4548.2019年10月26日(土) 日本人の反中感情は、中国人の反日感情より強い。

 日韓両国間の関係が思わしくない状態が続いていて、22日に行われた天皇「即位礼正殿の儀」には韓国から文在寅大統領ではなく、№2の李洛淵首相が来日され出席された。李洛淵首相は24日に安倍首相と会談したが、その折李首相は文大統領の親書を安倍首相に手渡し、韓国も日韓基本条約と日韓請求権協定を尊重し、遵守してきたと述べた。安倍首相は韓国大法院が日本企業に元徴用工への賠償を命じた判決に対して、明確に国際法に違反していると批判した。従軍慰安婦問題についても日韓請求権協定では解決済の筈であった。しかしながら、李首相の言う日韓請求権協定を順守したとの発言や、行政と司法の判断の違いなどは、日本のみならず国際社会でも到底受け入れられない解釈である。日韓の言い分には相変わらず大きな認識のへだたりがあり、これを今後両国がどう解決へ向けて話し合いを進めるかということが大きな課題である。今の両国の考えから察すると前途多難と言わざるを得ない。

 一方、日中間にも相変わらずぎくしゃくした空気がある。NPO「言論NPO」が日中関係に関する日中共同の世論調査の結果を発表した。中国の印象について「良い」、「どちらかと言えば良い」と答えた日本人は、僅か15%(昨年13%)で3年連続で改善したものの「良くない」「どちらかと言えば良くない」と答えた84.7%(昨年86.3%)を大きく下回った。他方、日本に好印象を抱く中国人は、2005年調査開始以降で最高の45.9%(昨年42.4%)に増加した。これには、香港デモ報道から中国の実情を知らずにメディア報道による中国の悪い事象が過大に伝えられた結果ではないかと専門家は見ている。日本人の見る中国観がやや過剰のような印象を受ける。

 さて、昨日襲った台風21号が千葉県を中心に東日本に甚大な被害を与えた。12日の19号で堤防が決壊し、その修復中にまた同じ個所が決壊して、被災者は泣くに泣けない状況である。千葉県だけで9人の犠牲者が出ている。先月の台風15号、19号、21号と大型台風が3つも襲った。今までにない台風のラッシュである。やはり地球温暖化による気象変動が相当影響していると思う。この様子だと来年以降が心配である。

 今日行われたラグビー・ワールドカップ準決勝戦のひとつ、2大会連続優勝して今大会3連覇を目指していたニュージーランド対イングランド戦は、予想に反対してイングランドがニュージーランドを19-7で破った。ところが、NHKのテレビ実況中継に釈然としない印象を持った。NHKの中継は後半25分辺りで時間切れでイングランドの最後のペナルティ・ゴールもノーサイド・シーンも見ることが出来なかった。改めて新聞のテレビ欄を見ると「6:44以降サブchで放送継続」と書かれていた。有料視聴者を舐めている。サブchなるものを知らない者に対して少し無責任ではないかと思った次第である。明日は民放が放映するが、これほど不親切で無責任なことはしないだろう。

2019年10月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4547.2019年10月25日(金) 首相後援会が税金を私物化

 選挙民に物品を贈与して公職選挙法に触れると、ここ数日メディアで叩かれていた菅原一秀経済財政相が今日辞表を提出した。在任僅か45日である。細かに贈答品リストを作成していながら秘書に委ねたとして責任逃れをしていたが、葬儀に自らの名入りの香典を秘書に届けさせたことが分かって、公職選挙法に抵触することが明らかになった。国会で説明すると語っていたが、集中砲火を浴びると考えたのか、その前に大臣を辞めてしまった。

 大臣が大臣なら、それ以上に悪質なのが安倍首相である。首相こそ質の悪い非常識な行動を控えるべきであろう。昨年森友・加計学園問題で夫婦揃って明らかに誰もが疑問を抱くような不審な言動をしていながら、巧みにすり抜けて責任を取っていない。毎年4月に開かれる首相主催の「桜を見る会」に、首相地元の後援会関係者が数百人規模で招待されていたことが分かった。建前上首相主催となっているが、これは皇族、元皇族、各国大公使、最高裁長官、大臣及び国会議員、各界で功績のあった人たちを各省庁の意見を取り入れて招待する内閣府の公式行事であり、当然国家予算が使われている。首相ばかりでなく、閣僚、自民党幹部らも党ぐるみで後援会関係者を招待している。普段から悪評の絶えない安倍昭恵夫人は、またも自らの趣味のグループ関係者やお友達を招待する非常識ぶりである。安倍政権は揃いも揃って堂々と税金の私物化を行っているような鉄面皮である。主催する内閣府はもちろん招待者の名前を掌握している筈である。担当者はこのような理不尽さに何らの疑問も感じないのだろうか。これは税金で安倍首相が自らの後援会関係者をもてなしたことである。会計検査院元調査官も明らかに招待範囲を逸脱していると指摘している。支出も今年は予算を3倍以上も超える5千5百万円に膨れ上がったという。

 こういう重大な問題をこのまま見過ごしていて良いものだろうか。この事実をすっぱ抜いたのは共産党である。安倍首相が冒した明白な背任行為である。にも拘わらず他の野党、メディアも一向にこの責任を追及しようとしない。恐らくこのままではモリカケ問題をすり抜けた辣腕?の安倍首相は、また悪事を冒していながら知らぬ存ぜぬとしらばっくれて逃げきってしまうことだろう。

 政治家の悪賢さには呆れるが、それをまったく追及しようともしないメディアの劣化現象も黙って見過ごせない。

2019年10月25日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4546.2019年10月24日(木) 迷惑千万な羽田飛行ルートの変更

 来年3月に羽田空港の離着陸ルートが変わるようだ。かねてより新ルート下の住民、及び自治体の間で問題になっていたが、国は都民の気持ちを汲み取ろうと努めず、強い反対を押し切って変更を強行しようとしている。羽田空港の発着便が大幅に増え、手狭になったことに加えて現状のルートでは飛行便数の確保が難しくなったことが影響している。

 羽田空港への飛行ルートは、騒音を伴うため半世紀ほど前に現行ルートが陸上から海上へ切り替えられたが、身勝手にも国が都民と交わした歴史的約束を一方的に破ってルートを変更しようというのである。

 昨年安倍首相は、「地元の理解を得て実現」とその場限りのコメントを述べ、当時の国交大臣も地元には地方議会も含まれると語っていた。だが、地元の品川区議会や渋谷区議会では、「ルートの再考を求める」、「計画の見直しを求める」決議がなされた。それでいながら国は住民が迷惑を被り、地元議会が反対するルート変更を強引に行おうとしている。この過程で理解出来ないのは、都民ファーストを主張している小池百合子都知事の言行不一致である。何が都民フォースとだと言ってやりたい。知事は都民の反対を斟酌せず国の言いなりになって新ルートを理解したと容認しているのである。派手なパフォーマンスに隠れて自己主張しつつ、実際に都民の希望や悩みに波長を合わせようとしない。こういう自治体の長には早く辞めてもらいたい。

 飛行ルート下では地下鉄車内並みの騒音が、山の手戦ラッシュ時の2分に1度の割合で襲って来る。ルート下には270万人が住み、超高層ビル430棟が立ち並び、オフィル街や繁華街もある。

 住民の危機感や、騒音の悩みが知事にはどれほど分かっているだろうか。落下物の危険や騒音で土地の資産価値も下がる。知事には都民の資産を守る気持ちが見られないのだ。

 小池知事が先頭に立って、ルート変更に反対行動を起こさなければ、このまま都民感情を無視した非情な新ルートが定着してしまう。他に手立てはないのだろうか。考えれば現状のままにしておいて、増える航空機は他の空港、例えば成田や、遠いが茨城空港へでも迂回してもらうことは出来ないのだろうか。今後朝は航空機の騒音にたたき起こされ、日中も騒音に悩まされたのでは、落ち着いて机に向かっていられない。半ば生存権を奪われるようなものではないか。絶対反対したい。

2019年10月24日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4545.2019年10月23日(水) 駒澤大学公開講座で思ったこと

 今日も駒澤大学公開講座を受講したが、2講座ともこのところ毎回興味深く感じている。共同通信の山田岳講師の講座では、1週間前に関西電力の会長以下役員20名の金品受領事件について説明された際、この事件をスクープして最初に報道したのは共同通信だと得意げに話されたことが強く印象に残っていた。ところが、その日にその関電金品受領報道に対して今年の新聞協会賞の追加受賞が決定したと今日話された。会長以下役員が辞任することが決定するとともに、彼らが受領した金品3億2千万円は税金の還流だと世間から強い批判を浴びている。今晩のNHK「クローズアップ現代+」のテーマ「関電・金品受領で何が核心は?キーマン証言」として放映され、高浜町の元町長、元県・町会議員ら関係者が中心人物の故高浜町元助役の人となりや資金の流れについて死者を鞭打つようにぶちまけていた。元助役が関電に手渡したのは合計28億円だった。これを白日の下に晒した共同通信の得意気な気持ちは推して知るべしである。だが、まだまだ問題は解決したわけではない。

 朝日の向井貴之講師の講座では、新聞記者と一般の文章、小説などとは文章の構成がまったく違うことを話してもらった。新聞記事の構成は、縦書きで右向きの逆三角形型であるということである。右から「見出し」「前文(リード)」「本文1」「本文2」・・・・と書くようだが、これは終わりの方からつまり「本文2」から削除の対象となる。普通の文章構成とは大分異なる。普通文は結論が後部にあり、後部を削除することはあり得ない。しかし、講師の話を聞いているとそれも制約のある紙面作りの立場からすると止むを得ないとも思える。

 他にも段落が長かったり、ひとつの文章の中に同じ文字を何度も使ったり、実際の朝日紙面記事を見ながらその作り方に首を傾げることがあった。僭越なことは言えないが、新聞記者の書いた文は、模範的な文と考えていた。しかし、前記の「クローズアップ現代+」のテーマ「関電・金品受領で何が核心は?キーマン証言」も分かり難くおかしな書き方である。どの専門分野でも見られるようにメディアの文章も完璧ではないということにホッとしたところでもある。

2019年10月23日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4544.2019年10月22日(火) 天皇即位宣言の「即位礼正殿の儀」行われる。

 今日小雨の降る中を天皇陛下が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が、執り行われた。天皇は赤みが懸かった茶色の束帯姿で松の間に設えられた「高御座(たかみくら)」から、天皇即位に当たって「国民の幸せと世界の平和を常に願い、国民に寄り添いながら、憲法に則り日本国および日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います」と宣言された。

 現在日本は世界の195カ国と外交関係を維持しているが、政情が収まらないシリアを覗いた国々の王室、政界のトップクラスが式典に出席のため来日された。エスワティニ国王が出席されたが、寡聞にしてエスワティニ王国という国名は、知らなかった。後にネットで調べて旧スワジランド王国だということが分かった。

 イギリスのチャールス皇太子、スペインのフェリペ4世夫妻、オランダ、ベルギー、スウェーデン、ブータンなど各国の王室、インドのコピンド大統領夫妻、王岐山中国国家副主席、ミヤンマーのアウンサンスーチー国家顧問、フィリピンのドウテルテ大統領、韓国の李洛淵首相ら世界的な著名人が出席された。意外だったのは、今デモが話題の香港の林鄭月娥・行政府長官が多忙な業務の合間を縫って出席されたことだった。海外のメディアもこれを大きく報道したようだ。

 夜の饗宴は4回開かれ、約2,600名が招かれた。日本のノーベル平和賞受賞者、国民栄誉賞受賞者らも招かれた。午後都内で行われる予定だった両陛下のパレードは、台風21号によって多くの犠牲者と被害を出したことを配慮して、来月10日に延期された。

 台風19号が去ったばかりだが、昨晩は台風20号が通り過ぎた。そのせいで都内の最高気温は16.1℃の冷え込みようだった。富士山にも漸く初冠雪があったが、例年に比べて20日以上遅れている。台風20号上陸のころは熱帯性低気圧に弱まったが、その先にはもうひとつ台風21号が北上している。とにかく今年は台風発生が多く、気象状態が異常である。

 さて、昨日の本ブログで日本ラグビー・チームが「菊池寛賞」を受賞されたことに関して、スポーツ界では初めてのケースではないかと書いたところが、すでにイチロー、澤穂希さんが受賞していたと今朝の新聞に紹介されていた。まさかイチローが菊池寛賞を受賞されていたとは知らなかった。

2019年10月22日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4543.2019年10月21日(月) 日本ラグビー・代表チームに「菊池寛賞」授与

 昨日決勝トーナメントで日本ラグビー敗れたりとは言え、日本中に感動を与えたばかりか、日本代表チームの海外における評価も素晴らしいものだ。南アフリカの国営放送「SABC」を始め、イギリスBBCラジオ、ニュージーランドのニュースサイトでも日本ラグビーは美しく、謙虚だと高く評価していた。ONE TEAMとしての結束、感動を与えた戦いぶり、ひとりの手柄にせず皆で取ったトライというチームワークなど、かつてないほど称賛している。普段口の悪いタレントですらこれ以上の褒め言葉はないくらいのべた褒めだった。

 日本国内でもこれまでラグビーに無関心だった人たちが俄かラグビーファンになり、いかにラグビーが感動的で男らしいスポーツかということを話していた。気になっていたテレビ平均視聴率もまさにラグビー効果がはっきり表れ、関東地域で41.6、瞬間視聴率は49.1%だった。

 ほぼ同時刻に福岡ではプロ野球日本シリーズ第2戦が行われていたが、野球とラグビーが視聴率を二分してそれぞれ25%前後だったそうだ。しかし、関東地区の日本シリーズは、ほんの7.9%だったそうだから、試合が行われた関東では、プロ野球は完全にラグビーに食われていた。

 これからベスト4国同士の激しい戦いが残っているが、日本としては今後4年後のワールドカップに向けてどう力をつけていくか、また折角ファンになった素人ラグビーファンをどのようにラグビー界全体の人気底上げにつなげていくか、大きな課題である。それにしても近年になく盛り上がったラグビー人気だが、ラグビー自体が他のスポーツに比べて興味津々のスポーツであることを、少しは俄かファンに知ってもらえたことは大変結構なことである。他のスポーツにはないラグビー独特の魅力を、このワールドカップを通して日本中にPR出来たと思う。生憎台風シーズンに行き会って中止となった試合もある。それでもラグビー自体の面白さは、これまでラグビーに興味を持っていなかった人たちにも十分伝わったことだと思う。日本チームのチームワークは抜群に良かったが、その先頭に立っていたのは終始攻守に活躍したキャプテンのリーチ・マイケルだった。私自身高校時代にラグビー部キャプテンとして、リーチと同じポジションのフランカー№6を務めていたので、余計に誇らしいし嬉しい。

 夕方テレビで唐突に驚くような意外なニュースを知った。ラグビー日本代表チームに「第67回菊池寛賞」(日本文学振興会主催)が授与されることに決定したそうだ。菊池寛賞と言えば今まで文学賞だとばかり思っていた。少なくともスポーツ分野とは無縁のものだと思っていた。今年も浅田次郎・前日本ペンクラブ会長の受賞が決まっていた。ところが、その他に広く文化活動において創造的な業績をあげた個人・団体に年1回贈られる賞として、バレリーナの吉田都さん、NHK番組「おかあさんといっしょ」、戸高一成氏とPHP研究所の受賞がすでに発表されていた。ラグビー代表が受賞したのは、様々な国から来た個性的な選手たちが「ONE TEAM」となり、強豪国を破る姿は、日本中に勇気を与えたことがその理由とされている。スポーツ分野ではラグビーが初めてではないだろうか。こういう文化の面で評価されたとするなら、1つのチームにまとまってチームワークを発揮して前進するラグビーの神髄が広く理解されたということになるのではないだろうか。

 大好きなラグビーがこれからも益々発展し、盛り上がることを期待したいと思う。

2019年10月21日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4542.2019年10月20日(日) 日本ラグビー、南アフリカに敗れる。

 人気が盛り上がったラグビー・ワールドカップも昨日から決勝トーナメントに突入した。日本以外の強豪国同志の対戦もテレビ観戦していてつい手に汗を握ってしまう。初めてベスト8入りした日本は、今日東京スタジアムで因縁の南アフリカと対戦した。残念ながら前半5-3と健闘しながら、後半は押されっぱなしで結果は26-3で負けてしまった。やはり身体の大きい南アにはスクラムや、ラインアウトで完全に負けていた。現時点でこの敗戦はやむを得ないとも言えるが、これからフォワードをもっと強化していく必要があると思った。しかし、第1次リーグを突破して初めて決勝トーナメントへ進出したことは殊勲功だと思う。世界の強豪チームも、最早日本を弱小チームとは見做さなくなったと思う。

 ところで今日はラグビー界にその人ありと言われた平尾誠二さんの命日である。神戸製鋼7連覇の中心選手、元日本代表、元監督としても存分に活躍され、このワールド・カップ開催と日本チームの飛躍ぶりを見ることを楽しみにしていた。3年前の今日、がんのため53歳の若さで黄泉の国へ旅立たれた。試合前に台風19号犠牲者のための黙祷と相前後して、平尾さんにも黙祷を捧げた。平尾さんは、今の日本チームの戦いぶりを天国でどう見ていただろうか。

 先週の日曜日決勝トーナメント入りが懸かったスコットランド戦のテレビ平均視聴率が、39.2%、瞬間視聴率が53.7%という高い視聴率だったということは、NHK大河連続ドラマ「いだてん」の視聴者が相当食われていたに違いない。それに恐れをなしたか、NHK連続大河ドラマを今日は放映せず、NHKが日本戦を生中継した。流石に日本中の関心を呼び込むだけのカードである。

 今日は先週に続き、午後のウェールズ対フランス戦も見続けていたので、やはり疲れたが、実にレベルが高い好試合は見ていても力が入って飽きない。この試合はウェールズが22-21で逆転勝ちした。来週は準決勝で、あまり興奮しないでのんびり好試合をテレビ観戦できる。日本が負けたことは悔しいが、ホッとしたのも事実である。

2019年10月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4541. 2019年10月19日(土) ホルムズ海峡へ海上自衛隊派遣

 アメリカとイランが不仲のこの時期に、中東のホルムズ海峡近くのオマーン湾で6月に日本の船舶を含む2隻の石油タンカーが何者かの攻撃を受けて炎上した。アメリカはイランが仕掛けたと強く非難した。7月に入ってからイランが米軍の無人偵察機を撃墜したことを受け、アメリカのトランプ大統領は報復措置として同国への軍事攻撃を承認した。まもなく大統領は発言を取り消したが、両国間には不穏な空気が漂っている。その後アメリカは民間船を守るためホルムズ海峡周辺で活動する有志連合結成構想を提案し、同盟国へ参加を要請していた。日本に対しても当然の如く要請があった。しかし、有志連合に加盟することは、取りも直さず友好国イランを敵に回すことであり、これまでの日本とイランの友好関係を考えるといくらアメリカに忖度したにしてもその要請は受け入れられず、政府としても頭を痛めていたところだ。

 そこへ昨日政府は唐突に「中東情勢の安定と日本に関係する船舶の安全確保を理由に、ホルムズ海峡周辺のオマーン湾など中東への自衛隊派遣を検討することを決めた」と発表した。

 アメリカから同盟国として有志連合への参加を強く求められていた日本政府が、アメリカ主導の海洋安全保障計画に参加しないことについて、菅官房長官はアメリカとは緊密に連携を深めていくと言いつつ、日本としてどのような対応が効果的か総合的に検討した結果、日本独自の取り組みを行っていくことにしたと苦しい胸の内を説明した。アメリカにも、イランにも配慮した苦し紛れの一策だろう。アメリカの強引な戦略に引きずり込まれず、イランの顔も立てたということから、一応国際的な面子は保たれたのではないだろうか。

 しかし、それはそれとして、海上自衛隊が新たに海外へ派遣されるということは改憲議論の姦しい最中に、再び自衛隊の海外派遣が現行憲法に違反しないかとの議論を呼び起こすことになる。

 近年になって自衛隊法に基づき1991年に海上自衛隊掃海艇をペルシャ湾へ派遣し、翌92年にはPKO協力法により陸上自衛隊の施設部隊をカンボジアへ派遣した。その後もインド洋、クウェート、イラク、ソマリア沖、南スーダンへ自衛隊を度々派遣して今では歯止めが利かなくなっている。この辺りを今後どう考えるのか。このままで良いのか。自衛隊海外派遣の課題として検討すべきではないだろうか。

2019年10月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4540.2019年10月18日(金) イギリスとEUが離脱条件で合意

 今晩から明日にかけてまた大雨が降るようだ。このところ台風被害に関するニュースが毎日のように報道されている。夕刻になって三重県で激しい雨に覆われている。夜になって三重、徳島県に土砂災害警報が発令された。これから雨が関東方面にやってくるようだ。

 昨日電撃的なニュースに驚いたが、2020東京オリンピックのマラソン・競歩開催地が東京から涼しい札幌に変更されることがほぼ決まったようだ。アスリート・ファーストの観点から考えれば、少しでも真夏の涼しい場所で実施されるのはホッとするだろう。特に外国人選手にとってはその方がベターであろう。だが、先月行われたばかりのグランド・チャンピオンシップで東京マラソンのコースとして想定されたルートを走り、代表選手に内定した選手にとってはやや心外な思いがするのではないだろうか。沿道の住民や、商店などではレースを間近くに見られることを楽しみにしていた人たちも多い。

 縦社会のスポーツ界では、結局上部組織の意向が反映されIOCが決定したらそれに従うしかないようだが、それにしてもアスリート・ファーストを重視して、変更するにしても相応の費用の点などいくつかの問題点もあり、それをほとんど調査や検討の余地もなくIOCが短時間にパッと決めてそれをそのまま鵜呑みにするのは、あまり民主的ではないと思うのだがどうだろうか。これでは今夏40℃を超えたパリで2024年大会開催の際には、マラソンは涼しいアルプスの麓でも開催するしかないだろう。

 さて、イギリスは今月末にEU離脱期限が迫ってきた中で、昨日EUと離脱の条件で合意に達した。問題を最も難しくしていたのは、アイルランド島の北部・イギリス領北アイルランドの取り扱いを巡る条件だった。幸いEUに残るアイルランドと国境を接する北アイルランドとの間で関税問題など厳しい国境管理を避けようとの基本的合意がプラスに作用した。

 かつて激しかった北アイルランド闘争で散々もめた末に、北アイルランドは陸続きのアイルランドより海を隔てたイギリス領に参入されることを選んだ。ところが現在開催中のラグビー・ワールドカップで日本と対戦したアイルランドは、北アイルランドと1チームとして一体となって戦っている。同朋なのである。そして北アイルランドはイギリス領でありながら、同じイギリス領のイングランドや、スコットランド、ウェールズとはチームを異にしている。旧大英帝国国民は、お互いに異国の人という意識は抱いていないのではないか。

 果たして昨日の妥協案がイギリス議会で承認されるかどうかは不明であり、まだ前途に難題が横たわっていると思うが、早く誰もが納得する結論を出してもらいたいものである。

2019年10月18日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

4539.2019年10月17日(木) 東京五輪のマラソン・競歩は札幌に変更か?

 間際になってこんなことがあって好いのかというのが率直な感想である。昨日2020東京オリンピックのマラソンと競歩が東京ではなく、札幌で開催される可能性が伝えられたことに対してである。東京オリンピック開催まで後281日にまで迫ってこの慌てぶりはどうだろうか? 

 理由は今になって東京の8月猛暑に腰が引けたのである。先日カタールのドーハで開催されたばかりの世界陸上の女子マラソンで、暑さを避けるため深夜午後11時半スタートで行われた。ところが、68選手のうち28選手が途中でリタイアするという前代未聞のレースになった。この期に及んでIOCはこの事態を深刻に受け止めたようだ。すでに国際陸連は理解しているというが、問題は実施予定だった東京の受け取り方である。小池百合子東京都知事は、不意の変更提案に対して不快感を露わにした。

 熱い盛りの実施を前提にスタート時間を繰り上げたり、ルート途中でミストを噴霧したり、温度を下げるため走行ルートの一部の舗装を断熱用に変更したり、一応あの手この手の工夫を凝らしてきた。それなりの費用もかけて新国立競技場へ颯爽と金メダリストに登場して欲しかったのだ。同じ国内とは言え、東京と札幌では雰囲気は異なる。札幌では過去に冬季オリンピックを開催したことがあるし、毎年札幌マラソンを実施してレースの運営には全く問題はない。ただ、すでに当日の入場券は発売済であり、そのあたりの問題をどう考えるのか。

 そもそも熱い夏の盛りにオリンピックを開催すること自体に問題がある。開催費用約5千800億円に対して、アメリカから放送権料約4千700万円が入るため、アメリカの人気スポーツ開催時期に配慮した関係から、こんな暑い時期開催が決まった経緯がある。商業上の理由で暑い夏の東京でオリンピックを開催すると決定したからには、その範囲内で全力を尽くして行うべきであると思う。変更を持ち出したIOCのバッハ会長は東京と札幌では気温が、5℃ほど違うと言っているが、マラソン実施の8月9日の1週間前の2日の気温は、最高気温が東京35.1℃に対して札幌は34.2℃だった。マラソン・スタートの午前6時でも東京27.7℃に対して札幌は23.6℃だった。それならドーハと同じように東京で真夜中のスタートにしてみてはどうか。マラソンのメダリストが、その日の国立競技場で行われる閉会式に出席することが出来るかどうかも怪しい。

 いくらドーハの世界陸上でショックを受けたにせよ、競技会場を変更するには、もっと早く時間をかけ、あらゆる条件を検討したうえで決定すべきではないか。少々IOCは前のめりになっているのではないかと思う。

 この問題について最もご縁のある筈のラグビー・ワールドカップに最もご縁がある筈にも拘わらず姿を見せなかった森喜朗・オリンピック組織委員会会長が、何と久しぶりに会見の場に姿を見せた。森さんの言い分は、IOCと国際陸連が決めたことに組織委員会が反対出来ますかというものだった。これでは言いなりに従えということにならないだろうか。これでは上の組織が一方的に決めたことに異議を申し上げられないということになる。久しぶりに森さんの顔を見て嬉しい反面、痩せて心配していたように体調が良くないのではないかと思っている。

 果たして結論はどう出るのか。日本としては決定を待つより他に方法はないのか。

 今日は、元会社の同僚でJR出身の近藤さんと近藤さんのJR時代の仲間に、元同僚の八木さんの4人で八王子でランチをともにした。近藤さんは今91歳で独身、先月奥さんの33回忌を行ったと言っておられた。毎朝4時半に起きて散歩と体操を日課としているという。母校中央大学のOB会や、地元の町内会、教育関係団体などの面倒を見ておられるようで、その積極性には脱帽である。再会を願って別れたが、益々の健勝を祈っている。

 さて、台風19号の被害が東日本各地に拡散している。犠牲者も78名に達した。この惨状に配慮して22日に予定していた天皇即位を祝う祝賀パレードが、11月10日に延期されることになった。天皇陛下の即位を国内外の賓客に披露する祝宴「饗宴の儀」は予定通り行われる。

 台風19号で河川の氾濫を防ぐために整備された施設の中に春日部市にある5つの河川から水が入り込んだ「首都圏外郭放水路」の調圧水槽を新聞掲載の写真に見た。映画「007」で見た、イスタンブールの地下宮殿の水槽とよく似ている。トルコの地下宮殿にもそのような目的もあったのだろうか。

2019年10月17日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com