席している駒澤大学公開講座をさぼって今日かかりつけの森医院で診てもらった。毎年定期的に人間ドック検査を受け、その結果も森医師には診てもらっているので、森医師も腸ではないとはっきり言っておられた。

 若い頃と違って今は身体自体がやや弱くなっているように感じてはいる。実際2年前にミクロネシアへ取材旅行した時も腹痛を感じて腹痛止めの薬ブスコバンを服用して痛みを抑えた。この8月孫を連れてサンフランシスコを訪れた時にも下腹部に痛みを感じてブスコバンで抑えた。今度も薬でやや安定させることは出来たが、どうもすっきりせず医院へ駆け込むことになってしまった。医師の診断では格別心配することはないようなので、取り敢えず別の薬をもらい、お腹を休めるために夕食を抜くようアドバイスされた。

 少なくとも加齢というものが年々自分の身に降りかかって来ていると自覚して、健康管理に一層気をつけるより手立てはないと思っている。

2015年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3081.2015年10月20日(火) HPアクセス数50000回、ブログ書き込み連続3080回を記録

 昨日の時点でこのホームページへのアクセス数が50000回を超えた。HP開設以来8年半になるが、これを覗いて見てくれる人がこれほどおられることは有り難いことであるし、嬉しいことでもある。1年間で6000人弱ということから推して、多いのか少ないのかは何とも言えない。しかし、同時に2007年5月15日に最初のブログを書き出してから、これも昨日で連続3080回に達したことは、自分でもよく書き続けて来られたと思っている。

 もう少し学術的なテーマも取り上げられたら良いと思うのだが、その点は残念ながら未熟で知力及ばず、ネタも拾えず原稿が書けない。まあ一般的な話題は何とか書けそうなので、あまり気張らずに今まで通り自分で納得の出来る範囲内で気楽に書き続けて行きたいと考えている。

 さて、昨日から新聞やテレビで大きく騒がれている経済関係のニュースに中国経済の停滞が取り上げられている。昨日の夕刊各紙の一面トップに、「中国成長率7%割れ」(朝日、日経とも)との見出しが掲げられている。毎日、読売、東京各夕刊紙も同じ扱いである。

 中国が昨日2015年7~9月期の国内総生産(GDP)を発表したが、7%を割ったのはリーマン・ショック以降6年半ぶりとなった。それほど大騒ぎする数字かと首を傾げるところだが、専門家によると投資や生産の低迷で中国の成長が鈍化し、世界経済を揺さぶるリスクとなっているという。中国経済が力をつけて世界に影響を及ぼすようになったということである。

 確かに中国の実質成長率は12%を示した09年以降確実に低下傾向にある。中国政府としては金融市場に資金を投入するなどして、なりふり構わずあらゆる手を打って来る可能性がある。我々にはよく分からない中国市場の動きであるが、とにかく世界経済の動向に大きな影響を与えるようになりそのまま推移するのか、景気を戻すのか、見て見ぬふりをしているわけにも行かないようだ。

 ところで今イギリス国内で盛りあがっているラグビー・ワールドカップは、昨日決勝トーナメント準々決勝が終わり、ベスト4が出揃った。今回もベスト4には、すべて南半球の国々、南アフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、アルゼンチンが進出した。試合の経過、結果を見ると恐らくニュージーランド(オールブラックス)が優勝の最右翼ではないかと思う。

 ひとつ残念なことは、準々決勝オーストラリア対スコットランド戦のノーサイド寸前のプレイでレフェリーの判定に誤審の疑いが出て現地で話題となっている。試合は残り時間2分でPKを得たオーストラリアのキックが決まり32-34の試合をひっくり返し、オーストラリアが35-34で僅か1点差の逆転勝ちを収めるという劇的な幕切れとなった。

 ビデオを見たわけではないが、報道によるとスコットランドのラインアウトでスコットランド選手がノックオンしてこぼれたボールをオフサイドの位置にいたスコットランドの選手が抑えたため、ノックオン・オフサイドと判定されてPKとなった。ところが、ノックオンしたボールは先にオーストラリア選手が触れたことからスコットランド選手のオフサイド反則ではなく、オーストラリアのスクラムで試合再開となるべきというのが真相のようである。この誤審は勝負をひっくり返すような大誤審となった。

 主審を務めた南アフリカ人のクレイグ・ジュベール氏は、8万人以上の観客の大半を占めるスコットランドのファンのブーイングから逃げるようにピッチから去ったために疑惑の判定と言われ、その一方で最後の土壇場でどんでん返しを食ったスコットランド人は収まりそうもない。勝利を分ける重大な判定となっただけに、この誤審は後々尾を引くことになるのではないだろうか。

2015年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3080.2015年10月19日(月) また脱線!高石大臣ら靖国神社参拝

 昨日日本共産党の日米安保条約容認という電撃的なニュースを耳にして腰を抜かさんばかりに驚いた。俄かには信じられなかった。今朝の朝日「天声人語」は皮肉たっぷりに取り上げ、「夕刊フジ」のような大衆紙にも紹介されている。「天声人語」は、「違憲」の安保法制廃止のためだけに他党とともに新政権「国民連合政府」を樹立しようという共産党の構想と提案が注目されていると指摘している。今回の提案の特徴は、党の根幹政策である、日米安保条約の廃棄や自衛隊解消は暫定的なものとして極力抑えた。だが、共産党アレルギーのある他の野党は共産党との連携にどういう対応を取るだろうか。当分の間議論を呼ぶことだろう。

 こういう時に、安倍政権の閣僚2人が秋季例大祭開催中の靖国神社に参拝した。やれやれまたかという印象である。その2人とは、高石早苗総務相と岩城光英法務相である。高石法相がこのよおうな言動をするのは、これで何度目だろうか。確信犯である。メディアに取り上げられ、話題になることだけを目的にした言動に見えてならない。大体2人とも言うことがおかしい。「国のために戦い、尊い命を捧げられたご英霊に対して感謝の誠を表すために参拝した」。本心からそう思っているのだろうか。参拝する政治家は、皆同じ言葉を繰り返す。だが、とても本心とは思えない。問題は、靖国神社に祀られた御霊が、赤紙1枚で徴兵された兵士や軍令によって戦い命を落とした人たちばかりなら、2人の言い分も分かる。だが、英霊の中には、彼らを死に追いやった戦争犯罪者として処刑されたA級戦犯が含まれていることを忘れては困る。高石大臣らは、こんなことは百も承知だろう。それにも拘わらず、毎年のように参拝している。これが、中国や韓国を始め、先の大戦の戦勝国や、犠牲者を生んだ国々から非難され、外交関係がおかしくなっているのだ。どうして分かりきった理不尽な行為を、大臣ともあろう者が性懲りもなく参拝し続けるのだろうか。そこには、何らかの個人的な意図や思惑が隠されているように思えて仕方がない。はっきり言ってこの2人には大臣の資質がないと断定せざるを得ない。あまりにも浅はかであり、無思慮である。

 案の定早速中国と韓国から批判的コメントが伝えられた。

 さて、今日はセビリア大使館でセルビア人画家、ミラン・トゥーツォヴィッチ氏の展示会を行うので、ぜひ閲覧をとベオグラードの山崎洋さんから先日案内をもらった。ゼミの友人3人と大使館へ見学に行ったが、ちょっと普通の展示会とは変わっていた。大使館中庭でコントラバスによるセルビア曲の独奏を立ったまま聞き、手作りの木製の箱の中へ入ってひと時イヤホーンで解説を聴いたり、絵画自体が主に床屋と美容院を題材に描いているのが異色の感じがした。

 それにしても、山崎さんは今年になって一時帰国したのは3度目だ。元気いっぱいに明るく振る舞っているのが頼もしい。25日には、ともに鎌倉散策を楽しむ計画である。

2015年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3079.2015年10月18日(日) 日本共産党は変節したのか。

 去る15日に日本共産党の志位和夫委員長が、安全保障関連法案を廃止するために提唱する国民連合政府が実現すれば、日米安保条約の枠組みで対応すると日本外国特派員協会の記者会見で述べた。国民連合政府の対応として凍結すると条件付きではあるが、それにしてもあまりにもショッキングなアピールである。

 共産党が安保条約を一時的にも認めようとの考えには驚き以外の何物でもない。「ブルータス、お前もか」と尋ねたいほどのショックである。志位委員長の個人的見解でもなさそうだとすると、かなりの数の党員が賛成したというのだろうか。これまで「平和への道」として頑なにテーゼを守って来た、野呂栄太郎、徳田球一、野坂参三、宮本顕治氏ら党の先覚者はこの変節をどう受け止めるだろうか。そして党是はどうなるのか。とりわけ期間限定的な許容との条件付きであることが、これまでの共産党がイエス・オア・ノーとして潔癖性を打ち出し、妥協も許さなかった活動から見ると、とても理解することが出来ない。

 志位委員長の腹は、とにかく戦争法案とされる安保関連法案を廃案するためには、何でもやるぞとばかり従来の党是を脇に置いてでもやろうとの意思と受け取れる。妥協を許さない党員は果たしてこの委員長の決断を是とするのだろうか。野党連合を組もうとしている相手の民主党内には、共産党との連携には後ろ向きである。

 我々が1960年に安保条約改定反対の旗印の下で安保闘争を戦ったが、その岩盤をしっかり支えてくれたのは日本共産党ではなかったのだろうか。大学にはライシャワー米大使、浅沼稲次郎・日本社会党委員長、自民党から藤山愛一郎外相らに交じって日本共産党から伊井弥四郎氏が来られ、間もなく暗殺された浅沼委員長と伊井氏は、安保改定は絶対阻止しなければいけないと絶叫調で訴えていた。間近にいて彼ら大物のスピーチに圧倒されたものである。

 それにしても共産党の現役委員長がよく言うよと言葉もない。確かに最近の共産党は社民党の退潮もあって党勢の伸長が著しい。だが、だからと言ってそれは自分たちの思想や訴えが必ずしも国民の支持を得たというわけではないと思う。それを誤解してなりふり構わず党勢拡大のためのチェンジ・オブ・ペース的なジェスチャーだとしたら、幻滅を感じるだけだ。

 実際いくら志位委員長の考えを聞いたところで、こればかりは素直に納得出来るものではない。共産党はこれまで通り腰を据えて、信念を曲げずに是は是、非は非として国民のため、平和のために闘うべきである。

 第3次安倍改造内閣の閣僚として閣内へ取り込まれた、原発再稼働反対だった河野太郎・国家公安委員長も変節の人と考えざるを得ないが、就任後記者会見で九州電力川内原発2号機の再稼働についてコメントを求められると、「担当大臣(経済産業大臣)に聞いて欲しい」とさらりとかわして自説を述べることはなかった。共産党も河野大臣と同じ穴の狢でなければ好いがと思っている。

 それにしても、あの日本共産党が日米安保条約を容認するとは、思いも寄らないことだった。時代も変わって人物も変わったのだなぁと思うとともに一抹のやりきれなさと不安を感じる。

2015年10月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3078.2015年10月17日(土) 呆れ果てた大手企業のモラル

 技術の日本、テクノロジー日本、ものづくり大国とか、或いは真面目さ、熱心さ、信頼感とか日本の技術水準や仕事に対する真摯な姿勢、取り組み態度に関する評価は海外で広く認められ、我々も自覚している。ところが、つい最近横浜市内のマンションで施工不良により建物が傾いたことが明るみに出て深刻な問題となっている。商業的にはもとより、道徳的にもないがしろに出来ない問題である。これは2006年に大手不動産会社・三井不動産レジデンシャルが、販売した大型マンション4棟の内1棟が、基礎のくい打ち工事の手抜きによりマンションが少し傾いた事案である。くい打ち自体が地下の強固な地盤に達していなかったことが明らかになったのである。

 更に補強のためのセメント量を改ざんした疑いも出てきた。販売業者から元請会社、基礎工事施工会社まで幾段階かに亘って工事が行われたが、すべて大手企業、乃至はその子会社である。当然徹底した教育を受けた社員が高いモラルを持って工事に当っていたと思われる。それが購入者である顧客住民を欺き手抜きをやっていたとは、呆れ果てて住民に同情するばかりである。どうして信用のある大手企業がこんな騙し打ちのような工事計画と杜撰な工事を行うのだろうか。

 今回業者の不正については、今全面的な建て替え工事を前提に会社側と住民との間で、話し合いが行われ保障問題が話し合われている。だが、これとて中々一筋縄では行かない。建て替えするにしても、基本的に所有者の4/5以上の同意が必要である。仮に建て替え工事を行うにしても、3年程度の時間がかかり、その間別の場所へ移住しなければならない。付帯経費も無視出来ない。ことほど左様に意図的な不祥事による報いと費用負担、心労は馬鹿にならない。

 加えて別途明らかになったのは、大手タイヤ・メーカーの東洋ゴム工業の不祥事である。この会社は3度目のスキャンダルというから極めて悪質である。

 海外ではフォルクス・ワーゲンのディーゼル車排気ガス不正が、世界中に車への不信感を撒き散らしている。どうして世界的にも有名な大手企業が、このように顧客を欺くような不良商品を製造し販売して自らを貶めるようなことをやるのだろうか。情けない限りである。

2015年10月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

3077.2015年10月16日(金) 原発再稼働の流れが始まった?

 昨日鹿児島県薩摩川内市にある九州電力川内原子力発電所で2号機が再稼働された。この2号機は、8月の第1号に続く国内再稼働第2号でもある。この後、高浜、伊方、玄海、大飯、美浜が後に続く模様である。原子力規制委員会が安全基準を満たしていると判断してから、政府、並びに各原発はどうも急いで再稼働の流れが加速しそうな様子が窺える。だが、福島第1原発事故以来原発の危険性が知られるようになり、原発再稼働に対する国民の目は厳しくなっている。

 ほとんどの国民には原発や放射能の安全性に対する不安がどうしても抜けきれない。原発自体への不安も去ることながら、近年特に心配されているのは、頻繁に火山噴火の兆候が窺え、一層不安感を増幅させているからである。

 核のゴミ自体について言えば、福島第1原発事故で放射性物質が拡散し、土などに付着した廃棄物が核のゴミとなり、その処理が宙に浮いた状態になっていることが不安を煽っている。そのゴミの処分場が中々決まらず、福島県内の各地域の仮置き場に保管されたままである。

 今最も気がかりなのは、原発再稼働によって新たに発生する放射性廃棄物の処分である。中でも最も厄介なのが高レベル放射性廃棄物である。原発で使用した核燃料からプルトニウムなどを取り除く再処理の際出る廃液である。これが何と数万年に亘って強い放射線を出し続けるために、その廃液とガラスを混ぜて固めてステンレス製の円筒型容器に入れ地下深くに埋める。具体的には地下300m以上深くに10万年の長い年月を隔離する考えであるが、その処分場選びが一向に進んでいない。一括保管される中間貯蔵施設、更に最終処分場の場所ははまったく決まっていないのである。

 このように処分方法が行き詰まった中で、新たに危険な原発を稼働させ、放射性廃棄物を増やすのは、あまりにも後世世代のことを考えず、そのツケを将来に回す無定見なやり方ではないだろうか。電力は必要だと主張する再稼働賛成派の人たちは、一体この事態をどう考えているのだろうか。

 近年自然現象の台風、地震、津波、火山爆発等々の他にも原発施設を脅かす現象が増える可能性がある中で、敢えて原発再稼働を推進しようという無思慮な考えにはとても賛同出来ない。加えて上記のように、稼働によって排出される核のゴミの処分問題がまったく解決されていない。現時点で危険な方向へ向かって着実に進んでいる。

 川内原発再稼働についてコメントを求められたノーテンキな菅官房長官は、新基準に適合すれば再稼働の方針であると平然と述べた。安倍内閣は、原発再稼働を推進することをはっきり明言している。

 他にも節操のない人事として顰蹙を買っているのが、これまで原発再稼働に反対していた河野太郎衆議院議員が、第3次安倍改造内閣で大臣の椅子欲しさの腹の内を見透かされて政権側に取り込まれてしまったことである。変節した河野新国務大臣は国家公安委員長に就任すると同時に、行政改革と防災も担当するのである。仮に原発事故が発生すれば、防災面で指揮を執る立場である。そのトップが信念を捨てて大臣の椅子にしがみついた人物とは驚きである。国民の心配なんかどこ吹く風なのである。政治家は目の前にお土産をぶら下げられれば、つい理性なんていとも簡単に消えて手を伸ばす。原発再稼働問題の渦中にも政治家の愚かさと欲得、利己主義だけが目に見えてくる。これだから政治家は信用ならない。

2015年10月16日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com