わが家でも漸く白梅が綻びだしたと思ったら今日からまた急に冷え込みだした。水戸の偕楽園でも一面白銀の世界となり先日観梅に見えていた入園者も今日の積雪にはびっくりであろう。西日本を中心に明日、明後日と大雪警戒警報が発令されている。明日、明後日とも外出するので、少々気がかりである。
先月大雪が降った鳥取県智頭町では国道に約300台もの車が渋滞した。これに懲りた町では対策に大童である。その一方テレビ・ニュースによると、道路沿いの家に住む高校生家族が先月の渋滞時に車の利用者に飲料水を補給していたようだが、今回渋滞で困るであろう人たちのために寒い中でインスタント食品を準備している姿に感銘を受けた。困っている人を助けようとするボランティア精神が素晴らしいと思うし、こういうところが、日本人の優しいところだと思う。このような何気ない思いやりの心は出来るだけ見習いたいものである。
さて、先日来小中陽太郎さんから小中さんの近著「上海物語~あるいはゾルゲ少年探偵団」について短評を書くよう勧められているが、すでに本ブログに書いたように中々時間が取れずに月末に伸ばしてくれるようにお願いした。ところが一応OKだったのだが、400字程度の文なら夜にでも書けるだろうと発破をかけられてしまった。
そこまで仰るなら書きましょうと請け負ったところ、20分置きに5回もメールで叱咤激励文が送られて来た。何とか取り組もうと重い腰を上げたところだ。
書物にも登場する友人山崎洋母子について書くようアドバイスされたので、彼との付き合いについて書き始めたところである。山崎洋さんとの付き合いを思い起こすと、今から33年前の1984年に文部省教員海外派遣団で全国の先生方と1ヶ月かけて、旧ユーゴスラビアのリエカ市、イタリアのボルツァーノ市、アメリカのミルウォーキーを訪れ、最初の学校訪問地旧ユーゴで通訳として活躍してもらったのが始まりである。以後彼が日本へ帰って来る度に会って、最近ではほぼ毎年のように会い、時にはゼミの仲間にも声をかけて交友を深めている。書物ではゾルゲ事件の項でゾルゲの仲間、ブランコ・ブーケリッチの子として登場する。何とか2~3日の間に書いてしまおうと考えている。
明日の日米首脳会談に備えて今夕安倍首相一行が羽田空港を発ち、ワシントンへ向かった。