充実したホームページに仕上げていこうと、毎日目を凝らしながら取り組んでおります。淡々と書き続けてきただけで、10年2月に初めて4桁の大台1000回を、そして奇しくも74歳の誕生日に当たる2012年「文化の日」に連続2000回を、15年7月31日に3000回、18年4月26日に4000回、21年1月19日に5000回を数えました。ここでは、出来るだけポジティブな意見や、気軽な独言、時には戯言や想い出を書き込んで、自分自身の気持ちを素直に表わしながら楽しく読んでいただけるよう心がけたいと思っております。意見の主張というより、感じたままを日記風に書き綴って参ります。身勝手な意見や、独断的な表現も見られると存じますが、どうぞご理解下さいますようお願い致します。皆さまの忌憚のないご意見をお寄せいただければ有難く存じます。
ブログ・ご意見番の意見
ブログ一覧
6555.2025年4月24日(木) 世界中を惑わせる悪質な吐乱夫大統領
また今日もアメリカのトランプ大統領の悪行?に疑問と不信感を呈さなければならない。一昨日国際通貨基金(IMF)が今年の実質世界経済成長率を予測し発表した。それによると大統領に就任した1月に発表した3.3%から、0.5%も引き下げて2.8%となった。この原因は、明らかにトランプ大統領の高関税政策によるもので、アメリカ自身も前回から0.9%減となり、勝者なき貿易戦争に陥りつつある。アメリカの高関税のターゲットとなった中国、カナダ、メキシコは特に大きな影響を受ける。因みに、それぞれ0.6%、0.6%、1.7%とそれぞれ減少し、アメリカと並ぶほどの打撃を受けるものとみられている。ご多聞に漏れず日本も-0.6%となるようだ。鶴の一声で世界経済がこんなに停滞するようになったら、地道に働いている労働者は、失望し、夢を失うのではないだろうか。
そこへ昨日関税政策の停止を求めて、ニューヨーク州など12の州が裁判を起こした。漸くアメリカ国内の良心的行動も動き出すようになった。すでに先週カリフォルニア州から同じように関税の発動は大統領の権限を越えているとして裁判を起こされている。特にNY州の司法長官は、「大統領は生活費を軽減すると約束したが、この違法な関税を阻止しなければ更なるインフレ、失業、経済的損害を引き起こす」と指摘している。
そして、トランプ大統領は過日反ユダヤ主義対策を理由に学生の取り締まり強化などをハーバード大学へ要求したが、大学側がその要求を拒否すると公表したことに対して、トランプ政権は大学側に助成金22億㌦とその他6千万㌦の契約凍結を実施した。これに対して大学側は、大学としては大学の独立性と憲法上の権利を放棄することをしないと反論した。ハーバード大学は21日、トランプ政権による一方的な補助金凍結は違法だとして、州連邦地裁に凍結差し止めを求めて提訴した。ハーバード大の提訴に同調して、他のアメリカ国内の100以上の大学もハーバード大を支援している。
そんな傲慢なトランプ大統領も中国への高い関税率に拘っていたが、関税率を引き下げたり、金利の引き下げで意のままにならないFRBのパウエル議長を解職する意向を示していたが、解職を撤回すると言明して、やや対応に変化が見られるようになった。
関税については今日本政府も大統領の意向を受けて、日米貿易交渉がまとまるよう腰を低くして交渉するようだ。せめて日本国民としては、アメリカ政府の言いなりにならないよう見守るしかないようだ。
ところで、トランプ大統領は昨日、ミリオネアと呼ばれる年間所得百万㌦(約1億4千万円)以上のお金持ちに対する所得税の引き上げは、高額所得者層が国外流出につながると述べ、財源確保について共和党内で議論されている増税案に否定的な見解を示した。自身への所得税を支払いたくないズル賢さの故であろう。2020年に自身個人的な所得税をビタ一文支払わなかった前歴がある。大統領を務めながら関わっていた事業の損失計上による所得税不払いである。ともかく私利私欲、国際的には相手国から極力税金を搾り取ろうとしながらも、個人的には所得税でもまったく支払う気がないという、あくどい私利私欲の典型的な姿勢を示しているのだ。こういうアクドイ人物は、この世界というより、地球上から早く消えて欲しいものだ。
6554.2025年4月23日(水) 実行力のない口先だけの国会議員
1858年の今日、母校慶應義塾が「蘭学塾」として開校した。今日は、イギリスの文豪・シェークスピアの誕生日(1564年生まれ)であり、命日(1616年他界)でもある。また、蛇足ながら次男の誕生日でもあり、今朝お祝いのメールを送ったところである。
ついては、昨日午後元赤坂の赤坂御苑で天皇・皇后両陛下が主催する春の園遊会が開かれた。今年は熱中症予防や皇室の方々との交流の機会を増やす方策として、62年ぶりに両陛下と皇族方が歩かれるルートを3つに分けた。両陛下がお話された人たちの中に、プロゴルファーの青木功氏や漫画家のちばてつやさんがおられたが、この中に見慣れた顔の人物がいた。何と「日本維新の会」共同代表の衆議院議員・前原誠司氏である。後ろから強引にテレビ画像に顔を出していたが、こういう場にもしゃしゃり出るのが前原氏である。この時間は衆議院で拉致問題、消費者問題の特別委員会が開かれ、その後には午後3時から国家基本政策委員会の合同審査会が開かれ、各党の党首討論が行われた筈である。当然日本維新の会代表である前原氏は立ち会う責任があると思う。ところが、今日午後テレビで国会中継を観ていたら、党首討論で前原代表は日米関係の安全保障分野について石破首相に質問していたが、昨日は問題なかったのだろうか。
しかし、前原氏は国会で議員としての責任を果たすことより、天皇とともに一緒にいる場面を選挙民に訴えたかったのであろう。元々前原氏は国会議員としての評判は決して良いとは言えない。さしたる実績もない。以前は外務大臣、国土交通大臣の要職にありながら、繰り返して所属政党を出たり新しい政党に加入したり、腰が軽い印象が強い。特に評判が良くないのは、口は達者だが、実行力がないことである。今までにも空手形は随分発行したが、中でも私自身彼の人間性を疑ったのは、群馬県の八ッ場ダム建設計画に関わる対応だった。昭和27年に治水、利水を目的とした多目的ダム・八ッ場ダム建設計画が具体化され、居住地域がダム建設によって水没して彼らが住む場所を移転しなければならなくなり、全地域住民から強いダム建設反対の声が上がった。当時民主党政権の国交相の立場にいた前原氏は、現場を訪れ、自民党寄りの群馬県が決定した計画に異を唱えて、地元民の反対意見に賛意を示してダム建設中止を言い出した。これには、当時大澤群馬県知事が強く抗議したほどである。
ところが、民主党が総選挙で敗れ、政権交代し、前原国交相もその座を去るや、以降自らの公約である八ッ場ダム建設中止を完全に忘れ去り、中止に一言も触れることなく、反対住民に事情を説明することもなく、まったく責任を取る素振りすら見せなかった。
今でも恥ずかしげもなく、政党代表として発言をしているが、党首選挙で敗れ民主党を離党した際も自らの過去の言動については、他人事である。どういう行き掛かりか、「日本維新の会」のもう一人の代表である吉村洋文・大阪府知事に買いかぶられ、同党共同代表に収まり国会の活動を主導的に行って、相変わらず空疎な存在感を示しているが、党内ではあまり好意的に見られていない。こういう無責任な政治家が日本の政治を動かしているのかと思うと悲観的にならざるを得ない。
これは偶々「前原誠司」という口先だけで実行力のない政治家の例であるが、他にも似たような政治家がまだまだいっぱいいる。我々も話が上手い政治家に騙されることなく、しっかり国会議員を選ばなければならない。
6553.2025年4月22日(火) 復活祭の翌日、ローマ教皇永眠
一昨日キリストが蘇ったことを祝う復活祭に、病み上がりのローマ・カトリック教会のフランシスコ教皇がサン・ピエトロ教会のテラスから挨拶を行ったばかりだったが、その第266代教皇が思いがけず昨日亡くなられた。88歳だった。復活祭を終えた翌日に神の身元へ召されるとは、教皇の旅立ちにはドラマチックなものを感じる。フランシスコ教皇は、アルゼンチン出身で中南米大陸から初めて推挙された教皇である。新しい教皇は、近日枢機卿らによるコンクラーベによって選ばれる。
ローマを訪れれば、必ず訪れるのがバチカン市国のサン・ピエトロ大聖堂である。その右隣にあるチャペルから参拝する人々に手を振っている当時の教皇を拝見したことがある。あれは、今から40年ほど以前のことだった。広場にいた人たちは静かに手を振っていたことを覚えている。教皇の行くところ信者をはじめ多くの人びとが寄って来るようだ。2019年には教皇は広島、長崎を訪れ核兵器の廃絶を訴えた。日本では仏教の最高職にある人がどういう人物で、いかなる権威がある人なのかは、ほとんど知られていない。日本人で多くの人が一目見ようと寄って来るのは、天皇をはじめとする皇室の方々くらいだろう。さもなければ、スポーツ選手が功績を上げパレードをした時くらいではないだろうか。
さて、世界中に不安と混乱を与えつつあるトランプ米大統領について、最近のロイター調査によると大統領に復帰して3カ月が経ったが、その間支持率が42%とこれまでで最低に落ち込んだそうである。それでも石破首相の支持率が回復して30%となったのに比べれば、心配には及ばないと言いたいところだが、2大政党性が確立しているアメリカで支持者が半数に満たないのは、かなり支持がないということになる。その具体的な根拠として、大統領の意に反して長期金利の利下げを容認しない連邦準備制度理事会(FRB)パウエル議長を解任しようとの試み、アメリカの名門ハーバート大学に助成金支給停止処分、グリーンランド買収行為、パナマ運河奪還公言、最近関税問題で世界市場を混乱に陥れ最大のGDP5.2%下落、等々多くの人びとに傲慢な言動が脅威を与えている。そして、日米関税交渉では全く根拠のない数値などを示して日本に圧力をかけようとする身勝手な姿勢には、100%近い日本人が反感を抱いていると思う。
今話が進められているウクライナ戦争停戦案についても、トランプ氏は現在ロシアが占領するウクライナ領土はロシアの支配下に留まることを盛り込んでいるようだが、当初よりウクライナは、2014年にロシアが一方的に侵入、占領したクリミア半島を取り返すことが戦争終結の条件と言っていたにも拘らず、トランプ氏が提案したクリミアを含め現在ロシアが占領下に置いている東部4州についてもロシアに引き渡すとの停戦条件は、ウクライナが受け入れる筈がない。それにも拘らず、トランプ大統領は停戦がまとまらなければ、数日中に手を引くだろうと、積極的に戦争終結に当たり直ぐにも実現して見せると大見えを切っていたが、不誠実にもいとも簡単に放棄している。この大統領の不誠実さが、漸くアメリカ人の間でも分かって来たのではないだろうか。
6552.2025年4月21日(月) 読者に分かり難い朝日新聞の意図
結婚して来月には56年になる。それ以来朝夕とも新聞は朝日を購読している。慣れてしまうと新聞の特徴、癖など、読む要領も分かり、時折宣伝用に読んで欲しいと他の新聞を何度か配達されたことがあるが、やはりすっと入っていけない。現時点では読み慣れた朝日を読み続け、恐らく残りの人生もこのまま朝日を読み続けることになるだろう。
ついては、この朝日新聞にもいくつか気になる点がある。最近一番不可解だと思ったのは、夕刊の題字が従来の縦書きから読売新聞と同じように横書きに変わったことである。朝刊はそのまま縦書きである。更に一面の見出し、項目が横書きになったり縦書きのままだったり、今夕は大見出しが横、中見出しが縦というように、どちらにするのか迷っているのか、読む方も戸惑うことがある。実に自己主張の強い朝日らしくないと思う。
気になる2つ目は、朝刊紙の連載小説である。まず、前々回の小説から挿絵が姿を消してしまった。硬い小説を読んでいて、挿絵は息抜きにちょうど好い。そして文章と合わせてストーリーをイメージできるのが好い。ホッとする箇所である。それだけに断りもなく挿絵がなくなったのが残念である。他の大手新聞を見てみると挿絵は挿入されている。何故朝日はこの息抜きとも言える挿絵を止めてしまったのか分からない。
そして、最も留意してもらいたい3点目であるが、最近連載小説につまらない小説があることである。社内でどういう小説になるのか、作者の考えや構想を聞き検討されたうえで連載することを決めたことと思う。例え著名な作家であっても、新聞連載小説になると途端につまらなくなることがある。これは私のブログにも「つまらない新聞連載小説」と何度か取り上げたところ、Googleの定例月間レポートで、この朝日の連載小説がつまらないことについて書いたブログが、何度か1番アクセスが多かった。天下の朝日に掲載される小説がなぜ面白くないのか、編集者なら分かりそうなものだと思う。最近では最も退屈したのは3年前にほんの数か月間連載された多和田葉子著「白鶴亮翅」だった。作者も良く知られた人気作家で舞台もドイツなら読者に受けるとでも思ったのだろうか、こんな退屈で筋書きのわからない、つまらない小説はなかった。幸いその後直ぐ終わったから良かった。その点で現在連載中の門井慶喜著「夫を亡くして」は、詩人だった北村透谷が自死した後に残された妻のミナがアメリカへ渡り、英語をマスターして英語教師として逞しく生きていく姿を今日まで前向きに描いて、興味津々である。ただ、残念ながらこれにも挿絵がない。しかし、小説自体は朝日にとっては1点光り輝くものである。
気になる4点目は、連載中の4コマ漫画である。実は、漫画には興味がないので、目を通すこともなく、どんな漫画が掲載されているのかさえ知らなかったが、偶々昨日隣の記事を読んでいてつい目が漫画に行った。これが、「ののちゃん」という「いしいひさいち氏が描く連載漫画」で、驚いたことに連載9848回とある。まもなく1万回である。30年近くも長い間連載されていたのに、昨日まで全く気付かなかったことになる。ただ、個人的に厳しく指摘するなら、昨日の漫画の意味はまったく分からない。ストーリーにも漫画にもなっていない。漫画というのは、絵・イラストを見れば一目瞭然であるべきであるが、昨日の4コマ漫画はいくら考えてもその意図するところが理解出来ない。読者を煙に巻くのが朝日の不思議なところと厭らしさなのだろうか。まぁ謎解きのような面白さがあると言えば、そうも言えるのだが・・・。朝日ももう少し視野を広げ、目線を下げた方が良いのではないかと思っている。
6551.2025年4月20日(日) 復活祭をプーチン大統領が利用するとは?
日本ではあまり大きな話題にはならないが、キリスト教徒にとって今日は復活祭としてクリスマスと並ぶ記念すべき1日である。キリスト教では、イエス・キリストが十字架にかけられ処刑されてから、3日目に復活したことを記念してこの日を復活祭、イースターと呼んでいる。
第3次中東戦争直後に訪問して以来45年ぶりとなる2012年再びヨルダンを訪れた。その後初めて陸路イスラエルに入り、パレスチナ自治区も訪れた。そして東エルサレムの「嘆きの壁」を訪れてから、キリストが磔の刑に処せられたゴルゴダの丘にある聖墳墓教会を訪れた。教会内に入ったらちょうど教会内ではミサが行われていて厳粛な気分になった。ここはキリストのお墓でもある。何もかも古い話だと思うとつい軽く考えがちだが、歴史的な裏付けのある話で、イエス・キリストがこのゴルゴダの丘まで約600mのヴィア・ドロローサを十字架を背負って歩かされた末にここにたどり着いた。史実に則っているが、今では狭い商店街のヴィア・ドロローサの両側には小さなストアがびっしり建ち並んでいる。そして、その後パレスチナのベツレヘムにあるキリストが誕生した馬小屋、聖誕教会を訪れた。キリスト教については、あまり知識はないが、それでも観光地化したエルサレムでこのようにキリスト教に関する施設を訪れ見学してみると勉強になるし感慨深いものがある。
キリスト教国だけにしか、この復活祭には縁がないと思っていたら、あのロシアのプーチン大統領が、昨日ウクライナ戦争を復活祭に合わせて一時的に停戦すると突然宣言した。ロシアと言えば、一応主たる宗教はロシア正教である。トランプ大統領が就任前に自らが大統領になったらウクライナ戦争は即座に停止してみせるとホラを吹いていたが、結局は実現していない。そしてキリスト教信者というより、むしろユダヤ教徒ではないかと思えるトランプ大統領が停戦協議に匙を投げたところへ、ロシア正教のプーチン大統領が復活祭に合わせて30時間の停戦を言い出したのである。復活祭を都合よく利用しているという感じがしなくもない。
ウクライナのゼレンスキー大統領は、先月仲介案として提案したトランプ大統領の停戦案を拒否したプーチン大統領を信用していないと語っている。ゼレンスキー大統領は、これまでもロシアに対して現在続けている砲撃を止めて真の停戦を求めている。プーチン大統領が復活祭をこれ幸いとした停戦案には、ウクライナばかりでなくアメリカも素直に受け入れることはないだろう。
その点から考えると日本では一応仏教徒が一番多いわけだが、仏教にはこのような特別な日はない。仏教関係の主たる日としては、お釈迦様が生まれた4月8日をお花まつりと称したり、亡くなった2月15日、仏教誕生のきっかけとなった成道会12月8日があるが、これとて何かのきっかけとするような日ではない。むしろ日本では国民の祝日とか、祭日を当てはめているケースが多いのではないかと思う。