3652.2017年5月13日(土) 甥っ子のジャズ演奏を楽しむ。

 日韓関係で最も厄介な問題になっている慰安婦問題解決のための2015年日韓合意につき、昨日国連の「人権条約に基づく拷問禁止委員会」が、被害者への補償などが不十分として合意の見直しを勧告する報告書を発表した。韓国にとっては願ってもない勧告であり、内心「しめたっ!」と思っているだろうし、日本政府にとっては、困ったと思っている筈である。

 しかし、国連という最高の國際機関の一部組織とは言え、内容に不十分な点があると判断し、両国政府が正式に取り結んだ協議内容を一方的に見直しするような勧告は、無法社会を助長し、國際ルールを形骸化させる結果になるのではないかと疑問に思う。敢えて言えば、国連の越権行為ではないかと憂慮している。

 同委員会には法的拘束力はないと言うが、早くも韓国メディアはこの勧告を有頂天となって取り上げ、事実上国連が合意再交渉を求めたものだと報道している。

 2つの国家がお互いに対等の立場で相互に納得して契約したその協議内容が後になって、どちらかの国にとって不都合となって不平等と唱え、再交渉を求めていることに加担するように再交渉を勧告するというのは、非植民地と植民地、或いは支配国と従属国のような圧倒的にお互いの立場に優劣の差があり、不条理な契約を押し付けられた謀議に対して異議も反対も出来ないような同情出来るようなケースを別にすれば、第三者があまり口出し出来ることではないと思う。それを国連の一機関が行ったことにショックを覚える。

 この点について、日韓両政府の正式なコメントはまだ聞いていないが、合意されてまだ2年も経たない協議内容がいとも簡単に破棄されようとし、それを韓国国民の強い支持に負けた政府が再交渉に腰を上げようとして真っ当な外交交渉を蔑ろにするような国家とは、今後交渉や、契約、協定など外交的な話し合いの機会を持つことにも懐疑的にならざるを得ないと思う。

 こんな理不尽なことが許されるのだろうか。これから反日的大統領を選んだ韓国と一衣帯水の日本は、どういう道を歩んで行けば好いのだろうか。

 さて、夕方になって甥がリーダーを務めているジャズ・カルテットのライブを楽しみに横浜・関内のライブ・ハウスに妻と出かけた。このグループが結成されて5年になり、近々CDを出すという。今日のグループ‘IMAGE’は、甥がリーダーらしく3人のジャズ・メンを上手にリードしているように思った。今日の演奏曲はすべて甥が作曲したもので、甥は元々ベースを主に活動しているが、今夜はベースをやった後にピアノを弾いていた。司会進行も冗談を交えながらそつなくこなしていて贔屓目だが、中々の出来映えだと思う。妻ともども久しぶりに甥のジャズ・ワールドを覗いたように思った。好きなことを楽しみながら生活するのは、中々苦労が多く大変だと思うが、前向きに頑張ってほしいと心より声援を送りたい。

2017年5月13日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com