熊本地震が起きて今日でちょうど1年になる。熊本県庁では犠牲者の追悼式が行われ、安倍首相も参列された。各テレビ局とも当時の惨状と1年間の復興の様子を頻りに流していた。東日本大震災からすでに6年が経つが、津波と原発があった分熊本よりより苦労は多かったと思う。だが、熊本でも避難地区から戻ることが出来ない人たちがまだたくさん残されている。愚かなKY大臣・今村雅弘復興相のように、自主避難は個人の判断などと無責任はことを言っているうちは、被災者は救われない。
今日は毎年恒例の小田急社友会総会が、いつも通り相模大野駅傍の「相模大野ホテルセンチュリー」で開催された。小田急電鉄は今月1日付で役員人事の変更があり、会長と社長が交代した。社長には新たに星野晃司氏が、会長には山木利満社長が、大須賀頼彦会長は取締役相談役になった。星野新社長が自己紹介を兼ねた挨拶の中で、小田急の現状、特に女性社員が増えたことを取り上げ、運輸現場に40名以上の女性がいて、初めて女性駅長が誕生したことなどについて触れた。
かつて役員人事は一般的に6月の定例株式総会で承認されて決定していたのに、今回前倒しで新役員人事が機能するのは、株主に対して問題はないのだろうかと山木会長に尋ねてみた。それは若干あるようだが、これまで6月に新役員を決めると新年度スタートに2カ月遅れることになり、そのタイム・ラグが問題だったという。それより新年度のスタートに合わせて新人事をスタートさせる方によりメリットがあると言っておられた。阪神、阪急、東急など他の私鉄もそうやっていると聞き、時代が変わっていることを思い知らされた。山木会長と大須賀相談役とは1年ぶりに話をして、僭越だが、日本ペンクラブ理事に選出されたことを話して、6月総会で正式承認後に改めて挨拶に伺うことを伝えた。
さて、先月末千葉県我孫子市でベトナム国籍の小学校3年生の女児、レェ・ティ・ニャット・リンちゃんが、何者かに襲われ殺害されて大きなニュースになっていたが、今日容疑者が身柄を拘束されたとの臨時ニュースが伝えられた。一日も早く捕まることを誰もが願っていたが、捕えてみれば、容疑者は彼女の小学校の保護者会長だと聞いて愕然とした。自分の子ども2人も同じ学校に通っていた。通学途上で生徒の安全管理をしていた保護者会長が、こともあろうに生徒を連れ去り殺してしまったのだ。保護者のひとりは、これでは怖くて保護者が安心して子供を学校に通わせられないと言っていたが、気持ちは分かる。こんな非常識で馬鹿げたことを誰が想像することが出来るだろうか。容疑者はまだ事件について黙秘しているらしいが、これから少しずつ実態が明らかになるにつれ、想像外のことが明らかになるかも知れない。暗い話である。
いよいよ明日は北朝鮮で、金日成生誕105年を祝う祭日である。核実験か、ミサイル打ち上げをやるのではないかと噂されている。もし、そうなったらアメリカ軍が北朝鮮を攻撃する恐れがある。そのヒントというか、牽制としてアメリア空軍は、昨日アフガニスタンでISの地下施設を破壊するため、大規模爆風爆弾「モアブ」を使用した。どうも臨界状態に達しつつあるような雰囲気である。それでも北朝鮮は核実験を強行するのだろうか。
明日の北朝鮮の動きが気にかかる。