世界中にテロが頻発している最中に、今朝6時過ぎ世界平和度ランキング最下位の北朝鮮がまたもや地対艦ミサイルを数発発射した。これで4週連続である。
狂ったような北朝鮮の挑発的行為は目に余るが、朝鮮中央通信によると朝鮮平和擁護全国民族委員会という長たらしい名前の委員会報道官が、安倍首相や稲田防衛相が北朝鮮の自衛的国防力強化について言いがかりをつけているとして、「今のように日本が騒ぎ立てるなら、有事の際にはアメリカよりも先に日本の領土が焦土化され得ることを知るべきだ」と恫喝的に警告した。言論の自由もお門違いでまったくお話にならない。
セルビアから一昨日一時帰国した山崎・ヴケリッチ・洋さんとピアニスト神武夏子さんと京王線仙川駅で待ち合わせ、近くの「東京アートミュージアム」で「東京陶芸三代展」を鑑賞した。それを企画した一般財団法人「プラザ財団」理事長の小中陽太郎さんと鑑賞後、都立大学駅近くのイタリアン・レストランで合流し、会話と会食を楽しんだ。山崎さんにこの企画を紹介し、鑑賞することになったのは、三代展の辻輝子、厚成、厚志氏の辻家三代の厚成氏が、玉川学園で学んだと知ったので、若干ずれはあるが、或いは玉川学園小学部で学んだ山崎さんとお互いに接点があるかも知れないと思ったからである。それぞれ異国で活躍している2人にとって縁があり、共通の懐かしい思い出もあるのではないかと思ったが、残念ながら辻厚成氏は居られず山崎さんを紹介することは出来なかった。
神武さんは、初対面の折に確か「古事記」について創作曲をCD化したと伺っていたので、「神武(コウタケと読む)」というお名前から推察して「古事記」との関連をイメージして、いつか「古事記」セルビア語版を翻訳、上梓した山崎さんを紹介する機会があればそうしたいと話したことがある。
山崎さんは世界情勢から、旧ユーゴ問題、セルビアに対する国際社会の目、宗教問題、マケドニアの存在などについて饒舌に話してくれて楽しいひと時となった。
ところで、現在補聴器を借りて試聴しているが、昨日駒沢大学公開講座では、特別よく聞こえるという効果はなかった。講師の話はよく聞こえたが、近くの受講者と話した限りではよく聞こえるといほどのメリットは感じなかった。今日は会話のやり取りにまったく支障がなかった。だが、まだまだいろいろな機会を捉えて試してみる必要がありそうだ。
さて、一昨日バルト3国とポーランドのツアーに参加することに決め、申し込んだ。9月初めの出発であるが、うっかりしていたのは旅券の有効期限を軽く見過ぎていた。10年有効の旅券だから期限切れは10月3日である。だが、実際には期限切れの3カ月前を期限と考えた方がよい。そのために、有効期限内に新しい旅券を申請することになった。
バルト3国よりポーランドに興味がある。ポーランドは、首都ワルシャワや古都クラクフより、一番の訪問目的はアウシュビッツ・ビルケナウにあるユダヤ人収容所である。今まで書物や映画でしか知らなかった強制収容所を何とか自分の目で見てみたいと長い間考えてきた。今までアラブ諸国、パレスチナ自治区のベツレヘム、東エルサレムの「嘆きの壁」などを訪れているが、第2次世界大戦でナチによる残酷なユダヤ人虐殺の痕跡は見学していない。これから健康面が年々懸念されるようになり一日も早く、ここは見ておくべきだと思い決断した。