昨日韓国を訪れていたアメリカのペンス副大統領が、今日日本を訪れた。一足先に来日中のロス商務長官が二国間貿易協定について意見交換をしていたが、副大統領はこの問題にもちょっとプレッシャーを与えながら、本音である朝鮮半島における北朝鮮の出方について安倍首相と話し合った。
北朝鮮では25日に建軍節、いわゆる朝鮮人民軍創設85周年を迎えるが、この日に核、ミサイルを打ち上げる可能性が取り沙汰されている。アメリカは今のところ何らの示唆的言動をせずに、北朝鮮の出方を見守っているところだ。
ところが、どうも気がかりなのは北朝鮮高官らの発言が、攻撃されれば反撃するというそのターゲットが、韓国であり、日本であるということだ。特に拉致問題の交渉で日本と渡り合った、北朝鮮側代表だった宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使が、一旦戦争への火ぶたがきられれば、日本が最も反撃の対象となるような恫喝的な発言を平気で行っていることである。今日も日中のテレビでは、専門家を交えて、もし日本に向けてミサイルを発射した場合の反撃、防護の方法などを解説していたが、発射後5分以内に到着するミサイルをすべて撃ち落とすのは絶望的ではないだろうか。それにしても平和な日本に暮らしながら国土防衛とか戦争なんて普段考えてもいないことを、不意に現実のものとして考えるのは極めて難しい。テレビでは緊急訓練なども紹介していたが、こんなニュースが日常的に流されるようになっては、市民はとてものんびり暮らすわけには行かなくなる。当分気になる話である。
さて、地球の気象がいよいよおかしくなったのか、先日北海道で雪が降ったが、今日も室蘭市内でかなりの降雪があった一方で、群馬県高崎市の気温は30℃を超えた。北朝鮮がいつもながら常軌を逸した行動を取っているが、自然現象まで北朝鮮に右へ倣えをしているようだ。