ブログ・ご意見番の意見

 充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。

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6965.2026年6月8日(月) サグラダ・ファミリアの異質な建築仕組み

 先月末月刊誌「NATIONAL GEOGRAPHIC」(ナショグラ)日本語版6月号が送られて来た。表紙絵を見て直ぐに納得した。スペイン・バルセロナに建設中のサグラダ・ファミリア聖堂の尖塔「イエスの塔」完成記念特集である。バルセロナのシンボルであり、世界中から多くの参拝者や、観光客が訪れている。「天空を宿す教会」と称してスペインの建築家アントニオ・ガウディが手掛けた圧倒的に芸術的な建築物である。このところテレビなどに紹介方々多くの番組で取り上げられている。我々が驚くのは、一見しただけでは分からないが、この聖堂が今以て建築中であることである。最近注目を集めたのは、屋根の一番上に建築された主塔イエスの塔が完成し、高さが172.5mという世界で最も高い教会になったことである。あまりにも内部、外部ともに装飾が素晴らしくその劣化を補修する修復作業とともに、次の計画を進めている。

 2代目主任建築家だったガウディは、すでに1926年交通事故により75年の人生を終えた。今年ガウディ逝去100年に際して、タイムリーにもイエスの塔は完成した。しかし、まだ全体的には完成ではなく、まだ完成までには10年はかかると見られている。その点で、サグラダ・ファミリアは「未完の聖堂」と言われている。その未完成な聖堂が、世界遺産に登録されたのは、2005年である。だが、それにはいくつかの条件が付けられていた。世界遺産に登録されたのは聖堂の建物全体ではなく、ガウディが手掛けたイエス生誕のファサードと地下の礼拝堂だけとされている。ファサード(門)自体には「生誕」、「受難」、「栄光」の3つがあるが、まだ「栄光のファサード」は完成していない。普通ならこの教会1棟が世界遺産として登録されるところだが、このサグラダ・ファミリアは、礼拝堂と「生誕のファサード」だけしか世界遺産として登録されていないのである。

 私はこれまでサグラダ・ファミリアを2度訪れているが、むしろ内部の荘厳なステンドグラスに目を奪われ、入口上のファサードはあまり観察しなかった。

 新装なったイエスの塔内部は、さまざまに色付けされたタイルが貼られ、天空を表現している。写真で見ると素晴らしく、是非とも再訪して見上げてみたいものである。実は、主任彫刻家である外尾悦郎氏はここで働く唯一の日本人で、イエスの塔のタイルは、すべて外尾氏が陶工の技術の粋を尽くしたものである。

 ガウディの構想からすでに144年が経過した。近代の建造物としては、想像もつかぬほどの時間を費やした。完成までにあと10年とすれば、その時現地を訪れてきらびやかなタイルの陶工を鑑賞したいがとても無理であり、考え方を変えれば、こうして世界中から期待され完成を待たれて、ひとつひとつ完成へ近づくというのは、短兵急を求める現世では貴重なことであると思う。

 ナショグラ誌と付録「ロングポスター」を手元に取ってはしみじみと見入り、訪れた当時を想い、夢見心地で楽しんでいる。それにしてもこういうアカデミックで興味深い月刊誌は、日本には現在ないと思う。アメリカの小中高校では、ほぼすべての学校図書館に「ナショグラ」が置いてある。こういう雑誌が日本の子どもたちや若い人の視界に入らないのが残念である。

2026年6月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6964.2026年6月7日(日) 勅使河原和風会の生け花展示を鑑賞

 今から45年前に文部省教員海外研修茨城県団でヨーロッパへご一緒した18名の先生方も、大分冥界へ旅立たれてしまったが、今もお付き合いしている先生が何人かおられる。そのおひとりで女性の内海先生から、生け花の展示会に初めて出展するので、都合が付いたら来られませんかとお招きいただいた。会場は我が家の程近くで「サザエさん」の街として知られる桜新町にある勅使河原和風会本部会館だったので、生け花にはまったく知識はないが、興味本位もあり出かけて会場で先生と約3年ぶりにお会いした。

 会館は大通りに面した勅使河原風の洒落たビルだった。先生にお会いする前に展示場で、出品作品をひとり見学させていただいた。勅使河原和風会は創流130年の伝統の下に、今回の開催が56回目というからしっかり「瑞風」の歴史と伝統を紡いでいる。現在は4代目で女史の勅使河原光衣師が継いでおられる。講師の資格を有しておられる内海先生から4代目をご紹介いただいた。先生の作品をはじめ、直接指導の先生や、多くの作品をじっくり見せてもらったが、普通の家庭の床の間に飾られる生け花よりハワイの花アンセリウムなど、多彩な花材を組み合わせて大きなスペースを有する立派な作品ばかりで、余計なことだが、花材を仕入れたり運び入れるのは大変ではないかと思ったほど、数多くの花材を採り入れた立派な展示品ばかりだった。

 それでもいただいたパンフレットには、師匠によって筆でさりげなくこう書かれていた。「好きな花を好きなだけ好きな花瓶に挿して楽しむ」と意外にも簡潔で取っつきやすい文が記されていた。

 さて、日本に新たな世界文化遺産が生まれそうである。「飛鳥・藤原の宮都」と言い、6世紀末~8世紀初めに都が置かれた古代国家の遺跡群である。蘇我馬子の墓との説がある石舞台古墳も含まれているようだが、高校の修学旅行でここを訪れた時、石舞台の上に登ったことがあるが、これが世界遺産と登録されるようになったら、今後こんなことをやったらとんでもない話になりそうである。日本の古代遺産には、建物が木造だったせいもあり土台である礎石が発見されないと建物自体が存在しなかったと判断されがちである。その点でこれは石で造られた飛鳥宮跡などが今日発掘されたことから建物の存在が証明されたと言える。

 かつて、高校ラグビー部後輩で親しかった竹内謙・鎌倉市長が、何とか鎌倉を世界遺産として登録させたいと何度か語っていた。今日に至るまで日本史上に初めて武士社会を築いた都として重要な位置を占めている鎌倉市が、世界遺産都市に登録されないのは、「武士が最初に幕府を開いた街」として納得出来ないと拘っていた。幕府の痕跡が現代に残されていないということから可能性は潰えたからである。幕府のあった跡地には、現在「御成小学校」が存立しているので、発掘は難しいと思う。歴史上に大きな節目となった鎌倉時代の首都が、世界的に認められないというのは、少し淋しい気がしている。

 昨日までの曇り空とは異なり、今日関東地方は天候がパッとしないとの予報だった。気象庁は関東甲信地方は今日梅雨入りしたと公表した。昨年より半月ばかり遅い。これから雨模様の天候が続き、梅雨明けは7月19日頃と予想されている。暑いのも困るが、さりとて梅雨という湿っぽい天候も好きに慣れない。これから当分の間あまり明るい気持ちにはなれないようだ。 

2026年6月7日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6963.2026年6月6日(土) 財政苦の国連を世界は維持出来るのか。

 去る3日国連安保理事会で、非常任理事国10か国のうち、今月末で任期を終える5か国の後任を決める選挙が行われ、EUではポルトガルとオーストリアが選出されたが、ドイツが落選した。他に選出された3か国はキルギス、トリニダード・トバゴ、ジンバブエである。この選出には違和感を覚える人も多いと思うが、非常任理事国は地域ごとに選ばれ、「西欧枠」は2か国と決められ、生憎西欧から3か国が立候補したために、ドイツが貧乏くじを引くことになった。

 今回選出された国々5か国のうち、国連分担金ランクでは、いずれの国も上位10位には入っていない。その点では財政貢献度はやや低いと見做さざるを得ない。常任理事国でもダントツに多いのは、1位のアメリカ22%、2位中国20%で、5位にイギリス4%、6位フランス3.9%、10位ロシアである。ドイツは西欧の中で最大の分担金を支出して4位にいるが、後段のような理由などからやや信頼度が足りないようだ。日本は、中国に次いで分担額の支払いでは7%で第3位である。

 ドイツのヴァーデフール外相にとっては、ドイツがポルトガルとオーストリアに敗れたことは流石にショックだったようだ。第2次大戦中にナチがアウシュヴィッツで行った例のようにユダヤ人を虐待したせいで、今日もガザ地区を攻撃したり、レバノンやイランを空爆して交戦状態にあるイスラエルに対して、根っこにある謝罪と同情心から心を寄せたことが、票を失い苦い敗北の原因になったと受け止めている。他にも常任理事国であるロシアが、ドイツはウクライナ戦争などから反ロシア感情を広く煽ってきたことが周知の事実であるとも語っている。

 しかし、最近国連も戦争停止については何らの効果ある制裁も出来ず、些か機能不全に陥っている傾向が見える。そのためそのような動きが見られる都度グテーレス国連事務総長が、イラつきながら警告しているが、これを無視するが如きトランプ・アメリカ大統領の言動が問題となっているケースもある。特にアメリカが分担金を削減するとの発言は、国連関係者には衝撃的だった。現状でも、アメリカは国連内のいくつかの組織から離脱している。これもトランプ大統領の一方的な意向であり指図である。現在国連が抱えている最大の問題は、加盟各国の分担金がかなり未納のために財政破綻が差し迫っていることである。このためジュネーブの国連本部ビルでは、節約のための窮余の策としてエスカレーターは定期的に停止され、暖房も弱められているという状況にある。2025年には、分担金総額の77%しか納められなかった。

 今や国連は国際紛争を解決する中立的組織との看板も下げざるを得ないほど、地球上で国際紛争や、戦争が常態化している。第2次大戦を経て、その残酷だった大戦の悲劇に鑑みて発足した国連だったが、今ではその目的を果たしているとは言い難い存在になりつつある。

2026年6月6日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6962.2026年6月5日(金) 地方自治体の身勝手で恥ずべき行為

 今日は語呂合わせで、「ロウゴ(老後・65)の日」というのだそうである。それに相応しいかどうかは別にして、佐賀県警で呆れたDNA鑑定が行われていたとして、警察庁は佐賀県警に対する特別監察を終え昨日報告書を公表した。それによると佐賀県警科学捜査研究所において元職員がDNA鑑定で不正を繰り返していた。新たに発覚したのを合わせて2015年以降23年までの間に、実に239件もあったというから恐ろしい。それにしてもこれほど長期間に亘って元職員が不正を冒していながら他の職員が誰一人として気が付かなかったというのもおかしいと思う。犯罪証拠の決め手となるDNA鑑定でこれだけ不正な取り扱いをされたのでは、これまで罪を犯していながらすり抜けていた事実があったということになる。

 元職員は検査しなかったのに検査をしたように装ったり、資料を本来の資料でなく別の資料で検査したり、書類に事実と異なる記載をしたり、かなり悪辣な行為に及んでいた。窃盗や薬物犯罪、わいせつ罪など多様な事件に関する鑑定で、警察がこういう悪だくみをやるようでは、警察の信用も揺らぐばかりである。

 佐賀県警の不祥事が明るみに出て処分されたところで、お隣の福岡県では県議会議員による過大な海外出張が、公に明かされ問題となっている。普通の常識では考えられないほど議員が年中贅沢な海外旅行を楽しんでいたようである。近年では2023年8月から26年1月までに22回の県議による海外視察が行われ、県議26人を含めて97人が参加して、その内自民党が6割を占めた。中でも実力者の県議会議長が12回、前議長16回、元議長13回の参加は破格である。費用もかなり高額で、ビジネスクラスを利用し、高級ホテル宿泊が多く、3年間で税金3億円を消費したそうだ。

 地方自治法では、自治体や地方議会が行う契約については原則的に一般競争入札で行う規定があるが、驚くことに福岡県議会では、特定の企業と直接契約する随意契約を法令の範囲内の金額で結び、後に契約変更で金額が膨れ上がる手法が常態化していたという。これではいくら契約を結んでも守られないわけで、費用の高騰も当然である。例えば、24年2月のヨーロッパ視察団は、当初の契約額がひとり99万5千円だったが、最終契約額は何と10倍超の1,025万6,900円になった。23年度の予算が3,400万円だったが、決算額は1億4,100万円、23年度は3,700万円の予算が1億8百万円の決算となり、同様に以降も決算額は予算額の3~4倍である。これに対して県民から非難とともに怒りが広がっているが、議長は、「成果が出て来るには時間がかかる。海外視察は大きな意義があり、これからも必要なものは継続する」と全く反省の色がない。

 最悪な点は、これだけ税金を使いながら海外旅行の報告書の公表がこれまで行われず、数少ない視察報告書は、ウエブサイトの記述をコピペしたものだったというから救いようがない。

 中央政界も決して褒められるような行状ではないが、地方議会では監視の目が行き届かないせいもあり、ズルを決め込んでアルバイトをやる議員が多いようだ。クリーンな政治はどこへ行ってしまったのだろうか。これでは平和憲法の改正など議論することなぞとても出来まい。

2026年6月5日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com

6961.2026年6月4日(木) 著名な戦友会と天安門事件の日

 今日6月4日は、かつて「六四会(ロクヨンカイ)」が毎年戦友の慰霊祭を靖国神社で開催していた1日である。「六四会」とは、旧陸軍航空隊第五飛行師団に所属した飛行第64戦隊、一般には「加藤隼戦闘隊」の名で知られた戦闘機隊の戦友会である。今では戦友会の皆さんは亡くなられ、「六四会」も自然消滅してしまった。初めて「加藤隼戦闘隊ビルマ・マレー戦跡巡拝慰霊団」を編成して戦友会の皆さんと、当時珍しかったビルマへの巡拝慰霊団の1員として訪れたのは、1972年1月のことだった。あの時代はビルマの観光事情がまったく不明で、前年ひとりで直接ビルマ・ラングーンの航空会社へ乗り込み、直接交渉してツアーを実現させた。現地では、ビルマ政府要人から大歓迎され、政府ゲストハウスで開かれた夕食会に招待され、現地新聞の第一面にも紹介されたために、「六四会」が行くところ、現地の人々に取り巻かれて大騒ぎだった。参加された戦友の皆さんには、戦時の苦労を思い、一度は再訪してみたかった厳しい戦いを強いられたビルマを戦後になって実際に訪問できて長年の願いが叶い、戦死された戦友を慰霊することが出来たことは、戦後最大の願望であり大きな喜びとなった。私にとっても、以後ビルマ関係の慰霊団を計画する機会が多くなり、そのうえ旧厚生省より太平洋戦争戦没者遺骨収集事業を委託され、その後20数年に亘り、遺骨収集事業に関わることになった。その意味でも旅行業者としての業務の中で最も印象に残っている団体旅行だった。あれから早や半世紀余が過ぎ去ったが、今日はその忘れられない「六四会の日」である。

 さて、6月4日は、世界的にも衝撃的な驚きをもたらした1日でもある。1989年中国北京の天安門前広場で民主化を求める労働者、学生らのデモ隊に対して、彼らを排除するために中国人民解放軍が実力行使し、多数の死傷者を出した暴動となった。中国政府は死者が319人と公表しているが、信頼できる筋によると犠牲者は数千人になるとも言われ、イギリスの外交文書には少なくとも1万人が亡くなったと記されている。

 きっかけは、事件の数年前から東アジアに民主化の動きが表れていた。2年前に台湾で戒厳令解除が実施され、韓国では光州事件による民主化闘争の結果出された民主化宣言など、民主化の波が押し寄せていた。

 中国では改革派だった胡耀邦・元共産党書記の死がデモ発生のきっかけとなった。この1989年は、11月に第2次大戦後築かれていたベルリンの壁が破壊され、まもなくソ連邦が崩壊した。共産主義国家は国家維持が危うい時期に当たっていた。ソ連は1991年12月ゴルバチョフ大統領が辞任し、1922年創建された世界で初めての共産主義国家ソビエト連邦は終焉を迎えた。

 それでも中国政府は、逆に国民を弾圧する手段を取り、その後香港をイギリスとの約束を破棄して、中国本土と同じ中国式共産主義を押し付けている。

 これからの中国は、アメリカと並び2大強国となったことを基盤に、民主主義ではあり得ない権力を揮う最高指導者、習近平・中国共産党総書記が思い通りに14億国民を支配し続けることだろう。国内では事件を政治的な騒動と見做して、事件に関する議論、報道、教育などが厳しく制限されており、歴史から事実を消し去るような情報統制が行われているような現実であり、とても開かれた国とは言えない。天安門事件で亡くなった人たちの夢と希望は今以て実現出来ていない。

2026年6月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com