3640.2017年5月1日(月) 安倍首相、憲法改正を公言

 今日からいよいよ五月、皐月である。爽やかな気候のイメージが強い今月はきっと爽やかな思い出や出来事が期待出来るのではないかと楽しみにしている。

 ところが、今日の荒れた天候は極端に変化が激しく、その変化の度合いも激しかった。午前中銀行へ出かけたところ、パラパラと小雨が降り出し小走りに銀行へ飛び込んだ。傘を持参していなかったので、これでは帰りは東横線・都立大学駅から自由が丘駅まで1駅乗ってバスで自宅まで帰ろうと考えたが、銀行を出たら空はいつの間にか晴れ渡っていたので、そのまま歩いて帰宅した。ところが、午後になって今度は激しい雷鳴が轟いたり、雨が降ったり止んだりした。各地に落雷やヒョウも落ちてきたようで、夕方のテレビ・ニュースでは世田谷の雨模様を伝えていた。どうも全国的に変わりやすい天候で、気温もかなり高かったらしい。

 皐月の初日としては、とても爽やかな気候と呼べるようなものではなかった。

 さて、少しずつ朝鮮半島の緊迫した空気の中に巻き込まれつつある自衛隊は、安全保障関連法に基づいて海上自衛隊の護衛艦「いずも」が今朝横須賀を出港した。護衛艦とは言え、全長200mを超える空母である。この後アメリカ海軍の補給艦と合流して、四国沖まで航行してシンガポールへ向かう。本来の業務の途中でアメリカ軍への補給業務が組み込まれたのである。日米安保条約、安全保障関連法のせいで日本はより一層アメリカ軍へ協力、支援する形が強くなり、一歩一歩戦争へ向かっていく。

 今や安倍政権の保守化、右極化の動きは留まるところを知らず、首相は今では憲法改正をはっきり口に出している。昨日イギリスから帰国して今日は憲法改正を目指す超党派国会議員の集会で、改正の機運が高まってきたとはっきり公言した。憲法公布後70年を迎えた今年3月、自民党は総裁任期を2期6年から3期9年まで務められるよう党則を改正した。これにより安倍首相は2021年9月まで首相の地位に留まることが可能となった。こうなれば、じっくり憲法改正について取り組むことか出来る。念願だった自分の力で堂々憲法改正をしようと自分自身に言い聞かせているに違いない。その表れが、今日自衛艦をアメリカ軍に協力させて、戦火へ針路を向けたことである。

 分からないのは、これだけ国民、特に沖縄県民の気持ちを踏みにじり、森友学園問題では首相夫妻が役所に何らかの口利きをやるようなスキャンダラスな行為を行っていながら、内閣支持率が一向に下がらないことである。何だか世の中がおかしくなっているのではないか。想像も出来ないようなことが起きそうな嫌な予感がする。

2017年5月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com