3278.2016年5月4日(水) テレビ東京の理不尽をBPOにアピール

 早朝から風が強いが、全国的に気温は高く都心でも27℃、奥多摩地方では30℃を超え今年初めての真夏日となり、今年最高の暑さとなった。困ったことに先日近くの郵便ポストが撤去されたため、止むを得ず強い風が吹きつける中をわざわざ郵便局のポストへ手紙を投函に行った。

 この手紙は放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会の委員長以下9名の委員に宛てて、テレビ東京による戦没者遺骨収集事業の虚偽放送と湯川秀樹博士の経歴に関して不注意なミスを2度までも犯したこと、そしてそれらを指摘したにも拘わらず、却って同社から不誠実で理不尽な対応を受けたことで調査をお願いしたものである。この件について放送の公共性と責務からテレビ東京への指導をお願いしたもので、A4版用紙5頁に亘りびっしり私の考えを具体的に書き詰めたものである。同委員会は川端和治委員長以下弁護士3名、映画監督1名、大学教授2名、ジャーナリスト・エッセイスト3名で構成されている。エッセイスト岸本葉子さんは高校の後輩である。どんな対応をしてくれるかは何とも言えないが、テレビ東京のあまりにも視聴者を無視し、取り合おうとしない上から目線の対応にしびれをきらして告発状を送ったものであり、希望的には何らかの意見を伺わせてもらえれば有難いと思っている。

 さて、終盤戦に入ったアメリカ大統領選挙インディアナ州予備選で共和党候補者ドナルド・トランプ氏がテッド・クルーズ氏に対して旗色が悪いとの前評判だったが、圧勝したことによりクルーズ氏は選挙戦から撤退することを表明した。この結果、トランプ氏の共和党大統領候補指名獲得が確実となった。これでこれまで対抗馬だったクルーズ氏をこき下ろしていたトランプ氏は、クルーズ氏がトランプ支援に回ると述べたことを受け、一転してトランプ氏をべた褒めである。撤退を表明するクルーズ氏に付き添うようにした1人の女性は、恐らく夫人であろうが、涙目でクルーズ氏を見つめている姿は哀れを誘うが、男同士は裏取引がまとまったのではないかと穿った見方をされている。つまり、トランプ氏が大統領に選ばれた暁には、クルーズ氏が副大統領に就任するとの約束だ。

 一方の民主党では、やはり勝つだろうと予想されていたヒラリー・クリントン氏がバーニー・サンダース氏に敗れた。若い層を取り込めなかったのが敗因と見られている。しかし、現状ではクリントン氏が依然優位にある。もし、このまま11月の本選挙でクリントン氏とトランプ氏が相まみえた場合、厄介なことになると考えている。特にトランプ氏の場合、大国アメリカの復活、アメリカ第一主義を叫ぶあまり少しでもアメリカにとって不利な外交関係を結んでいる国々に対して、バッシング発言を繰り返しており、恐らく世界中から歓迎されないスピーチを浴びせられるだろう。それでも多少本選を意識したのか、当選したらアメリカと同盟国双方が利益を得られる外交をとこれまで決して言ったことがないようなことを言い始めている。日本もアメリカも政治家というはどうもその言動が素直に受け取れない。

2016年5月4日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com