3539.2017年1月20日(金) いよいよアメリカに嫌われ大統領誕生

 今日は暦の上で二十四節気の大寒に当たる。寒いわけである。北日本から日本海沿岸はもとより、北九州にも雪が降り、都内でも赤坂や東京スカイタワー周辺では雪が舞っていた。我が家近辺にはまだその兆候はなかったが、夕方になりほんの少しちらほら降って来た。空はどんよりと曇り、重苦しく、ただならぬ空模様につい何か不吉な予感をイメージさせる。

 考えてみれば、何と選りによって日本時間今夜半、アメリカの首都ワシントンで、近年最も好感度の低いトランプ大統領の就任式を迎える。ワシントンでも寒く雨が予想され、気象も恰もアメリカの前途を懸念しているかのようだ。相変わらずトランプ砲は止まるところを知らない。それでもアメリカは、自国の大統領交代式には、海外諸国へ存在感をアピールするため、かなりの経費を注ぎ込んで派手な舞台を演出している。同時に、過去に覚えのないくらい、公式・非公式を交えたあらゆる情報がメディアの間で飛び交い、それについてテレビで専門家が解説してくれる。テレビでは就任式まであと何時間と刻々と伝えている。実際の就任式は日本時間の真夜中になるため、明日の朝刊に就任式の記事を間に合わせようと朝日新聞は遅く配達されると連絡があった。

 トランプ氏がアメリカを再び偉大な国にするという選挙期間中からのメッセージは、当面アメリカにとっては佳しとしても、他国の利を蔑ろにしようとする本音がどうも見透かされて各国から警戒されている。自分さえ良ければ良いとのあまりにも利己的な主張が、長期的に見て果たしてアメリカを偉大な国にしてくれるだろうか。とにかく言いたいだけ言って、相手をしり込みさせるというやり方は、長続きしないのではないかと思う。

 就任式会場周辺では、反トランプの人々が大勢集まっているが、大きな波乱がなければ好いと思っている。それにしてもこれまではアメリカの大統領就任式では、世界中から注目されて華やかさと夢や期待感が伴ったものだが、今やそんなことより挫折やスキャンダルが心配されるようになった。何と夢のないことよ!

2017年1月20日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com