一昨日から今日にかけて日本海側の北陸、西日本から九州方面に大雪が降った。鳥取市内では平年の約10倍の積雪量だという。夕方には積雪地帯の長野県全域にかけて大雪警報が発令された。
アメリカでは安倍首相とトランプ大統領が首脳会談を行った。夜のニュースで見る2人の信頼及び愛情の表現と立ち居振る舞いがちょっとぎこちないし、わざとらしい。そのまま2人はフロリダ州の大統領の別荘へ向かった。友好関係も好いが、トランプ大統領が指摘していた肝心な日米貿易不均衡問題については後回しにされた。果たして本題を理解し合えるのだろうか。西日本の天候同様に、こちらも表面的にはともかく、本当のところはおかしくならないだろうか。
さて、久しぶりに吉祥寺で「今キューバが熱い」のテーマで講演を行った。ゼミで1年後輩の佐藤博信さんが理事を務めるNPO「吉祥寺村立雑学大学」の依頼によるものである。12月発行の「知研フォーラム」に寄稿した内容と同じ話をパワー・ポイントを使って説明した。質問時間を含めて約2時間の予定だったが、予定通りの休憩を取らずに説明に没頭して、時間的にはやや中途半端になりいつもとは違って珍しいことに時間が余ってしまった。時間が余ったために私の武者修行体験談を話したり、3年前に上梓した「南太平洋の剛腕投手」のエピソードまで話すことになってしまった。受講者は熱心に耳を傾けてくれたので、それでも良かったのかも知れない。
今日もキューバが社会主義的な土地解放、義務教育制度と医療制度の無料化を成し溶けた素晴らしさ、特にカストロやゲバラら革命家の無私無欲で権力志向のないこと、市街地が清潔であること、などについて、殊更強調した。
これからまだいくつか溜まっている宿題をこなさなければならないと思っていたところ、帰宅してみると「知的生産の技術研究会」(略称:知研)の八木哲郎会長から手紙をいただいていた。前記「知研フォーラム」最新号に寄稿したキューバ・レポートについて知研で輪読を行おうという提案だった。どういう形なのか、判然としないので、明日にでも八木会長に尋ねてみようと思っている。