3647.2017年5月8日(月) 第19代フランス大統領に39歳のマクロン氏

 昨日行われたフランス大統領選の結果、投票総数の約2/3を獲得したエマニュエル・マクロン氏が国民戦線党首のマリーヌ・ルペン氏を退け、今月半ばにオランド現大統領に代わって次の次期フランス大統領に就任することが決まった。39歳のマクロン氏は、フランス大統領史上最も若い大統領となる。EU離脱や移民規制に反対していたマクロン氏の当選は、EU諸国ばかりでなく広く世界から注目され、期待されている。今年1月トランプ・アメリカ大統領の登場以来、内向きの保護主義やポピュリズムの空気が濃くなりつつあったが、ひとまずブレーキがかかった。トランプ大統領は早速得意のツィッターで祝辞を伝えたようだが、果たして本心はどうだろうか。既成政党出身でないマクロン氏は政党に属していないため、今後議会運営に相当気を遣わされることだろう。来月その国民議会選挙が始まる。自らの派にはひとりも議員がいないために、首相と閣僚を決めるうえでも多数派の野党と話し合い、談合をしなければならないのではないか。

 但し、わが国では選挙の結果に好感をもたれ、フランスがEU市場に留まるとの見方が評価され、日経平均株価が今日1日で450円も上がり、終値は一気に19,895円まで跳ね上がって今年の最高値となった。

 明日は、お隣りの韓国で朴槿恵・前大統領罷免後の大統領を決めるため選挙が行われる。投票前の予想では、15人の立候補者の内、有力視されている5人の候補者は揃って反日家と見られ、いずれの候補者も一昨年の日韓合意は再交渉されねばならないと主張しており、日韓関係は相変わらずギクシャクしたものになるであろう。

 偶然であろうが、先日韓国で行われたサッカーのアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)で、韓国チームと対戦したJ1川崎フロンターレ応援団が振りかざした旭日旗が、韓国応援団に奪われるひと悶着があった。韓国側は旭日旗を振り回すことは、差別的だとしてアジア・サッカー連盟に訴え、同連盟は韓国側の訴えを受け入れ川崎に対して罰金と無観客試合1試合の処分を下した。

 これに対して菅義偉官房長官は、旭日旗は差別的ではないとのコメントを述べた。しかし、韓国には、日本植民地時代に支配者日本に散々痛めつけられたとの過剰な意識が根強く、大日本帝国海軍艦船にへんぽんと翻った旭日旗は、見るだけで恨み骨髄だったのだろう。それにしても冷静に考えて、日本としては例え差別ではないとしても、相手が嫌がる行為を目の前で行うこと自体が問題ではないだろうか。敢えて韓国国民が嫌がる旭日旗を掲げるまでもなく、他にいくらでも選手を応援する手段はある筈である。こういう手近なところから相手の気持ちを斟酌する気持ちを持たないと、韓国の反日感情もそう簡単には消えないのではないだろうか。その点に目をつぶり暗黙の内に韓国人が嫌う行為を安直に認めるような官房長官の発言は、政府高官の発言として火に油を注ぐことになりかねないと思う。日韓双方の自己主張ばかり強い話ぶりでは、大統領が誰になろうとも日韓関係の歩み寄りは早急には期待出来そうもないと悲観的に考えざるを得ない。

 さて、一昨日下腹部の具合が悪くなったので、森内科で診察してもらい血液検査を受けたその結果を教えていただいた。白血球が9600(基準数値3300~9000)、CRPは1.69(基準数値0.3以下)でこれは私の印象としては、いずれもちょっと高いような感じがしている。実際CRPは3月には0.43だった。しかし、森先生の診察では結果的にそれほど気にすることはないとの診断だった。ともかくまずはホッとした。

2017年5月8日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com