3719.2017年7月19日(水) 久しぶりにリクルート事件を考える。

 今日北九州を除く西日本地方から関東甲信へかけて梅雨明けとなった。このところ晴れ続きであまりにも暑く、もうとっくに梅雨は明けていたと思っていたが、今日まで空梅雨だったのだ。今日で東京の真夏日は連続15日になった。梅雨明けと同時に土用の入りとなった。今日は丑の日である。ウナギを食べたいところだが、脂っこいものは控えるよう医師から忠告を受けているので、残念だがしばし我慢せざるを得ない。

 駒澤大学公開講座も今日が前期最終日である。山田岳講師が講座「体験的ジャーナリズム論」で、先週まで力道山と出身地北朝鮮、及びヤクザ社会との付き合いについて3回に亘って興味深い講義をされたが、今日は共同通信記者として比較的現場に近いところで取材されたリクルート事件取材体験を話された。特にリクルートが疑惑から事件に変わった転機は、何と日本テレビが賄賂の現場を撮影したテレビ放映だったという。リクルート・コスモス社松原社長室長が衆議院議員会館内の楢崎弥之助議員室で、楢崎議員に500万円の札束を手渡す場面がテレビではっきり映像化されたのである。それを実行したのが、親しくさせていただいている菱山郁朗・元日本テレビ政治部長で、菱山講師から数年前この駒大の教室で観せてもらったものだ。

 あの衝撃的なビデオ画像が、後にロッキードと並ぶ戦後の2大疑獄事件となったリクルート政治事件にまで発展する証拠となったとは、意外でもあり、同時に10年間受講した駒沢大公開講座の印象に残る講座のひとつである。

 山田講師は、汗かきで講義中タオルで汗を拭き拭き、終始情熱的に話される。内容的にも臨場感を伝えてくれて興味深い。前期はここで一応の区切りだが、9月以降に楽しみを持ち越せることになった。

2017年7月19日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com