3734.2017年8月3日(木) 支持率回復を願い第3次安倍改造内閣発足

 6月に日本ペンクラブ理事に選出された報告を兼ねて、長年勤務していた小田急電鉄㈱山木利満会長と星野晃司社長に挨拶するため電鉄本社へ出向いた。社長は予定があったようだが、都合をつけられそうだと昨日秘書課より連絡があったので、お2人に会って挨拶旁々外から見る小田急電鉄と旅行業について私見をお話しした。

 1964年オリンピック開催時には、小田急電鉄は電車内のつり輪を5色にしたことが話題になったので、2020年にはどんなアイディアを企画しているかと尋ねてみたところ現時点ではまだ決まっていないと仰っていた。昔話を含めて他愛ない話に終始したが、取り敢えず理事就任挨拶を済ませた。

 さて、支持率挽回とスキャンダル隠しのため、今日第3次安倍改造内閣がスタートした。今回目立った人事で、個人的に格別気になっているのは、外務大臣に就任する河野太郎氏と農水大臣斎藤健氏である。

 河野氏は以前自民党内ではづけづけ物を言う革新的な言動で知られ、私自身期待するところがあった。しかし、一昨年10月国家公安委員長・行政改革・防災担当大臣に起用されるや、それまでの持論である原発再稼働反対の言葉を口にしなくなり、内閣内改革は消滅してしまった。保身に走って支持者への約束を裏切ったのである。そんな性癖で外相になって果たしてどの程度旧来の悪しき自民党体質を変えてくれるのか、自己弁護意識の強い人間性に疑問を感じた。外相としてどう日本の立場を世界へアピールすぐことが出来るのか、あまり当てには出来ないが、しばらくその仕事ぶりを注視したい。

 もうひとり注目している斎藤健氏は、かつて「知的生産の技術研究会」に講師としてに来られた際、高校時代の友人との関係から知り合うことになった。それが、埼玉県知事選で上田現知事選出辺りから、斎藤氏の考え方と行動に同意し得なくなり、以後こちらから近づくことを控えている。その後度々パーティなどへお誘いはあったが、これも遠慮している。知事選に際して、宗旨を変えたように感じて以来注目しつつ遠くから見るようにしている。元々優秀な旧通産省役人だっただけにどんな仕事ぶりをやってくれるのか、幾分気にはなっている。

 一部の真っ当な政治家を除いて、政治家、特に国会議員の欠点は、理想というより美辞麗句は言うが、一旦自分に利非ずと分かると恥も外聞もなく宗旨替えすることである。

 それは、来月行われる民進党の次期代表選に意欲を示している前原誠司・元国交相もそうだ。国交相当時、八ッ場ダム建設に反対を公言していたが、その地位を去るや建設賛成論が強まっても振り向きもせず、以降八ッ場ダム建設問題に触れることもなくなった。与野党に関係なく、こういうご都合主義な嘘つきが国論をリードしようとしているようでは、まったく将来に希望が持てない。そういう人物が懲りもせず国民を騙そうとしているのだ。

2017年8月3日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com