3545.2017年1月26日(木) 想像もできない幻想社会が出現

 ほぼ3カ月毎に3人でランチを共にしている。兄の高校時代の友人で南極に何度も観測に行っている地球物理学者の神沼克伊さんと兄、そして私の3人で今日も新宿のホテルで肩の凝らない積もる話、積もらない話を思い切って話し合った。神沼さんは地球の地質や地殻に詳しいばかりでなく、外国にもしばしば出かけておられるので外国事情にも詳しい。私が訪れたことがないマダガスカル、アゼルバイジャン、コロンビアなどにも出かけられ、3月には上海から重慶まで長江遊覧を楽しまれるという。そんなことから共通した話題も多く、楽しい会話となった。3月に家内の3回忌を迎える兄はあまり海外へ出かけたことはないようだが、それでも高校時代の思い出話などに楽しいひとときを過ごすことが出来た。

 さて、相変わらずのトランプ砲の炸裂である。効果的だったのは、アメリカのダウ平均株価が史上初めて2万㌦を超えたことである。早速トランプ大統領は得意のツィッターで「グレート!」と繰り返した。メキシコとの国境に壁を作り、その費用もメキシコに払わせるなど傍若無人の発言を繰り返してメキシコ政府に不快感を与えたにも拘わらず、鞘を納めないトランプ氏に対してメキシコのペニャニエト大統領も流石に我慢ならないと思ったのか、予定していた訪米計画を取り止めると言い出した。

 国際機関の分担金についても停止すると述べ、国連への供出金を削減すると言い出している。アメリカの国連への分担金は加盟国の中で最も多く、仮にアメリカが分担金を減額したら国連の維持も微妙になってくると思う。自らの意向が通らないと駄々をこねるのはまるで駄々っ子で、アメリカの信頼に傷をつけることにならないだろうか。

 国際社会にあっては、お互いに友好的な外交関係を努めて堅持しようと心がけるのが、阿吽の呼吸であり、どこの国も願っていることである。しかし、中にはそうでない異常な国もある。その典型がトランプ氏が新大統領となったアメリカである。いろいろ他国との交渉で無理難題を吹っかけて、アメリカだけにメリットがあればそれで佳しとする偏屈者にはこれから世界中が悩まされそうだ。

 その偏屈者国家として最近の韓国の異常な反日行動が目立つ。何でもかんでも日本の言動に反対するのだ。今日韓国が示した奇想天外な出来事は、長崎県対馬の寺院から韓国人窃盗団が盗んだ日本の文化財を日本の所有主に返さないとの判決を下した韓国の裁判所の非常識である。

 2012年に対馬の寺院から韓国人に盗まれた仏像について、韓国の大田地裁が自分の寺の財産だと主張した韓国の寺院の言い分を認めて、仏像を韓国の寺院に引き渡すとの判決を下した。事件発覚以来韓国の寺院が、この仏像は14世紀に日本の海賊・倭寇によって略奪されたものだと引き渡しを主張していた。だが、その証拠もなく、韓国政府ですらその可能性は少ないと認めていたものである。ドロボーが奪ったものを自分の財産だと主張するには根拠が薄弱すぎるようだが、これをやってしまうところが現在の反日国家・韓国らしい。これこそが「盗人猛々しい」を地で行っている行為だ。

 当の寺院の韓国人僧侶は「時期を突き詰めれば日本が盗んだことが先です」と悪びれない。あるソウル市民は「盗んできたとしても私たちのものを戻してきたので、大きな問題にはならない」。韓国警察の担当者にして「日本は盗難防止対策が不十分で盗むのは難しくない」と驚くべきことを言わしめている。

 韓国にかかっては「正しいのは韓国。悪いのはすべて日本」と決めつけられ、何でもありとされそうだ。今や日韓関係がぎくしゃくしているが、この調子では当分収まりそうもない。

 日本の周辺を見てみれば、奇妙な国ばかりが現れつつある。まるで幻想の世界のようだ。

2017年1月26日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com