3520.2017年1月1日(日) 新年は母校のグランドで

 澄み切った快晴の青空に祝福されるように新年を母校のグランドで迎えた。例年通り湘南ラグビー祭に参加するため、お屠蘇を飲まず車で母校湘南高校へ出かけた。自宅から40㎞、50分である。グランドでOBチームと現役チームの練習試合をしばらく観戦した。昨年県大会でベスト8に残り神奈川新聞にも称賛された現役チームの活躍ではあったが、やはり大学でプレイしているOB混成チームの方に一日の長がある。だが、新年度のチームも部員が揃い身体もしっかりしているようなので、新チームには昨年以上の活躍を期待したい。

 試合後OB会総会を終えて懇親会でお母さん方の手によるカレーライスをいただき、現役メンバーを紹介の後、前OB会長である私が、後輩たちに話をした。スピーチのポイントは2つあり、1つは若いうちに極力ひとりで海外へ出かけて世界各地でその場の出来事を臨場感で感得することを求め、そのことは人生を生き抜くうえで大切なことであるということである。もうひとつは、読書はもちろんであるが、できるだけ文章を書くことを習慣づけるように、特に日記とか、手紙を書く習慣を身に付けるようにとアドバイスをした。手紙については、仮に手紙をもらったら必ず返事を書くことと、物をいただいたらお礼状を差し上げることも当然の行為だと付け加えた。

 最年長の武智さんがお茶で乾杯の音頭をとったが、右手で高く杯を上げることを強く言っておられた。武智さんは私より1年年長であるが、やはり近頃の若者に対して日頃思うところがあるようで、彼らは握手を左手で行うことがしばしばあると言って嘆いておられた。時移り時代が変わっても、変わってはならないことがある。日本の文化などは、テレビCMの影響もあり、左手で箸を持ったり、扉が右手前である筈なのに左手前だったり、そういう文化を壊すようなことは注意しなければいけないとお互いに意気投合したところである。

 今年のラグビー祭には、これまで毎年来られていた4年先輩の時山さんが姿をお見せになられなかった。きっと体調があまりよくないのではないだろうか。近年OBの間でも亡くなる人が増えたので、ちょっと寂しく感じている。

 高校を卒業して今年60年になるが、いつまでも同じ部活をともにした仲間たちが、このような楽しく懐かしい場に参加できるのは、素晴らしいことであり嬉しいことである。3年間の高校時代に勉強ばかりでなく、部活に精一杯没入したことはその後の人生にとって大きなプラスになっていることは間違いない。

 同期生の大島くんとも来られるうちは、これからも出来るだけ来るようにしようと約束して別れた。

2017年1月1日 | カテゴリー : 未分類 | 投稿者 : mr-kondoh.com