中国の天津で起きた爆発事件で多数の犠牲者を出したが、そのあまりの大きな犠牲に中国政府はショックを受け神経質に情報規制を行い、遺族が情報不開示に騒ぎ出す騒動となっている。それにしても倉庫内に大量の危険な化学物質を杜撰に保管していたが、それが火災爆発を起こし、その後の対応が消防隊をして消火作業で事故を拡大させたことは、大きなスキャンダルである。影響を受けた日系企業も当分営業を再開できそうもない情勢だという。人為的な事故ではないが、人災と呼んでも好いのではないかと思う。
そんな大爆発事故があったが、タイのバンコック中心街でも昨晩爆発騒ぎがあり20人以上の死者が出て、負傷者も100人を超えた。負傷者の中には日本人も含まれている。それが今日もまたバンコックで爆発事件が起きた。いずれも犯行声明こそ出ていないが、タイ政府と警察当局は、イスラム教徒と中国系ウィグル族が絡んだテロの可能性が強いと見ている。
意図的にせよ、意図がないにせよ、どうも世の中に危険を匂わせるようなものが差し迫ってきつつあるような感じがしてならない。これが終戦70周年の年の巡り合わせとなって、戦争なんかの前兆でなければいいがと思う。